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2025-10-27

映画】ミーガン2.0を見た

本国で大コケした結果、日本では配信スルーになってしまった作品だけど

別にそんなオオコケするほどじゃなくない?63点くらい。

 

ヒット作の続編の中の一つのパターンとして「1の魅力的なヴィラン主人公に据えた続編」というものがある。

おそらくもっと成功したのがターミネーター2。シュワルツネガー演じるT-800は1では主人公殺害するために永久に追いかけてくる恐怖のアンドロイドだったのが2では逆に主人公を守るためにやってくるアンドロイドになっていて、1のT-800のポジションにはより先進的な液体機械型のT-1000がつく。

 

ミーガン2.0は明らかにT2テンプレートを模して造られており、ミーガンの技術を模して造られた軍用アンドロイドアメリア暴走世界を滅ぼそうとする中、それに巻き込まれたミーガンの製作である1の主人公家族(特に娘)を守るため実は生きていたミーガンが復活する。

T2と違って一番問題なのは、悪役であるアメリア全然魅力的じゃないところ。ミーガンは不気味の谷を反復横跳びするような「ドール的な人工的な可愛さ」と「ロボット的なモーション」が魅力的なアンドロイドだったがアメリア軍事スパイ用という用途からすれば妥当ではあるのだが、どう見ても疲れたおばさんにしか見えない。動きも滑らかになっているので、無表情気味の超強いおばさんって感じ。別にそういうヴィランがいてもいいんだけど、ミーガンに求めてるのはコレジャナイんだよなぁ。

顔をミーガンみたいなドールタイプにしないにしてももっと人工的に見えるタイプの顔の役者アサインするとかなかったんかなと思ってしまう。そう考えるとT-1000は完璧だったよね。あのおじさん。ちゃんロボットに見えたもん。

 

ミーガン自体は1を踏襲して、作中でも言及されるクリップ問題AIクリップを最高効率で作ってと頼むとその過程人類を滅亡させる)に忠実で「娘を守るためなら倫理などない」という言動面白さはあるし、日本人だと寄生獣ミギーみたいな感じで見ていて愛着がわくと思う。途中で出てくるミニミーガンもかわいい。あれ商品化してほしい。

前作でミーガンダンスがバズったので今回も、と明らかに無理矢理突っ込んだダンスシーンは蛇足だったけどアクションパワーアップしていてよかった。でもホラー要素は減退していてこれは好き嫌いありそう。

途中でアメリアはミーガンが操っていたのでは!?みたいなスティングもありつつ、まぁそうなるよね的な大団円を迎えるのも視聴後感もいいし、普通にいい作品ではあったと思う。

 

可愛そうなのは主人公AIエンジニアのおばさんだよね。前作でミーガンが暴走したこと責任を感じて反AI運動活動家に転身、著書もいっぱい売れて、事故物件か?みたいな家賃クソ安い家で安全AIの開発にいそしんでいたんだけど、実は著書はクラウド型ミーガンが6万5000冊買って倉庫しまっていたり、家もミーガンが買ってミーガンが開発したウェポンハウスだったり、自分活動のせいで娘はいじめられ、反AI活動で気が合って一緒に活動していた相手は反AIテロリストだったり踏んだり蹴ったりすぎる。

あと全然どうでもいいんだけどエンジニアおばさんが開発してた介護現場作業補助用のパワードスーツアメリアに操られたときに水かけたらスパークして暴走しだしたけどそんな危ないもん介護現場作業用に売り出そうとしとったんかい。めちゃくちゃやなとは思いました。

 

結局、T2SFスリラーからSFアクションに舵を切ったように、ミーガンもSFホラーからSFアクションに舵を切ったわけだけど、前作がAI怖いだったのが今作では人間怖いに切り替わっており、なんでより凡庸なほうに行くねん!とはなったかな。

たぶん、アメリア女優もっと魅力的な人に代えてたらもうちょっとヒットしたんじゃない?知らんけど。

まぁ普通に面白い娯楽作品なので見てみるのオススメ

Permalink |記事への反応(1) | 10:21

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2025-10-21

映画ドント・ハング・アップを見た

高度迷惑Youtuberが高度ストーカー犯罪者に追い詰められる話。

良くもなく悪くもなく、60点くらい。

 

とにかくこの映画の褒めどころ且つ、多くの映画監督に見習ってほしいところがある。

しょうもない映画の上映時間は90分以内に収めろ」

ということである

この映画はエンドクレジットを除くと75分しかない。

そのせいで話がよく分からんところもあるのだが、じゃあそこを補填して135分くらいやれば名作になったのかというと全くそんなこともないだろうし75分という短さは英断であると言える。

 

主人公イタ電Youtuberグループ警察官保険会社弁護士等あらゆる職業擬態してイタ電をかけまくり時には隠しカメラも仕込んで相手の反応を動画化してバズりまくっている。冒頭のシークエンスはかなり良くできていてアメリカ迷惑Youtuberレベル高すぎるし、遵法精神低すぎるだろ!となってワクワクさせられる。

その後、彼らの元に謎の電話がかかってきてそれを無視していると家のテレビが突然乗っ取られ、そこに監禁される彼らの両親が映し出され謎の電話がイタズラではなくガチ脅迫電話であることがわかる。「電話を切るな!」という、それスクリームやないかーいというコテコテオマージュを挟んで、電話を切れない中犯人を捜すというソリッドシチュエーションスリラー的な感じになっていく。

ゴア表現は少ないながらも脅迫シチュエーションスリラーとしての一定の緊迫感と主人公2人組の精神的な葛藤ちゃんと描いていて普通に見ごたえはあった。特に男優の2人はいい演技してたと思う。全然知らん俳優だったけど。

 

問題は、2つあって1つは犯人がわかりやすすぎる上にちょっとルール違反なこと。こういうのって既に登場している人物犯人であるべきだと思うんだけど、犯人は厳密には登場していなくて、でも「それしか考えられない」という人物になってる。これは作中の論理に基づくものではなく「映画として考えればそれしかない」というメタもので、これは正直あん面白くない。

2つ目は犯人が万能すぎること。犯人主人公の家のあらゆる電話を完全にジャックしてテレビ勝手操作し、家の電気を付けたり消したりし、主人公の両親の家に乗り込んでビデオ撮影後に殺害し、友人を殺害したり拉致したりし、家に出たり入ったりしてるがその理屈が作中でほぼ全く説明されない。

