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2025-09-30

物価高,外国人問題などは全て円安に起因するのではないか

最近とみに感じていることを書きます.先月海外出張に行き,円の弱さを痛感しました.

それもそうです.コロナ前はドル110円そこらだったのが,今では150円近いのですから

ホテルも買い物もお金がかかるのは当たり前です.

 

出張などは一時的問題ですが,最近国内では物価高,外国人オーバーツーリズムなど様々な問題が叫ばれています

よく考えると円安がすべての根源ではないかと感じてきました.個々の問題で論じるより,円安是正をすれば改善に向かうのではないかと.

この分野の専門ではないので変なことを書いているかもしれません.

みなさんのご意見いただけると嬉しいです.

 

国内物価高は残念ながら需要の高まりによるものではなく,俗に言うコストプッシュ型です.

我が国は御存知の通り資源が大変乏しいです.それを技術力による付加価値によりカバーしてきました.

しかし,第1次,第2次産業ではものを作るのにもエネルギー原材料必要です.

農業なら肥料製造業なら資源などは海外からの輸入が必要です.それに対して円安ならもとのコストが上がるのは当たり前です.

 

また外国人観光客問題もそうです.オーバーツーリズム円安であれば当然発生します.

日本観光地として魅力的なのはありがたい話ですが,やはり限度問題だと思います

国内出張ですらホテルが埋まって泊まれない,民泊が当たり前の状態はやはり異常事態なのではと思います

それに円安での旅行トータルコストが下がれば,来日する外国人の質も下がります

ある程度の富裕層人種に限らずそれ相応のマナーなどがあります.質が下がれば迷惑行為をする外国人も増えるでしょう.

 

外国人労働者問題もそうです.彼ら彼女らはその多くは日本で稼いだお金母国仕送りして家族を養います

その時円安ですと母国に送るお金が目減りするわけです.

そうすると質の良い外国人労働者は自然と集まらなくなります

近年議論に上がる外国人排斥運動には私は反対の立場ですが,一方で如何にクオリティの高い人に来てもらうかは,

人種に限らず,重要問題であると思います

私はルールを守らない人は人種に限らず厳しく対応すべきと思いますし,ルールを守る人は人種に限らずウェルカムです.

 

このように近年問題になっていることは,すべて円安に起因するのではというのが個人的意見です.

実際ニュース政治などで叫ばれるようになったのも,時期が一致するように思えます

円高になると輸出企業利益は減りますが,それ以上に国内在住者のダメージは現状大きいと思います

円安是正は単純には利上げが最も近道に思えますが,日銀及び腰個人的には正しくビハインドカーブなのではと思います

 

単純に円安是正すれば解決するのか,それともそれ以上に根深問題なのか,とても悩ましいです.

Permalink |記事への反応(1) | 16:24

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2025-08-25

人生初・オーディション番組視聴中の雑感②

ABEMAでやってる某男性k-popオーディション番組を視聴中。お気持ち長文です。

こちらの続き

https://anond.hatelabo.jp/20250821185238

たぶん増田でこの番組を見てる人相当少ないと思うんで「世の中にはこんな世界もあるんやなあ」みたいな感じで笑ってくれたらいいなと思います

今回は最高の教育者の話、札束バトルの話、ストーカーの話の豪華3本立てです。

【ここまでのあらすじ】

先々週に参加者が80人→48人まで減らされ、残ったメンバーによる「ポジション評価」を先週から放送中。ダンスボーカルラップの各ポジション別に課題曲が数曲あり、最も自信のあるポジションを選んでそれぞれの曲ごと数人でチームを組む。ダンスなら振り付け創作ボーカルなら編曲ラップならリリック創作が課され、その制作過程やチームの動き、成果物となるステージ放送される。

個人的注目のチーム:最高の教育者かわいい生徒たち

ラップチームの中になんと25歳・15歳・15歳の3人組が誕生した。

リーダーは25歳の参加者がやることになったが、問題は15歳の2人のうちどちらがメインパートを務めるのか...

2人ともラップに自信があってこのポジションを選んだわけで、当然お互いに譲るわけにはいかない。そこでリーダーが2人にラップやらせてどちらがいいか判断することに。結局リーダーが片方の子に任せるわけだがそこで終わらずにきちんと理由説明。「中間評価の出来次第では変えることもあるかもしれない」とも伝え、選ばれた子にも「緊張感を持って自分パートを守る気でやってほしい」と言っていた。同じ練習生という立場だし、この表現は合っていないかもしれないが、最高の教育者じゃないか...

次回放送さらなるビハインドシーンと本番の舞台を見れるのが楽しみ。

(ちなみにリーダー中性的な印象のイケメンで、「ソウル教育ママみたい」というツイートがバズっていた。)

すでに札束の殴り合いが開幕している

この番組では韓国からの票は外国からの票と比べて数倍の価値があり、ファイナル(最終デビューメンバーを決める最終回生放送)ではさら重要になる。

票を売るアカウントもあるが、あれはだいたいインドネシアとかのIPなので、韓国票を買うためには別の手段必要。それが本国向け懸賞である

「〇〇くんに投票してくれた方の中から抽選で〇〇名に〇〇をプレゼント!」という至ってシンプルもので、特にファイナル生放送中の投票は1回きりであり参加しやすいため大規模な懸賞が出てくる。

ここに向けて本国の各ファンダムが賞品を買うための募金を進めており、要は札束の殴り合いが開幕しているということだ。

既にファイナル進出(おそらく上位16位圏内)が堅そうな参加者ファンダムではファイナル投票に向けた募金

次のラウンド進出(上位24圏内)を目下の目標とするファンダムでは現在行われている投票で票を獲得するための募金が進められている。

すでに懸賞の類をやっている個人と思しきアカウントもあり、各種商品券現金10ウォン(!?)、Dior香水が出たかと思えばiPhone16proMAX(!?)まであってなんでもありだ。

純粋人気順=オタクお金を出せる順 とは限らないので、「ファイナルの大課金順位ジャンプアップ」的展開もあるらしい。MoneyisPower

サセン(ストーカー)やばいって

先日参加者たちには休暇が与えられたようで、ソウルや近郊各地で目撃動画が上がったが、その中でも火鍋屋に来た参加者に群がるファン動画がかなり物議を醸しており話題に。めちゃくちゃいっぱい人が群がってきてスマホカメラまで無数に向けられ、15歳くらいの練習生の子がかなり怖がっていた。

参加者の中には既に他のグループデビューしたことのある「既デビュー組」もおり、同じような経験も多くしてきたであろう彼らが他の練習生を守りながら移動する姿が見られたが、彼らもまた20代前半なのだと思うと複雑な気持ちになる。

韓国でこういう推し迷惑をかけちゃうファンは「サセン(私生)」と呼ばれるらしい。日本語(ジャニーズ用語?)でいったらヤラカシ

でもそれは両方ストーカーやねん...

まあ韓国人だけじゃなくて日本人の場外乱闘(主にSNS)も大概で嫌になっちゃますが、1pick=最推しが脱落するのはもっと嫌なので今日も黙々と票を投じます

Permalink |記事への反応(1) | 18:51

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2025-08-18

anond:20250818202715

少しずつ賃上げ投資も進んでるらしいか

マシになりつつはあるんだろうな

でもまあ

マシになっても苦しいは苦しいからさ

それは30年ビハインドあるからしょうがないんだけど

それなりの選択肢を取ってるのにすごく良くはならないか

たこれで変な不安かられて

参政党とかに飛びついて

おかしなことやって

崩壊するっていう

それのほうが怖いと思うんだよね

Permalink |記事への反応(0) | 20:29

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2025-08-11

色々な階層を見てきた上での「知性」に関する所感

https://togetter.com/li/2587630

一応旧帝大を出ており、周囲に東大京大は当たり前の環境から知的障害関連の就労支援施設勤務まで経験したことがあり、まあ上から下まで色んな階層を見てきたという自覚がある。

その経験から言うけど、ある種の知的能力には「努力で埋められる範囲能力」と「努力ではどうしようもない生来的な能力」の違いがあって、前者はともかく後者に関しちゃ明確に個人差があるよ。

どういうことか。たとえば、自分より遙かに読書スピードが速く、色んな文学なり学術書なりを自分の数倍読んできた人に出会たことがあるけど、その人は2桁同士の足し算を暗算できなかった。二桁の足し算なんて暗算の中じゃ楽な部類なのに、それ見た時めちゃくちゃビックリした。逆のパターンもあるよね。物理学大学院に進んだ友人は、専門分野の学術書はすらすら読めるけど、文学作品や人文学系の本は全く読めなかった。内容が頭に入ってこないんだそうだ。

何が言いたいかというと、知的能力においても「才能」はあって、それは脳の処理速度なんですよ。それは「文章読解能力」よりも前の段階にある「本を読む速度」だったり、「数的処理能力」の前段階にある「四則演算を行う速度」だったり、そういう部分です。

もちろん、そういうのを後天的に鍛えることはできなくもない。できなくもないけど、最初から速い人とはスタートラインが違うのね。つまり、初期段階でのビハインドリカバーするのに必要努力の総量が違う。こればかりはもうどうしようもない。

とはいえ、まあ一定程度までは努力すればどうにかなる範囲は大きい。個人的には「一般的な人」であれば、旧帝大早慶上智関関同立入学するくらいは可能だとは思ってる(ただし、それなりの勉強量を積めること、勉強に費やせるだけの生育環境があることを前提にする)。このラインは間違っている可能性も当然あって、努力で届く範囲は国公立MARCHまで下がるかもしれない。適切な線引きラインは知らん。一方で、極端な話で言えば知的障害だったり、先天的な疾患で常に体調が悪くて勉強に集中できない人だったり、あるいはASDの人だったりに同じことが言えるかというと、まあ言えないよね。

