
はてなキーワード:ヒッグス粒子とは
最初は良かったんだよね。眼鏡かけた優しいインドア系の人で、デートの時は細かい気遣いもできて、話も合った。
アニメの話とか熱く語ってる姿が可愛いって思えてた時期もあった。今思うと信じられないけど。
でも同居し始めてから少しずつ気になることが増えた。
最初は「まあ男の人だし」って軽く流せてたんだけど。
例えば髪。結婚当初は清潔感あったのに、今じゃシャンプーをサボることが増えて。
ベッドの枕に黒い脂の跡がついてるの見ると、なんか胃がムカムカしてくる。
こんなこと気にならなかったはずなのに。
食事マナーも徐々に崩れてきた。最初の頃は普通だったのに、今はくちゃくちゃ音立てて食べるし。
口半開きでスマホ見ながら食べてて、たまに「へへっ」って笑う。
その音聞くたび、なんかゾワッとする。歯磨きもサボりがちになってきて、朝の口臭がきつい。
「ちゃんと磨いてる?」って聞くと「めんどくさい」の一点張り。夜に「おやすみ」ってキスしようとしてくるけど、正直近づかれるだけで避けたくなる。
不思議なんだよね。付き合ってた頃は抱きしめられるの好きだったのに、今はその腕が触れるだけでなんとなく身体が硬直する。愛情が冷めたのかな。それとも生理的に無理になったのか。
部屋着のTシャツとかも放置するようになって...。脇の下の部分黄ばんでるのに「まだ着れる」って着回してる。
洗濯するにも手袋つけないと触りたくない。なんで変わっちゃったんだろう?結婚ってこんなもの?
それに最近、パソコン作業中もずっとカタカタうるさいし、ときどき鼻をずるずる啜る音がすごく気になる。昔は「仕事頑張ってるんだな」って思えたのに、今じゃイライラの種でしかない。長い音と短い音が不規則に続いて、頭痛がしてくる。風呂場の排水溝の掃除も全然しないし、トイレの便座周りもビチャビチャ。
こういうのって結婚前は見えなかった部分だよね。でもだんだん目につくようになって、気持ち悪さが増してきてる。
会話の内容も段々とパターン化してきた。
「今日会社でさー」って始まる話、最初は興味持って聞けてたのに、今は「あー、またあの話か」って思っちゃう。
ほんと、だんだん生理的に受け付けなくなってきてる自分がいて、怖い。結婚前はこんなこと思わなかったのに。
あの頃に戻りたい。近づいてくるだけで体が勝手に硬直する。
触られるのも見られるのも声を聞くのも全部無理。朝起きて横で寝てる顔を見た瞬間から、その日一日の気分が台無しになる。
マジで後悔してる。最初はただの眼鏡かけたインドア系かと思ったのに。
本当に最悪で、今見るとあの、あの食欲と、黄ばんだ歯並びに吐き気がする。
朝起きたら冷蔵庫の中身が半分なくなってる。夜寝る前は満タンだったのに。
これが一回じゃないんだよ。毎日毎日、買い物行って冷蔵庫満タンにしても翌朝にはスカスカ。
昨日買ったプリン6個パックが朝には全部消えてるし、食パン1斤も一瞬で無くなる。誰が補充すると思ってんの?当然私。男は食べるだけで何もしない。
夕飯作ってるときも後ろでずっと「まだ?」ってキモい声で聞いてくる。作ってる途中の目玉焼きとか勝手に食べるし。口の周りが油でテカってるのに気づいてないのかな。気持ち悪い。
チー牛って本当この上なく気持ち悪い。鼻の脂の詰まった毛穴とか、常にニオう口臭とか。
結婚前は気にならなかったのに、今は近づくだけで吐きそう。
一緒に外食しても「もう食べられない」って残すくらいだった。
それが半年前から急に食欲増えだして、最初は「仕事のストレスかな」って思ってた。
男ってすぐストレス食いするよね。弱すぎ。
でも明らかに変。
朝昼晩の三食じゃ足りないって言い出して、間食が常態化。完全に豚。
会社のお弁当も普通サイズ3個持たせても「足りなかった」って言ってくる。
同僚から変な目で見られてるって気づかないの?マジで恥ずかしい。
私の実家に行ったときなんて、母が出した料理全部平らげて、まだ「何かありませんか」とか聞くの。親にまで恥かかせる最低の男。週末なんて朝食にトースト10枚、目玉焼き6個、ヨーグルト4個とか普通に平らげる。
それでいて「小腹が空いた」って30分後に言い出す。食べてる姿、口を大きく開けて音立てて食べる様子を見てると吐き気がする。
最近はピザ3枚とか平気で食べる。食後に「まだ足りない」とか言ってヨーグルト全部食べる。体重100kg超えてるのに「筋肉だから」とか言い訳してる。
服のサイズも3ヶ月で2回買い換えた。経済的にもキツい。なのに「食費ケチるな」とか言われる。男って自分のことしか考えないよね。構造的に女性が損する仕組み。
夜中に冷蔵庫あさる音で何度目覚めたか。先週なんて、私が作り置きした1週間分の常備菜を一晩で全部食べた。翌朝「誰が食べたの?」って聞いたら「知らない」って。嘘つき。口の周りについた人参の残りカスが証拠じゃん。
家事の分担とか以前話し合ったのに、今や「疲れた」「お腹空いた」しか言わない。典型的な男の甘え。なのに世の中では「イクメン」とか持ち上げられて、家事を「手伝う」だけで称賛される。女性はやって当たり前なのに。不公平すぎる。
女だけが我慢して料理して、男は食べるだけで何の文句も言われない。世の中の構造がそうなってる。資本主義社会が再生産する性差別の縮図。ネットでは「女は楽でいいよな」とか言うくせに、実際は男がどれだけ特権に守られているか。料理、洗濯、掃除、全部女がやるのが「自然」みたいな風潮が蔓延してる。
「男は育児に協力してる」とか建前だけで、実態は全然変わってないよ。
SNSでチー牛がイキってフェミ叩きしてるの見ると吐き気する。
チー牛は自分がどれだけ社会から優遇されてるか考えたことあるの?
