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2025-10-24

旅行日常温度差激しすぎてグッピーが死んだ

友達鳥取旅行に誘われた。

砂丘スノボやろ」

それが誘い文句だった。砂丘には雪ないかスノボなんてできないでしょ、なんていちいち言ったりせず、黙ってYahooを開いてGoogle検索をかけた。『砂丘スノボ』は、正確にはサンドボードというらしい。鳥取砂丘の砂は粒子が細かく雪のように滑れる、らしい。

「私スキー場で滑れなくてボード担いでお尻で滑って降りたことあるぐらい苦手だけど、それでもいい?」

別にいいよ。わたし勝手滑るし」

レスだった。私に運動神経存在していないことを知っていても誘ってくれる心が広い友人に感謝しながら、私も「じゃあ行く」と即レスした。

それから4日後、私たち鳥取に向かう電車に乗っていた。スーパーはくとという名前のそれはなんの配慮電車真正面の景色モニターで見えるようになっていた。短いトンネルに入っては抜けて、暗い画面が白く眩くなっては暗くなる。そんな画面を見ながら、友人はわたしワープしてるみたいだ、と言った。私はローソンで買った昆布おにぎりを食べながら乗り物酔いしそうになっていた。

鳥取駅はなんだかこじんまりしていた。清潔で、スタバコンビニお土産屋もあって、けれど人は少なかった。曇り空の下にはシャッターが閉まった店が沢山あって、何故だか占いのお店が幅を利かせていた。とりあえずお昼を食べようと鳥取名物を調べたら、カレーと、海鮮と、ラッキョウと、砂丘関連の名物(プリンやら砂で蒸した卵やら)、あと梨だった。じゃあカレーでいいか、とカレーの有名な店を調べて向かった。メインの計画以外はその場で決めよう、何事にも縁ってものがあるからさ。というのが彼女の考えだった。だから、2泊3日の旅の内2日目のサンドボード以外は全くの無計画だったのだ。

カレーのお店は鳥取名物を謳っているから、という理由だけで決めたが、建物も新しくリーズナブルで美味しかった。彼女ブラックカレー、私はスープカレーを頼んだ。美味しかった。

店員さんにどうしてカレー鳥取名物なんですかって言ったら、鳥取カレー消費量が全国一位なんです、という答えが返ってきた。答えになってないような気がした。沢山食べたら自分たちの物にできるんですか。チェンソーマンみたいですね。そう思ったけど言わなかった。彼女チェンソーマンを知らない人だから

カレー食べた後は彼女希望で、海沿いを歩いて白兎神社に行った。縁結びが出来るんだって。でも因幡白兎元ネタらしくて、あれサメを騙して海を渡ろうとした兎がサメを怒らせて全身の毛をむしられた話だよね、どっから恋結びのご利益出てきたんだろうね?そう言ったら彼女はまぁねー、でも兎かわいいよ、と兎モチーフ石像ニコニコ眺めていた。答えになっていなかったけれど、彼女そもそも神なんか信じていないのかもしれない。それとも彼女はもう結婚しているから、ご利益があってもなくてもどっちでもいいのかもしれない。私は、転職成功と、ついでにいい感じの恋人ができますようにとお願いした。嘘ついて騙して、結局身ぐるみ剥がされた間抜けで最悪な兎じゃなくて、ウサギを助けた優しい神様の方に祈った。私の次の職場は完全未経験の、クラスに一人はいるなんでもできる陽キャだけ集めたような、そんな職場です。目一杯見栄を張って、使命感のある溌剌とした人間のフリをして面接に受かりました。本当の私はクラスに一人はいる、真面目でも不良でもない、何を考えているかからない女です。なんとか、どうにか、上手くやっていきたいです。ついでに誰か、今好きな人とは別の他の誰かを好きになれるようにしてください。優しい神様、どうか助けてください。

2日目は本命サンドボードだった。鳥取砂丘まではバスに揺られて一時間ほどだった。昨日の天気が嘘に思えるほどの晴天で、私は雨女からあなたが晴れ女なんだね、あなたって運がいいもんね、と言ったら、わたしはいいけど、天気なんて人一人の運でどうにかできるものじゃないでしょ、と穏やかに笑いながら言った。やっぱり彼女は、ほんとうは神様とか信じていないんだろうな、と思った。

サンドボード参加者私たち以外いなかった。早い時間参加者は少ないんです、だそうだ。荷物を持って砂丘へ足を踏み入れると、泥の上でもないのに深く足が沈んで歩きにくかった。私は足にどうやって力を入れていいかからなかったのだけれど、友達はスタスタ歩いていく。彼女は運もいいけれど運動神経も抜群にいいのだ。私はそれを追いかけるのに必死だった。その後どんどん丘陵地になっていき、荷物を抱えながら砂を蹴って丘を登った。ジグザグに歩きながら、息を切らしながら、ようやくてっぺんに辿り着き、インストラクター説明を聞いた。ボードに足を固定して、滑る。そしてボードを抱えて登る。要約するとこれだけだった。また登る、と聞いた時、小さく最悪、と行ってしまったのだけど、彼女はそれを耳聡く聞きつけて、顔を顰めながらそういうこと言わないで、と私を軽く叱った。ごめん、と謝ったら、うん、と言って、まるで数秒前の記憶ごと消し去ったかのように表情を元通りにした。大人の嗜みとして不機嫌を表に出さないようにしている訳じゃない。彼女は昔から、心が広いのだ。

