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はてなキーワード:ファウストとは

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2025-07-12

日本人ファウストの党があれば入れてやってもよかったんやけどなあ…😟

Permalink |記事への反応(0) | 12:57

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2025-07-10

ガンダムファウスト

ガンダムメフィスト

ガンダムフェレ

カッコイイじゃねーか…😟

Permalink |記事への反応(0) | 14:55

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日本人ファウストですってよ、奥さん

ワシも若返ってオネショタしたいのう…😟

Permalink |記事への反応(0) | 14:54

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2025-07-09

既成政党の偉い人は守る気もない公約破りやら息を吸うように平気で噓を言えるのに「日本人ファウスト」だけ絶対言わないのは笑える

選挙なんだし嘘でもいいからハッキリ言って人気取りしたらどうなんすかね

Permalink |記事への反応(0) | 00:13

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2025-04-11

あるTwitterユーザー現実逃避架空結婚生活

概要

文書は、Twitterアカウント「@nullbeilschmidt」(以下、nullさん)の投稿パターン分析に基づく心理的変化の調査報告書です。特に2025年3月中旬から4月にかけて観察された急激な行動変化と、そこから推測される心理的転機について詳細に検討します。

調査対象アカウント基本情報

時系列で見る投稿パターンの変化

2024年前半(1月5月

この時期のnullさんの投稿比較現実的で具体的な内容が中心でした:

代表的投稿

転職うまくいかなかったら司書じゃなくて事務になるかも😢」(2024年2月5日

地方司書してたので上京最近しました」(2024年5月11日)

2024年後半~2025年2月

この時期は投稿頻度が下がり、主に他ユーザーとのリプライ中心の活動に移行します。2025年2月から再び自己についての投稿が増加し始めます

代表的投稿
2025年3月前半~中旬

職業アイデンティティの変化と「彼氏」への言及が特徴的な時期です:

代表的投稿
転換点:2025年3月下旬

3月20日頃から投稿の内容とトーンに急激な変化が見られます

代表的なやり取り:
2025年4月現在

対立直後から投稿内容に劇的な変化が発生します:

代表的投稿

主要な矛盾

nullさんの投稿には、特に3月から4月にかけて、明らかな事実矛盾が多数観察されます

1.結婚の時期に関する矛盾

3月下旬まで「彼氏」という表現使用し、未婚者として発言していたにもかかわらず、4月初旬には突然「21歳で結婚していた」と主張するようになりました。

2. 「メフィスト」の位置づけの矛盾

4月1日に「ファウストに出てくるメフィスト推している」と述べ、文学作品キャラクターとして言及していたのに、わずか2日後には「配偶者であるメフィスト」として実在人物のように言及するようになりました。

3.父親/パパに関する矛盾

2月には「パパからお金をもらっている」と好意的言及していたのに、4月には「医者の父と絶縁している」と180度異なる主張をするようになりました。

心理分析:何が起きたのか

これらの観察に基づき、nullさんに起きた可能性のある出来事心理的変化について分析します。

推測される転換点の出来事

2025年3月下旬に、以下のいずれかまたは複数出来事が発生した可能性が高いと考えられます

恋愛関係の突然の破綻

彼氏」との関係が突然終わり、それに対する強い喪失感や見捨てられ感を経験した。

職業挫折または転職の失敗:

4月から総合職OL」という期待が何らかの理由で実現せず、職業アイデンティティ危機に直面した。

@lonely_planet_との対立から派生した社会的批判

公開の場での対立きっかけとなり、多くのユーザーからnullさんの発言信頼性一貫性疑問視されるようになった。特に虚像」「偽装」という批判が強く響いた可能性がある。

心理的防衛メカニズムの発動

これらの出来事に対して、nullさんは以下のような心理的防衛メカニズムを発動させた可能性があります

分裂(Splitting):

世界を「良い」存在配偶者/メフィスト)と「悪い」存在(お猿さん/質問馬鹿)に二分化し、中間的な複雑な感情を避ける。

投影性同一視:

自己否定的側面や不安他者批判者)に投影し、それに反応する。

理想化と脱価値化:

メフィスト」を完璧理解者として理想化する一方、批判者を「底辺下賤」と脱価値化する。

現実からファンタジーへの退避:

現実挫折批判に直面する代わりに、完全に制御可能架空ナラティブ(「メフィスト/配偶者」との物語)を構築する。

メフィスト/配偶者」の心理的機能

突然登場した「メフィスト/配偶者」という存在は、nullさんにとって以下のような心理的機能果たしていると考えられます

無条件の受容と支持の源泉:

批判に満ちた現実世界とは対照的に、「配偶者」は常に無条件の愛と支持を提供する存在

社会的地位の再獲得:

配偶者がいる」「21歳で結婚」という物語を通じて、失われた社会的地位やアイデンティティを再構築。

安全感情表出の場:

メフィスト曰く」という形で、自身攻撃感情や願望を安全表現できる媒体

現実検討から防衛壁:

配偶者と話している」という設定により、外部から批判現実検討回避する防壁。

総合評価:解離的ファンタジーとしての「メフィスト/配偶者

nullさんの投稿パターン分析から、「メフィスト/配偶者」は単なる創作上のキャラクターやロールプレイではなく、現実危機喪失に対する心理的対処メカニズムとして機能している可能性が高いと考えられます特に:

これらは、現実挫折批判に対する解離的なファンタジーへの退避という解釈を支持します。

類似ケースとの比較

nullさんのパターンは、以下のような現象類似点があります

インターネット上のマリッシュ現象

実在しない配偶者恋人存在を主張し、その関係を中心に自己像を構築する現象

境界パーソナリティの分裂と理想化:

対人関係の急激な理想化と脱価値化、自己像の極端な変動などの特徴。

解離性障害における代替人格の創出:

トラウマ心理的危機対応するために、別の人格意識状態を創出する現象

パラソーシャル関係の極端な形態

架空キャラクターとの一方的関係性を現実関係として扱う現象

結論

nullbeilschmidtアカウント2025年3月から4月にかけての急激な変化は、単なる気まぐれやロールプレイの変更ではなく、深刻な心理的危機への対処メカニズムとして理解するのが適切です。「メフィスト/配偶者」という架空存在の創出は、現実挫折喪失、または批判から自己防衛し、代替的なアイデンティティ現実を構築するための解離的ファンタジー形成と考えられます

このようなケースは、オンライン上の自己表現現実自己との境界曖昧になりやす現代社会における、心理的脆弱性デジタルペルソナの複雑な相互作用を示す例として注目に値します。

※本分析は公開されたツイート内容のみに基づいており、実際の個人心理状態を診断するものではありません。あくまで観察された行動パターン理解目的とした推測的分析です。

Permalink |記事への反応(0) | 22:23

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あるTwitterユーザー現実逃避架空結婚生活

概要

文書は、Twitterアカウント「@nullbeilschmidt」(以下、nullさん)の投稿パターン分析に基づく心理的変化の調査報告書です。特に2025年3月中旬から4月にかけて観察された急激な行動変化と、そこから推測される心理的転機について詳細に検討します。

調査対象アカウント基本情報

時系列で見る投稿パターンの変化

2024年前半(1月5月

この時期のnullさんの投稿比較現実的で具体的な内容が中心でした:

代表的投稿

転職うまくいかなかったら司書じゃなくて事務になるかも😢」(2024年2月5日

地方司書してたので上京最近しました」(2024年5月11日)

2024年後半~2025年2月

この時期は投稿頻度が下がり、主に他ユーザーとのリプライ中心の活動に移行します。2025年2月から再び自己についての投稿が増加し始めます

代表的投稿
2025年3月前半~中旬

職業アイデンティティの変化と「彼氏」への言及が特徴的な時期です:

代表的投稿
転換点:2025年3月下旬

3月20日頃から投稿の内容とトーンに急激な変化が見られます

代表的なやり取り:
2025年4月現在

対立直後から投稿内容に劇的な変化が発生します:

代表的投稿

主要な矛盾

nullさんの投稿には、特に3月から4月にかけて、明らかな事実矛盾が多数観察されます

1.結婚の時期に関する矛盾

3月下旬まで「彼氏」という表現使用し、未婚者として発言していたにもかかわらず、4月初旬には突然「21歳で結婚していた」と主張するようになりました。

2. 「メフィスト」の位置づけの矛盾

4月1日に「ファウストに出てくるメフィスト推している」と述べ、文学作品キャラクターとして言及していたのに、わずか2日後には「配偶者であるメフィスト」として実在人物のように言及するようになりました。

