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はてなキーワード:仕様書とは

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2025-10-21

コードを読めないプロCxOたち

APIを書き、CIを回し、バグを踏み、直し、また壊す。

そんな日々の中で最も厄介なのは、CxOたちだ。

──CIO、CTOCDOCISO、CPO……肩書きは違っても、やっていることはだいたい同じ。

PowerPointを開いて「DXを推進している」と言う人たち。

1.コードを読めないプロCxOたち

うちのCxOはこう言った。

AIクラウド活用して競争力を高めたい」

翌日、僕がPull Requestの内容を説明したら、「Goってタクシーサービスの?」と返された。

その瞬間、何かが切れた。

──ケーキではない。

CxOたちはコードを読めない。

それ自体は罪ではない。

だが、読もうとしないことは怠慢だ。

経営層は「現場に任せている」と言う。

だがそれは委任ではなく放棄だ。

責任ある意思決定者が構造理解しないまま判断することは、

現場を信頼している”という名の無関心である

2. 「経営層はコードを読む必要はない」という言い訳

よく聞く反論がある。

経営層はコードを読む必要はない。経営判断こそが役割だ。」

かにそうだ。

ただし前提が抜けている。

経営判断とは、構造理解した上で行う選択のことだ。

構造理解せずに選択するのは、“判断”ではなく“賭け”だ。

まりコードを読めという話ではなく、読めるだけの構造理解を持てという話である

その区別がつかない時点で、DXを語る資格はない。

技術的なことは詳しくないが、成果は出している」

それはたまたまだ。

成果が出たという事実は、理解が正しかった証拠にはならない。

1回の成功は偶然でも、構造理解の欠如は必ず再現する。

3.PMたちの同調負債を増やす

PMたちはCxOの拡声器になりがちだ。

「上が言ってるから」「今期の方針から」「スピード優先で」。

その瞬間、技術判断政治的判断に変わる。

Pull Requestは読まないのに、Excelの進捗バーけが毎日更新される。

技術負債意味を知らないまま「負債を減らせ」と言う。

借金の仕組みを知らない人間財務を回しているようなものだ。

リソースが限られているから仕方ない」

これもよく聞く言い訳だ。

しかし、リソースが限られているならなおさら理解の精度が重要になる。

「考える時間がない」と言う人に、考える力がある例はない。

4.技術理解しない意思決定帰結

僕が書いたAPIは、リクエストごとに外部APIを叩いていた。

キャッシュを挟もう」と提案したが、PMは「リリース優先」と言った。

半年後、アクセススパイクAPIが落ちた。

CxOたちは言った。

「想定してなかったのか?」

──想定してた。

ただ、あなたたちが理解しようとしなかっただけだ。

現場説明が難しい」と言う人がいる。

だが、理解できないのは説明問題ではなく、聞く姿勢問題だ。

理解する努力をしない経営層に、理解される説明存在しない。

CxOたちは「モノリスからマイクロサービスへ」と言うけど、

組織モノリスのままだ。

責任分散せず、報告だけがマイクロ化している。

そして障害対応現場に丸投げ。

Slackの“#incident”チャンネルけが、いつも一番アクティブだ。

5. 切れるのはコストだけ

CxOたちは「コストを切れ」と言う。

工数を減らせ、サーバを減らせ、障害をなくせ。

切れるのはコストだけ。

品質は切らない──なんて言葉、誰も言わない。

現場経営目線がない」と言う人もいる。

だが本当に経営目線を持つなら、

技術リスク経営リスクとして扱うはずだ。

理解しないことが最大のコストだと気づかない限り、

彼らの「経営目線」はただのスローガンだ。

削ったコストの穴埋めに、技術負債の利息を支払うのは現場だ。

リファクタリングは「次のスプリントで」。

セキュリティ対応は「リリース後に検討」。

Goで書かれた美しい構造体も、やがてはコメントけが動くレガシーになる。

6. 「DX」という呪文の下で

CxOたちは「我々はデジタル変革を進めている」と言う。

だが変わっているのは、スローガンフォント会議資料の配色だけだ。

クラウド導入もAI活用も、認知が変わらなければ儀式しかない。

「我々は経営視点で見ている。現場とは違う軸だ」

──違う軸を持つのは構わない。

だが、座標を理解していなければ軸は存在しない。

現場理解しない経営視点は、地図を見ないドライバーと同じだ。

どこかに向かってはいるが、それがどこなのか誰も知らない

7. 「ノーコードでいい」という幻想

最近では、CxOたちの間で新しい呪文流行している。

コードなんて書かなくていい。これからはノーコード時代だ。」

かに、ノーコード/ローコードは優れたツールだ。

反復作業効率化や、ビジネス部門自律化には意味がある。

だが、それは“コードをなくす”技術ではなく、“コード抽象度を上げる”技術だ。

ノーコードは、コードを隠す。

だが、隠したコードが消えるわけではない。

ボタンの裏にも、ワークフローの下にも、API呼び出しやロジックは確実に存在する。