サンドボード滑るのは楽しかった。とにかくバランスを取ることに必死になっているうちに丘の下に辿り着いていたが、それでもすぐに丘の上から砂を滑る快感が追いついて、楽しい、となる。体力が続く限り登って滑ってくださって結構ですよ、とインストラクターに言われたけど、滑る時より丘を登るのに体力を削られ、結局もう一度滑って体力が尽きてしまった。友達は体力が無地蔵なので滑っては登るを繰り返し、3回目からは丘をジグザグに登らず直線距離で駆け上ってきた。しんどくないの、疲れないの、と聞いたら、

「疲れるけど、その方が近いからさ」

って言って、そのまま4回目を滑り始めた。インストラクターが、すげーっすよあの子歴代一位の体力ですよ、いくつぐらいですか?と、私に聞いてきたので、すごいですよね、すごいんですよ、とだけ相槌を打った。遠くの丘からパラシュートが飛んで行くのが見えた。パラシュートは風に乗って飛んでいき、私の友達を通り越して遠くに着地したのが見えた。こっちの方がワープみたいだな、と思った。友達パラシュートの人の姿が、豆粒まではいかないけどずっと遠くに見えた。なんでかスピッツロビンソンを思い出した。いいな。私もそっちにワープしたい。私とそこ代わってよ。お願い。

その後砂丘前のお土産屋に行った。私は転職予定で現職を有休消化中の一人暮らしだったので、自分用のお土産砂漠プリンを一つと、近々会う予定の友達用に梨ジュースを買った。私の買い物はそれでおしまいだったけれど、彼女実家に、職場に、とじっくりとお土産吟味して、結局バス時間ギリギリまで迷っていた。一番時間をかけて選んだのは彼女旦那さんのお土産だった。何あげても喜んでくれるけど、やっぱり一番喜んでくれるものをあげたかたから、3つぐらい買ったんだってお土産あげた時の旦那さん、本当に可愛くて好きなんだって彼女は心が広いから、きっと家事分担やら稼ぎやら、結婚生活で起こり得る何かしらに少しも不満を抱いたりしないだろうな。長く続くんだろうな。きっと死ぬまで。

3日目も当然予定を立ててなかったんだけど、2日目のメイン目的を達成したからもう帰っても別にいいよね、みたいな雰囲気があった。でももう少し引き伸ばしたくて、牛骨ラーメン食べに行こって言った。鳥取牛肉イメージなかったけど有名らしかたから。それで、Google マップ適当検索して評価高いところに行った。チャーシュー多くてスープ上品な甘さがあって美味しかった。食べ終わった後、友達わたしラーメンきじゃないんだけどこれは美味しかったな、と言った。びっくりして、なんで言わなかったの、って言ったけど、いやでも美味しかたからよかったよー、としか言わなかった。ねぇ答えになってないんだけど。長い付き合いなのにそんなことすら全然知らなかったよ、心が広いの知ってるけど、でも、ちゃんと言ってくれたらいいのにさ。

ラーメンを食べた後、私たちスーパーはくとに乗った。はくとのモニターには相変わらずトンネルと田園風景が交互に映っていた。友達は今度はワープみたいだとは言わなかったけれど、そういえばこの電車って白兎から文字ってるんだね〜、と言った。そうだね、と言って寝たふりをした。また、最悪、と言いそうになった。しばらくして目を覚ましたら、前を走行している電車で急病人が出たとかで何処かの駅で停車していた。

恋山形駅だって。寝てるうちに観光地着いてた」

やっぱわたし運いい。と言って、彼女は窓から写真を撮っていた。私は寝たふりをしながら、このまま電車止まっててくれたらいいのにな、と思った。

Permalink |記事への反応(13) | 21:20

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2025-10-23

「端っこ」の素晴らしさ

「端っこ」とは、単なる両端のイレギュラーではない。それは、必然されど意図せず生み出される最高の特等席であり、選ばれし者のみが手にできる栄光である

濃縮された食感と風味の芸術

食べ物の「端っこ」は、真ん中とは一線を画す特異な美味しさを持っている。

カリッ、ザクッ!焼き菓子パンの耳は、熱に最もさらされ、その結果、他にはない香ばしい歯ごたえを獲得する。このカリカリ感こそ、端っこ好きの特権である

濃厚な味わいの凝縮!カステラ羊羹の切れ端には、蜜や素材の風味がギュッと閉じ込められている。真ん中の上品さとは違う、力強い素朴な美味しさがある。

具材の氾濫!巻き寿司卵焼きの端っこは、具がはみ出さんばかりに詰まっている。この「不恰好だけどお得!」という豪快さが、心を躍らせる。

人生を豊かにする「お得感」と「希少性」!

