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はてなキーワード:中西部とは

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2025-10-27

anond:20251027165005

架空シナリオ:「第二次アメリカ内戦」年表

2028年11月

大統領選挙ドナルド・トランプ共和党)が三選を試みるが、連邦最高裁憲法修正第22条に基づき立候補無効判断

トランプは「司法クーデター」と非難。支持者の間で抗議運動が拡大。

2028年12月

一部の州(テキサスフロリダなど)で州政府が「選挙正当性を認めない」と声明

民兵組織が動員を開始。SNS上で「自由防衛」を名目とした蜂起計画拡散

2029年1月

ワシントンD.C.新大統領(民主党系)が就任就任式直後、武装集団議会前で衝突。

連邦政府非常事態宣言州兵連邦軍の一部が命令に従わず、分裂が顕在化。

2029年2〜5月

アメリカ自由連合(AFL)」を名乗る勢力南部中西部複数州で政府施設を掌握。

共和党強硬派の一部議員が脱党し、AFL暫定議会設立

インターネット通信インフラ遮断され、各地で情報混乱。

2029年

民主党政権側が「合衆国政府」として西海岸北東部を掌握。

AFLは「第二アメリカ共和国」を宣言し、テキサス臨時首都とする。

軍の忠誠が割れ空軍海軍の一部は中立を維持。

2030年1月

武力衝突が全土で激化。サイバー攻撃による停電交通混乱が発生。

国際社会制裁停戦調停を試みるが、両勢力拒否

2030年

ワシントンD.C.が包囲され、政府機能が一時停止。

人道危機が発生し、隣国への避難民が急増。

2031年以降

停戦交渉スイスで開始。事実上アメリカ東西国家体制へ移行。

世界経済が大混乱し、国際秩序が再編される。

Permalink |記事への反応(2) | 16:57

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二次CivilWar

赤い州vs.青い州内戦になったらさあ、なんか、どうなるんやろな!?

ドナルドっちが3期目を阻止されて怒りの開戦とか、ありえないけどなんか、ありえそうだよな!!!



以下AI

想定の前提

  • 時間軸:短期(数日〜数週間)、中期(数週間〜6か月)、長期(6か月〜数年)の段階で評価する。

フェーズ1:初動・混乱(数日〜数週間)

フェーズ2:軍事的対立地域戦(数週間〜数か月)

フェーズ3:政治的分断と国際影響(中期)

フェーズ4:膠着・交渉・決着(中期〜長期)

人道面・制度面の主な影響

実務的示唆(予防と緩和)

Permalink |記事への反応(1) | 16:50

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2025-09-29

アメリカ人の肌感として今の状態アメリカが良くなったと思っているのか知りたい、アメリカ在住の日本人意見ではないやつ

西海岸東海岸南部中西部とかの地域ごととか、年収ごととか、ルーツごととか

支持政党以外の分類でおおむねどんな感じなんだろう

Permalink |記事への反応(0) | 14:59

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2025-08-02

トランプのMABA

トランプが本当に目指しているものは何か。民主党の壊滅? 再選? 国家主義復権? いや、違う。あの男が本気でやろうとしているのは、アメリカ国民の総ブリーフである

まず思い出してほしい。2020年ホワイトハウスの庭で突如として披露されたあの奇妙な立ち姿。白いポロシャツ、やや短めのスラックス、そしてわずかに透ける下着ライン。そう、ブリーフだ。いや、ブリーフらしきもの。「トランプブリーフ」で画像検索してほしい。あの輪郭は決して偶然ではない。

アメリカ男性下着文化は、長らくトランクスブリーフ対立であった。冷戦と似ている。自由と包容のトランクス、統制と密着のブリーフ。この文化戦争に終止符を打つべく、ひとりの男が立ち上がった。彼こそが、トランプである

なぜブリーフなのか? ブリーフは秩序である。形が崩れず、締め付けがあり、すべてを「収める」構造になっている。これはトランプ政治思想に一致する。国境を締め、貿易制限し、言論をまとめ上げ、移民を押さえ込む。つまりブリーフ支配構造だ。

また、彼の支持層である中西部保守的白人男性たちの多くは、いまだにブリーフを履いているという統計がある(※たぶんどこかに)。トランプは、彼らの「日常性」に寄り添うかたちで、トランクスリベラルエリートのゆるみ切った下半身糾弾しているのだ。ゆるみは堕落であり、堕落は敗北である。だからこそ、彼は口を開けば「tighten up(引き締めろ)」と叫び、壁を作り、関税を課し、マスコミdisる。これはつまりアメリカ合衆国に再び「前閉じ」の誇りを取り戻す運動なのだ

そして最近トランプが展開しようとしているブランド商品の中に「アンダーウェア」が含まれているという噂がある。まだ現実になっていないが、それは「その時」に向けた布石なのではないかMake America BriefAgain ― これが新しいスローガンだ。

バイデンボクサーブリーフ派だという説がある。実際、彼のスーツの着こなしには「ブリーフ構造性」が感じられない。ふわっとしていて、たるんでいて、弛緩している。つまりトランプにとってのバイデンは、「下着曖昧な男」、あるいは「収めるべきものを収められない男」なのだ

私たちは気づかねばならない。この下着選択こそが、国家のかたちを決めるのだということに。これは単なる衣服の話ではない。アイデンティティ戦争であり、パンツという名の憲法改正である

もう一度言う。トランプが目指しているのは、再選ではない。統一された価値観、揺るぎない国家観、そしてブリーフによるアメリカの再建である。履くか、履かないか。いや、締めるか、緩めるか。その問いに答える日が、今近づいている。

Permalink |記事への反応(0) | 19:28

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2025-07-15

anond:20250715162152

君の脳みそでは読んでも内容を理解しきれないかもしれないけど、一応、AIの回答を貼っておくね。

Q. 君の回答に対して以下のような返答がついたよ。

アメリカ民主主義危機とは何をもって妥当としてるんだ?

まさかトランプ選挙で勝ったからか?w』

現在アメリカ民主主義危機に瀕していることを、小学生でもよく分かるように主要な事例を複数挙げて説明してあげて。

現在アメリカ民主主義危機に瀕していることについて、小学生でもわかるように主要な事例を説明します。

## 具体的な事例

### 1.2021年1月6日議会議事堂襲撃事件

2021年1月6日に、トランプ前大統領の支持者らが「2020年アメリカ合衆国大統領選挙選挙不正があった」として、アメリカ合衆国議会が開かれていた議事堂を襲撃した。議事堂では、前年の大統領選挙に基づく各州の選挙人の投票結果を認定し、選挙勝利したジョー・バイデンが次期大統領就任することを正式に確定しようとしていた最中であった。

これは民主主義の基本ルールである選挙結果を受け入れる」という原則が破られた例です。

### 2.選挙結果の否定と虚偽情報拡散

トランプ氏は20年の大統領選挙結果に対する否定見解自身政権1期目以降のアイデンティティーの中核に据えた。根拠のない選挙不正の主張が続けられており、これは民主主義の根幹である選挙信頼性を損なっています

### 3.政治的分断の深刻化

アメリカの分断が言われて久しい。両党の争いは存亡をかけた闘いの様相を呈し、もはや異なる政治的見解を持つ人々が対話できない状況になっています

### 4.構造的な問題:少数派による支配

現在アメリカ政治はこういった構造的な少数派を守るための制度と、合衆国設立当時は想定外だった幾つもの戦略事態を突いた政治戦略によって「少数派による過半数弾圧」の状態となっている。

## なぜこれが民主主義危機なのか

民主主義基本的ルールは以下の通りです:

しかし、現在アメリカでは:

これらの事例は、トランプ氏が選挙に勝ったか問題なのではなく、民主主義基本的ルール制度のもの機能しなくなっていることを示しています民主主義は「誰が勝つか」ではなく「どのようにルールに従って政治が行われるか」が重要なのです。




Q. 実際のところ、格差エスカレート放置したことが、そうした民主主義危機を招いた一因となったの?

はい格差の拡大が民主主義危機を招いた重要な一因になったことは、研究事実によって裏付けられています

##格差民主主義危機関係

### 1.政治不信の拡大

現代政治は、人口減少や所得格差社会の分断などの課題解決と、グローバル化IT化への対応が求められている。経済格差の拡大は、既存政治システムへの不信を高め、「既得権益層」対「取り残された人々」という構図を作り出しました。

### 2.労働者階級政治的疎外感

多くのアメリカ人、特に中西部南部に住む大卒でない人々は、『自分たち土地に住むよそ者』のように感じるようになった。これは経済格差によって取り残された層が、政治的にも疎外感を抱くようになった典型例です。