それを理解せずに使えば、「コードを書かずにバグを埋める」だけの仕組みになる。

「ノーコードでいい」と言うCxOは、

物理を知らなくてもロケットは飛ぶ」と言っているのと同じだ。

かに飛ぶ。だが、落ちたとき理由説明できない。

理解しないまま導入するノーコードは、“ノーコード”ではなく“ノーガード”である

ツールコード隠蔽してくれる世界では、

理解しようとする努力さらに失われる。

そして、理解がないまま作られた自動化は、

人を楽にするどころか、誰も直せない仕組みを量産する。

DXとは、ツールを導入することではない。

ツールの背後にある構造理解する文化を持つことだ。

それを理解しない限り、

ノーコードで作るのは「システム」ではなく、次のレガシーだ。

8.結論ケーキではなくコードを切れ〜

CxOたちは、ケーキを切れない非行少年たちのように、

現実構造理解できずに「甘い理想」を切り分けようとする。

だが今の時代、切るべきはケーキじゃない。

理解しないことだ。

理解しないまま意思決定をすることは、

免許運転するようなものだ。

現場はずっとブレーキを踏み続けている。

それでも上層部は「もっとスピードを」と言う。

そして事故が起きたとき

真っ先に切られるのは、

──コストだけ。

最後

CxOたちは「未来を見ている」と言う。

だが、コードを読まない者に未来は読めない。

未来とは、仕様書ではなく、Pull Requestの積み重ねだ。

経営とは、方針を語ることではなく、構造理解して責任を取ること。

そして最後に、コミットログの一行が残る。

fix:typo in code

Permalink |記事への反応(2) | 16:23

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2025-10-15

英語から逃げられなくなってきたんだが

めっちゃドメドメ(Sier用語)の業界だったんで英語いらないと思って入ったら

国内市場だけじゃ苦しいか外国に売るね、付いては仕様書とか英語にするから

って言われました。


どうしたらいいですか?

あっ死ぬべきとか言わないでくださいそれ以外で

Permalink |記事への反応(0) | 18:34

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2025-10-11

Claude CodeってSIer人海戦術本質的に何が違うの?

人件費と手の速さ以外は同じだと思うんだけど。

SIerのその手法が上手くいかなかったから内製回帰した歴史があったと思うんだけど、本質的に同じなら同じ理由でまた失敗するんじゃないの?

それとも本質的に同じという自分の考えが間違っているんだろうか。

でも、仕様書をきっちり書くとか、レビュー疲れとかの話を聞いていると、本質的に同じなんじゃないかと思ってしまうんだよな。

それとも低コストで高速に何度もやり直せるなら人海戦術でもうまくいくの?

教えて偉い人。

Permalink |記事への反応(0) | 15:19

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BL性的消費でありフェミダブスタ、という議論バグる理由

最近SNS上では「BL性的消費なのにフェミ男性性的表現を叩くのはダブスタじゃないか?」というスレッドトレンド入りしていた。

だがこの議論、よく見るとアーキテクチャの層が違う。つまり、話しているプロトコルが合っていない。

レイヤーのずれ:同じAPIを叩いていない

オタク文化圏では、「女性が描くBL」と「男性が描く女性向け性表現」を同一のAPIとして扱う傾向がある。

しかし実際には、両者は別レイヤーで動いているアプリケーションだ。

フェミニズムの文脈で語られる「性的表象問題」は、主に「社会的リソースの不均衡」や「ジェンダー権力構造」についての議論であって、単なる「表現内容」の良し悪しを審査しているわけではない。

まりBLを「性的に描いてるからフェミ的にアウト」と言うのは、仕様書を読まずにバグ報告を出すようなものなのだ

フェミニズムは中立設計じゃない。バイアスを前提にしたパッチ

フェミニズムのコアは「中立化」ではなく「補正」だ。

歴史的男性中心に最適化されてきた社会システムに、女性視点パッチをあてて再コンパイルする運動と言える。

から、「男性女性を同じように扱うべき」という一般論をそのまま適用しようとすると、互換エラーが出る。

フェミ思想の中では、非対称性バグではなく仕様だ。

たとえば「女性性的表象抑制されるべきだが、BLOK」とされるのは、「権力構造上の対称性存在しない」という前提で最適化されているからだ。

「まともな女」神話というフィッシングサイト

一方、「普通女性フェミと違う」「まともな女はそんな主張しない」という定番フレーズが出てくる。

だがそれは多くの場合ユーザーの気分を和らげるためのUX演出にすぎない。

実際、ほとんどの人間制度優遇レディースデー女性専用車両、離婚時の親権バイアスなど)という「プリインストールされた特権OS」の上で動いている。

たとえ本人が「私はフェミじゃない」と言っても、使っているAPIがすでにフェミ思想ベース動作しているのだ。

まり、「私は違う」という自己申告は、ただのUIレイヤー上の装飾にすぎない。

本当に平等実装できるか?