「端っこ」には、金銭的な価値を超えた、精神的な豊かさが詰まっている。

ひそやかなご褒美!店頭に並ぶ「切れ端」「お徳用」の文字を見た時の、あの胸の高鳴り!最高品質のものを、こっそり安価に手に入れられる喜びは、何物にも代えがたい。

選ばれし者の特等席! 混雑する電車内でたまたま座席の「端っこ」をゲットできた時の、小さな勝利感!その場所が、あなたにとって最も落ち着くプライベート空間になるのである

謙虚がゆえにもたらされる安心感

そして「端っこ」は、いつも私たち安心調和を与えてくれる。

集合写真で端に寄りがち、トイレの端の個室に入る、といった習性からもわかるように、人は「端っこ」に身を置くことで、世界と適度な距離を取り、静かな安心感を得る。

決して華々しい中心にはないが、中心もまた端っこがなければ成り立たない。世界を完成させるためには欠かせない存在。その謙虚役割こそが、端っこの持つ最も奥ゆかしい魅力である

端っこで嫌なことはこの世に存在しない!ときどき観劇ライブで見えにくい指定席に当たった時くらいである!

端っこisポジティブ!端っこサンキュー!端っこフォーエヴァー

Permalink |記事への反応(0) | 21:10

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2025-10-20

[今日知った言葉]忘れ鼻

検索すると美容整形界隈が出てくるんだけど(大きなシノギ匂いがするSEOってやつ?)私が知ったのは”鼻矯正グッズ”の広告SNSで流れて来たのがきっかけ。

たことない人は一度探してみて。ギョッとする広告画像・・・

-----------

・忘れ鼻とは、鼻自体が主張しすぎず、他のパーツとのバランスが取れていて自然に見える鼻のことを指します。

・派手な形の鼻ではなく、自然に顔立ちに溶け込む「忘れ鼻」と呼ばれるタイプ。強い存在感を放つわけではないのに、顔全体を上品に見せてくれる点が魅力として支持を集めています

・忘れ鼻とは、すっきりしていて良い意味で鼻に特徴がなく、目立たない鼻のことを指します。

忘れ鼻の特徴としては以下があげられます

☑目立たない鼻

☑主張のない鼻

☑大きすぎない・小さすぎない

☑太すぎない・細すぎない

☑高すぎない・低すぎない

特徴は色々ありますが、鼻が小さいから、鼻が高いから忘れ鼻に近づくわけではありません。

Permalink |記事への反応(1) | 23:33

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2025-10-19

anond:20251019114037

星乃珈琲はおじさん一人客にはより厳しいだろ

あん上品ババァしかいてなさそうな店にはちょっと行きにくいわ

最近は少なくなったがコンビニイートインが一番いい

Permalink |記事への反応(0) | 13:00

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スタバに行けないやつはしまむらしか行けない

この増田さ、

https://anond.hatelabo.jp/20251018225012

多分自己肯定感が低すぎるんだよ。

昔私もそうだったんだけど、自分を本当に底辺のドブスだと思ってたから、服を買う時もしまむらしか行けなかったんだよ。ショッピングモールキラキラした服屋になんて入ったらその場にいる全員に影でプークスクスされるって本気で思ってたから。

感覚的にはモール内の服屋は高級フレンチ店で、しまむらは気軽に入れるサイゼリアなんだよ。

で、高級フレンチに入ることを許されてるのは「マナーがしっかりした上品お金持ち」だけ、庶民が入ったら冷たい目で見られて恥をかく、怖い!みたいな思い込みがあるから誘われても全力で逃げる。

でも周りからしたらモール内の服屋はモール内の服屋でしかないししまむらしまむらなの。それだけなの。

増田スタバ拒否ってたけど、要はそれ相手からしたら自分勝手なんだよ。相手意見を受け入れず自分しまむら行きたい!みたいに言い張ってるのと同じことなんだよ。

ディズニー行きたいっつってんのにのんほいパークでいいじゃん!って駄々こねられたらイラつかん?いや私はディズニーでスペースマウンテン乗りたいんだよのんほいパークのキッズコースター乗ってもしょうがねえだろ、って話。

歪んだ自己認識のせいで相手価値観楽しい時間をぶっ潰してるとんでもわがままモンスターになってるってのを自覚しないと一生変われないよ。

Permalink |記事への反応(0) | 11:36

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2025-10-12

うる星やつらラム声優さん上坂すみれさんかなり頑張ってたが平野文さんのネイティブさにはかなわんな

なんか上品な感じになってしまった

ほかの声優違和感なし やっぱヒロインは注目されてしまい大変だな

https://www.youtube.com/watch?v=5kuW3xP_MUE

Permalink |記事への反応(3) | 09:43

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2025-10-10

dorawii@執筆依頼募集中

ちょっと不思議な話です。

小学生の頃、イオンモールで知らない人に「頭の上に猫が3匹憑いているよ。あなたを守ってくれているね。珍しくてつい声をかけちゃった。ごめんね」と言われました。60代くらいの上品そうなおばあちゃんでした。

最近アルバムを整理していたら、赤ちゃんの私と猫が3匹写っている写真を見つけてドキッとしました。

みえる人っいるんだな、と思ったのですが……頭の上に猫3匹。ツムツムみたいになってるのでしょうか?