Permalink |記事への反応(0) | 13:26

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2025-08-04

anond:20250726182318

hunglysheep1 さん向けです

長らくお待たせしてすみません私事で立て込んでしまい長文を書く時間がなかったのですが、ようやく時間が空きましたのでお返し致しますmm

全体通して見て

女性のために協力をしても現実非婚化晩婚化が進んでいる」

女性を優先させるという考え方が分断を生んでいるのでは」

「これからますます分断が進むだろう」

というのがhunglysheep1 さんのご主張と受け取りました。

せっかくなのでひとつひとつ返事をさせて頂こうと思います

①「女性のために協力をしても(女性地位を向上させても)現実非婚化晩婚化が進んでいる」

こちらですが、因果がズレてしまっているなと思いました。

まず、非婚化晩婚化ですが、こちらはほぼ全ての先進国で起きています

理由は多々考えられていますが、一般的には

伝統的な結婚観の変化、経済的要因、個人自由価値観の変化、そして女性社会進出が大きな要因ではないかと考えられています

そうすると男性の中には、最後の「女性社会進出」「男女平等」がなければ非婚化晩婚化は起きず、もっと婚姻は維持された、と考える方が多いようなのですが

残念ながら、女性地位向上を推進しなくとも、女性社会進出は進んでいたし、非婚化晩婚化は進んでいたと考えられます

なぜか?労働力のためです。

男女共同参画女性の権利向上……等言われていますが、

実際のところは、【技術進歩により女性出産家事以外もできる時間が生まれてきたため、資本家が更なる労働力として女性を欲した】からです。

こうして資本家都合で女性が家庭外で労働をするようになり、

そうすると今度は、女性お金を手にすることができるようになります

お金が手に入るということは、【男性に頼らなくても(=婚姻しなくても)生きていく力を得られる】ということです。

そうすると「結婚しない自由」「離婚する自由」を得ることができるようになります

こういった経験をする女性が増え、SNS普及により彼女から結婚しなくても大丈夫」「離婚しても大丈夫」という新しい価値観が広がり、

非婚化晩婚化は進んだ……と考えられます

こうなると「なら、以前のように女性から働く場を奪えば(男女平等をやめれば)非婚化晩婚化も解消されるのでは?」と思う人がいるのですが、これはおそらく厳しいです。

理由はいろいろとあります

女性に家庭外労働をさせないことが難しい

特に日本少子高齢化社会で、外国人積極的に招かなければならないほど末端の働き手がいない状態です

これから女性労働力としてカウントされるでしょう

●【理解のない男性結婚するくらいなら独り身の方がよほど幸せである】という通念は消えない

┗働くようになった女性たちの間では最早「不安に駆られて結婚するのはナンセンスである/それなら一人でいたほうがいい」という通念が生まれています

実際自分の周囲も、「変な人と結婚するよりパートをしながら友達と同居して楽しく一生を終える方がよい」と考えている女性がとても多いです。

と、長々語ってしまいましたが何が言いたいかといいますと、

女性地位向上を止めたり非協力的になったとしても、非婚化晩婚化は止まらない】

【どころか、女性地位向上をやめたり軽視したりする風潮が増せば、更に「こんな女性軽視の社会結婚しても犠牲になるだけだ」「男性と一緒になってもいいことはない」という意識が強まり非婚化晩婚化は加速するだろう】

ということです。

自分男性不審気味の友人らに「「女性ならではの苦しみ(性犯罪に遭いやす立場など)を思いやり協力してくれる男性はたくさんいるよ!」と呼びかけているのですが、

SNS煽りなどを目にして婚活恋愛積極的になれないようなので、

もし男性たちが恋愛結婚を望むのであれば、多少でも協力をした方がいいのではないか……と思います

以上まとめると

女性に加害する男性社会構造放置したり無視したりすると、

女性が苦しむだけでなく、恋愛結婚をしたい男性の首までもゆっくりと絞めてくるので

それを少しでも止めたいと思うならば、小さな協力をしていった方がいい】

という主張になります

ただ、「恋愛結婚なんて必要ない。自分人生女性必要ない。この国の人口が減少して国力が落ちても構わない」ということであれば無視するのも一つの手ではないかと思います

(ただ、それが本当に真意かどうかは皆さんちゃんと確かめた方がいいだろうなと思います

本当は女性とつきあいたいのにその気持ち無視すると、ミソジニストになってしまい、人生時間無駄にしてしまいかねないので…。)

②「女性を優先させるという考え方が分断を生んでいるのでは」

次はこちらについて答えさせていただこうと思います

女性という属性の優先度を上げる、という考えそのもの社会の分断を生み出しているのでは?

あなたの言う「属性による制限なく」と矛盾してしまう。

>(ただ矛盾する条件下で最善をつくすのは現実でも良くある話です。それはそれで構いません)

>私はフェミニズムが「女性という属性の優先度を上げる」活動であり、それが社会の分断を強めてしまう、このためアンチフェミニスト側に回っています(ですので、フェミニスト女性への注目ではなく人間共通で見られる弱者にのみ注目するようになれば、アンフェはもちろん辞めます)

属性によらず経済的な困窮に注目して生活保護健康寿命に注目した方が良いと思うのです。この「属性によらず」の点が重要で、フェミニズムではなくヒューマニズムだと思う点です

まず、自分女性に限らず「特定属性優遇する(優先度を上げる)」ことが分断を生むと考えています

あいつらばっかりずるい!となるのが人間ですしね。)

なので(難しくはありますが)極力平等さを保ちながら全体の困りごとをなくしていくのが理想です。

ただそれが、「優遇」」なのか「マイナスゼロにしている」のかどうかは、ひとつひとつしっかり見定める必要があると思います

たとえば、視覚障碍者誘導ブロック税金で作られる時、「視覚障碍者優先だ」と思うでしょうか?

誘導ブロックは「生まれつきハンデを負っている人達が健常者と同じように日常生活に困らないようにサポートする」ためのものですから

これについて「優遇されている」と思うことはおそらくないと思います

では「女性」はどうか?

これは課題ごとに変わってくると思います

たとえば、今話題になっている「女子枠」などが議論遡上に乗るのは妥当でしょう。

これまでの男性優位の状態から平等状態にするためではあるものの、短期的にとはいえ今度は男性不利益になる(女性優先になる)のですから、これについて賛否起きるのはごく自然です。

こういったことについては「前段の不遇があるとはいえ、さすがに女性優遇ではないか?」と議論されるべきと思います

一方で今回のような「女性専用車両」はどうでしょう

男性からしてみれば「男性というだけで乗れない場所ができてしまった」ということに女性優先を感じるかもしれません。

が、

女性からすると「女性に生まれついたというだけで安心して通勤・通学できないというビハインドを背負わされていたが、ようやくそマイナスゼロにしてもらえた」という状況です。

女性痴漢被害率は41.1%で、半数近くの女性被害に遭ったことがあります。/参考:https://www.chikanbokumetsu.metro.tokyo.lg.jp/pdf/report-02.pdf

電車に乗れるような健康女性」も、生まれ持った性別が女だというだけで各段に性犯罪に遭いやすいです。)

(※余談ですが、自分電車内で勃起した股間押し付けられたりといったことが3回あります。混んでいて誰かわからなかったり、急いでいたり、巨漢で関わりあいになりたくなかった等で全て見逃すこととなりました。)

【生まれつきマイナスの状況に遭いやす属性人達避難スペースを作ってもらった】

果たしてこれは「優遇」と言えるのでしょうか?少し考えてみて頂きたいです。

※ただその一方、被害状況ではなく【男女】で分けるため不公平感が出ることも理解できます。(男性も、7.8%が痴漢被害に遭っています。)

なので自分はで鉄道会社には電車へのカメラの設置等の専用車両以外の対抗策を進めてもらい、社会的には不同意わいせつ厳罰化を進めていってもらいたいと思っています

現在カメラの設置は大分進んでいるようなので、あと少し待てばこういった状況も緩和されるのではと期待しています

またまた長くなりましたが結論としては

特定属性優遇すると分断が起きる。

なので”既にマイナス状態にある人達”をそのまま(マイナスのまま)にしてはいけないし(女性でいうなら痴漢問題)、

もし行き過ぎた優遇可能性があるならば、それは議論し抑える必要がある(女性でいうなら女子問題)】

となります

話少しそれます自分は、男性達が「男性からこそのマイナスがあるぞ!」と主張してくれることはとてもいいことだと感じています。たとえば、

>> これについてですが、自分は、『生まれついての変えられない属性ゆえに「ごめんね」と周囲に言わ(思わ)なければいけないこと』の苦しみを想像する必要があるのではないかと思っています

>これはすみません、例えば、「男性に生まれしまったがゆえ自分男性性をフェミニストの方から断罪され続けなければならない男性の苦しみ」を女性想像する、という事を含みますかね

この言葉の裏にある「男性男性からという理由性犯罪者かのように断罪しないでほしい」という主張は非常に真っ当だと思います

男性男性というひとくくりで性犯罪者予備軍のように糾弾する人々は、そういわれる男性の苦しみを想像する必要がありますし、その言動絶対に慎むべきです。

自分も「そういう人間フェミニストではなくミサンドリストであり、差別再生産をしている(女性女性からという理由で見下している人達と同じことをしてる)」と、

常日頃から思っていますし、そういうポストには反論するようにしています。)

男性女性もこのように「自分ではどうしようもできない属性で酷い扱いを受けている」ということは、互いに主張し、互いに想像し協力し合って、解決策を導き出す必要がある、と思います

そして今回の解決策なのですが一つご提案です。

今回の件の元凶=男女共通の敵は間違いなく「痴漢」です。

なので【男も、男の評判を落とす痴漢や性加害者を許さない。見つけたら絶対にとっちめる!普通の男はみんなそう思ってる!】と喧伝するのはどうでしょうか。

そうすれば、

男性から悪!と断罪してくるミサンドリスト達を黙らせるが可能

男性の評判を貶めている元凶活動しにくくなる

の2つの効果があります

(※もしここで「結局フェミニストに利するようで癪だからやりたくない」と思われましたら、

自分を含む全体の状況を回復させることより、嫌いな人間が困る選択をする”という良くないメンタリティになっていると思うので、

いったんお休みになられるといいのかな…と思います。/上から目線のような文章すみません。が、互いの幸福のために真剣にそう思います。)

こちらは女性自分にはできない手段なので、よければご協力いただけるとありがたいです。

自分女性男性共にケンカしないで済むように

性犯罪を軽視する人間がいたら【性犯罪者を許さない!】とガッツリぶつかり、

男性に対して酷い決めつけをするフェミニストがいたら、【男性差別主義者を許さない!】とガッツリぶつかっていこうと思います

(これは女でフェミニストである自分からこそできる戦いだなとも思うので。)