平等を掲げるなら、優遇措置をアンインストールする覚悟必要になる。

だが現実には、多くの人が「平等という概念を口では支持しつつ、既得権キャッシュを維持」している。

これはエンジニアリング的に言えば、「レガシーコードリファクタリングすると言いながら結局コメントアウトで誤魔化している状態」だ。

男女平等を“動作保証付き”で実装しようとするなら、既存社会制度ルート権限で書き換える必要がある。

だが、ほとんどの人はroot権限を持つどころか、ユーザーレベルの設定すらいじる気がない。

社会システム全体が女性優遇アルゴリズムで動いている

もっと根本的に言えば、日本社会の多くの仕組みは、女性優遇デフォルト設定としてビルドされている。

その構造はあまりにも自然化されていて、誰もコードレビューをしようとしない。

アンチフェミ自称する男性すら、「女性は守るべき対象」という社会的テンプレート内面化していることが多く、それが構造永続化を促している。

結果として、「BL性的消費」「フェミダブスタ」という批判は、異なるフレームワーク間の非互換問題にすぎない。

BLは「個人妄想自由」をレンダリングするローカルアプリだが、フェミニズムは「社会構造更新」を目指すサーバーサイドのシステム

同じメソッド名を呼んでいるように見えても、実行される関数意味がまったく違う。

結論議論の土台が違えば、永遠にコンパイルエラーになる

まり、「BL性的消費」「フェミダブスタ」という批判構造は、コードバージョンが違うままマージしようとしている状態に近い。

根本的にAPI設計思想が違うのだからいくら議論を積み重ねても互換性は取れない。

必要なのは、「どの層で話しているのか」「どの権力構造を前提にしているのか」を明示することだ。

議論を前に進めるには、感情論ではなく、社会構造のものデバッグが求められている。

Permalink |記事への反応(1) | 12:01

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2025-10-09

居酒屋に来てほしくない人

はてな民愚痴を聞いてほしい。本日午前に有給を取って書き上げた。

自分40代後半。小売の仕事をしてて、ホームセンター系だ。仕事帰りに居酒屋に寄ることがある。

お店の名前はここで出すわけにはいかない。昔のドラマに出ていた、北のメジロ仮称。以下メジロ)としよう。

看板暖簾)には可愛らしいイラストが描いてある。カウンターテーブルと座敷がある、こじんまりとした店だ。

常連客もだいたい同じ顔ぶれで、マスターは騒がしくて、男女の店員が数人いる。年代バラバラだ。若い子が多いような気はしてる。

メジロは、俺にとっての「逃げ場所」だった。国道沿いの高架下にある。寂れた飲み屋街のすみっコ。

ホームセンター仕事で鉄筋とかワイヤーメッシュを陳列する作業疲れたり、自転車を早く直したい我儘客に付き合ったり、役場見積り入札で惜しくも敗北して店長にネチネチ言われたり……ラジバンダリ。そんな、家に帰りたくない気分の時にフラッと立ち寄るのだ。

気の置けない常連客とくだらない話をして、店員さんと少しおしゃべりをしてさ。1人で静かに焼酎ソーダ割りで飲む。梅干しを入れるのだが、なんとも安っぽい梅干し場末雰囲気を出している。

そんな時間が、俺の心の平穏を保ってくれてた。ここ数年間は。コロナ禍が落ち着いた頃に発掘したお店だった。

最近、そのメジロに(悪い意味で)気に食わない男がいる。

常連ではないんだろうが、お店に行くと3回に1回くらいいる。そいつが店にいると、なんだか落ち着かない。

俺はそいつを、心の中で「東大」と呼んでる。なぜなら、一度だけ店員さんとの会話で「大学どこですか?」「東大です」と言ってるのを聞いたからだ。「誰にも話さないなら」と留保を付けてたけど、俺がいるのは見えてなかったのかとイラときた。

普段そいつ作業服で来てることが多い。道路を作る、測量とかの仕事をしていると。

たまに私服で来ることもある。金曜日土曜日が多い。白っぽい見た目だ。

年齢は30代くらい?いや、顔のしわを見ると、もっと上かもしれない。全体的に純朴そうで若く見える。

そいつ気持ちいくらウォッチしてると思う。でも、それくらい視界に入るレベルで嫌な奴なのだ

そんな東大卒が、女の店員の気を引いている。

ある夜だった。俺はカウンターの隅で1人、焼酎を飲んでいた。東大卒は、俺の数席だけ隣に座っていた。すると、店で一番愛嬌のある若い店員さんが東大の隣に立って、楽しそうに話していた。

個人情報別にいいよ。減るものでもないだろ(減るものだろ、というツッコミはなしで)。

「測量のシゴトってすごいですねー」

「私は直接しないんですよ。測量士ではあるんですけど、民間企業委託するんです。仕様書図面を作って」

「難しそう」

経験がなくても、勉強すれば誰でも……」

他愛のない会話が聞こえてくると、内心イライラする。

そしてある時、見てはいけないものを見てしまった。

その女子店員が、東大の注文を聞いてる時に、自分身体ピタッとくっつけていた。まるで、ヤツに甘えるように。

わずグラスを握りしめたよ。うす暗い感情が胸の奥からジワッと出てきて。悔しいような、むなしいような気分だった。

少し前に流行った増田で言うと、あの時の俺の表情はメイジバピラスみたいだった。ふしぎなぼうしを所持していればよかったのに。

別に、あの若い店員恋愛感情があるわけじゃない。あの子は誰にでも優しい。俺にも優しく話しかけてくれる。でも、あの男と話す時は、いつも以上に楽しそうに見える。

他の常連客もそうだ。いつも俺と他愛のない話で盛り上がる気のいい兄ちゃんや、物知りな年配の男性も、東大が来るとそいつ意識している。隣になった人は、なぜか彼と話をしたがる。

先々月だと、「最近ドローンレーザー距離を測るんですよ」「なるほどー」みたいな会話があった。ドローンだって?ウチのホームセンターでも売ってるよ。俺の月収の半分くらいするけどな。測量用のドローンだったら、きっと50万くらいはするんだろうな。

結局のところ、俺は悔しいんだと思う。このままでは俺の居場所がなくなるかもしれない。けっこう常連のつもりだったんだけど。

いや、メジロは元から俺だけの居場所じゃない。それは分かってる。でも、俺の心の拠り所があの男に奪われていくような気がして、たまらなく嫌だ。

あの男が嫌いなわけじゃない。むしろ羨ましい。東大卒で、頭も良くて、きっと仕事もできるんだろう。約98%の確率で、俺よりも年収が高い。

だったらさ!わざわざこんな場末居酒屋に来る必要はないだろう。

スナックとか、ラウンジとか、もっと綺麗な店でホステスと楽しく飲めばいいじゃないか。どうして、こんなカウンターの狭い、常連客ばかりの居酒屋を選ぶんだ?

この居酒屋はさ、俺みたいな平凡な40代おっさんでも、少しだけ特別になれるような場所なのだ。それが、俺にとってのメジロだった。しか東大は、そんな俺の特別場所を悪気もなく侵食してる。

奴はきっと自覚がないのだ。だから無邪気に笑いながら、マスターバカ話をして、男女の店員と話して、さらに他の客と話している。その無自覚さが、俺をより一層イライラさせる。

明日メジロに行こうと思う。仕事が忙しい日なので、きっといい感じに肉体が疲労している。梅酒ソーダがきっとおいしいはずだ。

もし、あそこにあの男がいたら、俺からは何も話さない。黙って酒を飲むだけだ。でも、ひどくないかあいつ。自分とは場違い環境に来てさ、俺みたいな平凡人の居場所を掻っ攫っていくんだぞ。ひどすぎるだろ。

