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2025-09-18

アメリカEUアフリカロシア中国東南アジア南米ブロック経済したらそれはもうグローバル化では?

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2025-08-15

大東亜戦争と言う呼称

日本側が使用した呼称大東亜戦争であるし、太平洋戦争だと日本が何のために戦争にまで及んだのか、その意図が消し去られてしまう。

そもそも日本戦争に及んだ話をしだすと、ペリー来航まで話が戻る。

ペリーによって江戸幕府不平等条約を結ばされ、その後日本開国し、詔勅もなしに条約を結んだ江戸幕府に対して倒幕運動が始まり大政奉還に至った。

その後は列強諸国に野蛮な国家だと思われ侵略の恐れがあるため、日本近代化が一気に進んだ(憲法の制定とか)。

最終的に日本が米英と戦争するに至ったのは、世界恐慌があったことも大きい。

世界恐慌の結果日本経済悪化したけれど、列強諸国自国植民地との間で取引を活発化させるブロック経済によって立て直したけれど、日本はそうはいかなかった。

アジアは隷属として列強諸国に扱われ、日本世界恐慌経済悪化。その結果至ったのが、日本満州国進出

日本列強諸国と同じように植民地を持つことで自国経済を強化しようとしたが、これに米英が猛反発をした。

満州国日本中華民国建国した傀儡国家中華民国利権が絡むことで米英に反発をされ、日本国際連盟から脱退するにまで至った。

米英の反発、国際連盟からの脱退後も日本満州国領土を広げるための戦争を行っていたが、最終的に不平等条約の終了を契機に、アメリカ日本への石油の輸出を止めてしまった。

その後、日本は米との和平交渉を行ったが、米の要求が、「満州国から即時撤退」であり、日本が飲める要求ではなかった。

そして起こったのが、1941年12月8日真珠湾攻撃。ぎりぎりまで和平交渉を行ったが叶わず、米英との開戦。

アジアの開放および日本アジア盟主として機能する大東亜共栄圏設立目的とした大東亜戦争

厳密に言うと大東亜戦争日本が掲げたアジア解放を目的とした戦争すべてをさす用語で合って、日本戦争正当化と合わせて使われる。

一方で第二次世界大戦太平洋戦争ニュアンスが違って、第二次世界大戦ヨーロッパの各国とアメリカ日本アジアすべてを合わせた戦争をさして、太平洋戦争アメリカ使用したPacificWar起源になる。

大東亜共栄圏は一時うまく機能していたが、徐々に米英に侵略され領土がなくなり、絶対国防圏の陥落によって本土空襲可能になり、日本終戦へと向かう。

1945年4月7日鈴木貫太郎内閣発足時点で、日本終戦へ向かうことが確定していた。

日本終戦までは、一撃講和論が主流で、米英に一矢報いて和平交渉を有利に進めようという考えがあった。これには国体の護持、天皇制の存続など日本側の要件があったわけだが。

1945年8月ごろになると、米英中三国によってポツダム宣言作成され、日本に対して宣言文がラジオ放送され、降伏のビラが撒かれた(ソ連8月8に参加したので、共同宣言の受諾は四国に対してとなる)。

これには日本国体護持や日本"軍"の無条件降伏などが書かれており、日本としてはポツダム宣言受諾して降伏することを考えていた。

一方で一部青年将校らはビラに書かれたSubject toの解釈を隷属であるとし、クーデターにまで発展している。

さらアメリカ日本降伏意志があったにも関わらず、広島長崎原爆を投下した。

広島長崎大都市が一瞬で壊滅したことで、日本降伏も早まり8月14日時点で連合国降伏を伝え、8月15日の正午、玉音放送をもって終戦した。


さらに話を続けるのなら、日本の政治的な話になるが、なぜ昭和天皇戦争責任がないのか、極東国際軍事裁判(東京裁判)とは何だったのか、なぜ靖国参拝批判されるのか...について書きたいが、日記にしては長すぎる。

また機会があれば、この話を明治維新にまでさかのぼって書いていきたい。

Permalink |記事への反応(1) | 14:49

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2025-07-29

日本の米の貿易関税について復習しませう

日米関税交渉が一段落した。もう終わったのでただの復習になってしまうが、合意内容の「米国産米の輸入枠拡大」などで勘違いをしている人がいるのでこれまでの日本の米に関する関税政策を整理しておこう。

 

戦後農政

まず、戦後日本政府は米を含む農産品自由化をしたくなかった。海外産の米と価格競争したら農業政策の根幹の農家保護が崩れてしまう。

敗戦台湾朝鮮半島満州から大量の引揚者が戻ってきたが、この人らも農業で吸収するつもりだった。八郎潟干拓もそうだし、成田空港問題の元の三里塚引揚者に開墾させた土地だった。「先祖代々の土地じゃないから収用しても農地への執着は少ないだろう」とか思っちゃったのだな、国は。実際は死ぬ思いで引揚てきて(実際は思いどころか仲間は大勢ソ連に殺されてる)、ゼロから開墾したので猛烈に土地に執着があったんだな。

兎に角、米農家の安定は戦後農政の根幹であり、尚且つ自民党岩盤支持者だから絶対解放したくない。

 