-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20251010183757# -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaOjT9gAKCRBwMdsubs4+SFsEAQDsmBAnp8cQ2vZUjhO35mctpHMBm9RrQqOJkplFMkKWRwD/eps8Yg5ZVTk0fkaOZtN1K5h1d4xwYM5EFtQkF1fq/go==n/mB-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(6) | 18:37

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陰キャは夜空を見上げない

三年前、渋谷桜丘町にある古いマンションの一室で月に一度だけ開かれていた読書会があった。

「Books &Beyond」とか「本と珈琲」みたいなカフェが並ぶあの界隈で、オーナー趣味でやってるようなサブカル風の空間。壁にはカフカポスターが貼られ、スピーカーからボサノヴァが流れていた。

六畳ほどの小さなスペースに八人くらいが座りそれぞれが持ち寄った本を紹介し合う。それが俺と彼女出会いだった。

俺がその日持っていったのは『呪術廻戦』の第八巻。ほかの人たちが『中動態の世界』とか『そして誰もいなくなった』とか『サピエンス全史』とかを並べる中で、俺だけがジャンプコミックスを机に置いた。

もちろん場の空気ちょっと変わった。

でも当時の俺はそれを承知の上で、ある種の逆張り勇気みたいなもので挑んでいた。会社では誰にも話しかけられず、Slackアイコンもずっと初期設定のまま。それでも自分を注目して欲しいという欲求はあった。

 「呪術廻戦のテーマは、“死の受け入れ”よりも“存在肯定”にあると思うんです」

俺はそう言った。

それに対して、口を開いたのが彼女だった。白いマスクを外して冷静な目で俺をまっすぐに見た。

「でもそれって、“他者媒介にしない存在”ってことですか?」

唐突にそんな言葉が出てきた。返す言葉に詰まった。彼女の声は低くて落ち着いていた。大学院哲学を専攻していると言った。

その瞬間、空気が変わった。

みんなが「へえ〜」と頷いて、俺は笑ってごまかした。その笑いが妙に引きつっていたのを今でも覚えている。

そのあと彼女が言った。

「でも、面白いですよね。呪いって、社会の圧みたいなものですし」

その一言に、俺は救われた気がした。

彼女は俺を笑わなかった。

それどころか俺の話を拾って補足し、言語化してくれた。その会の後、俺たちは駅まで一緒に歩いた。

外は冷えていてコンビニの前のホットコーヒーの湯気が白く漂っていた。

「また来月も行きます?」と彼女が言った。

「行く」と俺は答えた。

彼女名前はSといった。

新宿御苑の近くに住んでいて、大学お茶の水彼女の持ってくる本はいつも背表紙が硬かった。

『悪について』

他者起源

グレアム・グリーン短編集』。

対して俺の持っていくのは『チェンソーマン』や『ブルーピリオド』。

彼女はよく笑った。

笑うときに、指先を口元に添える癖があった。

その仕草上品で、俺はそれを見るたびに自分がどれほど下卑た生き物なのかを思い知らされた。

付き合うようになったのはその年の秋だった。

彼女修論で忙しくなってから俺の存在息抜きになったらしい。

あなたと話してると、時間を忘れちゃう」と言われた夜、俺は人生で初めてコンビニの帰り道が輝いて見えた。ファミリーマートの青い光がネオンのように見えた。俺の中でなにかが初めて肯定された気がした。

冬のデートの夜、代々木公園を歩いた。

イルミネーションが飾られてSNSでは「#冬の光2021」というタグ流行っていた。俺は寒くてポケットに手を突っ込んでいた。彼女は小さな紙袋を下げていて中には文房具店で買ったモレスキンノートが入っていた。

「これ、修論終わったら旅行記書こうと思って」

彼女はそう言って笑った。そして突然立ち止まって空を指さした。

「ねえ、見える?オリオン座

俺は空を見上げた。

そこには三つの星が斜めに並んでいた。

「……あれか?」

「そう。ベテルギウスリゲル。あと真ん中がミンタカ

彼女はそう言って、星の位置を指でなぞった。

俺は正直何もわからなかった。

星はただの光の点にしか見えなかった。

俺の住んでいた葛飾区の夜空では、星なんてほとんど見えなかった。中学の帰り道、空を見上げてもあるのは街灯と電線だけだった。だから星座名前なんて知る機会がなかった。

「小さいころ星座図鑑とか見なかった?」

彼女がそう言った。

「うん、まあ、プラネタリウムとかは……行ったかな」

本当は行ったこともなかった。そんな余裕のある家庭じゃなかった。週末は母親スーパーで特売の鶏むね肉を買って帰るのが恒例で、俺はその肉を味噌マヨで焼いて弁当に詰めてた。

