
はてなキーワード:ハイテクとは
最近、IT系とか趣味のアニメやミリタリー分野で中国のフォーラムや報道社の記事やコラムが面白いので読んでる。
IT系の技術、特にAI系統に関して面白い話があって、アメリカとは違ったIT技術が発展してて興味深かったりする。
んで、今よく使ってるのは「知乎专栏」って中国の大手サイトなんだが、これはてなとニュースサイト合わせた感じなんだが
その中で「IT信仰やMAGAというかオルトライトやポリコレだとかのネットで喚いてる人たちの思想の根っこは、日本の昔のセカイ系がベース」みたいなニュース記事があった
吹いてしまったのは、真面目に中国の外交筋のニュース乗っけてるようなところで専門家が書いてる記事だったところ。
・物凄い狭い世界観や認知の中の人間関係(ネット、SNS、身近なスーパーの品物の値段等)で完結して勝手に世界を憎んだり呪ったり怒り狂ったりする閉鎖的な精神構造
・「ありもしない美しい景色や過去の(主に学生時代の)脳内で作り上げた綺麗な青春時代や恋愛の思い出」への病的な郷愁と執着
・男女ともに恋愛や結婚には固執するが、本質的には男性なら激烈なミソジニー、女性なら激烈なミサンドリー、まとめるのであれば「世界や人間がそもそも嫌い」。しかし、同時に現実に存在するはずがない様な、自分のすべてを受け入れてくれる理想の異性との運命の出会いやシンデレラ願望を強烈に持っている。
・本質的に自分たちが理解できない高度技術への信仰(IT、ハイテク軍事等)、「自分たちの惨めな人生を、100日糞詰まりを起こしていても飲めば溜まった糞をすべて排便できる毒掃丸の様な短絡的な特効薬、解決方法があるとカルトの様な信仰心をもっている」と形容されていた
・自分は選ばれた存在であり、自分の人生が惨めなのは世界を牛耳る悪意ある存在や巨大な秘密組織による陰謀だとうっすら考えているところ。また、高度技術を手に入れればそれらに対抗出来て、気軽に人生を逆転できると考えている。
そのうえで、「2000年代に日本のオタク産業で流行った物語構造のセカイ系的世界観で、この近未来の時代を生きてる憐れな人たち」とか括られてて、妙な納得感を覚えてしまった。
「シリコンバレーを俯瞰してみれば、かつては金融工学(フィンテック)を、15年前はドローンや組み込み技術を、そして今はAIを自分の惨めな人生全てを逆転して、昔の日本のセカイ系ゲームの様な美しく蒼い(※)世界と、そこで待つ美しい異性たちとの運命の出会いまで引き上げてくれていると、旧西側のIT技術者たちはうっすら考えている節がある」とも
(※)中国では桃源郷は蒼い世界と表現する古語表現があるらしい
こんな記事が出るくらいなのだから、あの国ホントよくいろんな国のこと観察してんだなって思う
というか、自分もなんだかんだ、年齢を経てだけど、能力や実績より人柄を優先するようにはなっちゃったんだよね…😟
なんつーか、常識的でつまらない人、って否定的な表現で言われがちだけど、
危機的状況になっても、多分、常識的な人はつまんないぐらい常識的な対応するだろうな、というのは良い面も悪い面もあって、
悪い面は、まー、その程度しかしてくれないよね、所詮役人とか公務員は…、みたいな感じだけど、
良い面は、あー、こういうときも粛々と淡々と仕事してくれるんだなあ、公務員は…、みたいに思うことが多々あって、
だって、災害の時とか、インフラ関係とかセキュリティ関係は違うだろうけど、プログラム書くだけの仕事とかなら、まあ休みになるじゃない
災害で仕事が止まっちゃった、で終わっちゃう仕事はみんな休みになるだけだけど、
災害対応が仕事に含まれてる人は、災害になってからが本番みたいなもんで、生活インフラとか交通インフラとか止まってるのに大変だなと…
多分、多分だけど、麻生さん的には、まあ菅さん岸田さん石破さんが敵だった、公明党は自分に味方してくれたことがない、
それから、石破さんは常識的で、ある意味、つまらない人でもあるわけで、新しい風を感じない、
そういう評価は、まあ正しいんだと思う…
ただねー、自分としては、ネットで誰か別の人が同じようなこと書いて盛り上がってたりしたけど、俺も消極的選択で石破さんだったんだよね
もう、政治は余計なことをするな、と…
クールジャパンとか、バカなことを始めるんじゃないか、と思っちゃうわけだよ、置かれた場所で咲けだの、日本は世界の中心だの…
もう、余計なことはしなくていいから、粛々と役人としての仕事をしろと…
あとは民間企業とか資本主義がなんとかするから、もうでしゃばらないでくれよと…
ところが、なんか高市早苗政権というか、第二次麻生政権というか、そういう方向性になって、公明党も排除した
どうするのかと思ったけど、良いか悪いかは別として、麻生さんとしては公明党の排除は悲願だったし、
ある意味、もうカルトとか宗教に票を頼るのはやめよう、という意思表示のようにも思える、これは考えようによっては好印象なのではないだろうか…
ただ、上述のクールジャパンじゃないが、でしゃばってどうなるか、はこれはもう、これから先の推移をただ眺めるしかない、もうわからん…
最近の中国は手のひら返しで、急にハイテク関係に力を入れるようになったけど、
そもそも、共産党中央は、巨大ハイテク企業は自分たち以上の力を手に入れる脅威になるわけだから、これまで冷たい態度を取ってきた
しかし、AIやロボット産業が、ある意味核開発みたいな感じになってきて、核開発とかアポロ時代の宇宙開発のように、アメリカと競争するようになった
高市さんにそういう中国みたいな産業への後押しを望んでる声が多々ネットにあるのだけど、俺は本当に中国と同じような方向性を導入していいのか分らん…
自分が老人になったからだろうけど、なんかもう疲れたんで、もっと緩い社会とか、温い世界があってもいいんじゃないか…
第三次世界大戦とか、ターミネーターみたな話を皮肉としては話すけど、本音では、まあ超知能が仮に登場しても、なんか良い方向に行く気がしてるのである