### 3.ポピュリズムの土壌

格差が拡大傾向にあるにもかかわらず、その是正を担う所得移転政策への支持が広がらないことだったという状況で、従来の政治では解決されない不満が蓄積し、ポピュリズム的な政治家への支持につながりました。

### 4.社会の分断

アメリカでは、1980年前後から富裕層(上位10%)、とりわけ上位1%の超富裕層のみが突出して所得を増加させており、超富裕層とそれ以外の間で所得格差が拡大している。この格差は単なる経済問題ではなく、社会全体の分断を生み出しています

## 具体的なメカニズム

1. **経済的不安定** →既存政治への不信

2. **社会移動の困難** → 「システムは不公正」という認識

3. **中間層の縮小** →政治的安定の基盤が弱体化

4. **相対的剥奪感** → 極端な政治的選択への支持

##結論

格差エスカレートは確実に民主主義危機の一因となっています。ただし、これは格差「だけ」が原因ではなく、制度問題政治文化メディア環境なども複合的に作用した結果です。しかし、経済格差政治不信と社会分断を深め、民主主義の基盤を侵食したことは間違いありません。

まり、元の掲示板でのBさんの「格差エスカレート放置した結果が今のアメリカ民主主義危機」という指摘は、学術的にも実証的にも妥当性の高い分析だったということです。

Permalink |記事への反応(2) | 16:44

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2025-06-10

ひひひ、ひえぇ~

mbrアメリカ東海岸中西部にそれぞれ年単位で住んだ&その他の場所出張であちこち行った身としては「まず州を言え」としか。日系(韓国中華系でなく)スーパーがある時点でイージーモード感ある/追記ありがとう

kkobayashi自分もそうだったけど出張ホテル暮らしは「住んだ」に入らないと思うんだよな。体験レベルとしては旅行者と変わらん

number917ダメ増田だな。そりゃ自国地域性について方の解像度高くなるやろ。方言料理についてアメリカ人が日本に対して全く同じ事言うぞ、それくらいの滞在期間なら。

ダメ出し免許皆伝すぎて憧れちゃうぅ~~

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20250610113025

Permalink |記事への反応(0) | 20:50

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2025-05-10

トランプ投票したMAGAたちに起きた悲しいできごと

最近ぼちぼち、トランプを支持した連中の悲鳴が聞こえてきている。

いくつか紹介しよう。

(中国から合金ホイール輸入業を営んでいた男性TikTokで泣き言を言ったら袋叩きにあう

今はコンテナを開けるたびに金がすっ飛んでってるよ。家族従業員も首が回らないって状況になってる。

からもうすがるしかねぇんだよ、補助金でも救済でも、破産する前に何とかしてくれよ!

なお、スモールビジネスの救済の可能性についてインタビューを受けたトランプ先生からひと言。

今やたくさんのビジネスが、関税で助かってる。彼らは助けは必要にしてない、なぜなら彼らは大金を手に入れようとしているからだ。

TheArt of Dealにこういわれちゃあ才能がなかったとあきらめるしかないな。

なお、この男性、袋叩きに堪忍袋の緒が切れ、さら失笑を買うビデオを流してしまい、同情は買えなかった。悲しいね

「俺が困ってるの見てうれしい」 「投票の結果にふさわしい」

うん、俺はトランプ投票した。マジで

そりゃ関税が上がるってのはわかってたさ。俺みたいな小さなやつにはやべぇのも。

でも俺、まさかゼロクッションで25%もドカンとくるとは思わなかったんだよね。『国内生産に戻るためのインフラ整備をする』って話だったじゃん?

から、誰かが苦しんでるって話を喜ぶのはマジでないと思うわ。

俺の人生で会う人が、どんな人か、親切か、礼儀正しいか、誠実か、そういうことで俺は人を判断してきた。だれに投票たかとかじゃないだろ。

俺には極左の友人もいる、極右友達だっている。

だれに投票たかとかじゃなくて、困ってる人に同情を持てるように、お前らがもっといい人間になってくれる祈ってる

トランプがどんな人か、親切か、礼儀正しいか、誠実か、で判断してトランプに入れたんだから、まぁそれはしょうがないよな。

(削除済み投稿のため、名前は伏せる)教員交流プログラム合法的に渡米した妻が強制送還されようとしている

4/25にXにトランプ懇願する投稿がされた。当然返事はない。

@realDonaldTrump私はあなた投票し、今でも支持しています

私の妻は教員交流プログラムを通じて合法的にここに来ました。私たち結婚し、その直後に妻が市民権を取得できるよう弁護士を探そうとしました。

ところが今日、『職を失う可能性がある』という内容のメールが届きました。

アメリカを再び偉大にしようとしているのは理解しています。それは素晴らしいことです。

でも、妻が職を失い強制送還されるのは問題です。

私は結婚後に妻を市民にしようと尽力しているのに、手続きだけで1万ドルかかります

合法的に来ようとしている人々を罰さないでください。

私はあなた投票し、あなたは素晴らしい人物だと思っています

しかし、私自身も影響を受けています

どうか妻を彼女の国へ送り返さないでください。

妻は正しいことをしようと努力していたのです。

私はあなたを敬っていますが、ほとんど何の通知も受け取れていません。

失礼を言うつもりはありません。ただ妻が帰国するのを望んでいないのです。

悲しいね。残念だったね。でもあなたの妻は、アメリカ人の仕事を奪ってるっていうのがあなたがたMAGAの主張で、アメリカファーストって言ってるやつを選んだんだから仕方ないな。

マルティンヴェルディさん&デボラレイさんご夫妻、グリーンカードを持っていた息子が強制送還危機

私たちは裏切られた、だまされたと感じていますトランプはこんなことをするなんて言わなかった。彼は違法移民犯罪者追放すると言ったんだ。長い間ここに平和にいる人を追い掛け回すとは言わなかった。嘘つきだ。こんなことをするなんて知っていたら、違う票を入れた。」

彼らの息子、アグスティン・ジェンティーレは、13歳の時に両親ともにアルゼンチンから渡米。31歳、ノースカロライナ在住、米国市民の6歳と8歳の子供がいる。2019年軽犯罪法違反保護観察処分を受け、2023年保護観察処分は終了していたが、海外旅行から帰国時に拘束され、グリーンカードを取り消され、移民管理センター収容された。5月12日以降に審問があるといわれているという。本人曰く、収容所でグリーンカードを持っているのは自分だけで、他はみんな違法移民だ、と両親に話しているそうですが、グリーンカードは取り消しずみですので、ジェンティーレはすでに不法移民ですね。なお、DHSは、グリーンカードビザ特権であって、権利じゃないからいつでも取り消しにできるんだ、と主張していますね。

まぁでもトランプ選挙から移民アメリカの血を汚してるとか、州を台無しにしているとか、ハイチ人の合法滞在者がペットを食ってるから強制送還する必要がある、とか言ってたし、何より、トランプが嘘つきなことに気づけないなんて致命的なミスを犯してしまったのではしょうがないですよね。

ブラッドリーバーテルさん、グリーンカード申請中の妻が、過去ビザ超過でICE逮捕されるも、投票は後悔していないと語った

ペルー出身カミラムニョスさんと再婚し、プエルトリコ新婚旅行に行った帰り、「アメリカ市民か」と尋ねられたカミラさんが「いいえ」と答えると拘束されてしまった。

なお、ICEやDHSのによる突然の拘束は、ICEによる定期的な呼び出しに応じた際、一時出国した際の帰国時が非常に多い。中には雇用先と結託されて、だまし討ちにあうパターンもある。

カミラさんは、COVIDのロックダウンで、帰国できなかった期間にオーバーステイしてしまった経験があったため、強制送還危機さらされている。

ブラッドリーさんは、カミラさんがペルーに送られてしまったら、移住を少し考えたが、前の妻との子供がいるので、無理だと思っている。

なお信仰心が篤いので、

弁護士を雇っているし、トランプターゲットにしているのは、どこからたかもわからないような連中で、自分の妻がどこから来たのかについて、当局は全部知っているか大丈夫だと信じている。通関のシステムが非常に効率が悪いからこんなことになっているんだろう。トランプのせいではないが、トランプはこれを改善する力がある。この問題話題になり、早く解決することを願っている。