さすがに万能感強すぎて簡単に言えば「なんでもありやん」になって問題解決への推理への没入感が下がる。

 

個人的には主人公2人が最終的に疑いと混乱の中殺し合って、主人公1人は死に残った瀕死主人公の元に電話がかかってきて「犯人を殺せたようだな。よく聞け。これ……いたずらでした~~~www」と主人公たちのイタ電のキメ台詞が流れて犯人不明のまま電話が切れて終了、とかでもよかった気はする。

犯人があまりにありきたりすぎてそこで逆に評価下がってる感じは俺はしたので、フォーブース的に終わってもいいかなって。まぁ、犯人がアレであることは映画的に意味があるのもわかるんだけど。

 

なんやかんやで粗もあるんだけど75分で一気に駆け抜けるので「なんかソリッドシチュエーションスリラーの佳作を見たな」くらいの感じで見終えることができるので、悪い気はしない。

マジで盆百の監督はなんかダラダラ尺稼ぎするくらいなら80分くらいで終わる映画撮ったほうがいいよ。

その方が視聴後感がよくなるので評価が上がると思う。でも世の中の80分くらいの映画って40分くらいの映画を尺稼ぎして伸ばしてる場合もあるので難しいところかもしれん。

Permalink |記事への反応(1) | 08:52

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2025-10-13

anond:20251012214618

本に対する人の動線が変わっているので、出版後のPR現在動線にそって変えていかないといけないんじゃないかな。ただ、AI時代からどうなんだろ?「スティーブキング調で、グレアムグリーン的なプロットの1.5時間程度で読み終えるアクションスリラー小説をお願い」みたいなプロンプトでそれらしいのが出てきて、ちょっと手をいれたらそれなりの作品になるとしたら、編集プロデュース業こそがメインのお仕事になるんじゃないか

Permalink |記事への反応(0) | 18:20

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2025-10-07

映画】Play Dirtyを見た

70点くらいの普通に面白い1990年代アクション映画だった。

よかったところはテンポスケール感、悪かったところはノリ?とシナリオ

 

プレイ・ダーティー」はシェーンブラック監督が贈る、アクション満載の骨太で巧妙なスリラー作品強盗団を率いる冷徹な男パーカーマーク・ウォールバーグ)。彼はグロフィールド(ラキース・スタンフィールド)やゼン(ローササラザール)といった腕利きの仲間たちと共に、桁外れの価値を持つお宝の強奪に臨むこととなる。しかし彼らの前には、ニューヨークに根を張る巨大な犯罪組織が立ちはだかるのであった。

という紹介文を見て、いや「シェーンブラック」が撮る映画じゃ無くね?と思って見たらこ文章から感じられる内容では全然なかった。リーサルウェポンとかラストアクションヒーローとか撮った監督だぞ!って感じのアクションコメディ

 

紹介文から感じられる特殊能力に長けた腕利き強盗団による綿密な計画に基づいたクライムアクションみたいな感じだけど、実際に出てくる奴らアホばっかりだし、ウォールバーグも冷酷ではあるけど基本はアホだし、頭使って見る映画だと思って見たら脳みそ溶けちゃうよ。

例えば冒頭の強盗シークエンスからしてこう。

銀行強盗に乗り込んだウォールバーグ一味。なぜかアホな若者が仲間にいて事態をかき回す。計画は上手く進んでいると思いきや休日忘れ物を取りに来た警備員強盗気づき裏口で待ち構えていて襲撃を受け、盗んだ金を奪われてしまう。車で逃げた警備員を素顔を晒して銃を撃ちまくりながら走って追いかけるウォールバーグ。レース開催中の競馬場に追い詰め、大衆環視の中警備員を撃ち殺すウォールバーグ。金を取り戻しめでたしめでたし

いや、アホなん?今の時代SNSで晒されて終わりやで。

こんなテンションで終始展開される映画なのでそういうもんだと思って見るべき映画

 

そんな中でもちゃんスティング!な展開が盛り込まれていたり、シェーンブラック的なコメディ要素もウザったい部分も多いながらもクスリとさせられる部分もあり、シェーンブラック的な無駄に規模の大きいアクション個人的にはよき。高架を走る貨物列車脱線させるも落下位置を見誤って仲間全員巻き込まれシークエンスとか「うわ~~~~バカだな~~~!!」って感じでよかった。

個人的に一番よかったのは冷酷なマーク・ウォールバーグという設定が途中、こいつやっぱアホなのではという1990年代主人公的な展開を挟みつつも最後まで活きていたところ。

最初強盗シークエンスの後、メンバーの一人が裏切り主人公は重傷、他の仲間は全員全員死亡してしまう。復活した主人公裏切り者を探し出し追い詰めるも彼女祖国を救うために巨大な強盗計画を企んでおり、最初強盗計画はその資金調達のためだったことが判明。ウォールバーグは半ば巻き込まれる形でその大強盗計画に乗り出していく。

その計画の中で彼女の助けを借りたり想いを聞いたりして本当の仲間になっていき、最終的に計画は別の形で成功をおさめ彼女祖国は救われたことがニュース流れる中、主人公彼女をきちんと射殺する。仲間を殺したケジメをつけるために。

個人的に見ながらずっと「でもこいつ仲間撃ち殺したやつなんだよなぁ」と思いながら、なんとなくそこはうやむやな感じで終わるのかなとか、ウォルバーグをかばう形で死んだりするんかな思ってたんだけどきちんと主人公の手でケジメをつける展開はよかった。

 

紹介文の「骨太で巧妙なスリラー作品」と思って見始めたら???ってなっちゃうけど、ノリの古さとかも含めてまぁこんな感じの作品でしょって感じで、今日ちょっとなんも考えずにアホなアクション映画見たいな~ってときに見るにはちょうどいい作品だったと思った。

サブスク無料で見る分には上等な映画だと思うのでオススメ

Permalink |記事への反応(0) | 13:47

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2025-08-24

家族を穴に陥れる話

Youtubeで「ジョンと穴 (John and theHole)」という映画動画が流れてきたので見てみた。

裕福な家庭に生まれた13歳のジョンが父母と姉を実家の裏の薮にあるコンクリートの竪穴に監禁するという話である。竪穴は映画の中ではbunkerとだけ呼ばれ何なのかは説明されないのだが、コンクリートでできた深さ5メートルぐらいの切り立った構造物で、未完成シェルターや貯蔵庫とかなのかもしれない。ジョンの家庭は郊外の森の中にある大豪邸に住んでおり、ジョンと家族関係は表面上は問題がないが、食卓の会話にはやや不穏な雰囲気が漂う。ある日ジョンは睡眠薬家族を眠らせ、彼らを穴に放り込む。数週間の間、最低限の食料と水を穴の上から家族に与える一方で、ジョンは車を運転したりジャンクフードを食ったりといった逸脱を繰り返して、、といったあらすじである