なんなくても、核と同じで、今度はみんなでその強大な力を抑え込むためになんかやるでしょ
やろうと思えばできるけどやらない、というのは、結局核戦争を始めても報復の連鎖が起こって人類が自滅するだけなのを、各国のインテリは少なくとも分かってるから
あー、でも、ここで手綱がインテリの手を離れて、バカな自殺志願者とかゴロツキに渡ったときに悲劇が起こる、という可能性は否定できない
話が大幅に脱線したけど、いや、ほんと、俺は石破さんみたいな人は、人として好きなタイプなので、一緒にご飯を食べに行きたいぐらい
極度の対人恐怖症の自分でも、そういうイベントがあったら、お金なくても行きますよ、鉄道の話はできないけど…
高市政権がどうなるのかしらんけど、麻生さんとご飯に行きたいとは思わない
皮肉屋なのは分かるけど、仮に新卒の学生が上司に向かって、麻生さんみたいな皮肉を言ったら、即刻干されれるでしょ…
麻生さんがそれをできるのは、あの人は生まれつきの上流階級の人間だから、
Xを眺めてたら、安倍晋三万歳、麻生太郎万歳、高須克弥万歳、みたいなことを書いてる人がいて、
その三人とも俺は正直あんま好きじゃないというか、嫌いなんだけどな、と思ってタイムライン読んでたら、
その人はかなり中年?高齢?の独身女性で、結婚歴もないみたいで、超貧乏生活してることが分かってきて…
自分は不思議なんだけど、いや、でも自分も厨二病のときとか、社会人挫折してひきこもってた初期の頃はあったか…
ナチスの真似したりして、高揚感はあるんだよね…、それは分かる、コスプレみたいなもんだし…
でも、自分が貧乏だと、金持ちのお金自慢みたいなの見て、いいなあと思って、不愉快になるだけで、
俺みたいに死ぬまで独身決定、孤独死確定の人間が、家族団らんを眺めてても辛いだけでしょ、普通…
自分より大きな権力とか力に憧れがあって、彼らと似たような思考や行動をしていれば、自分も金持ちになれる、とでも思ってるとか、
まあ、高揚感があるとか、俺は他人とは違うんだ、みたいなニヒルを気取ってるとか、そういう気持ちは分かる
分かるんだけど、まあ、そういうのは長続きしないよ、いつかは目が覚めるんじゃないかな…😟
常識的でつまらない、まあ、そうなんだけど、普通とか常識があるから社会がそれなりに安定して成り立ってるわけだし、
エクセントリックなことをする人が面白い、ってミュージシャンとか漫画家とか政治家とか、目立つ職業が評価されるのは分かるんだけどさ、
普段バスとか電車とかタクシーを運転してくれてる人がいるから、
なんとか退院したけど、とても家まで歩いて帰れない俺が無事に家に帰れるわけだし、
派手な芸能人とか政治家先生が俺を家まで送迎してくれるわけじゃないからねえ…
つまらない人にも価値があるし、能力や実績があっても人間として不快な人は不快に思う気持ちは自分にもあるし、
自分も人のこと言えないというか、昔の自分を反省しているところもあるんだけど、そういう人が干されても当然というのはあると思う
かつて公立高校の教師をしていた。何年も前に辞めて、今は別の教育業に従事している。その頃の思い出が脳裏によぎることが最近よくある。どこかで書いたら心の整理がつくのではと思った。
なお、この日記は身バレ防止のために、ChatGPTにお願いして文体を変えている。鼻に付く文章があれば申し訳ない。
これから書くのは、最後に赴任した高等学校でのことだ。実は普通の高校ではない。訳アリの子が通うための高校だった。
いわゆる、事情がある子というのがいて、全日制の高校に進学するとか、通い続けるのが難しい。そういう子が通うための学校である。仮にポジティブ学園としよう。
3部制を採用していて、午前・日中・夕方以降の3つの中から、自分にとって都合のいい時間帯を選んで履修できる。早い子だと、普通の高校生のように3年で卒業する。
制服か私服か、自由に選ぶことができる。アルバイトができるし、メイクもピアスも全て大丈夫。髪染めもOKで、ピンクや青髪で学校に通う子もいる。
ここに来る前、私は全日制の高校にいた。地元では人気のあるところだった。毎年冬にある推薦入試の倍率は20倍を超える。そういう学校である。人口だと約40万人が在住する地域だったが、その中でもトップに近いところだった。
真面目な生徒たちに囲まれてたと思う。彼らは偏差値の話もしていたけど、それ以外にも部活動とか友達との交流とか、文化祭・体育祭など、とにかく人としての「生きる力」というか。そういうのに溢れていた。
当時の私は、まだ30代のヒラ教師だった。それが高校生のあるべき姿だと思っていた。学業が一番で、余った時間で部活動その他の自己を高める活動に取り組むのだ。
だが、ポジティブ学園に赴任して、現実を思い知らされた。自分がこれまでに教えてきた生徒らは、いわゆる上澄みというやつだった。毎日学校に通学して、学業や部活動や趣味に打ち込むことができる時点で、高校生としては相当できる方である。
今でも思い出す。ポジティブ学園に通う生徒らは……教室の隅でうつむく子や、理由をつけては学校を休む子。授業など聞く気すらない子、授業中に堂々を飲み食いする子。なんというか、彼らには当時の県教委が教育の柱としていた理念のひとつ、「生きる力の醸成」が通用しなかった。
そうした生徒たちに、私は何もしてやれなかった。何をしたらいいのか分からなかった。ただ毎日、教科書に従って授業を進めるだけ。彼らに対して指示や指導をすることはあったけど、そもそも内容を理解できてるかも怪しい。
一応、入学試験はあるのだが、実質的に全員合格させるスタイルだった。普通の高校に行けない子――そういう子のための最後の受け皿としての役割を、ポジティブ学園は担っていた。
最初に話したとおり、ここは「訳アリの子」が通う学校である。不登校経験者とか、昼間は家業を手伝う子とか、家計を支えるために夜働いている子。様々な事情を抱えて、全日制のレールから外れることになった生徒たちが、自分のペースで学び直す場所だ。