と述べ、トランプ投票したことを後悔しているか、と尋ねられて、「していない」と答えた。

うん、これぞMAGAの鑑。

グリーンカード取得済みのメキシカアメリカンで、トランプを支持している、と公言したら、いとこやおいっこに縁を切られた、彼らが送還されてもなんも問題ない、とのたまったばあさんなみ。

https://www.theguardian.com/us-news/2024/oct/11/immigration-is-the-toxic-issue-defining-the-us-election-in-arizona-the-debate-is-deadly

なお、レヴィットはいものように「ビザが切れたもの強制送還される」と述べている。

ちなみにムニョスはいったん拘束は解かれ、引き続き審査を待っている。結果については報道されていないが、「もし強制送還されるのであれば、それは仕方ない」と主張している。

サラ・バルースさん、「私はトランプ投票した。耐え難い代償を支払っている」

サラさんは、中西部で生まれ学生時代から恋人結婚し、息子が生まれたばかり。でも彼女の夫は強制送還危機さらされている。彼はアメリカ市民ではない。

私の夫の最大の問題は、彼は合法的入国したわけではないことです。彼は歩くより前からここで暮らし犯罪を犯さず、勤勉で、弁護士を雇い、正当な方法市民になる道を模索していました。でもすべてが無駄だった。

私がトランプへの投票を後悔しているか?それは私がもう少し感情的でないときに聞いてください。私は同情を買うために公表しているのではありません。トランプ政権は、犯罪者、悪い人たちだけを送還しようとしているのではないということを知ってもらうためです。

彼らは、善良な父親であり、生産者であり、家族です、家族を引き裂くことで彼らは勝っているのです。

まぁこの人はつらいだろうね。同じような苦しみを持つ人への想像力はあるのかな。でも後悔しているとは言えないんだね。

あたりまえだけどMAGAにもいろんな人がいるね。すこし想像力は足りないけど、犯罪者を何とかしてほしい、っていう要望別に間違っちゃいないとは思うけどね。教育して犯罪を犯させないようにしよう、という活動も憎んじゃうのがMAGAだし、アメリカ人向けの給食プログラムだって大嫌いなのがMAGAだし、銃規制に強烈に反対するのもMAGAだからな。なかなか難しいのではないかな。

ちなみに拘束の話が多くなったのでついでに話題にしとくけど、もっとも銃規制の強い州のひとつであり、サンクチュアリ法が定められている、マサチューセッツ州ウースターで、ブラジル系の母親が娘の目の前で逮捕され、動揺した16歳の娘がICEの車に縋り付いているのを、警察が投げ飛ばし逮捕妨害などの罪で逮捕したうえで、逮捕に抗議する女性2人を逮捕する事件があった。個人的映像はかなりショックだった。もちろん、ハーバードやタフツの学生逮捕される動画ショッキングではあったのだけど、子供の前で、この大人数で、抗議している人の多さの中で行われる逮捕にショックを受けた。

https://bsky.app/profile/dschnoeb.bsky.social/post/3loocfdwups2q

https://bsky.app/profile/dschnoeb.bsky.social/post/3loojzhsq6s2l

https://bsky.app/profile/dschnoeb.bsky.social/post/3look4fy5us2l

娘が、地面に押さえつけられているとき気持ち想像すると耐えられない気持ちになる。

市長は、この直前にも、連邦捜査への協力はしない旨を通知していたけど、逮捕にはウースター市警が動員されている。これって無力感を植え付けようとしてると思うんだよね。

動画中で、市議女性が、かなりがんばって抵抗していて、WARRANTを見せろ、と要求しているけど、警察は、なにも見せる必要はないって答えてる。

移民法の違反による拘束の場合朝鮮戦争のころに、スパイ摘発のために、不法移民であるとの合理的な疑いを持った場合かつ令状を取得していたら逃亡されてしまうほど緊急性が高い場合は令状なしで逮捕していいことになっていて、現在のところ、家宅侵入以外は、ICE権限ってめっちゃ強い形で運用されちゃってるんだよね。合理的な疑いなんて、なんとでもなるし、逃亡の危険なんてのも一切考慮されてないのは明らか。法律はいったん決まってしまうとその最大限まで使おうとする輩が出てくる恐れがあるので、慎重に対処必要だよね。ボンディは家宅捜索もしていいっていってたけど。ただあたりまえだけど、していいのは逮捕までで、そのあとは移民裁判必要ブラッドリーさんがいうように、移民裁判が遅いんだとしたら、移民裁判官を大量に首切ってる場合じゃないんだよね。移民裁判をやってたら間に合わないから、という理由で、ヒアリングなしで送還される事例が続出しているわけだけど。

Terrible things are happeningoutside… poorhelpless people arebeing draggedout of theirhomes.

Families are torn apart; men, women and children are separated.

Children comehome from school to find that their parents have disappeared.

やっぱり思い出すよね、茶色シャツを。

Permalink |記事への反応(0) | 03:16

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2025-05-03

アメリカって福音派出生率が高いし、中西部労働者出生率高いんだなあ

子どもさなリベラルが負けるのは当然のような気がするな

Permalink |記事への反応(0) | 22:29

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2025-04-14

anond:20250414151324

そうなんだけど。トランプのせいで世界はめちゃくちゃになってるけど。

 

トランプのでたらめな政策を歓迎している人がたくさんいるんだよな。

南部中西部では支持率がアップしているよ。

中間選挙圧勝する可能性あるよ。

Permalink |記事への反応(1) | 15:26

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2025-04-10

アメリカ中西部に内トランプ自治区とかつくればいいんだよ。

トランプはその自治区大酋長とかやればいい。

関税も好きなだけかけろ。

Permalink |記事への反応(0) | 16:36

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2025-04-06

今日インターネットで持ち上げられていたやつさあ。めちゃくちゃ暇空臭いんだわ。

https://x.com/masa_0083/status/1908349063676018714

すごく気持ちが伝わってくる。

ウォール街GAFA幹部海岸部民主党支持者には、俺たち中西部ゼロから土地を耕して、工場で地道に働いて来た人間がどれほどの物を失ったかわかるまい、奴らは報いを受けるべきだ」という気持ち

グローバル化アメリカ田舎に本当につらかった。

(そして実は全世界先進国田舎すべてにもそう)


社会の分断を煽ってYouTubeとかでかねかせぐやつじゃん。

https://x.com/FedPoasting

「Bugman Hegel」は、主に英語圏ソーシャルメディア特にXで活動しているとみられるインフルエンサーで、政治社会問題に関する独自視点物語提供することで知られています

名前自体が特徴的で、「Bugman」は現代社会における没個性化した消費者労働者揶揄するスラング

「Hegel」はドイツ哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒヘーゲルを指している可能性があり、

哲学的批評的な立場を暗示しているのかもしれません。このペンネームから皮肉批判を込めた社会解説を行う人物像が浮かび上がります

Xでの最近投稿2025年4月6日時点)によると、彼のコンテンツアメリカ社会における階級対立文化的緊張をテーマにしたものが多いようです。

例えば、投稿からは「エリートによって見捨てられた労働者たちが選挙で反撃した」という物語を情感豊かに描いていると指摘されています(@kurubushi_rm)。

この物語では、特に白人労働者階級視点が強調されており、「ウォール街ワシントン」といった権力中枢が地方搾取し続けているという危機感を煽るスタイルが特徴的とされています

ただし、これが事実を完全に反映しているわけではなく、ミスリードや誇張が含まれるとの批判もあります

また、彼の投稿には明確な政治立場(例えばトランプ支持や民主党批判)が直接的には見られないものアメリカ社会を二つのカーストエリート労働者)に分けて語る傾向があるようです。

この点から、彼の関心は特定政党選挙結果よりも、構造的な社会問題や感情的な分断にあると考えられます

さらに、選挙における他の要因(インフレ移民問題治安など)を直接扱わないため、彼の叙述は部分的視点に留まるとも評価されています

インフルエンサーとしての影響力については、具体的なフォロワー数やリーチを示すデータが手元にないため断言できませんが、

Xでの議論を見る限り、彼の投稿はある程度注目を集め、賛否両論を呼んでいるようです。

物語形式で語られる彼のコンテンツは、読者の感情に訴えかける力が強い一方で、事実との乖離単純化批判されることもあるため、分析的な読者から懐疑的に見られる傾向があります