理不尽スリラーで、話の唐突さや説明不足も相まって映画評価自体ネットで見る限りそれほど芳しくなかったりする。ただ私にとっては、自分の中にかつて存在し、今もおそらく心の奥で消えていないだろう、家族に対する鬱積した気持ち衝動を思い起こさせる作品だった。

四人家族の中で弟というのは、何かと雑に扱われる。兄や姉は両親や祖父母にとって特別存在であるが、弟はそうではない(と少なくとも本人は何かにつけてそう感じる)。子供の時の数歳の違いは精神的にとてつもなく大きく、兄や姉には理屈で圧倒的にやり込められるしかない。兄には腕力でも全くかなわない。父親母親存在はそれにも増して絶対的であり、つまりは、自分は他の家族に対して圧倒的に劣った存在であり、自分要求はなにも通すことができず、自分の不満は何一つ聞き入れられず、常に惨めな思いをするのである

振り返れば、私の家族は私に対して十分に愛情深く、いま自分自身が親になった視点で考えてもおかしな育てられ方ではないのだが、それでも尚、私自身がそう感じていたのは紛れもない事実である家族の行楽の行き先には自分意見は聞き入れられない、見ていたテレビ番組について思ったことを話すと軽く揶揄されるといった、ただそれだけのことが毎日続くことでダメージを受けていたのである

映画の中で象徴的なイメージとして示された、切り立ったコンクリートの壁は、弟である自身とそれ以外の家族の間に存在する絶対的な力の差であるように私には感じられた。弟である私は、常に切り立った壁の下の側にいて、家族3人から見下ろされているのだ。見下ろしている彼らは、そこに高低の差があって私を見下ろしているということすら自覚してない。私を見下ろすことが彼らの日常からだ。そして彼らは私を穴の中に置き去りにして、上の世界勝手気ままに楽しんでいる。

映画のジョンのように、私にも機会と手段があれば、両親と兄を穴の中に落としたのかもしれない。彼らは穴の中に落ちて、初めてそこに穴があったこと、切り立ったコンクリートの壁の絶望、壁の上から自分を見下ろす視線に気づくだろう。彼らは私に何か言うだろうから、それを私は聞き入れてやってもいいし、時には無視もするかもしれない。私は下にいる彼らに対して彼らが必要とするものを与えてやるだろう。そして私は切り立った壁の上で、彼らがそれまでにやっていたように、自分が思い望む好きなことをただ楽しむのだ。

Permalink |記事への反応(0) | 07:32

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2025-07-26

anond:20250726081611

その表現肯定的に描かれているか判断する

オタクの好む性コンテンツ強姦や陵辱を被害者も喜ぶような表現で描いて、クジラックス事件などの模倣犯罪が起こっている

ミステリーサイコスリラーでの殺人犯罪行為好意的に描かれていることが少ない

リスクがある事を人間模倣しない

逆にリスクが描かれなければ簡単模倣犯が増えるのがポルノ

オタク自分快楽のためにポルノ擁護し、子ども女性強姦され殺傷される現実に加担している

Permalink |記事への反応(2) | 12:51

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2025-06-14

anond:20250614183907

JAWS1975年公開)以前のサメに対する一般的認識は、現代イメージとはかなり異なっていました。以下に、当時のサメ観を簡潔にまとめます

1. **脅威としてのサメ認識限定的だった**

JAWS以前は、サメ人間にとって致命的な脅威というイメージはそれほど強くなかった。サメによる襲撃事件まれで、広く報道されることも少なかったため、一般の人はサメを「遠い海の生き物」と捉え、日常生活での恐怖の対象ではなかった。特に日本では、サメ漁業食文化フカヒレカマボコの原料など)の一部として認識されることが多く、恐ろしいモンスターというイメージは薄かった。

2. **科学知識の不足**

1970年代以前は、サメの生態に関する科学研究現在ほど進んでおらず、一般人の知識も限られていた。ホオジロザメ(GreatWhite Shark)のような大型種が人間を襲う可能性があることは、専門家の間でもあまり注目されていなかった。サメは「本能的な捕食者」ではなく、どちらかというと「海の雑食動物」や「漁師邪魔者」として見られることが多かった。

3. **文化メディアでの描写**

サメ文学映画でたまに登場したが、JAWSのようなセンセーショナルな描かれ方はまれだった。例えば、古典的冒険小説海洋文学ハーマン・メルヴィルの『白鯨』など)では、クジラや他の海の生物が主役で、サメは脇役的な「危険な魚」程度の扱いだった。ハリウッド映画でも、サメが主役のホラースリラーはほぼ存在せず、JAWSがその先駆けとなった。

4. **地域による違い**

日本を含むアジア圏では、サメ食用や薬用(フカヒレ肝油)として利用されることが多く、どちらかというと「資源」としての側面が強かった。一方、欧米ではサメ漁師の網を破壊する厄介者や、まれに船員を襲う存在として語られることがあったが、日常的な恐怖の対象ではなかった。

5. **JAWSの影響**

スティーヴン・スピルバーグJAWSは、サメ特にホオジロザメ)を「冷酷な殺人マシーン」として描き、メディアの力でこのイメージ世界中に広めた。それ以前は、サメ映画のような「悪役」として大衆文化根付くことはなかった。JAWSの公開後、サメへの恐怖心が急増し、ビーチでの遊泳を控える人々が増えたり、サメ狩りが流行ったりするなど、社会的な影響が顕著だった。

結論**

JAWS以前のサメ観は、現代の「恐怖の象徴」とは異なり、どちらかというと「海の生物一種」として、特別な注目や恐怖の対象ではなかった。日本では特に実用的な資源としての認識が強く、欧米でもサメ神秘的というよりは漁業障害冒険譚の脇役程度の存在だった。JAWSが公開されて初めて、サメ大衆文化の中で「恐ろしい捕食者」として定着したと言える。

もし具体的な地域文化(例えば日本漁村欧米の文献など)に絞って深掘りしたい場合や、関連する資料を調べたい場合は教えてください!