③「これからますます分断が進む」

こちらについては、「今しばらくはそうなるだろうな」と考えています

経済不安定化や非婚晩婚化などによりメンタルが安定しない人が増え、

他者への想像力を働かせる余裕がなくなっているか

・そういった不安定な人達をカモにした分断ビジネス(分断政治カルト)が流行り、

現状それに対する策が打てていないか

という状態はどうしても分断を加速させるだろうなと。

なので自分は、

不安や怒りにかられている人達安心できるようにする/記事を書いたり、ポストをしたり】

可能な限り「分断をあおられてるぞ!」と警鐘を鳴らす】

をすすめていこうと思っています

正直焼石に水でしょうが、それでもやらないよりはマシですし、

時間が経って人々が「分断させられている」ということに気づけるようになればそこからまた回復していく可能性はあるので

地道に続けていこうと思っています

普段木っ端アカウント活動しているので、「こんなことになんの意味があるというんだ…」と思うこともありますが、

>そうですね、周囲の配慮必要人間がずっと「ごめん」「申し訳ない」と言い続けるのは苦しい。

>私も普段は「すみません」というよりは「ありがとうございます」を使うようにしています

>今回はリアルフェミニストの方の意見が聞けて良かったです。やはり現実的な調整が可能思想とは思えない、というのが正直な感想です。

貴方自身はもちろん善良だと感じています、ただすみません、やはり同調というか共感はできません。

>でも、それでも良いとも思います。これも多様性の一つだと思います

こういったお言葉をもらえると、「考え方は違うし相入れなくとも、存在を互いに認め合えるしいい方向に進めるのだ」と嬉しくなります

私もhunglysheep1 さんは、分断を案じ、策を考える善良な方と思いました。

やり方は真逆ですが、(女性嫌悪、男性嫌悪にはちゃんとNOを突き付けて)共にこの社会バラバラにならないように頑張っていければいいなと思います

本当に長々とお付き合いありがとうございました◎

Permalink |記事への反応(0) | 00:10

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2025-07-08

anond:20250708083934

そもそも、手柄のように脱却宣言をすれば「我々の暮らし向き は改善していない」と反感を買うだけで政治的には何のリターンも無いだろう。しかし、手柄のように宣言できずに「物価が上がってしまいました」とデフレの終了を知らせるだけであれば、インフレへ の対策が遅れたこと(ビハインドカーブ)を喧伝しているだけである政治的な旨味が期待できない以上、デフレ脱却宣言は このままお蔵入りしても不思議ではない。」

https://www.mizuhobank.co.jp/forex/pdf/market_analysis/econ250707.pdf

Permalink |記事への反応(1) | 08:40

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2025-06-29

anond:20250629011302

最近日本が作るのは既存アニメカルチャーを担う有名人(老齢)に既存の有名IPを乗っけて手堅く成功するようなやつだけ。いや爆死も多いが。

でも、中国韓国ゲームの分野で完全新規IPに果敢に挑戦して、予算も熱意もかけてグローバルでヒットさせるようなものを頻繁に生み出している。

miHoYoとかSHIFT UPとかね。映像表現では、KURO GAMESなんかも特筆すべき芸術的創作性を備えてきてる。

そういうものは、怠惰で忍耐力のないアニメ視聴者に媚びた、「行間を読ませない」ような作品づくりとは対極の、作り手と同じくらいの熱意を持って自発的に散らばった行間(伏線)を探してくれるようなユーザーを喜ばせる、濃度の高い複雑怪奇創作スタンスを持っている。高IQ者でないと理解するのが難しい表現や高度に文化的表現も多用する。置いてけぼりにされたことすら気づかないくらいのミーム圧だ。リスペクトにあふれているとも言える。

それからヘイトコントロールというより、ラブアンリファイとでも言うような、ゲームからこそできるキャラ一人ひとりの背景をじっくり、場合によっては数年かけて掘り下げるアプローチで、どのキャラ自然と好きになれるので、オタクからの信頼を新規IPというビハインドを感じさせない勢いで獲得してる。

アニメ調ゲームは作り手も消費者も若く「ガチ」なものに溢れるホットオタク領域だが、日本TVアニメという創作分野はくたびれた中年初老のかつてオタクだった人向けにお決まりのもの提供する場になりつつあるのではないか

それこそテレビバラエティが老人向けのものになっていったように。これらは老人向けなりに若めのカルチャーに目を向けて、登場させるタレント美術センスこそ若さを感じさせるようにすることで、しょぼしょぼ感が画面から滲み出ないように作られているが、実態として消費者は老人ばかりなのだ

そういう創作スタンス欺瞞性を、一世代二世若い人たちは容易に見抜いては呆れることを繰り返してきた。作り手の古臭い価値観が滲み出ているからね。TVアニメはその流れとは関係ないと思っている人もいるようだが、まったくそんなことはない。

有名IPアニメを見て「勉強」してる場合なのか?と思う。創作というのは、小手先技法モダン表現へのキャッチアップは枝葉末節であり、本質的なのは創作の源泉となる思想アップデートだ。新しい時代価値観内包した思想性へのアップデート。それが伴わない限り、キャラ操り人形に見えてしまい、すべてがニセモノじみた茶番になる。それが分からない人が創作小手先を学んでも、世の中に残るものは残せないよ。

ピンと来ないなら、宗教団体が今風のアニメ表現ショート動画を作ったのを見るときの「なんか浮いてる気色悪さ」を想像してもらえばいい。年寄りたちが今風の表現を借りて作るTVアニメ作品には、それと同種の気色悪さがあるが、作り手と同じくらいの感性で止まっている人にとってはそうは感じない、という話。

それがまさに若者バラエティを見たときに感じる気持ち悪さと同じ。

もちろん、これらは所詮娯楽だから、一消費者としてならそこで止まり続けて、死ぬまで慣れ親しんだものを消費していくのでも構わない。それを揶揄されようと気にしないでいればいい。なんなら逆に、こういう指摘をしてくる自分のような人間小馬鹿にしつづけたらいい。

でも意識高い作り手になろうとしている人間にだけは、違和感危機感を持ってほしくてこうやって書いている。

Permalink |記事への反応(1) | 01:45

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2025-06-24

ネガティブ発言が多いので、評価できません

で、エンジニアが切られていく現場って、終わってると思う。

1人2人じゃなく、何人もがプロジェクトの進行やばい、って声を上げてる状態なんだが。

今のやり方だとどう考えても期日に間に合いません。

こうしたらどうでしょう

作業順番的にここを先にやっておかないと、大量の手待ちが発生します。

いや、最初合意したスケジュール通りにドキュメントを整備してください。

う〜ん、手空き時間にこっちやっておくか……。

勝手作業はしないでください。

この機能、裏でこういう仕組みとこう言う仕組みが必要なんですが、先に作っておかないと実装できなくなりますよ。

最初合意したスケジュール通りにドキュメントを整備してください。

結果、タスクの大渋滞

大量の手待ち発生。

外で待たせている業務委託エンジニアに渡せる作業がない。

エンジニアの頭数だけが積み上がってる。

スケジュールどんどん押していく。

タスク消化率は悪くない?

そりゃ、消化しやすいやつから手をつけてるからそう見えるだけで、未決定なものとか難易度高いタスクがかなり後回しにされてるんだけど、タスク粒度バラバラででかいのが残ってるんだけど、それでもタスクの数で消化率出して大丈夫なんか? w

う〜ん、進行が遅いから、エンジニアを追加召喚

いや、そこじゃねぇだろ。

からから増えていく必要な仕組み。

いや、後から増えてるんじゃなく、もうだいぶ前に指摘してたよね?

miroちゃんと図、描いてたよね?

最初から見えてた要素だよね?

「そういうネガティブ発言は控えてください」

………………。

君さ、ガントひいてたよね?

今どれくらいのビハインドなん?

……、作業タスク化して……、上から順に人を割り当ててる?

依存関係とか整理してる?

一応してる?

なら手待ちとかそんな頻繁に発生するはずないんだけどな……。

え?作業タスクは、画面から作った?

要件仕様書書いて、画面デザイン起こして、ER図書いて、API設計書まで書けば、あとは人海戦術実装すればOK

DDDSUDOモデリングで正しくやってる?

……あー、そう……。

SUDOモデリングの時点で、大間違いなんだが w

ほら、その手法取るから、後からから矛盾が溢れてくる。

裏で動く部分は考えた?

ありものフレームワーク使えばいける?

うん。フレームワーク種別で言えば、一致してはるけど、このサービス要求する仕様にはマッチしてる?

サンプル書いて、上手く使えそうだって検証はした?

その検証方法問題ないの?

え?ドキュメントちゃんとまとめてるから問題ない?

利用パターン抽出して、どのパターンでも対応できるって確認してるように見えないんだけど。

普通DDDでやることなんだが……。

え?検証はしたんだからネガティブ発言はするな?

このサンプル、ドメインロジックフレームワークの要素ががっちり編み込まれて密結合になってるけど、大丈夫

え?フレームワークサンプル参考にしてるんだから、正しい?

ネガティブ発言はするな?

………………。

なんだろ?

YouTube犬小屋DIY動画見つつ、2世帯3階建ての家建ててる感が半端ない

流石にやばいだろ、って真っ当なエンジニアが声を上げてんのに、なんで「ネガティブ発言が多いので、評価できません」とか上から目線で言われるか、全然理解できねぇ。

君らにはどういう世界線が見えてんの?

真顔で言おう。

カスであると。

実際、スケジュールは最速でも4ヶ月遅れに見えるんだけど。

この規模、複雑度でこの開発プロセスだと、終盤にあちこちで衝突が起こって、その場しのぎの対応するしかできなくて、テスト網羅性を欠くので、全く品質担保できないんだが……。

これは楽観的というのではなく、無知に起因する無謀だよな。

まぁ、もう無関係の人になるので w

Permalink |記事への反応(1) | 08:55

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2025-05-11

anond:20250430221706

しおらしい感情だけではなく、こっちはビハインド抱えながら必死に石ころ磨いてるんだからまれながらの宝石と比べるんじゃねえと言う気持ちも大きいですが...

これめちゃくちゃわかります!!