結論として、「Bugman Hegel」は社会批評を軸に、労働者階級視点からエリート層への不満や抵抗ドラマチックに描くインフルエンサーと考えられます

そのスタイル哲学的文学的な要素を含みつつも、事実よりも感情や印象を優先する傾向があるため、

彼の主張をそのまま受け取るのではなく、背景や文脈を踏まえて解釈する必要があるでしょう。

詳しくは読書猿さんが分析してるからそっち見て

https://x.com/kurubushi_rm/status/1908703440152518697

やっぱりネット民は暇空を支持したことからなにも反省してないだろ

Permalink |記事への反応(2) | 17:57

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世界に広がるトランプ政策の波紋――その影響と背景を読み解く

2025年ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領就任しました。この再登場は、国際社会にとって小さくない衝撃でした。というのも、彼の政策スタイルは一貫して大胆かつ予測が難しく、特にアメリカ第一主義」を掲げた通商政策外交戦略は、国際的な秩序や協調体制に大きな揺らぎをもたらしているからです。

たとえば、彼の高関税政策や、NATO北大西洋条約機構)など既存同盟関係の再交渉は、国際経済の安定に欠かせないサプライチェーン不安定にし、各国の企業消費者に不確実性を与えていますアメリカがこれまで果たしてきた「国際秩序リーダー」としての役割が後退し、代わって中国ロシアといった他の大国が台頭するという地政学的な変化も進んでいます

こうした背景のもと、私たちは改めて「国際社会とは何か」「アメリカ立ち位置とは何か」を考える必要があるのかもしれません。

ラストベルトの支持者たちはなぜトランプを支持するのか?

では、こうした国際的不安定化を招く政策が、なぜアメリカ国内で支持を集めているのでしょうか。

その一つの答えが、「ラストベルト(Rust Belt)」と呼ばれる中西部工業地帯にあります

この地域では、かつて繁栄した製造業グローバル化の進展とともに衰退し、多くの人々が雇用喪失生活水準の低下を経験しました。トランプ氏は、そうした「取り残された人々」に対して、保護主義的な政策を通じて経済的な回復約束しました。

もちろん、専門家の中には、彼の関税政策が逆に物価上昇を招き、長期的にはアメリカ経済マイナスの影響を与えるという懸念を示す声もあります。実際、関税をかけられた輸入品価格が上昇すれば、一般消費者生活にも影響が出ますし、国際的孤立は輸出や外交面でも不利益を招く可能性があります

単なる感情論ではない? ラストベルトの支持の中身

それでも、ラストベルトの支持者すべてが感情的トランプ氏を支持しているわけではありません。中には、彼の政策の背後にある理念に強く共鳴し、理性的判断のもとで支持している人たちも存在します。

たとえば、「グローバル化によってアメリカ競争力が削がれた」「安価外国製品や海外移転雇用が奪われた」という見方は、単なる主観ではなく、一定現実に基づいています。また、「アメリカ世界の秩序を維持するために過剰な負担を強いられてきた」との考え方も、近年の外交コストの上昇や国民戦争疲れを背景にすれば理解やすいでしょう。

まりトランプ支持は一部の人にとって、アメリカ役割見直し、「内に目を向けよう」という自己定義の試みでもあるのです。

日本におけるトランプ支持――その少数性と特異性

さて、日本に目を向けると、トランプ氏の政策共感する声はかなり限られています。これは、日本がこれまで自由貿易と国際協調を重視し、アメリカとの同盟関係外交の基軸に据えてきたことと深く関係しています

しかし、近年は「日本も過度に国際社会依存しすぎているのではないか」と考える人たちも少しずつ現れています。彼らは、「自国のことは自国で守るべきだ」「国際援助よりも国内課題を優先すべきだ」といった立場からトランプ氏の「自国優先主義」にシンパシーを感じているようです。

こうした考え方は、日本経済安全保障の「自立」を重視する立場と重なる部分があり、トランプ支持というよりも、「グローバル化のあり方を見直したい」という共通問題意識に基づいていると見ることもできます

日本でもトランプ価値観が広がる可能性はあるのか?

現時点では少数派であるものの、日本でも今後、トランプ的な価値観共感する人が増える可能性は否定できません。

特に経済格差や地方過疎化といった国内課題への不満が高まる中で、「外より内」「他国より自国」といったシンプルメッセージは、一定の魅力を持つからです。

また、世界的なポピュリズムの潮流、つまり既存エリート政治に対する反発」や「自国アイデンティティを取り戻そう」という動きは、ヨーロッパアメリカだけでなく、日本でもその萌芽が見られるようになってきました。

おわりに――国境を越える政治思想の影響

トランプ氏の政策は、世界の枠組みを大きく揺るがしています。そしてその影響は、アメリカ国内支持層だけにとどまらず、遠く離れた国々の人々にも新たな問題提起を投げかけています

私たちが今、注目すべきなのは、こうした動きが単なる一時的現象ではなく、グローバル化への見直しや各国のアイデンティティの再構築といった、より大きな流れの一部であるということです。

国際政治の動きを理解するうえで大切なのは、「誰が正しいか」という二元論ではなく、「なぜこうした考えが支持されるのか」「その背景には何があるのか」といった問いを持ち続けることです。

Permalink |記事への反応(0) | 15:19

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2025-03-15

anond:20250315101045

そうなんだよね

アライはガチ差別主義者のトランスすら批判できなくなってるから

イスラエル批判できないドイツみたいなもんだね

 

https://news.line.me/detail/oa-jiji/67lfdesl8mu2

第97回米アカデミー賞主演女優賞候補で、スペイン出身俳優カルラ・ソフィア・ガスコンさんが過去に行った差別的発言が露見し、批判を浴びている。出生時の性別性自認が異なるトランスジェンダー女性として初めて同部門ノミネートされたが、自身で快挙に水を差した形。

ガスコンさんはイスラム教徒について「治療必要憎悪の根源」と主張。米中西部ミネソタ州で2020年、警官に首を圧迫され死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんを「麻薬中毒者の詐欺師」とも表現した。アカデミー賞多様性批判も展開していすら

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2025-03-10

悲報トランス女優さん、ガチ差別主義者だった

anond:20250310212619

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第97回米アカデミー賞主演女優賞候補で、スペイン出身俳優カルラ・ソフィア・ガスコンさんが過去に行った差別的発言が露見し、批判を浴びている。出生時の性別性自認が異なるトランスジェンダー女性として初めて同部門ノミネートされたが、自身で快挙に水を差した形。

ガスコンさんはイスラム教徒について「治療必要憎悪の根源」と主張。米中西部ミネソタ州で2020年、警官に首を圧迫され死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんを「麻薬中毒者の詐欺師」とも表現した。アカデミー賞多様性批判も展開している。

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2025-02-26

ドナルド・トランプアメリカ王即位するまでの政治的シミュレーション

序章

21世紀初頭、アメリカ合衆国民主主義象徴として世界に君臨していた。しかし、経済危機社会的不安政治的分断が深刻化するにつれ、その礎は徐々に揺らぎ始めた。かつての大統領であったドナルド・トランプ氏は、この混乱の中で再び舞台に登場することとなる。彼の台頭は単なる政治的復活ではなく、国家統治形態のものを変革する試みとして歴史に記されることとなった。

第一章:国家分断と指導者の台頭

経済的な衰退、社会的対立、そして選挙正当性を巡る紛争アメリカを分断していた。中西部産業地帯失業率の上昇にあえぎ、西海岸東海岸都市部では移民政策人種問題を巡る抗議運動が激化していた。こうした状況の中、ドナルド・トランプ氏は再び支持者を集め、国家の「統一者」としてその存在感を強めていった。彼は混乱の時代における「強い指導者」として称えられ、王制導入を主張する運動が次第に勢いを増していった。

第二章:憲法改正への道

王制を確立するためには、現行のアメリカ憲法に対する前例のない改正必要であった。憲法第5条の定める厳格な手続き突破するため、トランプ氏とその支持者は非常事態宣言を発令。内戦危機国外からの脅威を口実に、通常の手続きを省略する特例措置を次々と導入した。その後、新憲法が起草され、トランプ氏を「執政王」として位置付ける条項が盛り込まれた。この新憲法プロパガンダ圧力による国民投票承認され、王制が合法化された。

第三章:権力掌握の戦略

トランプ氏は権力確立するため、徹底した戦略を実行した。軍部治安機関と強固な同盟関係を築き、国内治安維持を確実なものとした。同時に、主要メディアを統制し、反対派の声を封じ込めた。さらに、「国家安定化のための王制導入」を問う国民投票実施し、巧妙な世論操作を駆使して賛成多数を勝ち取った。こうして、彼の権力基盤は盤石なものとなったのである