3.父親/パパに関する矛盾

2月には「パパからお金をもらっている」と好意的言及していたのに、4月には「医者の父と絶縁している」と180度異なる主張をするようになりました。

心理分析:何が起きたのか

これらの観察に基づき、nullさんに起きた可能性のある出来事心理的変化について分析します。

推測される転換点の出来事

2025年3月下旬に、以下のいずれかまたは複数出来事が発生した可能性が高いと考えられます

恋愛関係の突然の破綻

彼氏」との関係が突然終わり、それに対する強い喪失感や見捨てられ感を経験した。

職業挫折または転職の失敗:

4月から総合職OL」という期待が何らかの理由で実現せず、職業アイデンティティ危機に直面した。

@lonely_planet_との対立から派生した社会的批判

公開の場での対立きっかけとなり、多くのユーザーからnullさんの発言信頼性一貫性疑問視されるようになった。特に虚像」「偽装」という批判が強く響いた可能性がある。

心理的防衛メカニズムの発動

これらの出来事に対して、nullさんは以下のような心理的防衛メカニズムを発動させた可能性があります

分裂(Splitting):

世界を「良い」存在配偶者/メフィスト)と「悪い」存在(お猿さん/質問馬鹿)に二分化し、中間的な複雑な感情を避ける。

投影性同一視:

自己否定的側面や不安他者批判者)に投影し、それに反応する。

理想化と脱価値化:

メフィスト」を完璧理解者として理想化する一方、批判者を「底辺下賤」と脱価値化する。

現実からファンタジーへの退避:

現実挫折批判に直面する代わりに、完全に制御可能架空ナラティブ(「メフィスト/配偶者」との物語)を構築する。

メフィスト/配偶者」の心理的機能

突然登場した「メフィスト/配偶者」という存在は、nullさんにとって以下のような心理的機能果たしていると考えられます

無条件の受容と支持の源泉:

批判に満ちた現実世界とは対照的に、「配偶者」は常に無条件の愛と支持を提供する存在

社会的地位の再獲得:

配偶者がいる」「21歳で結婚」という物語を通じて、失われた社会的地位やアイデンティティを再構築。

安全感情表出の場:

メフィスト曰く」という形で、自身攻撃感情や願望を安全表現できる媒体

現実検討から防衛壁:

配偶者と話している」という設定により、外部から批判現実検討回避する防壁。

総合評価:解離的ファンタジーとしての「メフィスト/配偶者

nullさんの投稿パターン分析から、「メフィスト/配偶者」は単なる創作上のキャラクターやロールプレイではなく、現実危機喪失に対する心理的対処メカニズムとして機能している可能性が高いと考えられます特に:

これらは、現実挫折批判に対する解離的なファンタジーへの退避という解釈を支持します。

類似ケースとの比較

nullさんのパターンは、以下のような現象類似点があります

インターネット上のマリッシュ現象

実在しない配偶者恋人存在を主張し、その関係を中心に自己像を構築する現象

境界パーソナリティの分裂と理想化:

対人関係の急激な理想化と脱価値化、自己像の極端な変動などの特徴。

解離性障害における代替人格の創出:

トラウマ心理的危機対応するために、別の人格意識状態を創出する現象

パラソーシャル関係の極端な形態

架空キャラクターとの一方的関係性を現実関係として扱う現象

結論

nullbeilschmidtアカウント2025年3月から4月にかけての急激な変化は、単なる気まぐれやロールプレイの変更ではなく、深刻な心理的危機への対処メカニズムとして理解するのが適切です。「メフィスト/配偶者」という架空存在の創出は、現実挫折喪失、または批判から自己防衛し、代替的なアイデンティティ現実を構築するための解離的ファンタジー形成と考えられます

このようなケースは、オンライン上の自己表現現実自己との境界曖昧になりやす現代社会における、心理的脆弱性デジタルペルソナの複雑な相互作用を示す例として注目に値します。

※本分析は公開されたツイート内容のみに基づいており、実際の個人心理状態を診断するものではありません。あくまで観察された行動パターン理解目的とした推測的分析です。

Permalink |記事への反応(0) | 22:23

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2025-03-23

義母さんがキラキラネームを警戒してる。

妊娠してること告げたら、おめでとうとともに、かなりマイルドキラキラネームは止めてねと数回言われたので、キラキラネーム付けたドッキリしかけようと思ってる。

  

1. ファウスト 佐藤ファウスト

漢字は「一」。それファーストじゃん、って突っ込み待ちで。

  

2.ヴァイオレット 佐藤ヴァイオレット

漢字「紅」。ヴはVで語意荒くしてエンジンのごとくブルンブルン言う。なんなら「レ」もRにして巻き舌で威嚇する。

佐藤ヴァァァイオルェェェット!!

  

他に良いド肝を抜くキラキラネームあればお教えください。

ちなみに佐藤仮名日本一多い名字から使わせていただきました。

Permalink |記事への反応(1) | 10:40

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2025-03-21

anond:20250321122500

ファウストメフィストもごっちゃになる

どっちも悪魔っぽい

Permalink |記事への反応(0) | 12:26

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anond:20250321122334

ドイツ起源ドイツ語のfaustからきているのでファウストフードが正しい

Permalink |記事への反応(1) | 12:25

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2025-03-11

ファーストペンギンレディーファーストファーストレディ

ファウスト

Permalink |記事への反応(0) | 12:45

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2025-03-07

CoC6版秘匿シナリオの虚無HOリスト

「曇らせ展開だけが続き旨味がないサンドバッグ要員」「他のHO比較して活躍できるシーン量に大きな差があり、かつそれが事前に明示されない」「NPC下位互換、またはNPCで十分に代替可能である」など

自身遊んだもの、友人知から口頭で聞いたもの、某所にて書かれていたものが混ざっているため話半分でお楽しみください

複数意見があったもの併記しています

(50音順)

アイラスの双眼

HO1

鬨の声

HO3

商不幸堂

HO2

若鷲の双眸

全員

NPC中心

悪魔の唇

HO1

全体的に秘匿の意味を感じない

悪役不在の物語

NPC中心

かなり空気を読んで協力する必要がある

悪辣

NPC中心

HO3が虚無りがち

HO1もいらない

HO4もNPCでいいか

Aconite

HO3が虚無、全部虚無

HO1HO3が虚無

NPCしかいらない

HO2ややマシ

HO2は陣による

HO4も虚無。NPC思い入れを持ちにくい立ち位置

ATHENA

HO2

あトの祀リ

脳内当てNPCゲー

HO1

HO2もやや虚無

ANIMA

HO2虚無りやす

アポカリプスの天秤

HO3

HO2やや孤立ポジション

アポメーカネース・テオスの追憶

HO2

アリスとテレスとお月さま

HOアリス

アルドラの騎士

HO2

安楽死倶楽部

全員

一胚

NPC劇場

イドラ約束

HO3

異能警察は、英雄じゃない

HO1微妙

HO2優遇に見えるが楽しいとは限らない?

HO3疎外感あり

鰯と柊

HO教祖

膿み堕とし

HO1

永虹灰帰のポリス

HO4

HO2もやや虚無

改定前verはほぼ確ロスに近いHOあり

SSS.S

全員

HO3

Xから告白

HO2

エンジェルデビルインプロパー

偏りありかつPL会議不可

追鯨

NPC劇場

お前だけは俺が殺す

HO4

快刀乱魔

HO4

HO3曇らせばかり

かいぶつたちとマホカルト

魔女は出目次第で虚無

彼方からの君に捧ぐ

偏りあり

NPC中心

金糸雀の欠伸

HO2

HO4もやや虚無

カノヨ街

HO3

神はすべてきみに任せたのである

HO1HO4

烏が群れては、極彩色

NPC劇場

HO2

HO3も不遇寄り

クオリア嘲笑

HO4

Good night,Judas.