申し訳ないけど、ああいう男に居酒屋に来てほしくない。頼むからさ、お金持ってるんなら、ほかの高い居酒屋とか、女の子接待するお店に行ってくれよ。そう願うことしかできない。

あそこは俺にとっての大事な居場所だった。それだけである

最後に。俺の気持ち読んでくれてありがとう

Permalink |記事への反応(15) | 12:59

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2025-10-05

anond:20251004090333

いわゆるシフトレフトですな。

V字モデルの考え方に基づけば、要件定義が終わった時点で受け入れテスト仕様書作成が始められるし始めるべきであり、基本設計が終わった時点で総合テスト仕様書作成が始められるはずだ。

TDDケント・ベックが開発して命名した手法であり、増田の言うものとは違う。

Permalink |記事への反応(0) | 19:59

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2025-10-03

仕様書駆動開発ってさ

上流工程SEが今まで外注プログラマ相手にやってきたことだよな。

結局、要件定義設計がメインになった。

まぁ、コードレビューはしないとならないけど、進捗管理とかはAIの方がずっとやりやすい。

日本SIerSE自分コードを書かないからウンウンカンヌン」って言ってた奴らは何だったんだ?

Permalink |記事への反応(0) | 20:09

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自動車メーカに勤めているが

たぶん日本国民ならほとんどの人が知っている自動車メーカに勤めている 子供2人 アラフォーオッサン

年収はまぁまぁいい ソフト屋さんというかシステム屋さん

自動車メーカに来る前は家電メーカロボットとかやってた でもコロナが原因で色々あって転職して今の会社にいる

ロボット自分センサさわったり実装したりアルゴリズム考えたり、、、勤務環境も柔軟で割と楽しかった

自動車メーカって基本実装サプライヤまかせだからソフト作るにしても、ソフト実装は触れないし見れない

WordやらExcelやらで作った仕様書という名の書類を経由してソフトを作る

でもね、ソフト実装を見ずにソフト作るのって、やっぱいいことじゃないと思うんだ

それでイケてるソフトなんて作れるわけないし、何よりやっててクソつまら

なんだよこのバカみたいなWordファイル。。差分管理しづれぇし。

みんなクソ真面目に出社して、自動車会社ローカルルール世界ルールだと思って生きている

年収はいいんだが、、、心が死んでいく アーメン

Permalink |記事への反応(3) | 19:12

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2025-10-01

anond:20251001215653

一次受けがそのまま書けば動くような仕様書書いてるとはとても思えないなあ

ならコード書いた方が早いもの

Permalink |記事への反応(0) | 21:58

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2025-09-27

大学院卒業してまで何がやりたかったんだ

大学院卒業してまで何がやりたかったんだ

誰にでもできるようなベンダー製品仕様書をひたすらに読み込んで、サービス企画する業務専門性もクソもない。

https://tensor.art/articles/913235140468054387

https://tensor.art/articles/913236789735507176

https://tensor.art/articles/913236974419102173

https://tensor.art/articles/913237970851521781

Permalink |記事への反応(0) | 01:18

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2025-09-26

大学院卒業してまで何がやりたかったんだ

誰にでもできるようなベンダー製品仕様書をひたすらに読み込んで、サービス企画する業務専門性もクソもない。

Permalink |記事への反応(0) | 23:28

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2025-09-23

anond:20250921232944

エンジニアテクニカルアーティストの応募者に対して現場サイドから面談結構な回数出たことがあるので、特に業界から転職希望者の方に求めていた要素(1+)2つを書いてみようと思う。

最低限のスキル

当たり前だけれど一応。募集要項に書かれている言語やらツールやらのどれか一つくらいは精通してないと面談までいかない。

自然科学的な視点

ゲームは動く絵を作るのでアーティストさんでも科学思考大事時間/空間方向に変化する画面を破綻なく成立させるには理屈がないとしんどい

物理セルルックのような非現実なら不要かというとそんなこともなくて、むしろこんなトリックでなら実現できますというマジシャンのような思考必要でなおさら難しい。

といっても別に数式とかそういう話ではなく、例えばエンジニアならのシミュレーションの話、アーティストなら色の錯視の話など、それぞれの得意分野での理屈スコープにあわせて説明できれば良い。

面談としては、ポートフォリオから技術的に苦労した点を聞いてその返答から測る事が多かったと思う。

ゲームに対する分析

日頃から分析グセがあったり、それを他人説明するのが上手い人は貴重。天才トップに居でもしないかぎりゲーム仕様書通りに作っても完成せず、下につく開発者制作からフィードバックを返したり企画書に書かれていない部分を補間しながら作る必要があるので。

わかりやすい例でいうとプレイヤーキャラクタージャンプ。スピーディなゲームといっているのに丁寧な踏み切りモーションの指定が来たら作業開始前に発注側に確認したいし、ジャンプの細かな挙動に対する"ゲーム上での"気持ちよさを作業者が感じ取れないと何度も差し戻しになったりする。

幸いこのあたりの話は、桜井さん動画のおかげで必要性がだいぶ伝わりやすくなった。

こちらは、最近遊んで面白くなかったゲーム、あるいは楽しんだけれど言いたいことがあるゲームを聞いてどう返すかで判断していた。

Permalink |記事への反応(0) | 01:35

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2025-09-19

anond:20250919102847

初手で決めるべきことキッチリ決められる相手仕事内容なら仕様書にも意味があるかもしれないが

そうでないなら無駄が多くなりそう

Permalink |記事への反応(0) | 10:34

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仕様書ってちゃんと書くべきなんだろうか

転職した。

前の会社ではきちんと仕様書を書いていた。

業務範囲契約期間、業務内容、提出資料、特記事項、添付図面

全て丁寧に書き、法務の了承を得てから委託先に提出していた。

今の会社ではパワポでこうやって!!

金は沢山あるから適当見積って!!

