
はてなキーワード:スープカレーとは
それが誘い文句だった。砂丘には雪ないからスノボなんてできないでしょ、なんていちいち言ったりせず、黙ってYahooを開いてGoogle検索をかけた。『砂丘でスノボ』は、正確にはサンドボードというらしい。鳥取砂丘の砂は粒子が細かく雪のように滑れる、らしい。
「私スキー場で滑れなくてボード担いでお尻で滑って降りたことあるぐらい苦手だけど、それでもいい?」
即レスだった。私に運動神経が存在していないことを知っていても誘ってくれる心が広い友人に感謝しながら、私も「じゃあ行く」と即レスした。
それから4日後、私たちは鳥取に向かう電車に乗っていた。スーパーはくとという名前のそれはなんの配慮か電車の真正面の景色がモニターで見えるようになっていた。短いトンネルに入っては抜けて、暗い画面が白く眩くなっては暗くなる。そんな画面を見ながら、友人はわたし達ワープしてるみたいだ、と言った。私はローソンで買った昆布おにぎりを食べながら乗り物酔いしそうになっていた。
鳥取駅はなんだかこじんまりしていた。清潔で、スタバもコンビニもお土産屋もあって、けれど人は少なかった。曇り空の下にはシャッターが閉まった店が沢山あって、何故だか占いのお店が幅を利かせていた。とりあえずお昼を食べようと鳥取名物を調べたら、カレーと、海鮮と、ラッキョウと、砂丘関連の名物(プリンやら砂で蒸した卵やら)、あと梨だった。じゃあカレーでいいか、とカレーの有名な店を調べて向かった。メインの計画以外はその場で決めよう、何事にも縁ってものがあるからさ。というのが彼女の考えだった。だから、2泊3日の旅の内2日目のサンドボード以外は全くの無計画だったのだ。
カレーのお店は鳥取名物を謳っているから、という理由だけで決めたが、建物も新しくリーズナブルで美味しかった。彼女はブラックカレー、私はスープカレーを頼んだ。美味しかった。
店員さんにどうしてカレーは鳥取名物なんですかって言ったら、鳥取はカレーの消費量が全国一位なんです、という答えが返ってきた。答えになってないような気がした。沢山食べたら自分たちの物にできるんですか。チェンソーマンみたいですね。そう思ったけど言わなかった。彼女はチェンソーマンを知らない人だから。
カレー食べた後は彼女の希望で、海沿いを歩いて白兎神社に行った。縁結びが出来るんだって。でも因幡の白兎が元ネタらしくて、あれサメを騙して海を渡ろうとした兎がサメを怒らせて全身の毛をむしられた話だよね、どっから恋結びのご利益出てきたんだろうね?そう言ったら彼女はまぁねー、でも兎かわいいよ、と兎モチーフの石像をニコニコ眺めていた。答えになっていなかったけれど、彼女はそもそも神なんか信じていないのかもしれない。それとも彼女はもう結婚しているから、ご利益があってもなくてもどっちでもいいのかもしれない。私は、転職の成功と、ついでにいい感じの恋人ができますようにとお願いした。嘘ついて騙して、結局身ぐるみ剥がされた間抜けで最悪な兎じゃなくて、ウサギを助けた優しい神様の方に祈った。私の次の職場は完全未経験の、クラスに一人はいるなんでもできる陽キャだけ集めたような、そんな職場です。目一杯見栄を張って、使命感のある溌剌とした人間のフリをして面接に受かりました。本当の私はクラスに一人はいる、真面目でも不良でもない、何を考えているか分からない女です。なんとか、どうにか、上手くやっていきたいです。ついでに誰か、今好きな人とは別の他の誰かを好きになれるようにしてください。優しい神様、どうか助けてください。
2日目は本命のサンドボードだった。鳥取砂丘まではバスに揺られて一時間ほどだった。昨日の天気が嘘に思えるほどの晴天で、私は雨女だからあなたが晴れ女なんだね、あなたって運がいいもんね、と言ったら、わたし運はいいけど、天気なんて人一人の運でどうにかできるものじゃないでしょ、と穏やかに笑いながら言った。やっぱり彼女は、ほんとうは神様とか信じていないんだろうな、と思った。
