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はてなキーワード:任意後見とは

2025-12-17

じゃあ「終活」って、結局なにやればいいのかという話


終活がここ最近ずっと流行っている。

下手すると40〜50代から終活やってる人もいるけど、正直アホかと思う。

正気とは思えない。

終活に関わっている人間で、「終活とは何か」をはっきり説明できるのは、高齢者日常的に関わっていて、かつ相談業務を担っている人間だけだ。

具体的には、病院メディカルソーシャルワーカー介護施設相談員、役所ケースワーカー

こいつらは終活の本当の意味を知っている。

話が逸れた。終活とは何か、という定義は一旦置いておく。ここではまず、「意味のない終活」と「意味のある終活」を並べてみる。

意味のない終活

人間関係断捨離

身の回りの物の断捨離

葬儀への希望を考える

・墓や骨に関する希望を考える

献体


意味のある終活

・所持している口座、証券類、保険類をリストアップ

・既往歴、飲んでいる薬、かかっている病院等をまとめる

・サブスクや様々な契約等をリストアップ

・出生から現在までの戸籍を整理

親族と死後のことについて話し合う

任意後見契約


どうだろう。

共通点も薄いし、粒度バラバラものが並んでいるように見えるかもしれない。


じゃあ改めて考えてほしい。終活は何のためにやるのか。


自分が納得のいく死に方をするため」?



違う。

死に関連した手続き対応を、スムーズに進めるためだ。


人はそう簡単に死なない。

まず慢性疾患になる。全身が痛くなり、動くのもしんどくなる。

だんだん認知機能が落ち、場合によっては入退院を繰り返し、介護保険サービスを使うようになる。


この過程で、自分自身の客観的情報が整理されていないと、本当に詰む。

病気は? 薬は?財産は?

一生懸命葬儀のやり方を考えておくことなんて、死に近づく過程では一ミリも役に立たない。


実際に死んだあと、戸籍財産全体像が分かっていると、親族はめちゃくちゃ楽だ。

これが分からない、しか親族間で揉める、となると年単位の泥沼が始まる。


葬儀なんてしなくていい!献体してくれ!」じゃなくて、お前の口座を全部リストアップして、冷蔵庫に入れておいてくれ、という話だ。


老いときに何が起こるのか。

特に「誰が」「何を」やるのかを、自分のケースに置き換えて考えてほしい。

そこから逆算して必要ものを用意する。

それが終活だ。

死ぬ側が一方的ホスピタリティを期待して、わがままを叫ぶことではない。


特に迷惑をかけたくない」「できるだけお金をかけたくない」は、元気なうちによく言いがちな戯言だ。

迷惑はかかる。

認知症になれば、排泄が一人でできなくなれば、倒れたら、必ず誰かの手が必要になる。

その“助け”が入りやす状態を作ること。

それが本当の意味での「迷惑をかけない」だ。

多くの人は、自分死ぬまで元気で、最後はぽっくり死ねるという誇大妄想を抱いている。

から死ぬ瞬間のことだけを一生懸命考える。

さて、ここまであえて触れずにきたが、終活において「しっかり動いてくれる親族いるか」は、最重要ファクターだ。

いるなら、その親族積極的関係を作っておくことが一番大事

迷惑をかけたくない」と言って連絡も取らない、なんて愚策は論外だ。

死ぬ直前まで円滑な関係を維持する努力をすべき。

一方で、そうした支援者がいない人はどうするか。


金があるなら、任意後見契約検討してほしい。

要するに「死後事務」を誰にどう任せるかという話だ。

依頼する相手は、「自分が85歳のとき相手は何歳か」を必ず考えること。

親族もいない、金もないなら、行政支援積極的に使うしかない。

具体的には、地域包括支援センター関係性を作ること。

地域の集まりに顔を出し続けること。

介護サービス忌避せず、必要になったら使うこと。

ちゃんとレールに乗っていれば、悲惨な死に方にはならない。

以上が、終活についての基本的な考え方だ。

国も本当は、これくらいはっきり言いたいはずだ。

ただ、「しっかりした子どもいるかどうか」で話を分けるわけにもいかないし、墓探しからでも興味を持ってもらえる方が都合がいい。

から終活とは何か」をずっと濁し続けている。

衰えるほどに人と関わること。

自分情報を整理して、いつでも共有できるようにすること。

終活は、それだけでいい。

Permalink |記事への反応(1) | 00:07

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2025-05-25

anond:20250524210813

親が認知症になる前に任意後見制度を申し込んでおいたほうがいいですか?

Permalink |記事への反応(0) | 17:43

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2022-07-20

anond:20220720073755

任意後見人のが友達でもなれるからカルト宗教悪用するというのと、

裁判を経由しないと使えず、親族などから訴えないと適応できない成年被後見人とは別物だろう。

カルト宗教悪用することを前提に制度づくりをしないとならないのはそうだ。その上で任意後見人をカルト悪用するから成年被後見人は良くないって筋違いもいいとこ。筋違い批判詐欺師カルト宗教がよく使う手口だな。

Permalink |記事への反応(0) | 07:41

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anond:20220720073637

様々な自治体成年後見制度Webページを見ろよ成年後見制度任意後見制度併記されてるから

Permalink |記事への反応(1) | 07:37

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anond:20220720073302

成年被後見人の話をしているが。

カルト宗教は人を騙す詐欺組織という側面もあるから法律として裁判要件を決めて枠組みを作らんとならん。

任意後見人の話を混ぜ込むということ自体カルト宗教宗教を混ぜ込んで宗教から叩いてはならないみたいに、境界をわざとぼやかして非難対象にさせないという統一教会工作か?