自分自己肯定感低いですし減点で見がちなので

まあ頑張るしかないですが…

 

あと勘違いさせてしまって申し訳ないですが、相談所はあんまりおすすめしません・・・

もし興味があるなら数万でシステムをお試しで使わせてもらえる相談所に行って検索させてもらって、良さそうな人をピックアップしてからカウンセラーの人に「この中のどの人ならお見合いできそうですか?」と聞いてみるといいと思います

初回で選んだ人は9割以上お見合い組めないと思います

自分高望みと自認していたのですがカウンセラーの方は高望みじゃないと言っていて、反面お見合いが組める確率は平均より高いもの20%ぐらい?で会える相手希望とは違い(写真と違う、コミュ力が低すぎるなど)退会してアプリに移動しました。

付き合いを続けていくなかで相手の魅力がアップ!みたいなタイプじゃなければなおさらおすすめできないですね。。

相談所という仕組み時代が成婚率かなり低いですし。

 

女性ならアプリを変えて見るのも簡単かと思うのでゆっくり無理せず!

応援してます

Permalink |記事への反応(0) | 23:35

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2025-04-30

anond:20250430200258

ありがとうございます


なんとなく、結婚相談所はあまりいい人がいないイメージだったのですがちょっと調べてみようかと思います

10人以上会ったと言っても全体の数に比べたら微々たるものなので、まだこの先いい人に出会える可能性もありますもんね...

おっしゃる通り、私も相手の印象が長く付き合って変わるタイプではないですね...。顔メインってわけでもないのですが、初対面の印象が覆されたことは今までの人生でもほぼないかもしれないです。


愛着障害ちゃんと調べたことないのですが機能不全家庭で育ったのでそうかもです笑(ネット虐待家庭みたいにボコボコに殴られていたとかではないですが)

発達障害かと思っていた時期はありましたが、自己肯定感低い/情緒不安定/01思考など...

それなりに明るくて優しい人のふりが板についてきたとは思いますが、結局付き合った人にそう言うところを隠し通せるレベルにはなっていないので、正直そういう育ちの悪さや情緒不安定さみたいなものも別れる/復縁できない理由になっているのかも、と思ったりもしています

しおらしい感情だけではなく、こっちはビハインド抱えながら必死に石ころ磨いてるんだからまれながらの宝石と比べるんじゃねえと言う気持ちも大きいですが...

コロナ禍で初精神科行ったらアンケートだけで発達障害の傾向はありません!と言われてから常人として生きることにしていたのですが、こっち方面改善もまだ試みる余地あるかもですね


色々とありがとうございます

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2025-04-29

goo blog サービス終了のお知らせ 田中秀臣の「ノーガード経済論戦」 出口政策が熱い?!(その2) 2005-11-29 |Weblog

 

お待たせしました。続きです。(その1はこちら)

 

●出口政策理論的基礎―ニューケインジアンモデル

 

 出口政策理解するためにはやはりそれなりの理論的なフレームで考えなくてはいけないだろう。例えばバーナンキ次期FRB議長日本デフレ脱出に、エガートソンとウッドフォード経済学モデルを援用して、インフレ目標政策物価水準目標の合わせ技を提案した(ベン・バーナンキリフレと金政策日本経済新聞社)。以下ではこのエガートソンとウッドフォードモデルの枠組みをきわめて単純化して「出口政策」の理論的基礎とさら現在しばしば話題になる日銀預金残高の超過準備問題という技術的な側面についてコメントしてみたい。

 

 いわゆる「ルーカス批判」以降、政策による期待の変化という問題に耐えられる理論構造もつことがマクロ経済学に求められきた。そのひとつの解が、いわゆる「マクロ経済学ミクロ的基礎」である。「ルーカス批判」以後、マクロ経済学プログラムはこの「ミクロ的基礎付け」をRBC(実物景気循環論)モデルとニューケインジアンモデルの大まかふたつの方向で深化してきた。両者はいまでは見分けがつかないほど交じり合ってしまった。例えばバーナンキらの理論では長期においては市場自律的調整機能を信頼しているため、長期的スタンスをとれば例えば失業が深刻であっても市場の調整能力にまかせる、という選択最初から排除するものではない。しかしもちろんこのような態度は、バーナンキらの積極的に認めるところではなく、実際問題として不況が深刻であったり、極めて高いインフレが起きているとき政策介入を強くすすめることで社会的コストを避けるというのが、いわゆるニューケインジアン立場であろう。

 

消費者の行動(NewIS曲線

 

 バーナンキらはまずマクロ経済を考える上で、家計消費者)の行動、企業の行動、そして金融政策担当する中央銀行の行動を主要なプレイヤーとして考える。それぞれのミクロ的な行動が経済マクロ的動向に影響を与えていくと考えるわけである

 

 まず消費者自分効用(満足)を最大化するために行動する。その際に予算の制約をうけるわけであるが、その制約の変化に対してなるべく消費を平準化スムージング)して行うことが最適な対応である、とこの消費者は考えているとしよう。消費の平準化というのは、今期(現在)と来期(将来)の消費量をあまり変化させずに似たような量だけ消費し続けることを意味している。例えば今期、クリスマス家族恋人プレゼントをするために消費を増やせば、それに対応して将来の消費を減少させることで、期間を通じてみれば消費は一定水準にあるというわけである。例えば経済全体の景気がよく将来的に家計所得が通常の場合よりも増加すると期待されたとしよう。このような状況を期待産出量ギャップが拡大したと表現する(あるいは期待拡張ギャップ存在とも表現可能)。将来の所得が増えると期待されるので、この家計はそれを見込んで現在の消費を増やすことで平準化を行おうとするだろう(そうしないと予想通りに将来の所得が増えた場合、将来の消費の方が今期にくらべて過大になってしまうので)。

 

 この状況は先の例でいえば、会社の成績が良好で、ボーナスの増額が望めるために、クリスマスプレゼントはその将来のボーナスで返済することを見込んで、ローンまでして高めのプレゼントを購入することに似ている。すなわち将来の期待産出ギャップ(期待される将来のボーナスの増加)が現在の産出ギャップ(ローンをすることでの現在所得の増加)に反映されることになる。このように家計の消費行動は「来期の産出量ギャップの予想」に依存している。

 

 さら家計は今期の消費と来期の消費をバランスするために現在の実質利子率を参考にするだろう。現在の消費を我慢して貯蓄するには、その貯蓄が経済的に見合うものでなくてはいけない。その報酬として実質利子率が付されるとも考えられる。そしてこの実質利子率が増加すればそれだけ消費者現在の消費よりも貯蓄を選ぶだろうし、また反対に実質利子率が低下すれば将来の消費よりも現在の消費を選ぶであろう。また家計のローンの負担も実質利子率が低下することで軽減され、そのことがローン契約耐久消費財の購入を促すことが知られている。すなわち消費者の行動は「今期の実質短期利子率」に依存している。

 

 ニューケインジアン経済モデルではこのような消費者の行動をIS曲線(NewIS曲線)と表現して現在所得のあり方(産出高ギャップ)に、今期の実質短期利子率と将来の産出量ギャップが影響を与えると考えるわけである。ちなみに伝統的なIS曲線と同じように、今期の実質短期利子率と今期の産出量ギャップとの関係は右下がりの曲線に描くことができる。

 

企業の行動(ニューフィリップス曲線

 

 次に企業の行動をみてみよう。ニューケインズ経済学では企業価格設定行動も経済環境の変化に対して緩慢にしか変化することはせず、そのため価格粘着性という現象一般的であると主張している。この価格粘着性を説明するためにケインズ経済学企業代表的イメージとして「独占的競争モデル」を採用する場合が多い。経済学の想定する市場典型的な姿は、完全競争と独占である。完全競争市場では、多数の売り手と多数の買い手が、お互いに市場価格シグナルとして販売・購入活動を行っている。価格資源配分有効に行うと想定しているので、この完全競争市場では売り手と買い手はプライステイカーとして行動する。他方の独占市場では、売り手もしくは買い手ないし双方が市場価格コントロールする力を保有しており、独占市場では完全競争市場にくらべて、価格はより高く、取引される財・サービスの量は少ない。独占市場は完全競争市場に比べると資源の非効率的な配分が行われている。

 

 しかしこのような両極端な市場の姿よりも、次のような市場のあり方の方が一般的ではないだろうか。例えば近所の本屋にいけば、さまざまなビジネス雑誌販売されている。そしてそれぞれのビジネス雑誌は、特集する記事が異なったり、価格も各出版社独自色を打ち出してライバル雑誌に負けないとしているように思える。またどの出版社でも自由ビジネス雑誌を発刊することができ、自由にそれを辞めることができる点でも、完全競争市場の特徴を持っている。

 

 このようなケースは、なにもビジネス雑誌だけではないだろう。私たちは、完全競争と独占の両方の特徴を持った様々な財・サービス―例えば、書籍映画パソコンソフトレストランコンビニケーキ車など―を日常的に目にしている。経済学では、このような財・サービス市場を「独占的競争市場」と名づけている。独占的競争とは、同質ではないが類似した財・サービスを売る多くの企業存在する市場だということができるだろう。独占的競争市場では、たくさんの企業が同じ顧客相手競争を繰り広げている。その一方で、個々の企業が、他の企業と異なる製品供給している。これを製品差別化という。また同時に参入・退出が自由である

 

 完全競争市場では市場で決まった価格販売すればすべての財は売りつくされる。他方で独占的競争市場では、企業は「右下がりの需要曲線」に直面している。これは企業価格コントロールできるが、もし価格を上げれば需要は減り、下げれば需要が増加するという市場環境に直面していることを意味している。この結果、この独占的競争企業は若干の独占力を有しているために、限界費用を超える価格を自ら設定することができる。この限界費用というのは、財やサービスを追加的に一単位製造するときに要する費用のことである経済学ではこの「限界」的な単位消費者企業選択判断する。例えば、企業は売り上げ全体の動向と価格をみて供給を決定するのではなく、新たに一単位生産するときコストとその販売価格の大小関係で意思決定を行う。

 

 例えば『冬ソナ』のDVDを一冊追加的に生産するコスト(=限界費用)が1000円だとすると、この独占的競争企業は5000円で市場での販売可能になるということである限界費用価格との差額は、この企業にとっての「マークアップ」(超過利潤とイメージしてもいい)を得ることが可能であることを意味している。この超過利潤の獲得を目的にして、多くの企業がこの市場に参入する。もちろん独占的競争企業製品差別化によってこの熾烈な競争に打ち勝とうとするだろう。独占的競争市場では、このような熾烈な競争の結果、長期的には利潤がゼロになることがしられている。そしてこのような熾烈な競争に生き抜くために、企業製品差別化をはかり消費者需要喚起し、その有効手段とし広告ブランド戦略などを展開しているのである