サンドボードの参加者は私たち以外いなかった。早い時間の参加者は少ないんです、だそうだ。荷物を持って砂丘へ足を踏み入れると、泥の上でもないのに深く足が沈んで歩きにくかった。私は足にどうやって力を入れていいか分からなかったのだけれど、友達はスタスタ歩いていく。彼女は運もいいけれど運動神経も抜群にいいのだ。私はそれを追いかけるのに必死だった。その後どんどん丘陵地になっていき、荷物を抱えながら砂を蹴って丘を登った。ジグザグに歩きながら、息を切らしながら、ようやくてっぺんに辿り着き、インストラクターの説明を聞いた。ボードに足を固定して、滑る。そしてボードを抱えて登る。要約するとこれだけだった。また登る、と聞いた時、小さく最悪、と行ってしまったのだけど、彼女はそれを耳聡く聞きつけて、顔を顰めながらそういうこと言わないで、と私を軽く叱った。ごめん、と謝ったら、うん、と言って、まるで数秒前の記憶ごと消し去ったかのように表情を元通りにした。大人の嗜みとして不機嫌を表に出さないようにしている訳じゃない。彼女は昔から、心が広いのだ。
サンドボードで滑るのは楽しかった。とにかくバランスを取ることに必死になっているうちに丘の下に辿り着いていたが、それでもすぐに丘の上から砂を滑る爽快感が追いついて、楽しい、となる。体力が続く限り登って滑ってくださって結構ですよ、とインストラクターに言われたけど、滑る時より丘を登るのに体力を削られ、結局もう一度滑って体力が尽きてしまった。友達は体力が無地蔵なので滑っては登るを繰り返し、3回目からは丘をジグザグに登らず直線距離で駆け上ってきた。しんどくないの、疲れないの、と聞いたら、
「疲れるけど、その方が近いからさ」
って言って、そのまま4回目を滑り始めた。インストラクターが、すげーっすよあの子、歴代一位の体力ですよ、いくつぐらいですか?と、私に聞いてきたので、すごいですよね、すごいんですよ、とだけ相槌を打った。遠くの丘からパラシュートが飛んで行くのが見えた。パラシュートは風に乗って飛んでいき、私の友達を通り越して遠くに着地したのが見えた。こっちの方がワープみたいだな、と思った。友達とパラシュートの人の姿が、豆粒まではいかないけどずっと遠くに見えた。なんでかスピッツのロビンソンを思い出した。いいな。私もそっちにワープしたい。私とそこ代わってよ。お願い。
その後砂丘前のお土産屋に行った。私は転職予定で現職を有休消化中の一人暮らしだったので、自分用のお土産に砂漠プリンを一つと、近々会う予定の友達用に梨ジュースを買った。私の買い物はそれでおしまいだったけれど、彼女は実家に、職場に、とじっくりとお土産を吟味して、結局バスの時間ギリギリまで迷っていた。一番時間をかけて選んだのは彼女の旦那さんのお土産だった。何あげても喜んでくれるけど、やっぱり一番喜んでくれるものをあげたかったから、3つぐらい買ったんだって。お土産あげた時の旦那さん、本当に可愛くて好きなんだって。彼女は心が広いから、きっと家事分担やら稼ぎやら、結婚生活で起こり得る何かしらに少しも不満を抱いたりしないだろうな。長く続くんだろうな。きっと死ぬまで。
3日目も当然予定を立ててなかったんだけど、2日目のメイン目的を達成したからもう帰っても別にいいよね、みたいな雰囲気があった。でももう少し引き伸ばしたくて、牛骨ラーメン食べに行こって言った。鳥取に牛肉のイメージなかったけど有名らしかったから。それで、Google マップで適当に検索して評価高いところに行った。チャーシュー多くてスープも上品な甘さがあって美味しかった。食べ終わった後、友達がわたしラーメン好きじゃないんだけどこれは美味しかったな、と言った。びっくりして、なんで言わなかったの、って言ったけど、いやでも美味しかったからよかったよー、としか言わなかった。ねぇ答えになってないんだけど。長い付き合いなのにそんなことすら全然知らなかったよ、心が広いの知ってるけど、でも、ちゃんと言ってくれたらいいのにさ。
