はてなキーワード:レストランとは
仕事の関係でたまたま都内に出張中、都内在住の友人と会い、食事に行った。
その時私が選んだ店が、ワインのオーダーが必須のレストランだった。
そうとは知らず入ってしまったのは私の無知さと下調べの甘さが原因なのだが、それ以上に困ったのはオーダーするワインについて。
私はあまりお酒が好きではなく、それ故にワインどころか基本的な酒についても知識が少ない。
友人もお酒を飲むとお腹が膨れて食べられなくなるという理由から、お酒を飲むことはほとんどないという。
まぁ、そんな二人ではワタワタしてしまうのは想像に難くないでしょう。
私もワタワタしてしまい、どうしようと友人を見た。
友人「ワインの提供タイミングと種類って、どの程度選べますか?」
店員「提供タイミングはいつでも、種類も店内全てからお選びいただけます」
友人「じゃあ、デザートのタイミングで貴腐ワインのおすすめをグラスでお願いします」
こんな感じの会話だったと思う。
それでワインの注文はOKで、メイン食べてデザートが出てきたとき、一緒に赤のワインも提供された。
で、飲んでみたらすごく甘くて美味しい!
ぶどうで作られているのに、どこかイチゴを思わせるような甘さと香りがあって、アルコールとかも気にならなくて感動してしまった。
こんなに美味しいワインがあるなんて知らなかったと言ったら、お酒が苦手なら甘いほうがいいと思って貴腐ワインを注文したって言われた。
友人がこんなにもワインに詳しいなんて知らなくて、本当はお酒を飲みたいのに我慢させていたのではと不安になった。
でも友人は、メインはご飯で、お酒はサブだからなくても全然気にならないって言ってくれた。
それから私はちょっとだけワインに興味を持ち、友人に教わりながら、今度はアイスワインに挑戦する予定。
貴腐ワインよりも軽くて、でも甘くて美味しいらしい。
ワインのオーダー必須のレストランに入っちゃって最悪!って思ったけど、知識のある友人のお陰で少し人生が広がった気がする。
では、日本人として、反社を支持しない善良な国民としてフィルタリングしてみよう
多分もっといるんだろうけど、日本人として選ぶわけにはいかない。
国民民主党はハニトラ喰らったんか、減税主張で支持を得た直後になぜか明らかにおかしな方向に行っている。
参政党は、データにもないことを吹聴したらいかんよ。あと犯罪まみれだった安倍晋三信者なのも日本人としては怖い。
誰か教えて
少ないな。。。ここどこの国だよ・・・日本なのに和食レストラン少ないみたいな現象。
参考になったら幸いです。
EXPO 2025 Visitorsというサイトでイベントカレンダーを確認できる。基本毎日何かしらのイベントやナショナルデー(参加国がアピールする日)がある。
めちゃくちゃ混みそうなイベントがあれば来場日をずらすのも一つの手。来場者数が極端に多い日(皇族来場、ブルーインパルス飛行など)の翌日は空きやすいのでおすすめ。
来場日の4週間前になると公式サイトの「今週の万博」というページで混雑予想が見られる。このページはこの他にもキャンペーンなど便利な情報が載ってるのでチェックすべき。
2か月前抽選、7日前抽選、空き枠先着予約(通称、3日前予約)の3種類。
申し込めるのは、電子チケットと万博IDに紐づけされた紙チケット。EXPO Quickは予約不可。
すべて万博デジタルチケットサイトから申し込む。グループで来場する場合、代表者が他の人のチケットIDを入力すればまとめて申し込むこともできる。
予約対象はすべてのテーマ館(シグネチャーパビリオン)と大半の国内企業パビリオン、一部の海外パビリオン、あと万博協会主催のイベント。
希望するパビリオンと入館する時間帯を第5希望まで申し込む。申し込める期間は来場日の3か月前から2か月前の前日まで。
当選するのは最大1つで、当たらない場合もある。個人的には複数の時間帯でひとつのパビリオンを第5希望まで申し込むほうが当選しやすいと思う。
システムは2か月前と同様で、当選するのは1つまで。申し込める期間は来場日の1か月前から8日前まで。
来場日の3日前の午前0時から始まるパビリオン・イベントの先着申し込み。一応来場前日の午前9時までできるようになっているが、この予約で開放される枠はごく僅かなので、実際にはほぼすべての枠が申し込み開始5分後にはなくなっている。
コツは複数端末で同時並行してやること。来場4日前の22時頃にはチケットサイトにアクセスして仮想待機所での順番を確保しておく。0時になったあと、予約ページに進むまで何度もエラーでトップに戻されることがあるが、これはアクセス集中によるものなので、諦めずに粘ること。これだけやっても取れる確率は半分くらいだと思う。
この他にも、各パビリオンで独自のシステムからの予約を受け付けているところもある(イタリア館のアプリ予約など)。
アプリや公式サイト上でデジタルの地図も見られるが、スマホの充電切れやなにかの障害に備えて印刷物を持っていくべき(実際、開幕日にはゲート付近で通信障害が起きた)。
紙の地図の無料配布はない。一応入場ゲート出てすぐの案内所で販売されているが、行列ができることもあるので持っていったほうが良いだろう。
万博公式サイトの地図は見づらい。万博マニアの間ではXで「つじ」(@t_tsuji)さんが公開している地図が主流。
100均で売っているような300g程度のものが軽くてよい。入場前や先着入館のパビリオンなど、とにかく並ぶ事が多いので、一休みしたいときに助かる。
また、雨が降り始めたときに、雨宿りのために大屋根リングの下のベンチが埋まっても地べたに座らずに済む。
チケットサイトの「マイチケット」というページから印刷可能。入場時や予約パビリオン来館時など、結構QRコードを提示する場面が多い。
いちいちサイトを開いてると面倒だし、これも万一の通信障害に備えて持っておくべき。
当日予約や待ち時間共有サイトの確認など、とにかくスマホを使う場面が多い。1日中いると相当充電が減るので、最低1個、心配な人は2個くらい持っておくと安心。
ご飯を食べるのにも並ぶ必要がある。体力を消耗しやすいので、ゼリー飲料やカロリーメイトなど、片手でぱっと食べられるものに助けられる。
暑さ対策。外にいる時間が長いので非常に活躍する。うちわを使う人は前述した「つじ」(@t_tsuji)さんが公開している「うちわ版万博地図」を貼ると便利。
これも暑さ対策。タオルにくるんで首元に当てるとよい。少しずつ溶かしていって飲むので、これとは別に普通のペットボトル飲料やマイボトルがあるといいかもしれない。
「万博GO」という有志によるパビリオン・レストランのレビューサイト。サイトの運営者が主催するDiscordのメンバーによる現地報告をもとにした待ち時間情報も掲載されており、その情報はなかなか正確。
大学で習得した「専門性」が活かせりゃーそれに越したことはないが...
日本のインドカレー店の多くがネパール人によって運営されてるのは有名だが、彼らは「インド・ネパール料理の料理人」ていう専門性で働きに来てるハズだ。
どこの外国の彼氏なのか知らんけど、そこの国の郷土料理とかを出すレストランを設立して、そこの料理人として招聘すればオッケーじゃねーかなーww
派手さはないけれど、昔ながらの安心感があり、多くの人にとって馴染み深く、ホッとできる味。特別な日ではなく、日常に溶け込んでいる存在。
既存の大政党とは異なるアプローチで、一部の人々にとっては「昔ながらの日本」や「当たり前だったこと」を想起させるような、素朴で飾り気のない主張に聞こえるかもしれません。
米、卵、ネギ、チャーシューといったシンプルな材料でありながら、調理人の腕によって千差万別の奥深い味わいを生み出します。見た目以上の満足感がある。
既存政党の複雑な政策論争とは異なり、食の安全、教育、国益といった、一見するとシンプルで分かりやすいテーマを掲げています。しかし、その根底には深い理念や問題意識がある、と支持者は感じているかもしれません。
高級レストランの料理とは異なり、気取らない雰囲気で、誰でも気軽に楽しめる。店主の人柄が味に出ることも。
大政党のような官僚的な雰囲気ではなく、SNSなどを通じて党員や支持者との距離が近く、親しみやすいイメージを打ち出している部分があります。一般市民の声に耳を傾ける、という姿勢が見えるかもしれません。
地域や店によって味が異なり、人によって「ここのチャーハンが一番!」という熱烈なファンがいます。万人受けするとは限らないが、特定の層には絶大な支持を得ている。
既存の政治勢力とは異なる立ち位置のため、その政策や主張はすべての人に受け入れられるわけではありません。しかし、特定の課題意識を持つ人々や、既存政治に不満を持つ層からは、非常に強い支持を受けています。
参政党が町中華のチャーハンに似ている、という比喩は、「派手さはないが、どこか懐かしく、シンプルながらも奥深い主張を持つ。そして、万人に受け入れられるわけではないが、特定の層に熱烈に支持される、親しみやすい存在」というイメージから来ているのかもしれません。
まずはごめん、フェミさんの需要を満たすお話でないことは最初に言います。お帰りください。
例えばNHKの「みんなのうた」とか、教科書の国語の文章とか。
森の小さなレストランとか、教科書で言えば少年の日の思い出とかいう子供版「こころ」みたいな。
奴らって、小学生の時に見るとそこまで刺さらないけど、大人になって見るとめちゃくちゃ刺さる作品選ぶよね。
というか、小学生でもちょっと読解力あるならトラウマになるものを選ぶ。
自分はそういう研究者が「先生」という名前を被った学校にいたから言えるけど、
奴らの目的は実験とか、積み重なった本の上に檸檬を置くようなイタズラで。
だってクラスに1人問題児を入れて、その解決を論文に描くような人達やぞ。
自分でもわからない。交通費2.5万くらいかけて、時には宿泊して、毎回一日券を買って、もう4回行った。まあガチ勢からしたら大した回数ではないだろうがあと2回くらいは行こうと思う。