HO3

HO4

HO2も楽しくはない

虹彩

HO2HO4HO5

航時幽霊シリーズ

NPC中心

GODARCA

星、吊るされた男

サイレン清掃会社

HO3

HO4は好きな人はいるかも?でも正直いらない

傘月堂夜話

NPC中心

四季送り

HO4蚊帳の外になりうる

Sibyl-シビュラ-

HO1HO3

ジャンヌの猟犬

HO3HO4

NPCが主役

十二星座殺人事件

場合により双子が虚無

JOKERJOKER

ハートが薄味

すみません、よくわかりません。

全員

正偽のイデア

HO3HO4

静なるテロリスタ

異邦人

学者蚊帳の外になりやす

鶺鴒、浦々と鳴き

全員自由度がない

ゾディアックスクール

午が後半虚無になりかねない

その真紅に愛を見る

HO4

誰がロックを殺すのか

HO2が蚊帳の外になる場合があるかも

町葬屋

HO1

ディープブルーキラめいて

HOアイドル

THESEUS

HO3

天啓業火

HO3

HO4も薄め

とある幸せ家族の話

HO3

ドッペルゲンガーの証跡

NPC中心

HO1HO3

HO2もやや虚無

匿名幸福論者は濁と踊る

HO3HO4虚無より

NPC活躍

胡桃炸裂症候群

HO刑事やや虚無

夏と祭りと私の貌

HO1以外の全員

庭師は何を口遊む

HO3

人間失覚殺人

HO2はやや疎外感

NOBODY*2

HO3がかなり虚無。HO4も虚無

HO2も微妙

灰と甘露

全体的にバランス微妙

Paranormal Crime

HO2HO3HO5

HO1も脳内当てさせられる

B'ASH

HO4が虚無になるパターンあり

火点し頃の蜘蛛踊り

HO2虚無

HO3救われない

ファウストショコラ

HO2

不辜のサァカスナイフモツ

HO2

HO1HO3も虚無より

BLACK×SYNDROME

HO1やや虚無

FRaTRlCiDE-フラトリサイド-

HO4

お助けNPCっぽい

HO2も虚無

プルガトリウムの夜

HO2やや虚無

Project :Sm;ley

HO喜以外

片鱗

HO殺人

VOID

HO2

HO4も虚無りがち

咆哮エトランゼ

全員

紡命論とシンギュラリティ

HO1HO2HO3

ホテルアンデルセン

HO5

魔法使いとサギーコード

HO2

魔術師たちのトロイメライ

HO3

身裂館

HO4楽観主義

MOON GIFTED/ムーンギフテッド

HO2HO4救いがない

HO3虚無だがNPCは強い

NPC劇場

ムーンエラーアウトサイダー

全員虚無、HO3特に薄い

HO3贔屓?HO2以外虚無

HO2が一番虚無?

HO4も虚無

HO2情報が集まるが蚊帳の外

野狗子と薬師

野狗子

MANIKISS

色欲強欲

怠惰も虚無より

魔法少女は死を唄え

HO3HO4

密室パスト

NPC中心

秘匿の意味もあまりない

爛爛

HO2

リアビ

HO4

Ry-06

火力バランスが悪い

リバースリバースリバース

HO1

HO2もやや虚無

ルベライトジャム

HO4

レゾンデートル

NPC中心

HO1

レプリカ

HO3

六畳半の夏

HO2

ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち

HO極道微妙

落語家も楽しくはない

渡る世間殺人鬼ばかり

NPC劇場

わらう鬼

HO3HO4

嗤う人間

自由度のないサンドバッグ役あり

Permalink |記事への反応(0) | 13:19

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2025-01-27

anond:20250127115948

怪物名前がない

どういう怪物かもドラキュラ狼男に比べたらマイナーだし

縫い目や皮膚の色変えモチーフ悲劇は中二心に訴える魅力があると思うからシャーマンキングファウストとかブラック・ジャックくらいの容姿でいけば女性向けで売れる素質はあると思う

Permalink |記事への反応(0) | 19:04

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2025-01-02

理系池澤夏樹世界文学全集をほぼ全部読んだから五段階評価する①

1-01「オン・ザ・ロードジャック・ケルアック青山南訳★★

確かこれが初めて読んだビートニック文学の一つだった。車でアメリカ大陸の各地を巡っては行き当たりばったりの旅をする話で終わりも尻切れトンボ、「なんだこりゃ」とひっくり返りながら読んだ。だが、こいつら一生そのまま放浪するんだろうなという感じがあっていい。ちなみに、これ以降も細部には触れないとはいえネタバレガンガンかましてくので嫌な人は読まないでほしい。あと、この文章は半ばが自分語りというか、酔っ払いが管を巻いているようなものだと思っていただきたい。そもそもこの感想だってほとんどが曖昧記憶と印象を頼りに書いているのであり、いたっていい加減なものだ。そもそも、僕は正規文学教育を受けていない、一介の理系アラフォーおっさん文学少年崩れに過ぎないのである

ところで、これを薦めてくれた友人は「ブローティガンを読むといい」と教えてくれた。文学サークル村上春樹世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の幻想パートをもとにした小説を書いていた僕に、その元ネタの一つだと言って手渡してくれたのが「西瓜糖の日々」だった。妙な世界なんだけれども向こうは完全に常識だと思っている語りがすごく好きだし、こちらの世界存在する物事がいくつか欠落しているのもなんだかいい。

なお、厳密には池澤夏樹文学全集ではなく文庫版で読んだのだけれど、訳者が同じだったのでここに記載する。そもそも全部順番に読んだわけじゃないしね。

1-02「楽園への道」マリオバルガス=リョサ田村さと子訳★★★

年端もいかない少女同棲したり酒を飲んでだらしない生活をしたりするゴーギャンとその祖母過激派フェミニストの二人を主役に据えたお話。この二人が現実に同じ一族から出ているのがまず面白いのだが、自分が生きたいように生きたというかそういう風にしか生きられなかった点ではよく似ている。型どおりに生きられないのよね。

このゴーギャン祖母フローラトリスタンは、作中ではどこにでも出かけては結婚制度有害さで一席をぶったり、関係ないときにも社会改革の話をしたり、貴族の子弟が幼い少女の性を慰み者にしたと突然告発したりと、かなりアグレッシブな人のようにも書かれているのだが、当時の人権状況はそれ以上にヤバかったってのは頭の中に入れて置かないといけないし、彼女キャラは作中の誇張もあるだろう。余談だけど作中で言及されるフーリエ空想的社会主義って輪廻転生や数万年後の未来史を含んでいて結構オカルトっぽいのね。

1-03「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ 西永良成訳★★★★★

タイトルがまずかっこいい。

プラハの春ソ連侵攻前後チェコ舞台にした四角関係小説なんだけれど、いろんな人の現実に向き合う態度が批評されている。その中で全体主義に埋もれてしま人間の弱点を指摘しているのだけれども、真摯というよりもどこか軽やかというかシニカルだ。ドイツことわざにいわく、「一回やっただけではやったことにならない」。しかし、人生は一度きり。さて、それでは本当に生きることってできるのか? 屁理屈のようだが、深刻な問いだ。

時系列が入り組んでいるし、作者がちょくちょく顔を出してスターリン収容所で死んだ息子とか関係なさそうな話をするもんだからちょっとややこしいんだけれど、浮気者外科医政治の嵐で一介の窓ふき職人として暮らしているっていう設定の恋愛劇、面白そうでしょ?

ちょくちょく出てくる作者の言葉、これは政治批判というよりも、人間の弱さや神の不在に対する諦念に近い。でも、例えば美しい理念に酔って自己満足に浸る「キッチュ」な態度をはじめとして、クンデラ作品でうまく言語化されていることは多い。個人的純文学は基礎研究だと思っていて、みんな知っているけれども名づけていない(しばしば望ましくない)感情名前を与えることがその役割の一つだ(余談だが、僕は政治的にはかなり左寄りなんだが、リベラルの人が正しさ競争というか、自分がどれだけアンテナ意識が高いかを鼻にかけてしまう瞬間に気づくことがあり、そんなときにたいそう居心地が悪いし、無数の人が実際に正しいかどうか自分の中で検討せずに「価値観アップデート」していくのがプロパガンダみたいですごく怖い。まず自分価値観内面をどうするかは完全に個人問題なのに、価値観思想にまで触れてこようとするのが見知らぬ他人ベタベタした手がどこからともなく伸びてくるみたいだし、何も考えずにアップデートした人たちはバックラッシュが起きたときに結局それに流されて、下手すりゃ前よりも悪化してしまうだろう。たぶんリベラリズムが好きでもリベラリストはそうでもないんだ。閑話休題)。