ラーメンを食べた後、私たちはスーパーはくとに乗った。はくとのモニターには相変わらずトンネルと田園風景が交互に映っていた。友達は今度はワープみたいだとは言わなかったけれど、そういえばこの電車って白兎から文字ってるんだね〜、と言った。そうだね、と言って寝たふりをした。また、最悪、と言いそうになった。しばらくして目を覚ましたら、前を走行している電車で急病人が出たとかで何処かの駅で停車していた。
やっぱわたし運いい。と言って、彼女は窓から写真を撮っていた。私は寝たふりをしながら、このまま電車止まっててくれたらいいのにな、と思った。
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盛岡市から始まって、岩手県内全体を項目を分けて説明してきたが、これまでに説明していない自治体が2つある。滝沢市と矢巾町だ。どちらも盛岡市に隣接していて、むしろ盛岡から郊外観光に入れる時に一緒に紹介すべきだったのだけど、お勧めの目的地を思いつかなかったのだ。岩手全体を紹介し終わった後でこの2自治体について改めて見落としがないか調べ直したが、祭りなどを除くと本当に紹介するものがない。どちらも盛岡で勤務する人向けのベッドタウンとしての性質が強すぎて、観光施設的なものも近隣住民向けのものがほとんど。
いや、滝沢市には無視できない観光資源が1つある。岩手山だ。山頂こそ八幡平市に所属しているし、登山ルートの多くは八幡平市側ではあるのだけど、最もポピュラーな馬返しルートは滝沢市にあり、登頂ルートのほとんどは滝沢市に存在している。ただ、2025年10月現在、岩手山は噴火の可能性が少し高まったということで入山規制がかかっている。来年度以降ならともかく、現在はとてもお勧めできる観光地ではないのだ(なお、入山規制がない場合、岩手山登頂はだいたい丸1日で往復できる程度の難度)。
温泉。これも微妙だ。滝沢はここ20年で少なくとも3軒の温浴施設が閉鎖、閉業した(夢の湯、岩手山温泉、スオミの湯)。残っているのは1軒だけで、けっこう最近までGoogle Mapsでは「和食店」として登録されていた(修正依頼を3度かけたが3回とも却下された)。自分はよく行くが、まあ県外からの人がわざわざ行く場所ではない。
食事どころはまあそれなりにある。ただ地元ならではの名物ではない。北海道スープカレーの店、満州ニララーメンの店、大盛りが有名な天婦羅屋や食事処。たぶんこの辺のキーワードで検索すれば出てくると思う。
祭りなど期間限定のイベントはそこそこある。初夏の盛岡と言えばチャグチャグ馬こだけど、これのスタート地点は滝沢の某神社だ。田園風景を飾った馬が歩き背景には岩手山、という写真はこの近辺で撮影されている。特産物はスイカで、盛岡ICから北上している時にスイカ柄のガスタンクを見ることが出来ると思うがスイカ絡みの祭りもある。これは神子田の朝市に負けず劣らずの早朝イベントで、朝8時に行くともうほぼ終わっている直売会だったりする。
矢巾町。こちらも生活環境的には設備がそこそこ揃っているが、観光資源は少ない。自治体が観光コースを4つ出しているんだが、車移動前提のコースは全部矢巾温泉が絡んでいるんだよな。ここはここでいい温泉なんだけど、やっぱり地元民向け。
まあ季節を区切れば観光地がないわけではない。この矢巾温泉に行く道路沿いに、少し大きめのひまわり畑があって、シーズン(8月)には入場可能になる。とは言えこれも県外から向けというよりは地元向けの観光資源なんだよなとは思う。まあ、盛岡のところにちょっとだけ書いた福田パンの支店、あれ立地的にはいちおう矢巾町ではあるな。
登山と言えばどちらの自治体も手頃な山はある。滝沢市には鞍掛山。岩手山登山の前の練習場所としてよく使われている。矢巾町には南昌山。初心者向けコースはかなり近いところまで林道を車で行けるのでここもけっこう簡単に登れる。ありがたいのは、ここの登山道は先述の矢巾温泉から始まっていることなので帰りに温泉につかれることかも。
とりあえず花巻周辺から。花巻は宮沢賢治の故郷であり、花巻東高校があることからこれ絡みのスポットもそれなりにある。また周辺の町を合併しているのでそちらにあったものも今では花巻にあるものになっている。
とりわけ宮沢賢治絡みは非常に多い。