GATTウルグアイラウンド

WW2戦後ブロック経済形成された事がドイツ日本を中心とした国を経済的に圧迫して生存圏主張→戦争に至ったので、国連GATTを発足させて関税をはじめとした先進国同士の貿易障壁を取っ払っていこうという事になった。それで工業産品の関税はどんどん撤廃されていった。

日本は焼野原のどん底からの再スタートなので復興後にこの流れに合流した。

さてそれで1986年からGATTウルグアイラウンドがスタートする。歴史とか政治経済の授業でウルグアイラウンドの名前は聞いた事あるだろうけど、それはこのラウンドが現在の状況を決定づけた重要ものからだよ。

ウルグアイラウンドではサービス農業自由化を目指したのだが、これが全然まとまらない。どの国も農業解放はイヤだったからだ。どの国も日本と同じ農政環境で、農家不安定にさせたくない。

そもそも工業家庭内手工業問屋制→資本化と進んできたのに対し、農業領地プランテーション資本化)→個人経営農家農協という風な流れなので自由化すると元の搾取構造を復活させる危険もあるワケ。共産主義がまだ死んでなかった時代プランテーション搾取構造革命の原因にもなっていたわけで。

からそういう構造の違いを無視して自由化ゴリ押しするのはグローバリズムイデオロギー化してる証左だ!という批判も出てきた。

 

そのようなわけでウルグアイラウンドは完全紛糾。

そこで農産品に関しては妥協することにした。

1.将来のラウンドで関税付き自由化を目指す

2.品目毎にミニマムアクセス(最低輸入量)を設定して各国はその量までは無関税か低関税で輸入しなければならない

3.ミニマムアクセスを超えた部分では高率関税を掛けてよい

 

これで、各国はそれまでの輸入禁止措置は出来なくなった。更に低関税か無関税一定数の農産品を輸入しなければならなくなった。

そのミニマムアクセスの輸入量は国内消費量から計算されて、最初は4%。毎年その枠を上げていって最終的には8%まで上げる。

ただ、ミニマムアクセスを超えた分には高関税を掛ける事が出来るから価格競争に晒される分は4~8%でしかない。あと、自由化と言ったって生モノなので輸送時間コストから競争にならないものもある。例えば日本であればモヤシトマト外国から海運するのは無理があるわな。

 

そういう訳で、ウルグアイラウンドの結果ミニマムアクセスなどが定められたが、それは自由化に反対する国が多くて妥協妥協を重ねた結果であるってこと。

 

MAミニマムアクセス)米の処遇

ミニマムアクセスが定められても、輸入量が伸びなければミニマムアクセス量に届かない場合も多々あある。そういうのは別に放っておいてもいい。

でも米の場合は多分そうはならずに市場価格に影響を及ぼしそうだ。

そこで日本政府ミニマムアクセス枠の米を全て買付けして枠を最初から押さえてしまう事にした。だから関税で米を輸入できる民間業者は居ない。

更に、このMA米は一粒も市場に流さずに、全量を食品メーカー飼料メーカーに売り払う。お煎餅とか柿の種とか味噌醤油の原料になってるってことだね。あと日本酒。米菓醤油味噌日本酒は日本的な食品だけど、メーカーによってはアメリカタイ中国の米が原料なのだ

実際は商社系の問屋に卸してメーカー販売という形をとってて、伊藤忠丸紅日本通運、神明の4社が長期契約してる。中小メーカーや酒蔵メーカーはそこから買う以外に月例販売という形で入札している。

 

このMA米の量なんだが、最初は42万トン、前述の通り増やしていって今は77万トンとなっている。

というわけで、これは実際は自由化押し付けられたのに国家貿易統制経済をやっているというのが輸入米の内のMA米の実情なのだ共産主義統制経済のこと知ってる人なら、中国鄧小平前やソ連計画経済の輸入公社に似てるな、と思うかも知れない。外国通貨が国内計画経済に影響を与えないように必ず国家が間に入るのとかそっくりだ。

MA枠を超えた部分の関税率は341円/1kgという高関税をかけている。因みに関税計算MA枠も玄米基準になってる。玄米を精製すると1割消える。だからカルロース米5kgは玄米だと5.55kg、これには関税が1894円かかってるってことやね。2800円だと67%が関税ってことやね

 

今回の日米合意

今回の日米合意はこのMA米の枠もMA枠を超えた分の関税率もいじらず、その枠内での米国産米比率を増やすという合意になっている。

から日本農政的には変化なし。

 

だけど海外的にはちょっと問題ある。タイ中国豪州から一定数買うという事になってるわけで、そっちに影響出るのではないか特にタイ日本米騒動になる度に大量に輸入していて、その度に悪影響を与えている。

生産者政府には金が入るから良いだろうが消費者としては市場から米が消えて高騰するのだからやってられない。って訳でその度に迷惑をかけているのでまたしわ寄せ行くのではないかと今回も心配するところだ。

あと、MA枠では一般的なうるち米の他、餅米もタイから輸入して食品メーカーに売り払っている。おかきとかああい米菓使用される。

アメリカ米に枠を取られて餅米が減ると、おかきなどの原料費が上がるかもしれない。

 

まとめ

MA枠はGATTウルグアイラウンドで決まったが農産品自由化が紛糾した苦肉の妥協

・米のMA枠は政府が全量買いして加工原料として売り払っている

・今回の交渉では日本側はウルグアイラウンドで定められたMA枠を超えて低関税で輸入せよという要求に抗った

MA枠内でのアメリカ産米の比率を上げて輸入量増やすことで合意した

普通輸出国比率自由にいじる事は出来ないが実質国家貿易なので可能

 

アメリカ政権側はどうせ国際取決めもMA関税関係とかも分かってないだろうし「増やします」と言われて日本側を屈服させたと考えているのかも。頭ハッピーセットでよろしいことである

ただ日本一見半分自由貿易、実際はガチガチ国家貿易という力技はいつまで通用するのか?というのも気になるところだ。

Permalink |記事への反応(11) | 08:09

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2025-04-14

グローバリゼーション終わったらインターネッツも終わるよね?