第四章:国内外の反応

王政樹立は、国内外で大きな波紋を呼んだ。国内では民主主義擁護派や一部の州が強硬に反発し、武力衝突が発生。一部の州は連邦から離脱を表明し、アメリカは分裂の危機に直面した。国際社会トランプ政権非難し、経済制裁外交的孤立が進んだ。しかし、トランプ氏はロシア中国などの権威主義国家同盟を強化し、新体制国際的正統性を確保しようと試みた。

第五章: 王制確立後の統治体制

トランプ氏は「執政王」として実権を掌握し、議会司法への影響力を保持した。王位継承制度も制定され、トランプ家による世襲制確立国民の支持を維持するため、定期的な国民投票や盛大な儀式が繰り返し実施された。この新体制の下、アメリカ一見安定を取り戻したかに見えたが、民主主義を失った代償は計り知れなかった。

結論

このシミュレーションは、極めて非現実的ながら、現実政治的プロセスに即したシナリオを描いている。社会の分断、カリスマ指導者の台頭、そして憲法改正を巡る戦略的な動きが重なったとき体制変革の可能性は理論排除できない。アメリカ王政国家へと変貌する過程は、民主主義脆弱さと権力本質について深い示唆を与えている。

anond:20250226104922

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2025-02-20

anond:20250218143014

実際にはLGBT以上に、ワシントン政治エリートNY金融エリートNASAみたいな学術エリートなんかと普通アメリカ人が離れすぎてしまったのが大きいような

ヒラリーが負けたのはその典型

多くのアメリカ人は、そういう連中のこと異星人のように見てる

日本みたいに、誰でもワンチャン東大いって弁護士政治家、または医者エリートって雰囲気じゃないんよ、アメリカ中西部とか

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2025-02-12

悲報トランス女優さん、ガチ差別主義者だった

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第97回米アカデミー賞主演女優賞候補で、スペイン出身俳優カルラ・ソフィア・ガスコンさんが過去に行った差別的発言が露見し、批判を浴びている。出生時の性別性自認が異なるトランスジェンダー女性として初めて同部門ノミネートされたが、自身で快挙に水を差した形。

ガスコンさんはイスラム教徒について「治療必要憎悪の根源」と主張。米中西部ミネソタ州で2020年、警官に首を圧迫され死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんを「麻薬中毒者の詐欺師」とも表現した。アカデミー賞多様性批判も展開している。

トランスって結局反差別じゃないんだよね。自分利益だけ。

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2025-02-06

ダイエット志向トランプ支持者の間でテコンドー流行り始めている

俺の住む町は、アメリカ中西部のそこそこの規模の地方都市だ。典型的レッドステートの片田舎で、周りを見渡せばトランプの赤い帽子かぶった人間がちらほらいる。コロナ禍のときマスクをしない主義のやつが多く、ワクチンを打たない自由を誇らしげに語る人間が珍しくなかった。でも最近、その手の人々の間で、ある意外なもの流行り始めている。それがテコンドーだった。

発端は、地元の人気ラジオ番組だった。右派寄りの論調で知られるトークショーホストが、リスナーから質問に答えるコーナーで、突如こう言ったのだ

最近、俺はテコンドーを始めた。これがなかなかい運動になるし、何より自己防衛にも役立つ」

最初冗談かと思ったが、彼は本気だった。テコンドーがどれだけ優れた格闘技で、特にドルエイジの男性にとってどれほど有益かを熱く語った。そして最後にこう締めくくった

「お前らも試してみろ。俺たちは常に戦う準備をしていなければならない」

これがきっかけだったのか、保守派の人々が地元テコンドー道場に通い始めた。特に40代、50代の男性が多い。これまで運動とは無縁だった中年太りの男たちが、いきなり道着を着て蹴りを繰り出しているのだから最初は笑い話だった。だが、彼らの熱意は本物だった。

地元スポーツ用品店でも「テコンドー用の道着はないか?」と尋ねる客が急増し、一部の店舗では小規模ながらコーナーが設置されるほどになった。SNSでは「俺の町の保守派グループテコンドークラブを作った」といった投稿が増えている。彼らはテコンドーを単なるダイエット手段としてではなく、「戦うための準備」として捉えているようだった。

俺のアパートの隣に住むジェイクも、そんな一人だった。50代前半、腹の出た元軍人普段は「リベラルのせいでこの国は終わった」と愚痴をこぼしているが、最近道場帰りに「今日回し蹴り練習をした」と誇らしげに語るようになった。

「お前もやらないか日本人なら武道に詳しいだろ?」

そう言われたときは苦笑するしかなかった。

だが、冷静に考えると、このムーブメントには妙な皮肉がある。トランプ支持者の多くは愛国心を誇り、アメリカ第一主義を掲げる。そして、テコンドー韓国国技だ。にもかかわらず、彼らはなぜかテコンドーを選んでいる。

理由はいくつか考えられる。まず、テコンドーは他の武道に比べて敷居が低い。柔道ブラジリアン柔術のように相手と組み合う必要がなく、剣道空手よりも派手な蹴り技が多い。特にYouTubeで見られる「強そうな技」のインパクトが大きいのかもしれない。そしてもう一つ、これはあくまで俺の推測だが、彼らの中に潜在的な「戦闘願望」があるのではないかと思う。

彼らは口を開けば「リベラルのせいで国が滅びる」「移民犯罪を増やしている」と言う。選挙が近づけば「俺たちの国を取り戻すべきだ」と熱を帯びる。そんな彼らにとって、テコンドーは単なるエクササイズではなく、ある種の「戦うための訓練」なのかもしれない。もちろん、道場インストラクターは「平和的な精神が大切です」と言っているのだが、それがどこまで響いているのかは分からない。

ある日、スーパー駐車場で、ジェイクが突然俺に向かって言った

「見てろよ」

そして、車のそばでいきなり後ろ回し蹴りを繰り出した。しかし、バランスを崩して派手に転んだ。

大丈夫か?」と声をかけると、彼は痛みに顔をしかめながらも笑っていた

「これができるようになったら、俺は完璧だ」

完璧に何をするつもりなのか、俺には分からなかった。

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2025-01-20

ドナルド・トランプがついに大統領になる

ドナルド・トランプがついに大統領になる――このニュースは、2016年大統領選挙戦の余波を大きく揺るがし、世界中で驚きと議論を巻き起こしました。アメリカ国内政治的分断が深まる中、トランプ氏が「ワシントン政治の打破」「アメリカ・ファースト」を掲げて突き進んだ結果、メディアの多くの予想に反して勝利を収めたのです。その勝利宣言は、国内外の政治的経済的風景を一変させる合図のようでもあり、アメリカ史において新たな時代の到来を告げるものでした。本稿では、トランプ大統領誕生に至るまでの道のりと、彼が就任によってもたらすインパクトさらに当時同時進行的に注目されつつあったビットコインなどの新技術話題にも触れながら、複雑に絡み合う政治社会の背景を考察してみたいと思います

まず、トランプ氏が大統領選に名乗りを上げたとき、多くの人々はその可能性を疑問視していました。「不動産王」として高層ビルに名を刻み、テレビ番組プロデューサーホストとしてエンターテインメント業界でも名を馳せた人物が、果たして政治世界通用するのか――そうした声はアメリカ政治分析からも多く挙がっていたのです。しかし、トランプ氏のキャッチフレーズMake America GreatAgain」は、経済格差に苦しむ層やグローバリズムの荒波に翻弄されてきた層の心を強烈につかみました。いわゆる「忘れられた人々」と称された中西部白人労働者層を中心に、既存政治家とは異なるアピールが幅広く受け入れられたのです。

他方、トランプ氏はその強烈な個性ゆえに多くの批判も浴びていました。過激発言差別的と受け取られかねないコメントは多方面から反発を買い、メディアとの緊張関係を高める一因ともなりました。主要メディアの多くは、彼の当選否定的予測していたこともあり、選挙結果発表直後は「世紀の番狂わせ」とも呼ばれるほどの大きな衝撃が走りました。ヒラリー・クリントン国務長官経験豊富政治家として、多くの財界メディア支援を受けてきましたが、その支持基盤だけではカバーできない層の不満と怒りが、トランプ氏を大統領の座へと押し上げたのです。

トランプ氏の就任演説は、そのまま自身選挙公約体現する内容でした。「アメリカを再び強くする」「国境を守り、雇用を取り戻す」というメッセージは、一方では保護主義的な色彩を強めることを示唆し、もう一方ではアメリカエスタブリッシュメントに対する痛烈な批判とも読めました。就任初期から彼は、オバマ政権が取り組んできた政策の方向転換を図り、国際的な取り決めから離脱関税引き上げなど、賛否両論を巻き起こす決定を相次いで行っていきます。もとより政界からの参入という形で大統領就任した人物であるだけに、その手法既存政治家と大きく異なり、混乱と躍動が同時に渦巻く中で「トランプ政権」が幕を開けたのです。