宮沢賢治記念館:宮沢賢治について考える際にこの施設を抜きにしては語れない。新花巻駅そばの山の上(歩いていくにはちょっと遠い)にある。麓には「宮沢賢治童話村」という関連施設もあり近くなので必見っぽいが少し低年齢向けかもしれない。
羅須地人協会:現在は花巻空港に隣接する花巻農業高校敷地内に移設されている。宮沢賢治が書いたとされる黒板「下ノ畑ニ居リマス」は現在もかすれるたびに生徒が書き足して保存している。移設前の場所は記念館の南の方にある「雨ニモマケズ記念碑」がある場所にあった(この記念碑の字を書いたのは高村光太郎、宮沢賢治の弟を頼って花巻に疎開している)。
イギリス海岸: 記念館よりは花巻市に近い北上川沿いのとある場所。現在はダム治水のせいで海岸を思わせる川岸が全く見えなくなっているが命日の9/21前後にはダムの放水量を調整して川岸が見えるようにする挑戦が毎年行われている。
そのほか、銀河鉄道絡みの壁画とかオブジェとかはあちこちにある。
花巻東高校は現存する高校で当然関係者以外は立入禁止だが、この学校は公園に隣接していて、高校の野球グラウンドがその最たるもの。このため菊池雄星と大谷翔平、ついでに佐々木麟太郎の記念モニュメントが公園から見える側に設置されている。なお在学中に大谷翔平が通ったとされるラーメン店とスープカレー店はどちらも高校最寄りの店が閉店していて現存しない(支店は現存するので食べてみたいときはそっちにいくといい、バガボンドもしくはスープカレーしっぽで検索のこと)。
高校の南隣にはるんびにい美術館がある。アール・ブリュット多めの展示(それだけではないけど)。観覧無料。
花巻市内はあまり見るものが多くない。宮沢賢治生家は現在も使われているので中に入れないし。ただそこから少し北に歩いたところにあるマルカンビルの大食堂は唯一と言っていいほどの活気がある。いわゆるデパートの最上階大食堂の体で営業しているのでメニューは寿司からホットケーキ、エビフライまでなんでもあるが、来た人はたいていソフトクリーム、腹に余裕があればナポリカツを注文する。なぜかソフトクリームは箸で食べるのがここのやり方。この2つのメニューは花巻空港の食堂でも出しているが空港価格になっているので他に替えがないときだけの候補にすべき。
宮沢賢治絡みだが別に見るべきでもないところと言えば花巻文化会館。実はこの敷地は宮沢賢治が教鞭をとっていた花巻農学校の跡地である。近くに宮沢賢治の墓がある寺がある以外は特に賢治絡みで語るものはないのだが、この敷地に隣接して「ポパイ」という名前のレストランがあり、ここが花巻の特産であるプラチナポークこと白金豚を養豚している会社の直営店で食べる価値がある。
花巻の周辺地域といえば、石鳥谷、東和、そして花巻の名がつく2つの温泉郷(峡)。
石鳥谷周辺は南部杜氏の郷であり、酒蔵がいくつか存在し資料館も存在する。この資料館は有料試飲も可能でおすすめなのだが、唯一の欠点はこの建物が道の駅に隣接しているということ。ハンドルキーパーを用意するかタクシーを使わないと試飲出来ない。
東和は毎年クラフト市が秋に開かれる。今年は10月12,13日。興味のある向きには時期を合わせて行くべき賑わいを見せる。そうでない時期にもここ出身の画家・萬鉄五郎の作品を集めた記念美術館は一見の価値あり。
花巻は市全体の温泉を「花巻温泉郷」としてPRしているが、地元の人は花巻温泉(と、台温泉)とそれ以外の温泉を区別して考えることが多い。それ以外のほとんどがあるのが花巻温泉から尾根一つ南の川沿いにある花巻南温泉峡。
花巻温泉は4つの宿があるが、全て同じ会社が経営している。一番奥の旅館がランク上で、あとの3つは価格帯的には似たようなもの。宿泊者向けイベントが(食べ物企画含め)多いし、宮沢賢治絡みの施設(花壇)もある。
花巻南温泉峡で有名なのは大沢温泉と鉛温泉。大沢温泉は自炊宿が併設されている。鉛温泉は立って入っても背が立たないこともある深い湯船で有名。いちおう、近辺には廃校を利用した昭和グッズ博物館がある。
項を分けて書こうかと思ったけど、北上もここに書いておこう。