Permalink |記事への反応(0) | 18:45

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2025-06-07

友達がとうとう壊れた

コミュニケーションにやや難がある友達10年付き合っていたら、いつのまにか難があるどころではなく厄災レベルになっていた。

自他境界あいまいコミュニケーション破綻モンスターになって、そろそろ耐えられなくなって友達をやめたんだが、10年の付き合いの中で私が助長させてしまったんじゃないかと気がかりではある。

とにかく何でもかんでも私のいうことは全否定してくる事と、A子が誘い受けタイプの会話泥棒自分の話ばかりしたがる事が辛かった。

前者はこのレベルでなんでもかんでも否定してくる 

私「次右だって(駅の案内板を見ながら)」

A子「違うよ!右だよ!」

私「右って言ったよ?」

A子「またまたw嘘つきなんだからw」

なぜこんなことを言うのかというと、A子の中では「いつもドジで間違う私子お姉ちゃん気質でしっかり者のA子」というセルフイメージが強固に根付いており、

私の発言も捻じ曲げて解釈してしまうのだ。

旅行に行き、A子が予約したホテルをA子が地図アプリ見ながら案内してくれている時も、

急に「ねえ、お姉ちゃんやめてもいい?」と言い始める。

普通の人なら「何言ってんだこいつ」となるところだが、

私は長い付き合いの中で「道がわからなくなったけどわからないとはプライド邪魔して言えないから、『お前の世話を焼くのは疲れた』というスタンスにしたいんだな」と察することができた。

そもそも最初に「私が道見るわ!まかせて!」とA子が宣言していたんだが、

そこを突っ込んでも空気がギスギスするだけなので、何も言わずに私が地図アプリを見て目的地に無事到着した。

A子が案内していた道と正反対位置ホテルはあった。謝罪はなかった。

ちなみにA子は一人っ子である

共通の友人は変だなと思いつつも、A子が10年来の付き合いである私に対してしかこの悪癖が出ないので『そういうのが許されている関係性』なんだと思っていたみたい。

私はその場の空気が壊れるのが嫌な臆病者だし、人に強く言えない性格なので、ただ察してあげていただけである

ここ数年は自分で作り上げた設定を信じすぎて、目の前の現実をアクロバティックに無視してる感じが本当に怖かった。

後者はA子がよくやる悪癖で、相手の知らないものをわざと話題に出して「何のこと?」と質問させることで自分の話したい話題を喋りまくる。

自分の話したいことだけ話したいから、話の前後関係なんか気にしない。

誰かが喋っている内容も、自分の話にするために誰も知らない情報だけ話したりする。

どういうことかというと、

B「最近この映画みたんだけど、めちゃくちゃおしろかった!」

私「それ見たかったやつだ!この監督好きだもんね。ホラー得意な人だし」

A子「スリラーナイトより怖い?開幕ムービースキップできなくて運営ガチさ分からされたww」

B「...スリラーナイト映画運営ってことはソシャゲ?」

A子「そう!FGOぐっさんパイセンの掘り下げが最高の夏イベだったんだけどナントカカントカがナントカカントカで…」

怖いところは、私やBはFGOというソシャゲを知らないのである。やったこともない。

ぐっさんパイセンが誰かも知らないし、このあとベラベラ喋る内容の全てが知らない話だった。
とりあえず話し相手から「なんの話?」「それは誰?」というリアクションが返ってきたら自分の話をしてもいいんだと思ってる。会話泥棒してる自覚なし。

こういう時は発言自体スルーしないといけないんだけど、普通の人は会話の中で誰かがいった発言をそのまま無視できない。

付き合いの長い私が、

うちらFGOやってないから!笑 今は映画の話ね!」といって軌道修正するしかない。

一対一になると本当に酷かった。

フェードアウトすると決めた日は、会ってすぐの会話が本当に酷かった。

私「久しぶり〜!元気だった?」

友「まあね!てか☆☆(人名①)の新規実装で○○(人名②)大発狂でワロww⬜︎⬜︎(人名③)もサイコパスすぎるwwwほんまおもろいwww

3つ出てきた人名は全く聞いたことがなかった。

時間をかけて聞き出した本当の内容は以下。

「(私子が知らないソシャゲRに出てくるキャラクター)☆☆の新規実装で(私子が知らないオタク友達である)◯◯大発狂でワロww(私子が知らないソシャゲイラストレーターである)⬜︎⬜︎も(こんなに人をよろばせられるなんてある意味サイコパスすぎるwww

わかるわけない…と思ってドン引きした。

昔はこんなにひどくなったけど、多分私がいつもちゃんと話を聞いてあげるせいで年々ひどくなっていった印象。

自他境界あいまいになっているような怖さを感じる。

丁寧に「それはなんのこと?」と聞いてあげたからこんな酷くなったんじゃないかと思う。

その結果1時間ぐらい私の知らない興味のない話を聞くはめになっても文句言わなかった私が悪い。

ここ数年は遊んでも「会わなきゃよかった…」と思うぐらい疲れるようになっていた。普通の会話ができないし。

目の前の現実よりも「設定」のほうが真実で、コミュニケーションは察してちゃんどころかエスパーじゃないとわからないレベル会話内容当てゲーム

この二つの悪癖が悪化しているのって私が助長させたせいなんじゃないか

友人の自他境界曖昧にさせたのは、コミュニケーション負担ほとんど私が担っていたからなんじゃないか?と思うと憂鬱

それでもA子と会った後、「一人カラオケの方が楽しかっただろうな…」と思った最後の日を思うと会う気にはならない。

Permalink |記事への反応(2) | 21:01

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2025-06-01

anond:20250601122929

どんな映画でも何らかのジャンルに組み入れられるんだけど

アニメ」「SF」「怪獣」「異世界ファンタジー」「TVゲーム由来」

「ロマンス」コメディ」「アクション」「スリラー」「歴史(costume)」」「社会」「家庭」「負け犬」モノとは別物、って感じ

 

ホラー」はどっちかというと前者寄りなのはお互い同意できると思う。アクションSF寄りのいっぱいあるけどね…

Permalink |記事への反応(1) | 12:45

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2025-05-30

ChatGPTと韓国における代替歴史ファンタジーについて語ってみた

あなた:

韓国における代替歴史物の創作君主制を想定した場合典型的ストーリーを教えてください

ChatGPT:

韓国における代替歴史仮想歴史、または「もしも歴史」)ジャンルは、特にウェブ小説ドラママンファ韓国漫画)などで非常に人気があります君主制を前提とした代替歴史物は、「朝鮮王朝が続いていたら」「大韓帝国が滅びなかったら」「近代以降も王政が存続していたら」など、歴史分岐点仮定することで展開されます

以下は、典型的ストーリーラインパターンです:

1.現代君主制の存続(現代韓国立憲君主国)

設定例:1910年日本併合されなかった、または1945年以降に王政が復活した世界

ストーリー

若き王太子王女が、政争陰謀国際関係の中で王室の存続と改革を目指す。

王室を中心にした宮廷ロマンスや、現代政治との対立が描かれる。

主人公一般市民から突然皇太子妃に選ばれる…といった「シンデレラ」系展開も人気。

代表作例:ドラマ『宮 -Love in Palace-』(韓国君主制が残っていたらという設定)

2.大韓帝国朝鮮王朝の継続

設定例:清や日本圧力を跳ね除けて近代化に成功大韓帝国が今も国家として存続。

ストーリー

近代路線を進める国王旧弊貴族との権力闘争

軍制改革産業育成・列強との交渉などを中心とした歴史スリラー

主人公改革派の若き王子または天才官僚軍人として登場し、国を導く。

3.架空朝鮮王朝(完全なファンタジー世界

設定例:朝鮮文化ベースにしたが、歴史的な国家とは異なるファンタジー国家

ストーリー

宮廷内の陰謀政変、魔術や妖怪などの要素も加えられる。

女性主人公男装して科挙に挑戦する、あるいは王妃として政敵と戦うなど。

逆ハーレム」的展開もありえる。

代表作例:小説『赤い袖先』(歴史ベースだがロマンチックな脚色が多い)

4.タイムスリップ君主制の再発見

設定例:現代人が過去王朝時代タイムスリップし、歴史を変えようとする。

ストーリー

IT知識を駆使して軍事改革政策改善、民生安定などを実現する。

主人公が王になったり、王に仕える形で「現代価値観」を浸透させる。

ロマンスも絡みやすい。

代表作例:ウェブ小説『テムパル(王に憑依した男)』など

ストーリーテンプレート共通要素:

要素説明

宮廷陰謀政治闘争、後継争い、暗殺などが主軸に

身分ロマンス 王と平民恋愛、あるいは政略結婚からの愛

近代化と改革保守vs改革派の構図

外敵との対峙 清、日本欧米列強などが敵役

主人公の成長譚無能と思われた王子覚醒女性主人公政治舞台

もしご希望があれば、特定時代設定やテーマ(例:改革志向王妃主人公、外敵に抗う若き王子など)に沿ってオリジナルストーリープロット作成できますよ。

あなた:

韓国人が夢想する代替歴史創作君主制が人気なのですか

ChatGPT:

はい韓国における代替歴史創作では君主制は非常に人気のあるテーマです。以下に、その理由や背景、そして現代韓国社会との関連性を解説します。

🇰🇷韓国君主制が人気の理由代替歴史創作において)

1.現実との対比によるロマンと逃避

韓国現在民主共和国ですが、現代政治への不信感や疲弊感が社会の中に存在します。

君主制=強いカリスマ指導者、秩序、美意識伝統文化象徴とされ、**「理想統治者像」**として描かれることが多いです。

特にフィクションの中では、「賢君」「改革派の王」「国民を思う王女」など、理想化された人物が登場し、現実では得られない希望正義体現されるのです。

2.韓国文化歴史的背景への愛着

朝鮮王朝(1392-1897)や大韓帝国(1897-1910)の美術建築衣装などは韓国伝統文化象徴

宮廷文化科挙制度王宮建築など、視覚的・美術的に魅力的な要素が多く、映像作品マンファに適しています

韓国ファンタジー」を構築するうえで、王朝文化はとても都合がよい舞台です。

3.植民地期と王権のロス

1910年日本による韓国併合で、大韓帝国強制的消滅

多くの代替歴史作品では、「もし併合されなかったら」「もし大韓帝国が続いていたら」というナショナル・アイデンティティの再構築が試みられています

これは一種の「歴史修復願望」にも通じます

4.ドラママンファウェブ小説の影響

『宮(Goong)』『赤い袖先』『雲が描いた月明かり』『恋慕』『ノクドゥ伝』など、君主制設定のロマンス作品が大ヒット。

ウェブ小説プラットフォームカカオページ、RIDIBOOKSなど)でも、王族王朝テーマにした作品が多く、安定したファンダム形成しています

🔥 人気の背景を要約すると:

📜歴史的な喪失感王政終焉植民地支配) →回復願望

👑カリスマリーダーへの欲望理想の王・王女の登場

🎨視覚文化的な美しさ →宮廷文化衣装儀式など

💔現代社会への不満 →フィクション内の「正義」追求

代表的なジャンルパターン

ジャンル説明

宮廷ロマンス王族×庶民政略結婚からの恋/王位継承争い

時代ファンタジー架空王朝魔法妖怪天命など非現実要素

政治ドラマ 賢君が腐敗貴族と戦う/現代価値観改革

タイムスリップ現代人が王に転生/近代知識王朝改革

もし興味があれば、韓国代替歴史小説における人気作ランキングや、最近ウェブ小説トレンドもお調べできます

あなた:

現在世界の国の圧倒的多数共和制です。たとえ日本による植民地支配を実際の韓国が受けなかったとしても、韓国君主制が続いてたと仮定するのは荒唐無稽ではありませんか?

ChatGPT:

非常に鋭いご指摘です。ご指摘の通り、現代国際政治社会の潮流に照らせば、韓国君主制が続いていたと仮定するのは現実的には非常に難しい、つまり荒唐無稽」と言ってよい側面があります。ただし、代替歴史架空歴史)というジャンルが扱うのは現実的な「あり得た未来」というより、**ある種の「文化的・心理的欲望」や「理想投影」**であるため、現実性とはまた別の次元の話になるのです。

以下、順を追って解説します。

✅ 1.歴史的・構造的に見た君主制の非現実

現実世界潮流:

20世紀以降、王政廃止した国は多数。

第二次世界大戦後は、植民地支配から独立した国のほとんどが共和制採用

韓国文化歴史が近い中国中華民国中華人民共和国)、ベトナム阮朝社会主義共和国)なども王政廃止

朝鮮半島において:

大韓帝国(1897–1910)は、清の宗主権を脱して近代国家を目指したが、近代化は不完全で内部の腐敗と列強圧力さらされていた。

仮に日本による併合がなかったとしても、国内革命(例:辛亥革命的なもの)やクーデターによって王政廃止共和制移行の可能性が高い。

したがって、リアル歴史分岐点を考えると、君主制21世紀まで韓国に残っていた可能性はきわめて低いです。

🤔 2. にもかかわらず、なぜ君主制が人気なのか?