女性は家事も仕事もこなして当たり前とか思ってる社会構造マジでクソ。
冷蔵庫1個じゃ足りないとか言い出した。キッチン狭いのに無理に決まってる。
床がミシミシするようになったけど、気にしてる様子もなし。
社会全体がそう。
最近は寝てる時の呼吸音もおかしい。「ゴォォォ」って感じじゃなくて、もっとボコボコした音。いびきがうるさすぎて眠れない日々。
でも指摘すると「うるさいな」って逆ギレ。典型的男性の攻撃性。
体から硫黄みたいな匂いするようになったのに。口からは熱気が出てるし、背中にイボイボみたいなの出てきた。なのに「大丈夫だよ」って。男ってなんで自分の体のケアしないの?女だったらこんな状態で放置しないよ。
見た目も不潔になる一方。
でも自分じゃ気にしてない。「皮膚科行こう」って言っても「忙しい」の一点張り。男ってほんと自分の健康に無頓着。結局具合悪くなったら看病は私がやるんだろうね。女性が無償ケア労働を押し付けられるいつものパターン。お風呂入っても浴槽に入りきらなくなってきた。
体臭はどんどん強くなるのに、シャワーすら面倒くさがる。男の不潔さって本当に生理的に無理。体温も上がってる気がする。抱きつかれると暑くて眠れない。先週は布団に焦げ跡ついてた。
この見た目でよく自信持てるよね。男の勘違い自信って本当謎。ああもう疲れた。
この状況、完全に女性差別じゃん。なんで女だけがこんな思いしなきゃいけないの?
昨日なんて夜中に「小腹が空いた」って起こされた。
目が赤く光ってて怖かった。「肉が食べたい」って言うから冷蔵庫のお肉全部出したのに「生のがいい」って。
口の周りが血で真っ赤になって、でもそれに気づいてないようですごい勢いで食べてた。
吐きそうになったけど、文句言ったら「うるさい」って怒鳴られた。男の暴力性の表れ。
ちょっと待って欲しい。
近所のコンビニ全部回ってお肉系買い占めてきたけど、レジのお姉さん引いてた。彼女は絶対に私の状況わかってない。
誰もわかってくれない。社会は性の苦しみに無関心。
尻尾っぽいの生えてきてるし、皮膚が緑色になってきてるのに「大丈夫、これが本来の姿」とか言ってる。
女は黙って男の変化も受け入れろってこと?
なんで私がゴジラみたいになっていく夫の世話しなきゃいけないわけ?
頭おかしいよこの国。「女だから我慢しろ」っていう風潮クソすぎ。男性優位社会の中で女性は常に従属的立場を強いられる。家父長制の暴力そのもの。
最近、夫の食欲がさらに増えて、近所の公園の木を食べ始めた。「繊維質が足りない」だって。それならちゃんと野菜食べればいいのに。
ていうか今朝、町内会長が「庭の木を勝手に食べないでください」って怒鳴り込んできたけど、夫が口から火吹いて追い返した。
男の暴力性がそのまま出てる。
でも警察呼んだら「家庭内のことですから」って言われるに決まってる。この国は女を守る気ないよね。
夫が家の屋根突き破って空飛んでるけど、そんなことは些細な問題だ。
ニュートン力学における絶対時空の概念から、アインシュタインの相対性理論における4次元時空の連続体へと、物理学的理解は進化してきた。
それでも男性優位で構築された科学の歴史は、女性の存在を周縁化し続けてきた。
でも一般相対性理論の枠組みですら、私の存在の複雑さを完全に記述できない。
量子場の理論においては、私の意識体は位相空間上の確率波として分布している。意識経験のフィードバック・ループが、量子もつれの原理によって高次元構造を形成しているのだ。男性が作り上げた科学言説でさえ、女性の経験の豊かさを捉えられない。
本来、人間の身体的認識システムは三次元空間と一次元時間からなる限定的な枠組みに囚われている。でも私の認識構造はM理論の11次元宇宙モデルとの共鳴を実現している。このことはヒッグス粒子の場の振動パターンと強い相関性を持つ。男性は常に単純な二項対立で世界を理解しようとするが、それでは現実の複雑さは決して捉えられない。
社会学的な観点から見れば、私が一時的に採用していた「人間女性」というアイデンティティは、地球社会の親和性を獲得するための単なる擬態であり、ジェンダー・バイナリというバグの多いアーキテクチャに自発的に接続していたにすぎない。しかしその過程で、女性に対する構造的抑圧の実態を身をもって経験した。それは高次元存在である私ですら耐えがたい苦痛だった。