 

 ところで独占的競争企業価格設定を自ら行うことができるが、市場の動向に合わせて絶えず価格を変更しているわけではない。価格の変更に伴うコストメニューコスト)が発生するために頻繁に需要の変化に応じて価格修正することはしない。そのためメニューコストを原因とする価格粘着性が広く観察される。また価格改訂する企業が増加するにしたがって、この価格粘着性は緩んでいくと考えられている。この価格の変更に企業は今期の産出高ギャップをまず参考にする。これはいままでの議論では需要供給よりも多いと考えられるならば企業価格を上昇させるように改訂するだろう。また他方で将来のインフレ率の予想も重要である。なぜなら上記マークアップ名目額よりも各企業はその実質値に注目すするからである。将来獲得したいと期する利益に将来のインフレ率の動向が大きくかかわるわけである。まとめると企業価格改定行動は、今期の産出高ギャップと、来期の期待インフレ率依存している。経済全体でみれば現在インフレ率は期待インフレ率と産出高ギャップに影響される。この関係表現したのがニューフイリップス曲線という。

 

中央銀行の行動(テイラールール

 

 さら中央銀行金融政策ルールテイラールールの形で導入するのが一般的であるジョン・テイラーグリーンスパン率いるFRB金融政策の行動を「テイラールール」という形で表現することに成功した。テイラーによるとFRBは産出量ギャップ(潜在産出量-現実の産出量/潜在産出量)とインフレ率に反応して利子率を設定しているというものであるテイラールールもっと古典的形式は産出量ギャップインフレ率を均等に重きを置いて考慮する政策スタンスを採り入れたものとなっている。

 

名目利子率=0.01-0.5(潜在産出量-現実の産出量/潜在産出量)+0.5×目標インフレ

 

である。このテイラールールを用いると、産出量ギャップが0.01、目標インフレ率を0.02だとするとFRBは0.5%利子率を引き下げて、景気の後退を防ぐことがわかるだろう。このテイラールールグリーンスパン率いるFRBの動きをかなりうまく説明することができるといわれている。

 

 ところで中央銀行経済にふりかかるさまざまなショックから国民経済厚生を守るために行動するとみなされている。いま国民経済厚生を最大化するような中央銀行を考えて、この中央銀行が考えている経済厚生の損失の最小化が、そのまま国民経済厚生の損失の最小化になると考えるとしよう。中央銀行国民経済厚生の最大化(あるいは損失の最小化)をきちんとフォローできると考えるわけである

 

 このとき中央銀行経済厚生を最小化するための目的関数を「損失関数」といい、これは簡単にいうと今期のインフレ率と今期の産出高ギャップを足したものである。この「損失」を下の(a)(b)(c)のもとで最小化するのが、この経済にとってもっとも望まれる=最適と考える。

 

(a)NewIS曲線では、今期の産出量ギャップが(1)今期の実質短期金利と(2)来期の産出量ギャップの予想に依存する 

(b) ニューフィリップス曲線では、今期のインフレ率が(1)今期の産出量ギャップと(2)来期の期待インフレ率依存する

(c)中央銀行目標名目短期利子率を決めるにあたって(1)今期の産出量ギャップ(2)目標インフレ率を参照する。

 

 ところで上の意味での最適な中央銀行金融政策を考える上で重要ものが「コミットメントである。これは中央銀行金融政策目標達成への力強い政策的態度をしめす言葉といえる。具体的な目標について責任を持って期間内に達成することを約束することであ。例えば未達成の場合には具体的な形で責任をとる(ペナルティをとる)と考えて同じで効果を発揮する。このコミットメントを行うことが経済活動するさまざまな主体家計企業市場関係者)の予想に影響を与える。

 

 例えば、先の(a)のIS曲線では、今期の産出量ギャップが(1)今期の実質短期金利と(2)来期の産出量ギャップの予想に依存していて、さらに来期の産出量ギャップは(1)'来期の実質短期金利と(2)'来来期の産出量ギャップの予想に依存していて以下同様に…となると、結局、今期の産出量ギャップは将来の実質短期金利依存することになる。ニューケインジアンは産出量ギャップの変動を経済変動で重視しているので、これは将来の金融政策のあり方(=将来の実質短期金利をどうするか)への予想が決定的に重要になるということになる。

 

 「産出量ギャップ」という表現が苦手な読者は、消費者でいえば(借り入れのケースを含む)所得企業でいえばマークアップと考えてみればいいだろう。いまのサラリーの額や企業利益中央銀行現在から将来に向けての政策態度に影響されるというのがニューケインジアンモデルもわかりやすい含意だ。

 

 このような将来が現在規定するという考え方をフォワード・ルッキングという。このようなフォワード・ルッキング経済構造では、経済主体の予想に影響を及ぼすコミットメントいか重要になるかが分かるであろう。

 

●出口条件を考える

 

 さて出口政策の条件を考えるには上の(a)(b)(c)のもとで損失関数が最小化するように計算をしなくてはいけない。しかしここでは直観的な説明を行う。渡辺努岩村充氏の『新しい物価理論』(岩波書店)で用いられた仮設例を利用したい。この仮設例の面白いところは上記までは顔を出していない長期利子率の動きをフォローすることができることである現在の出口政策にかかわる議論が長期利子率のオーバーシュート財政危機の拡大?)への懸念にあることを思えばその重要性がわかるであろう。ちなみに以下では金利の期間構造モデル採用して、長期利子率は将来の短期利子率の予想値に依存していると考える。すなわち単純化して足元の長期利子率は、足元の短期利子率と次の期の短期利子率の単純平均とする。また産出高ギャップは長期利子率に反応すると考える。あとでわかることだが、長期利子率は短期利子率の予想へのコミットメント誘導されて決定されるのでいままでの議論と同じである

 

 いま三期間(0,1,2期)を生きる経済を考えよう。第0期はデフレ流動性の罠に陥ってるとする。現代版の流動性の罠バーナンキらは名目短期利子率がゼロ(=利子率の非負制約)であると考えている。そして第1期と第2期では経済回復しているとする。このとき渡辺岩村の仮設

Permalink |記事への反応(0) | 19:15

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横浜マリノスが降格争いを勝ち抜くにはどうしたらいいですか

横浜F・マリノスが降格争いを勝ち抜き、J1に残留するためには、複数の要素が複雑に絡み合います。現状を分析し、具体的な対策を講じることが不可欠です。以下に、重要ポイントをいくつか挙げます

1. チームの現状分析課題明確化:

直近の戦績と内容の評価:過去試合の戦績だけでなく、試合内容を詳細に分析し、チームの強みと弱みを明確にする必要があります。失点が多いのか、得点力不足なのか、あるいは試合終盤に失速する傾向があるのかなど、具体的な課題特定します。

選手のコンディションとモチベーション: 各選手フィジカルコンディション、メンタル状態、そしてチームへのモチベーションを把握することが重要です。疲労が蓄積している選手や、精神的に落ち込んでいる選手がいる場合は、適切なケアサポート必要となります

対戦相手分析: 残りの対戦相手の戦力、戦術、そしてモチベーションを詳細に分析します。相性の良い相手、苦手な相手を把握し、それぞれの試合に向けた対策を練る必要があります

順位勝ち点状況の把握: 他の降格圏内のチームの状況、勝ち点差、得失点差などを常に把握し、自チームがどのような戦い方をすべきかを判断する必要があります直接対決の結果は特に重要になります

2.戦術ゲームプランの再構築:

守備の安定: 降格争いを勝ち抜くためには、失点を減らすことが最重要課題の一つです。組織的守備の再構築、個々の守備能力の向上、そしてGKを含めた連携の強化が求められます

得点力の向上: 少ないチャンスを確実にものにする決定力必要です。攻撃パターン見直しセットプレーの強化、そしてFW陣の奮起が不可欠です。

試合運びの改善:リードしている展開での試合の終わらせ方、ビハインドの状況での効果的な攻撃など、状況に応じた戦い方ができる柔軟性が必要です。

選手の起用と交代:選手のコンディションや対戦相手特性に合わせて、最適なスタメンを組み、効果的なタイミングで交代を行うことが重要です。

3.メンタル面の強化:

自信の回復: 連敗や失点が続いている場合、チーム全体の自信が低下している可能性があります成功体験を積み重ねる、ポジティブ声かけをするなど、自信を取り戻すためのメンタルケア重要です。

モチベーションの維持: 降格というプレッシャーの中で、選手たちのモチベーションを高く維持する必要があります。チームの目標再確認し、一体感を高めるための取り組みが求められます

プレッシャーへの対応:試合終盤や重要局面で、プレッシャーに打ち勝つメンタルの強さが必要です。メンタルトレーニングなどを導入することも有効かもしれません。

4.サポーターとの一体感:

スタジアム雰囲気作り:サポーターの熱い応援は、選手にとって大きな力となります。チームとサポーター一丸となって戦う雰囲気を作り出すことが重要です。

コミュニケーションの強化: チームからサポーターへの積極的情報発信コミュニケーションを通じて、信頼関係を築き、一体感を高めることが大切です。

具体的な戦術例:

堅守速攻: まずは失点を防ぎ、相手ミスや隙を突いてカウンター得点を狙う戦術は、降格争いにおいては有効手段の一つです。

セットプレーの徹底:セットプレーは、少ないチャンスで得点を奪える可能性を秘めています攻撃守備 উভয়面で、質の高い練習を繰り返すことが重要です。

リスク管理: 無理な攻撃を避け、ボールロストを減らすなど、リスク管理を徹底することで、相手にチャンスを与えないようにすることが重要です。

アンチフットボールが降格争いで有利になる可能性:

失点を減らす効果: 最も重視されるのは、強固な守備を構築することで失点を極力抑えることです。降格争いでは、1点が非常に重く、失点を防ぐことが勝ち点に直結します。

相手攻撃力を封じる:相手攻撃キーマンを徹底的にマークしたり、組織的守備自由を与えなかったりすることで、相手攻撃力を削ぎ、試合を膠着状態に持ち込むことができます

セットプレーカウンターに活路を見出す: 自陣に引いて守備を固め、少ないチャンスをセットプレーカウンターで確実に仕留めることができれば、少ない得点でも勝ち点を積み重ねることが可能です。