作者の顔が割と見えるというか、虚構虚構であると割り切っているところがあるのがクンデラメタフィクション風の長編なのだけれど、芥川龍之介の「煙草悪魔」を読んで以来、こういう語り口がすごく好きなのだ。そういうわけで、某創作講座でメタフィクションを書いたら「言い訳しながら小説を書くな」「このままでは一生成功はおぼつかない」とボロクソに貶されたことがある。悲しい。

あとは、登場人物普通にモテるので、そういうのが気に食わない人にはあまりおめしない(というか、クンデラ小説キャラってときおり人生における性的快楽の総量を最大化しようと行動している節がある)。僕がテレビドラマを見ないのもそれが理由だ。自分よりも顔のいい男がモテているのを、労働ですり減って帰って来たあとに見る気にはなれないし、ではモテていなければどうなるかと言えば、自分不器用な振る舞いを指差して笑っていると感じるのである笑。

それはさておいてクンデラ面白かったので何冊か買ったし、再読もした。

1-04「太平洋防波堤/愛人ラマン/悲しみよこんにちはマルグリット・デュラス田中倫郎・清水徹訳/フランソワーズ・サガン朝吹登水子訳★★/★★/★★

これは読むタイミングがあまりよくなかったなと感じている。というのも、この本を読んでから数年後に、経済的には困っていないか経済的には困っているのだけれども事態解決しようとしない自堕落貴族金持ちの話を読むのが猛烈に好きになった時期があるのだ。たぶん金に困らない奴がうだうだする話が好きになったのはプルースト失われた時を求めて」以来だ。「人間は暇になると恋愛遊戯に走るか、虚飾にまみれた儀礼を作るか、格付けや番付を作り始める」という趣旨磯田道史「殿さまの通信簿」か何かの記述を思い出す。あらすじを調べると、上の感想とはかなり懸け離れてるのだが、読んだ内容と心に残していくものは若干ずれているものだ。

1-05「巨匠とマルガリータミハイル・ブルガーコフ水野忠夫訳★★★

この話は基本的には悪魔が魔術・幻術で社会をひっかきまわすドタバタなのだが、冒頭の首ちょんぱがお好きならハマる。背景のイエス・キリスト実在とか彼の処刑にかかわったピラトの救済とか(を描いた劇中劇)はわからなくてもいい。勢いがすごい。ブルガーコフはこういうドタバタが多い。強烈なのは犬の心臓」で、これは犬を手術で人間にしたらガラの悪い野郎になって人間権利侵害するようになるんだが、これはどう見ても革命に乗じてやりたい放題やっているならず者風刺である。「運命の卵」は確か放射線かなんかを当てた卵からかえった動物が巨大化して街を襲う怪獣大行進である

自分悪魔の話が好きだ。ゲーテファウスト」のように際限なく願いを叶えるのも好きだし、アシモフ小悪魔アザゼル18の物語」のように、悪魔契約を忠実に守るが穴があり、うまくいか皮肉な結果になったりするのも好きだ。こういうアイロニーというか、破滅運命を避けようとして逆にドツボにハマるのは、ギリシア神話シェイクスピアマクベス」なんかでも見られ、好物だ。

昨今の情勢からロシア文学が好きだとは言いづらいのだが、自分はまちがいなくロシア文学に命を救われている。ドストエフスキーの、激重感情で身が今にもはち切れそうな人々や、自分狂気を強烈な理性で押さえつけてはいものの今にもバランスを崩してしまいそうな人々の存在が、自分のことを受け入れることのできなかった二十代の自分を救ってくれていた。世界平和が訪れたら、サンクトペテルブルク流れる白夜のネヴァ川沿いを歩いてみたい。……とここまで書いて気づいたのだが、ブルガーコフキー出身ゴーゴリと同じくウクライナ文学に分類されるじゃないか! 知識が古いままだとうかつなことが言えない。

1-06「暗夜/戦争の悲しみ」残雪近藤直子訳/バオ・ニン井川一久訳★★★/★★

残雪「暗夜」カフカが好きな僕は楽しんだ。基本的に何かが欠落したよくわからない世界で、よくわからない理由翻弄される人間の話が好きだ。これは偏見だが、共産圏映画を含めてこういう不条理作品がひたすらうまい現実が同じくらい不条理からかもしれない。それが理由で、共産主義時代東欧文学映画にハマった時期がある。当時は自分の周りのあらゆることが不条理に感じられていたのだ。とはいえカフカのところでも述べるが、これだけ人が苦しんだということは胸が痛い。当時の僕は自分の悩みと痛みのことしか考えられず、不条理ものを求めて東欧に接近していたのである

バオ・ニン「戦争の悲しみ」はよくわからなかった。これを読んだのが二十歳を迎えるかどうかの頃で、戦争で傷ついた女性がなぜ相手かまわず性交渉を行うようになるかが作品から読み取れなかった。ただ、自分文学から女性の性について学ぼうとし始めた遠因かもしれない。なんで文学から学ぶんだよというツッコミはしないでほしい。他に学ぶルートが無かった。だから偏ったサンプルばかりで、ある程度バランスの取れた、ハッピーな性生活を送っている人はどうなのかが全然からない。だって極端な人じゃないとフィクションにするのって難しいからね。

続く。

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2024-12-22

30分~2時間程度で楽しめるメタミステリーの傑作が知りたい

名探偵津田Tverで見たんだけどよ~~~これ面白いな~~~~。

まあぶっちゃけダウンタウンのイジリの空気感みたいのは好きじゃないんだけどよ~~~~それによるデバフ込みにしても今年見た映像作品の中で上から2割ぐらいに入るぜ~~~。

から1割の枠はダンダダンやリバー流れないでよとかだからよ~~~それから一回り下ってのはかなり強いってことだぜマジでよ~~~~。

俺よ~~~~昔ファウストメフィスト辺りの小説も5冊ぐらいは読んだことあるんだけどよ~~~~イマイチついてけなくなってよ~~~~でも再挑戦してみてもいいかなって気がしてんだよな~~~~。

でもよ~~~~小説とかノベルゲームって基本長いからよ~~~~~~うみねこのなく頃に漫画版全8巻ぐらいが俺的には上限なわけだよな~~~~~。

今の俺の集中力ディスコ探偵水曜日上下巻とかは流石に無理っぽいんだよな~~~~~~~。

からお前らなんか知らねえかって聞いてんだよな~~~~~~?

時間ぐらいでサクっと終わって面白いものを求めてんだよな~~~~~~。

ぶっちゃけ俺以外にも求めてる奴らは沢山いると思うんだよな~~~~~~。

そう思いませんか?

教えていただけると助かります

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2024-12-13

フランツ・リストピアノ名曲重要曲7選(後期)

 anond:20241212222723の続きである

 ヴァイマール宮廷楽長を辞任したリストは、ラテボル公に招聘され、公の弟グスタフ・ホーエンローエを通じてローマ教皇庁と接点を持つことになり、宗教音楽に取り組む意欲を持つことになる。「巡礼の年」や「詩的で宗教的な調べ」のように、前期・中期から既にリストには宗教的な要素が強い作品があったが、これ以降そのような作品さらに増えていく。一方、子どもたちが相次いで亡くなったことで大きな精神的打撃を受け、1860年には遺書まで書いている(マリーとの関係はまだ悪かったようで、マリーのことは遺書にない)。カロリーヌは夫との婚姻強制されたものであり無効であるとする枢機卿会議の決定を一旦勝ち取ることに成功するが、その後、婚姻有効であると述べる証人が新たに現れ風向きが変わってしまう。というのも、ラテボル公の実子とカロリーヌの娘が結婚することになっていたのだが、カロリーヌ結婚無効だったとするとカロリーヌの娘は私生児ということになり、大変都合が悪いわけで、グスタフが手を回して妨害させたようであるリストも後に状況を悟ったらしい)。愛する人と結ばれることに再び失敗し、重ねて精神的なショックを受けた。それでも、グスタフを初めとするローマパトロン見出しローマに腰を落ち着け宗教音楽に熱心に取り組むことになる。ところが、1869年に度重なるヴァイマールから要請宮廷楽団指導役として復帰し、さら70年代からピアノ教師としての活動も非常に活発になり(ローマでも週1ではやっていたらしい)、以降リスト曰く「三分割された生活vie trifurquée」、春はブダペストなどで音楽教師コンサート、夏はヴァイマール宮廷楽団の指揮、冬はローマ作曲ピアノのレッスンというスター時代に負けず劣らずの忙しい生活死ぬ日まで送ることになった。晩年リストのレッスンの記録をとっていた弟子アウグスト・ゲレリヒの日記翻訳あり)を見るとリスト生活ぶりが良く分かる。