星よりも肉の値段を見てた。だから空を見上げるという行為が俺には贅沢に思えた。

彼女は俺の顔を見て、少し笑った。

かわいいね。知らないことがあるって」

それがなぜかすごく悔しかった。笑われたわけじゃないのに馬鹿にされた気がした。

俺は「そうだね」とだけ言って視線を落とした。

地面に落ちた枯葉を踏みつけた。カサッという音が、やけに大きく聞こえた。俺はあの夜自分が一生星座名前を覚えないだろうと悟った。

通勤電車の窓に映る自分の顔は相変わらず冴えなかった。イヤホンからはYOASOBIの「群青」が流れていた。「夢を描くことが全ての始まりだ」なんて歌詞を聞きながら俺は窓の外を見た。

見たのは空じゃなく、線路だった。

陰キャは夜空を見上げない。

だってそこに映るのは、自分の見なかった人生からだ。

星の位置を覚えられる人間は、いつだって上を見て生きてきた人間だ。

図書館に通い、正しい敬語を使い、誰かに恥をかかされないように育てられた人間だ。

俺はそうじゃない。

俺の星座コンビニ防犯カメラの赤い点滅と、タワマン最上階で光る部屋の灯りでできている。

 

これは遺書だ。

俺はもう彼女と会っていない。

LINEトーク履歴はまだ残っている。

最後メッセージは「また話そうね」

日付は2025年2月14日

バレンタインだった。俺はその日会社義理チョコすらもらえなかった。彼女からチョコを待っていたわけじゃないけど期待してた。

「ねえ、今年はどんな本読んでるの?」

その一言が来るだけで救われたと思う。メッセージはもう既読にならない。

通話をかけたこともある。

仕事帰りの山手線品川から田端までの間イヤホン越しに呼び出し音が虚しく鳴った。ワンコール目、ふたつ、みっつ、……留守電に切り替わる。

録音された「この電話現在使われておりません」という機械音声。それがまるで彼女の声に聞こえた。その瞬間息が止まった。ほんの数秒で胸が焼けた。

どうして?

俺のスマホには彼女写真がまだある。表参道青山ブックセンターの前で撮ったものだ。彼女は黒いコートを着て、手に『ロラン・バルト恋愛ディスクール』を持っていた。俺は同じ日カバンの中に『チェンソーマン』の最新巻を入れていた。

その夜二人で神宮外苑いちょう並木を歩いた。イルミネーションの下で彼女が「あなたはどんな未来を望むの?」と訊いた。俺は「普通に働いて普通に暮らせたら」と答えた。

俺は夢を語る勇気がなかった。陰キャは、夢を語ると笑われると思ってる。

それでもあの頃の俺は必死だった。休日には「丸善丸の内本店」で彼女が好きそうな本を探した。

夜と霧

レヴィ=ストロース

哲学の慰め』

表紙をめくっても内容の半分も理解できなかった。けど読んでるフリをすることに救われた。カフェ・ベローチェでブレンドを飲みながらマーカーで引いた単語スマホで調べた。

「内在性」

「超越」

主体性」。

どれも俺には関係ない言葉だった。それでも彼女世界に近づける気がした。

夏になっても連絡はなかった。彼女Twitterアカウントは鍵がかかりInstagramは削除されていた。

唯一Facebookけが残っていた。プロフィール写真は変わっていなかったけど交際ステータスの欄が消えていた。俺は夜中の三時渋谷ファミマストロングゼロを買って歩きながらそのページを何度も更新した。酔いで画面が滲み青白い光が夜風に揺れて、まるでオリオン座みたいだった。

俺は空を見上げた。

でもそこにあったのは、看板LEDだけだった。

もしこれを読んで俺のことだと気づいたのなら、どうか連絡をして欲しい。俺はおまえが好きだ。おまえがいないと俺はもう駄目みたいなんだ。

たくさん本も読んだし勉強した。今なら話にだってついていけるし、楽しませることだって出来る。

から連絡のひとつでいいからしてほしい。、お願いだ。頼む。

これを俺の遺書にはさせないでくれ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:28

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2025-10-03

anond:20251003202612

なんかで見たやつ

近所のいいおうちの上品な奥様を久々に見かけたら

パチンカスの小汚いオバハンになっていて驚愕したというやつ

きっとすごい頑張って仮面かぶっていたのだろう…

Permalink |記事への反応(0) | 20:44

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2025-10-02

回らない寿司の良さがマジでからない

社員数300人弱の会社で、40手前で取締役になった。

周りからはやっかみ半分でおめでとうとか言われるけど、正直、全然幸せじゃない。

特に仕事関係のメシが苦痛しょうがない。


マジで回らない寿司の良さが分からないんだ。

いや、美味いよ?そりゃ美味い。でも、ちっちぇえのがポツンと出てきて、次を待つあの時間がクソほどダルい

「少量ずつを味わうのが良い」みたいなこと言うじゃん?