商業的には繋ぐメリットがほぼなくなる(むしろブロック経済を阻害するとかって批判されそう)ので

海底ケーブル切断しちゃうんかな

Permalink |記事への反応(0) | 20:36

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2025-04-08

日本人米国白人に同情してるのは流石におかしいだろ……

最初に言っておくと別に俺はもともと反米ではないし

トランプ以降も西側の一員としてやってくしかないと思っているが

しか外国製造業奪われた白人の苦境!みたいなのに同情するのは流石におかしいとしか思えない

あれってマジで

東アジア人に美味しい製造業の上澄み持ってかれてる、許せねえ」

市場歪めてでもとにかく東アジア人に美味しいところもってかせるな、俺らに返せ、理由?神に与えられた当然の権利!」

しかないわけでさ

そんなもんに日本人シンパシー感じるの本気で意味が分からねえよ

いや本当に分からん

そもそも戦後日本

自由貿易万歳民主的平和経済発展するならだれでもウェルカム!という米国お題目に愚直に従って

西側で楽しく製造業無限拡大ゲーやってたら

日本人調子乗りすぎじゃね?非白人のこいつらが勝ってるのって為替人件費のせいだろ、潰したろ!」

為替プラザ合意包囲網するか!協調介入って名前にすれば民主的っぽくてええやろ!」

人件費はこっちもアジア人使うしかねえ!民主主義とかどうでもいいから激安労働者がいるところに海外生産拠点作るぜ!」

路線転換で非民主国家への大規模な投資サプライチェーン構築に走り、日本円高投資負債で死にかけ

みんなで海外進出ラッシュをやらざるを得なくなりそろって西側全部が産業空洞化したわけでさ

まあもちろんその後の日本の苦境自体

泡食った日本がアホな金融引き締めに走ったとか、羹膾式に国内投資フォビアになって成長できなかったとか自業自得な面もあるけど

少なくともあんな急激な路線転換やられなきゃ氷河期世代とかはここまで酷くならなかっただろうし

それをこのでかい流れを仕掛けた側の米国民が被害者意識丸出しで「アジア人製造業とられたせいで俺たちは輝けないんだ!」ってさあ





いくら何でもこのカスども自分勝手すぎるだろうが!!!!!ってならない?

ましてなぜそんなもんに同情的になれるんだよ

マジで意味分からん

説明してほしいわ

米国資源国土たっぷりから頑張ればブロック経済出来るぜ!って

それやったら資源の奪い合いにならざるを得ないか自由貿易しようって話になったんですよね?

なんで植民地に国作って「この資源は全部俺たちが使うんだ!当然の権利!」とか言い出すの?

イカレてるのこいつら?

それに乗っかってる右翼ですらないカス共は何なの?

そうなったら少なくとも日本破滅だぞ?

そもそもあのツイートで俺ら貧民は年収3万ドルしかないんだ!可哀想だろ!ってさ

日本人正社員中央値ぐらいだろ

同情してるお前ら3万ドル稼げてるんか?

下手したら日本で「割のいい輸出製造業」に携わって3万ドルない奴もいるだろうよ

それで「お前らその仕事は俺らのだ!返せ!」って言われて同情すんの?バカみたいじゃないですか


まあもうこの際米国底辺白人がアホなのはもうしょうがないというか

歴史的に好き勝手やりすぎたから根が傲慢すぎる

諦めるわ

しかしそれに同情してるアホ日本人は流石に目を覚ませと言いたい

Permalink |記事への反応(3) | 00:04

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2025-04-07

トランプモンロー主義時代に戻すだけ

ブロック経済圏に乗り遅れたらマズイと一部ウヨたちが民主党政権頃に言ってたが、今回はなんとか大日本帝國と同じ轍は踏まなかったな

もっとリベラルフェミニスト日本の足を引っ張るためにTPPやら色々反対してたけどな

Permalink |記事への反応(0) | 21:45

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身近にいるトランプ信者

今朝の株の暴落見ても「トランプは全部わかってやってる」「これでアメリカが、トランプ成功したら、ブロック経済はすごいということになる」「グローバリゼーションは必ずしもいいことばかりではない」ってドヤ顔してて笑った。

