
はてなキーワード:ミスコンとは
ミスコンの出場者が「慶應の女より東大の女の方がモテます」って言って炎上したらしいけれど
事実陳列罪かね?
ミスアキバに出場するも秋葉原の協賛店からの投票で1位1271票に対し6票しか獲得できず
https://x.com/missakiba_info/status/1975835072348770457
【大切なお知らせ】
今年いっぱいで、春名風花は
6票でも進出できて決勝あるんだから、全部終わるまで引退発表控えればいいのにな
そういえばアイドルたちが接客するカフェやりたい!→火の扱いは難しいのでアイドルが接客するコンビニやりたい!って言ってたが結局ポシャったのか全く話題に出なくなったな
実はドールカフェの件、見つけためちゃくちゃ良い物件がなんと、水や火が使えない😭😭
でも休憩スペースもあるし実はドールオーナーさんも時々見かける場所なので
そこでちょっと素敵なお土産屋さん的なお店を出したいと思っています✨️
母親の芸能事務所がバーチャルオフィスで実態がなく、事務所借りられたらそこで兼ねて店もやりたいとのことだったが、ようやくできた事務所の住所は普通の団地で、再婚した母親の新夫との住まいを事務所扱いにしているだけのよう
はるかぜちゃんも母親も結婚して食い扶持ゲットしたし両方とも活動は縮小していくのかな
小劇場舞台女優は身内でぐるぐる回し合うぬるい世界だが、アイドル路線になってからは駅前で歌って踊るも人集まらず、ハコのライブはチケット売れず借金増える、大手アイドルイベントは予選負けで参加すらできず、とアイドル道は数年ぬるま湯に浸かった後では辛かっただろう
一回戦はアキバにある対象店舗で700円購入ごとに投票券もらえるという現地投票戦
結果、1位は1271票、2位は891票、3位は355票
そして参加者の中でも一際フォロワーが多く芸歴も長い知名度抜群のはるかぜちゃんは6票
https://x.com/missakiba_info/status/1975835072348770457
投票期間中は対象店舗を周ってお客さんたちにこんな投票やってますよとPR、こんなお店でしたよと投稿してファンにもPR
ローカルアイドルに求められてるのこういう姿勢だよな、現地を盛り上げる活動
一方はるかぜちゃん、そもそもが横浜のローカルアイドルというコンセプトなのになんでアキバミスコンに出ているのか
フォロワーがどれだけいても、交通費出して時間かけて現地に赴き700円出すファンはろくにいないのだ
今回気になったこと
はるかぜちゃんのアイドルグループ「宝石娘」メンバーの林里咲は15票とはるかぜちゃんより得票数が多い
入れ替わりが激しい宝石娘に初期からいる子で、美大出てからアイドルの夢を捨てきれずオーディション受けまくったがどこも通らず宝石娘に拾われたという子だ
アイドル活動やろうなんて子のわりに林はまともに育てられていそうな穏やかで理知的な言動の人物だ
個人ドル人気としてははるかぜちゃんを追い抜いたのか、何も知らん人が店頭でなんとなく投票するようなアキバ受けのいい顔立ちだったのか
日本ってかんたんに言うと「人口減ってて、外国人入れたくなくて、みんな会社員ばっかやってて、外貨を稼がず国内でパイの奪い合いしてる」というオワコンな状況なんだけど誰も何もやる気ないよねって話。一つ一つ解説していくよ。
どれぐらいヤバいのかわかってない人も多いから数字を出すけど、
| 年 | 総人口 (百万人) | 前年比での増減 (人) | 前年比での増減率 (%) | 自然増減 (人) | 社会増減 (人) |
| 2018 | 126.0 | -260,000 | -0.21% | -440,000 | 180,000 |
| 2019 | 125.8 | -140,000 | -0.11% | -520,000 | 380,000 |
| 2020 | 125.6 | -270,000 | -0.21% | -550,000 | 280,000 |
| 2021 | 125.3 | -250,000 | -0.20% | -600,000 | 350,000 |
| 2022 | 125.0 | -300,000 | -0.24% | -700,000 | 400,000 |
| 2023 | 124.7 | -320,000 | -0.26% | -750,000 | 430,000 |
| 2024 | 124.3 | -550,000 | -0.44% | -910,000 | 350,000 |
| 2025 | 123.8 | -560,000 | -0.45% | -920,000 | 360,000 |
自然に人が死んでいくのに対して移民などの増分が追い付いてないからかなり速いペースで落ちてて -0.45% .