実は北上は工場な街で、見るところあんまりない。施設としては鬼の館くらい(民俗芸能として鬼剣舞がある関係上北上は鬼を推している)。公園としては北上川展勝地が桜の名所だが桜以外のシーズンはまあ……な感じ。いちおうすぐ側にみちのく民族村という古民家展示施設があるので、興味があれば。資料は多い。
それ以外には、北上駅の西口。何もない場所だが、呪術廻戦の最終回近くでの舞台となった。
温泉は、夏油温泉という温泉がおすすめ。唯一の難点は露天風呂が全部混浴だったことなのだが、今調べたら5つある露天風呂の1つは女性専用になっているらしい。
それ以外に、北上金ケ崎インターのそばにある「メフレ市場食堂」という食堂の海鮮丼がリーズナブルでおすすめなのだけど、そう言えば海鮮には興味がなかったんだっけ?元増田は。
追記:北上で1ヶ所、超重要な場所を書くのを忘れていた。カケタ養鶏場。107号が東北本線と交差する陸橋の手前に直売店がある。ここの唐揚げはうまい。
スープカレーというやつは、まったくめんどうな料理である。普通のカレーなら、一皿に盛られて、そこへスプーンを突っ込めば事足りる。ワンアクションで完結する。だがスープカレーは「ご飯とスープを別にしました」と胸を張って二皿に分けてくる。客に「ご飯は右か、左か」という人生相談のような難題を突きつけるのである。
具だくさんのスープを、正面にどんと置く。そこに箸……いやスプーンを伸ばして、ご飯を少しずつ浸して食べる。
つまり、ご飯は「シチューに添えられたパン」のようなものだ。パンをわざわざ左に置いて「どうぞ主役です」なんて扱う人がいるだろうか。パンは右にちょこんと待機していて、必要なときにスープに浸される。それが自然な立ち位置だ。ご飯もまたそうあるべきだ。
右からスプーンでご飯をすくい、左のスープに浸し、そのまま口へ。これは三段跳びである。「ホップ(ご飯)、ステップ(スープ)、ジャンプ(口)」と見事な一直線。新幹線ののぞみのように、東京から新大阪まで一直線に走り抜ける気持ちよさだ。
左にご飯を置けばどうなるか。スプーンは右往左往し、テニスのラリーのように振り回される。食事なのかスポーツなのかわからない。
先日、店でのこと。店でまず、ご飯が先に配膳された。左の後ろから、手がすっと伸びてきて、しかも一言もなく皿を置いた。私はびっくりした。普通は「ご飯です」とか声を掛けるだろう。無言で左に置かれたご飯。これは完全に左派の動きである。
そこで私は黙って、すーっと皿をご飯の正しい位置=右へと寄せなおした。すると、しばらくして右後ろからまた忍び寄る気配。スタッフがスープを持ってきて、右手の視界にひょいと差し入れた。だがそこはすでにご飯の陣地である。そのときスタッフはにやりとして、「右派でいらっしゃいますね」と言った。まるで政治的立場を確認されたようで、こちらも思わず苦笑した。
スープが正面、そしてご飯はシチューパンとして右。これがスープカレーにおける正しい秩序である。
スープカレーの店でのことだった。
まず、ご飯が先に運ばれてきた。後ろからすっと伸びた手が、無言のまま私の左側に皿を置いた。その仕草があまりに静かで、少し驚いた。普通なら「ご飯です」とひと声あるものだと思うのに、何も言わない。ただ、すっと置かれた。
やがて、スープがやってきた。今度は右の後ろから忍ぶようにして器が置かれる。スタッフは軽く笑みを浮かべ、「ご飯は左派でいらっしゃいますね」と言った。冗談めいていたが、どこか確かめるような声音でもあった。
私は頷きもしなかった。ただ、左に置かれたご飯をそのまま受け入れた。子どものころから、母に「ご飯は左、汁は右」と教えられてきた。あの台所の湯気や、夕餉の匂いとともに、自然と身についた習慣だ。
夫や子どもなら、食べやすいからと右に寄せてしまうだろう。けれど私にとっては、食べやすさよりも落ち着きの方が大切だ。左にご飯があると、食卓の景色がきちんと整う気がする。
甘ったるい子ども向けオムライスはもういらない!!!個人的にピノキオの持ち帰り弁当は神コスパでした!!!生姜の効きすぎた豚肉こそが至高!伝説のすた丼だあー!