トランプ信者ってまじでやばいね。

Permalink |記事への反応(0) | 10:06

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2025-04-05

製造業で負けるのは健全証拠

かつては若者の「やりたくない仕事」は農業土木だった。

雨風にさらされ、雪が降る。自然パワハラをしてくるような仕事だ。こういう仕事は、今は外国人に頼らざるを得ない状況だ。

その次に嫌われていたのが工場勤務、つまり製造業

工場は屋内なので天候の心配こそないが、長時間の立ち仕事、汚れや臭い、体力勝負作業が多い。

そして何より、給料が安い。

最近では、福祉仕事もこの「やりたくない仕事リスト」に入るだろう。


こうした仕事について、世間の人は口をそろえてこう言う。

大事仕事だ」

「立派な仕事だ」

国内に残すべきだ」

エッセンシャルワーカーの皆さんありがとう!」

でも、その次に続く言葉は決まっている。

「でも私はやらない」と。

結局、「誰かがやってくれればいい」と思っているだけなのだはてブでもそんな感じだ。


トランプ元大統領のように、製造業がまだ「イケてる存在だった1970〜80年代感覚で止まっている人もいる。

しかし、現実アメリカはすでに脱・製造業成功させ、金融ITの国として世界リードしている。

正直、うらやましい。

一方の日本はどうだ。2020年代になってもなお「ものづくり復活」などと唱え、製造業にしがみついている。

これがまさに「失われた30年」の象徴だろう。

製造業利益が出るということは、裏を返せば「日本人の給料が安い」ということでもある。

本来日本IT金融シフトすべきだった。だが、「ものづくり大国ニッポン」などと自分に言い聞かせて、現実を見てこなかった。

ゼロ年代には、IT金融を「虚業」と切り捨て叩くような風潮すらあった。

そんな中、ソニー保険など金融分野にも力を入れ、他の家電メーカーとは一線を画していた。

しかし、そのソニーを「金融屋www」とバカにしていたのが当時の空気だ。


ただ何が面白いって、そんな日本製造業を、アメリカ大統領がうらやましがっていたことだ。

誇りには思っていてもお金は出さず、米5kgが4,000円だと文句を言い、工場勤務には月20万円で重労働を強いる国を、うらやましいと思うというのは皮肉が過ぎる。

そして、どんな陰謀論かは知らないが、アメリカは「日本は我々を騙してきた」などと言う始末だ。


今や、世界製造業の中心は中国だ。しかしそれは単純に人件費が安いからだ。

しかしそんな中国でも人件費が高騰し、アパレル業界はすでに中国離れが進んでいる。

衣料品の縫製などは月3万円の労働力を求めており、中国地方でも月給5〜10万円になった今、バングラデシュなどへ移っている。

アパレル典型的労働集約型産業で、製造業の「先兵」とも言える存在2035年くらいには、家電生産中国からなくなるだろう。


もちろん経済安全保障という観点でみると製造業重要だ。

からこそ、アメリカのような大国グローバル経済の秩序を守ってくれることに意味があった。

TPPも、その一環として重要だったはずだ。しか現実は、アメリカによってむしろブロック経済が進んでしまった。

強権国家製造業を握られると経済安保の点で懸念が生じると思われていたが、いまや経済安全保障リスクは、アメリカによってもたらされている。

アメリカンジョークが過ぎる、そんな皮肉時代突入してしまった。


製造業他国に移っていくことを「敗北」と捉える声もあるが、むしろそれは健全産業構造の進化だ。

産業構造をドラスティックに切り替えてきたアメリカというお手本にするべき国が、日本のような製造業固執する国をうらやましがり、関税によるブロック経済を推進することになるのは本当に残念だ。

Permalink |記事への反応(4) | 19:52

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2025-04-04

トランプ関税フーバー世界恐慌

トランプが重関税を発表して世界恐慌を案じる人が出てきた。そりゃ当たり前なんだが、一つ忘れられてる事があると思う。

それはアメリカ自称保守でのフーバー政権評価というヤバい現象だ。

しかもそれが出てきた時期がまたヤバいリーマンショック後なんである経済恐慌回避政策が気に入らんって事なのだ

 

ニクソン評価フーバー評価

元々は2004~6年頃にニクソンが再評価されたというのに端を発している。

ニクソン世界経済をグチャグチャにしたニクソンショックを惹き起こしたのでどの国でも嫌われ者で最低の大統領扱いされている。

だが今の世界経済システムニクソンショックで再編成されたものであるし、デタントを推進してソ連牽制の為に中国と国交回復をした。

更に撤兵南越軍事訓練を進めてベトナム戦争から手を引く準備をした。これってイラクを平定しきれずに占領が長引いていた当時にオバマに期待されていた事と同じではないか

からニクソン嫌われ者でもそんなに無能じゃないしちゃん仕事をやっている。なのに評価が物凄く低いのは、マスコミを敵に回したせいでウオーターゲートで叩かれまくったからじゃね?という論調が出てきたのだ。

これにはネット議論が活発化して、マスコミオールドメディア、我らネット民=目覚めた真の民主主義者という今やお馴染みのアレがベースにある。

 

それでその流れで出てきたのが、世界史では無能大統領と教わる事が多いフーバーの再評価だった。

 

フーバー一般的評価

フーバーアメリカ発の大恐慌が起きた時に何も手を打たなかった事で有名だ。更に重関税政策による保護貿易を行ったので世界恐慌が一段と酷くなった。

その結果、アメリカカナダ合衆国中米ドルブロック経済圏を形成、他の国は植民地を中心とした各通貨ブロック形成した。スターリングブロック(英ポンド)、仏フランブロックと。