といった感じである

それでも出来てしまう。

仕様書を書く技術という面で見ると、やはりきちんと書くべきなんだと思う。

でも会社のやり方ってあるだろうし、ここまで乖離があると少しずつ小出しにする事も出来ないし、中々難しい所がある

Permalink |記事への反応(1) | 10:28

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2025-09-18

anond:20250918221833

SEできないPGが書くコードって品質が悪いんだよ

「なんでこんなこと想定してないの?仕様書に書いてるじゃん?」

みたいなコードをしれっとだしてくるから、一瞬でギスる

Permalink |記事への反応(0) | 22:20

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2025-09-14

マジな話、「ひらめき」みたいなものだけで生きている人は多い。どういうことかというと「考える」という習慣がないんだ。とにかく直感的で、物事をパッと見たときに得られる直感だけを頼りにして判断している。そんな人はマジにいる。そして恐ろしいことに、そういう生き方でもある程度は普通に生きることが出来るんだ。

俺が会社で見てきた「直感人間」の生態を教えてやる。

まず、彼らは資料を読まない。企画書だろうが仕様書だろうが、最初の数行を見ただけで「あー、わかったわかった」とか言って勝手解釈する。で、後から全然違う話をしてきて、「え、そんなこと書いてありました?」って平気で言う。頭の中では自分直感が正解だと確信してるから文字なんてどうでもいいんだ。

次に、議論ができない。論理的に積み上げて結論を導くってことが理解できない。「なんとなくこっちがいい」「直感的にこれは違う」「雰囲気でわかる」。こういう言葉しか出てこない。根拠を求めると「感覚でしょ?」って逆ギレしてくる。

でも一番やばいのは、彼らが意外と世渡り上手だということだ。

直感相手感情を読むのは得意だから上司に気に入られるのが上手い。会議でも的確な場面で「そうですよね!」って相槌を打って、味方についてくれそうな人を嗅ぎ分ける。論理的思考はできないが、政治的思考天才的だ。

さらに、失敗しても責任を取らない技術も身につけてる。「直感だったから」「なんとなくそう思っただけ」って言い訳すれば、周りも「仕方ないか」って思ってしまう。論理的に組み立てた提案が失敗した時より、責任が軽く見られるんだ。

恐ろしいのは、こういう人間管理職になることだ。部下が論理的説明しても「で、結論は?」「要するに何?」って直感レベルまで話を単純化させる。複雑な問題も「やってみればわかる」で片付ける。

でもな、もっと恐ろしいことを教えてやる。

こういう直感人間の方が、実は成功してることも多いんだ。論理的に考えすぎて動けなくなってる俺たちを尻目に、彼らは「なんとなくいけそう」でどんどん前に進む。分析時間をかけてる間に、直感で動いて結果を出してしまう。

結局、世の中の大部分は論理じゃなくて感情で動いてる。顧客だって商品機能より「なんとなくいい感じ」で買い物してる。そういう世界では、直感人間の方が圧倒的に有利なんだ。

俺たちみたいに考えすぎる人間は、彼らを馬鹿にしがちだが、実際は負けてることの方が多い。論理的思考必要な場面なんて、仕事全体の2割もない。残りの8割は直感コミュニケーションで決まる。

からこそ腹が立つ。頭使って考えてることが、結局は無駄だったりする。直感だけで生きてる奴らが、のうのうと成功してる現実を見ると、自分馬鹿みたいに思えてくる。

でも諦めるな。論理的思考ができる奴は、最終的には直感人間より深いところで価値を生み出せる。ただし、それを相手に伝える技術も身につけろ。直感レベルまで落とし込んで説明する技術をな。

そうじゃないと、永遠に直感人間に負け続けることになる。

Permalink |記事への反応(1) | 08:26

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2025-09-13

anond:20250913163731

ゴミカス中小企業ワイのとこは「仕様書ソースコードここにあります」ってひとこと言われて終わりやで…😟

Permalink |記事への反応(0) | 16:40

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2025-09-11

chatGPTと一緒にゲーム作って2週間 進捗報告

anond:20250828031047 のつづき

 

2週間でゲームの基礎はだいたい形になった。

キャラスプライトも入って(これは自作)、ちゃんとしたゲームっぽい見た目になった。

仕事の合間に進めていることを思えば、驚異的な速度である

朝車運転しながら思いついた仕様スマホ版のchatGPTと話し合い、

PCの前に座ったら仕様をまとめて、コード書いてもらう。

実行してみて、だいたいバグがあるので報告してから2〜3ステップ修正

このルーティーンである

 

◼︎雑談しながら作れる

これが何より楽しい雑談しているうちにあやふやな考えが明確に言語化され、仕様書が勝手にできていく。

レイフォースステージ構成いかに素晴らしいかを語ってて、

ステージ7でばっと視界が開けるところがエモいんだよ〜」って言ってたら

「つまりそれは〜〜ということで、あなたゲームには〜〜という形で取り入れられますね!」

って言ってくるので、「なるほど!」ってなる。

 

◼︎俺は天才なのかと錯覚できる

「なんか崖ぎわでジャンプしようと思ったら落ちちゃうから、こういう仕様にできない?」て聞いたら

コヨーテジャンプですね!早速実装します!」て言われて、

なんのことかわからないので調べてみたらあの「セレステ」が実装したことで有名になったジャンプの手触りをよくするための仕様だった。ゲーム作り始めて数日でセレステ開発者と同じ発想に至るとは、俺は天才か!と思うことができ、大変気分が良かった。もちろんすべてchatGPTのの功績である

 

◼︎俺よりゲームの内容を把握してる

俺の脳内で花開いた「理想ゲーム」のビジョンを完全に共有してくれてて、

なんなら俺より明確にそのゲームが動いている姿をイメージしているので、

言わなくても気の利いた仕様を仕込んでくれる。

「なんか妙に手触りがいいんだけど、偶然かな?」って聞くと

あなたゲームには当然必要だと思ったので、実はやっておきました!」って言われて、

よく見るとコードコメント欄に書いてある。

 