川崎のラーメン屋は俺が仕切る!追分の本店のみならず、三三七も赤備もアゼリアのバラそばも、そして実は蒲田川崎の環二家も系列店だ!つけ麺 玉!!
フードコートにはよくわからん中華が必要だよね?中華から中華に店が変わった!俺はまだ食ってないぞ!横濱一品香!!
小規模ポケットキッチンでもトッピングすれば大食漢も満足なマシマシにできます!びっくりドンキー!
安い!早い!うまああああああああい!説明不要!丸亀製麺!!!
フードコートの未成年需要は俺に任せろ!喫煙所が隣でオッサンと高校生が交差する困惑地帯、サーティワンアイスクリーム!
端っこにあるからちょっと影が薄いけどメチャクチャ美味いぞ!フレッシュネスバーガー!
川崎でスープカレー食べるならここ!野菜たっぷりでチキンも美味いぞ!COSMOS!
俺たちは君を待っていた!!!!
折り返さず
マジで何がしたいんだこいつ?
もうほんとに自分が嫌になるよ
今日は外出しなかった
お昼に長谷川あかり先生のレシピのナンプラーを使ったエスニックカレーを作る
水曜日はカレーみたいなタイトルのカレーのレシピだけを集めた本を図書館で借りてきてからというもののカレーばかり食べている
歯列矯正中なのに
○○さんってカレーよく食べます?と歯科医にやんわり釘を刺されたこともあるというのに
別にもう、どうでもいいんや
私の歯が白かろうが黄色かろうが他人はそんなこと気にしていないので
今回作ったエスニックカレーはスープカレーだったんだけどやっぱスープカレーってあんま好きじゃないなって思った
というかさすがにカレーも飽きてきた
多分毎日やるような運動じゃないんだけど明日明後日の二日間は多分やらないから今日のうちにやっておきたかった
昨日の筋肉痛も残ったままだったのに
でも今日は前半と後半に2回に分けてやった
それで気づきを得たんだけどこの運動やると異常にお腹が空く気がする
消費カロリーが高い証拠だとしたらいいことだと思うんだけど全然消費したカロリーを補って余りあるカロリーを摂取してしまっててプラマイゼロどころかプラスだからちょっとこれはまずい
というか普通に引きこもりだからこれくらいの運動はやらなきゃいけないはずなんだよ
昨日は3000カロリー弱食べたわけだけど今日も結局2000カロリーくらいは食べた
こんなんじゃいつまで経っても痩せないよ
の、ちゃかまちゅの蕾
ほーんとにほんとにほんとにほんとに良すぎて枯れ果てた私の心にそれはそれは清らかな水がひたひた染み込んでくるような良さだった
あまりにも、沁みた
母の日でコブクロの蕾という選曲はちょっとよく分からなかったけどこの二人が歌ってくれるならどんな曲でもいいんだ
ほんとにこの世にある全ての曲をこの二人に歌ってほしいと思う、そんな素晴らしいデュエットでした
ちょっとここ最近離れかけてたトラジャ熱というか松倉熱が少し蘇ったかもしれない
ちゃかちゃんが何度も松倉くんの方をチラチラ見て目を合わせようとしてて私はその度にキューアグ起こしてあーかわい!かわい!あーかわい!!と奇妙なオバ喜びをしていた
松松からトラジャに入った私だけど、やっぱりちゃかまちゅが一番好きだな・・・としみじみ思いました
昨日1時間だけ見たターミネーター1の続きを見ようと思ってたけど見なかった
このまま忘れなきゃいいけど
ココイチのスープカレーが美味しいと聞きますがそうなんですか?