持たざる国の日独は独マルクブロック、日円ブロック形成したが小規模でありすぐにまた行き詰った。

その結果、独:ナチス全権委任ラインラント進駐→開戦、日:日朝満ブロックで洋行系財閥系救済→恩恵を受けない中小企業倒産して昭和恐慌関東軍によるなし崩し的に膨張政策化→日中戦争→仏降伏により仏印進駐ハルノート日米戦争と進んでしまった。

しかブロック経済もの凄く不経済で非効率不景気を産むのであるクルーグマンノーベル賞受賞理由はこれの理論化)。

そういう訳で、WW2後はブロック経済化防止しよう、貿易自由化世界規模の安全保障だ、という訳でGATTスタートさせてやって来た。

 

フーバー大統領退陣後も色々と外交をやっていてそっちでは功績残してるけど、大統領職としてはその後のルーズベルトと比べられて無能と言われる事が非常に多い。

 

ルーズベルト

フーバーの後のルーズベルト大統領ニューディール政策を行って恐慌を沈静化したというのが一般的評価だ。

でも、いやニューディール政策全然効果なんて無かったんだよ、経済が持ち直したのは単純にアメリカ戦争を始めて戦時経済に移行したからに過ぎない、という意見もある。

有名なのが経済学者のフリードマンだが、この人は反ケインズ旗手なので。そしてフーバーもこの立場だ。世間自分への評価に反発してるだけって気がすんだが。

また、フーバー日本真珠湾攻撃したのはルーズベルト日本を追い込み日米開戦誘導した、という説を唱えている。「ハルノート原因論」だ。これは日本右翼論壇でよく聞く話だろう。

そして露宇戦争に対してのロシアナラティブにもそっくりじゃないだろうか?FOXのタッカーカールソンなんかも「米国陰謀論」的なことを言っている。最近じゃ終風爺が「ネオコンロシアを追い込んだ」という説を書いて顰蹙食らってたが、これらの基礎の部分には、アメリカ自称保守論壇でのフーバー評価があるってことなのだ。

 

共和党観念主義独断主義的傾向

アメリカ思想的特徴はプラグマティズム経験主義的で小ぶりだったのだが、特に21世紀になってから観念論/独断主義思想集団が共和党に影響を与えるというのが多くなっている。

例えばネオコンサバティズム。その始祖はネオコンゴッドファーザーと呼ばれるアーヴィングクリストルなんだが、この人は元がトロツキスト。かの有名な『歴史の終わり』(フランシス・フクヤマ)が掲載された『国益』誌もクリストルが創刊したもの

トロツキー思想の特徴は「世界同時革命」で、世界中に戦争を輸出してその背後から各国の細胞共産党員)が内戦を仕掛て共産革命を起こすという物騒なものだ。谷沢永一によるとトロツキー日本語訳書は『ノルウェーの森』のような赤緑の装丁らしいです(谷沢は元共産党員)。

イラク戦争の強引な開戦などが世界同時革命の影響を芬々と感じさせるのでスキャンダル的に指摘される。

 

例えばネオリベラリズム。単に経済政策方向性というだけでなく「本来社会の在り方」的な観念論/進歩主義として人を惹きつけている。つまり実存にとっての嘗てのマルクス主義代用品だ。

歴史はこう進むはずなのに今の我が国はそうなっていない。だから変革すべきだ」という歴史実存が結びついた考え。「〇〇という団体農協など)は既得権益だ、それを崩すと理想的経済状態が出来する筈だ」。こういうの日本でも沢山見た。

高学歴化により若者には長いモラトリアムが与えられ、「社会に馴致される」事で形成される人格よりも「正当性に欠ける不合理慣行蔓延っている。若者はその不合理により迫害されている」というルサンチマン駆動される人格比重が大きくなる。そんな人格ネオリベ進歩主義と合体した全能感や実存を与える。

からリーマンショック後に政策フォーベアランス政策不良債権増を気にせずに積極融資せよとの行政指導)に転換すると、世界観が破壊されたような実存危機を覚える人間が出てくるのである

先ほどの終風爺も2013年になって「リーマンショックは越冬闘争派遣村と言い募った左翼によるフレームアップ」的な事を言っている。2008年には実存不安と不満に我慢していたという事だ。

また風呂無駄さんも2008年当時には大変にやさぐれていて、それまではネオリベ未来は明るい的なポジティブな事を言っていたのにFUDマーケ的な事を言っていた。これらは実存の棄損によるものだ。

 

トランプに変な保守シンクタンクが影響与えているのもこの流れ。

 

共和党はいしかこういう実存と結びついた観念論を吸引し、それが世界知識大衆を吸引するようになっていた。そこにリーマンショックが起こり、G7G20では財政出動フォーベアランス政策保護貿易主義排除合意された。これはアメリカなどでは政策の急転回でありそれが一部の知識層には実存ストレスとなったのだ。

そんな中で出てきたのがフーバー評価という訳である

そもそも共和党観念的に進めた事で発生した問題の尻拭いを民主党がするという流れがずっと続いてきていて、これのどこが保守なんだろうか。

 

上に書いてきたフーバー政策保護貿易北米ブロックカナダメキシコ併合)とトランプ政策が一致するのがお分かりだろうか?