あれ、なんなの?中華料理見てみろよ。美味いし、量も種類もドカドカ出てくるだろ。あれでいいじゃん、なんでダメなの?俺は帆立なら帆立を10貫食べたいんだよ。


役員会食は地獄だ。周りは俺よりジジイばっかだから、店がまあ高くて上品なわけ。

精進料理とかもう最悪。腹が膨れないどころか、気疲れで逆に腹が減る。

同期と行く飯ですら、なんか知らんが見栄を張り合って高そうな店を選ぶから満足度が低すぎる。

おまけに俺は酒が一滴も飲めない。完全に拷問


結局、俺が求めてるのは「雑に美味いものを腹いっぱい食う」っていう、ただそれだけの幸せなんだよな。

仕事帰りに食うすた丼屋とか最高じゃん。あれ以上の幸福、あるか?


「身の丈に合った振る舞いをしろ」とか言うけどさ。

それって、好きでもないもの我慢して、ありがたがってるフリをしなきゃいけないってことか?

冗談じゃない。


俺はジジイになっても、ケンタッキーバケツを一人で抱えて、フライドチキンバカ食いする人生がいい。そんで喉に詰まらせてポックリ死ぬんだ。それでいいじゃんか。


なんか人生について考えちゃうんだよな。独り身だし両親も死別してるから気遣う相手もいないし、長生き願望もない。贅沢に鶏肉800g入れたカレーを肉がほろほろになるまで煮込んで、炊きたてご飯と一緒にかきこんでれば幸せなのになあ。

Permalink |記事への反応(2) | 21:24

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2025-09-29

白だしと白醤油(と小麦醸造調味料

デイリーポータルZめんつゆ白だし記事話題になっていたので。

各種メーカーのページにも書かれているが、白だしは、醤油出汁ベースとした色味の薄い調味料を指す。

対して、白醤油愛知県発祥醤油のもの。通常の醤油に比べて小麦割合が圧倒的に高く、琥珀色でそもそもからして淡い。味もほんのり甘め。

もちろん、白醤油による白だしもあるが、必ずしも白醤油が含まれているとは限らないので要注意。

他方、白だしも白醤油も素材の色味を損なわず上品に調味できる点は共通している。余裕があれば使い比べると面白いかもしれない。個人的にはホワイトシチューを作る際に白醤油を少し足すのが好き。

余談だが、JAS定義では、醤油には大豆必須となっている。白醤油アイデンティティである小麦のみ、大豆使用で白醤油を作ると、それは醤油とは名乗れず、小麦醸造調味料となる。白醤油を突き詰めると醤油ではなくなるのである

Permalink |記事への反応(0) | 21:27

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2025-09-21

ももクロでんぱ組に似たアイドルが、急に流行りだした理由

FRUITZIPPERとかCUTUE STREETとか超ときめき宣伝部とか。

あいう、メンバーカラーがあって、かつ曲が電波系アイドルに、なぜ再ブームの波が来てるのだろうか。

K-POPとかで「強くてスタイリッシュ女性」的ブームもあるにも関わらずだ。

あとこれ、原神始めとした上品中国コンテンツ流行ってたソシャゲ界に、急に日本コテコテラノベオタク精神が詰め込まれた学マスが流行ったのになんか似てる気がする。

Permalink |記事への反応(0) | 14:50

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2025-09-19

anond:20250919231917

ヴェンザって書けばなんか上品ブランドっぽい感じになるよ

Permalink |記事への反応(0) | 23:19

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anond:20250916231912

上品だがそれもなんかあれなので「太宰の人間失格の頭んとこですね」までいってしまうと逆に賢いマウントみたいで悩ましいやつや

Permalink |記事への反応(0) | 03:49

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2025-09-18

結婚したら自己肯定感が爆下がりした

夫はサラリーマン家庭で育った。彼自身もいわゆる大企業に勤め、新卒から今日まで順調に勤続年数を増やしている。「安定した社会的信用」を当然のように身につけているのだ。

その姿は私には一生手に入れられないもので、素直に「素敵だな」と思う一方、どうしても自分比較してしまう。

私は自営業の父を持ち、公営団地で育った。母から物心がつく頃からあなた会社員結婚しなさい」と口酸っぱく言われていた。

実際に会社員である夫と結婚した今、その言葉意味を日々痛感している。

毎月安定したお給料が入ってくるということは、先が見える。ローンも組める。年金は半分会社が出してくれているし、福利厚生も充実している。

もちろん私だって新卒からずっと正社員で働いているし、私自身に後ろめたいことは何ひとつないはずだ。

それでも日常ちょっとした選択が噛み合わない瞬間、

例えば夫が当然のようにグレードの高い家電を買うときや、廉価版パクリ商品ではなく有名なメーカー正規品を選んだり、古いホテルに泊まることに難色を示したりしたときなど

ふと自分出自を憂い、「この世のスタンダードは夫の側なのだから、間違っているのは私だ」と感じてしまう。

そんな瞬間を重ねるうちに、自分のすべてが浅ましく、恥ずかしい人間だと思うようになってしまった。これが、結婚後の自己肯定感の下がり方だ。

思えば、これまで長く付き合った男性父親は皆自営業だった。だからか、そこには自由空気があり、私は今まで後ろめたさを感じずに過ごしてきた。

しか結婚してから自分の中に深く刻まれた「サラリーマン家庭へのコンプレックス」が改めて浮かび上がった。それはきっと、母の価値観内面化してしまった影響でもあるだろう。