他の国を見てると
| 国名 | 総人口 (百万人) | 前年比での増減 (人) | 前年比での増減率 (%) | 自然増減 (人) | 社会増減 (人) |
| 日本 | 123.8 | -560,000 | -0.45% | -920,000 | 360,000 |
| 韓国 | 51.7 | -70,000 | -0.14% | -110,000 | 40,000 |
| EU全体 | 513.1 | +700,000 | +0.14% | -600,000 | 1,300,000 |
| ドイツ | 84.7 | +120,000 | +0.14% | -250,000 | 370,000 |
| フランス | 66.8 | +180,000 | +0.27% | +40,000 | 140,000 |
| イギリス | 68.6 | +230,000 | +0.34% | -5,000 | 235,000 |
| アメリカ | 342.3 | +1,700,000 | +0.50% | +1,000,000 | 700,000 |
みんな移民でどうにか人口を保ってるけど日本は移民受け入れが下手すぎて全くできてない。
世界の中でも人口の多い方である日本がこの減少幅だってのは世界中見ても完全に異常事態。
まずこれを頭に叩き込んでおくこと。
※この前韓国がやばいって投稿があったけど、その韓国も外国人を受け入れてどうにか総人口の減少を抑え込んでる。2023年と2024年なんて韓国は総人口では増えてる。
上の表を見ての通り、総人口の減少をおさえるには移民を受け入れるしかない。国内でできる少子化対策に限界があるし1世代分の時間かかるからこれはもう今すぐ必須。
これをやらないと国内でモノを買う人もいなくなるし、老人を支えるお金や労働をしてくれる人もいなくなる。
絶望した若者はどんどん日本を脱出するから一度走り出すと加速する。外国人受け入れないとマジで終わるよ。
でも日本は本当にどこまでも移民受け入れや統合がヘタクソ。そして日本人の外国人嫌いが根深すぎてナンセンス。
移民政策は「入れても大丈夫 / 入れたら危険」っていう二元論じゃーまったくない。どう受け入れるか、そして受け入れた人たちをどう社会になじませていくか。
これらの政策をまともに作ってないと今の日本みたいにお粗末で不幸な外国人移民問題になる。たとえば:
・訓練生制度(外国人技能実習制度):国側がまともな言語教育や文化教育をせず受け入れ企業に「はいどうぞ外国人労働力です」と丸投げしてた。自国民すらもゴミのように扱う悪徳企業たちがこれを奴隷と勘違いして好き勝手して人権侵害につながった。
・クルド人問題:日本人はトルコとかクルドとか詳しくないから難民なのかもわからず、その複雑性に対応する制度なんて作れてない。その中でクルド人や普通のトルコ人も「難民申請中」というステータスなら追い出されないというハックを見つけてこっちに住み着き始めた。もちろん申請中という中間ステータスだからこの期間に日本国側からの言語教育、文化教育、法律教育も無し。なんでもありで母国の文化や考え方を持ち込んでしまいすっかり根っこを張って社会問題化してしまった。
移民問題で荒れるヨーロッパの中でもスウェーデンとフィンランドの対比は学びになる。両国とも10年ぐらい前から移民や難民を積極的に受け入れてきた。
・スウェーデン:受け入れた移民に教育を行わず、移民難民を街の隅に集めて放置。就労支援もセーフティネットもないから必然的に貧困化していき、必然的に犯罪に手を染める人が増えて、今ではギャングに取り込まれて深刻な社会問題になってる。
・フィンランド:来たばかりの移民に無料で語学教育、文化教育、就労支援、住宅支援を行う。日本人は信じられないかもしれないけど多少の生活保護をもらえて医療費も無料。そのおかげでフィンランドに来た移民は言語も文化も守れて、セーフティネットのおかげで貧困にならず犯罪もせず、ただただ経済と労働のプラスになってる。
そして受け入れた移民が文化に馴染めて帰化しても、日本人は日本人の見た目をしてない人は根本的によそ者扱いなんだよ。みんなも心当たりはあるはず。
ミスコンで見た目が日本人じゃないからと炎上した帰化日本人。ハーフの子は現代でもいじめや差別を受けるかモデルとして持て囃されるかの二択。