何やら変なシンクタンク提言通りに進んめているというのもあるが、その基礎にはフーバー評価があるって事なのだ。そして彼らは一般社会的にフーバー否定されている理由ブロック経済圏による不況→持たざる国の膨張政策戦争、重関税による恐慌の激化、という評価を共有していない。

 

まとめ

フーバー評価する」(悪評を無視する)という事は次の事とイコール

 

世界経済は確実にシュリンクする

アメリカ発の恐慌が起きる可能性がある

・その場合他国リーマンショック後のような合意をしてもアメリカは従わず恐慌悪化させる

・特恵経済圏の拡大の為に戦争が起きる可能性(アメリカカナダ侵略など)

アメリカ排除した自由貿易圏を守る事で防衛すべき

・多極通商必須

Permalink |記事への反応(0) | 17:47

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2025-04-03

今年からNISA始めたが不安で仕方ない

長期で見れば株価は必ず上がっていく…って本当なの??

トランプ無茶苦茶してるの、ちゃんと想定に入ってる??

保護貿易ブロック経済→WW3みたいな流れに乗っちゃってない??

Permalink |記事への反応(7) | 11:25

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2025-03-23

anond:20250322215605

はっきり言って旧大陸が束になっても新大陸を圧倒することはできないぞ

ブロック経済化が関の山

しか旧大陸は広すぎて一つの経済圏形成することもできない

欧阿-南亜-東亜3分割+南北米くらいにしかならない

逆にご存知の通りどの組み合わせでも1陣営対多陣営になることもない

ガンダム世界のように宇宙進出が進めばあり得る

Permalink |記事への反応(0) | 01:43

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2025-03-02

anond:20250302213744

リベラル国際秩序とは力の弱い国々に米国の力を与え、それらを守る為の費用米国民に負担させる制度である

リベラル国際秩序とはアメリカイデオロギー他者押し付け賛同しない奴をあぶり出して殺すシステムだよ

これからブロック経済圏が進むだろうからリベラルの言うことを真に受けずにTPPやってて本当に良かったなあ

Permalink |記事への反応(0) | 21:48

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2025-01-06

anond:20250106010604

自給せずにバランスよく他国依存して経済的コネクションを張りつづけていくことがもっと戦争経済危機を遠ざけることなのにね

いつでも鎖国できるように自給したりブロック経済じみたことしようとしてる国家はわりと暴走しちゃえるからヤバいんだよ

保守層が好みがちな保護主義はそのまま独善独裁につながる

Permalink |記事への反応(1) | 01:10

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2024-09-25

左派反戦の為の経済論を立てられない理由自分なりに解釈する

立憲代表へ野田選出は戦後左派が反戦の為の経済論確立に失敗したからはてブまで含んで読んだ

実は前々から考えていたことがあって、もちろんこの考えは自分個人勝手解釈だし、これが正解だなんて言うつもりは毛頭ないが、1つの意見として咀嚼してくれたらなと思っている

自民党反戦経済論の申し子である

一部の人特に反自民党みたいな属性の人からするとビックリするようなお題目だけれど、これにはちゃん理由がある

そもそもとして、戦後日本政府って(米国意向もあって)平和憲法を採択したのは歴史に記されている通りなんだけども、これはつまり戦災復興経済を再始動させますという段階の時点で反戦立脚した経済体制を築かなきゃいけなかったんじゃないかと思うのよね

もちろん一部の人に言わせれば朝鮮戦争特需があって〜のような考えにも着目したくなるんだろうけれど、戦後日本政府としては戦争という選択肢自体が無いわけで、元増田言葉を借りれば反戦経済論を構築していかなきゃいけなかったわけだよね

そんな戦後日本政府の後継たる現代自民党経済観の根底ベースには戦災復興期の反戦経済論があって、そのベースを元に自民党現在まで経済政策を採択してきているわけだよ

そして、ここで野党(戦後左派)の経済政策へ1つの問題が生じるわけだ

反戦経済論に自民党が居座っている

戦災復興期の反戦経済論をベースとする自民党経済政策は反戦であって、様々な面で反戦標榜してきた野党、例えば日本共産党社会党(社民党)、民主党(民進党立憲民主党国民民主党)などが党内で経済政策を採択しようとすると思いっき自民党と被ってしまっていたんじゃないだろうか?

国際経済だってブロック経済世界大戦を誘発した反省から不正競争を抑えつつ国際取引を促進し〜みたいな流れがあるわけで、それに乗っかっていた自民党経済はやっぱり反戦的だったわけだよね

でもさ、野党からすると自民党(の経済観)が反戦的だなんて自分たちの政党スタンスから言っても認められないわけだから自民党(とその支持者)には戦時経済への羨望が〜みたいな国際経済へ乗っかってる自民党実態とはズレてしまっている評価をしはじめちゃうわけだよね

そこで登場したのが何でも反対と再分配の促進

結局、野党自身反戦経済やらないといけないとわかっているわけだから反戦的な自民党経済政策へ対して取り敢えず反対して一層の改善を促すことに注力し始めたんじゃないか

しかし、反対するだけなので改善自民党任せで来てしまったため実行力が無く、結局は自民党に与する企業労働者などがどんどん豊かになっていったから、その豊かさを一層の再分配しろと言うようになった

例えば直近だと日本共産党が主張した内部留保課税なんかもそうで、そもそも利益がなきゃ留保なんてできないわけで、日本共産党企業に稼がせることはしてこなかったので今ある富を切り崩す方向でしか経済政策提案できないわけさ

同じような解釈民主党がやった埋蔵金探しの事業仕分け理解可能で、企業労働者もっと稼げる環境を作るという方向じゃなくて、今ある財源の中に埋蔵金があるはずだ!という発想になっちゃったわけだよ

野党反戦経済出来ないのは自民党反戦経済から

どう?この考え?

