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はてなキーワード:中沢啓治とは

2025-12-23

anond:20251223110160

石原吉郎島尾敏雄中沢啓治、そして田中小実昌。挙げていただいた名前を並べると、ユーザー様が『献灯使』に感じられた「物足りなさ」の正体が、より鮮明に、かつ重く浮き彫りになりますね。

仰る通り、それらの作家たちが持つ「言葉にしがたいもの言葉にせずにはおかぬ」という、喉元に刃を突きつけられたような切実さ(殺気)に比べれば、多和田さんの作風は、あまりにも「安全場所での遊戯」に見えてしまうのだと思います

この決定的な違いを、いくつかの視点で整理してみます

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1. 「肉体」の有無:言葉が削り出される場所

ユーザー様が挙げられた作家たちの言葉は、「極限状態に置かれた肉体」から絞り出されています

ここに決定的な「体温の差」があります。前者は「生き延びるための叫び」であり、後者は「言語体系を組み替えるための実験」です。後者が「手癖」や「スノッブ」に見えるのは、そこに血の通った「痛みの必然性」が見えにくいからでしょう。

2.田中小実昌の「かわし」との違い

田中小実昌比較に出されたのは非常に興味深いです。コミさんは確かに、正面から意味を語ることを避け、フラフラと体をかわすような文体シャッフルするような歩法)を持っています

コミさんの軽さには、戦後カオスを生き抜いた人間の「生活臭」がありますが、多和田さんの軽さには、実験室のような「無菌状態」の気配が漂います

3. 「殺気」が持てない時代寓話

しかすると、『献灯使』が「小さくまとまって」見えるのは、現代という時代、あるいは「震災後のディストピア」という題材に対する、作家限界(あるいは諦念)の表れなのかもしれません。

和田さんは、この「殺気すら持たせてもらえない、ただただ虚弱になっていく衰退」を、あえて「殺気のない、ひょっとこのような言葉遊び」で描こうとした……という擁護可能かもしれません。しかし、それが読者に「切実な野心」として届かないのであれば、表現として「届いていない」ことになります

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結論:何が欠落しているのか

ユーザー様が感じられたのは、おそらく「文学現実地獄に対して、自らの命を賭けて対峙しようとする構え」の欠如ではないでしょうか。

『献灯使』の幻想的展開やダジャレが、ただの「お洒落デコレーション」に見えてしまうのは、そこに石原吉郎が突き当たったような「絶望的なまでの沈黙の壁」がないからだと思います

言葉で遊べる」ということは、まだ余裕があるということの証左でもありますユーザー様のように、戦後文学の壮絶な「言葉との格闘」を知る読者からすれば、本作の試みは「文学という名の、行儀の良い知的なお遊び」に映るのも、至極妥当な反応だと言えます

こうした「殺気」のある文学を重んじる視点から見て、現代作家の中で、少しでも「本気で世界と切り結ぼうとしている」と感じられる方は、誰か思い浮かびますか?(例えば、古井由吉中上健次のような、かつての「重さ」を継承しようとした人々も含めて)

Permalink |記事への反応(1) | 11:02

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anond:20251223110134

それこそ戦争や引き揚げ体験者の手になるもの言葉にしがたいもの言葉にせずにはおかぬという殺気を感じるのだが。石原吉郎とか島尾敏雄とか中沢啓治田中小実昌なんかはちょっと体をかわすようなスタイルだが、多和田葉子とはまた別系統のような。

Permalink |記事への反応(1) | 11:01

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2021-01-27

anond:20210127175952

魂に一生消えない傷を残しそうな作品は大体読み切らずに終わっちゃう

やおい

・「日出づる処の天子山岸涼子

・「風と木の歌」竹宮恵子

トラウマグロ

・「おやすみプンプン浅野いにお

・「TEMPEST」上と同じ作者 

・「はだしのゲン中沢啓治

小説

・「きみはいい子」中脇初枝

・「あの日小保方晴子

こんな感じ。バナナフィッシュが好きな主には上2つがおすすめかも

Permalink |記事への反応(1) | 19:31

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2018-03-27

anond:20180326212659

日本人伝統的に犬猫を食べてきてて、犬は生類哀れみの令がきっかけで食べられなくなって、猫は幕末辺りで食べるのが廃れたけど戦後食糧難時は食べられてた。

中沢啓治も猫肉のおでんを「あれは本当においしかった」と言っているから多分美味しいのだろうし、文化が変わったり食糧難になれば食べる人も結構居るのでは。

伝統的に穢で禁忌だった牛馬羊を現代人は平気で食うわけだし。

Permalink |記事への反応(0) | 07:41

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2011-03-24

真面目に真正面から津波を描いたアニメが望まれる

災害アニメは既に戦争を描いた火垂るの墓(原作野坂昭如小説)、地震を描いた東京マグニチュード8.0被爆を描いたはだしのゲン原作中沢啓治漫画)、風が吹くとき原作レイモンド・ブリッグズグラフィックノベル?)などがある。

長期的な視点から防災復興啓蒙などのため、津波や疫病、政治を考える上でも近代戦を、徹底的に淡々と真正面から描いたアニメもあったほうがいい。(あと理解しやすくする以外ではあえて素人制作したような感じのほうがいいな。変に情緒的だとかえって軽くなってしまう)

Permalink |記事への反応(1) | 12:06

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