相手プレッシャーを与える: 徹底的に守る姿勢は、攻撃的なチームにとっては焦りや苛立ちを生み出し、ミスを誘発する可能性があります

横浜F・マリノスが降格争いを勝ち抜くためには、これらの要素を総合的に考慮し、チーム全体で危機感を共有し、一丸となって残りの試合に臨むことが不可欠です。決して諦めることなく、最後まで戦い抜く姿勢が、最終的な残留に繋がるはずです。

Permalink |記事への反応(0) | 15:35

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2025-03-24

anond:20250324171932

本質はそうだけど、

当たった手のダメージデカさを求めることや

読み合いの中の人間性能(反射神経)

もあるので

読み合いおばけでも、コンボ安かったり、コマンド入力インパクト&ジャスパビハインドあると伸びきれない

Permalink |記事への反応(0) | 17:24

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2025-03-18

anond:20250317132850

一般論として、スッゴイかわいくて若くてイイオンナなら、ギャーと喚けばたちまちすべての問題回避できると思う

しかし、一般論として、年食ってくるとそうはいかなくなる

並の女が0歳のときから直面してきた「現実」に通常通り向き合うことになる

この時点で、並の女と元イイオンナでは30年とかのビハインドが生じている

現実」始めたて1年生の元イイオンナが、社会に順応するにはやっぱり10年とかかかるわけで

一般論として、元イイオンナはこの10年間は非常に苦労する

Permalink |記事への反応(0) | 10:31

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2025-01-26

ビハインドネック・増田ウン

Permalink |記事への反応(0) | 08:11

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2024-11-05

カマラは勝てない

2016年ときヒラリー・クリントンは2ポイントリードしていながら負けた。総得票数ではトランプヒラリーより約130万票も少なかったにもかかわらず。2020年バイデンが勝ったとき、7ポイントリードしていた。カマラは今回は 0.1ポイントビハインドらしい。

Permalink |記事への反応(1) | 22:19

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2024-10-20

バックプレスビハインドネックプレスとも呼ばれる。一般肩に負担がかかるので無理に下ろし過ぎてはいけないと言われている。増田体感では手幅は少し狭めが良い。スーパースミスで行うとストレッチ感が強く、通常のスミスでは収縮感が強い。ここら辺はマシンにもよると思われる。肩の関節に対する安全性観点から最近フロントプレスが推奨されがちではあるが、増田個人的フィーリングでは肩に良く効くのでお気に入りエクササイズである

スクワットに関して、フロントスクワットに対して通常のスクワットバックスクワットと言う事もあるが、ビハインドネックスクワットという言い方があるのか増田は知らない。フロントスクワットは上体を立てた状態を保たないといけないので技術的に難しく、(通常の)スクワットよりも重量は下がるが、それ故に腰の負担が少なく、大腿四頭筋によく効く。足首の柔軟性に乏しい人はプレートを引くなどして踵を上げた状態で行うとやりやすい。

ライイングエクステンションスカルクラッシャーは元々同じエクササイズを指していたが、最近では下ろす位置の違いで区別する人もいる。区別される場合スカルクラッシャーは額の上にバーベルを下ろすエクササイズを指し、ライイングエクステンションは頭上を越えて(バーベルを)プルオーバー気味に下ろすエクササイズを指す。スカルクラッシャーは内側頭と外側頭に効くが、肘の位置を固定するので肘の負担が非常に大きい。ライイングエクステンションは肩関節も動かすので長頭も動員される。こちらの方が肘の負担が少ないので推奨されがちである増田現在、肘に問題があるのでどちらも行なっていないが、肘関節が強くデカい三頭を持つ人の中にはスカルクラッシャーを好む人もいるらしい。個人的に肘に問題があるトレーニーには、ジム環境が許せばという条件つきではあるが、特製のロングロープを用いたケーブルキックバックオススメである

おまんおまんこ(挨拶としての「おまんらのおまんこ力は53まんこでおま」に飽きてきたので、これからは「おまんおまんこ」も活用していきたい。)

Permalink |記事への反応(0) | 07:23

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2024-09-25

asdの「変さ」の正体

空気のよめない言動ピックアップされがちだが、周りに自然に合わせる事ができないのが共通する原因だと思う。

それでそれは大まかに言うと、所作リズムが噛み合わない、という問題収束していく。周りに自然に合わせる事ができないというのは

求められていることを行うことにワンテンポ遅れたり、表情の変化が不自然だったり、そういった言語化するには少し骨が折れる、些細な違和感を感じさせるものにある。

そうなると人間関係が極度に舐められてスタートするか、もしくは警戒されて始まるので、このビハインド状態いくら適切な言動や行動を考え行動しても厳しい。

過剰適応か、もしくは適応できず排他されるので人間関係が失敗し、上記の症状が二次症状として酷くなる。

Permalink |記事への反応(0) | 21:27

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2024-08-08

anond:20240808103025

なぜABCD包囲網されてハル・ノートを突きつけられたか勉強しなさい

第一次世界大戦後に世界戦争反省し不拡大と非戦の合意をしたのに

世界日本けが逆らい続けたのが日本封鎖の原因や

はい論破

 

もうちょい詳しく書いてやると、

明治維新から日本レアメタル(当時は金銀銅)とエネルギー(当時は石炭)が無尽蔵のチートで発展した、調子ぶっこいた

しか日本領土では3500万人程度の食料しか生産できない、平地が無い

ところが人口が増えに増えて7000万人、食料がぜんぜん足らない。輸入で補わなきゃならない

エネルギー石油に切り替わった、チート終了

繊維産業の高度化と第一次世界大戦による海運の発展はアジアでの日本の繊維の優位性が失われ外貨を稼ぐ手段が尽きた

領土拡大を模索するしかしょうがない

しか世界はそれを許さなかった、合理性の無い他国への搾取は許されない世界になってた

結果、食料、エネルギー外貨経済産業工業、全てビハインド状態でブチギレ逆ギレしたのが太平洋戦争

Permalink |記事への反応(2) | 12:50

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2024-06-23

別にそれがユーモアである必要はないが、ビハインドを踏み倒す何らかの手段が常に残されていないと人は狂ってしまうと思うのです

Permalink |記事への反応(0) | 21:56

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2024-06-02

anond:20240602005019

完全に予後不良パターン

10年近いビハインド死ぬ気で取り戻す

他責してる暇はなんてない

一刻の猶予もないと心得ろ

Permalink |記事への反応(0) | 20:55

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2024-05-28

悲報巨人阿部監督、1点ビハインドのノーアウト1,3塁で送りバント

プロ野球史に残る迷采配だろ…

Permalink |記事への反応(0) | 20:42

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2024-03-10

建設業界はもう終わり

建設業界は不人気

建設業に5%の賃上げ要請しかし…

岸田首相が建設業界に賃上げを要請したニュースが飛び込んできました。

まずは岸田首相ありがとうございます

しかし,建設業界はもう救えません。

建設業界の問題根底低賃金があることは事実です。

しかし,事情もっと複雑で,労務単価の引き上げで救えるのは全国規模のゼネコンと全国規模の専門業者だけです。

地方中小建設業者は人手不足のままでしょう。

労務単価を上げたらどうなる

そもそも労務単価」とは何か。ざっくり言えば,現場作業している人たちの1日分の給料基準です。

公共工事はこの基準をもとに金額計算するので,労務単価が上がれば公共工事をやるとき建設会社がもらえる金額が増えます

から労務単価を5.9%上げたから,その分給料も上げてくれ」と言っているわけですね。

もっともです。素晴らしい。おそらく全国規模の業者初任給がかなり上がることでしょう。

しかし真に人手不足に苦しんでいる地方中小建設企業は助かりません。

技能者の不足も深刻なままでしょう。

地方では給料が上がっても建設業は不人気

中小建設企業人手不足なのは,単純に「給料が低いから」ではありません。

私は田舎中小建設会社監督をやっていますが、建設業比較賃金が高い部類です。おそらくこの傾向は都会でもそう変わりません。

加えて,近年の建設業界は未経験者に優しい傾向にあります施工管理技士試験制度改正され,資格取得の際に学歴がほぼ関係なくなりました。

試験に受かれば,現場必要経験年数は高卒大卒建設学科出身者もそれ以外も皆平等です。

人材わがままを言える全国規模の建設会社は別として,中小建設会社は未経験者や畑違いの人間も大抵は採用しています

しかしながら求人は埋まりません。新卒が毎年入社するのはもはや珍しい事態です。

非正規雇用正規雇用でも給料の低さに苦しむ方はいる。建設業はそこそこ給料が良く未経験者でも採用される確率が高いのに人手不足に苦しんでいる。

これは本当に給料が低いから不人気なのでしょうか?