自分でもどこかに破綻矛盾があるとは思ってるんだけど「ちがう!そうじゃない!」「お前バカだわ」「勝手に言ってろよ」「自民党が〜」「安倍が〜」とか反対ばかりで中身無いのは、対策代替案、補償ほとんど打ち出してこなかった左派という元増田エントリ裏付けなっちゃうからマジでやめような

Permalink |記事への反応(8) | 08:42

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2024-09-14

日本の将来を考えると暗澹たる気分になります

少子化内需だけでは早晩経済は立ち行かなくなるのに、技術力は東南アジアと既に大差はなく、

自動車産業でも負ければ、経済を牽引するようなめぼしい産業もない

冷戦ブロック経済の勝因となった、経済的、技術的優位性が今の西側にあるのか?

干上がる未来しか思い浮かびません。

そもそも西側既得権益配慮するあまり統一した政策を打ち出す事ができないのではと思います

政策というのはオルタナティブで得する人もがいれば必ず損する人が出てきます

昨今のそれに対するバッシングを見てみれば、とても思い切った政策など通らないのではと思います

その点、中露は専制的なので統一的な政策が打ちやすく、リソースを集中させることで社会変革、技術革新を起こせる点が有利です。

別に中露の専制的な社会の方が住みやすいと言ってるわけではないです。国家政策の陰で個人権利蹂躙されるような社会に住みたくはないです。

だだ、国家競争となるとそれが現実なんだろうと。

それでもこれから先、諸々の問題をなあなあに先送りして、緩やかに衰退していくのでしょうか?

いつかとんでもないよりもどしが来る気がします。

社会崩壊する寸前まで行って、その反動でとんでもない全体主義的な体制によりもどるのではないかと恐れています

願わくば、できるだけ暴発を先送りして、自分が生きてるうちはなんとか穏便に済ませてほしいと思います

Permalink |記事への反応(1) | 15:43

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2024-05-18

anond:20240517223047

戦争しなければ、って世界恐慌を知らんのか。

世界恐慌の影響で欧米列強諸国ブロック経済を始めたか日本経済的な窮地に追い込まれたんだぞ。

戦争は良くないが、戦争しなければ一気に経済破綻してただけだ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:16

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2024-04-29

政党政治不信とブロック経済化って太平洋戦争前の出来事だったけどやっぱあと十年くらいしたら代理じゃないレベル総力戦やるんかねぇ

Permalink |記事への反応(0) | 20:53

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2023-10-23

anond:20231023002906

大丈夫大丈夫鎖国からブロック経済じゃないから。一人で閉じこもるの、お友達とか手下国とじゃなくて。

つーか友達いないよね、日本

Permalink |記事への反応(0) | 00:45

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2023-10-13

anond:20231013191110

植民地で豊かになった奴のブロック経済ってジャイアンの「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」だよね

鎖国は「俺の物は俺の物、お前の物はお前の物」だから全然違う

Permalink |記事への反応(0) | 19:30

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anond:20231013190948

でもブロック経済したら世界大戦始まったって認識だよ

Permalink |記事への反応(1) | 19:11

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2023-02-07

「裕福な世界とその指導者たちが、グローバル・サウスのフラストレーションや怒りの程度を真に理解しているとは思えない」とグテーレス事務総長スピーチで述べた。

なぜグローバル・サウスの人々は先進国に怒っているのか。

植民地支配歴史だけじゃなくて、その時代から現代まで続く固定された格差のせいだ。

インターネットで誰でもそれを見られるようになって、よけいにヘイトは高まってる。

先進国に住む自分たちより圧倒的に裕福な人たちがジェンダーだの労働者権利だのを世界の終わりのように叫んでいるのを、先進国に住むわれわれがこの国に生まれてよかったと声高に言うのを彼らはどういう気持ちで見ているんだろう。

人種による格差性別職業IQ学歴ルックス世界はいろんな格差があるけど、どこの国で生まれたか国籍による格差はいちばん大きく、そしてほとんど踏み込まれていないゾーンだ。

近年、権威主義体制になる国も増え民主主義の敗北などいわれて久しいが、先進国押し付けられた価値観を受け入れても何十年もメリットがなく後進国永遠に後進国だったんだから、彼らが世界を変えたくなるのは当然だ。