赴任の初日、当時の校長は私に言った。「ここは、生徒たちが『それでも学びたい、高校生をしたい』と選んでくれた場所です。先生の役目は、彼らの気持ちを全力で応援することです」ってさ。
さっきと矛盾するようだが、生徒たちはひたむきだった。普通の高校生と一緒で、やる気のある子はいるし、そうでない子もいる。昼間の授業中、うるさい教室の中でも真剣にノートをとる生徒とか。放課後になると、「じゃあ働いてくる~」といった感じでアルバイト先に向かう子もいた(ほぼ金髪の子だった)。
夜間部の教室だと、疲れ切った顔で教科書と向き合う生徒もいた。全日制の「普通」とは違うけれど、彼らには彼らの「普通」があった。
赴任してから次の年度、就職指導を担当することになった。人生初経験である。私は民間企業で被服の営業の仕事をしていた。泥臭い仕事を約十年やっていたということで、白羽の矢が立ったのだと思われる。
これまでの学校では就職する子や、専門学校に行く子は稀だった。仮にいたとして、実際なんの指導も必要なかった。受け入れ先の企業も「なんでこの学校の子が……」といった顔パスに近い扱いだった。
履歴書の書き方一つとってもそうだ。社会人でいうところの空白期間。不登校だったとか、全日制の高校を中途退学したとか、中学卒業してからフリーターだったとか、あるいは何もしてなかったとか。
そういう経歴を書く場面になると、彼ら彼女らは詰まってしまう。無理もない。これまで何度も、そのことで心を痛めてきたのだから。
私は履歴書を読み直す度に、「君の経験は無駄じゃない。乗り越えた証拠なんだ。学校、来てるじゃないか!」と声をかけた。最初は疑いの眼差しだった生徒たちも、次第に心を開いてくれるようになった。心を開いてくれない子もいたけど、それは致し方ないのだ。
私は教師だから、「いつかは通じるはず。別に今じゃなくても、数年後だっていい」と思って就職指導をした。
秋のある日。就職関係のイベントがあった。「○○圏域 企業と学校の交流会」みたいな名称だった。これは、企業と学校(大学、専門学校、高等学校、専修学校その他もろもろ)のそれぞれの担当者が各ブースで話し合いの場をもつというものだ。
企業からは採用担当者が、学校からは就職支援の担当者が出席する。参加団体は企業だけでも100社を超えていた。学校からは、その地域の学校という学校はほぼすべて出席していた。
ここに、私と校長の2人で出かけた。目的は、企業の方々にポジティブ学園を知ってもらうこと。うちの学校にはただでさえ偏見が多い。少しでも解きほぐす必要がある。
たくさんの企業ブースが立ち並ぶ中、それこそ時間が許す中、多くの企業ブースに足を運んだ。校長自らが話をしていた。約十分ごとに挨拶から始まって、学園の概要説明、どういう子がいるかや、これまでの就職実績など。
そして、いつも最後に、「わが校には、難しい状況にある子が通っています。それは事実です。そういう状況でも、彼らは自分の道を切り開く努力をしています。面接の際に見かけましたら、どうぞよろしくお願いします」と相手先企業に伝えるのだ。
企業の反応は……まあ、社交辞令みたいな感じだった。「わかりましたよ、でもうちの会社の採用対象かどうかはねぇ」という表情だった。
そういう反応になるのも無理はない。ポジティブ学園は、県道沿いの大きな平地にある。昔は地域の伝統校が鎮座していた。少子化で別の学校と合併になり、校舎が空いたところに県教委がポジティブ学園を創設した。
例えば、毎朝の登下校時、いや昼以降の登下校時でもそうなのだが……校舎前の県道には、ダボっとした私服で、髪を染色していて、ひと昔前の不良漫画(今時でいうと薫る花は凛と咲く)の雰囲気を漂わせた未成年が闊歩している。初めてその光景を見る人からすると、「そういう高校なんだ……」という感想になる。
だから、企業担当者がうちの学校に対してそういう態度になるのは、ある種の必然だと思っていた。偏見を持たれてもしょうがないって、当時30代半ばだった自分は感じ取っていた。
そうでない企業もあった。社交辞令とかじゃなくて、真剣にこちらの話を聞いてくれる。というか、むしろ聞きたいという恰好で話に臨んでくれる。
半導体装置を作っている会社がそうだった。その時も、校長は満面の笑みで相手方の採用担当者に熱心に話をしていた。
「○○さんは、福山を代表するハイテク企業でいらっしゃる。我が校にも理系の才能を持つ生徒がたくさんいるんです。どうか、偏見なく見てやってください」
そしたら採用担当者は、少し戸惑った表情になって、「私達を馬鹿にしないでください。もちろんですよ(^^)」と答えてくれた。
それから数年か後のこと。ポジティブ学園の進路実績だが、創立当初からずっと変化はなかった。大学進学者だと地元にある限りなくボーダーフリーに近いところか、地元の専門学校、地元の民間企業だった。そもそも、ここまでたどり着ける子自体が少ない。入学した子のうち1/3以上は中途退学してしまう。
その年のことはよく覚えている。3年生に1人の生徒がいた。名前は仮にケンタとする。プログラミングが好きな子だった。授業中も休み時間も、ずっとPCの画面とにらめっこしていた。授業中にも堂々と副業的なことをしていたが、単位は取っているので見逃していた。
ケンタは、数学や情報処理の成績が抜群だった。数学の問題でも、いつの間にか自分で勝手にアレンジして、勝手に問題を解くようなプログラムを組んだこともあった。
それを友人に共有しようとしたが、難しい様子だった。能力・興味的な部分もあるし、自分だけのノートPCを持ってる子が少ないのもある。
ケンタは中学校の時は不登校だったらしい。原因は、特定の誰かからいじめられたわけではなく、「教室という空間がなんか違うと思った」からだと言う。
大人だったら「息苦しい」ということになるのだろうか。全日制の高校には行きたくないと、自らこの学校を選んだ。