・スープカレーには、出汁の味が強調されたラーメンスープ寄りのものと、スパイスの味が強調されたカレー寄りのものとがある。
・観光ガイドブック/サイトで紹介される店はなぜかカレー寄りのものが多く、ラーメンスープ寄りのものを愛する私は忸怩たる思いで店の行列を眺めている。
・行列店は美味いから人気というわけではなく、観光ガイドブック/サイトで紹介されているから人気なだけなので、わざわざ行列店に並ぶ必要はほとんどない。
・ 実はスープカレーがいちばん美味い店は札幌ではなく帯広にある。
・ラーメンスープ寄りのスープカレー屋が、客から「このスープでラーメン作ったら美味いんじゃないかな」と言われて、実際にラーメン屋になってしまった例がある。
・ラーメンスープ寄りのものの場合、納豆トッピングが合う。もっと言ってしまうと、納豆トッピングをしなければスープカレーを食べたことにならないのではないかとさえ思っている。
・大阪から札幌に観光に来た友人に上記のことを熱弁しても、絶対に納豆トッピングをしてくれないので、悲しい思いをする。
・ 食べ方については議論があるが、具を先に食べてしまい、残ったスープにご飯を漬けて食べるのがいちばん満足度が高い。
・ 具がでかいところが売りなため、物価上昇の煽りを受けやすく、近時すごい勢いで値段が上がっている。
そろそろおせちに飽きて作ったカレーにも飽きてきた頃でしょうか。
我が家はカレーに飽きたらスープカレーアレンジするのが定番なんだけどという話を仕事始めの会社でしたら、全く共感を得られなくてビビったのでここで供養させてください。
一般的な家庭のカレーから、ほんの一手間でスープカレーにアレンジする方法。
サラッとした仕上がりになるので、朝食にもおすすめです。
🍛レシピ
1.残ったカレーと大体同量の水を鍋に沸かす。
2.粉末コンソメを適量入れる。なくても良い。
4.お好みで肉を追加する
ぶっちゃけなんでもいい。ソーセージとか香りのついた肉がおすすめ。
5.適当に火が通ったら残ったカレーを鍋に入れて混ぜ、野菜にしっかり火が通るまでひと煮立ちさせる。
6.弱火に落として、味見をしながらお好みの味になるまで塩を加える。
ここがキーポイント。スープカレーのスパイスはブラックペッパーが決め手。胡椒辛い感じがスープカレーっぽさをかなり演出してくれる。
8.できあがり。召し上がれ。
要するに水で倍に薄めて適当に野菜を入れて塩で味を整えて最後にブラックペッパーをがっつりかけるだけ。
冷凍カレーの処分に困ったときに思いつきで作って晩ごはんに出したら家族に大好評で、それから定番になりました。
よろしければどうぞ!
コロナとインフレで駅近辺の入れ替わりが活発になりカレー店が増えてきた
のでリスト入替
いつもの。平和通り再開発で他の店が引っ越ししたり廃業したりする中、火事で全焼から復活しても一切変わらない
ルフロン2Fフードコート内。スープカレーが比較的安価(豚角煮入れて1200ぐらい)
地下街アゼリア。昔はスタンドカレー屋なんてここしかなかったので、みんなここでカレー補充してた
以前は立ち食いソバ屋並みの価格だったのがメニュー変更とインフレで否応なく値上がりし
また駅ホームからバス停への導線が地下街を経由しなくなったのもあり
魔法が解けてしまうと、あえて立ち寄ろうという気がしなくなるぐらいの普通な味
ミューザの裏通りエリア。オサレ・こだわり系。他との違いはよくわからん
かつてヨドバシ奥にあったカフェハイチのカレーが食えなくなったので、そういう気分のときはフラッと行きたくなる
怪獣酒場の向かいのタイ料理屋。ビル地下だが地下街から行ける。猛暑でタイカレーに頼りたくなったときの駆け込み寺
砂子通り入口。松屋が移転してマイカリー食堂併設になり松屋カレーをいつでも食いたいときに食えるようになったが
いざ食えるとなると足が遠のきがち
砂子通り八丁畷方面。以前は激狭クラブだかスナックだか間借りの昼営業に行列の店だったのが移転
カツが売りのカツカレーの店だがカツをカレールーで食わないように注意書きがそこかしこに書かれてる
国道15号沿いに新店開店で駅から徒歩圏内についに。なのだが今一つ寄れてない