Permalink |記事への反応(1) | 07:36

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anond:20220720072952

任意後見制度は本人が老後に備えてやっておくもの

任意後見人には"お友達"もなることができるんや

Permalink |記事への反応(1) | 07:33

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anond:20220720072156

カルト成年後見制度(および任意後見制度)は悪用されている面もあるんやで?

Permalink |記事への反応(1) | 07:27

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2022-04-18

anond:20220418162424

分かった。任意後見人付けて財産処分の一切を任せるわ

Permalink |記事への反応(0) | 16:29

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2021-06-19

父がいない父の日を初めて迎えるにあたり

昨年の秋、父が70少し過ぎで身罷った。

40年来の糖尿病持ちであったが、ずっと血糖値自己管理ができていたのと母が食事カロリー計算をしていたこと、あとはおそらく運が良かったのもあり、長患いにしては失明することも足を切ることもなく元気に過ごせていた。

ただ、最後の1年は認知症になって血糖値自己管理ができなくなり、高血糖入院したが医者喧嘩して退院した後、週一で在宅看護を頼んで自宅療養して様子をみていた。血糖値上下はありながらも比較平穏に過ごしていたが、最期の1週間は急速に弱って歩けなくなり、在宅介護と在宅医療の準備を進めていた矢先に心不全急逝した。

結局は長年の糖尿病で体が全体的に弱っていたのが諸々の引き金となったということなんだと思う。

認知症になるにはだいぶ若い年齢だったことに加え、普段の会話にはあまり自然な点はなかったこから発見が遅れ、高血糖入院した際に医者に「認知症の疑いがあります」と言われて検査したらそれなりに進んだアルツハイマー認知症(脳血管性もちょっとある)で、要介護2に認定された。

父が要介護になる少し前に、増田義母(80代)もある日突然歩けなくなり、要支援から介護4にジャンプアップしたことから介護に関する多少の前提知識は持っていたため、介護関連の手続き増田が引き受けた。

一昨年~昨年にかけてかなりバタバタして、「さぁ、これから本格的に在宅介護だ頑張るぞ」と気合を入れた矢先の突然の別れだったので、悲しさよりも拍子抜けした感が先に立ち、その後も涙に暮れて過ごすという感じにはならなかった。

母も兄も同様で、家族にあまり悲壮感はなく、家族みんな「やれる事はやった末の結果だ」とは思っている。

もっと早く気づいていたら」とあの状況を回避する世界線を今も考えるが、どうにかなるビジョンが思い浮かばないので、おそらくどのルートを辿っても詰んでいたということだろう。

今月、母がワクチンを接種した。

実家が全国屈指のワクチン予約困難地域であるため、大規模接種センターで接種することにして私が母の予約をとり、当日も道案内がてら付き添ったんだが、「これ父さんがボケずに存命だったら、母さんと自分の二人分予約とって『俺はPCに詳しいから』とか得意げに自慢してたよね」という我が家あるあるの話をして笑いながら、ふと「そうか、これから折につけ『父さんが生きてたら〜』って話しながら生きていくんだな」と思い至った。

死んだ時には実感はなかったし、悲嘆に暮れることもないが、これから日々の中で父の不在に思いを巡らすんだと思う。

明日父の日で、「そういえば父さんがいない父の日って初めてだな」と思ったので書いてみた。

あとは、これから家族介護必要になる人もいると思うので、増田経験(2件だけど)から少しだけ。

家族介護は思ったより突然やってくる

家族介護保険証(65歳以上に届く青い三つ折りのやつ)の在り処と地元地域包括支援センター場所普段から認識しておいた方がいい:本人不在でも、介護保険証持って包括支援センターに駆け込めばプロ相談に乗ってもらえる。向こうはいろんなケースを見てきた百戦錬磨人達なので、自分の頭だけで考えるより良い方策を知っている。義母介護でも父の介護でも地域担当ケアマネさんにとても助けられた。

・親が認知症になると銀行から預金を引き出せなくなるので、その前に手を打っておいた方がいい:任意後見制度とか家族信託なんかは基本的に「認知症になる前に契約しておく」ものなので、認知症になってからだと成年後見制度一択になってしまう。最近銀行認知症サポートサービスを始めてるみたいだけど、これも基本的には事前に手続き必要

とはいえ、老化と介護は本当に個人によって状況が異なり、一意に「これ」という方策はないので、あくまでも個人経験談として。

Permalink |記事への反応(1) | 15:04

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2018-01-18

結婚せずに任意後見契約しようかな

Permalink |記事への反応(0) | 22:33

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