正直、リピートしておいてなんだが、同じ金額を払えばもっと満足度の高い経験ができると思う。特に自分の場合、海外パビリオンの食事がメインなので、交通費と入場料に加えて、行くたびに食事代で最低2万消える。お土産もぬいぐるみとか買う。あとついでに、ミャクミャクバウンドコーデが楽しみなので、毎回服を新調するなど、直接万博と関係ない準備コストも入れれば、毎回7,8万飛んでる。しかも行くたびにあまり真面目に攻略に取り組むタイプでもないので、1日のスケジュールは、朝から晩まで滞在しているのに、事前予約できる国内パビリオン1個、海外レストラン2個、ミャクミャクハウス1個、海外パビリオン1個程度しか行かない。明らかにコスパが悪すぎる。他のことにお金を使った方がいいよなあと思いつつ、気がつくとまたチケットを買っている。自分でもなぜかわからない。
ちなみに、ワイは運がないので、毎回行くタイミングに限ってやたら混んでおり、15万人くらい人がいる時ばかり。空いてる時に行きたいよー。
10代のうちに年収5千万円くらいの経営者とか圧倒的不動産を持っている40〜60代の、女の若さにしか興味のないじいさん捕まえて結婚して専業主婦となり美容整形や肌治療や体型維持のためのジムに金を費やしていれば今頃私も微人くらいにはなっていたのだろうか。
そっちの世界線では、冴えないじいさんの隣でハイブランドの商品に身を包んで高級レストランでスマホをいじっている整形丸出しの微人になった自分が居たかもしれないと思うと面白い。
このアニメにイジメを解決しようとする意図はないです。全くないです
原作者、制作者、集英社からしてみれば、とにかく1に売れる2に売れる3に売れる4に売れる5に売れる
結果売れて儲けて金稼いで楽な生活ができればどうでもいい
原作者は毎日高級寿司高級フレンチを食って生活を朝から夜まで満喫していると思う。断言できる
まずこれが大前提のアニメです。イジメ問題を真剣に考えようなんて魂胆はまったくない
むしろ、そうやって周りが騒ぐのを高級レストランでスマホ見て満喫してます
タコピーが無能ですわ。これが負け犬世代ゆとり世代が生み出したヒーローだろう
基本何もしないんです。何もしてないだろ?ただ騒ぐだけ、何もしない
何もできないっていうんじゃないです。何もしない。何もしないことが令和のトレンドです
社会風刺的な側面があるアニメではある。従ってこのアニメは見方によっては
イジメなど助長しかねない危険はあると思う。この点をふまえた上でのアニメ化についてはむしろ評価したい
一番評価したいのは、人の不幸は蜜の味、ってことである。この漫画、アニメの真髄はココである。人の不幸ほど面白いものはない
災害で家が流されたとか、人が死んだとか、言ってる。今も島から避難したとか言ってる。そういう人たちの顔の表情ほど癒しになるものはない
ざまああーーーもっと苦しめーーーー最高に面白い、酒がうまいわって感じである
このアニメは人のもつ純粋なる心に響くものである。この点は高く評価したい。しかし見方によっては一変するアニメで視聴者の視聴スキルが問われる
1.タイトルからネガティブな話題・ポジティブな話題かを判定しろ
2.タイトルからジャンル(たとえば「恋愛・家族・労働・政治」など)を推定し、単独項目の「その他」を含め最大10件に分類しろ。
3.タイトルに1,2を追加した表形式を出力、なお各行のネガティブ・ポジティブはそれぞれN・Pで表現
4. 1,2それぞれの合計件数の出力
##タイトル分類表
タイトル | 感情 | ジャンル |
--- | :---: | --- |
人生単位で見て買ってよかったもの | P | 自己啓発 |
「アゴダ悪質転売」の裏にいるもうひとつの悪者 | N | 社会評論 |
「日本は性犯罪が少ない」に対する日本人として正しい反応 | P | 社会評論 |
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日本最大の陰謀論とどう向き合うか | P | 社会評論 |
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【追記+追記の追記】友達の店員さんへの態度が悪くてびっくりした | N | 社会評論 |
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イランの「民主化」について | P | 政治 |
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xtuと打つ新卒 | P | テクノロジー |
男のぬい活が生理的に無理な話 | N | ライフスタイル |
中小企業(50人)から一流企業(時価総額日本50番以内)に転職したら衝撃だったこと | P | 労働・キャリア |
中小企業から一流企業(一流の中では下の方)に転職したら衝撃だったこと | P | 労働・キャリア |
国民民主に絶望した私、トランプ投票者の気持ちがわかるようになる | N | 政治 |
『老人介護は生産性がない』が真逆だという話 | P | 社会評論 |
お前らやっぱりイランの報復には何も言わないんだな | N | 政治 |
最近の怪談界隈の居心地の悪さ | N | ライフスタイル |
FIREしたら人に命令できないから精神病みそう | N | 自己啓発 |
(追記あり)ジークアクスはトー横で薬物とホストにハマった女子の話 | N | 社会評論 |
45歳なんだけど自衛隊辞めたすぎる…… | N | 労働・キャリア |
筋通しニキの問題点 | N | 社会評論 |
無生物に惹かれる | P | 自己啓発 |
俺も50になるわけだが。 | P | 自己啓発 |
農業の効率化って本当に無理なの? | P | 社会評論 |
米卸ってアホなんか? | N | 社会評論 |
そろそろ父を殺そうと思う(追記あり2) | N | 家族 |
自分が傲慢だということに35歳になって気づいたが、どうやって謙虚になればいいかわからない | N | 自己啓発 |
参政党支持者を馬鹿にするのはやめろ | N | 政治 |
けっこうな割合で「レストランや牛丼屋で食器を返す時に『ごちそうさま.. | P | ライフスタイル |
母親と妹から経済的に依存されている | N | 家族 |
やっぱ電子書籍じゃダメなんだよ! | N | テクノロジー |
国民民主終わったな感がすごい | N | 政治 |
彼女とデートしても満たされぬ夜 | N | 恋愛・性 |
統合失調症の母との10年間 | N | 家族 |
【追記しました】性的広告の次はホラーを規制したい | N | 社会評論 |
改心を認めない風潮が悪いんだよ | N | 社会評論 |
日本の少子化についてマジで伝えたいこと | P | 社会評論 |
女側からプロポーズってどう? | P | 恋愛・性 |
旦那が選挙に行かないと言い出した | N | 政治 |
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毎日使うスマホに10万出せない奴って何なの? | N | テクノロジー |
元増田です。退職エントリーです。退職までに起こったことを記録してお.. | P | 労働・キャリア |
ヤリチンを始めて、やめた | P | 恋愛・性 |
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男側から真面目なヤリチン論を聞くとはね。結婚で足洗った元ヤリマンに.. | P | 恋愛・性 |
丼でもパスタでもサンドイッチでも美味しい具って何 (世界制覇できる) | P | 食・グルメ |
GoogleMapで気が付いたこと | P | テクノロジー |
漫画の中のメタが気になっちゃうんだよな | P | ライフスタイル |
お前らコメ農家の記事に騙されんじゃねーぞコラ | N | 社会評論 |
「遊ぼう」が未だに理解できない | P | 自己啓発 |
3大「◯◯ク◯◯ク」 | P | ライフスタイル |
推し活にハマれなくなってきた | N | ライフスタイル |
随意契約により売渡される政府備蓄米、いわゆる小泉米について | P | 社会評論 |
旅行のこだわり | P | ライフスタイル |
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# 処理不能一件
これは体力のないおじさんとスマホもろくに使えない老婆の旅行記なので視点が大分偏っていると思う。
月曜日と火曜日の2日間だけなので一部しか捉えられていないところも多々あるが許してくれ。
人混みも暑いのも嫌いだから、めんどくささで鬱になるかと思った。
アプリで一ヶ月前、七日前と段階を分で予約抽選を受けられるが母の希望の人気のパビリオンで一点決め打ちしてたから全滅。
当日予約があるということでそれで頑張ることにした。
公式HPを見てもパビリオンで何やってるのかポエムばっかで意味分かんないなと思っていた(後にこの理由は分かった)ので自分はまったく楽しめる気にならず、そして公式アプリや予約システムのUIがカス過ぎてイライラした。
チケットぴあの公式ガイドブックはパビリオンの説明もあるしマップもあるということで母に渡すと熱心に読み込んでいた。
9時55分くらいに並んだが、入場は混み合っていて1時間位かかった。
万博は予約時間以降ならいつでも入場できるシステムなので、9時の人は別レーンで並んで優先的に流してもらえていた。
それを見たので翌日は10時予約だったが11時前に行ったら10分くらいで入れた。
なので結局入場時間は同じくらいだった。
朝一は当日予約などで有利なので9時枠取れた人は朝一入場目指した方がいいけど、それ以降の人は予約時間より遅く行ったほうが楽なんじゃねーか。
そんなに気合が入ってない人は15以降の入場を強く推奨する。
夕方から人がどんどん減っていくので、パビリオン楽しみたいならそこからが本番だ。
昼のうちに体力消耗するなよ。
入場したら人人人人だらけである。
不人気万博と聞いていたが不人気でこれなら予想した人数いたら不快でとんでもないことになっていただろうな。