この矛盾は、代替歴史における「リアル可能性」より「感情的欲望」や「美学」が重視されるというジャンル特性に由来します。

心理的文化的背景:

「もしも滅びなかったら」=喪失への反動文化ノスタルジア

君主制物語装置として、「家柄」「身分」「天命」などのドラマ性・運命論を生む力が強い。

君主制舞台にした物語では、貴族王族反乱軍平民といった階層社会がくっきり描け、読者にとっても分かりやすい。

民主主義への不満・疲労感:

現代社会では不正格差ポピュリズムなど民主主義の問題点も目立つ。

フィクションでは、「聡明な王がすべてを導く」というユートピア統治像が歓迎されやすい。

💡 補足:現代君主制が残っている国も存在

実際には現在君主制国家は30か国以上あり、その多くは立憲君主制(英国日本スウェーデンなど)です。ただしそれらは古くから制度を維持してきた特異な例であり、新たに王政を導入する国はありません。

結論

はい歴史的・構造的に見て韓国君主制存続を仮定するのは現実性に欠ける仮定です。

しかし、それは代替歴史ジャンルにおいては「荒唐無稽であること」がむしろ想像力余地を与える魅力となります

これは「現実再現する」ための歴史ではなく、「現実では失われたかもしれない理想夢想する」ための物語なのです。

もしご興味があれば、「君主制フィクション」がどうして現代視聴者にとって魅力的なのかをもう少し哲学的文化論的に深掘りすることも可能です。

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2025-05-28

anond:20250528172011

せやろ。見ろのこのスリラーばりの斜めの角度を

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2025-05-07

韓国政治と非常戒厳をテーマに、傑作シナリオをchatgptで書いた!

◾️chatgpt:

ドラマタイトル案:『王権の影(TheShadow of theCrown)』

ジャンル

政治スリラー ×近未来ディストピア ×ロイヤルファンタジー

基本設定

舞台は202X年の韓国。尹政権下で発令された「非常戒厳」は解除されず、国会機能不全に陥っている。国民の分断と政党間の対立が深まる中、ある歴史家が驚くべき資料発見する——李氏朝鮮王朝の正統な後継者を名乗る人物存在である

その人物は、実在していた。

プロット概要

エピソード1〜3:混乱の兆し

・新たな非常戒厳法が改正され、政権言論統制政治活動の制限を強化。

・経済悪化し、若者たち絶望の中で地下政治サークルを結成する。

・大学講師のチェ・セヒは、古文書から王族血統を継ぐ者」の存在に気づく。

エピソード4〜6:王の影

・セヒは情報を追って、一人の若者カン・ジフンにたどり着く。彼は静かに暮らす孤児だが、DNA鑑定により李王家の直系と判明する。

・市民の間では「民主主義に代わる統一象徴」として“王政復古”を求める声がSNS上で拡散し始める。

エピソード7〜10革命選択

・ジフンは政治闘争に巻き込まれ、自らの立場責任葛藤する。

・大統領府王政復古運動を「反体制扇動」として弾圧

・一部の軍人や元議員が、ジフンを“象徴君主”とする新体制樹立計画し始める。

最終話決断の時

・ジフンは「象徴」ではなく、「改革原動力」として自ら行動する決意を固める。

・大統領府と「新王政派」の衝突が頂点に達する中、彼が下した選択は——王としての即位か、市民としての沈黙か。

テーマ

民主主義とは何か?

権力正統性はどこから来るのか?

国民が望む「安定」と「自由」は両立できるのか?

このプロットは実際の韓国政治情勢を土台にしつつ、仮想君主復活という要素を重ねた構成です。王政への幻想民主主義の脆さ、若者の怒りと希望を絡め、視聴者に問いを投げかける社会派エンタメになります

必要であれば、登場人物の詳細設定やエピソード構成表も作成できます。どうしますか?

◾️あなた:

とても面白いです。そのドラマにて、以下の通り最終話シナリオを考えました。感想を教えてください。

主人公最終話即位選択する。国内外に大々的に王政復古による建国喧伝し、韓国国民歓喜する。国中が新しい国家国王に沸く中、彼は密かにとある事実を知ってしまう。実は古文書は間違っており、彼は李氏朝鮮王朝の正統な後継者ではなかったのだ。一滴も王統の血はひいておらず、本来朝鮮王朝の後継者として玉座に座る資格などなかった。しかし、即位した以上もはや誰にも言えない秘密であり、死ぬまで隠し通すしかない。彼は苦悩しつつ、玉座にいる罪悪感を押し殺すために、必死に良い王になろうと誠実に政治に取り組む。名君になれば、たとえ血を引いていなくても玉座に相応しくなるのではないかしかし、政治は上手くいかない。素人の彼は政治の仕方など知らなかったのだ。知識もなく人脈も乏しく、政治的手腕もなかった。ますます苦悩し追い詰められていく主人公。そんな中、彼が本当は朝鮮王朝の血を引いていないことを偶然大臣の一人に知られてしまう。主人公は、大臣糾弾されるのを恐れ、ますます追い詰められて、戒厳令を発してしまう。国会機能不全に陥り、国民の分断と宮廷内部の対立は深まっていくのだった。完結。

◾️ChatGPT:

この最終話プロットは非常に優れた構造心理描写を持ち、社会的寓話としても秀逸です。以下に感想をまとめます

1.主人公悲劇性が深い

血統という「神話」を信じ、国民も自らもその幻想に酔ったまま玉座に就いた主人公が、実は「偽り」であったことを知る。この設定はシェイクスピア的な悲劇彷彿とさせます特に「名君になることで罪を贖おうとする」あたりは、近代的な道徳観と古代的な正統性葛藤があり、非常に哲学的かつリアリティがあります