1.巡礼の年 第三年 S.163(1883年出版

 晩年リスト代表である出版も最晩年。頻繁な不協和音の利用、レチタティーヴォ風の単純な旋律、独りごちるようなモノローグが目立ち、華麗な作風からの一変を感じることができるだろう。全7曲あり、第1・4・7は明るめで、宗教的な救いを示している。前期・中期作品でいうと、「孤独の中の神の祝福」」に近い作風である。それに挟まれた2・3・5・6は、「葬送――1849年10月」などと同じで、死を嘆くエレジーで、とても暗い。

 この曲集の中で最も有名なのは第4番の「エステ荘の噴水」だろう。文字通りリストが住んでいたティヴォリエステ荘の噴水を活写したものだ(その様子はググってくれ)。晩年作品の中では例外的に明るく、輝かしい作風で、しか印象主義の先取りになっている画期的作品だ(ラヴェルの「水の戯れ」やドビュッシーの「水の反映」と比べると良い)。第2・3曲「エステ荘の糸杉にI・II」は大変暗い曲なのだが、続けて聴くと本当に救われる思いになる。絶望からの救済は、リスト本人が強く望んでいたことだ。

 第三年だけの録音というのはあまり聴かないような気がする(エステ荘の噴水の録音はたくさんあるが)。第一年なども含めた全曲録音は前期の項目で書いたが、ベルマンとロルティが良いだろう。特に美しいロルティが好き。

2. 二つの伝説」(1865/66年出版

 1863年リストは僧籍を取得し、聖職者となっている(ずいぶんな生臭坊主生活死ぬまで続くが、リストことなので仕方がない)。丁度その頃に作曲されたらしい。ローマ引っ越しリスト教皇ピウス9世が訪ねてきた時に(下級聖職者のくせにローマ教皇に足を運ばせる男なのである)、第1曲「小鳥説教するアッシジの聖フランチェスコ」を演奏したらしい。フランチェスコ小鳥説教する様子を描く絵だったか詩だったかモチーフにした曲で、小鳥たちのさえずりを模倣したトリルがかわいらしい。明るく、聴きやす作風である

 第2曲の「波をわたるパオラの聖フランチェスコ」は、嵐の中の船出を拒絶されたフランチェスコアッシジの人とは別人)が自らのマントを船にしてメッシーナ海峡を渡ったとかい伝説モチーフにしている。波を模倣したうねるような力強いアルペッジョが印象的。出だしこそ暗いが、明るく、輝かしく、充実した展開を迎える。

 両曲とも1865年リスト自身ブダペストにおける久しぶりの公開のコンサートで初演された。サン=サーンスがいたく気に入って、オルガン編曲を作っている。

 ニコライ・デミジェンコHyperion/Helios)のCDソナタスケルツォマーチと一緒になって入っていて、よく聴く

3.BACH主題による幻想曲フーガ1870年出版

 元々はヴァイマール時代オルガン曲として作った曲だが、この時期にピアノ編曲された。BACH主題といっても、バッハの曲が引用されているのではなく、ドイツ音階BACH(シ♭・ラ・ド・シ)をモチーフにした勢いのある曲。暗い曲だが、豪壮無比な超絶技巧披露する曲であり、重苦しい感じはない。

 面白い曲なのに良い録音が中々ない。昔韓国のクン・ウー・パイクの録音を聞いた気がするが記憶に残っていない。アムラン(Hyperionソナタなどとカップリング)が良いと思う。若手だとリーズ・ド・ラ・サール(naive)の演奏は非常に録音も良く、技術的にも良い感じである(naiveは廃盤になるのが早く、入手が難しいのが困りものだが、配信あり)。(追記ハワード全集演奏も彼のヴィルトゥオーゾっぷりを味わえるものだったと思う。しかしアムランやラ・サールと比べると分が悪いか

4.クリスマスツリー S.186(1882年出版

 長女ブランディーの子ダニエラ(死んだ息子と同じ名前)のために作った曲(父は「自由帝政時代首相エミールオリヴィエ。なお産褥熱でブランディーヌは死んだ)。当時のクリスマス・キャロル編曲だが、リストオリジナルの曲も入っている。第1曲(編曲)がとても良い曲なのだが、リストお得意の左手高速オクターヴ連続があり、子どもに辛いのでは(しかもご丁寧に軽くleggieroという指示がついていてピアニストは悶絶する)。第11曲の「ハンガリー風」はおそらくリスト、第12曲の「ポーランド風」はカロリーヌを暗示しているのだと思われるが、後者は明らかにショパンマズルカ的な作風。やっぱりショパンのこと大好きなんすね~

 実はハワード全集しかいたことがない(しみじみとした良い演奏だと思います)。

5. 暗い雲 S.199(死後旧全集に収録/1881年作曲);不吉な星 S.208(死後旧全集に収録/1881年作曲);調性のないバガテルS.216a(1956年出版1885年作曲

 反則だが、リストの無調音楽代表格を一挙紹介。リストの無調音楽は、機能和声崩壊しているという意味では無調だが(その意味ではワーグナーの「トリスタン和音」も同様)、シェーンベルクの十二音技法のような意味で無調というわけではない(ドイツというよりフランスの無調音楽の先取りっぽい)。行くあてが未定まらないまま、タイトル通り曖昧な響きに終始する暗い雲、西洋音楽で不吉とされる音の組み合わせをこれでもかと盛り込んだ不吉な星は、これでも生前に既に演奏されてはいたのだが、調性のないバガテルは「無調」と銘打った音楽史上初めて(ではなかったとしても極初期)の作品で、発見されたのも20世紀後半になってからである1956年出版というのは誤記ではない)。ただ、元々メフィストワルツ第4番として作られていたので、舞曲の要素があってそこまで聞きにくい曲ではない。リスト精神状態もあって暗い感じだが、とにかくリスト前衛音楽家っぷりがよくわかる曲である

 いずれも録音はそこそこあるが、代表的な盤はあまり思いつかない。不吉な星はポリーニの録音したソナタCDカップリングされているので聴いたことがある人もいるだろう。暗い雲も入っていたと思う。調性のないバガテルはまあまあ取り上げられているが、昔カツァリスが日本で大ブレイクしていた頃に出したメフィストワルツ全集(Teldec)に入っている。

6. 悲しみのゴンドラ1886年出版

 初稿(21世紀に新発見され出版)、第2稿(悲しみのゴンドラI)、第3稿(悲しみのゴンドラII)がある。よく演奏されるのは第3稿(II)で、ヴァイオリンチェロのための編曲もある。

 ヴェネツィア所在だったワーグナー訪問した1882年作曲された。完成した曲をワーグナーに紹介する手紙を送り出した直後、ワーグナーが亡くなり、リストはこの曲を虫の知らせだったと感じたらしい。「巡礼の年」のヴェネツィアナポリと対比すると良い作品

 不安を煽るような曲だが、それほど聞きにくい曲ではない。色々なCDカップリングされているが、個人的にはブニアティシヴィリSONYソナタCD)が好きなのでよく聴く

 なお、ワーグナーの死を悼む作品リストは作っている(R. W. ――ヴェネツィア S.201とリヒャルト・ワーグナーの墓に S.135)。前者は不安を煽る曲だが(ポリーニCDに入っている)、後者敬虔な追悼音楽で、「パルジファル」の動機が使われている。ピアノより弦楽四重奏盤を聴くと良いだろう。

7. 村の居酒屋での踊り――メフィストワルツ第1番(1862年出版

 前期の曲と思いきや、実は後期の作曲作曲開始も50年代末のはず)である。やはり最後は明るく華やかな(そして生臭坊主な)リストで締めたい。着想自体は1836年に書かれたレーナウの叙事詩ファウスト」で、ファウストを連れて村の居酒屋にやってきたメフィストフェレスが、ファウストを誘惑するためにヴァイオリンを弾き出し、みんなノリノリになって踊り出し、魔法の音にあてられてファウスト女の子と一緒に森の中に消えていくというしょーもない内容である。技巧的な見せ場も多いのだが、ヴァイオリン調弦模倣した五度の音程を重ねるところ(地味に安定させるのが難しい)、中間部の重音トリル(ピアニスト泣かせ)と幅広い跳躍、終盤の怒濤の追い込み(メフィストフェレスがファウスト堕落成功してめっちゃ喜んでノリノリで弾いている様子なんだろう)が主なところである