軽く見て回るがどこも長蛇の列で母親が落ち込んでいて慌てる。
万博ファン達が、万博GOってサイトで待ち時間の少ないパビリオン情報を常時更新してくれているのでそれと、ファンが作ったマップで予約無しで入れるところが分かるのでそれを参考に回る。
万博GOとマップは必需品だが、どちらもオフィシャル製で無いことにイラッとする。
開催者は何やってるんだ。
当日予約はこれまた万博GOってところで全体の空き情報が見れるので活用する。
会場内に当日予約の情報はなかった(俺が見つけられなかっただけかも)し、空き枠が出てもすぐ埋まるので俺はひたすらスマホとにらめっこして枠が空いたら申し込んでエラーが出たり既に埋まったりしてた。
当日予約に躍起になっていると万博をしっかり楽しむことは出来ないので俺はいいけど普通に楽しみに来た人は嫌だろうな。
飯を食ったり、コモンズ(デカい建物に複数の国がブースを並べている。待ち時間なく入れるので並びたくない時はここが一番いい)回ったりした。
コモンズは狭いスペースで民芸品が並んでいるが、どこの国も基本的に織物! 木彫り! 自然豊か! 名産品!(お手を触れないでください!) 謎のおじさんの写真!!(おそらく国のトップなんだろうな)って感じだった。
セキュリティの関係もあるんだろうけどすぐ触れる距離に置いてあって触れないというのは勿体ない。
布地なんて肌触りとか大事だし、コーヒーのパッケージだけ並べられてもよくわからんよね。
眼の前によく知らない国の自然に優しい伝統的な虫よけスプレーの小瓶を置かれて眺めるだけで喜ぶ人はどれだけいるんだろうか。
スパイスや紅茶の香り比べとかはあって、正直市販のものとの違いなんてまったく感じなかったけど、触れる体験が無いと行く価値はまったくないと思った。
コモンズの係員は現地の人と日本人のパターンあったけども、現地の人達は概ねやる気がなかった。
なんらかの操作をすればインタラクティブな表示がされるデバイスの前で日本人が混乱していて、係員はそれを気にせず椅子に座ってスマホ見てたのはとても良かった。(俺は海外でしばらく暮らしていたのでそういうのは嫌いじゃない)
ネットで打楽器を体験できるからドラマー連れてったら楽しいってあったけど大抵子供がチャカポコ狂ったように鳴らしていて割と不快だった。
パビリオンは大きく分けて3つある。
1つはでっかいモニター、奇抜な形のモニターで映像を見るタイプ。これは見る価値が無い。
家でYoutube見れば十分。
お決まりのSDGSだの豊かな生態系だの高度な社会だのうんたらかんたらポエムをキレイな映像と共に叩きつけられて「公式HPの説明が訳わからなかったのはこれが原因かァ~~~!」ってなった。
もう1つはアート系。
暗闇でシャボン玉飛んだり、螺旋状の坂を登りながらポップなアーティストの絵を眺めれたりする。
三十分待った先でシャボン玉見せてもらえて嬉しい!とは俺は思えない。
最後はパネルクイズや展示、係員の説明で国の紹介をするタイプ。
全部コレにしてくれ。このタイプの中でも良いところ悪いところがあるんだが、カスなのはWikipediaの国ページやNHKの特集をメチャクチャ薄めたような感じ。
水道水も飲めないような国(俺はその国で水飲んで腹壊したことある)「うちの国は医療に力を入れていて公共衛生最高だぜェ~~!」と訴えていると笑ってしまう。
俺の好きな国が「うちの国はハーブで免疫力を強化してコロナを乗り切ったぜェ~~!!」とかやってて悲しかった。
展示もピンキリで、触れる展示が少ないのが残念だった。
あるパビリオンは入ってすぐの入口で料理の模型がズラッと並んでて「万博まで来て食品サンプル見るの?」ってなっちゃった。
俺は体験がしてェんだ……。
悪いところばかり挙げたが、海外パビリオンには大抵レストランやカフェが併設されていて、そこで国の特徴があるコーヒーだったり料理が楽しめるのは良かった。
万博じゃなくても大阪なら料理屋行けばいいじゃん、って思ってたけど年老いた母親を「コーヒー飲みに行こうぜ!」ってアラブ系の飯屋に連れて行くことなんてまず無いし、やっぱり機会ってのは大事。
ヘルスケア館がとても良かった。
というのも入ってまず健康診断みたいなのを受けられるんだが、年寄は皆健康診断が大好きである。
丸一日炎天下歩いてお肌の状態がどうとか言われてイラッとすることもあったが、俺も楽しめた。
俺はゲーマーだからVR系の展示をやりたかったんだけど、一時間待ちと言われて断念。
マイクロバブルシャワーヘッドの威力が凄まじくて自分の家に欲しくなった。
並んで入ったらしょぼい映画だけで終わって悲しい。
未来の火星探査の様子の映画だったんだけど、その中で「火星で地球と同じ原始的な生命体が見つかりました」ってやってて、それは断言しちゃいかんことだろと思った。
掛けた予算以上の意味があるかは分からんが、日よけになるデカい歩道を用意してくれるのはまじでありがたかった。
今の季節でも既に死ぬほど暑いが、リング下は涼しくて休憩もできる。
よほどの体力猛者じゃない限り、こまめに座って休憩したほうがいい。
ヘルスケア館みたいな長時間滞在するタイプは二時間立ちっぱなしで座るところが少ないので入場前元気でも出てくる頃には結構きつい。
それと日中は学生がいて混雑しているが、三時くらいから大分人が減ってくるので時間がある人は日中に無理して動くよりも夕方以降に頑張って歩いたほうが楽しめる。
並んでいたときに現地のおばちゃんと話したけど、スマホ使えないから自分の場所もパビリオンの入り方も、中で何が見れるのかもよくわからんと言っててちょっと可哀想だった。
白黒にプリントアウトされた地図持ってたけど見づらいから絶対カラーのほうがいいよ。
事前に勉強してこいって意見は出るんだろうけど一部の人達だけが楽しめるイベントにするのは良くないよね。
展示のレベルは全体的に見てかなり低いので、ヨドバシカメラで未来を感じたり、美術館博物館行ったほうが面白さはあると思う。
ただその中でも海外の兄ちゃんが説明してくれる体験や、木造リングのデカさとか「触れないと味わえない楽しさ」みたいなのは極少数ながらある。
知的好奇心目当てで行ったら後悔するけど、家族サービスとかならありかな。
うちの母はスマホもろくに使えないような人だから一人で行かせなくて本当に良かった。
もう二度と行きたくないけど次行くなら昼は大阪観光して夕方~閉館までで予定を組む。
カバンはサイズがデカいと駄目とか荷物検査めんどくさいから持っていかないほうがいいと思ったが、厳密にサイズ測ってる訳じゃないからリュックサック位は持っていった方が楽。
空港の荷物検査とまったく同じことを入場前にやるから無駄なものは持っていかないようにね。
入場者の中には折りたたみ椅子や腰掛けられるポール持ってる人も多かった。並んでる最中にちょっと座れるのはめっちゃ良いと思う。
ペットボトル(中で水を汲める)、日傘、タオル(トイレで手を拭けないぞ)、モバイルバッテリー、地図は用意したほうがいい。
スマホで開くの面倒だし、嵩張るもんじゃないから畳んでポッケに入れておくのがいいよ。
Permalink |記事への反応(14) | 12:31
追・追記
あと収支はチャッピーに聞いた程度のものなので、もっと安く施工できるとか、もっと儲かってないとか色んな現場からのご意見ありがとうございます!
これだけかみ砕いてもまだ「ワシの考える農業改革、ワシの考えるJA改革は~!!」って言う人はJAの会長にでもなろう!十分な利回りだって言う人、ぜひ農業に参入したらいいと思います!
もしくは黙って田んぼに苗でも植えてろ!
朝起きたらブコメチラホラついてた。長くて複雑な話に付き合ってくれて感謝します。農家周りの方々の意見も面白い。ごくろうさまです、ありがとう。
一つ補足というか…チェリーピックしないでほしいし、ちゃんと読んでよと感じた反応があったので
yingze 進次郎主張の農政改革のキモは金融分離なのに、さらっと流されてるw セルフ突っ込み入ってるけど、ブランド作れないJAは要らんのよ。市場に作物流すだけの簡単なお仕事だと農家は離れるばかり。
サラッと流してない。言及しているのでちゃんと読んでほしいんだが、金融の分離をしたら最大のメリット「JAは最短・適切条件(馬鹿安でもなく高くもなく)での支払いが可能」が難しくなってくのではと思っている、金融分離は農業全体をぶっ潰す最短距離になりうるよ。まぁJAの金融事業の内訳を調べてないから分からないが、JAに近いところにいる事情通の人に聞いた話だと、非農業系の金融事業で稼いで農業事業に回しているような状況らしいので。本文で郵便事業の例を引いたけども金融分離化前の郵政はまさにこれで、郵便事業はもうちょっと立ち行かないかもねって感じになってる。相次ぐ値上げ、不正の増加は、貧した結果の倫理低下だろう。
あと、ブランドを作ろうとしてないJAなんてほぼ存在してない。それに、コメがない高いと言ってたこの半年でもブランド米は高いけど売ってたでしょ?ブランド化=価格の高止まりを目指しているわけで、ブランド作れねぇのかと嘲笑するからにはちゃんと付加価値が付いた高い作物をしっかり買ってくれるんだよね?って話になりますよ。 <h3>o- *********************************************************************************</h3>
以下本文
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkansports.com/entertainment/news/202506300000813.html
必要か、と語りかけてみたものの、国産の野菜やコメなんて非効率!金輪際要らんのや!という過激派にとっては農協は当然不要だし、亜米利加国のような大規模集約農業以外は認めへん!という類の過激派にとっても知らんがなという話になるだろう。ただこれらの派閥は机上の空論でしかないので。