◼︎バグ潰しは大変

ゲームエンジンのバージョン違いや、言語の違いを微妙混同しているので、

何回指摘しても同じ間違いを繰り返す。エラーを見せれば直してくれるのだが、

たまにドツボにハマるとすぐ「一から書き直しました!これで全部直ります!」ってやってきて、結局全然直ってなくてぶっ壊れることがある。それでも諦めずに問題点を切り分け、chatGPTを信じて一緒に取り組めばいつか必ず解決してくれる。忍耐しかない。それでも一人でやるよりは100倍は早い。

 

やりたい仕様を盛りに盛っていったらだんだんゲーム動作が重くなってきて、

FPS20を切るようになってきたときは「コイツに任せてたらダメ・・・」と絶望しかけたんだが、

量化したい、と相談したら「お任せください!」ってなって、いきなりFPSが600を突破するようになったので、コイツについていけば大丈夫だと思った。

 

このペースなら1年ぐらいで完成するのでは?と期待している。

Permalink |記事への反応(2) | 11:13

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2025-09-06

anond:20250830142629

仏教すげーって言いたいところだけど、知り合いの住職年寄り住職と何かのトラブルになった話を間近で聞かされると、せっかく仏教で壮大な仕様書めいたものをいろいろ定義しても結局あんまり意味ないのでは?と思う

Permalink |記事への反応(0) | 07:56

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2025-09-03

anond:20250902135339

公共工事仕様書に「週休二日モデル工事」ってのが入っているから、ちゃん仕様を守ってるのが分かるように看板に載せないといけない。

あれば住民相手じゃなくて発注者自治体)にアピールしてる。

Permalink |記事への反応(1) | 09:14

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2025-08-26

空気読み

「60を半分で割って20足すと?」という問題がある。

この解釈文系理系で分かれるだなんてインターネッツにはまことしやかに書いてあったりする。曰く、

理系「60を(60の)半分で割って、20足す」

文系「60を半分『に』割って20足す」

解釈するのだそう。

これは、理系とか文系ではないだろう。

あなたコミュ障だとしたらどう空気を読むかと言う出題だ。

空気読みには、善意空気読みと悪意の空気読みがある。

悪意の空気読み手は、言ってない事を足して「こうとも解釈できる」ほうをあえて主張する。書き手がもしもそれを書き忘れてたとしたらその指摘の仕方は、ただ混乱を招くだけだ。悪意がある。

善意空気読み手は、書き間違えを指摘しないであげようとするだけの人。詐欺師相手推理小説ならいざ知らず、まさか悪意の説明不足があるとは考えない。日常で、あえて触れない意地悪説明不足があるなんて考えてはいけないと思うのが善意空気読みだ。

とは言え、悪意の空気読み手最初から悪意があったわけではないはずだ。日本語の下手な先輩や上司が書いた仕様書をアクロバティック解釈しなかった為に、空気が読めない無能だなんだと判定するパワハラ上司がきっと居たに違いない。忙しい現場では、てにをはどころか、主語目的語時間など大事なところが抜けている仕様書日常茶飯事だからね。その割に言葉狩りには躍起になり、体言止め(笑)が好き。そんな仕様書を読まされてたら悪意の読み取りをしてもしょうがない。悪意の読み方をするという喧嘩の売り方だって受動攻撃方法として無きにしも非ず。男の世界もドロドロしてるからしょうがない。

そんな経緯があったかいか知らないけれど、とにかく何かにつけて悪意の空気読みが身についてる人がいる。悪意の空気読みはこんなふうに言うかもしれない。「書いてない事を足すのが空気読みだ、それが行間を読むと言う事だ」と。今一度、振り返って考え欲しい。その空気読み、勝手に出した行間というものは誰かを傷つける為の攻撃になっていないか。それで現場意思の疎通はスムーズか、最初の書き漏らしは修正されたか

どちらにせよ、コミュ障は何も聞かない。頑張って空気は読む。でも聞かないから間違える。

から、この設問は「あなたコミュ障だったらどっちタイプか」聞いてるだけの設問なのだ。どっちでもいい。意味のない質問だ。

そしてどちらにせよ、我々は聞く。コミュ障でも聞く。どちらの解釈をするにしろまず自分理解を出題者に伝えて反応を見る。受験の時のテストですら、複数解釈ができる場合は出題者への質問をしていいんだから、誰だっていつだってやっていい事だ。

「こう言う解釈でいい?」と聞いてくれるならどんな解釈をしていようとそれは悪意のある空気読みではない。頭の良い人だ。きっとパズルも得意だと思う。

悪意のある「空気読み」は空気を読んだんだと言い張って、取り返しのつかないところまでやってしまい、それはあなたが正確に書かなかったせいですよね?などとひろゆき的な論派をするだろう。これを読んだ以上、それは明確な攻撃だ。2度とやってはいけない。

Permalink |記事への反応(3) | 17:43

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2025-08-18

〇〇でいいよって言葉

そもそも言い方が良くないのは置いておくとして、なぜこの言い方が相手不快にさせるか。

〜でいい という言葉

「私はそれで妥協、許容するよ」

という立場が上の人が下の人に発する言葉に多い。

この言葉を同じ立場同士の時に使えば、相手自分への尊重を欠いていると誤解される可能性が高い。

では、上下関係がある場合はどうか。

報酬釣り合ってる場合文句は出にくい。それで満足しているのだから

ただ、釣り合っていないと感じる状況下ではどうなるか。

仕事に日々追われ、他にもこなさなければならないタスクが山積みの中、その現場仕事を何もしない上司(他の仕事に追われてる様子もない)に、

能天気にちゃちゃっと仕様書書いて、デザイン考えて、バージョンアップして、取引先行ってきて、電話しといて、お茶菓子用意して、簡単ものでいいよ

と言われたらどうだろうか。

不快微塵も思わないのだろうか。

仕事忙しい中ごめん、これ〇〇してくれるとすごく助かるんだ、お願いできないかな?」

という言い方ならまだ、少しだけ溜飲は下がるかもしれない。それでも不快に思う人も多いだろうが。

どう見てもお前暇じゃねーか、お前がやれよ!