こうした政治的大変動のさなか、世界経済市場もまた大きく動揺しました。トランプ氏の就任後、彼の発言政策見通しに応じて株価上下動を繰り返し、不透明感が増したことドル相場も敏感に反応していました。一方、当時まだ「投機対象」としてのイメージが強かったビットコインも、政治リスクの高まり経済の先行き不透明感を背景に注目を集めはじめていた時期です。とりわけ、トランプ政権発足後に進む金融規制の変化や大手金融機関の動向が、暗号資産(仮想通貨)市場にとってどのような影響をもたらすのか――その点が専門家の間でも度々議論俎上上りました。

実際、2017年ビットコインにとって劇的な一年となりました。価格は急騰と暴落を繰り返しながらも、年末には一時2万ドルに迫る水準にまで高騰したのです。トランプ大統領就任が直接的な原因と見る向きは少ないものの、世界的に低金利政策が続いたことや、トランプ政権保護主義的な政策傾向が市場に与えた心理的影響が、リスクヘッジ先としてビットコイン存在感を高めたという説もあります。当時、ビットコイン実用性よりも「これから先、世界経済はどうなるかわからない」とする不安投機熱が、暗号資産全般への注目を押し上げていたのもまた事実でした。

トランプ大統領選挙期間からアメリカ利益が最優先」というメッセージを繰り返しており、就任後の政策もその路線を忠実に示していきます環太平洋経済連携協定TPPから離脱表明、北米自由貿易協定NAFTA)の再交渉さらには移民政策の大幅見直しなど、「グローバル化」に対して批判的な動きを強める中、世界との関係性は大きく揺らぎました。保護主義が加速すれば、米国以外の国々との関税合戦エスカレートし、国際協力体制にひびが入る恐れも高まりますトランプ政権政策アメリカ国民の一部に大きな期待を持って迎えられる一方で、グローバル企業や国際金融市場には新たなリスクを孕むことになったのです。

こうした「変化の渦」に巻き込まれアメリカ世界の情勢を受けて、国際社会から賛否が分かれる声が絶えませんでした。トランプ氏のリーダーシップは、大胆な政策決定と過激発言力に象徴されますが、その背後には支持層が求める「既存政治に対する反逆」というメッセージが常に存在していますさらに、ソーシャルメディアを駆使した直接的なコミュニケーション戦略は、従来の政治報道の在り方を根底から揺るがし、大統領ツイートする一言一言ニュース見出しを飾るようになりました。これに伴って、政府系の公式発表以外にも大統領本人のSNS政策意思決定過程を読み解くヒントとなる異例の事態常態化し、「トランプ政治」が確立されていったのです。

こうした動きは暗号資産世界にとっても見逃せない要素でした。トランプ政権金融業界にどのように介入し、規制を強めるのか、あるいは緩和するのかによって、ビットコインやその他の暗号資産需要や信用度合いが変化する可能性があったからです。現に、SNSを通じてトランプ氏が貿易為替金融機関に対する批判を繰り広げると、瞬く間に市場が過敏に反応するような局面散見されました。まだ当時は、ビットコイン価格トランプ個人発言によって大きく揺さぶられるところまでには至りませんでしたが、「強烈な言葉の一撃があれば何が起きるかわからない」という不安好奇心投資家の間に広がっていたのです。

トランプ氏の大統領就任によって世界中が騒然とする一方、アメリカ国民の間でも評価は大きく割れました。いわゆる「トランプ支持層」は、グローバリズムによって置き去りにされた伝統産業地域再生を切望しており、トランプ氏の強気姿勢が誇りを取り戻すきっかけになると信じていますしかし、自由貿易多様性を重視する立場からは、人種宗教ジェンダーなど多面的価値観を軽視するような言動容認できず、国際関係悪化によってアメリカが得るものより失うもののほうが多いのではないかという批判が続きました。国論が大きく割れる中で、政治はしばしば対立と停滞を余儀なくされ、民主主義の根幹が試される状況が続いていったのです。

就任から半年一年、そして四年と、トランプ政権は折々に劇的なトピック世界提供しました。移民政策の強化や国境の壁建設保護主義的な経済政策さらにはSNS舞台にした相手リーダーへの鋭い批判挑発。それらの動きの一方で、好調株式市場雇用指標支持層の信頼をさらに固める要因ともなりました。そして、いつしかトランプ時代」という言葉が定着し、保守層熱狂的な支持とリベラル層の激しい抵抗が同時進行する、歴史上でも特異な大統領の姿が刻まれていったのです。ビットコインをはじめとする暗号資産市場もまた、この混沌とした政治的経済的環境の中で少しずつ成長を遂げ、後の数年でさらに大きな盛り上がりを見せる布石を固めていくことになります

振り返ってみれば、ドナルド・トランプ氏が大統領就任した瞬間は、単に「ホワイトハウスの主が変わった」だけでなく、世界が新たな政治秩序へと足を踏み入れる始まりでした。従来の常識や慣習が揺らぐことで、多くの人が不安を覚えたのは事実です。しかし同時に、こうした不安定要素がイノベーションを生む土壌になっていく可能性を示唆する声もありますビットコインという新しい経済圏の動きは、その一つの象徴と言えるでしょう。これから先、暗号資産既存通貨体制や国際金融システムとどのように共存し、あるいは競合していくのかは、トランプ政権下での金融政策規制の変化だけに左右されるものではありませんが、政治技術が互いに影響を及ぼし合う時代の到来を予感させるには十分な状況でした。

こうして始まった「トランプ政権」の時代は、米国内だけでなく世界政治経済社会に強烈なインパクトを与え続けました。何よりも注目すべきは、既存政治国際秩序に対する不信感と疲弊感が、多くの人々をトランプ氏のような“異端”へと駆り立てた点でしょう。その背景には、IT技術の急激な進歩がもたらす雇用の変化や、新自由主義的な経済政策で拡大した格差問題さらには絶えず加速するグローバル化の負の側面など、解決が容易でない課題が山積していました。そうした状況下で、伝統的な政治への失望が頂点に達したがゆえに、トランプ氏が「最後の切り札」あるいは「新たな希望」として期待を背負ったのです。

結果的に、トランプ氏のアプローチワシントン常識国際政治の慣習を大きく揺るがしましたが、その衝撃は同時に、世界中の人々が民主主義の在り方や経済の仕組みを問い直す機会を提供することにもなりました。激化する国内対立、揺れる国際協調、そして新しい技術革新――大統領就任とともに空気感が一変したアメリカ世界は、次なる展開を予測しづらい不確定な未来へ足を踏み出していたのです。その中で、ビットコインをはじめとした暗号資産が「個人資産を守る手段」「国家中央銀行方針に左右されにくい通貨システム」として改めて意識され始めたことは、ある意味必然だったのかもしれません。

ドナルド・トランプがついに大統領になる――それは一つの政治的大事であると同時に、世界秩序を大きく再構築する引き金でした。国際協調保護主義のせめぎ合い、従来の政治観と“トランプ流”の対立、そして暗号資産という新しい技術潮流の台頭。これらは偶然の産物ではなく、現代社会が抱える構造的な問題と変革への希求が交差する点に表出した、いわば必然の衝突でもありました。トランプ氏がホワイトハウスに足を踏み入れたあの日を境に、世界がまったく新しい物語を紡ぎ出した――そう思わせるには十分なインパクトが、あの就任式にはあったのです。今後、トランプ時代政治的社会インパクトをどのように総括し、ビットコインを含む暗号資産社会根付くかどうかは、さらに長期的な視点で見守る必要があるでしょう。歴史は常に、予想を上回る形で動いていくものです。トランプ大統領誕生ビットコインの台頭が重なった時代は、振り返ってみれば「新たな扉を開いた瞬間」と言えるのかもしれません。

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2025-01-08

anond:20250108012730

バターリャポルトガル中西部にある町ですが、名前の由来は「戦い」だからまずいですよ

Permalink |記事への反応(0) | 16:06

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2024-12-12

トランス女性女性です

トランスジェンダー女性トイレ使用禁止求めた米議員議会内で襲われる 33歳男を逮捕

連邦議会議事堂女性トイレトランスジェンダー使用させないよう求めてきたナンシー・メース下院議員共和党)が10日、議会内で襲われた。議会警察暴行容疑で中西部イリノイ州シカゴに住むジェームズ・マッキンタイ容疑者33)を逮捕した。米メディアが報じた。