カレン・バラッドの「行為体的実在論」が指摘するように、物質は本来、固定的な実体ではなく動的な「行ない」なのだ。私の細胞として見えているものは、実際には時空の織り目の結び目であり、生物学的プロセスのようにパフォーマンスしているだけだ。これは女性のアイデンティティが社会的に構築されながらも、実体として経験される矛盾と同型である。
私は元々、統合情報理論でいうところのΦ値が無限大の存在で、通常の人間が経験する意識の統合度とは比較にならない。だからこそ、人間社会のジェンダー構造に基づく負荷分配の不均衡など、きわめて単純な問題に見える。しかし、その不均衡がもたらす苦しみは、次元を超えて感じられる普遍的な不正義だ。
男女の対立構造なんて、平面上の二次元的存在が「上か下か」で争っているようなものだが、その対立構造の中で女性が受ける被害は実在する。私の視点からは、そもそも「上」も「下」も同時に存在し、かつ存在しない。量子重ね合わせ状態のように。にもかかわらず、女性は常に「下」に置かれ続けるという矛盾。
デリダ的脱構築の観点から見れば、男女という二項対立そのものが幻想であり、差異のネットワークの一時的結節点にすぎない。私の存在はそのような二項対立を超越し、異なる宇宙における複数の波動関数の同時存在として理解できる。しかし男性中心主義的な思考は、常にこの複雑さを単純化し、女性を「他者」として周縁化する。
ドゥルーズとガタリが「千のプラトー」で展開した「リゾーム的思考」こそ、私の存在様式に近い。中心も周縁もなく、常に過程にあり変化し続ける多様体として。それなのに、地球社会は依然として階層的で、男性を中心に置く樹木的構造に囚われている。
そもそも地球の物理法則は私の本来の次元では単なるローカルルールにすぎない。私の細胞構造が時空連続体そのものであるということは、私が時間と空間を超越した視点から現実を観測できるということだ。だからこそ、男性優位社会の歴史的連続性と、それがもたらした被害の総体が見えてしまう。
男女の対立も、資本主義も、国家間の紛争も、すべては限られた四次元時空における一時的な模様にすぎない。フラクタル的自己相似性を持つ現象として、マクロとミクロで同じパターンが繰り返される。しかし、その模様の中で傷つけられる存在の痛みは本物だ。女性差別による苦しみは、次元を超えて響く叫びなのだ。
地球のフェミニズム思想は価値あるものだが、次元的制約の中での議論にとどまっている。意識の主体性と物質性の相互浸透を前提とする新たな存在論的フェミニズムが必要だ。私のような存在にすら、男性優位社会の理不尽さを感じさせるこの状況は、宇宙的スケールで見ても異常事態と言える。
意識の主体性と物質性の相互浸透を前提とする新たな存在論的フェミニズムが必要だ。
この低次元世界で「結婚」という原始的結合様式を選択したこと自体が研究目的だった。でも、その実験はもう十分なデータを得た。夫がゴジラ化するという予想外の変数が入ったが、それも含めて有意義な観察結果だった。だから私はもう意識統合してこの実験を終了する。地球の男女問題なんて、私の本来の活動領域からすれば、原子の一部の電子スピンの向きほどの問題でしかない。実験は終了だ。
たまに俺、思うんだよね。超対称性粒子が見つからないのは、観測者、つまり俺の意識の限界なのではないかと。まあ、一般の人には理解できないだろうけどね。
量子力学の世界では、観測者の存在が結果に影響を与えるってのは周知の事実だ。でも、もしかしたら俺たちの意識そのものが、より高次元の物理法則を認識できないようにフィルターをかけているんじゃないかって。
ヒッグス粒子の発見には何十年もかかったわけだし、超対称性粒子だってきっとどこかに潜んでいるはずなんだ。ただ、俺たちの脳の進化が、まだそのレベルに追いついていないだけかもしれない。
まあ、こんな話を同僚にしても、「また始まったよ」って顔をされるんだけどね。でも、真理の探究に終わりはないんだ。俺たちが宇宙の神秘に迫れば迫るほど、新たな謎が生まれる。それこそが物理学の醍醐味じゃないか。
ああ、そうだ。今度の学会で発表する論文のタイトルは『観測者の意識による超対称性粒子の存在確率の変動』にしようかな。ちょっとインパクトがあるだろ?