こっちはまだタスク山積みなんだよ!

そういう気持ちになったりしないのだろうか。

とはいえ仕事はまだマシだ。

報酬が支払われ、法にある程度は守られるのだから

では家庭ではどうか。

本質は同じなのではないか

〜でいい、という言葉相手より自分立場が上だと無意識に思っている状況じゃないと出ない言葉で、いつもやってくれるということを当たり前に感じて、相手への尊重が薄れた結果出る言葉なのではないか

親しき仲にも礼儀ありという諺があるが、

慣れた家族だとしても、時には感謝を伝え、余裕のあるときには自らサポート出来るように動く。

そういう能動的な行動をしないと決めて常に受動的な甘えと傲慢さが同時に相手に伝わり、苛立たせてしまうのではないか

〜でいいよ、という言葉は対等な人には避けた方がいい言葉遣いで、対等じゃない人も同じくあまり使わない方がいい言葉であることには、相違ないように思う

Permalink |記事への反応(1) | 00:12

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2025-08-15

ソフトウェア仕様書を正確に書くの無理すぎない?

そもそも今の状態ソフトウェア仕様書があることが稀で、あってもそれが正確なことは稀で、担当者はそれに追記していくことが求められる。

追記しても、それに矛盾がないかかめ方法はない。実装してみて、だれかが献身的で探索的なテストをしてくれるまで気づいてもらえない。

そう考えると法律を作っている人たちはすごいわ。いろいろな法律矛盾なく新しい法律を追加していってるんだから

なんでそんなことができるの?

Permalink |記事への反応(1) | 14:36

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2025-08-01

IT人材流出をどうすればよいのか


表題のとおりである。やってしまった。一時は、自分責任を取る覚悟すらしていた。

あれからもう何年も経ってるし、私自身も別部署に異動している。定年も近いし、思い出の供養を兼ねて書いてみたい。

一般的部署名だと、地方市役所情報課にいた。係長という役職名ではないが、それが一番近い。

ある年度の3月まで、私がいた部署には実に頼りになる会計年度任用職員(※民間でいうアルバイトパート。あるいは契約社員)がいた。仮に、増田君と呼ぶことにする。

増田君が市役所にやってきた頃が懐かしい。今でも夢に見る。

最初の頃は、いかにも真面目そうな、控えめな青年という印象だった。履歴書を読ませてもらったところ、以前は都内のIT企業で3年ほど働いていたらしい。専門学校卒で、バリバリSEではなさそうだが、システム開発下流工程運用保守に携わっていたと話していた。

ただ、そこでの仕事想像を絶する激務だったようで、心身を病んで退職したと面接時に漏らしていた。私が彼の採用を決めたのは、誠実さである。前の職場メンタルを病んだと、正直に教えてくれた。それが好印象だった。

ほかの人が面接官だったら不採用にしていたと思う。それくらい、面接時の彼は緊張して、自分言葉で喋れない様子だった。たどたどしかった。そこを、私が苦心を重ねて、どうにか具体的な仕事エピソードをいくつか引き出すことができた。

そんなこんなで、私は悩んだ様子の面接同席者である上司を説得して、当時の情報課への任用を決めたのだ。



地方市役所での仕事は、民間と比べればのんびりしている。私の民間経験は3年もないが、それくらいはわかる。増田君も最初は少し物足りなそうに見えたが、本領を発揮するまでに時間はかからなかった。

情報課といっても、正規職員のITスキル玉石混交部署内のネットワークトラブル一つにしても、担当業者が来るまで誰も手が出せないという状況も珍しくない。そんな時、増田君がさらりと問題解決してしまう。

「あ、係長それ。ここの設定を変えれば直りますよ」

と、彼がコマンドプロンプトの画面を開いて、管理者権限の画面まで行って、なんかよくわからん通知履歴が並んでいる画面まで行くと、大抵はいろいろ直ってしまう。

彼は私たちの、お恥ずかしながら稚拙なIT知識馬鹿にするような素振りは一切見せず、いつも丁寧に教えてくれた。

IT担当正規職員コラボしての職員向けPC操作研修では、マニュアル通りの説明だけでなく、実務で役立つちょっとしたコツを参加職員に伝授していた。エクセルの知っていると便利なショートカットキーを教えたり(上書き保存とか、全部フィルタがかかるやつとか、プルダウンで同じ列の既入力が選べるもの)。

彼の研修は分かりやすいと評判だった。増田君は、ほかの部署からの依頼が多かった。顔が売れるようになっていた。



新しい業務システムを導入する際も、彼は非常に頼りになった。業者から提出された仕様書見積書について、我々正規職員では見落とすであろう技術的な問題点や、運用上の非効率な部分を指摘した。ベンダー業者に対して、専門的な用語を使って改善要求できるのは彼しかいない。

ぶっちゃけ、当市のシステム更新の際の入札仕様書は彼が作っていた。月給15万円でよく働いてくれたと思う。時間外勤務手当を全額支払ってやれなかったのは申し訳ない。代わりに、繁華街で彼にいい店をおごってあげていた。

とにかく増田君は、私たち業務効率を劇的に向上させた。

つの間にか、増田君はなくてはならない存在になっていた。情報課だけではない。他の部署職員も、PCシステムで困ったことがあると増田君に相談に来ることさえあった。彼はいつも嫌な顔一つせず、にこやかに対応していた。