取りあえず、農協は何で「今のところは」 「とりあえず」必要か、という話です。今後、何かが進化して新しい取引や流通方法が産み出され商業的に大変安価に使用できたりするようになれば変わるかもしんない。または何千億円もの税金をかけて田んぼを集約化できれば大規模農場は実現できてJA不要になる可能性もあるかも(なぜ農業の大規模化に多額の税金が必要かはのちに述べるかも。大規模集約化が机上の九龍城だよと言う説明として)。
勤め人ならご理解しやすいかと思うが、一般企業はあまり個人自営業や小規模事業者との直接取引(特に彼らからの購買)を好まないことが多い。取引数が多いとその分、経理をはじめとしたバックオフィスの業務量が増えるし、宜しくない事案(不当なキックバックを要求するけしからん社員が現れたり)が起きやすい。その他色んな理由(与信的なこととかね)がある。
一方で、JAは会員なら誰でも取引が可能で、各農協が決めた規格の範囲内の作物なら原則必ず買ってくれる。なので多くの農家にとっての作物の販売先として真っ先に上がることになる。
仕事で新規開拓営業したことある人は分かるかもしれないが(はてな民には少なそうな気もするな…)、「販路開拓」というのはなかなか簡単ではないので、規模の大きい農家でも、素晴らしい栽培技術があったとしても、簡単にいい値段で買ってくれる取引企業を見つけられるわけではない。支払い条件なんかも企業によって全然違う。その点JAはきっちり決まってる。JAがまるっと買ってくれるのは農家の文字通り「生命線」である。
一般企業と取引をしている農家ももちろん居る。例えば某ポテチ屋や某トマトジュース屋などは加工原料を契約農家からトマトやジャガイモを買っているし、ハンバーガー屋、デパ地下のサラダ屋、上げ底コンビニなんかも契約農家から直接仕入れてる。「地元の野菜をたくさん使った地産地消レストランです!」というようなところも直取引。これらは日本の農家の全体取引からしたら少数。
この企業直取引だが、ポテチやトマトジュースなどの)原料としての販売額金額はちょっと失笑するぐらい安い。彼らは定期的にJAなどを通じて契約農家になりませんかと営業をかけているらしいので、その程度には入れ替わる(儲からないからやめる)んだろうとも邪推できる。一方でもちろん、うまくやってて儲けられてる農家もいる。そしてポテチ屋やトマジュー屋も、JAから仕入れることも有る。パンクチュアルに出荷用の材料数を揃えなきゃいけないし、作物は思った通りに育たない時もあるから。
もう一つの主要な直取引先、中食や外食向けの野菜。これは場合によってはJAの買い取り価格よりも高く買ってくれることもある。半面、ジュースなどと違って原型が分かるわけで、規格(サイズなど)の制限がJAよりも厳しいことが多い。加工のために一定のサイズに収まってる必要があるから。これらと取引ができるのは選ばれた神農家、または資本力が高い施設栽培(かっこいいハウス栽培)農家などが多い。そして彼らも同様に足りなければJAからも買う。
ちなみに、ここでは便宜上、JAと言っているが実際にはその地域の中央卸売市場が実際の取引の場になる。JAが買った野菜は半分~8割ぐらいは卸売市場で取引される。そして卸売市場では上記のような一般企業、大手流通小売(スーパーマーケット)、仲卸などが買っていく。仲卸は飲食店とか小さいスーパーや八百屋などに卸したり。それで我々消費者が買って皆様のお宅の晩御飯になったりする。
更にちなみに、スーパーや八百屋などの野菜は、大半がJA・大卸を通した商品だそうです。
なぜならスーパーは消費者のニーズに応えるために少量・多品種が必要でかつ欠品も消費者から許されず、それなのに鮮度も求められるから。特定の農家と取引しているんじゃ棚に並べる商品を揃えられないからだそうで。複雑な卸構造になっているのは、消費者のニーズに適切に応えるため。コメはここまでではない(多種はそこまで求められてないだろう)が、鮮度はやはり求められるからねぇ…。
しかし、生鮮食料品の流通って難しいね。検索したらこの図https://d1obh0a64dzipo.cloudfront.net/images/7595.jpgが分かりやすいなと思ったら元は農水省の白書みたいだ。元記事はhttps://minorasu.basf.co.jp/80696 元記事も面白かったのでお時間ある人はどうぞ。
もっと更にちなみに、別にJAは農家に「一般企業に売るな」なんて圧かけたりなどはしておらず、むしろ逆で、一般企業からの「契約農家を探してほしいんですが」 とか「〇〇を育ててくれる農家さんいますかね?」というような相談の窓口になっていたりするので、しんじろうが言うてることはますます分からんのよね。JAというか農業界隈は「六次化(2次産業×3次産業からきたダジャレ合言葉)」を叫んでいたりもしていて、JAも、農家の一般企業との取引拡大を望んでるんだよね…。
むしろ地方は中央卸売市場のサステナビリティの危機という別の問題もあって、仲卸が跡継ぎ居ない、儲からず廃業などで市場が機能しなくなっていたり、建物が老朽化しても建て替える金がないとかの問題もあって、自治体もJAも中央卸も、企業ウェルカム!な状態なんすよ。でも農業も卸も対して儲からないから企業の方があまり組んでくれないんよ。
JAに作物を納入すると支払は、その地域のJAの決め事により異なるが月末〆、翌月10日とか20日になることが多いようである。これは一般企業の取引よりも支払い条件が良い。これはかなり大きいことで、特に出荷期間が長い野菜や果物の農家にとってはすごく大事な条件である。農家の金の周りが良くなるということなので。
これはJAが金融機能を持っているからこそ可能なわけで、金融機能を切り離したら支払条件も悪くなるんじゃないかなと思うんだよね…。郵便が郵便機能ぼろぼろになったのもゆうちょが儲けてた分がなくなっちゃったからなんじゃないかなーと思ったり。
またJAは金融機関なので、農業のための融資をしてくれる。これもなくなると農家はかなり困るんじゃないか。というか一般の金融機関で農業のための融資が継続できる気がしないぜ。
基本的に作物の品種改良は、その地域の農業試験場がやっている(たまには大学や研究機関もやっている)
新品種や新しい作物(例えばズッキーニとか今は当たり前に作られてるが一昔前は作付けは極小だった)は、これまでの品種と育て方が違うことも良くある。そのための農業指導などを行っているのがJAです。
新品種に切り替えるというのは既存の農家にとってはナーバスな事態である。下手したら半年~1年の売上が吹き飛ぶ可能性すらあるからだ。おまけに新品種は簡単には市場には受け入れられない(知名度とか値段とかで)ので、意気軒高に新品種に切り替えて張り切って栽培して成功しても、思ったよりは売り上がらなかった、なんてことだって起きうる。
JAという「ハコ」があることで、たくさんの農家を取りまとめて新しい品種の栽培指導したり、ブランド化のためのゆるキャラを作ったり、自治体と協力してキャンペーンしたり、いろんなことがしやすくなる。こういうのは「ハコ」がないと纏まらんよ。普通の会社だってそうでしょ?業界団体があるからこそロビイングもできるわけでさ。
ロビイングという言葉を出したのは、要するにJAは農家のための団体なので、究極的には我々消費者とは利益相反する。もちろん敵対関係ではないが、彼らはより高く売りたいし、我々消費者はより安く買いたいというごく原理的・究極的な部分な。なので消費者が「高えんだよ!」っていうのは当然ではあるし、一方で「何を当然なことわざわざ言うのだ、他のすべてのものが値上がりしてるのに」とも思う。
「ここにきて急に高くなったのはおかしい」というブコメもあったが、それは「もう耐えられないところにきている」という考え方もあると思う。原材料に近い商材ほど付加価値をつけにくいから価格の上昇は他の商材と比べて遅くなるのはごく一般的な傾向だとも思うしなぁ…。
エネルギー費用もバイトさんの人件費も、肥料代もすべてが値上がりしている。ハウス栽培が中心の農家はエネルギー代で利益が減ってると思うし、精米の機械だって倉庫の温度管理だって電気で動いてるわけですし。ナスを5個パック入りに商品化するための袋だって値上がりしてるでしょ。
「大規模集約化」というのはちょっと乱暴で、事業者が集約される(大農家が零細農家の休耕田・畑を使って農地を広げる)パターンと、農地の区画を物理的に大きくするというパターンに大別されると思う。そしてこのどちらも、進んでいる所はどんどん進んでいるし、進んでいない所は金がないから進まない。
実は農業地域の「良いけど所有者が細分化されてる農地」はどんどん、地域の大農家が集約している。新規就農者はたいていこういう大農家で「農家修行」として小作として働いてたりするし、技能実習生もたくさんいる。あちこちに分散している農地を、人海戦術で「作物が取れる農地」として維持している、というのが実情。
そして、一方で「あんまり良くない農地」は人気がないまま放置される。
都市に暮らす消費者がちょっと思いつくようなことなんて、とっくに農家はやっているし、やっても儲かれないことは、アホな消費者が何を言ったところで、やらない。
あんまり良くない農地というのは、山沿いだったり(太陽と風が良くない)、水利から少し距離があったり、四角いきれいな形じゃなかったり、小さかったり、道路が貧弱だったり(トラック通れないと収穫の手間がすごい)。そういうところは大農家も使わないので放置されたまま。
こういうところでもドカーンと区画整理をして、四角くしたり、用水路を作ったり、1tトラックくらいなら入れる細い舗装道路を作ったりすれば、ちゃんとした「集約化された農地」になる。でもそれにはすごく金がかかる。これは都心で行われている「再開発」と似たような手法で「区画整理事業」って言うんですが、土木作業のみとはいえお金がかかる。このお金は場合によっては億単位の金がかかるので農家が負担するのはとてもじゃないが難しい。
例えば
1ヘクタールの休耕田を「使える農地」に造成するための費用は、約9,000億円(造成費用1坪3万円で計算。今はもう少し高いと思う)※単位間違ってた!9,000万円です!ごめん!