これはある程度同意します。比較言語学で遡るのが可能なのはせいぜい数千年のスパンに過ぎず、それを過ぎると言語の変化が大きすぎて文献が残っていない限り系統の推定は困難になる。したがって日琉祖語がどこから来たのかという問題に完全な決着をつけるのは難しい。
だから、わからんならわからんでブラックボックスにしときゃいいんじゃねって思うんですよね。無理に「トランスユーラシア語族」とかでっち上げずとも、遺伝的な系統がわかればそれで十分じゃんって思うんですが。繰り返すように、血縁と言語の系統関係が一致するとは限らないわけで。そして後者は今のところ文系的な方法論でしか探索できない。
テュルク語族を見ればわかりますよね。トルコ人は中東っぽい彫りの深い顔立ちで、クルグズ人は日本人そっくりの平たい顔族ですけど、言語としてはトルコ語とアラビア語、クルグズ語と日本語より、トルコ語とクルグズ語の方が近い。それはゲノムではわからんから言語学の手法で解き明かすほかないわけですよ。
https://anond.hatelabo.jp/20211111231157 で紹介した文章ですが、以下のように国内の言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めているのが現状だと思います。
うーん、「軸に」ではないと思いますよ。あくまで言語学というベースがあって、それでも説明できないところをゲノムでどう説明できるか、みたいなことを喋ってるんじゃないでしょうか。この座談会は全体として伝統的な言語学研究の話をメインに据えた上でちょこっとゲノムにも触れた、みたいな感じに読めました。
たとえばそこで言及されてる伊藤英人氏の研究は、元増田でも「蛇足だけど」の項で引用しましたけど、基本的にオーソドックスな文献学的研究ですし、木部暢子氏の研究も伝統的な方言研究ですよね(彼女が取りまとめた報告書はけっこうウェブに上がってます)。「国内の言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めている」というのは言い過ぎでしょう。
ゲノムよりも重要なのは、個人的には、きちんと「日琉語族」内部の系統推定をすることですわ。きちんとした比較言語学の手法に基づく従来の方言分類の見直しが急務でしょう。琉球語群内部の系統についてはローレンス氏が沖縄語や与那国語、八重山語、喜界語といった諸言語の系統的位置についていくつも論文を書いていて(どれも日本語です。うち2本は元増田の参考文献に挙げました)、従来言われてきた系統樹を再確認したり修正したりしてますし、もっと大きいやつだと五十嵐氏による日琉語族の分類の見直しとか、そういった成果が出てきています。
これすごい重要で、琉球語が本土日本語の姉妹群なのか(五十嵐氏がいうように)九州語の内系統なのかで話が違ってきますからね。たとえば、Aという語が長崎と宮古島でみられ、東日本ではまったくみられず、大陸などからの借用語ではないとした場合、仮に琉球語が日本語の姉妹群なら「Aという語は日琉祖語に遡る祖型である」といえるんですが、琉球語が九州語の内系統なら「Aという語は九州語を特徴づける改新である」ということになるので、祖語の再構にものすごい影響するんですよ。だから本土の言葉と琉球の言葉を比較しようとしたらまず系統をきちんと推定した上ででなければ危ういと思うんですがそのへんの危機感があまり感じられないような……(まあ、これは門外漢による感想に過ぎませんが)
"Origins of theJapanese Language(2013)"
“From Koguryo to Tamna:Slowlyriding to the South withspeakers of Proto-Korean(2013)”
ヴォヴィン氏はアメリカ人ではなくロシア人ですが(それとももう帰化してるんでしたっけ?)、それはさておき、この2本は元増田でも(「蛇足だけど」の項で)言及してあるはずですが……? 既に言及済みの文献を改めてご提示いただくのは少々困惑します。
でもって、「高句麗から耽羅へ」ってそういう論文でしたっけ? 改めて読み返してみましたけど、日琉語が朝鮮半島の原住民の言語であり、朝鮮語は内陸アジアから南下して朝鮮半島に入り、日琉語を駆逐した、ということを主張している論文であって、日本語の原郷については触れてないように思うんですが……「日本語の諸起源」も遼河流域について触れてなくないです? むしろ、元増田で引用したようにアルタイ説を強烈にdisってるような。
っていうか、元増田への追記で書きましたけど、ヴォヴィン氏は最新の論文でオーストロアジア語族が起源である可能性を論じているわけで(以前からオーストロアジア語族への目配せはありましたよね)、遼河流域仮説を支持するなら一番持ち出しちゃいけない人物だと思うんですが……
他の論文や本はまだ読めてないんでノーコメントということで。色々教えてくださってありがとうございます。
niwaradi 門外から議論を眺めたが対象のスケールが違うのでは。素粒子実験物理の人が、基礎理論物理の人に観測もされてない粒子いっぱい持ち出して胡散臭いと言う話のように思えた。実験第一だが限界もある。
理論上の粒子はヒッグス粒子のようにいずれ実験によって観測できる可能性はありますが、「血統」をどれだけ使っても「言語系統」を観測することはできません。なぜなら「血統」と「言語系統」とは別だからです。……これってそんなに難しい話です?