 有名曲なので演奏はたくさんある。今ならブニアティシヴィリSONY)が良いと思う。ソナタも悲しみのゴンドラも入っているのでお買い得自由奔放にやっちゃってるが、そのくらいの方がこの曲に合っている。映像もある(https://www.youtube.com/watch?v=n1tM9YSLYdc)。なお、評判の良いエコノム(Suoni e Colori)とルガンスキーデビュー盤(Victor)は廃盤で聴いたことがない。早く再版しろ激怒

 いかがだったろうか。リストのいずれも強烈な個性を持つ曲、もし良かったら楽しんでほしい。YouTubeに乗っている曲だけでも良い。音楽の楽しみが増えれば幸いだ。

 (※その後超絶技巧七選も作ってみました。超絶技巧すぎてかえって推薦音源が少なくなったかも→anond:20241213224533

追記

 前期のブコメに「愛の夢落選した」というのがあった。申し訳ない。3つの演奏会用練習曲をその手の曲の代表例として入れたので。あと「コンソレーション」も同様に落選させた。同じような性格の曲集なのでどれを突っ込むか迷ったのだが、結局「ため息」のある3つの演奏会用練習曲にした。文字通りため息が出るような優美な「ため息」以上に愛の夢優美で、明るく感動的な曲なのだが、実は元となっている歌曲歌詞を見ると結構説教くさくて引くというのはここだけの話

 「エステ荘の糸杉に」が好きというブコメを頂戴した。リストエレジーはどれも本当にもの悲しく、個人的にはちょっと辛い感もあるのだが、気持ちは大変よく分かる。

Permalink |記事への反応(1) | 00:16

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2024-08-06

anond:20240804174456

だいぶ前だが西尾維新画像検索すると

東浩紀画像雑誌ファウスト掲載された東の写真)が出てくるから

西尾維新の見た目ってこんな感じなんや〜」

って誤解する人多かったな

Permalink |記事への反応(0) | 00:54

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2024-06-26

anond:20240626035614

誰がなんと言おうとメフィスト賞ファウストを生み出したきっかけになった京極夏彦

Permalink |記事への反応(0) | 16:33

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2024-06-24

anond:20240624125633

ファウストは、メフィストフェレスに心を売って明日を得た。

マクベスは、三人の魔女予言にのって、地獄に落ちた。

キリコ素体に、己の運命を占う。

ここ、ウドの街で明日を買うのに必要なのは、ヂヂリウムと少々の危険

次回「取引」。

ウド商売には死の臭い

Permalink |記事への反応(0) | 12:57

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2024-05-12

散歩中に出会った女児のこと


当方40代男性である

一応就職はしてるけど、障がい者枠で民間企業で働いてる。

子どもの頃から手のかかるヤツだったのは間違いない。でも、ここまでは来れた。一応は一人で生きている。

本筋だけど、昨日の土曜日出来事で、ちょっと思ったことがある。昨日、とある増田日記を読んで、自分も書いてみようと思った。

今朝起こったことなんだが、その時は自宅の山の近くを散歩してた。田舎道路だ。

うちは田舎なのだが、近年、イオン系列スーパーマーケットとか分譲地とかニュータウンみたいなやつが進出してきてる。

その分譲地の前を通った時だ。当方と同じ、40代半ばの男が道路を歩いていた。焼酎学校同級生だった。高校も一緒だった。黒いジャージ姿だったかな。

顔はまあまあで、中肉中背だけど精悍な感じがする。性格とかキャラはよく覚えてない。どっちかと言うと自信家だった。昔から雰囲気は変わってない。

祖父時代から地元の名士である先祖大体、この市町で公務員勤めをしている。もちろんアイツも地方公務員高校を出る時に公務員試験に合格して、クラスメイトからは「あいコネじゃね?」とか言われてたけど、自分は違うと思った。確かに苗字は相当珍しいけど、でもあいつが性根が腐ってるとか、そういうやつじゃないのは知ってる。

それでさ、自分がいつもそのニュータウンの前を通る時、幼稚園くらいの女の子が兄妹とかと遊んでる。3人くらいで。その時も、いた。やはり姉妹3人で水遊びとかしてた。

の子達は、月に何度か散歩中に見かける。姉妹仲よさそうに遊んでる。お互いに存在認識してる……くらいかな。いや、やはり向こうは俺を認識すらしてないと思う。子どもだし。

さっきの道路の場面に戻るけど。その同級生がさ、その女児が遊んでる分譲地の、住宅の端っこあたりを通ったのだ。俺もすぐ近くにいる。すると、その女児がさ、「こんにちはー!」って大きい声でその同級生挨拶をしてた。

駆け寄り気味な感じだった。同級生も、「こんちは~」って感じで挨拶を返してた。よくない癖だとは思ったけど、その女児の顔を見た。そしたら、満面の笑みだった。俺は、女の子でも女性でも熟女でも、こんな眩しい笑顔を向けられたことはない。

あんな5才くらいの幼い子でもさ、「アルファオス」というと悪い言い方になるけど、そういうのがわかるんだよな。いい男性区別がつくのだ。この年代でも。増田で言うところの、『強者男性』というやつだ。

あー、ちょっと気が滅入ったわ。5才ほどの子にすらモテるってことは、きっと若い子にもモテるんだろ? あいつは。正直、羨ましいわ。自分も、一度でいいか女の子モテてみたい。

こんなこと思ってもしょうがないけど、男だったらやっぱり、女の子モテたいって思うじゃん。俺も、仕事でいい成果とか出せたら、女性が寄ってきたりするのかな。だったら、頑張りたいな。

俺のところにも、メフィストフェレスが来てほしい。

ファウスト』っていう作品があるんだが、ドイツファウストっていう黒魔術の怪しいおっさんが住んでいて……悪魔メフィスト出会って、死後の魂の服従を交換条件として、現世で人生のあらゆる快楽や悲哀を体験させるという契約を交わすのだ。

それで、ファウストはグレートヒェンという町娘と恋をして、子供を身籠らせて、それで……なんかもういろいろあって、スゲー紆余曲折体験して、最後は満足して逝くのだ(「時よとまれ お前は美しい」)。

魂は悪魔に引き渡される約束だったけど……以下ネタバレなので省略する。

日曜日に、こんなぼやきをしたくなる程度には、衝撃的な出来事だった。

子どもだって自分にとっていいモノもいいヒトもわかるんだよなって感じて、思うところがあった。

お目汚しをすまない。ちょっと思ってみただけだ。

Permalink |記事への反応(1) | 12:01

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2024-03-10

名作は大抵なろう

スターウォーズ田舎者の平凡な若者だと思ったら実は最強のジェダイの息子でした」←なろうじゃん

ハリー・ポッターいじめられっ子だと思ったら実はスゴい魔法使いでした」

ターミネーター「ただのウェイトレスだと思ったら実は救世主母親でした」←なろうじゃん

タイタニック「運良く豪華客船になったら上流階級美女に惚れられました」←なろうじゃん

バック・トゥ・ザ・フーチュー「いじめられっ子だけど未来から来た息子に助けられて成功者になりました」←なろうじゃん

スパイダーマン陰キャだけどクモに噛まれたら超能力手に入れました」←なろうじゃん

スーパーマン普段陰キャだけど実は最強のスーパーヒーローです」←なろうじゃん

ジョーカーワープアガイジのオッサン社会変えちゃいます」←なろうじゃん

トランスフォーマー陰キャ中古車買ったら金属兵器でした」←なろうじゃん

ゴジラ「孤島暮らしだけど核兵器の力でパワーアップします」←なろうじゃん

ロード・オブ・ザ・リング「ちびのホビットだけど最強のチート指輪を手に入れました」←なろうじゃん

ファウスト悪魔の力でいろんな冒険しちゃいます」←なろうじゃん

ドン・キホーテ田舎ジジイだと思ったら実は騎士でした」←なろうじゃん

アラジン魔法のランプ「貧乏人が魔神の力でお姫様結婚しちゃいます」←なろうじゃん

ブレーメン音楽隊無能悪党成敗して幸せになります」←なろうじゃん

タイムマシン馬鹿未来相手マウント取ります。そして美少女に惚れられます」←なろうじゃん

ガンダム陰キャだけど親父が設計した最強の平気で無双します」←なろうじゃん

ジョジョ「ただの学生だと思ったら実は超能力持ちでした」←なろうじゃん

Fate「平凡な高校生だけど最強の英霊召喚しました」←なろうじゃん

ペルソナ5陰キャ高校生だと思ったら謎の能力に目覚めました。しか10股かけます

Permalink |記事への反応(14) | 18:31

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2024-03-04

「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」の元ネタ探求をしましょうね

いくつかバリエーションがある

無人島に[ジャンル制限]をn個だけ持っていくなら?」

無人島に[本]をn個だけ持っていくなら?」

無人島に[レコード]をn個だけ持っていくなら?」

……のような

[本]の場合に「聖書」という回答が西洋メジャーなことから元ネタ日本以外なのだろうとあたりをつける

調査の初手はとりあえずこれ

Desert Island Discs - Wikipedia

DesertIsland Discsis a radio programmebroadcastonBBC Radio 4.Itwas firstbroadcaston theBBC Forces Programmeon 29January 1942.[1]

Each week a guest, called a "castaway" during the programme,isasked to choose eight audio recordings (usually, but notalways,music), abookand a luxuryitem that they wouldtake if they were to be castawayon a desertisland, whilst discussing theirlife andthe reasons for their choices.