建設業界が不人気なのは

結論から言うと,全国規模の大企業は別として,多くの中小建設企業技能者は「労力に給料が見合ってない」から不人気なのでしょう。

建設業給料相対的に高いが,「こんなきつい仕事はその程度の給料でやりたくない」というのが実態ではないでしょうか。

ではどうすればよいのか。

法外なほど給料を上げれば建設業は息を吹き返すでしょう。しかし,国の予算は有限で,ある程度は公共工事を安くしないと文字通り国が滅びます

給料を上げると同時に,もう1つの要素をなんとかしなくてはなりません。

これから建設業界が生き延びるには,労力を下げ,給料を上げなければならない。



建設業の労力はなぜ下がらないのか

建設業自業自得

労力を下げ,給料を上げなければならない。しかし,建設業界は労力を下げる努力を怠っていました。

建設業界の現状は自業自得でもあります

国交省の良い資料があります

資料によると,建設投資平成4年ピークに平成23年まで下がり続け,それ以降は上昇に転じています

一方,建設業就業者数は平成9年ピークに平成23年まで下がり続け,それ以降はほぼ横ばいです。

平成9年から平成23年までの間は,「仕事は少ないが人は多い」状態にありました。

10ある仕事を5に減らせる技術があったところで今は20人いますから必要ないです,と省力化は進みませんでした。

業界全体が真面目に省力化を始めたのは,建設投資が増加に転じたこ10年くらいの話です。

しかし遅すぎました。15年のビハインドを取り返せる体力は中小建設企業にはもう残っていません。

他業が5年〜10年前には既に使っていたような技術を最新技術のように持て囃す有様です。

建設業安全第一から枯れた技術を使う」とか関係ありません。単純に公共工事基準の整備や業界人間知識が遅れているだけです。

そして人手不足さら技術の導入を遅らせる,負の連鎖から抜け出せていません。

真の黒幕民間工事

建設業現場地獄に等しい状態にしている黒幕民間工事です。民間建築工事地獄です。

国の工事は土・日・祝日を休む前提で工期の計算賃金計算が行われています

都道府県レベルでも少なくとも土・日は休む前提です。ですから,国や地方自治体が発注する工事は,かなりホワイト工事です。

やばいのは民間企業建築工事です。発注する人の頭には「いつから建物が使えるか」しかありません。

発注者も営利企業である以上,早く建物を使いたい,工期を短くして安くしたいというのはごく自然な考えです。

しかし4週間で6日休みを前提で考えています。「ちょっと頑張ってもらって日曜以外は工事してもらおうか」なんて考えてます

自社の社員にはやらせないことを,平気で建設業要求する奴らです。

「不当に短い工期設定の禁止」などと言われていますが,仕事を頼む側が圧倒的に強い力を持つ以上,どうしようもありません。



終わりに

建設業問題を書いてみました。

建設業自身問題建設業を取り巻く環境問題建設業崩壊へと導いています

今までの建設業界の怠慢と,建設業を軽んじる風潮とが原因ですが,これらは今さらどうしようもありません。

建設業崩壊を止める手立てはありません。

建設業が少しでも長く生き延びることを祈ってください。

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2023-10-21

ラグビーW杯2023準決勝 ニュージーランドvsアルゼンチン

9月18日20チームで開幕したラグビーW杯2023フランス

1ヶ月経った今、16のチームが大会を去り、未だ戦っているのは4チームのみ。

イングランド南アフリカニュージーランドアルゼンチン


おはようございますこんにちは、こんばんは、レビュー増田です。

遠いヨーロッパでの開催のため、日本放送は深夜、早朝になったこW杯

日本大会を去った今、試合を追いかけるのもなかなか大変だが、決勝トーナメントに入ってからは深夜早朝の試合を追いかけても後悔のない、まさに1点を争うような好試合が続いている。


遊手候補と目されていた開催国フランス南アフリカにまさに1点で涙を飲み、イングランドは初戦を彷彿とさせるドロップゴールでトーナメントを駆け上がろうとするフィジーを止めた。


今夜戦うのは、前半にペースを握られながら流れを引き寄せてウェールズから試合を取り返したアルゼンチンと、最終盤に37フェイズにも及ぶアイルランドの猛攻を耐え切ったニュージーランド


日本視聴者日本を下したアルゼンチン応援しながら決勝トーナメンを観戦している人も多いようだが、ニュージーランドラグビーファンにとって昔も今もラグビー界の神の如き存在だ。


ニュージーランドの国としての強みは、どれだけ良い選手が変わっても、さらに上回る選手が現れる層のぶ厚さで、世界最優秀選手に輝いたこともあるLOロディ・レタリックや、稲妻のようなランで日本にもファンが多いダミアン・マッケンジーリザーブで出てくるなんて、他の国からしたら考えられないような贅沢さだし、W杯がすでに始まっている状況で「真剣大会中に門限に遅れたから」と日の出の勢いの若手、マーク・テレアメンバーから外せば、「じゃあ」とウィルジョーダントライを取る。

チームは家族とも言われており、アンストラクチャーから混乱状態で誰がボールを持っても、かならずフォローするランナーが現れて、見事な連携トライを取る。

大会が始まる前までは「パッとしない仕上がり」と言われていても、いざ始まれば、初戦以外は対戦相手から大量トライを奪い、世界一位のアイルランドフィジカルを全面に出した猛攻にも耐え切ってみせた。

豊富人材と、流れるような連携、そしてここぞという時の硬いディフェンス

やはりオールブラックスはいつの時代も優勝の本命なのだ


ちなみに家族話題が出たが、この試合オールブラックスは本物の家族が3人、スタメンに名を連ねる。

スコット・バレットジョーディー・バレットボーデン・バレット

バレット家には、さらに2人の兄弟、3人の姉妹がいる。

8人兄弟という時点でなかなかだが、そのうちの3人が同時期に世界最強チームの代表プレーヤーというはなかなかない。

大谷翔平的なマンガ設定のような話だ。


さて、対するアルゼンチンだが、どういうチームかというのは予選プールから試合を見てきたみんなにはもはやおなじみだろう。

スキルフルなキックフィジカル押し出した展開攻撃個人のラン突破などを組み合わせて戦う好チームだ。

アルゼンチンにとっては、この準決勝で対戦成績 2勝33敗1分けのニュージーランドと戦うのは大きなチャレンジとなる。

負けられない大一番に向けて、前節でウェールズを破ったメンバーから1名のみを変えて試合に臨む。


アルゼンチンにとって気がかりなのはメンバーにどれだけ疲労が残っているかではないだろうか。

準々決勝でフィジカルな激闘を制したのは相手も一緒だが、ニュージーランドは予選プールフランス以外に脅かされるような存在がなく、それほど激しい消耗を強いられていないように見える。

アルゼンチンはというと、予選プール日本戦も終盤までもつれ、ウェールズ戦もギリギリで勝ちをさらった。

クロスゲームを制したこの2戦では、身体を当てながらの展開を繰り返して後半にディフェンスをこじ開けたので、これが攻めの切り札だろう。

こういうスタイルだと、FWの体力がいつまでもつの心配になってくる。

相手アイルランドの波状攻撃を耐え切ったニュージーランドである


攻撃に、守備に、身体を打つけづつけるのはここにきて難儀だけど、ではと崩しを狙って迂闊にコンテストキックを蹴って、ちょっとでも甘くなれば、それこそオールブラックス大好物、思う壺だ。


勝負どころで勢いを掴みながら接戦を切り抜けてきたアルゼンチンが、ここでも我慢比べに勝って巨星を飲み込むのか、それとも黒衣の最強軍団死神となって挑戦者の息の根を止めるのか。


小雨降るスタット・ド・フランセに響く両国国歌斉唱につづき、オールブラックスがカパオパンゴを披露し、アルゼンチンキックオフで試合が始まった。


前半

試合の入りはアルゼンチンにとって悪くなかった。

キックオフ直後から身体をあてて敵陣深くに侵入、開始3分PKを獲得し、先制のゴールで3点を獲得した。

アルゼンチン 3 - 0ニュージーランド


両チーム、キックを蹴りあげて激しく序盤のペースを争う中で、アルゼンチンハイボール処理もよく、自分達の攻めにつなげられている。

対するオールブラックスモールなどをつかった硬い攻めを見せ、手元を落ち着かせてから着実に攻める。

するとニュージーランドセットプレーから再びのモールペナルティを獲得。

ゴールライン上の攻防から外でまつでウィルジョーダンボール渡りゴールライン右に飛び込むトライ

アルゼンチン 3 - 7ニュージーランド


アルゼンチン連続攻撃は悪くない。

しかオールブラックスは硬い守備から切り返す。

先ほどトライを決めたウィルジョーダンから今度はジョーディ・バレットにつないで、またもゴール右にトライ

アルゼンチン 3 -12ニュージーランド


キックオフからの攻めを2本失ってスコアされているアルゼンチン

20分までに3回22mまで侵入できているが、その度にオールブラックスディフェンスボールを失っている。

ノックオンというわけではなく、ジャッカルで引き抜かれてなので、アルゼンチンとしては全力を出せているのに黒い壁を抜けない。


ゲーム風景としては双方が入ったボールキープして展開して、手元のエラーも少ないので、ボールインプレーが長い試合となっている。

29分にやっとファーストスクラムとなり、アルゼンチンPKを獲得。

ショットアルゼンチン 6 -12ニュージーランド


いかけるアルゼンチンが苦労して点差を積めるが、オールブラックスはすぐにPGで取り返す

そして終了間際、今度はオールブラックスボールスクラムからミスなく攻め込んで、41分にトライ

アルゼンチン 6 -20ニュージーランド


双方がボールを持った時に、保持して攻め込んでいく。

アルゼンチンとしては、攻めが良くつながっているし、手元のミスもない。

しかし、ゴールライン直前まで迫ったところでオールブラックス守備に捕まってしまう。

結果として、似たようなカードを出し合っているのに、スコアは開いている。

自責ミスでチャンスを失っているわけではないので、力負けと言っていい状況で、アルゼンチンとしては修正が難しく見える。


2トライ2コンバージョンの差を埋めるため、アルゼンチンは後半にどうやって流れを掴みにかかるのだろうか。


後半

後半の入りは前半と打って変わってアルゼンチンにとって不幸なものだった。

オールブラックスアルゼンチンキックオフ処理のエラーにつけ込み、わずか2分でトライを奪う。

この失点後、アルゼンチンキックオフの有利状況なので攻めたいのだが、ハイパンを蹴り合って、結果はオールブラックスボールが渡ってしまう。

ここでニュージーランドが攻め切って追加のトライ

アルゼンチン6 - 34ニュージーランド


後半開始直後のトライ事故みたいなものだが、このトライアルゼンチンにとっては厳しい。

前半最後の繋ぐラグビーから一転、ハイパントで崩しを狙った攻めをしたところで、ボールオールブラックスに渡ってしまい、攻め切られる。

相手の有利な形に飛び込んで取られていているのは悪いシナリオだ。

ボールを上げるのでスクラムも多くなっているが、このスクラムでも負けていて、黒衣の戦士はどんどん自陣に入り込んでくる。


守勢一方のアルゼンチン対して、オールブラックスは55分に選手を大幅に入れ替える。

交代で入るのはフロントロー3人と、ダミアン・マッケンジートライも取れる俊足SHフィンレー・クリスティ

タイミングとしてはかなり早いが、点差があるので、余裕をもって体力のあるメンバーを投入できる。


攻めのチャンスがあっても前半のように敵陣に侵入できないアルゼンチン

ボールオールブラックスのものとなり、61分に、ウィルジョーダンが2つめのトライ

アルゼンチン6 - 39ニュージーランド


65分はまだ時間があるが、33点のビハインドはあまりに重い。

15分で5トライを奪うのはどんなチームでも非現実的だろう。

どこでここまでの差がついたのだろうか?