1ヘクタールの田から取れるコメを約5,400kgとする(10a辺り反収538kgらしいので)
5,400kgのコメの卸価格(28,000円/60kgが最新の価格、かなり高い)は2,520万円、経費率を7割(ChatGPT調べ)とみると、利益は756万円弱。
ちなみに1haの農地って、全然「集約化された農地」なんかじゃない、むしろ中の小ぐらいです、サイズ的には。
見てもらった通り、これでは造成費の1億円返していくのけっこう大変。つーかかなり厳しい。したがって農地の区画整理は基本的には半分かそれ以上を税金で賄うのが慣例になっている。補助金です。田舎の土建屋が儲かる、都会の人が蛇蝎のごとく嫌うような補助金ですね。でもこれがないと「農地の集約化」は不可能ですね。
その程度には農業って「あんま儲からない」ものでもあり、そして「人間が生きていくには不可欠な仕事」でもあり、平地が少ない上に平地がどんどん都市化していく(田んぼよりアパートの方が儲かったりするので)日本では、わざわざ農地をお金かけて集約化を実現するんは、かなり難しいんだと理解いただけるとありがたいです。
Permalink |記事への反応(14) | 20:10
わいはOTAとChannel Managerのシステム開発してた汚痔さんやで
宿泊業界は古くからシステム化された業界でクレジットカード並みに複雑やで
ChatGPTで作ったで
🔹定義
ホテルの宿泊・運営管理の中核となるソフトウェアシステム。フロント業務、客室管理、宿泊者データ、売上、会計などを一括で管理します。
🔹 主な機能
機能カテゴリ | 内容 |
---|---|
フロント管理 | チェックイン・チェックアウト、予約情報の登録・変更、宿泊者台帳の作成 |
客室管理 | 部屋の清掃状況、空室/在室の把握、客室割り当て(ルームアサイン) |
会計管理 | 宿泊料金の計算、追加サービスの加算、精算、領収書発行 |
顧客管理 | 顧客データベース(リピーター、法人など)、CRM連携 |
収益分析 | 稼働率、ADR(平均客室単価)、RevPAR(販売可能客室収益)などのKPI管理 |
他システム連携 | Channel Manager・OTA・POS(レストラン)・鍵システム・自動精算機 などとの連携 |
製品名 | 特徴 |
---|---|
OracleOPERA | 世界的な大規模ホテルチェーン向け。拡張性・連携性が高い。 |
Cloudbeds | 中小規模ホテル向け。PMS+Channel Manager+BookingEngineの統合型。 |
SiteMinder(PMS連携あり) | Channel Managerが有名だが、PMS連携も強力。 |
TL-リンカーン(リクルート) | 日本国内向け。じゃらん連携に強み。 |
AirHost | クラウド型。民泊や無人ホテル向けに強い。 |
🔹定義
宿泊施設(ホテル・旅館など)を代理で販売するオンラインの旅行代理店。
代表例:
🔹 特徴
🔹定義
複数のOTA・予約サイトに対して、一括で在庫・料金・予約情報を管理できるツール。
🔹 主な機能
🔹メリット
🔹定義
例:
🔹形態
🔹 注意点
┌────────────┐ │ 宿泊者 │ └────────────┘ ↓予約する ┌────────────┐ │ OTA①(Booking) │ ⇒Reselling ├────────────┤ │ OTA②(楽天) │ ⇒Reselling ├────────────┤ │ OTA③(Expedia) │ ⇒Reselling └────────────┘ ↑ │(在庫・料金同期) ┌────────────┐ │ Channel Manager │ └────────────┘ ↑ │(連携・同期) ┌────────────┐ │ PMS(ホテル管理) │ └────────────┘ ↑ ┌────────────┐ │ ホテル運営スタッフ等 │ └────────────┘
でも完全にシステム化されてるわけでもなく、OTAが予約登録したりするのは人力だったりするで🤢特に自前のシステム持ってないとことか
┌────────────┐ │ 宿泊者 │ └────────────┘ ↓予約する ┌────────────┐ │ OTA(Agoda Channel Managerとつながってない) │ └────────────┘ │メタサーチ ↓ ┌────────────┐ │ OTA(AgodaじゃないOTA) │ └────────────┘ ↑ │(在庫・料金同期) ┌────────────┐ │ Channel Manager │ └────────────┘ ↑ │(連携・同期) ┌────────────┐ │ PMS(ホテル管理) │ └────────────┘ ↑ ┌────────────┐ │ ホテル運営スタッフ等 │ └────────────┘
┌────────────┐ │ 宿泊者 │ └────────────┘ ↓予約する ┌────────────┐ │ ホワイトレーベル型OTA │ └────────────┘ ↑ │(Reselling) ┌────────────┐ │ ホワイトレーベル型OTA │ └────────────┘ ↑ │(Reselling) ┌────────────┐ │ ホワイトレーベル型OTA │ └────────────┘ ↑ │(Reselling) ┌────────────┐ │ ホワイトレーベル型OTA │ AgodaのAPI使って動いとるで └────────────┘ ↑ │(Reselling: Expedia AffiliateNetwork) ┌────────────┐ │ OTA(Agoda) │ └────────────┘ ↑ │(在庫・料金同期) ┌────────────┐ │ Channel Manager │ └────────────┘ ↑ │(連携・同期) ┌────────────┐ │ PMS(ホテル管理) │ └────────────┘ ↑ ┌────────────┐ │ ホテル運営スタッフ等 │ └────────────┘
ホワイトレーベル型のOTAはAgoda以外のOTAとも連携しとるけど、Agodaばっかりトラブルが起こっとるんってことはAgodaのシステム/契約があかんのやろなあ
たぶん売上伸ばすためアグレッシブに攻めすぎてOTA(Agoda)より上流のシステムでオーバーブッキングしまくっとるんやろ、OBの危険性を冒してまでResellingをガンガンやっとるんやろな
あとホワイトレーベル型OTAも閲覧時に部屋をHOLD(仮予約)しまくっとるとか行儀悪いことしとんの🦆
ウィイイイイイイッス! どうも〜█████で〜す。
えー…どうも。えー、今日はですねぇ…まぁ、僕の動画を見てくれてる視聴者のみなさんは、非常に、こう、知的なレベルが高い方が多いんでね。今日は、そういうみなさんに、ぴったりの、えー、テーマを、持ってきました。はい。
今日のテーマは、「男女のコミュニケーション」について。えぇ。なんで、女性は、「私の気持ち、察してよ!」って言うのか。そして、なんで、男性は、それができないのか。この、永遠の謎に、僕が、えー…まぁ、じっくり、深く、深く、えー、斬り込んでいきたいなぁと、思いますぅ。
というのもね、なんかぁ、ネットで、ものすごーい長い、論文みたいな記事を見つけまして。タイトルがね、なんか、「視線の逆転」…なんちゃらかんちゃら。まぁ、難しいタイトルやったんですけど。
要するに、ですよ。その記事が言いたいのは、昔は、女の人が、男の人の気持ちを「察する」のが、当たり前やった、と。例えば、武士の奥さんとか、昭和の、あの、「亭主関白」の時代のお母さんとかは、旦那さんが、口に出ささなくても、「あ、今、お茶が飲みたいな」とか、「そろそろ、お風呂に入りたいんやな」とか、全部、察して、動いてたわけじゃないですか。それが、まぁ、良妻賢母の、務めやった、と。
でも、今は、逆ですよね。どっちかって言うと、女性の方が、「なんで私の気持ち、わかってくれないの!」「言わなくても、察してよ!」って、男に求めるようになった。
この、大逆転現象は、一体、いつ、なぜ、起こったのか?っていうのを、まぁ、歴史とか、社会とか、心理学とか、いろんな角度から、分析してる、すごい記事やったんですよ。
で、今日は、その、難しい論文を、僕が、みなさんのために、世界一わかりやすーく、えー、解説してあげようかなと。はい。僕の、この動画を見れば、もう、男女間のすれ違いは、なくなります。はい。僕が保証します。
えーとね、まず、その論文の第一部で書かれてたのが、「昔の女の人は、すごかった」っていう話ですね。
まぁ、武家の奥さんとか、想像してもらったらわかりますけど、旦那さんは、外で戦ってるわけじゃないですか。家のことは、全部、奥さんが取り仕切ってたわけですよ。使用人の管理から、食料の確保、ほんで、時には、政略結婚で嫁いできて、スパイみたいなこともしてた、と。
これって、ものすごい能力ですよ。常に、旦那さんの顔色をうかがって、藩の状況を読んで、家の立場が悪くならないように、水面下で、色々、立ち回ってたわけです。この、「察する」っていうのは、生きるための、生存術やったんですね。
昭和の時代も、まぁ、そうですよね。「亭主関白」って言葉がありますけど。お父さんは、会社で働いて、家に帰ってきたら、もう、王様ですよ。「おい、風呂」「おい、メシ」「あれ、取ってくれ」。これだけで、お母さんは、全部、お父さんが何を求めてるか、察して、動いてたわけです。
これ、なんか、今聞くと、「男尊女卑だ!」とか言う人いますけど、僕は、これはこれで、一つの、完成された、家族の形やったと思うんですよ。男は、外で戦う。女は、家と、旦那を守る。ちゃんと、役割分担ができてて、ある意味、効率的やったんちゃうかなぁと、思いますね。
まぁ、僕の親はねぇ…うーん…まぁ、色々、ありましたけどね。まぁ、お袋は、どっちかっていうと、口うるさい方やったんでね。「あれやっときなさい、これやっときなさい」って。まぁ、僕のことを思って、言うてくれてたんでしょうけど。まぁ、でも、なんだかんだ、僕が落ち込んでる時とかは、何も言わずに、僕の好きな、カレーライスとか、作ってくれてましたからね。あれも、一種の、「察する」やったんかなぁと、今になっては、思いますけどね。えぇ。まぁ、ええわ。
ほんで、話は戻りますけど、じゃあ、なんで、その、「女が男を察する」っていう時代が、終わったのか。
その論文の、第二部ですね。ここで、転換点が来るわけですよ。
戦後ですね。日本が戦争に負けて、新しい憲法ができて、男女平等だ、と。女性にも、選挙権が与えられたり、男と同じ給料を払いなさい、みたいな法律ができたりしたわけです。
ほんで、ウーマン・リブ?とかいう、まぁ、女性の権利を主張する運動が、盛り上がってきた、と。
要するに、女性が、「私たちも、自分の意見を言っていいんだ」「嫌なことは、嫌って言っていいんだ」っていう、そういう考え方を持つようになったんですね。
これが、全ての始まりですよ。
今までは、旦那さんに、理不尽なこと言われても、じっと耐えて、旦那さんの機嫌を「察する」しかなかった女性たちが、力をつけたわけです。「あなたの言うことは、おかしい」「もっと、私の気持ちも考えて!」って、言えるようになった。