人との距離をすぐに詰めてしまうところや、自己開示をしすぎてしまうことも含め、結婚後に気付いた私の中の「浅ましさ」は数え切れない。結婚生活の中でそれらが浮き彫りになり、恥ずかしさとともに自分を苦しめる。

貧しい故に隣人と助け合っている両親の生き方しか知らなかったのだから仕方ない。

からせめて今は、上品人間になろうと努めるしかないのだ。

Permalink |記事への反応(1) | 17:35

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2025-09-16

知ること、経験することの大切さについて

昭和五十八年、俺は二十五だった。

大学一年留年し、卒業後に就職したのは都内貿易商大学の知人から、いわゆる伝で紹介してもらった職場だった。

英語が得意というほどでもなく、貿易知識も薄い。「景気がいいうちに滑り込め」と言われるまま、場違いスーツに身を包んで、霞が関の雑踏を毎朝くぐったのをよく覚えている。

入社後は雑用が主な仕事で右も左も分からぬまま伝票を運ぶ日々。そんなある昼休み、温厚で知られた課長コーヒーを啜りながら、ふと口にした。

給料が出たら、町で一番安い娼婦と一番高い娼婦を抱いて比べてみろ。ものの良し悪しが分かる。それは大きな経験になるぞ」

冗談かと思ったが、妙に胸に残った。

価値は本や噂で知るものじゃない、自分感覚で確かめろ。そんな含意が隠れている気がしたからだ。

給料日。初任給が振り込まれたその足で、俺は思い切って試してみた。

駅前にある寂れたソー○。

色褪せた扉。受付この先は年季の入った女将。一方では常連らしい作業着の男たちが黙々と爪を切っていた。

万札一枚を渡すと、女将が「はいよ」と短く応えた。

来た女性は衣がやや厚く、ところどころ揚げ染みのようなものがあり飴色に濁っている。

キスをするとカリリと音がした。

抱くと肉汁が溢れ、舌の上にじんわりと広がる。

少し重たいかおりが鼻に抜けるが、不思議と嫌味はない。

行為は何事もなく速やかにまり、速やかに終わった。顔を上げるとガラス越しに見える高架を電車が轟音とともに走り抜ける。

その響きすら、行為の一部に思えたことをよく覚えている。

夜、予約しておいた銀座路地裏の店へ。

白木のカウンターが照明を柔らかく反射し、落ち着いた客が低く囁くように話している。

指名を開くまでもなく、女将が「おすすめでよろしいですか」と微笑んできたその顔は非常に印象的であった。

通されたお座敷には澄んだ香りけが漂っており、上品な竹のような匂いがした。

女性は既に待機していた。正座のまま頭を下げており、顔を上げると上品に微笑んで見せた。

行為は慎みをもってして始められた。

○を入れると○がほろりと崩れ、淡い肉の香りが立った。ひと口目。○は驚くほど薄く、口の中で一瞬で消える。胸は驚くほど柔らかく、舌の上でほどけ、甘さがじんわりと広がる。

甘噛みすれば噛むというより、口の温度に合わせて自然にほぐれていく。後味はあっさりと清らかで、重さはどこにも残らない。身体は白く清らかで、瑞々しい甘みを保っていた。

そこで行われたのは神事のような、指先までが緊張するほどの静謐行為だった。

値段の差は歴然としていた。しかし高い方だけが“正解”ではない。昼の娼婦には、あの独特の匂い空気感、そしてがっしりとした肉らしい応えがあった。そこには、そこにしかない力があった。

高級店の透明な上品さとはまったく別の、生活のものを温めるような力。それもまた確かな価値だった。

二つを味わい比べたとき、初めて自分の中に一本のものさしができた。

値段ではなく、体験によって刻まれる“差”の感覚

他人評価価格表では得られない、確かな実感だった。

いまはむかし。振り返ると、当時のこの一日こそが何よりの学びだった。最近若い世代は…などと言えば年寄りくさいが、「失敗したくない」「無駄を避けたい」と口にして経験のものを恐れる姿に、どうしてももどかしさを覚える。

だが、恐れて経験しないことこそが本当の失敗だ。

欲は知らないことから生じる。

足るを知るためには、まず足りた状態自分で知る必要がある。そのためには、経験することが必須であり、試してみる他にないのだから

Permalink |記事への反応(3) | 12:18

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2025-09-08

anond:20250908212718

この路線エロければ圧勝できたのに

ネイビーのワンピース上品アクセサリー、控えめなメイク。清楚で知的女性演出

Permalink |記事への反応(0) | 21:37

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合コンに行くたびに思い知らされる残酷真実がある。

安っぽいエロさは、圧倒的にモテる

先週の金曜日会社の先輩に誘われて渋谷合コンをした。相手商社マン4人。こっちは私含めて事務職4人。年齢は25歳から28歳。

私は気合を入れて参加した。ネイビーのワンピース上品アクセサリー、控えめなメイク。清楚で知的女性演出したつもりだった。隣の友人も同じ路線で、落ち着いた大人の女性という印象だ。