「日本語が上手な外国人」が今でもお笑いのネタになっている前時代的な価値観。
さらに英語浸透率も先進国の中ではダントツに低い。先進国なのに英語をしゃべれると「すごい」という扱いになる国なんてほとんど無い。
アジアでもヨーロッパでも、英語しゃべれる人はそれなりに見つかる。おとなり韓国の方が圧倒的に英語レベルは高い。
移民という言葉を聞いて難民や出稼ぎのような貧しい国の人を思い浮かべると思うけど、高技能で優秀な外国人も移民。そいつらはまず日本に見向きもしない。
本当は少子化対策はもっとやることあるけど、今でも9:00-5:00を超えた長時間労働が当たり前で余暇の時間が取れないからお金をばらまいたって意味がない。
余暇の時間があればセックスする時間もあるし、子育てできるという自信のもとで既婚者も子供を作りやすくなる。
「お金がない、お金がかかる」とか言ってるけど世界的に見たらそんなの関係ないから。貧しい国でも子供は作ってる。
これは「避妊できない」や「子供が労働力になる」などの理由で子だくさんなアフリカのような発展途上経済だけじゃない。
フランスやイギリスは自然人口増はそこまで問題じゃないし、メキシコ・ブラジル・トルコあたりでは安定して人口が増えてる。
そしてこれに対しては「仕事しないと生活できないから結局仕事で時間が食いつぶされる」という疑問につながるよね。
ではなんで日本は経済も伸びてないのに今でもそんなに働きまくらないといけないのか?
お金稼ぎは水汲みに似てる。このテキトーな例えにもとづいて考えると、国内の需要や経済活動だけでお金稼ぎをするのは「池からバケツで水をくみ上げる」ということ。
池の水の量は国民の数や経済力だから、当然この日本という池に水はあまり増えない。そして自国民の消費は「池に水を返す」こと。
この池からみんなが必死こいて水をくみ上げるもんだからもう水がないんだよ。だから池の違うところに移動したり、ない水をがんばってかき集めたり、水が湧くところを必死に探したり、そういう状況。
一方、外に目を向けると「世界経済」という激流がつねに流れ続けていろんなところから水が入ってきたりしてる。水はたーーっぷりある。
普通に考えたらカラッカラの池でがんばって水をかき集めるより、巨大な激流にバケツを3秒つっこめばバケツいっぱいの水が手に入るよね。
それが「外貨を稼ぐ」ということ。
巨大な市場や巨大なお金の動きの中に入れば、より少ない努力で同じお金が稼げる。
でも日本人の語学力不足、他国文化の理解不足、平和ボケした安心感で外のお金を稼ごうとする人がぜんぜんいない。
国内の需要だけを刈り取って回ってる会社と、その会社にしがみついて漫然と働いて給料を得てる会社員。国の労働人口のほとんどがそんな人たち。
だから今でもトヨタ・任天堂・ユニクロが日本の時価総額の上位に居座り続けてるわけだし、海外との取引を得意としてる大手商社たちは今でも根強くビジネスをやれてる。
そしてこの危機感がない会社(&会社員)たちはみんなこのカラッカラの国内需要をかすめ取ろうと必死こいて働いてる。
どんどん労働時間を増やしたり新しい知恵を絞っていかないとこの池から水をくみ上げることが難しくなってる。
みんなが「働いても働いても豊かにならない」とか「こんなに必死に働かないと生活できないのか」とか思ってることは当たり前すぎる事実だって気づいた方がいい。
あんたが必死に働いてやってるその仕事の先にいる顧客、この日本で総数が増えてく見込みある?
給料が上がらないのも当たり前だよ。外から入ってくるお金が増えてないんだから、限りある国内需要を刈り取ることとコストを下げることでしか利益は増えない構造。
これらの問題点だけ見ても別に日本はオワコンなんかじゃないはず。だって全部解決可能な問題なんだから。
日本は今でも世界GDP4位のお金持ちな先進国なんだから十分な頭脳と資源はある。
でも、今までのながーい平和ですっかり生温くなっちゃったみなさん国民の質の低下で「オワコン」と言わざるを得ない。
どう考えても移民受け入れないと死ぬ国だってのは当たり前だろ?
課題は「どうやって移民を統合していきダメージ少なく労働資源や消費者資源にしていくか」だろ?