まぁ、気持ちは、わからんでもないですよ。うん。抑えつけられてたものが、爆発した、っていうのはね。
でもね、僕は、ちょっと思うんですけど。これが、ちょっと、行き過ぎちゃったんじゃないかなぁと。
権利を主張するのは、いいですよ。でも、その結果、「言わなくても、私の気持ちを察してよ!」っていう、新たな、ワガママが生まれたんじゃないかなぁと、僕は思うんですよ。
よくある話ですよ。女性が、いましてね。で、まぁ、デートとか、するわけじゃないですか。ほんで、男性がレストランとか入って、「何、食べたい?」って聞くでしょ。そしたら、「なんでもいいよ」って言うんですよ。
で、男性が、「じゃあ、パスタにする?」って言うと、なんか、ちょっと、不満そうな顔するんです。「え、パスタの気分じゃないの?」って聞くと、「ううん、別に…」とか言うて。
いや、どっちやねん!って話でしょ。
で、結局、ピザを頼んだら、「あ、本当は、お肉が食べたかった…」とか、後から言うんですよ。
いや、先に言えよ!と。
ほんで、男性が、「じゃあ、なんで、なんでもいいって言ったの?」って言うと、決まってこう言うんです。「私の気持ち、察してほしかった…」って。
…もうね、アホかと。馬鹿かと。
言わなきゃ、わかるわけないでしょ、人の気持ちなんて。エスパーじゃないんだから。
で、こういう、「察してほしい」っていう気持ち。これね、その論文にも書いてましたけど、日本の、とある精神科のお医者さん…えー、ツチイさん、でしたかね。その人が言うには、これは、「甘え」の構造、らしいんですよ。「甘え」。
赤ちゃんが、お母さんに、「お腹すいた」とか「おむつ替えて」とか、言葉で言えないでしょ。でも、泣いたり、ぐずったりすることで、「僕の気持ちを察して!」って、アピールするわけですよ。ほんで、お母さんは、それを察して、ミルクをあげたり、おむつを替えたりする。この、母と子の、言葉を超えた一体感。これが、「甘え」の原点らしいんです。
つまり、「察してほしい」って言ってる女性は、精神構造が、赤ちゃんと一緒なんですよ。相手の男性に、お母さん役を求めてるんです。「私が、言葉にしなくても、私の全てを理解して、受け入れて、私の欲求を満たして」っていう、究極の「甘え」なんですね。
これ、どう思います? 僕、これ読んだ時、なるほどなぁー!と、思いましたね。
だから、「察してちゃん」は、精神的に、自立できてないんですよ。
…逆にね、僕なんかは、人の気持ちを、「察しすぎて」、失敗したことありますからね。えぇ。
まぁ、有名な話ですけど、僕、アンチに、ネカマに騙されたこと、あるじゃないですか。
あれなんか、まさにそうですよ。僕は、相手が、か弱い女性やと思って、なんとか、力になってあげたい、と。相手が、直接「助けて」って言わなくても、その、文章の端々から、「あ、この子、今、悩んでるんやな」「寂しいんやな」っていう気持ちを、僕が、一方的に「察して」、優しくしてあげよう、としたわけですよ。
その結果が、あれですからね。はい。見事に、騙されたわけですから。
だから、人の気持ちを察するっていうのは、もちろん、大事ですよ。でも、「察しすぎる」のも、問題なんですよ。僕みたいに、お人好しは、特にね。えぇ。
えーと、どこまで話したっけ。あ、そうそう、時代の変化で、女性が強くなった、と。
ほんで、その論文の第三部。ここが、一番の、核心部分ですね。
この、「男が女を察するべき」っていう、今の風潮を、決定的にした、元凶。それが、何か。
それは、80年代、90年代の、マス・メディア。特に、テレビドラマと、女性雑誌。これですよ。
その記事で、例に挙げられてたのが、ドラマの『██████████』。
これ、僕もね、リアルタイムではないですけど、再放送かなんかで、ちらっと見たことありますけど。あの、ヒロインの女性、えー、████さん?でしたっけ。
もう、めちゃくちゃじゃないですか、あの人。
自己主張は強いし、感情の起伏は激しいし、言うことはコロコロ変わるし。で、恋人の、███くんに、常に「私の気持ちを察して!」って、無茶ぶりするわけですよ。
ほんで、███くんが、それに、うまく応えられないと、「███のバカ!」とか言って、キレる。
いやいやいや、わかるわけないでしょ、あんなの。
僕、見てて、完全に、███くんの味方でしたからね。頑張れ、███!って。あんな、ワガママな女、ほっとけ!って、テレビの前で、応援してましたから。はい。
でも、世の中の女性は、あの、リカさんに、自分を重ねて、「そうそう!男って、わかってくれないよねー!」って、共感したらしいんですよ。信じられんですね。
で、あのドラマが大ヒットしたせいで、「現代的な、イケてる女は、リカさんみたいに、感情が複雑で、男に理解を求めるのが当たり前」「男は、███くんみたいに、優柔不断で、女心を察するのが下手。でも、それを、必死で学ばないといけない」っていう、おかしな、共通認識が、日本中に広まっちゃったんですよ。
恐ろしいですよね、テレビの影響力って。
昔は、なんか、性の解放とか、難しいこと書いてたらしいですけど、80年代ぐらいから、「恋愛のマニュアル」みたいになっちゃった、と。
「セックスできれいになる」とか、「抱かれたい男ランキング」とか。
恋愛を、なんか、ゲームみたいに、「どうやったら、男を攻略できるか」みたいな、そういう、戦略的なものとして、捉えるようになったんです。
これも、おかしいですよね。恋愛っていうのは、もっと、心と心のぶつかり合いでしょ。駆け引きとか、テクニックとか、そういう、不純なものじゃないんですよ。
僕はね、そういうの、大っ嫌いなんですよ。
好きなら、好きって、ストレートに言うべきなんです。男も、女も。その方が、よっぽど、誠実でしょ。
まぁ、僕の場合、見てくれが、これなんでね。よく、█████の、█████さんに似てるって言われるんで。黙ってても、女性の方から、寄ってくることが、多いんですけどぉ。えぇ。
でも、僕は、ちゃんと、心で繋がりたいんでね。そういう、上辺だけの関係には、興味ないんで。はい。
…と、またまた、話が、逸れましたけど。
えー、まぁ、そういうわけで、メディアによって、「女は察してもらう側」「男は察する側」っていう、今の、歪んだ形が、完成した、と。
ほんで、最後のですね。
「感情労働」っていう言葉、みなさん、聞いたことありますかね。感情の「感」、労働の「労」。
要するに、感情をコントロールするのも、仕事のうちですよ、っていう考え方ですね。例えば、キャビンアテンダントさんとか、看護師さんとか、お客さんや患者さんの気持ちを「察して」、常に笑顔でいなきゃいけない。自分の感情は、殺さないといけない。これも、大変な「労働」だ、と。
で、こういう、感情労働っていうのは、圧倒的に、女性が担うことが多い、と。
だから、女性は、普段から、仕事でも、プライベートでも、人の気持ちを「察する」っていう、大変な感情労働を、いっぱいやってるわけです。
その見返りとして、「私だって、たまには、誰かに、私の気持ちを察してほしい!」って、パートナーの男性に、求めてしまう、と。
でも、それは、やっぱり、「甘え」なんですよ。さっき言ったね。
自分が大変だから、あなたもやりなさい、っていうのは、ちょっと、違うんじゃないかなぁ、と。
で、この「察してほしい」っていう、甘えの欲求。これを、男性が、満たしてあげられるかどうか。これが、愛の証明、みたいになっちゃってる、と。
男性が、女性の気持ちを、うまく「察する」ことができたら、「あ、あなたは、私のこと、こんなに愛してくれてるのね!」って、女性は満足する。
でも、失敗したら、「あなたは、私のことを、愛してないのね!」って、なるわけです。
これ、男からしたら、たまったもんじゃないですよね。いきなり、テスト出されてるようなもんですから。
コミュニケーションの、すれ違いじゃなくて、もう、愛情の、踏み絵みたいになっちゃってるんですよ。
これねぇ、僕、アンチとの関係にも、言えることやと思うんですよ。
僕が、動画で、何か発言するじゃないですか。そしたら、アンチは、その言葉の、表面だけを捉えて、揚げ足を取って、批判してくるでしょ。
あれは、僕に対する、「甘え」が、全く足りてないんですよ。
僕のことを、本当に、リスペクトして、信頼してくれてる、ファンのみんなは、僕が言った言葉の、その裏にある、真意を、「察しよう」としてくれるはずなんですよ。「あ、█████さんは、こういうことが言いたいんやな」って。
でも、アンチには、それがない。だから、いつまで経っても、僕とアンチの心は、通じ合わないんですね。悲しいことですけど。
…僕ね、昔、バイトしてた時、ありますけど。そん時の、店長が、ものすごい、気分屋でね。
機嫌がいい時と、悪い時で、言うことが、180度、違うんですよ。
周りの、バイト仲間は、「今日の店長、やばいな」とか、「また、言ってること違うわ」とか、文句ばっかり、言うてました。
でも、僕は、違いましたね。
僕は、その店長の、眉の動きとか、声のトーンとか、足音とかで、完璧に、その日の店長の機嫌と、次に何を求めているかを、「察して」動いてましたから。
「あ、今日は、機嫌が悪いから、先に、掃除しといた方がええな」とか。「あ、今、声のトーンが上がったから、そろそろ、あれが欲しいんやな」とか。
だから、僕、人の気持ちを察する能力、めちゃくちゃ、高いんですよ。ほんまは。
でも、それを、他人に求めようとは、思わない。
なぜなら、それは、さっきから、何回も言うてますけど、相手への「甘え」だからです。そして、それを求めるのは、精神的に「自立」できてない、証拠だからです。はい。
なぜ、現代では、女性が男性に「察する」ことを求めるようになったのか。はい。僕の解説で、完璧に、理解できたと思います。
じゃあ、どうすればいいのか。
もう、答えは、一つしかないですよ。
男も、女も、大人なんやから、大事なことは、ちゃんと言葉にして、伝えましょう、と。
「言わなくてもわかるだろ」っていう、傲慢な考えも、捨てましょう。
ちゃんと、お互い、向き合って、コミュニケーションを取る。これが、一番大事。
僕は、こうやって、自分の考えを、ちゃんと言葉にして、みんなに、伝えてるじゃないですか。僕は、察してちゃんじゃない。ちゃんと、コミュニケーションを取ろうと、努力してるんですよ。
だから、僕の動画を見ていれば、みなさんも、自然と、正しい、健全なコミュニケーション能力が、身につく、と。そういうことですね。はい。
いやー、しかし、疲れましたね。この、難しい記事を、ここまで、わかりやすーく、噛み砕いて解説できるのは、まぁ、世界でも、僕ぐらいのもんでしょうね。えぇ。元々の文章より、僕のこの解説の方が、100倍、わかりやすかったんじゃないかなぁと、自負しております。はい。
ツイッター上のフェミニストがよく「ヘルジャパン!こんな国で子供なんか産めるか!」と意見しているのをよく見かける。
その度、本当に女にとってこの国はヘルジャパンなのか?という疑問が胸にわいてくる。
正直この国のインフラ整備、治安の良さや人々の生活の自由度を考えると、ヘルどころか天国ではないだろうかというのが自分の考えだ。
正直に、嘘偽りなく、答えて欲しい。
日本の女性たちは、海外で日本にいる時と同じような格好で、日本と同じように夜に出歩けると思うか?(夜でも比較的人通りの多い、東京などの夜を想定)
日本で過ごす時と同じように、ブランドの時計やブランドのバッグを持って街を歩けるか?