思えば浅田店に寄るときは外仕事でそこそこ消耗した帰り道ストレスをカロリーの暴力で吹き飛ばす目的だったので、
駅近辺を歩くようなタイミングだと気分的に入りにくいのだろう
仲見世通りのビル3階エレベーターなし階段のみ。バングラデシュの方だが日本語上手い。暇なら話もいろいろできる
テーブル席メインの店なのだが平日の夜に行くと男一人客が入れ替わり立ち代わり酒も頼まず黙々とビリヤニやカレー食ってく
ラーメンマニアがマニアックな店でラーメン食うってこんな感じだろうか
私はカレーが好きで住んでる大阪にはとにかくお店が多くて一カ月の外食の半分はカレー、せっかくだし匿名で好きなお店挙げていこうかなと思う。私はカレーの歴史よくわかってないので味だけ楽しんでるスタイル。
スリランカ料理のお店。京セラドームに近いのがロッダグループ、阿波座にあるのがヌワラカデ。系列だしメニューほぼ同じなのでその時行きやすい店舗に行くけどヌワラカデの方が駅から近くてよく行く。
スリランカカレーが美味しくて色んな具があるけど個人的にポークとイカが好き。量が多いのにフレンドリーな店員さんに大盛り勧められて毎回断ってるどころかご飯少なめとお願いしてる。
はぐ寧
天神橋筋六丁目駅から近い出汁カレーのお店。かなり和風。平日のランチのみ。カレーも美味しいしおばんざいも美味しい。天ぷらもつけれるらしい。
出汁カレーのお店って多いけど個人的にここが一番和風って思う。
虹の仏
四天王寺前夕陽ヶ丘駅の近く。お寺の多いエリアだからお店の名前が合ってる。
出汁キーマカレーがメイン。ここの出汁の味が優しくて辛めのカレーとあいがけするのが美味しい。見た目も毎回良いし最高。個人的に夜が空いてて好き。
今年オープンした難波にあるスープカレーのお店。お店の人が西成区の人らしい。どれ食べても丁寧な味だ〜って毎回感動する。定番メニューにある海老のカレーは初めて食べた時衝撃的で月代わりくらいのペースで出る限定カレーもどれも美味しい。
海外からの旅行客に人気のようでGoogleの口コミは海外から来た人らしき口コミが多い。
阪急中津の近く。中津の周りにこのお店の系列たくさんあって全部美味しいけど特に好きなのがこのお店の。小さい釜みたいなのでビリヤニを作ってそれをそのまま提供してくれる。蓋開けてくれる時最高に興奮するし熱々なのが食べれるのがとにかくいい。大きいスプーンで付け添えのあるプレートに入れて食べるけど付け添えもたくさんあるしそれを使っての味変が美味しい。
半分くらい食べると店員さんがスプーン使ってお焦げごとよそってくれる。ビリヤニのお焦げ美味しすぎ。カレー屋さんにカウントしていいのか悩むけどメニューにカレーもあるので。
nidomi
谷町四丁目駅と堺筋本町駅の間にあるけど堺筋本町から行く方が個人的に楽。
いつも夜に行くから単品料理も頼みたいなと思うけど混盛を毎回頼んでしまう。スリランカカレーがベースっぽい。行くたびにカレーが変わってそれが毎回美味しい。この前行った時に食べたシマチョウのカレーがとにかく美味しかった。
もりやま屋
北新地からわりと近くにある老舗。味はあっさり目だけど口に入れた瞬間にスパイスの風味がすごくて自分の口の中で風味が踊ってると思った。辛さは卓上の調味料で調整するタイプのお店。食べた後一時間はスパイスで胃がほかほかしてる。チャイが美味しいので絶対頼んだ方がいいなと思う。
他にもあるけど最近行ったお店で美味しかったなあって思い出噛み締めるのはこのあたり。
とりあえずスパイスカレーが食べたいって人はボタニカリーやヤドカリーやヤム邸の系列がいいんじゃないのかなと思ってる。あとは色んなところで大なり小なりカレーのイベントが開催されてるのでそういうとこ行くと色んなお店のカレーが食べれるからいいなって思う。
上に書いてなくて好きなお店はコイチカレー、カナリアカレー、ナッラマナム、シンズキッチン、和出汁咖哩あきない、ほなまた、煙華香辛、ヤノカレー、シャンカラ堂、恒河舎咖喱、ガネーシュN、シドミド、札幌スープカレーJACKです。新規開拓したいなーって思いながら日々インスタとGoogleマップで検索してます。
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