ゲームは終盤に向かいアルゼンチンほとんど深く攻め込めない中で、74分にもウィルジョーダンラインブレイクしてハットトリックとなるトライ


後半に入って全くスコアできないまま、時計は80分を過ぎた。

一矢報いたいアルゼンチン、自陣深くのスクラムから最後の攻めもオールブラックス守備突破できず、試合終了。

最終スコア

アルゼンチン6 - 44ニュージーランド


テリトリー

アルゼンチン45% - 55%ニュージーランド


支配

アルゼンチン44% - 56%ニュージーランド


スタッツの示すこの数字オールブラックスボールを持たなくても勝てるチームだが、今日ボールを保持して戦い、アルゼンチンを圧倒した。

ボールを蹴り上げる状況としては、繋いで前進できない末にボールと引き換えにエリア前進を取るか、攻撃が停滞する前に先制で崩すかなので、繋ぎ前進できた今日オールブラックスは蹴る必要がなかったとも見える。

ただ、これは想像なのだが、結果でそうなったというより、初めからアルゼンチン疲労を見越して高いエネルギーをつかうポゼッションラグビーを仕掛けたのではないだろうか。

直近の対戦成績で2勝を挙げていたアルゼンチンは、勝てるチームを作り上げてきたが、ここに来たときにはにすでに満身創痍状態だった。


開始ホイッスル前の前段を書き終えたのは前日で、双方がどういうチームか知っている人にとってこの辺りの予測はおそらく特別ものではない。

その流れにおおむね沿う「驚きのない試合」になったのは、オールブラックスが圧巻の強さを見せたということだろう。

まり一方的試合となったので、母国では批判も起きるかもしれないが、ここまで死線の際で戦い続けてベスト4まで駆け上がったアルゼンチンは、前評判に相応の結果を残したと言っていいと思う。


これで決勝に進出するチームの1つが決まった。

準決勝のもう1試合は、前回日本大回の決勝カードイングランド南アフリカ

このW杯最後試合ラグビー界の黒衣の神と対戦するのは、白か、緑か。

あと2試合で、4年に及ぶ長い長い戦いの覇者が決まる。


anond:20231015170047

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2023-09-15

ラグビーW杯2023 プール第2週 日本 vsイングランド展望

W杯開幕の2日目、9月10日チリ戦日本代表は初戦を飾り、混戦が予想されるプールDの暫定トップに立った。

4年ぶりのW杯、みんなは楽しめただろうか。


おはようございますこんにちは、こんばんは、レビュー増田です。


9月18日日本時間午前4:00、日本イングランドと対戦する。

今回のW杯フランス開催で時差もあり、試合を追いきれないので、試合前の予測などを書くか迷ったが、日本代表の初戦に先立って行われたイングランド vsアルゼンチン戦が、観るものをして慄然とせしむる内容であったのと同時に興味深いものでもあり、この相手日本代表がどう戦うか、思案が止まらなくなってしまった。


素人考えではあるけれども、試合予測というのはそれ自体楽しい

みんなとも一緒に、大一番前の井戸端会議を楽しみたい。


件の試合だが、前評判の高いアルゼンチンに対して、不調を囁かれるイングランドは、チームを引っ張る欧州最優秀選手オーウェンファレル出場停止で欠いた上、試合開始3分FLトム・カリーレッドカードを受け、14人での戦いを強いられる。


しかし、ここから先はご存じの通りだろう。

ファレルに代わって出場したSOジョージフォードが前半だけで3本のドロップゴールで一気にアルゼンチンを突き放し、その後も正確なキックを重ねて完全に試合に鍵をかけてしまった。


未明披露されたキック芸術試合を追っていたファンに衝撃を与え、X(旧Twitter)では「ドロップゴール」がトレンド入り。


ひらがな名前女子(?)アカウントまで、ピッタリとしたワンピースから覗く胸の谷間を強調した写真とともに

RTフォローDM送ります

ぷろふ見てね☆


ドロップゴール

ブラント

クラブ


#〇〇凸待ち

などというというポスト投稿するなど、予測できない方向に「ドロップゴール」が飛んでいく事態となった。


さて、前評判の低さも人数のビハインドも跳ね返し、強豪の底力を見せたイングランド日本代表はどう戦っていくのだろう。


大いに話題となったョージ・フォードドロップゴールだが、イングランドがこういったキック披露するのは初めてではない。

2003年オーストラリア大会において、当時のSOジョニー・ウィルキンソンが強力FWの後ろから幾本ものドロップゴールを決め、ウェブエリスカップを初めて北半球にもたらした。

20年ぶりに披露された伝統戦術といったところだ。


直接蹴りこめばいいのなら、ボールを持ち込むより簡単じゃないか、と言いたくなるドロップゴールだが、実際はそう簡単ではない。

前に落としてショートバウンドさせたボールを真っ直ぐ蹴るのはそれだけでも難しく、ゴール正面からの線上でないと入らない。

その上、オンプレー中に蹴るので、相手DF必死に詰めてくる。

SOがプレッシャーを受けないために十分な距離必要で、そのためにはFWが壁を形成し、SHは正確で速く長距離パスほとんど真後ろに投げなくてはいけない。

普段蹴ってないチームが付け焼き刃で蹴って入るものではない。

試合後、ジョージフォードが「ドロップゴールは常にプランにある」とインタビューに答えていたのは驚きだ。


日本はこのドロップゴールに警戒するべきだろうか。

イングランドがとってきそうな戦術とは?


イングランド代表サイド

ドロップゴールは確かに脅威だ。

それだけでなく、正確なキックの全てが恐ろしい。

オンプレー中であれ、ペナルティであれ、ゴールから中央の線上で放たれるイングランドキックは大きなプレッシャーになるだろう。

イングランドからすれば、中央日本陣内の10mまで持ち込めばそれだけで日本圧力を与えられる。


オンプレー中に蹴るだけでなく、キック得点できる状況に持ち込めばいいので、戦術としては南アフリカよろしく接点の後ろからハイパントをあげ、FWをぶつけて落球をさそい、引き摺り込んだスクラムからペナルティをとってキック得点、という方法が考えられる。


実際、日本のアタッキングコーチトニー・ブラウンも「イングランドキックを使ってくる」とコメントしている。

多くの解説者も同様だ。


だが、本当にオンプレー中に頻繁に蹴ってくるだろうか・・・


ハイパントなどのアタッキングキックは、チェイサーをぶち当てることができればノックオンを誘ったり、陣地を前進できる反面、基本的には相手ボールを渡す結果になりやすい。

しかも、相手ナイスな処理ですれ違われて、大きなゲインを許しかねない不確実性がある。


ハイボールの競り合いも強いので、ハイパンも勝算があり、蹴ってくる可能性は十分あるが、体格で勝るイングランドには、もっと低リスク圧力を与える方法がある気がしてならない。

大型FW突破力のあるセンターで、接点の脇で身体を当てながらゴリゴリ前進するだけで、日本にとっては大きな脅威なのではないだろうか。


イングランドCTBリー・ローレンスはこう発言している。

「彼らはボールを動き回すことを好む。私たちは彼らのプレーをそのように認識している」

私たちは彼らの脅威が何か知っているし、それをシャットダウンする計画を持って臨むよ」

日本代表は硬いスクラム、アンストラクチャーな展開から松島のような創造性のあるランナーゲインなどの魅力的な攻撃オプションがあるが、国際的な「日本独自の強み」と認識されているのは、ボール連続に展開する早さだ。

日本は持つと違いを出せるのだ。

なので、持たせない、そう言っているのではないだろうか。


総合すると「イングランドボールを離さず近場を押してくる」「日本の受けをみて、縦の走り込みや展開で一気にランのゲインを狙う」「同時に接点の反則を誘う」というような戦術をメインに、適宜ハイパントなどを絡めてくるというやり方が考えられる。

そして「ディフェンス時にはプレッシャーをかけて日本の攻めを停滞させてキックを蹴らせ、カウンターのランでタックルを外しながらビックゲインを狙う」


実際、自分の同僚のラグビー経験者と話題になった時も「蹴らないんじゃないですかね?普通にやると思いますけど(もちろんドロップゴールも敢えてまでは狙ってこない)」という意見をもらった。

主力を2枚欠いたとて、地力はどう考えてもイングランドの方が上なのだ


日本代表サイド

さあ常にオプション複数持っているイングランドに対して、では日本代表が取れる戦術は?


自分が予想するのは「イングランドの攻める機会と時間を減らす」という戦略だ。

イングランドボールを持っている時の攻めはハードで、簡単には止められない。

さっきもいったとおり、中央付近で少しの侵入も許したくない。

ではどうするかといったら、ボールは1つしかないのだから、こっちに来た時に離さないで、相手の機会と時間を潰してしまえばいいのだ。


まあ要は日本日本伝統戦術で、蹴らずにハイテンポでボールを回し続けて、相手攻撃し続けるという手段があるということだ。


ただ、これは80分続けるには消耗が激しい。

なので、前半の20分くらいまではリスク覚悟で蹴って、身体の衝突を避けたり、危険を伴うが、スクラム時間をかけて、時間当たりで体力が消耗する機会を減らすのではないだろうか。

イングランドスクラム相手を圧殺できるので、時間潰しと引き換えに点数も持っていかれる可能性があるが・・・


60分でなるべくボールを保持したいとして、相手ボールがあったときにはどうするか。

そうなると、なるべく中央侵入を許さないようにしつつ、接点でプレッシャーをかけて、相手の攻めを停滞させ、キックを誘発してボールを獲得する、またはジャッカルを狙う、ということになる。

ハードラックの攻防は不可避であるように思われる。

日本としては、姫野とラピースが間に合いそうなのが朗報だ。


イングランドプレッシャーをかけてキック得点を狙い、日本はダラダラと攻め続けてロースコアでの競り勝ちを狙う。

どちらかのディフェンスラインが決壊すれば、トライが決まり大量得点となる。


どうだろう、自分は双方のこんな作戦を予想したが、みんなはどう予測する?

日本時間早朝キックオフの月曜は、幸い祝日だ。

観戦もしやすいことだろう。

ああだこうだと言い合いながら、大一番を待ちたいと思う。

みんなも是非、予想を楽しんでみてほしい。


anond:20230910223847

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