それなのになぜか世論はそれと逆向き。日本人ファーストとか参政党とか保守党とか。
マクロ経済的に見たらまったく真っ逆さまのことを言ってるのに国民の支持を得ちゃってるの、これどういうことなのかまじで意味がわからない。
「移民が来なくても日本はどうにかなる」という謎の根拠ない自信があるのか? どんな理屈から来る自信なのか皆目見当がつかないが。
・ほとんどの企業が国外に目を向けない。日本国内だけを向いて、カツカツとコストを削ってバリバリと労働時間を増やす。それでこの縮小していく日本というパイの中で苛烈な競争をしてる
・英語をちゃんとしゃべれるまで勉強しない。日本の外資企業はいつだって英語がしゃべれる日本人の供給不足に悩んでる。外資が給料高いのは彼らがより大きなマーケットで商売してるからであって、そこに身を置けば必然的に高い給料になるのにその努力をしない人がほとんど。
・日本人は会社勤め以外での金稼ぎを極端に嫌う。たとえばフリーランスになって海外の案件を取ってくることも外貨稼ぎだし、何かニッチな商品を国内から仕入れて海外にECで売るのも外貨稼ぎだし、もちろんITベンチャー起業だってそう。むしろそういった挑戦をするマイノリティを珍しがったり揶揄するやつらが若者でも老人でも多い。
これだけ悪条件が揃ってるのに、日本は治安も良いしモノやサービスの質が高いから国民はいつまでも温い気持ちで昨日と同じことを続けていく。
社会人になって三年目。
俺には悪友のような同僚が一人居る。
彼女は同期で、地方の零細に勤めているのでその年の新入社員は俺と彼女の二人だけだった。
だから入社当時はお互い助け合ったり、仕事終わりに軽く一杯やって愚痴を語らい合うなんていうこともよくあった。
俺はどちらかといえば不器用な方だが、彼女の方はとにかく器用。そして人付き合いが上手い。というか絵に描いたような陽キャだ。
それに加え、容姿も良い。いつかの飲みの席で聞いたんだが、なんでも大学の学祭ではミスコンで準優勝したらしい。
けっこう自慢らしくて、そのあと何度も聞かされたけど。
入社して一年、二年と経過すると仕事には順調に慣れ、ちょっとした残業をすることも無くなった。
彼女とも入社時ほど飲みに行ったりすることもなくなり、交流自体は減ったものの今でも一緒にランチを食べたりして駄弁る仲だ。
そしていつも俺のことをからかってくる。
例えばGW等の大型連休の前には「増田くん、彼女と一緒に旅行にでも行けばいいじゃん」とニヤニヤしながら言ってくる。
いやいや俺が非モテなの知ってるよね?と心の中で思いつつそれを口にしてしまえば相手の思う壺。
ああそうだな、って返せば「えっ!?彼女いるの!?」なんて驚いて聞き返してくる。
いるわけねーだろ!とやけくそ気味に返すと大笑いする。そんな女なんだ。俺の同僚は。
でも悪い奴じゃない。流石に繁忙期なんかは残業必須で、やべぇ疲れた…ってちょっと休憩がてらトイレに向かう途中で声をかけられて、振り向いたら彼女が居た。
「これ、あげる」そういって缶コーヒーを渡してくれたこともある。
だがバレンタインで義理チョコ渡してきて、ホワイトデーにブランド物を要求されて買わされたのは今でもちょっと根に持ってる。
で、書きたいことはここから。
事の次第は今朝の事なんだ。
今朝、最寄り駅を出て会社に向かっていると彼女を見かけ、声をかけた。
そのまま一緒に歩いて行ったんだが、そのときこいつが急に「目玉焼きって、黄身と白身だったらどっちが好き?」とか、朝から糞どうでもいい話題を振ってきた。
けど彼女は友人とその話題で盛り上がったらしく、それで俺にも聞いてきたらしい。
どうでもいいだろ、と思ってその場では答えず、別の話題を口にしたらちょっと不機嫌そうにしたけどまあいいやって感じで、彼女も話題を流した。
「飲み行かない?久しぶりに」っていうからさ、まぁ久しぶりだしたまにはいいかと思って首肯した。
会社を出て、その辺で適当な居酒屋探してぶらぶら歩いてる時にふと、今朝の話題を思い出した。
ああ、そういえば俺って黄身と白身だったら黄身が好きだな。