メース氏は、11月下院選でトランスジェンダーのサラ・マクブライド氏(民主党)が初当選したことを受け、生物学的な男性議事堂敷地内の女性専用スペースを利用することを禁じる決議案を提出。議長は利用を認めない方針を明らかにしていた。

https://www.sankei.com/article/20241212-AXAGKLMORJGRXELANHPXEDPQIQ/

アメリカ革命が多発してます

こりゃ今後数年は荒れそうだ

Permalink |記事への反応(0) | 20:01

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2024-02-22

anond:20240221194929

ほー、ラテン語ね。為になったわ。

ラテン語は、イタリア半島中西部の一都市言語として生まれました。古代ローマ帝国公用語として使用され、ローマ帝国滅亡後もローマ・カトリック教会公用語となりました。中世から近代の初めに至るまで、カトリック教会を中心とする全ヨーロッパ知識層の共通文語として用いられました。

ラテン語は、フランスイタリアスペインポルトガルルーマニアなど、すべてのロマンス諸語の母体です。英語を含む多くの言語に影響を与えています

現在ラテン語公用語として採用している国はバチカン市国のみです。

生成AIより。

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2024-01-24

anond:20240124110355

( ^ω^ )

アメリカ中西部ウィスコンシン州の片田舎にある一軒家――ごくふつう農家しか見えないその建物は、じつは銀河の星々を結ぶ中継ステーションだった。その農家孤独に暮らす、元北軍兵士イーノック・ウォレスは百年のあいステーション管理人を務めてきたが、その存在を怪しむCIAが調査を開始していた……異星人たちが地球に来訪していると知っているただひとりの男の驚くべき日々を描く」

https://www.hayakawa-online.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000013108

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2023-12-01

anond:20231201112808

大田広域市(テジョンこういきし、韓: 대전광역시; 英: Daejeon MetropolitanCity)は、大韓民国中西部位置する広域市忠清道地方)。

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2023-02-09

スペクターサウンドを256倍楽しむ方法

 日本では'76年に、フィレス・レーベル作品がまとめて再発売されたことがありましたが、ボックス形式としては本邦初で、しかCDボックスとしては今回が世界初ということになります。また同時に、<ヒーズ・ア・レベル>という、関係者インタビューを中心にした本が白夜書房から発売されます。それを読みながらこのBOXを聞きますと512倍楽しく聞けることを保証します。

 では、時代を追って解説していきます

テディー・ベアーズ

 1958年17才にして彼は”スター”でした。この後ポップス歴史を彩ることになるクリスタルズロネッツキャロル・キングバリーマンビーチ・ボーイズビートルズの誰よりも先に<NO.1ヒット>を持っていた!、このことが良くも悪くもスペクターのその後の人生を決定づけたと思いますポップス史上、#1ヒットを星の数ほど作り続けたリーバー&ストラーや、ジョージマーチンも、自らの#1ヒットはなく、このことが彼を単に<プロデューサー>の範疇では捉えられない最大の理由です。<彼を知ることは、彼を愛することだ>というデビュー曲の<彼>は、もちろんスペクター本人の意味で、そこには強引さ、傲慢さも感じられますが、実はそれが力強くもあり、<スターの要素>そのものだともいえます。彼の仕事ぶりを評して、全てを自分一色に染めてしまう、という批判をよく聞きますが、これはことの本質理解してい居ない人の発言です。かれは<裏方>ではなく<スター>なのです!それを、アーティストの持ち味を引き出すのがプロデューサー仕事だ、という常識的意味で彼を捉えようとするから批判的になるのです。彼こそが<スター>で、誰が歌おうか演奏しようが、他の人は全て脇役なのです。単に映画監督と言う視点ヒッチコックを捉えるとおもしろ解釈は生まれない、というのにも似ています。(誰が主演でもヒッチの映画になります黒沢さんもそうですね。)

 デビューアルバムTEDDY BEARS SING」のB-1「IDON'TNEEDYOU ANYMORE」の<ステレオバージョン>はナントリードボーカル女の子の声が左で、真ん中がフィルコーラスしかも、ところどころリードボーカルの3倍くらいの大きさでコーラスが<邪魔をする>といってもいいほどの前代未聞のバランス!です。

 デビューからしてこうなのですから自己主張とかワガママなどという、なまやさしいことではないのです。

SCHOOLもの

 のちにブラックミュージックにのめり込んでいった彼ですが、スタートは白人ポップスでした。まずは自らのヴォーカリストギターリスト、および作曲家としての才能を試すところからはじめた、というところでしょうか。'50年代後半は、まだ黒人音楽一般的ではありませんでしたが、若者の間では熱狂的な指示を得ていました。スペクターもいろいろな黒人アーティストを聞いていたようですが、こと自分デビューに関しては、世間的に穏便な方法をとったところなど<奇[...]

 また'50年代中期には「暴力教室」をはじめ「HIGHSCHOOL CONFIDENTIAL」など<怒れる若者>をテーマにした映画が続々と作られ、その代表としてJ・ディーンが登場し、代表作が「理由なき反抗」-REBEL WITHOUT A CAUSE -でした。このように、当時の若者キーワードの一つは<REBEL>であり、「乱暴者」のマーロン・ブランドのような皮ジャン、サングラスバイクというスタイル流行しました。

 彼のでデビューソングはたしかに<学園もの>でしたが、それまでの、例えばドリス・デイの「先生お気に入り」調のホンワカしたものではなく、女の子自分の想いを直接的、また積極的に<ナゼわかってくれないの?>と切々と歌い上げるというのは冬至若者フィーリングにピッタシきたようです。実はこの手法スペクター特有の<ソフィスティケーションの中の直接性>というもので、彼を理会する上で大事ことなのです。

ガレージサウンド

 ある程度、あるいはそれ以上の音楽素養がなければミュージシャン作曲家になれなかったジャズと違って、ギター1本あればだれでもロックンローラーになれる、というのがロック時代でした。子供技術を会得して成長し、大人の仲間入りをするのがジャズだとすると、ロックは、子供子供のままで音楽ができるというのが特徴でした。ヒョットしたらオレにもなれるかもしれないと、多くのシロウトがわれもわれもと参加したことが、音楽単純化拍車をかけました。ジャズ豊満でふくよか、とすると、R&Rは骨と皮だけといえましょう。ジャズ大人音楽で、背景はナイトクラブ女性お酒が似合いましたが、子供音楽として誕生したR&Rの背景に一番ピッタリだったのはナント、<ガレージ>でした。

 麻雀同様4人(あるいは3人)いればすぐにできたのがR&Rの特徴でしたが、ニュー・ヨークのようにせまいところで大声を上げれば、お母さんに怒鳴られるだけですからストリートへ出るわけです。50'sのDooWapブームの背景は街角ストリート・コーナーが似合ったわけです。

 それにくらべて土地の広大な中西部西海岸は車がなければ不便なので、当選、どこの家にもガレージがあり、ここが若者の格好の練習場所となりました(蛇足ですが、今の日本ロックサウンドの背景は<貸しスタジオ>--密室--ではないでしょうか?)。さて、楽器感覚でどうにか弾けますが、作曲というのは簡単そうでもやはり多少の音楽素養必要です。しかし、若者の、なんでもいいからR&Rをやりたい!という想いはこんなことではくじけません。骨と皮だけのロックを、さらに皮も捨てて骨だけにしたのです。それが<ギターインストゥルメンタル>でした。これは、楽器感覚的にかき鳴らすだけですから、とりあえずだれにでもできました。ジャズ単純化ロックとすれば、これはさらに、ロック単純化で、その極致であったわけです。

 これが<ガレージサウンド>の正体でしたが、この時代呼応するかのように、新しく生まれ現象がありました。それは、録音機が少しずつ普及し始め、ガレージ居間などでの<ホームレコーディング>が行われるようになったことです。そして、デモテープのような、ある意味では乱暴

チャートに登場するようになり、まさに音楽大衆化が、内容だけではなく、音質までにも及んだのです(エルビスバディ・ホリーデビュー曲地方の、オヤジさんが社長、オカミさん専務、というような町工場風のスタジオで録音したものです)。

 それまでの録音は、演奏者と録音技師ガラスを隔てて別々の仕事場でした。技師演奏者にマイクの使い方を指導することはあっても、演奏者の方が技師に注文をつけるというケースはめったにありませんでした。しかし、ホームレコーディング特有の、機械いじりの好きな少年の思い付きや、また機材不足からひねりだした斬新な工夫は、新しいサウンド母体となるのです。