DesertIsland Discs は、BBC Radio 4放送されているラジオ番組です。1942 年 1 月 29 日にBBC Force Program で初めて放送されました。

番組中「漂流者」と呼ばれるゲストは毎週、8つの音声録音 (通常は音楽ですが、常にそうとは限りません)、本、そして船で漂流された場合に持っていく贅沢品を 1 つ選ぶよう求められます無人島での生活とその選択理由について話し合います

このラジオ番組存在から1942年時点で「あるあるネタであることは確認できる

アメリカ一コマ漫画で「無人島もの」というジャンル存在する……が、それが特に流行ったのはだいたい19世紀初頭頃の出来事なので"DesertIsland Discs"とそう時代は変わらない

普通に考えれば『ロビンソン・クルーソー』以降なのよ

ロビンソン・クルーソー』は1719年4月25日出版された

これが売れて多くの人に読まれたからこそ"Robinsonade"というジャンルまで生まれ

Robinsonade - Wikipedia

Robinsonade (/ˌrɒbɪnsəˈneɪd/)is a literary genre of fiction wherein the protagonistis suddenly separated fromcivilization, usuallybybeing shipwrecked or maroonedon a secluded and uninhabitedisland, and must improvise the means of their survival from the limited resourcesat hand. The genretakesitsname from the 1719 novel RobinsonCrusoebyDaniel Defoe. The success of this novel spawned so many imitations thatitsnamewas used to define a genre, whichis sometimes described simplyas a "desertislandstory"[1] or a "castaway narrative".[2]

ロビンソナード (/ˌrɒbɪnsəˈneɪd/) は、主人公が突然文明から切り離され、通常は難破するか人里離れた無人島に置き去りにされ、手元にある限られた資源から生き残るための手段即興で考えなければならないフィクション文学ジャンルです。 このジャンル名前は、ダニエル・デフォーによる 1719 年の小説ロビンソンクルーソー』に由来しています。 この小説成功により、非常に多くの模倣作品が生み出されたため、その名前ジャンル定義するために使用され、単に「無人島物語」[1] または「漂流者の物語」[2] と表現されることもあります

ということは、探すなら18世紀か……

一応シェイクスピアの『テンペスト』も孤島が舞台になる物語だけど…

1611年頃

一応英wikipediaの"Uninhabitedisland"の"In literature and popular culture"の項にはもっと古い作品について言及がある

Uninhabited island - Wikipedia

The first known novels to beseton a desertisland were Hayy ibn Yaqdhan writtenby Ibn Tufail (1105–1185), followedby Theologus Autodidactus writtenby Ibn al-Nafis (1213–1288). The protagonists in both (Hayy in Hayy ibn Yaqdhan and Kamil in Theologus Autodidactus) are feral children living in seclusionon a desertedisland, until they eventually come in contact with castaways from the outside worldwho are strandedon theisland. Thestory of Theologus Autodidactus, however, extendsbeyond the desertedislandsetting when the castawaystake Kamil back tocivilizationwith them.[8]

無人島舞台にした最初小説は、イブン・トゥファイル (1105-1185) が書いた『ハイイ・ブン・ヤクダン』で、次にイブン・アル・ナフィス (1213-1288) が書いた『テオログス・アウトディダクトゥス』が続いた。 両方の主人公(『ハイイ・ブン・ヤクダン』のヘイイと『テオログス・アウトディダクトゥス』のカミル)は、無人島で人里離れて暮らす野生の子供たちだが、最終的には島に取り残された外の世界から漂流者たちと接触することになる。しかし、テオログス・アウトディダクトゥスの物語は、漂流者たちがカミル文明に連れ戻す無人島の設定を超えて広がります。 [8]



こういうmeme的というか、とりとめのない雑談あるあるネタがいつから存在するかって探すの超大変だ

残念ながら"DesertIsland Discs"の1942年以前ではっきりと「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」のようなmemeの記述発見できなかった

何故調べる事になったかって、なんもかんもこのツイートのせい

https://x.com/Circle_Halberd/status/1762628685679464845?s=20

有名な「無人島ひとつだけ持って行けるなら何?」という問答の元ネタ坂本龍馬

坂本龍馬は「国ぜよ」と答えて勝海舟を驚かせたという。

……という嘘豆知識

正直フフッと笑ったが、それはそれとして本当の元ネタが気になるのじゃわしは

wikipediaの"Uninhabitedisland"の以下の記述

The term "desertisland"is alsocommonly used figuratively to refer to objects or behavior in conditions of socialisolation and limited material means. Behavioron a desertislandis acommon thought experiment, for example, "desertisland morality".[3]

無人島」という用語は、社会的孤立し、物質手段が限られている状況での物体や行動を比喩的に指すのにもよく使われます無人島での行動は、たとえば「無人島道徳」などの一般的思考実験です。

これの出典がOEDになっている

ひょっとしたらOEDに私の欲しい情報があるかもしれないが、OEDをすぐさま読める環境にないな……

人々が「無人島にもし漂着したなら?」というIFを雑談ネタとして共有できるということは大航海時代以降……"Robinsonade"というジャンル一般認知されている環境……であるはず

しか調査頓挫、有力情報がひっかかるまで塩漬けにする

へたすりゃギリシャ神話時代までさかのぼることが出来るネタかもしれん

オデュッセイア』とか……アルゴー船の冒険の話とか……船旅のエピソードがあるので、無人島に関するなんらかのミームの源流がそこにあっても驚かない

そうなったら手に負えん

日記

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改めてこれを参考に探し直すか……元気な時に

元祖や系譜、起源、お約束、新語などに関する「まとめのまとめ」&関連リンク 『初出・系譜ポータル』 - Togetter

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ちょっと方針を変えてみるか

19世紀後半〜20世紀前半ごろがこの問答が定番になった時期である、という可能性を探りましょうね

近代的なレジャーとしてのキャンプとか、ボーイスカウトとか……サバイバルスキル知識一般に広まったのがおそらくこの時期

その知識がないと無人島何持ってく問答は発展定着しにくいかもしれない

いやーでも聖書って回答が多いって話があるならサバイバルスキル知識関係なさそうに見える……

聖書って回答が多いってのはどこ情報ソース無いですやん

→初期の定番問答は本を問う形式だった可能性もある、なんともいえん

サバイバルガイド的な本が19世紀刊行されてないかを調べてみるか

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"DesertIsland Discs"の1942年以前で「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」のようなmemeの記述発見

無人島に本を一冊だけ持ってゆくとすれば: ケペル先生のブログ

このことを最初に明言した人はだれだろう。明治期にドイツ系ロシア人哲学者東大で教鞭をとり、学生の人気を集めたラファエル・フォン・ケーベル(画像1848-1923)らしい。彼は「ケーベル博士随筆集」のなかで「無人島に1年間流されるとしたら、自分が選んでもってゆく一冊は、まず聖書である」と述べている。かれは次に、「ファウスト」「ホメロス」「ドン・キホーテ」、ニーチェのものベートーベン楽譜などをもって行きたいと書いている。しかし有名なデフォーの「ロビンソン・クルーソー」(1719)のなかで絶海の孤島に流れついた主人公が「聖書」を読んで信仰の支えにしたことを書いている。

発言時期が不明だが、この方は1923没なので"DesertIsland Discs"よりおそらく古い

ケーベル博士随筆集』という本に記載があるらしいが……図書館に行かないと読めない類の本だな

しかしやはり『ロビンソン・クルーソー』が念頭にある発言か……

見立ては大外れしていなかったか

さて、さらにこれ以前に遡れるだろうか?