多少疲れてて、だからつい言ったんだ。何気なく。本当に何となくだったんだ。あ、そういえばさ…って声をかけて。
彼女、「うん?」って俺の方を見た。
「俺、きみが好きだ」
そしたら彼女、え…って立ち止まって、俺のことをじっと見つめてくる。
俺の方もえ…って思って彼女を見ていると顔がみるみる真っ赤になっていった。
こっちとしては訳が分からないからとりあえず追いかけて「どうしたんだよ?」って声掛けたら「無理!急に無理だから!!」って走るのを止めない。
やべぇ…俺へんなこと言った?ってなって青ざめて、気付けば足が止まってた。
彼女の姿はどんどん小さくなっていって、結局最後まで追うことは出来なかった。
すぐLINEで謝ることも考えたけど、彼女のあんなに慌てる姿は一度も見たことがなかったし、だから安易に謝るのは辞めて明日直接会って謝ろうと思って、とりあえず帰ることにした。
電車に乗って、でも俺なんか酷いこと言ったか…?と考えてみた。
彼女と会話してて、俺が言ったことは…そこであっ!!と気が付いた。
やべぇ…誤解させたかも…と。
でも誤解じゃない。
同時に、それに気づいた自分も居た。
急に胸がドキドキして、顔が真っ赤になってたと思う。
私はかつて、田舎の小さな町で育った「ドブス」だった。鏡を見るたびに、自分の平凡な顔にため息をつきながら、それでもどこかで「努力すればなんとかなる」と信じていた。受験で一般入試で東京の有名大学に合格した。
大学に入学してすぐ、新橋のガールズバーで働き始めた。昼間は大学、夜は水商売。
客の酔った笑い声に合わせて愛想を振り撒きながら、私は内心で別の夢を育てていた。新しい顔で新しい人生を手に入れる。それが私の脱出計画だった。
何年かかけて貯めた金は、全部まとめて美容外科のカウンターに置いた。鼻を高く、目を大きく、輪郭はつるんと卵型。痛みと腫れに耐えながら、私は鏡の中の「新品の私」に初めて満足した。
整形後の顔は完璧とは言えなかったけど、少なくとも「ドブス」からは脱却できた。自信が湧いてきた私は、満を持して就活を始めた。そして驚くほどトントン拍子に事が進み、自分が生まれた田舎でもみんな知っている有名企業に入社した。
元々の頭が良かったわけじゃない。ただ、顔がそこそこ整って愛想が良ければ、面接官の目は優しくなる。それだけの話だった。
東カレデートで出会った彼は、外資系企業に勤めるエリートだった。20代半ばで付き合い始め、彼がプロポーズしてきたとき、差し出されたのはグラフの1ctダイヤが輝く婚約指輪。あまりの眩しさに目を細めながら、私は「これが私の価値だ」と錯覚した。
結婚式はパレスで挙げた。白いドレスに身を包み、ライトの下でゲストの拍手を受けたあの瞬間、私は田舎のドブスがとうとう全てを手に入れたと信じた。夫の年収は私の想像を超えていて、20代でこんな人生を掴んだ自分に酔いしれた。
子供が生まれたのは、結婚から数年後のことだ。出産は想像以上に私を疲弊させた。産後の体は、整形ではどうにもならない部分まで変えてしまった。若い頃の下駄――美しさという武器が、みるみるうちに剥がれ落ちていく感覚。鏡の中には、かつてのドブスが少しずつ戻ってくるような気がした。いや、それよりもっとひどい。疲れ切った目元と、弛んだ頬。夫の視線が冷たくなったのもその頃だ。外資系企業で多忙を極める彼は、私を「家族」として扱うけれど、かつての熱い視線はもうない。グラフのダイヤは光っていても、それはただの装飾品でしかない。
そして、子供を見て、私はさらに絶望した。夫の整った顔立ちではなく、私の元の顔――整形前のドブスな遺伝子が色濃く出ている女の子。
平べったい鼻、低い眉、どこか間の抜けた表情。夫に似てくれれば、私のコンプレックスは帳消しになったかもしれないのに。そう思うたびに、胸の奥で何か黒いものが蠢く。それだけじゃない。幼稚園に入った今、子供の頭が悪いことも明らかになってきた。
ほかの子がスラスラと数を数えたり、簡単な絵本を読んだりする横で、うちの子はぼんやりと口を開けている。ママ友の「もうこんな言葉を覚えてて」の自慢が、私には嘲笑にしか聞こえない。自分の子供が私に似て醜くて頭が悪いなんて、耐えられない屈辱だ。