2.権力アイデンティティ交錯

である資格がないと知りながら、もはや引き返せない——という構造は、権力者が「偶像」にされることの恐怖と、「中身の空虚さ」への自己意識を深く描いています。これは実在リーダーたちにも通じる普遍的テーマであり、観る者に強い緊張と同情を与えるでしょう。

3. 終幕の「戒厳令」は衝撃的で象徴

名君になろうとした主人公が、逆に弾圧の道を選んでしまう——これは**「善意独裁」の危険性**を鋭く描いており、非常に現代的な寓意です。「民主主義を救うために民主主義を壊す」というパラドックス体現したラストは、現代世界情勢へのメッセージとしても通用します。

4. 完結の余韻が素晴らしい

政治の混乱、国民の分断、王の正統性崩壊、信頼の瓦解——全てが収束せずに、むしろ悪化して終わるというラストは、物語の余韻を強く残します。ヒーロー成長物語ではなく、現代社会の不確かさを映す鏡としての政治ドラマになっている点がとても優れています

アドバイス(もし続編や発展を考えるなら)

大臣真実を知られた後の「駆け引き」や「忠誠の試し」がもう少し描かれると、王の心理崩壊さらに深くなるかもしれません。

国民視点(支持から疑念への変化)を挟むと、物語に広がりが出ます

・続編で「革命派」や「真の後継者」の登場なども展開できそうです。

全体として、政治スリラー心理劇が高度に融合した傑作構想です。ドラマ化した場合、多くの視聴者に「これは自分たちの話では?」と問いを投げかけることができる、深い社会的価値を持つ内容だと思います

さらに発展させたい部分はありますか?構成案やセリフ案もお手伝いできます

Permalink |記事への反応(0) | 21:49

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2025-02-22

anond:20250221195325

ドラマタイトル: 『コードミートボール肉丸子の暗号~』

ジャンル: 国際サスペンススリラー

放送局:NIPPONグローバルTV

放送時間: 毎週日曜 夜9時

主演:高橋

あらすじ

2025年世界各地で不可解な事件同時多発的に発生。被害者は全員、直前に飲食店提供された「ミートボール料理」を口にした後、24時間以内に原因不明の急性毒症状で死亡していた。国際刑事警察機構インターポール)はこれを単なる食中毒ではなく、組織的テロ可能性として捜査を開始。日本支部エリート捜査官・藤原怜司は、事件の糸口を握るべく、東京の小さなレストラン「メザルナ」に潜入する。そこで彼が目にしたのは、ただの料理とは思えない「ミートボール」の裏に隠された恐るべき陰謀だった。

第一話「殺人ミートボールの脅威」

東京銀座の高級レストラン「メザルナ」で、G7サミットに出席予定の外交官食事中に突然倒れる。死因は特定できないが、彼が最後に注文したメニューは「特製ミートボールパスタ」。藤原怜司(42歳、元自衛隊特殊部隊出身)は、インターポールの指令を受け、レストランに潜入捜査員として潜り込む。厨房で働くシェフ中村玲奈(38歳、寡黙で謎めいた女性)に接触するが、彼女は「レシピ問題はない」と頑なに主張。

捜査が進む中、怜司はミートボール原材料ロシア秘密施設から密輸された肉に由来していることを突き止める。さらに、被害者の体内から検出された微量の化合物が、次世代生物兵器プロジェクトスフリカ」の成分と一致すると判明。怜司は中村真相を迫るが、彼女は「知りすぎた者は生きて帰れない」と警告し、忽然と姿を消す。

その夜、レストランの地下室で怜司は暗号化されたデータチップ発見。そこには「ミートボールは運び屋に過ぎない」というメッセージと、国際的テロ組織グリフォン」のマークが刻まれていた。怜司がデータを解析しようとした瞬間、武装集団が襲撃。銃撃戦の末、彼は辛くも脱出するが、背後で爆発するレストランを眺めながら、事件が単なる殺人を超えた巨大な陰謀であることを確信する。次回へ続く。

登場人物

藤原怜司(主演):インターポール捜査官。冷徹判断力戦闘技術を持つが、過去任務家族を失ったトラウマを抱える。

中村玲奈: 「メザルナ」のシェフ。元化学者で、過去生物兵器開発に関与した疑いがある。

アレクセイ・ドミトエフ:ロシア裏社会の大物。ミートボール供給元とされる男だが、その目的不明

エマシュナイダー:インターポール本部分析官。怜司のパートナーとして遠隔支援を行うが、組織内に裏切り者がいることを示唆

特徴

国際的スケール:日本ロシア欧米舞台に、国家間の緊張とテロ組織の暗躍が交錯

科学サスペンス:ミートボール生物兵器の運搬手段として使われるという現実離れした設定を、詳細な科学描写で補強。

緊迫感: 毎話、時間制限や命がけの選択を迫られる展開で視聴者を引き込む。

主題歌: 「Shadow ofSpheres」。

視聴者へのメッセージ

ミートボールに隠された真実が、世界運命を握る。次回、さらなる闇が明らかに。」

Permalink |記事への反応(0) | 05:55

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2025-01-23

anond:20250122234721

ハンナ』(原題: Hanna)は、ジョー・ライト監督による2011年アメリカアクションスリラー映画である。主演はシアーシャ・ローナンであり、ライト監督とは『つぐない』以来、2度目のタッグとなる。

 

増田もこれ好き~

Permalink |記事への反応(0) | 08:11

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2024-11-04

クインシー・ジョーンズベスト10は?