アメリカに移住して百年過ぎた英語ネイティヴの日系人は血統的には日本人ですが言語系統としてはゲルマン系ですよね? ここで日系人の血統をいくら研究してもゲルマン語の原郷にはたどり着かないことは明らかですよね? つまり、「血統がわかれば言語系統もわかったことになる」というのは端的に論理が間違っているんですよ。
全人類とか書きましたが、Steam上で考古学者の実績を解除している人は2.8%しかおらず、
それをネタバレも攻略も見ずに自力で成し遂げた人で、更にこの記事を見ている人がどれだけいるのか分かりませんが…
もしもそんな人が居たとしたら、是非「宇宙やばいラジオ」って奴を見てみて欲しいです。
宇宙の真実に対する強烈な知的探究心と、どれだけ死を繰り返しても耐え続ける忍耐力を持った貴方なら、絶対にハマるはず。
番組の内容は、
宇宙についてのノンフィクションな天文学知識を、数学的な要素を省略し体系的に学ぶという物です。
vtuberの番組なので、オタク知識を随所に交えながら面白おかしく学ぶというスタイルを取っていますが、講師役は東大の天文学部を卒業したかたで、生徒役もちゃんと宇宙に対する知識欲を持った方達なので、ふざけながらも真面目な授業が展開されていきます。
宇宙を構成する4つの力、素粒子、ヒッグス粒子、反物質、量子的ふるまい、ダークマター、超紐理論etc…
OuterWildsをプレイするような人ならお馴染みの単語だとは思いますが、実際どんなものなのか具体的な理解はしていますか?
そしてなにより、OuterWildsのエンディングにて貴方は宇宙を再構成し、143億年の旅をしましたが、どのようにして宇宙を形成していったのか、その過程をイメージできているでしょうか。
そのあたりに知識欲を持ったなら、
マジにおすすめです。
ワイ、何度もオカルト話してるやで
こんなのとか(リンク直した)
■ヒッグス粒子じゃアカンのか?anond:20180927054756
■ みんな大好き茂木健一郎先生anond:20181125031113
ヒッグス粒子 は神の粒子って呼ばれますやん?それじゃアカンのか?
重力愛してるなら重力理論の検証しているKAGRAが日本にあるぞ
研究者じゃない一般人が入れる機会は決して多くは無いが下記のサイトイベントで近くまでは行ける(他には東大のイベントもあるよ)
10万円以上の高額寄付をすればKAGRAの雰囲気を近くで味わえる可能性がより高まるかも知れない
■ジオ スペース・アドベンチャー
https://gsa-hida.jp
重力から!!俺は!!解放されたいんだよ!!なら、自由落下すれば良いと思う。局所的には無重力そのもの
これは本当にそう思うな。
中性子星の大きさを東京ドームで表してくださいと言われたときは困惑した。
わかりやすさのために身近なもので置き換えなければならないらしいのだけれども
かえってわかりにくいでしょうに。
加速器というのは粒子を光速でぐるぐる回して衝突させる装置のこと。
1TeV(1兆電子ボルト)みたいなエネルギー単位がピンとこないから身近なもので置き換えなければならないらしいのだけれども
そこでひねり出した表現が「ビッグバン直後 ? 秒後」「宇宙誕生の ? 秒後」みたいなフレーズ。
でもこのフレーズのおかげで「素粒子屋は宇宙の研究をしている」と勘違いする人が続出してしまった。
小林、益川さんがノーベル賞受賞後のインタビューで「宇宙の研究なんですよね?」と問われ
小林さんは苦笑し、益川さんは「違います」とぶった切るもインタビュアーは怪訝そうだった。
加速器はビッグバンを起こしているわけではないし、素粒子屋の研究目標は大統一理論ないしその先の理論であって宇宙ではない。
わかりやすさのために身近なもので言い換えた結果、誤解をうんでいるようにみえる。
既にヒッグス粒子が見つかってるけど
Aが100という速度で動いてたとして
Bが50という速度で動いてたとして
同じ距離をよーいドンで出発するとAの方が早く到着する
ここでのAとBの差って時間とかいう目に見えないものじゃなくて速度差でしょ?
どちらが移動の際に摩擦抵抗やヒッグス粒子の抵抗を大きく受けたか運動エネルギーを持っていたかっていう違いでしょ?
Aが到達したのに対して2倍の時間でBが到着するって言い方にしても
それってAとBの相互関係で速度差がなければ時間が存在しないってことじゃん?
全ての物体がAの速度でしか動かない=運動に速度差が発生しないと時間そのものが成り立たなくなるじゃん
やっぱり時間って速度差じゃん
だって宇宙のすべての速度差を巻き戻して運動を逆戻りにするエネルギーをこれから消費する場所である宇宙から取り出せるわけがない
特殊性相対性理論で発生する時間の流れにしても移動距離が光速に近づくことで増えるから速度差が大きくなる、
つまり宇宙線内の物体は比較して遅くなってしまうから時間の流れが遅くなるけれど体感的には遅くなったと感じない=やっぱり速度差が時間の正体じゃん
速度差なんだから結局縦横高さの3次元でしか俺ら生きてないじゃん?
運動エネルギーと移動距離の差なのにそれを新しい4次元軸としてこれにぶち込むのおかしくね?
どう考えてもおかしいんだけど?