しかし同じテーブルにいたもう一人の女性全然違った。胸元がざっくり開いた赤いキャミソールミニスカートメイクは濃く、声も甘い。最初は少し下品だと思った。

最初男性陣も私たち全員に興味を示してくれていた。仕事の話、趣味の話、旅行の話。知的な会話が続き、いい雰囲気だと思っていた。

ところが、彼女がグラスを倒し、わざとらしく胸元にかかるように拭きながら「ごめーん、びっくりしちゃったー」と言った瞬間、男性たちの視線が一気に彼女に集中した。

そこからはもう露骨だった。笑顔ポーズ挑発的に胸元を強調し、口元に飲み物を含んで恍惚の表情を作る。二次会カラオケでは、曲に合わせて大胆に胸を揺らしながら歌っていた。

結果、解散の頃には参加した男性全員が彼女の連絡先を交換し、次のデート約束していた。私ももう一人の清楚系の友人も、ほとんど存在感を失っていた。

家に帰ってから考え込んだ。なぜ安っぽいエロさが勝つのか。私は自分知的アプローチが正しいと思っていたし、会話力にも自信があった。見た目だって悪くないはずなのに…。

翌週、勇気を出して彼女LINEで聞いてみた。なぜそんな振る舞いをするのかと。

だって男って結局それが好きなんだもん。清楚とか上品とか、本音では興味ないでしょ?ちょっとエッチな子の方が、心に残るんだよ」

「でもそれって、後で遊ばれるだけじゃ…?」

最初はそうかもね。でもまずは振り向いてもらわなきゃ何も始まらないし、その後に本当の自分を見せればいいじゃん」

そこで私は気づいた。まずは視覚的な興味を引くことが大事で、その後に内面を語ればギャップとして魅力になるのだと。

次の合コンでは、私は控えめだが少しだけ胸元を強調するトップスを選び、ときどき甘えるような声を交えた。

結果、明らかに男性の反応が違った。会話も盛り上がり、連絡先を聞かれた。驚いたのは、その後の知的な会話もギャップとして受け入れられ、むしろ喜ばれたことだ。

まり彼女の言うとおりだった。まずは振り向かせるための“安っぽいエロさ”が必要で、その後に本当の自分を見せる。

これは悲しい現実なのかもしれない。男性はどうしても最初に見た目や色気で判断してしまう。内面に入ろうとするアプローチだけでは、興味を引きにくいのだ。

友人にこの話をすると賛否両論だった。「それは男を見くびりすぎ」という意見もあれば、「現実はそんなもんでしょ」という声もあった。

しかし一つだけ確かなのは恋愛市場では“分かりやすエロさ”が武器になるということ。そしてそれを戦略的に使いこなせる女性が、結果的選択権を握るという冷酷な事実だ。

私は今も本当は内面勝負したい。しか理想だけでは現実は動かない。だから戦略的に“小さなエロさ”を駆使して、まずは振り向かせ、その後に本当の私を知ってもらう方法を試みている。

それが女としての敗北なのか、現実を受け入れた賢い選択なのかは分からない。ただ、合コンでの成功率は確実に上がった。それだけは紛れもない事実だ。

Permalink |記事への反応(6) | 21:27

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2025-09-05

anond:20250904232005

こういう上品な方とお付き合いしたい

Permalink |記事への反応(0) | 00:01

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2025-08-21

anond:20250821201909

結婚挨拶の筆頭候補だったんよ。

上品、高級、災害時の非常食にもなる、常温保存、小分けになってる…etc.贈答として完璧すぎる。甘いな、といちごプチプチ種の食感あっておもろ以外の感想ないけど…

あなたの奥様や娘さんがもらって喜ぶのか、相手立場に立て」

みたいなコメントちょっと心に残ってしまった。

Permalink |記事への反応(0) | 20:25

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anond:20250821161347

増田の分際で今更かまととぶるなんて幻滅しましたっ!😟

ネット汚水道が上品ぶらないで!

Permalink |記事への反応(0) | 16:15

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深紅の輝きを放つ rose0FDV の魅力とは

rose0FDV は、美しさと個性を兼ね備えた特別存在として注目を集めています。その魅力は、繊細な色合いと上品フォルムにあり、自然が生み出す芸術作品のように人々を惹きつけます。バラ古来より「愛」や「情熱」を象徴してきましたが、rose0FDV はさら現代的な感覚を加え、見る人の心に深い印象を残します。

花びらの一枚一枚はまるで絵画の筆致のようで、光の加減によって微妙に変化する表情は、日常の中に特別時間を与えてくれます。贈り物としても自宅のインテリアとしても最適で、その存在感は空間優雅演出します。また、心を落ち着け効果や前向きな気持ちを引き出す力もあり、花を通じた癒し象徴とも言えるでしょう。

rose0FDV は単なる花ではなく、人生の節目や日常に彩りを添える大切なパートナー。手にした瞬間から特別物語が始まるような魅力を秘めています

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