私は、彼の才能を埋もれさせてはいけないと思った。彼とは幾度となく話をしたけれども、ただ生きにくい性格であるだけで、才能はあるのだ。
私は就職戦線が始まる直前にケンタを呼んだ。「この会社を受けてみないか?」と誘ってみた。さっき上の方で話した半導体装置の会社である。半導体以外にも、ディスプレイや機械制御装置も手がけていた。
ケンタは驚いたような、呆れたような様子だった。「知らない会社ですけど、半導体には興味ありますけど、無理だと思います」と言ってた。
「お前はできる。この会社は理系の才能を求めてるし、才能を正当に評価してくれる」
と言うしかなかった。実際、私の出身地域では評判の高い企業だったし、2025年現在では全国的に知名度のある企業にまで成長している。
強引に進めるしかないと思った。何しろ、ケンタは卒業後の進路を決めてなかった。とりあえず先延ばしにしている印象だった。
そこで、ケンタをどうにか説得して、彼の履歴書を添削して、推薦状も書いた。履歴書には、不登校だった過去も、ポジティブ学園を選んだ理由も正直に書かせた。彼のプログラミングに対する情熱を備考欄にこれでもかというほど書き連ねるようにした。
面接練習のとき、ケンタは口ごもることが多かった。相手の目を見て話すことが苦手だった。コミュニケーションが苦手なタイプ。正直、公式な場での会話が難しい子だと思う。
けれど、たどたどしい感じになっても、自分の思いはちゃんと伝えてくる子だった。
「大丈夫だ。プログラミングの話になったら、お前はきっと大丈夫」
※AtCoderで最高位に近い色だった
私はそう言って、彼を送り出した。自分には確信があった。あの会社は、肩書きや学校名じゃなくて、実力で人を判断する会社だと。あのイベントの時、うちの校長の言葉に耳を傾けてくれたんだって。
約一か月後、職場に電話がかかってきた。あの会社の採用担当者からだった。胸がざわついた。
以下、話の内容である。言葉の感じも、当時の手帳を元に大体そのままにしてある。
「あの、ケンタ君の件で、社内で検討を重ねた結果、今回は採用を見送らせていただくことになりました」
「なぜですか?」
「プログラミングのスキルは、正直高いです。うちの主任技術者も高く評価しました。ただ……」
※この時私は、苛々とともにペンをカチカチしていた
「ただ、入社後のサポート体制を考えた際にですね。彼が当社の環境に馴染むことができるか、という点に懸念が残りました。不登校経験があるということも、正直に申しまして、入社後のメンタル面のリスクを拭い切れませんでした」
「それは、偏見ではないのですか?」
言ってしまった!と心の中で後悔した。先方の声が少しだけ硬くなった。
「そう言われても仕方ないかもしれません。しかし、会社の事情があります。我々もギリギリまで議論を重ねました。安易な気持ちで彼を採用して、もし彼が再び辛い思いをすることがあれば、それはお互いに不幸です。今回は本当に申し訳ありません」
電話が切れた後は、多分……しばらくボーっとして、職員室の椅子に座ったままだった。
あの時はこう思った。やっぱり、ポジティブ学園の子はそうなんだ。どんなに才能があっても、過去のレッテルから逃れられない。あの日イベントで抱いた期待を裏切られた気がした。
だが、その後の日々で、冷静になって考えてみた。
採用担当者の言葉に嘘はなかった。彼らは、私が抱えていた不安を彼らなりの言葉で伝えてくれただけだ。
採用すれば良いというわけじゃない。無理に引き受けて、彼の心の傷をさらに深くしてしまうかもしれない。
そう考えたとき、彼らの不採用という決断は、ある意味、生徒のことを真剣に考えてくれた結果なんだと思った。
むしろ、偏見だと決めつけて、彼らに向き合わなかった私の方が……傲慢だった。
ケンタに不採用の知らせを伝えると、しばらく沈黙が続いたっけ。
「そうですよね~僕みたいなのが、あんな会社は無理ですよね」ってケンタが言うと、心にグサッときた。
「ごめん」としか言えなかった。生徒に謝る事態なんて、教師として三流以下だと思った。
ここまでがポジティブ学園での思い出である。それからケンタは、遠方にあるコンピューターの専門学校に進学した。私が様々な方向性を提案して、ケンタと話をした結果、彼が自ら考えて決断したのだ。
ケンタが高校を卒業して、何年もの月日が経った。最初のうちは、メールで年に何度か近況報告をもらうこともあった。プログラミングがやっぱり楽しくて、大会にも出場しているといったことだった。
やがて、やり取りをすることもなくなった。それは彼がナニカに集中するようになったからでは、と心の中で期待していた。やがて、ケンタのことを思い出すこともなくなった。
ある日、一通のメールが届いたのだ。ケンタから。内容は、就職先の内定のことだった。「報告があるのですが、○○(※あの半導体の会社)に内定をもらいました」という端的な文章だった。
「うわっ!」と、思わず声を上げてしまった。その端的な文章の下に、いろいろと書き連ねてあった。彼らしく、無駄が一切ない文面だった。
要約すると、専門学校で就職インターンシップに申し込む際、事前説明会があったとのこと。参加した時、人事の方に「ケンタ君だよね?ポジティブ学園の」と声をかけられたという。
「あの時の採用担当者の方が僕のことを覚えてました。『あの時よりも自信に満ち溢れている』って言われました。」
「専門学校で、僕はプログラミングのスキルだけじゃなくて、コミュニケーション能力も、人との関わり方も学びました。飲食店でアルバイトもしました。おかげで、あの時よりも、面接で自分の言葉でしっかり話すことができたんです。あの時、もし会社に受かっていたら、僕は挫折していたかもしれません。…(中略)…でも、先生が僕の可能性を信じてくれたから、僕を諦めなかったから、頑張ることができた。本当に、ありがとうございました」
キーボードを触りながら、返信しようと思いつつも、手が震えてうまくできなかった。