増田君がいなかったら、うちはホント回らないよ」

私がそう言うと、彼はニコっとほほ笑んだっけ。「皆さんの助けがあればこそ!」と謙遜していた。

私は心底、彼に正規職員になってほしいと思っていた。彼の能力は、民間にいても通用するレベルだ。それが、こんな地方都市の役場で、しか会計年度任用職員という不安定立場で働いてくれている。申し訳ない思いがあった。

ある年の梅雨夏季にかけて、市の正規職員採用試験があった。もちろん、私は増田君に受験を強く勧めた。

彼も乗り気で、「ぜひ、頑張らせていただきます」と言ってくれた。

私は彼なら必ず合格すると信じていた。経験能力も申し分ない。面接で彼の熱意とスキルを伝えることができれば、きっと採用担当者も彼の価値理解してくれるはずだ。

公共機関において、増田君のような人を採用する道は2つある。

①公開競争試験、②個別選考というものだ。①が基本であり、②はその組織にとって必要な人を(形式的面接だけして)採用する場合に行われる。

いずれも、法律根拠がある。これ以外の採用方法違法であるコネ採用など論外。そうはいっても縁故しかいい人材にきてもらえない場合は、②が採られる。

弊市の場合は、国関係機関からの紹介により、マイクロソフトなど著名IT企業経験者や、自衛隊元幹部任期付きで採用する場合に②を採っていた。

かくして私は、増田君は①で余裕だと確信したのだった。試験前に人事課への連絡は一応しておいた。「増田君が受けるんですよ」と言ったら、人事課長は「やりますな~、説得できたんや」と言ってくれた。



ところで市の採用試験は、公平性を重視するあまり、良くも悪くも画一的である筆記試験面接試験(誰が担当になるかわからない!)、そして作文がある。性格適性検査も。

そこには、個々の応募者の持つ特別スキルや、これまでの業務での具体的な貢献度を採用側にアピールする仕組みが十分に整っていない~とまでは言わないが、怪しい部分がある。

面接では自己PRの時間があるが、限られた時間の中で彼のITスキルの深さや、市役所での具体的な功績をすべて伝えるのは難しい。彼の名が通っていると信じたい。

私は管理職として、彼の採用のために、もう少し積極的に動くべきだったのかもしれない。人事課や人事部長に彼の業務実績を具体的に伝えたり、彼が情報課にとってどれほど重要存在であるかを力説するなど。

だが、私は「公平な試験なのだから、本人の力合格するだろう」と、どこか楽観的に考えていた。正規職員非正規職員の間に存在する見えない壁を軽視していた。



増田から、「不採用でした。すいません(;∀;)」と聞いた時、私の頭が真っ白になった。まさか、と思った。

次に湧き上がってきたのは、彼に対する申し訳なさと、不甲斐なさだ。私がもっと、彼の採用のために根回しをしていれば。市役所採用システムのことを言っても仕方がない。ずっと昔からこうなのだ

うちの役場は、満年齢25才までしか公務員試験受験できない(正規職員場合)。増田君は、その年が最後のチャンスだった。以後はずっと会計年度任用職員である。彼の働きで月15万円は少ない感があるので、昇給だったらさせてやれなくもないのだが。

彼は、不採用の通知を受けてからも表向きは平静を装っていた。でも、以前のような輝きはなかった。そして、年が明けてしばらくした頃だった。

「大変すいません。私、3月末で退職させていただきたいと思います

理由を聞くと、「やはり正規職として安定した身分を得たいからです。こちらの市役所では叶わなかったので、他の道を考えようと思っています」とのことだった。

引き止めたい気持ちでいっぱいだったが、彼の言葉に返す言葉が見つからなかった。当然だ。私は、彼が市役所安心して働き続けられる環境提供できなかったのだから

彼は市役所を去った。最終日、彼はいものようににこやかに、「大変お世話になりました」と頭を下げていた。ほかの皆から花束と寄せ書きと寸志をもらっていた。「増田君。短かったけど、今までありがとう」って。

増田君は涙を流していた。「一人前になったら、またここに遊びに来ていいですか?」と言っていた。

増田君の背中見送りながら、心の中で「ごめん」とつぶやいた。

その日、彼といつかまた飲みに行く約束をした。彼が一人前になったら、またおいしいものを食べようって。またあの時のように奮発して、祇園にある寿司屋とかレストランとか、その後に風俗店も奢ってあげるって。



彼がいなくなってから情報課の業務は滞りがちになった。

以前なら増田君が解決してくれたようなPCトラブルも、今では業者に依頼することがある。時間コストもかかるようになった。ほかの部署に呼ばれても、迅速に対応できないことが多くなった。

当時進めていた新しいシステムの導入計画も、自信を持って進められなかった。ITベンダーの言いなりになっている感があった。

優秀な会計年度職員は、市役所にとって貴重な戦力だ。しかし、彼らの多くは任期が決まっている非正規雇用であり、正規職員への道は狭い。

せっかく市役所経験を積んで、組織に貢献してくれているのに。正規職員になれないばかりに市を去ってしまう人もいる。

私は、あの時、彼の採用のために尽くさなかったことを後悔している。そして、私のような管理者の下で、彼の才能が十分に活かされなかったことに責任を感じている。

彼のような専門スキルを持った優秀な人材を、市はどうすれば確保し、そして繋ぎ止めることができるんだろうか。



最後に)

皆様へ。愚痴に付き合っていただきありがとうございます

最後まで書こうか迷ったのですが、増田君は2025年現在京都府内にある役場正規職員として働いています

Permalink |記事への反応(0) | 21:18

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2025-07-20

anond:20250720225949

まぁ実際、具体案の前に日本行政アーキテクチャ、マニュフェスト、仕様書、実際に稼働している行政システムフロー図みたいなもんは読んでみたい気はする

現状の行政システム上の問題点を洗い出さないといけないわけで、それには現状を把握する必要があるわけで、現状を把握するためのフォーマットが一貫した日本行政情報技術視点俯瞰した文書群が必要だわ

Permalink |記事への反応(0) | 23:08

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