34歳年収700万の高齢貧困弱者男性なんだが、女から相手にされたこともないし高級レストランで食事をしたこともない。
そのうち経験するかもしれないし後で慌てないように今のうちにシミュレーションしてみた。
レストラン「オ・セレニテ」は、都心の奥まった路地裏にたたずむ予約制の高級店だ。外観は瀟洒で、看板もなく、知る者だけがたどり着ける。
増田は深紅のテーブルクロスを前に腰を下ろし、目の前の少女──ユウカの緊張した表情を眺めて、口の端を吊り上げた。
料理が運ばれてくる。
一皿目は、発酵させたトカゲのジュレ仕立て。トカゲの輪切りがうっすら透けており、その上に刻んだ香草が無造作に散らされていた。
ユウカは一瞬、スプーンを持つ手を止めたが、意を決してすくい上げ、口に運んだ。
「……すごく、芸術的ですね……」
笑顔を作ろうとしたが、その口元は引きつっていた。
増田はうまそうに口へ運びながら言った。
「こういうの、慣れてないとキツいかもな。でも君、味覚はいいんだろ?」
ユウカは小さくうなずくと、もう一口。
「……うん……ちょっとクセが……でも、美味しいです……」
灰色がかった液体に浮かぶ赤黒い油膜が、ランプの灯りで鈍く光っていた。
ユウカは目を伏せてスプーンを運ぶ。だが、口に入れた瞬間、喉がわずかに動いたきり動作が止まる。
「……美味しい……です……」
その声は聞き取れないほど弱々しかった。
三皿目は、ウーパールーパーの素揚げに、甘ったるいメープルバターソースがかけられていた。姿そのまま。手足も目玉も焦げ目がついた状態で皿の中央に鎮座していた。
ユウカは目を逸らしながら、手を伸ばした。
目に涙が溜まっていたが、それでも彼女は口を開いた。
「……美味しい、です……」
メインディッシュのあと、厨房からシェフ・アンドレが姿を現した。白衣に金の刺繍が施され、胸には数々の受賞歴を示すピンバッジが光っている。見た目だけなら完璧な高級店の名シェフだった。
「本日はご来店、誠にありがとうございます」
アンドレは柔和な笑みをたたえて言った。
ユウカは震える唇で、笑顔を作ろうとする。
その顔には涙の跡がうっすらと残っていた。
「……どれも、とても……美味しかった、です……」
グラスを片手に軽く掲げると、にやりと口元を歪めてこう言った。
ユウカは一瞬、何かを理解するように目を見開いた。
彼女の手のひらが増田の頬を強く打ち、椅子を倒して、泣きながら店の扉を開けて走り去った。
増田は頬をさすりながら、鼻で笑った。
「……食い逃げかよ。たちが悪いな」
アンドレはため息交じりに肩をすくめる。
「やはり、最後は情に流されましたね。あの手の女は、いつも“料理”を最後まで味わいきれない」
店内は元通り、静けさを取り戻していた。
「お化けの絵だよ」
いつか竹一が、自分の二階へ遊びに来た時、ご持参の、一枚の原色版の口絵を得意そうに自分に見せて、そう説明しました。
おや? と思いました。その瞬間、自分の落ち行く道が決定せられたように、後年に到って、そんな気がしてなりません。自分は、知っていました。それは、ゴッホの例の自画像に過ぎないのを知っていました。自分たちの少年の頃には、日本ではフランスの所謂印象派の画が大流行していて、洋画鑑賞の第一歩を、たいていこのあたりからはじめたもので、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルナアルなどというひとの絵は、田舎の中学生でも、たいていその写真版を見て知っていたのでした。自分なども、ゴッホの原色版をかなりたくさん見て、タッチの面白さ、色彩の鮮やかさに興趣を覚えてはいたのですが、しかし、お化けの絵、だとは、いちども考えた事が無かったのでした。
自分は本棚から、モジリアニの画集を出し、焼けた赤銅のような肌の、れいの裸婦の像を竹一に見せました。
「すげえなあ」
竹一は眼を丸くして感嘆しました。
「地獄の馬みたい」
「やっぱり、お化けかね」
「おれも、こんなお化けの絵がかきたいよ」
あまりに人間を恐怖している人たちは、かえって、もっともっと、おそろしい妖怪ようかいを確実にこの眼で見たいと願望するに到る心理、神経質な、ものにおびえ易い人ほど、暴風雨の更に強からん事を祈る心理、ああ、この一群の画家たちは、人間という化け物に傷いためつけられ、おびやかされた揚句の果、ついに幻影を信じ、白昼の自然の中に、ありありと妖怪を見たのだ、しかも彼等は、それを道化などでごまかさず、見えたままの表現に努力したのだ、竹一の言うように、敢然と「お化けの絵」をかいてしまったのだ、ここに将来の自分の、仲間がいる、と自分は、涙が出たほどに興奮し、
と、なぜだか、ひどく声をひそめて、竹一に言ったのでした。
自分は、小学校の頃から、絵はかくのも、見るのも好きでした。けれども、自分のかいた絵は、自分の綴り方ほどには、周囲の評判が、よくありませんでした。自分は、どだい人間の言葉を一向に信用していませんでしたので、綴り方などは、自分にとって、ただお道化の御挨拶みたいなもので、小学校、中学校、と続いて先生たちを狂喜させて来ましたが、しかし、自分では、さっぱり面白くなく、絵だけは、(漫画などは別ですけれども)その対象の表現に、幼い我流ながら、多少の苦心を払っていました。学校の図画のお手本はつまらないし、先生の絵は下手くそだし、自分は、全く出鱈目にさまざまの表現法を自分で工夫して試みなければならないのでした。中学校へはいって、自分は油絵の道具も一揃そろい持っていましたが、しかし、そのタッチの手本を、印象派の画風に求めても、自分の画いたものは、まるで千代紙細工のようにのっぺりして、ものになりそうもありませんでした。けれども自分は、竹一の言葉に依って、自分のそれまでの絵画に対する心構えが、まるで間違っていた事に気が附きました。美しいと感じたものを、そのまま美しく表現しようと努力する甘さ、おろかしさ。マイスターたちは、何でも無いものを、主観に依って美しく創造し、或いは醜いものに嘔吐おうとをもよおしながらも、それに対する興味を隠さず、表現のよろこびにひたっている、つまり、人の思惑に少しもたよっていないらしいという、画法のプリミチヴな虎の巻を、竹一から、さずけられて、れいの女の来客たちには隠して、少しずつ、自画像の制作に取りかかってみました。
自分でも、ぎょっとしたほど、陰惨な絵が出来上りました。しかし、これこそ胸底にひた隠しに隠している自分の正体なのだ、おもては陽気に笑い、また人を笑わせているけれども、実は、こんな陰鬱な心を自分は持っているのだ、仕方が無い、とひそかに肯定し、けれどもその絵は、竹一以外の人には、さすがに誰にも見せませんでした。自分のお道化の底の陰惨を見破られ、急にケチくさく警戒せられるのもいやでしたし、また、これを自分の正体とも気づかず、やっぱり新趣向のお道化と見なされ、大笑いの種にせられるかも知れぬという懸念もあり、それは何よりもつらい事でしたので、その絵はすぐに押入れの奥深くしまい込みました。
また、学校の図画の時間にも、自分はあの「お化け式手法」は秘めて、いままでどおりの美しいものを美しく画く式の凡庸なタッチで画いていました。
自分は竹一にだけは、前から自分の傷み易い神経を平気で見せていましたし、こんどの自画像も安心して竹一に見せ、たいへんほめられ、さらに二枚三枚と、お化けの絵を画きつづけ、竹一からもう一つの、
「お前は、偉い絵画きになる」
という予言を得たのでした。
惚れられるという予言と、偉い絵画きになるという予言と、この二つの予言を馬鹿の竹一に依って額に刻印せられて、やがて、自分は東京へ出て来ました。
自分は、美術学校にはいりたかったのですが、父は、前から自分を高等学校にいれて、末は官吏にするつもりで、自分にもそれを言い渡してあったので、口応え一つ出来ないたちの自分は、ぼんやりそれに従ったのでした。四年から受けて見よ、と言われたので、自分も桜と海の中学はもういい加減あきていましたし、五年に進級せず、四年修了のままで、東京の高等学校に受験して合格し、すぐに寮生活にはいりましたが、その不潔と粗暴に辟易へきえきして、道化どころではなく、医師に肺浸潤の診断書を書いてもらい、寮から出て、上野桜木町の父の別荘に移りました。自分には、団体生活というものが、どうしても出来ません。それにまた、青春の感激だとか、若人の誇りだとかいう言葉は、聞いて寒気がして来て、とても、あの、ハイスクール・スピリットとかいうものには、ついて行けなかったのです。教室も寮も、ゆがめられた性慾の、はきだめみたいな気さえして、自分の完璧かんぺきに近いお道化も、そこでは何の役にも立ちませんでした。
父は議会の無い時は、月に一週間か二週間しかその家に滞在していませんでしたので、父の留守の時は、かなり広いその家に、別荘番の老夫婦と自分と三人だけで、自分は、ちょいちょい学校を休んで、さりとて東京見物などをする気も起らず(自分はとうとう、明治神宮も、楠正成くすのきまさしげの銅像も、泉岳寺の四十七士の墓も見ずに終りそうです)家で一日中、本を読んだり、絵をかいたりしていました。父が上京して来ると、自分は、毎朝そそくさと登校するのでしたが、しかし、本郷千駄木町の洋画家、安田新太郎氏の画塾に行き、三時間も四時間も、デッサンの練習をしている事もあったのです。高等学校の寮から脱けたら、学校の授業に出ても、自分はまるで聴講生みたいな特別の位置にいるような、それは自分のひがみかも知れなかったのですが、何とも自分自身で白々しい気持がして来て、いっそう学校へ行くのが、おっくうになったのでした。自分には、小学校、中学校、高等学校を通じて、ついに愛校心というものが理解できずに終りました。校歌などというものも、いちども覚えようとした事がありません。
自分は、やがて画塾で、或る画学生から、酒と煙草と淫売婦いんばいふと質屋と左翼思想とを知らされました。妙な取合せでしたが、しかし、それは事実でした。
その画学生は、堀木正雄といって、東京の下町に生れ、自分より六つ年長者で、私立の美術学校を卒業して、家にアトリエが無いので、この画塾に通い、洋画の勉強をつづけているのだそうです。
「五円、貸してくれないか」
お互いただ顔を見知っているだけで、それまで一言も話合った事が無かったのです。自分は、へどもどして五円差し出しました。
「よし、飲もう。おれが、お前におごるんだ。よかチゴじゃのう」
自分は拒否し切れず、その画塾の近くの、蓬莱ほうらい町のカフエに引っぱって行かれたのが、彼との交友のはじまりでした。
「前から、お前に眼をつけていたんだ。それそれ、そのはにかむような微笑、それが見込みのある芸術家特有の表情なんだ。お近づきのしるしに、乾杯! キヌさん、こいつは美男子だろう? 惚れちゃいけないぜ。こいつが塾へ来たおかげで、残念ながらおれは、第二番の美男子という事になった」