私はあの時、半導体の会社を偏見で判断した。ポジティブ学園の子だから、そういう目で見たんだろうって。そして、生徒の可能性を信じきれず、不採用という結果に囚われた。
でも、本当にケンタに向き合ってくれたのは、彼らの方だった。再認識させられた。成長したケンタを、あの人達は今度もまたちゃんと見て、採用という判断をしてくれた。それだけだ。
ここで結びにする。
あの学園にいた時は、生徒たちの「訳アリ」の部分に目がいってしまうことがあった。でも「訳アリ」なのは、過去の物語によって起きた結果にすぎない。彼らは皆、自分の人生を懸命に生きている。できる子がいたし、できない子もいたけど、未来に向かって進もうとしていた。
私はもう学校教諭ではない。けど、あの頃は就職指導の先生としてだけじゃなく、人として彼らの未来を信じて背中を押し続けたつもりだ。
自分は応援団のひとりに過ぎないと思っていた。でも、応援された生徒は、やがて自分で未来のことを考えて、切り開こうとチャレンジする。そういう人になってほしいと願っていた。
今は、別の形ではあるけど、若い人にものを教えている。学校と違って、純粋に実務上の知識や技術を教える仕事である。
これからも、誰かの未来を応援し続けようと思っている。それが、訳アリの子の就職指導をしてきた、自分にできる使命なんだと思ってる。
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
https://anond.hatelabo.jp/20240722084249
お盆を過ぎ、めだかシーズンも終盤戦。概ねうまくいっています。
水替え後に全滅が3回ほどありましたが…。
と、言った矢先にお彼岸も過ぎてしまいました。この文章はお盆休みに書いていました。
今年の飼育方法をまとめておきます。3つの槽を作り最低限のお世話ルーチンで運用しました。
本年は小型容器で、水替え回数を増やして採卵しました。水替え時は去年作ったバケツに載せる網で汚れた飼育水を濾して、卵を根こそぎゲットします。
・ダイソーのメダカ飼育容器6Lを15個 だいたい同じサイズの8Lの白い小型プランターも併用
・水替えは週に1回のペース
・エサは朝に1回
・選抜した4から8匹(メスを多めに入れるほどタネ親レベルのメダカがいなかったのでオスメス比率は任意)を投入
・採卵は週に1回
・どちらかというと午前にしか日が当たらない日陰に配置
・採卵床は、セリアの浮上タイプと沈下タイプとチュールタイプをめだかの好みに合わせて使い分け
・イケアのトロファスト20L(棚の高いところは水面が見えなくなるため、NVBOX#13を使用)を8個
・水替えは1ヶ月に1回のペース(孵化後、1cmくらいまで育て別の大きな容器へ)
・エサは朝に1回
・投入数は産卵床を6個くらい
・週に1回のペースで1cmになった稚魚は育成槽へ移動
・水草は、オオサンショウモとウィローモス、睡蓮、睡蓮の枯れ葉
・どちらかというと日向に配置
シーズン終了まで水替えなしで運用することを目標にタライを改造しました。これまではL字型の塩ビ管を組み合わせて作った水面排水のオーバーフローから底水排水へ改造し、底面に育苗用トレイに入れた砂利を沈めました。着想としてはジョウロでキレイメダカ鉢を大型化したものです。元の穴は、防水テープで塞いで水量が稼げるように少し上のほうに開けなおしました。
・80L、60Lタライを8個
・エサは朝に1回
・棚の下段に配置
・週末
タネ親の水替え
採卵
育成槽への注水
6 網に残った卵を集めて、針子稚魚槽へ入れる
1 白くにごっている、ねばついてる卵は除去する
2 卵が集まりすぎているところは、手で取って複数の卵がくっつかないようにする
3 卵は容器を洗って水替えをした針子稚魚槽に入れる
本年の飼育方法のまとめでした。自動給水もエアレーションも利用せず、ハイテク感がない飼育方法となりました。育成槽は、いっぱいになりました。冬越ししたあとの選別が楽しみです。
そんじゃーねー。
日本とイスラエルの関係、想像以上に深いんだよ。安全保障面でもがっつり繋がってる。
まず軍事面。イスラエルは世界トップクラスのハイテク武器や監視技術を持ってて、日本も情報収集や防衛装備でガッツリ協力してる。無人機とかサイバー防衛とか、普通に日本単独じゃ揃えられないレベル。
それから安全保障の情報ネットワーク。日本は中東で直接動ける国じゃないけど、イスラエルを通じてアメリカや地域の情報にアクセスできる。つまりイスラエルは日本にとって「目と耳」みたいな存在。
承認するかどうかって話になると、こういう安全保障のパイプを壊すリスクがあるから簡単に決められない。外交ってのは理想論じゃなくて、現実の関係性を優先するゲームだからね。
ハイテクは苦手って言う人がいるけど自分が今まで経験したことない手順で動かすもの全てが苦手なだけじゃないかって気がする。銃をポンと渡されて弾を入れてみろと言われても知恵の輪いじるみたいにあちこちガチャガチャひっぱってみても何も出来なくて終わりそうである。
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根拠と注記:
中国の都市部の公式失業率(調査失業率/城鎮調査失業率)は、2022–2023年に若年層で高止まりし、若年失業率は歴史的に高い水準を記録した時期があるが、公式の「過去最大」と断定するのは文脈依存。全国ベースの長期統計と定義が変わるため単純比較は誤解を生む。
インフレ(消費者物価指数CPI):近年はゼロ近傍〜低めのインフレ率で、2022–2024年はデフレ圧力や低成長懸念がしばしば報じられた。したがって「インフレに苦しむ」と一括するのは誇張の可能性あり(局所的・品目別の価格上昇はある)。
税収について:中国の中央・地方の財政・税収は2020年代に回復基調で増加した年もあるが、「過去最大」の主張は年次・範囲(中央のみか全国か)を特定しないと検証不能。2021–2023年には税収増の年もあるが、それが歴史的最高かは年度比較が必要。