もうちょっと古い時代にも言及がありそうな雰囲気はある

ケーベル博士ロシア出身日本にやってきた人で、"DesertIsland Discs"はイギリスラジオ番組

20世紀初頭には世界中で認知されている定番ネタということじゃないか

しかインターネットだけでの調査はそろそろ限界

本があるならいくらでも読むが、どの本を読めばいいかのあたりをつけるのが難しい

ここらで再び調査打ち切り、有力情報がひっかかるまで塩漬け

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ん……なんか別のバリエーションを見つけてしまったな

ゲーテが『私が獄につながれ、ただ一冊の本を持ち込むことを許されるとしたら、私は聖書を選ぶ。』という言葉を残しているらしい

この発言の出典元文書ちょっとすぐには見つけられていないのだが

偉人名言は「実は言っていない」ってことが往々にしてあるから疑ってかかるスタイル

ゲーテの生没年は1749~1832

無人島に持ち込むものは何問答と直接の関係はないかもしれないが、一種クローズド環境に何を持ち込む?という発想はこの時代からあったということ

Robinsonadeの流行で便利なクローズド環境として無人島一般認知された?

元々「閉鎖環境に一冊本を持ち込むなら」という発想が存在した(その一冊とはたいてい聖書、なんというか最初から聖書という答えありきの仮定に見える気がする)↓Robinsonadeの流行で閉鎖環境として無人島が定着した↓メディアの発展で本以外(レコードなど)も問われるようになった↓さら時代下り、持ち込めるものジャンル制限になった

みたいな流れという仮説を立てれそうだが……

まあまあ、結論を急ぐことはない

頭の片隅エリアにこの疑問を保管してこの疑問は一旦クローズ

Permalink |記事への反応(4) | 11:54

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2024-02-20

心の中で天使と悪魔がバトルする描写

これは20世紀になってから発展したお約束表現のようだ

現代日本漫画でもよくみられるコレ

https://twitter.com/gokushufu_comic/status/1634195330173648897/photo/3

wikipediaにも詳しく記載があった

Shoulder angel - Wikipedia

天使と悪魔が人を良心と誘惑のどちらに導くかの綱引きをする概念自体は太古の昔からあるようだ

映像イメージが伴うようになったのは20世紀に入ってから

Shoulderangelwikipediaのページに記載はないが『ドナルドの腕白時代』(1938年)がその表現の中でかなり最初のものになりそう

ドナルドの腕白時代 - Wikipedia

ある朝。起床の時間となり目覚まし時計が鳴るが、ベッドで熟睡するドナルドはなかなか起きられない。すると心の中の天使が現れ、ドナルドに早く起きるよう促す。渋々起きようとするドナルドだが、本当はまだ寝ていたい。すると今度は心の中の悪魔が現れ、もっと寝ていろよと囁きだす。悪魔の誘いに乗り二度寝してしまいそうになるドナルドだが、天使は大声を出してドナルドを強引に起こし、学校に行く支度をするよう叱りつけた。

このQuoraでも質問されている

When and how did the concept of a devil on one shoulder, an angel on the other, develop? Did it ever appear in pre-20th century paintings? | Quora

別の調べもの副産物で、心の中の天使と悪魔がバトルする概念歴史についてもわかったのでメモ

日記

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こちらも詳しい

『インサイド・ヘッド』やカタリナファイブなどのような脳内会議ネタの初出って何でしょう?マサル会議とか『ぱにぽに』『ボボボーボ・ボーボボ 』なんかにも出てきていましたよね。 | Quora

Quoraの内容鵜呑みにしていいのかよ?という話もあるが

先行研究というか、調べ始めるたたき台としては参考になる

この回答者自分と同じく『ドナルドの腕白時代』に辿り着き、それが初出ではないかという説を述べている

天使と悪魔はともかく、脳内会議は未調査

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今回調査をさぼっている、光輪の歴史を調べていてついでに拾った情報だけでメモを書いている

天使と悪魔が人を良心と誘惑のどちらに導くかの綱引きをする概念自体は太古の昔からあるようだ

の一文ですましちゃ本当はいけない

不完全なメモ

あー、しまったな

これは20世紀になってから発展したお約束表現のようだ

という書き方にしたら嘘になってしまうか

お約束としては20世紀よりはるかに古くからある、ビジュアルイメージを伴ったお約束として表現が固まったのが20世紀以降……が正確か

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荒野の誘惑』が調査の網から漏れていた

体系的に学ばずに雑学つまみ食い的に情報うからこういうことになる〜

しかし『荒野の誘惑』には良心役の天使が登場せず、誘惑役の悪魔のみ登場する

どの時代から誘惑する悪魔とセットで良心役の天使が登場するようになったのか?を調べると面白そうだ

というか、shoulderangel本質は「良心擬人化して天使として描写する」ことにあるのかも

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明日やることのメモ

History of sholderangel」でぐぐって上位に出てきたページを総ざらいして読む

https://www.quora.com/Symbols-Whats-the-origin-of-the-shoulder-angel-and-the-shoulder-devil

https://scifi.stackexchange.com/questions/260271/what-was-the-earliest-depiction-of-the-angel-devil-on-your-shoulder-trope

https://ucatholic.com/blog/do-you-know-the-christian-origins-of-shoulder-angels/

https://dansalyers.wordpress.com/2015/03/18/origen-the-angel-on-the-right-shoulder-and-the-devil-on-the-left/

ここらへんを訳して読んで関連した資料を探す

やっぱり手抜きはよくない

ざっと単語だけ拾い読みした限りだとファウスト由来が濃厚に見えてくるが……部分部分は近くても微妙に違うんだよな

やっぱりキリスト教文化について調べるの面白いな、延々と掘れる

……って、なんか単語を拾い読みするとイスラム教についての言及がそこそこあるな、アブラハム宗教という括りで語らないといけないくらい古くからある概念ってこと?

うーーーーーーーーん、イスラム教についての知識ほとんどない……困った、調査モチベを維持できるかどうかが勝負

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肩にのるくらい小さな姿になったのが20世紀になってから、という風に書かないと嘘だなこれ

15世紀らへん……

良い天使と悪い天使がセットで現れるのは神秘劇のお決まりパターン、みたいなことが書いてあるな

神秘劇って何?とりあえずwikipedia読みましょうか

神秘劇または聖史劇(しんぴげき、せいしげき 仏:Mystère、英:Mystery plays)は、15世紀フランスを中心に中世ヨーロッパで発達した宗教劇で、旧約・新約聖書に題材を得て、イエス・キリストの生誕・受難・復活の物語主題とした劇のこと。奇跡劇(奇蹟劇、Miracle plays)とも。

そうか、劇だと人が演じないといけないか肩にのるくらい小さな天使悪魔という表現はやりようがないしやる必要もないのか

ドナルドの腕白時代』でも肩にのるようなミニサイズではなく普通人間サイズドナルド人間ではなく鳥だが)だった

カートゥーン表現されていくうちにいつのまにかサイズが小さくなっていったのか

なるほどなあ

冒頭で迂闊な書き方しちゃったなあ

取り消し線しとくか

取り消し線はdelタグ

wikipediaの『Shoulderangel』のページで『ドナルドの腕白時代』についての言及がない理由もなんとなく想像が出来る気がする

In modern mediaの項では文字通り肩にのるサイズ描写に絞ってるのかもしれないな

……ってわけでもないのか、『Angelon My Shoulder』って映画が反例になる うーん謎 まあwikipediaだしな

Permalink |記事への反応(2) | 14:37

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2024-01-20

結局、ファウスト=イーロンマスク的に生きた方が得じゃないか

能力があって、能力自分のために最大限に使い、資本主義権化になる

善は因果関係がない

でもそもそも因果のために善を心がけるのなら、善は善じゃなくなる。

善に生きるとはどういうことなのか。

苦しいばかりでなんの意味もない。

Permalink |記事への反応(0) | 12:19

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私の赤ん坊を盗んだファウスト

悲しい😭

Permalink |記事への反応(0) | 11:47

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世界一成功者中年フリーター

救われるファウストと救われないヨブ

ぼかぁファウスト人生が良かった

Permalink |記事への反応(0) | 11:40

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