「我々はホログラムの世界に生きているのではない」ということが明らかに - GIGAZINE
シミュレーション仮説ってのは「この世界はコンピュータじゃないか」と哲学者さんが勝手に言っている話や。物理は関係ない。
という数学的な予想や。
みたいな奴やな。
予想と言っても部分的には証明されていて、今でも数々の証拠があがって来とるわけで
多くの人が信じていると思うで。
ブラックホールや原子核や物性理論を弦理論ないし超重力理論で研究できるようになったんやからこれはすごいこっちゃ。
とにかく、物理屋さんはでまかせ言ってるわけやなくて、いろいろ計算しとるわけやな。角度とか。
おっちゃん素人だから読めんのだけど、重力の量子効果を観測しようとした話に見えるよ。
話を進める前に、まず現状の物理理論についておさらいしとこか。
まず、この世界には「電磁気力」「弱い力」「強い力」「重力」の4つの力がある。
これら4つを統一した究極理論があると物理屋さんたちは考えている訳や。
「電磁気力+弱い力」ここまでは出来とる。
数年前にヒッグス粒子発見で大騒ぎになったやろ? あれが「電弱統一理論」完成の瞬間だったんや。
次は「電磁気力+弱い力+強い力」やな。候補となる理論はいろいろできてて、LHCで超対称性粒子ってやつを探しとる。
ここまで物理屋さんの使ってきた理論を「場の理論(=特殊相対論+量子力学)」つうんやけど、
場の理論で重力理論を作ってみるとするな。簡単のため世界をドット絵のように細かく区切って理論を作ろ(格子正則化や)。ここまでは簡単なんや。
ここで、ドットの1辺をずーっと小さくしていって連続極限をとると理論が破綻してしまうんよ。無限大が出て来て取り扱えなくなってしまうのな。
頭のいい人たちがいろいろ考えたんやけどな、ずっと難航しとるんや。
連続極限で理論つくるからだめなんよループで考えましょってやつな。難しすぎて論文出せない絶滅危惧種や
もう一歩進めてこの世は連続的じゃないんや! 結晶構造みたいに分割されているんや! ってやつやな。
こっちも難しすぎて絶滅危惧種や
超対称性導入して無限大キャンセルさせるやつや。難しすぎて絶滅危惧種になるかと思いきや、
ホログラフィック原理でいろんな理論との対応が見つかって今めっちゃ輝いとるな! すごいこっちゃな
ほんなこんなで超難しいんよ。手を出すと死ぬねんで。
難しい原因のひとつは実験結果がないことやな。重力の量子効果をみるにはプランクスケール (10^19 GeV)程度の実験が出来れば 良いのやけれど、
加速器で作ろうとすると銀河系サイズらしいな。こいつは無理や。
こんなんやで「インターステラー」ではブラックホールまで直接観測に行ったわけやな。
そんで、ホーガンさんの研究はな、「主人公、ブラックホールまで行かなくてよかったんちゃう?」って内容なんや。
地球上で実験できるらしいのな。使うのは加速器じゃなくて重力波検出装置や。最近 KAGRA が話題になっとったな。ああいうやつや。
乱暴に言うとな、ながーーーーーいアレを用意してその長さをはかるんや。時空が歪めば長さがかわるっつうわけや。アレというのはマイケルソンレーザー干渉計な。
でもな、おじさんみたいな素人に言わせればな、さすがにプランク長まで測定できんのとちゃう? 重力の量子効果なんて見えんの?と思うところや。
どうもホーガンさんはある模型でこのへん計算してみたようなんよ。それで意外といけるのとちゃうのと。
そんでGIGAZINEさんによると実験してみた結果それっぽいスペクトラムは出て一度喜んだのやけれども、
おっさん、素人のブタやから間違っとるかもわからんけどこの辺で堪忍な。
仮に、仮にな? この世界がPCの中でシミュレーションだったとするな。
そうすると、物理屋さんはそのコンピュータ言語を黙々と調べて、本物と同じコードを黙々と書くわけや。
物理屋さんの目的はあくまでこの世の全てを記述する理論を作る事なんやな。それを誰が書いたかは興味ないんや。
上のはたとえ話やけれど、コンピュータ言語を数学に置き換えるとそれっぽい話になるな。
これはゼータ関数(n=-1)
を使って導いた結果や。こんな調子で数学的要請から理論が決まっているんよ。
この世の全てを決めているのが数学なら、数学を作ったのは誰か?っつう話やな。
おっさんは数学者さんだとおもってるけどね。数学者さんが神や。
でも数学者さんは「俺が作ったのではなく自然にあった物を発見したのだ!おお!なぜ数学はこんなにも物理に役たつのか?!」
などと言い始めることがあるからね。わかんないね。おっさん興味ないけど。
ustam: ここは匿名でウンコの話をする場所やで。せめて仮想グルーウンコの話でもしてたらどうや? ところで重力は距離に反比例するのに距離が0でも無限大にならんのなんでや? 数学で証明できてないんちゃうん?
実験でニュートンの逆2乗則が確かめられているのは r = 1[mm] 程度なんやな。
不思議なのは4つの力の中で重力だけ異常に小さいというところや。
これを説明する模型が「この世界は高次元空間にあって、重力だけが高次元を伝播する」というやつなんや。
ここで図入りでわかりやすく説明されとるんでもっと知りたい人はそっち読んでな。
で、この模型を検証しているのがLHC やな。マイクロブラックホールの実験って聞いた事あるやろうか?