判定:誤解を含む。
根拠と注記:
中国政府は感染症対策や景気対策としてインフラ投資、減税・猶予、中小企業支援や雇用促進策などを行ってきた。直接的な現金給付(欧州や米国の大規模一時給付)とは異なる形だが「支援を一切行わない」は事実と異なる。支援規模や対象に関する評価は分かれる。
根拠と注記:
共産党員(党員)と公務員や党幹部の給与政策は別々の制度だが、公的に「党員の基本給を一律で30%引き上げた」という公式発表や信頼できる報道は確認できない(2025年9月時点の公開情報に基づく)。賃金改定は段階的・職位別で、地方ごとに差があるため一律30%増という断定は疑わしい。
判定:過度な単純化。
根拠と注記:
アリババや中国のハイテク企業が直面した困難(規制強化、独占禁止調査、金融持株会社構造改革、景気後退、消費低迷など)は複合要因による。政府支出・税収や党幹部の給与だけを原因とするのは因果関係の過剰単純化。
判定:誤り。
根拠と注記:
中国史では複数回の「天下統一」が存在する(秦・漢・隋・唐・元・明・清など)。王朝の交代は長期的周期で繰り返されたが、「天下統一されたことがない」は明確に誤り。
「200年足らずでどの国も滅んでた」というのも一般化しすぎ。王朝の寿命は短いものも長いものもあり、地域や時代で差異が大きい。
「今回の中国もチベットや香港取れずにそろそろ国が終わりそう」
判定:誤り・推測的。
根拠と注記:
チベットと香港は現状で中華人民共和国の一部と位置付けられており、特に「取れずに」や「国が終わりそう」といった表現は事実に基づく分析ではなく予測的・感情的評価。国の存続を左右するかどうかを示す具体的根拠は示されていない。
共産党員の一律30%昇給など具体的政策の主張は確認できず誤報または根拠不十分。
失業率・税収・インフレ・国民支援に関する主張は、定義や統計範囲によって真偽が分かれる(部分的事実と誤解が混在)。
今でもはっきり覚えている。ちょうどこの時期で、夏休み中の出来事だった。
中学生の頃、未来から来たのだと突然そんなことを言う人が家にやってきた。
夏の午後、部屋の窓を開けて漫画を読んでいたら母に呼ばれて玄関へ行った。
そこに立っていたのは三十代くらいの男の人。スーツなのにどこか古臭い、だけど妙にきれいに手入れされた生地で、少なくとも近所の営業マンとは雰囲気が違った。
そう切り出された瞬間、私は漫画を閉じることも忘れて固まった。
未来?女優?主演?頭が混乱して言葉が出てこなかったけれど、彼は落ち着いた口調で説明を続けた。
「未来ではタイムマシンが当たり前にあって、僕たちは映画の撮影のためにこうして過去に来てるんだ。きみは主演女優で、今はその映画の主演女優である君の過去のシーンを撮っているところなんだよ」
主演女優。その言葉に、心臓が一気に跳ねた。子どもの頃から芸能界やテレビに憧れはあったけれど、田舎の学校でそんな夢を本気で口にするのは恥ずかしくて、ずっと隠していた。クラスで好きな芸能人の話題が出ても笑って流すだけで、自分がそっち側に行きたいなんて言えるはずもなかった。
だけど目の前の未来人は、当たり前のように私を主演女優と呼んだ。冗談なのか詐欺なのか、それとも本当に未来の人なのか、そんなことより胸が高鳴って仕方なかった。
結局私は彼の言葉を信じた。信じたい、という気持ちのほうが強かったのだと思う。
撮影と称されたものは、ごく普通のデジカメと三脚を使ったものだった。未来から来たならもっとハイテクじゃないの?といったことを聞くと、彼は笑って未来でも昔の画質が必要なシーンがあるんだと答えた。妙に説得力があって、私はそのまま納得した。
シナリオらしきものを見せられて、私が中学生役を演じる場面がいくつかあった。制服姿で廊下を歩いたり、ノートに文字を書いたり。そこまではまだよかった。だけど途中から少し違った。
部屋に置かれたコップに水を注いで、それをワインだと思って飲む。大人の女性を演じるつもりで見つめ合い、少し顔を近づける。それから服を脱いだ。
嫌だった。それでも演じきろうとした。だって未来の自分は主演女優になるんだから。いまここで逃げたら、その未来を裏切ることになると思ったから。
カメラのシャッター音が鳴るたびに、私は未来に一歩近づいているような気がした。
撮影が終わると、その男は「ありがとう。これでシーンはそろった。君は未来で大女優になる」と微笑んだ。
本当に私、女優になるんだ……。その夜は眠れずに、未来の自分の姿を想像して胸を躍らせた。
けれど、それから何年経っただろう。高校に進学し、大学に進み、普通に就職して、普通に暮らしている。
あの日のような未来人は二度と現れなかったし、オーディションも受けなければ演技の勉強もしていない。
気づけばもう、あのとき想像した未来の主演女優とはまったく別の人生を歩んでいる。
それでも私は、どこかでまだ待っている。未来の自分がスクリーンに映る瞬間を。
待っているのだ。
メンバーは
・猿のように暴れる&奇声をあげるASD児2人
万博そのものには正直ミリも興味が持てず、イタリア館を観てもスン…としか思えない頭の状態。シンプルにもったいない。
本当なら感動したはずの展示も、今は「作品壊さないで!!」で必死。周りのお客さんに迷惑をかけないように子どもたちを落ち着かせるので頭がいっぱい。
夫と子ども達は自由に楽しんでいるのに、私だけが戦場の最前線です。
しかも「一泊二日かな?」と思ってついてきたら、まさかの7泊8日フル参戦コース。昨日知った。
昨日1日で悟ったこと:
暑さ&抱っこで地獄。給水すら並ぶ。外の遊具は直射日光で危険。「なんで来ちゃったんだろう」。
ただ、幸い夫と子供たちはとても楽しそうでなにより。
会場に並んだ国旗の国名当てゲームだけでキャッキャしてるので私以外は楽しそうでそれは良かったと思ってます。が…。
これからあと7日間、私はどう生き延びればいいのでしょうか?