愛情を注ごうとしても、鏡を見るたびに過去の自分を思い出して憎悪が湧く。私はこんな子を産むために、ここまで頑張ったのか?いくら早期教育に通わせても、遺伝の壁は越えられない。子供のデキは、エルメスのバッグと同じだ。努力で手に入るものじゃない。生まれ持ったものか、運次第でしか手に入らない。
私は必死に店に通って「エルメスパトロール」を繰り返し、運良くバーキンを手に入れた日にはSNSでさりげなく自慢した。でも、周囲のママ友たちはそんな苦労とは無縁だ。外商経由で難なくオーダーしたり、親から譲り受けたヴィンテージのケリーを当たり前のように持っている。彼女たちのカジュアルな「これ、お母さんのお下がりなの」という一言が、私の努力を一瞬で嘲笑う。
それだけじゃない。家柄でもルックスでも、私は周囲にまるで歯が立たない。東京の芸能人やミスコン出場者みたいな華やかな顔立ちとは比べ物にならないし、整形したところで生まれつきの品の良さや骨格までは買えない。私の実家は田舎の平凡な一軒家で、先祖代々の何かがあるわけでもない。一方、ママ友の中には、由緒ある家柄出身で、自然な美しさを備えた人たちが平然と混じっている。彼女たちには、私が整形と努力でやっと手に入れたものが、生まれたときから備わっているのだ。
整形費用を稼ぐためにガールズバーで働いた日々も、バーキンを手に入れるために費やした時間も、彼女たちの前ではただの滑稽な足掻きにしか見えないのだろう。嫉妬が胸を締め付けるたび、私は自分がどれだけ脆い土台の上に立っているかを思い知る。
階級闘争なんて、所詮は金と時間と生まれのゲームだ。私が手に入れたものは、一時的なチケットにすぎなかった。子供が大きくなればなるほど、階級闘争に勝たせなければいけないという重圧がのしかかり、その子が私の足を引っ張る存在にしか思えない。夫は外資企業で稼ぐけれど、いつクビになるかわからない。
SNSで流れてくる同級生たちの田舎暮らしの写真を見ても、かつての軽蔑は湧かない。むしろ、妬ましさすら感じる。あのまま田舎に残っていれば、こんな虚しさは味わわずに済んだのかもしれない。
今、私は転落しつつあることを感じている。美しさという下駄を失い、若さという期限切れのカードを握り潰し、東京への憎しみを抱えたまま、それでもまだ何かを取り戻そうと足掻いている。
でも、正直なところ、もう疲れたのかもしれない。田舎のブスが都会で夢を見た代償は、あまりにも大きかった。パレスでの誓いの言葉も、ダイヤの輝きも、バーキンの革の手触りも、結局は遠い過去の幻にしかならない。
Permalink |記事への反応(30) | 19:06
ニュース記事のキュレーターサイト流し見してたら飛び込んできたニュース
「京大ミスコン」開催で波紋 主催は非公認団体、大学側「大学名使用は許可していない」「事実確認して対応検討」(J-CASTニュース)
この記事の主眼は手続きの問題でありミスコンの是非はテーマではないのだが、時流はミスコン反対だよねー・・・なんで?と思ってしまった。
自分は「勉強は多少できても見た目は残念」な汎用型増田のような形をしているのだが、他人の容姿に頓着しない性格なのでミスコンは全く興味がない。
ミスコンが在っても無くても個人的には何も困らないのではあるが、ミスコン潰しは社会的に本当に正しいのか?どのあたりにミスコン潰しの正当性があるのかを知りたくなった。
軽くググってみてもルッキズムだポリコレだ性的多様性だと理由を色々あげつらうことは出来そうだが、正直これは詭弁だよなーと考えていたら、むしろポリコレ棒を振り回す側が異常な熱量で以って批判してくるもんだから事なかれ主義でミスコンやめまーすってなるのかなとも思った。社会的に無くても困らないもんな、ミスコン。
要は社会的理由は後付けで、気に食わない人はいくら理論武装しようが根本は感情の赴くままに潰しにかかるし主催側も抵抗するメリットが無いだけで、特に社会的正当性があって淘汰されているわけではないと勝手に腹落ちさせたが、実際はどうなんだろうな。
ちなみにJ-CASTニュースのトップページを見ると件の京大ミスコンの記事が最初に出て、その下に