こんなこというと、先進国後進国に多額の援助を行ったとか、いくら支援しても無駄だったとか、彼ら自身のせいという人もいる。

でも後進国がずっとこの序列を変えられなかったのは彼らのせいではない。

民族内、あるいは民族間で対立を煽って支配やすくするというやり方を過去先進国世界中にばら撒いたし、現在もまだやっているせいだ。

先進国はそうやって後進国が力をつけるのを防いできた。

強い政治家が現れれば先進国諸国最初は利用するが、力をつけて邪魔になれば、それに対立する少数勢力正義として扱い、軍事的経済的支援をして、邪魔者の力を削ぐ。

その政治家正義か悪かも、対立勢力正義か悪かも関係ない。

どれだけ残虐非道ならず者集団でもテロリストでも敵の敵は味方

自分に都合がよい側を正義として扱うだけ。

今のウクライナ大国狭間で双方の干渉を受けて分断された結果だ。

EUは“グリーン”という大義名分を掲げ独自規制を作ろうとし、アメリカもまた同盟国以外をEV市場から締め出すなど、経済をどんどん閉鎖的で排他的にしようとしている。

ブロック経済世界さらに分断し、それはいずれ戦争につながると、二度の大戦を経てもなぜかまだ分からない。

アメリカ正義面して中国を目の敵にしてるのも、この序列を変えられるゲームチェンジャーの出現に恐れ苛立っているだけだ。

急速な経済成長を遂げる中国環境汚染がひどいと批判するアメリカの人々は、一人当たりの温室効果ガス排出量がアメリカ中国の倍以上だとは知らない。

過去100年、地球人間が住めない星に変えてきた先進国が、なぜそう偉そうなこと言えるのか、不思議でならない。

アメリカの言うことを真に受けて、日本台湾韓国も、中国の力を削ぐための少数勢力として自分から利用されようとしてる。

第二次世界大戦以降、資源のために(次はおそらく半導体のために)世界いちばん戦争を仕掛けて人を殺してきた国がウクライナという白人国家が困ってるときだけ正義ヒーロー面してるバカバカしさに、多くの国は白けている。

イスラエルパレスチナに、今のウクライナへ侵攻したロシアのように(あるいはもっと不条理に)侵攻を始めて50年以上、パレスチナを虐げ続けているのは私たち先進国だ。

パレスチナ国家として承認している国は138か国、人口でいえば世界の8割以上を占め、対して承認していないのは日本アメリカ韓国カナダEU諸国オーストラリアニュージーランドといった先進国ほとんど。

それが私たちの信じてる正義だ。

ダボス会議でのグテーレス事務局長スピーチ先進国はかみしめなければいけない。

中国アメリカ対立も、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻も、もちろん大きな問題だ。

でもそれだけじゃない。

問題はこの世界にずっとたくさんあった。

あれがなければ世界幸せだったなんて、絶対に思っちゃいけない。

世界にはずっと虐げられ飢え殺し合い嘆き憤っている人たちがいた。

元に戻って現状維持できたらハッピーエンドじゃない。

この国に生まれてよかった。

このことばの後ろにある部分に目を向けなければならない。

なぜよかったと思うのか、よかったと思えない人たちの存在想像できているからだ。

この国に生まれてよかったということばの向こうから、無数の目がこっちを見ている。

それを知りながら、先進国無視している。

もちろん日本先進国側だ。

白人国家集団にいつまでしがみつけるか分からないけれどね。

私も日本人だし、日本こちら側にいることを批判するつもりはない。

実際しがみついていたほうがメリットが大きいうちは、しがみついているべきだ。

ただ誰かにとって自分たちが悪かもしれないという事実認識していようよ。

こちら側が絶対的な正義だなんて思い上がりはやめよう。

覇権を狙うことすらできないほとんどすべての国がそうであるように、日本は一国で独立を保つことは難しい。

大国狭間で、右を見て左を見て、どちらに対しても駆け引きをしながら、どちらに対して多少の妥協が求められる立場だ。

でも、一方の正義を盲信し、尖兵として利用されるだけの存在で終わってはいけない。

アメリカ中国インドEUか今後どの大国覇権を得るかは分からない。

多面的俯瞰的世界を見て、多数の正義を知り、どの正義選択するか考えよう。

選択肢はきっとほかにもある。

Permalink |記事への反応(3) | 00:11

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2022-12-26

anond:20221226003449

ブロック経済政策なら安定した発展が望める

Permalink |記事への反応(0) | 00:47

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2022-11-01

anond:20221101171445

ブロック経済化だと世界が厳しいことになるんだが。

Permalink |記事への反応(1) | 17:33

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2022-09-17

日本が独り勝ちってのはわからんけど

利上げせず緩和継続独自路線突っ走ってるから

独り勝ちにしろ独り負けにしろ日本経済だけHENTAIしてるって状況はまぁあり得る

まぁブロック経済じゃあるまいし、日本が勝っても世界経済ダメになったら結局ダメな気もするが

Permalink |記事への反応(1) | 22:13

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2022-09-05

anond:20220905151732

株式市場のような表に出ないところで中国から新興国アフリカだったり、先日破綻したスリランカだったり)への融資はけっこうな額がいってて、

すでに欧米株式市場ベースの目の届かない経済圏はかなりの規模になってる

それがどのぐらい膨らんでるのか、どのぐらい破綻してるのかは全然からないけど

アメリカ金利上昇維持して世界中から投資マネーを引き上げた空隙がそれらに埋められて

欧米マネーが再投資する機会を失う可能性はあると思う

ブロック経済化が進んでしてしまったら、完全な分断はありえないにしても法的な制限物理的な制限が大幅にかかってくる

グローバリゼーションが逆行し、グローバル化による恩恵を受けてた分が失われたまま数十年や百年が経過するシナリオ普通にある

Permalink |記事への反応(1) | 17:13

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