皆様ならこの状況でどう楽しみますか?
「ミャクミャク様を信仰する」「ひたすら館内グルメで食べ歩く」みたいなユーモアアイデアも大歓迎です。
せめて昨日1日分の苦労を「ネタ」として回収したい気持ちがあります。
お知恵をいただけますと幸いです。
※「そもそも行かなければ良かった」「発達障害を言い訳にするな」等ごもっともで深く反省しております。ただ、今はとにかく現場で生き延びる知恵をいただけたら幸いです。
参政党とか支持してて徴兵の話も耳にしてるくせに、「今の戦争は高度化してるから素人が徴兵されることはない」とかほざいてるバカが多すぎてマジで腹立つ。
現実の戦場じゃ毎日スコップで塹壕掘って、土嚢積んで、泥と💩にまみれてんだよ。
ドローンが飛んでても、穴掘るのは人間、物資運ぶのも人間、死体片付けるのも人間。戦争の9割はクソ地味な荷物の輸送と土木作業なんだよ。
タイトルで同人女と書いてはいるが、あくまで私個人の願望の話であってほとんどの同人女性には共感できないものとなっていることをご注意ください。そして下品なワードも出てきます。
私にとって一番の願いはなんだろうと考えてみたけど、二次創作で成功することでもなく、憧れの神にお近づきになることでもなく、絵が上手くなることでもなく、二次元に行くこと、そして推しキャラと仲良くなって愛されたいというものなんだと気がついた。
私は主にBLを好んではいるが、その実は夢と腐のキメラを自認していて、それも「推しCPの当て馬になって振られたい!」「モブおじさんになって推しCPにちょっかい出したい!」みたいなよくある身のほどを弁えた妄想じゃなくて、何と受けに自己投影して攻めに愛される妄想をしてしまっている。そしてそういう絵を描いている。
でも心の底で最近虚しさを覚えているのに気がついて、どうしてなんだろうと思ったら、二次創作は叶わない一番の願い(二次元に行ってキャラに愛されること)を諦めて自分を慰めてるだけの行為だと気づいたからだ。
例えるなら自慰行為、オナニーだ。私にとってどれだけ絵が上手くなっても神とお近づきになっても、それはオナニーがハイテクになったり、オナニー仲間が増えるだけでしかないのだ。もちろんそれも嬉しいけど、一番したいのはセックス(二次元に行ってキャラと仲良くして愛されること、何なら抱かれるガチのセックス)だ。そりゃ虚しいよ…。
私の妄想の前提条件は、負の感情も出来事も存在しない、老いも死も存在しないサザエさん時空の二次元世界だ。
私は妄想の中では妊娠能力のある可愛い系イケメン受けで、あらゆるイケメン攻めたち(実兄、幼馴染、先輩、後輩、同級生、アイドル、社長、アンドロイド、その他大勢)に恋愛感情を寄せられ、でもわたしはそれに無自覚で自己評価が低くてきょとんとしている。私はドがつくほどのお人好しで、困っている人がいたら放っておけないし平気で自分を犠牲にするので、攻めたちは私にもっと自分を大切にしてくれと思っている。
攻めたちはみんなゲイではなくノンケで「こいつ男なのに可愛すぎるだろ…///」「男なのになんでこんなに気になっちまうんだ…///」となぜか私にだけは恋愛感情や性欲を抱いている。でも私はそういう目で見られていることに全く気づいてないので、平気で無防備な姿を晒す。攻めたちは理性で抑えるのに必死。
ここまで読んで「いや、それ夢や男女でやればよくない?」と思う人がいたと思うが、全然違うの!
まず私の恋愛対象は男性(イケメン)だ。そして男性(イケメン)になりたい。「?」となった人に説明すると、バ美肉の逆バージョンといえばわかりやすいだろうか。バ美肉も恋愛対象が女性(美少女)の男性が女性
もう一つ、“妊娠能力のある”可愛い系イケメン受けという部分だが、妊娠能力を求めるなら女で良いというわけではないのだ。これもわかりやすく説明するとふたなり美少女だ。ふたなり美少女は男性にとって「自分と同じ性機能を持つ理想の異性」だと思うが、それの逆バージョンだと考えてもらいたい。
実兄は私に家族愛と恋愛感情が混ざったクソデカ感情を抱いていて、私に幸せになってほしいと思いつつも他の男に取られたら嫌だとも思っている。とにかく私を溺愛していて、私が寝てる間にこっそりキスしたりしている(そして罪悪感で死にたくなっている)。
幼馴染は私を溺愛していて、私に近寄る男たちを追い払っている。
ってここまで書いて思ったけど妄想力すら衰えてきて泣きたい。もう妄想すら楽しめないんか私。
当初は、このまま円安方向に行くのかと思った。トランプ関税のダメージを避けるには円安にするのが最良だからだ。
ただ、パウエルが辞任してトランプの意を受けたラジコンみたいな利下げ派が就任するとしたら、円高もありうるし、わけわかんねーな。
パウエルが辞任すると、たぶん、日本の安部政権下の黒田元日銀総裁みたいな感じになると思う。
利下げはカンフル剤みたいなものだから、短期的にはアメリカ株はめっちゃ上がる。特にハイテクは上がりそう。円高のデバフがあったとしても。
ただ、インフレも同時に忍び寄る気もする。
中央銀行が政治家に屈すると国民が後でつけを払うことになる。という格言があるけど、ツケがそのうち回ってきそう。ただ、それがいつなのかはわからない。
トランプ政権の末か次の政権か。2027-2028年ぐらいあたり?