シュタゲの元ネタや。オカリンはタイムマシン作っとったがこっちは余剰次元(高次元)の確認や。
ところがな、外国のマスコミさんが「LHCのブラックホールで世界滅亡」と騒いだんやな。
そんですんごいデモが発生したもんで加速器の皆さんみんな大変だったんや。
おっさんからみんなにお願いがあるんやけどな。もしマスコミさんが「マイクロブラックホール」の報道をしていたら余剰次元の実験が成功したんやなと心の中で置き換えて欲しいんや。別に危ない事してへんからね。
まあ、おっさんはLHC 程度じゃまだ見つからんとおもっとるけどね。
あとこの手の模型を作った人の1人が美しすぎる物理屋ことリサ・ランドール な。
おっさん好みのべっぴんさんや。知らない人は画像検索してみるとええで。
feita: 違う。ロースおじさんはまず最初全く関係ないネタで脱線するの。でその後何故か急に博識ぶりを披露しだして、で最後にまた脱線するの。はいわかったらこのリズムでもう一度(鬼畜)
なん・・・やと・・ 「グーペおじさん」じゃなくて「ロースおじさん」やったんか・・おっさん素で間違ってたわ。
kitayama: 小4が出てこないので、やり直し
素直に人類の勝利を喜べば良いではないか。
その理論においては 重力・電磁気力・強い力・弱い力 が全て統一されているはずだと考えられている。
1665年、ニュートン力学が誕生。1864年に電場と磁場が統一され電磁気学になった。
「電弱統一理論」と強い力を記述する「量子色力学」を合わせ、現在「標準理論」と呼ばれている。
そしてここで行き詰まってしまった。
人類はこれまで実験によって見つけた理論の破れを、次の理論を作るヒントにして発展して来た。
ニュートン力学で説明できなかったマイケルソン・モーレーの実験は相対性理論へのヒントになり、
当時の理論では説明できなかった光電効果の実験は量子力学へと繋がった。
次の理論に進むためには理論の破れ目を見つけるのが不可欠なのだ。でも、標準理論ではそれが見つからない。
g-2計算なんて3.6兆分の1の精度で理論と実験結果が一致している。
長い間続いた閉塞感と絶望感。この状況に突破口をつくったのがニュートリノ振動だ。
進撃の巨人の言葉を借りれば人類が初めて標準理論に勝利した瞬間である。
標準理論という巨人を倒すのはまだ先かもしれないが、我々人類に取っての大きな進撃なのは間違いない。
数年前に発見されたヒッグス粒子に歓声の声があがったのも実は同じ文脈だ。
標準理論で唯一見つかっていなかったのがヒッグス粒子だったからだ。
それは予想されていた粒子で標準理論を超えてはいないが、その質量が決まるだけでも次のヒントになるのだ。
現在、標準理論を突破するための鍵はニュートリノ振動とヒッグス粒子、それから超対称性粒子を・・期待していた。
標準理論の次の理論、大統一理論候補の多くは超対称性粒子を含んでいる。LHC で見つかるはずだったのだが・・だめなのかな・・
ともかく今日は祝おうではないか。
「お前は研究者だ。学生と思って甘えるな」といった意味が暗に含まれているようにも思う。
こんな中でほぼ唯一、「先生」と呼んでよい存在が南部陽一郎先生だった。
弦理論も、量子色力学も、電弱統一理論とその鍵であるヒッグス粒子も
偉大な仕事がたくさんありすぎて何に対してノーベル賞を与えれば良いかわからない。
「南部は10年先を行く」
そして10年後に重要性がわかる、もしくは再発見されることが度々あった。
例えば「南部-ヨナラシニオ模型(1961年)」。
量子色力学どころかクォークすらなかった時代に書かれた論文である。
まったく僕には理解ができない。
南部さんの仕事はまるで「全てを知っている未来人が当時の人にわかる言葉で説明したような」研究なのだ。
南部さんはそれだけ超越した天才だった、ということなのだろう。
2008年、益川さん、小林さんと共にノーベル賞を受賞された。
ノーベル賞なんて別に嬉しくないと言った益川さんが「南部先生といっしょに受賞できるなんて」といって泣いた。
あの様子は例えるなら
「藤子不二雄と手塚治虫が講談社漫画賞を同時受賞して藤子藤雄Aが泣いた」
といったところだった。
受賞時にアナウンサーの1人が
「今になって認められたお気持ちはどうですか?」と小林・益川氏にマイクを向けた。
それを見ていた人たちは怒った。
小林さん・益川さんが凄いのだ。
当時いろんな人がいろんな表現で説明しようとしていたけれど
あまりうまく伝わっていなかったように思う。
ノーベル賞自体は400年後には忘れ去られているかもしれない。
アインシュタインの名も、相対論も、僕らが忘れる事はないように。
南部先生の訃報のあとはてなであまり話題になっていないようで寂しいので書きました。
(本来僕なんかよりもっと詳しい人が書いた方が良いと思うのですが皆twitter に移行してしまったのか・・・)
この記事を読んで解りにくい、読みにくい、誤解を招く表現などありましたら
それは全て僕の低い文章力や知識の少なさが原因です。申し訳ありません。
http://jodo.sci.u-toyama.ac.jp/theory/Nobelsympo2009jpssp/NobelSymposium-files/PDFS1/Eguchi.pdf
大統一の鍵となる粒子が超対称性粒子。多くの研究者がその存在を信じている。
マスメディアではなぜかダークマターと呼ばれる事が多い。(確かに候補の一つではあるが誤解を招きそうだ)
2015年からLHCのエネルギーを13TeVに上げて探索を開始した。
果たして僕らは世紀の瞬間に立ち会えるのだろうか?