 スペクターは、テディー・ベアーズの録音の時からスタジオ内と調整室を行ったり来たりして、録音技師を困らせていたようですから、コダワリの姿勢最初からのようです(口述しますが、後年よくいわれるワグナー好きやソウルミュージックの追求というのは、スターありがちな<後付け>である、と私は考えています)。

 このホームレコーディングが、実は<スペクターサウンド>の根幹なのです!<BACK TOMONO>の意味もこのことなので、一つのかたまり大人数、熱気、乱雑の中の整理、複雑の単純化、そして<ホーム>、これが彼の求めたものでした。かたまりは<MONO>、大人数はミュージシャンの数、熱は<ハルブレインドラム>、整理は<J・ニッチェアレンジ>、単純化は<L・レビンミックス>、そしてホームは<西海岸>、これがスペクターサウンドの中味の分析ですが、詳しくはこれも後述します。

インストマニア

 この当時のロックンロール少年と同じく、スペクターギター少年でした。本名フィル・ハーヴェイとしてインストレコードも発表しています。また'58、'59年はインストロックの当たり年で、チャンプ栖の「TEQUILA!」が#1になったり、B・ホリーのインスト版ともいえるファイヤーボールズ、リンクレイ、そしてジョニーハリケーンズサント&ジョニーサンディー・ネルソン(「TO KNOWHIM~」のドラムデビュー前の彼です)、そして極め付きはギターインスト王者、デュアン・エディーの登場でした。

 日本ではなぜか、ほとんど評価されませんでしたが、ギターリストとして一番の人気とヒットのあった人で、そのサウンドユニークさとポップ・シーンへの影響は大きいものがありました。またイギリスでの人気は特に異常で、'60年の人気投票では1位でした(すごい!)。近年リバイバル・ヒットした「PETERGUN」などは後の<007シリーズ>や<バットマン>のもとになったともいえますし、日本では未公開の映画「BECAUSE THEY'REYOUNG」のテーマは、彼の"トワンギー・ギター"と流麗なストリングスとのコンビネーションは、すぐアル・カイオラが取り入れて「荒野の7人」となって登場、西部劇インストテーマの基本形となりました。また「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のジョージマーチン楽団の「リンゴテーマ」も、まさにD・エディーのマネジャープロデューサーレスター・シルで、テディー・ベアーズの録音の際、隣のスタジオ仕事をしていて知り合ったといわれ、この人と出会ってなければ<スペクターサウンド>はこの世に存在しなかったといえるほど重大な出会いでした。

 シルはこの時すでにスペクタープロデューサー向きであることを見抜き、早速契約を結び、最初に買った曲のタイトルナント「BE MYGIRL!」。

 スペクターについては、まわりにいた人に才能があったので、本人にそう才能があったわけではない、という人もいますが、これは間違いです。確かにまわりにいた人々は有能でした。しかし、彼はプロデューサーとして一番重要な要素である<何をやりたいのか>ということが明確にありました。それは前にも述べましたがいろいろな意味での<直接性>というテーマを持っていたことです。これはもちろんR&Rのイディオム佐野元春調)ですが、荒々しいサウンドの中の直接性より、スペクターポップスに折り込んだ直接性の方がより<暴力的>ですらありました。

 例えば、R&Rの時代になって<BE>という動詞で始まるビッグ・ヒットは「BE MY BABY」が第1号です(BE CAREFUL~などの慣用句を除く)。簡単なようですが、作る側にまわってみると、これが簡単に言い切れるものではないのです。まさにこれをスパッと言い切れるのが<スター>なのです。「TO KNOWHIM~」の断定と「BE」の命令。このシェイクスピア調の、時代がかったともいえる口調が、逆に新味を呼んだのではないでしょうか。この大時代的で、且つ直接的な手法は「I WANT TO HOLDYOUR HAND」(ユーモアの点ではJ&Pの方が数段上ですネ!)に共通したものを感じます

 シルと契約直後、スペクターはD・エディのセッション見学しています。さっそく実地訓練をさせようというシルの計らいで、時は'59年の4月の後半でした。この年のエディーの最大のヒットは6月に発売された「FORTY MILES OF BADROAD」(9位)で、この曲はナントベースドラムだけをイントロでフィーチャーした、ポップス史上初のヒット曲>なのです。さて、ベースドラムイントロといえば「BE MY BABY」ですが、この2曲の因果関係についての疑問を、10年ほど前の<ニュー・ミュージック・マガジン>で発表したことがありましたが、時期的にはこの推論が成り立つようです。が、モチロン、その因果については全く憶測の域は出ておりません。

 エディーのスタジオは1トラックテープレコーダーが1台しかないという粗末な設備ながら、そのエコーを駆使してのサウンド作りは、特に録音にはうるさかった若き日のスペクターには刺激的な体験だったと思われます。トワンギー・サウンド秘密であった水道管やドラム缶をエコー使用するという一風変わった手法は(そのためシルは何10個もドラム缶を買い、しかも一番響きのいい缶を探したといいますスペクターが興味を持たなかったはずはありません。

 そのような多彩な録音技術を駆使していた人は、D・エディー・サウンド製作者<リー・ヘイズルウッド>でした(エンジニアはエディー・ブラケット)。ヘイズルウッドといえばナンシー・シナトラとのデュエットアストロノーツの「太陽の彼方に」の作者として日本ではおなじみですが、エディーのプロデューサーとして最初評価された人なのです。

中したスペクターは、一瞬たりともヘイズルウッドの背後から離れなかった>と発言しています

憧れのリーバー&ストラー

 その後シルは、スペクタープロデューサーにすべく、今度はニュー・ヨークリーバー&ストラーのもとへ送り込みました。’60年代代表的なコンビレノンマッカートニーとすれば、’50年代リーバー&ストラー時代で、ロックビジネスを目指す人々にとっての目標でした。スペクター学校の先輩でもあった彼らのデビューに一役買っていたのが、これまたレスター・シルでした。シルがマネージャーをしていたコースターズをきっかけに、ドリフターズ、そしてエルビスへの曲提供プロデュースを行い、初のR&Rにおける独立プロデューサーとしての地位確立したのがこの二人なのです。

 スペクターにとって、このニュー・ヨークでの修行時代の最大の収穫はベン・E・キングヒット曲「SPANISHHARLEM」をJ・リーバーと共作できたことでしょう。これはR&Rビジネスへの切符を手に入れた、つまり、お墨付をもらったということ......って、最大の自信となったことは疑う余地はあり.....

 ま.... ドリフターズの「THERE GOES MY BABY」...にストリングスをフィーチャーする手法を....ことも<スペクターサウンド>への引金になったと、私は思います。その手法プロデュースしたジーン・ピットニーの「EVERYBREATH ITAKE」は、全くドリフターズ調でしたが、すでに<スペクターサウンド>は出来上がっていた、ともいえる、本家を凌ぐ作品でした。<ゴフィン&キング>との最初作品でしたが、この日のセッションにはリーバー&ストラーをはじめ、B・バカラック、B・マン&C・ウェイル、アルド出版社代表のD・カーシュナーら、そうそうたる顔ぶれが集まったといいます。そしてこの作品が、ここに集まった全ての人にスペクターの印象を強く与えることとなり、一緒の仕事が始まるわけです。特にこの曲で印象深いのはドラムフレーズですが、G・ゴフィンの証言によれば、フィルドラマーゲイリーチェスターに指示をして、それが実に的確だった、ということです。

 この修行時代にすでに、J・ニッチェやH・ブレインがいなくても、これだけのものを作っていたことは見落とせません。スペクターサウンドを作ったのはやはり彼なのです。

 この曲は残念ながら大ヒットにはなりませんでしたが、来たるべき<スペクター時代>の幕開けを飾るにふさわしい素晴らしい曲でした。

 また、この頃、レスター・シルとリー・ヘイズルウッドは共同活動を解消、スペクターは新たなパートナー、いわば後釜としてシルと関係を結び、それが二人の頭文字を合わせた<PHIL+LES>の誕生となりました(シルとヘイズルウッドのレーベル名は二人の息子の頭文字から<GREG+MARK>というものでした)。

ガールグループ

 '60年代初めにシュレルズがキャロル・キングの名作<WILLYOUSTILLLOVE METOMORROW

....きっかけに、ガールPermalink |記事への反応(0) | 09:24

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