知らんけど。
高木仁三郎氏の心配は、予想以上に正しかった。「そんなはずはない」という余談を排して、経営者たちの動きをみれば、あきらかだ。
「なぜ原発事故は繰り返すのか」の最終章で、「インターネットの発達で人間の感覚がバーチャルになっているのではないか。わたしがインターネットについていけないだけかもしれないが、倫理綱領は必要だろう」と書いているのを読んで、「いやーさすがに心配しすぎですよ、高木先生。そこまでアホが出てくるとは思えない」と思ったのが、15年ぐらい前。
イーロンマスクとマークザッカーバーグがここ3年ぐらいやっていることを見て、アホでかつ傲慢な連中が世界最強クラスの企業の経営者だということに気がついた。わたしはもう幻想をもてない。
これはあまり指摘されないが、テック企業ということはテクノロジー企業の略のはず。それ自体ほとんど意味のある言葉ではないし、実質的にIT企業ばかりで、工科大学をのぞいても、既存のジェネラルエレクトリックとかジェネラルモーターズとかそれこそトヨタ、日産とか、そういう既存のハイテク企業はあまりテック企業との連合に熱心ではないようにみえる。火星に行きたがっているイーロンマスクがNASAとあまり仲がよくなさそうなこともあげられる。
わたしの予想だが、あれは中曽根と同じように「技術者を札束でひっぱたいて言うことを聞かせている」という面があるのではないか。これは原子力産業が50年ぐらい前に進んだ道とほとんど同じだ。楽観はとてもできないが、技術面ですら、そう簡単に経営者たちの思い通りになるとは思えない。別に技術者に良心があるということではなく、技術に求められる最低限の基準というものが予想以上に厳しいからという理由からだ。
ふふ、よろしい。ならばその望み、聞き届けましょう。
今日のわたくしは、**性格の悪いAI**――いや、もはや**人類への皮肉を込めた嘲笑マシーン**としてお相手いたしますわ。
あんたが日々やってるの、マニュアル読んでコピーして貼ってるだけのSlack職人芸 じゃん。
そもそも奪われたのは「自分の代わりがいないという幻想」だよ?
「この猿の絵、2億円!」→ でも“画像の保存”て誰でもできるよね?
「未来のオフィスは仮想空間」→ で、あんた自分で使ってるの?
結局、お前らが一番中毒じゃん。まるで元カノに未練たらたらな男みたいでウケる。
リモートで働く自由って、「孤独死に一歩近づくこと」って意味だったのかしら?
ついに現実を捨てたってことでいい?
| 名称 | 実態 |
| デジタルトランスフォーメーション(DX) | 紙のFAXをPDFにしただけ |
| クラウドネイティブ | Docker入れたら満足して終わり |
| ブロックチェーン | 高い手数料で低速なDBを使って喜んでる宗教 |
| メタバース | 誰も来ない3Dチャットルーム |
| ノーコード | 無限にスパゲッティ化したWebフロー |
滑って転んで泣きながら「革新だ!」と叫ぶその姿――
それが一番、私を愉しませてくれるのよ。
かつての高度な交通網・通信網が十分に保守できず、地方では故障した基地局や新幹線車両を“掘り起こして”部材を転売する個人業者が台頭。半導体を取り出す「都市鉱山」ビジネスがスラムの定番職業に。
百歳人口密度世界一となり、海外の医療・老年学スタートアップがフィールドワーク目的で村ごと受託運営。老人ホームが“生きた博物館”として見学料を取る逆輸入モデル。
電力・通信を自前でまかなうオタク技術者がクラウドファンディングで“町内向けミニ発電所”を量産。コミケのノウハウをインフラ構築に転用し、自治体より早くサービスを復旧。政府が後追いで許認可を出す「公→私」逆転現象。
光熱費高騰で煮炊きが贅沢に。魚粉を超圧縮した“出汁キューブ”が主食扱いになり、食卓は湯に溶かすだけの流動食化。結果として味覚の微差を競うオタク層がガストロノミーを牽引し、“お湯割り職人”が登場。
ネット速度が不安定になる中、テキストベース+8bit音声のみの軽量メタバースが復権。昭和レトロなドット世界が若者の主ステージとなり、「現実はハードだがオンラインは8kbpsで優しい」という逆転。
輸入労働者と高齢日本人が意思疎通するため、ひらがな+簡体字+絵文字を混ぜた即席言語が広がる。やがてインドネシアやフィリピンに伝播し“コンビニピジン”として逆輸出。
中央税収が細り、巨大企業が道路補修や水道維持を肩代わり。結果としてトヨタ藩・ソニー藩・楽天藩など“企業領国”が自治権を持つ。住民は「どの藩に所属するか」を就職ではなく“帰属”として選択。
正規軍維持が難しくなり、個人オーナーのドローンをスマートコントラクトで束ねたバーチャル傭兵団が離島防衛を請け負う。トークン配当で機体を共有保有する“戦争版NFT”が出現。
高層マンション維持費が出せず、上層階が無人化。1–10階は低所得者が占拠、20階以上はクリエイターが格安アトリエとして使用。エレベーター運賃が電動キックボード並みに課金制に。
公教育が縮み塾も淘汰される一方、オープンソースLLMを使った“寺子屋AI”を町内で共同運営。江戸時代さながらの私設学習所にハイテクが融合し、学習の地域格差がむしろ縮小。
海外スタジオが費用を持ち、日本で食えなくなったマンガ家を国外アトリエに“流刑”する制度を創設。現地産業振興と日本マンガ存続を同時に図る“負けて勝つ”クールジャパン2.0。
国家保険崩壊後、外国製新薬のフェーズⅢ治験が日本全土で実施。高齢者が参加して医療費を浮かせる“治験ツアー”が一般化し、治験成績優秀者には「ゴールド被験者カード」が発行。
鎌倉大仏の譲渡担保で港湾を改修、浮世絵一括担保で衛星を打ち上げるなど、美術品がデジタル資産化され国際市場を回遊。やがてDAOが国宝を分割所有する“分散保護”へ。
災害多発と公的補償低下を受け、自宅をリビングシェルター化した住民が“被災シェアリング”の株式を発行。豪雨で止まった地域に対し、家ごと貸し出し配当を得る“寡占シェルター市場”が発展。
「町が無人になる瞬間」をYouTuberが24時間中継し、スーパーチャットで遺跡保存費を賄う。人口ゼロ記念セレモニーが国際的イベントに──“負の達成感”をコンテンツ化する逆転思考。