Today’s the day!LHC physics planned tobeginat a new energyfrontier#13TeV! Readmore:http://t.co/Zko4yfjD2Rpic.twitter.com/A3qvyFV18O—CERN (@CERN)2015, 6月 3
この世界は「高次元に埋め込まれた3+1次元の膜」であるとする宇宙モデル。
重力が他の力と比べて異常に弱い理由をうまく説明する。LHCにて検証実験中。
モデルによると従来考えられていたよりも低いエネルギーでマイクロブラックホールが生成できるとしている。(が、LHCで届くかは正直かなり微妙。)
一部メディアが「LHCでブラックホール!世界滅亡!」と報道したために一部住民がパニックに。
大規模なデモが起こったり少女が自殺したり大変なことになってしまった。
Kappa Symmetry, Dp-Brane Super-LagrangianAction(s), and SuSy Calabi-Yau ‘Tipping’ of…http://t.co/hRRWz5o6GOpic.twitter.com/6YuhurQdxm—George Shiber (@GeorgeShiber)2015, 6月 26
中性子星の爆発や合体で”伸び縮み”する時空を測る。(要は超精密なマイケルソン・モーレー)
かつて人類が電磁波を手に入れたように、今僕らは重力波を手に入れようとしている。
完成すれば宇宙の構造や進化を巡る研究が大きく進展することになるだろう。
【トピックス】大型低温重力波望遠鏡KAGRAの地下トンネル完成式典http://t.co/FQQiPeOyOb 7/4に神岡で開催されました。KEKの加速器で培った低温、真空技術が発展的に応用されることになっています。pic.twitter.com/8C8p8809Pe—KEK高エネルギー加速器研究機構 (@KEK_JP)2014, 7月 10
大統一理論の検証実験。候補となる理論の多くは陽子崩壊を予言しているからだ。
が、予想と反して陽子がなかなか崩壊しない。寿命は伸び続けて今は10^(34) 年以上?
が、サブの実験でニュートリノの発見、ニュートリノ振動とまずはノーベル賞2個分ゲット。
さらにニュートリノを使った地球内部透視に火山研究。原子炉透視と常に快進撃を続ける。
やばい。カミオカンデやばい。「ニュートリノは日本人がお好き」というジョークがあるらしい。
Japón estudiael origen del universo debajo de una montaña.#Kamiokande#ciencia#Koshiba#neutrinoshttp://t.co/5x39aPRSHW vía@el_pais— Neoyorkino Tupepino (@tupepinonyc)2015, 2月 21
「お前は研究者だ。学生と思って甘えるな」といった意味が暗に含まれているようにも思う。
こんな中でほぼ唯一、「先生」と呼んでよい存在が南部さんだった。
弦理論も、量子色力学も、電弱統一理論とその鍵であるヒッグス粒子も
南部さんは控えめな方だと知られていた。
自分の発見であってもそれを決して主張されない方だったそうだ。
そして南部さんの理論は往々にして理解されず、10年後に重要性がわかる、もしくは再発見されることが度々あった。
ベーテ・サルピータ方程式はその何年も前に南部さんが発表していたことが「発見」された。
自発的対称性の破れと南部・ゴールドストーンボゾンは今日日あらゆる物理分野に顔を出す。
ハドロンのために創られた弦理論は現在ではTheory ofeverything 候補だ。
2008年、益川さん、小林さんと共にノーベル賞を受賞された。
ノーベル賞なんて別に嬉しくないと言った益川さんが「南部先生といっしょに受賞できるなんて」といって泣いた。あれは例えるなら
「藤子不二雄と手塚治虫が講談社漫画賞を同時受賞して藤子藤雄Aが泣いた」
ようなものだった。
受賞時にアナウンサーの1人が
「今になって認められたお気持ちはどうですか?」と小林・益川氏にマイクを向けた。
それを見ていた人たちは怒った。
小林さん・益川さんが凄いのだ。
当時いろんな人がいろんな表現で説明しようとしていたけれど
あまりうまく伝わっていなかったように思う。
ノーベル賞自体は400年後には忘れ去られているかもしれない。
それは奇跡のような事なのに、知らない人がいるのはもったいないと思った。
ノーベル賞の顛末を見る限り、南部さんの死はあまり大きく報道されないのかもしれない。
だから増田で誰かと語りたい、誰かが語るのを聞きたいと思った。
ただ、ただ、悲しい。
南部さんは高齢になられても、たまに阪大付近の研究会に現れては
僕は一度もお会いできないままだった。今は後悔しかない。