堀木は、色が浅黒く端正な顔をしていて、画学生には珍らしく、ちゃんとした脊広せびろを着て、ネクタイの好みも地味で、そうして頭髪もポマードをつけてまん中からぺったりとわけていました。
自分は馴れぬ場所でもあり、ただもうおそろしく、腕を組んだりほどいたりして、それこそ、はにかむような微笑ばかりしていましたが、ビイルを二、三杯飲んでいるうちに、妙に解放せられたような軽さを感じて来たのです。
「いや、つまらん。あんなところは、つまらん。学校は、つまらん。われらの教師は、自然の中にあり! 自然に対するパアトス!」
しかし、自分は、彼の言う事に一向に敬意を感じませんでした。馬鹿なひとだ、絵も下手にちがいない、しかし、遊ぶのには、いい相手かも知れないと考えました。つまり、自分はその時、生れてはじめて、ほんものの都会の与太者を見たのでした。それは、自分と形は違っていても、やはり、この世の人間の営みから完全に遊離してしまって、戸迷いしている点に於いてだけは、たしかに同類なのでした。そうして、彼はそのお道化を意識せずに行い、しかも、そのお道化の悲惨に全く気がついていないのが、自分と本質的に異色のところでした。
ただ遊ぶだけだ、遊びの相手として附合っているだけだ、とつねに彼を軽蔑けいべつし、時には彼との交友を恥ずかしくさえ思いながら、彼と連れ立って歩いているうちに、結局、自分は、この男にさえ打ち破られました。
しかし、はじめは、この男を好人物、まれに見る好人物とばかり思い込み、さすが人間恐怖の自分も全く油断をして、東京のよい案内者が出来た、くらいに思っていました。自分は、実は、ひとりでは、電車に乗ると車掌がおそろしく、歌舞伎座へはいりたくても、あの正面玄関の緋ひの絨緞じゅうたんが敷かれてある階段の両側に並んで立っている案内嬢たちがおそろしく、レストランへはいると、自分の背後にひっそり立って、皿のあくのを待っている給仕のボーイがおそろしく、殊にも勘定を払う時、ああ、ぎごちない自分の手つき、自分は買い物をしてお金を手渡す時には、吝嗇りんしょくゆえでなく、あまりの緊張、あまりの恥ずかしさ、あまりの不安、恐怖に、くらくら目まいして、世界が真暗になり、ほとんど半狂乱の気持になってしまって、値切るどころか、お釣を受け取るのを忘れるばかりでなく、買った品物を持ち帰るのを忘れた事さえ、しばしばあったほどなので、とても、ひとりで東京のまちを歩けず、それで仕方なく、一日一ぱい家の中で、ごろごろしていたという内情もあったのでした。
それが、堀木に財布を渡して一緒に歩くと、堀木は大いに値切って、しかも遊び上手というのか、わずかなお金で最大の効果のあるような支払い振りを発揮し、また、高い円タクは敬遠して、電車、バス、ポンポン蒸気など、それぞれ利用し分けて、最短時間で目的地へ着くという手腕をも示し、淫売婦のところから朝帰る途中には、何々という料亭に立ち寄って朝風呂へはいり、湯豆腐で軽くお酒を飲むのが、安い割に、ぜいたくな気分になれるものだと実地教育をしてくれたり、その他、屋台の牛めし焼とりの安価にして滋養に富むものたる事を説き、酔いの早く発するのは、電気ブランの右に出るものはないと保証し、とにかくその勘定に就いては自分に、一つも不安、恐怖を覚えさせた事がありませんでした。
さらにまた、堀木と附合って救われるのは、堀木が聞き手の思惑などをてんで無視して、その所謂情熱パトスの噴出するがままに、(或いは、情熱とは、相手の立場を無視する事かも知れませんが)四六時中、くだらないおしゃべりを続け、あの、二人で歩いて疲れ、気まずい沈黙におちいる危懼きくが、全く無いという事でした。人に接し、あのおそろしい沈黙がその場にあらわれる事を警戒して、もともと口の重い自分が、ここを先途せんどと必死のお道化を言って来たものですが、いまこの堀木の馬鹿が、意識せずに、そのお道化役をみずからすすんでやってくれているので、自分は、返事もろくにせずに、ただ聞き流し、時折、まさか、などと言って笑っておれば、いいのでした。
酒、煙草、淫売婦、それは皆、人間恐怖を、たとい一時でも、まぎらす事の出来るずいぶんよい手段である事が、やがて自分にもわかって来ました。それらの手段を求めるためには、自分の持ち物全部を売却しても悔いない気持さえ、抱くようになりました。
自分には、淫売婦というものが、人間でも、女性でもない、白痴か狂人のように見え、そのふところの中で、自分はかえって全く安心して、ぐっすり眠る事が出来ました。みんな、哀しいくらい、実にみじんも慾というものが無いのでした。そうして、自分に、同類の親和感とでもいったようなものを覚えるのか、自分は、いつも、その淫売婦たちから、窮屈でない程度の自然の好意を示されました。何の打算も無い好意、押し売りでは無い好意、二度と来ないかも知れぬひとへの好意、自分には、その白痴か狂人の淫売婦たちに、マリヤの円光を現実に見た夜もあったのです。
しかし、自分は、人間への恐怖からのがれ、幽かな一夜の休養を求めるために、そこへ行き、それこそ自分と「同類」の淫売婦たちと遊んでいるうちに、いつのまにやら無意識の、或るいまわしい雰囲気を身辺にいつもただよわせるようになった様子で、これは自分にも全く思い設けなかった所謂「おまけの附録」でしたが、次第にその「附録」が、鮮明に表面に浮き上って来て、堀木にそれを指摘せられ、愕然がくぜんとして、そうして、いやな気が致しました。はたから見て、俗な言い方をすれば、自分は、淫売婦に依って女の修行をして、しかも、最近めっきり腕をあげ、女の修行は、淫売婦に依るのが一ばん厳しく、またそれだけに効果のあがるものだそうで、既に自分には、あの、「女達者」という匂いがつきまとい、女性は、(淫売婦に限らず)本能に依ってそれを嗅ぎ当て寄り添って来る、そのような、卑猥ひわいで不名誉な雰囲気を、「おまけの附録」としてもらって、そうしてそのほうが、自分の休養などよりも、ひどく目立ってしまっているらしいのでした。
堀木はそれを半分はお世辞で言ったのでしょうが、しかし、自分にも、重苦しく思い当る事があり、たとえば、喫茶店の女から稚拙な手紙をもらった覚えもあるし、桜木町の家の隣りの将軍のはたちくらいの娘が、毎朝、自分の登校の時刻には、用も無さそうなのに、ご自分の家の門を薄化粧して出たりはいったりしていたし、牛肉を食いに行くと、自分が黙っていても、そこの女中が、……また、いつも買いつけの煙草屋の娘から手渡された煙草の箱の中に、……また、歌舞伎を見に行って隣りの席のひとに、……また、深夜の市電で自分が酔って眠っていて、……また、思いがけなく故郷の親戚の娘から、思いつめたような手紙が来て、……また、誰かわからぬ娘が、自分の留守中にお手製らしい人形を、……自分が極度に消極的なので、いずれも、それっきりの話で、ただ断片、それ以上の進展は一つもありませんでしたが、何か女に夢を見させる雰囲気が、自分のどこかにつきまとっている事は、それは、のろけだの何だのといういい加減な冗談でなく、否定できないのでありました。自分は、それを堀木ごとき者に指摘せられ、屈辱に似た苦にがさを感ずると共に、淫売婦と遊ぶ事にも、にわかに興が覚めました。
堀木は、また、その見栄坊みえぼうのモダニティから、(堀木の場合、それ以外の理由は、自分には今もって考えられませんのですが)或る日、自分を共産主義の読書会とかいう(R・Sとかいっていたか、記憶がはっきり致しません)そんな、秘密の研究会に連れて行きました。堀木などという人物にとっては、共産主義の秘密会合も、れいの「東京案内」の一つくらいのものだったのかも知れません。自分は所謂「同志」に紹介せられ、パンフレットを一部買わされ、そうして上座のひどい醜い顔の青年から、マルクス経済学の講義を受けました。しかし、自分には、それはわかり切っている事のように思われました。それは、そうに違いないだろうけれども、人間の心には、もっとわけのわからない、おそろしいものがある。慾、と言っても、言いたりない、ヴァニティ、と言っても、言いたりない、色と慾、とこう二つ並べても、言いたりない、何だか自分にもわからぬが、人間の世の底に、経済だけでない、へんに怪談じみたものがあるような気がして、その怪談におびえ切っている自分には、所謂唯物論を、水の低きに流れるように自然に肯定しながらも、しかし、それに依って、人間に対する恐怖から解放せられ、青葉に向って眼をひらき、希望のよろこびを感ずるなどという事は出来ないのでした。けれども、自分は、いちども欠席せずに、そのR・S(と言ったかと思いますが、間違っているかも知れません)なるものに出席し、「同志」たちが、いやに一大事の如く、こわばった顔をして、一プラス一は二、というような、ほとんど初等の算術めいた理論の研究にふけっているのが滑稽に見えてたまらず、れいの自分のお道化で、会合をくつろがせる事に努め、そのためか、次第に研究会の窮屈な気配もほぐれ、自分はその会合に無くてかなわぬ人気者という形にさえなって来たようでした。この、単純そうな人たちは、自分の事を、やはりこの人たちと同じ様に単純で、そうして、楽天的なおどけ者の「同志」くらいに考えていたかも知れませんが、もし、そうだったら、自分は、この人たちを一から十まで、あざむいていたわけです。自分は、同志では無かったんです。けれども、その会合に、いつも欠かさず出席して、皆にお道化のサーヴィスをして来ました。
好きだったからなのです。自分には、その人たちが、気にいっていたからなのです。しかし、それは必ずしも、マルクスに依って結ばれた親愛感では無かったのです。
非合法。自分には、それが幽かに楽しかったのです。むしろ、居心地がよかったのです。世の中の合法というもののほうが、かえっておそろしく、(それには、底知れず強いものが予感せられます)そのからくりが不可解で、とてもその窓の無い、底冷えのする部屋には坐っておられず、外は非合法の海であっても、それに飛び込んで泳いで、やがて死に到るほうが、自分には、いっそ気楽のようでした。
日蔭者ひかげもの、という言葉があります。人間の世に於いて、みじめな、敗者、悪徳者を指差していう言葉のようですが、自分は、自分を生れた時からの日蔭者のような気がしていて、世間から、あれは日蔭者だと指差されている程のひとと逢うと、自分は、必ず、優しい心になるのです。そうして、その自分の「優しい心」は、自身でうっとりするくらい優しい心でした。
また、犯人意識、という言葉もあります。自分は、この人間の世の中に於いて、一生その意識に苦しめられながらも、しかし、それは自分の糟糠そうこうの妻の如き好伴侶はんりょで、そいつと二人きりで侘わびしく遊びたわむれているというのも、自分の生きているPermalink |記事への反応(1) | 20:27