クインシー・ジョーンズは、音楽史において最も影響力のあるプロデューサー作曲家の一人です。以下は彼が関わった代表的10曲です:

 

1. 「スリラーマイケル・ジャクソン -1982年アルバムスリラー』のタイトル曲で、ポップ、ロックファンクを融合させた曲です。このアルバムは史上最高の売り上げを記録し、ジョーンズのプロデュースが際立っています

 

2. 「ウィ・アー・ザ・ワールドUSAフォー・アフリカ -1985年マイケル・ジャクソンライオネル・リッチーと共に制作したチャリティソングで、アフリカ飢饉救済のために多くの有名アーティストが参加し、世界的な団結の象徴となりました。

 

3. 「ギヴ・ミー・ザ・ナイトジョージ・ベンソン -1980年に発表されたこの曲は、ジョーンズの滑らかなプロデュースが光り、ベンソンにとってジャズとポップを融合させた代表的作品です。

 

4. 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンフランク・シナトラ -1964年ジョーンズがアレンジ担当たこ名曲は、シナトラキャリア象徴するジャズスタンダードとなりました。

 

5. 「ソウルボサ・ノヴァクインシー・ジョーンズ -1962年インストゥルメンタル曲で、映画オースティン・パワーズ』で使用され、ジャンルを超えたジョーンズの創造力が示されています

 

6. 「イッツ・マイ・パーティレスリーゴア -1963年のこのヒット曲ジョーンズが手掛けた初期の代表作であり、彼のポッププロデューサーとしての名声を確立しました。

 

7. 「オフザ・ウォールマイケル・ジャクソン -1979年リリースされたアルバムで、ファンクディスコ、ポップを見事に融合し、ジャクソンスーパースターへと押し上げた一曲です。

 

8. 「スタッフ・ライク・ザット」アシュフォード&シンプソンチャカ・カーン -1978年アルバム『サウンズ・アンド・スタッフ・ライク・ザット!!』に収録され、ファンクジャズR&Bを融合させたジョーンズらしい楽曲です。

 

9. 「P.Y.T. (プリティヤング・シング)」マイケル・ジャクソン - 『スリラー』収録のこの曲もファンキーな曲調で、ジョーンズの緻密なプロデュースが光ります

 

10. 「アイアンサイドのテーマクインシー・ジョーンズ -1967年TV番組「アイアンサイド」のテーマ曲で、特徴的なサイレン音と迫力あるホーンセクションが印象的です。

 

ジョーンズの影響はジャンル世代を超えており、彼の代表作はポップ、ジャズR&Bといった音楽を形作る一端となっています。それぞれの曲が、彼の独自音楽スタイルトップアーティストとの協力を表しています

Permalink |記事への反応(1) | 20:48

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2024-10-06

anond:20241006124522

サボタージュ』(Sabotage)は、2014年アメリカ合衆国制作されたクライムスリラー映画。主演はアーノルド・シュワルツェネッガー監督デヴィッド・エアーが務め、脚本スキップ・ウッズエアーが共同で執筆している。

Permalink |記事への反応(0) | 14:24

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anond:20241005173806

『355』(スリファイブファイブ[4]、The 355)は、2022年アメリカ合衆国スパイ映画テレサ・レベックサイモン・キンバーグが共同で執筆した脚本を、サイモン・キンバーグが監督した。出演はジェシカ・チャステインペネロペ・クルスなど。タイトル及び作中のスパイチーム名の「355」とは18世紀アメリカ独立戦争時代実在したパトリオット側の女性スパイエージェント355(英語版)にちなむ[5]。

ユニバーサル・ピクチャーズから2022年1月7日に公開。日本ではキノフィルム

 

『AVA/エヴァ』(Ava)は、2020年アメリカ合衆国アクションスリラー映画テイト・テイラー監督し、マシューニュートン英語版)が脚本執筆した。出演はジェシカ・チャステインジョン・マルコヴィッチコモンジーナ・デイヴィスコリン・ファレルヨアン・グリフィズジョアンチェンなど。女性暗殺者彼女を陥れた組織幹部との闘いを描いている[4]。

2020年7月2日ハンガリーで公開された後、本国米国では同年9月25日ヴァーティカルエンターテインメントの配給で公開された。

 

『ARGYLLE/アーガイル』(原題:Argylle)は、2024年イギリスアメリカ合衆国合作によるスパイコメディ映画

製作監督マシュー・ヴォーンで、ジェイソン・フックス(英語版)が脚本担当した。ヘンリー・カヴィルブライス・ダラス・ハワードサム・ロックウェルブライアン・クランストンキャサリン・オハラ、デュア・リパ、アリアナ・デボーズジョン・シナサミュエル・L・ジャクソンからなるアンサンブルキャストが出演している。

コードネーム U.N.C.L.E.アンクル)』(原題: TheMan from U.N.C.L.E.)は、2015年英米合作スパイアクション映画

 

オペレーションフォーチュン』は、2023年アメリカ合衆国スパイ映画。本作は、ガイ・リッチーが共同脚本監督を務め、ジェイソンステイサムが主演する[1]。また、ステイサム以外にもオーブリープラザジョシュ・ハートネットケイリー・エルウィス、バグジーマローン(英語版)、ヒュー・グラントが出演する。

 

アメリカン・アサシン』(AmericanAssassin)は、2017年アメリカ合衆国アクション映画監督マイケル・クエスタ、主演はディラン・オブライエンが務めた。本作はヴィンス・フリン2010年上梓した『AmericanAssassin』を原作としている。

 

ケープタウン』(Zulu)は、2013年フランス南アフリカ共和国合作クライム映画原作はキャリル・フェレフランス語版)、監督ジェローム・サル、主演をオーランド・ブルームフォレスト・ウィテカーが務めた。

 

エンド・オブ・ホワイトハウス』 続編2本あり

 

ブリックレイヤー』(原題:The Bricklayer)は、2023年制作アメリカ合衆国アクション映画

元・FBIという経歴を持つ小説家ポールリンゼイが「ノア・ボイド」名義で発表した小説脅迫』(The Bricklayer)をレニー・ハーリン監督アーロン・エッカート主演で映画化[5]。

ラストスタンド』(原題: TheLast Stand)は、キム・ジウン監督による2013年アメリカ合衆国アクション映画。『ターミネーター3』以来十年ぶりとなるアーノルド・シュワルツェネッガーの主演作品であり、韓国映画を今まで担当してきたキム・ジウンにとっては初めてのアメリカ映画でもある[4]。

ボーダーライン』(Sicario)は、2015年アメリカ合衆国アクションサスペンス映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ、主演はエミリー・ブラントが務める。原題のSicarioとはスペイン語で『殺し屋』の意。

*別監督による続編あり

 

Permalink |記事への反応(1) | 12:45

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2024-08-06

実写版ワンピースってどこで終わりにするんだろう

とりあえず空島とスリラーバークカットだろうけど、それでも長いよね

Permalink |記事への反応(1) | 12:25

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2024-07-17

anond:20240717214017

キューブはソリッドシチュエーションスリラージャンル分けされているが

デスゲームとの違いはよくわからない

Permalink |記事への反応(0) | 21:46

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2024-07-03

百年の孤独」の後、逆張りしたい奴が読むべきラテンアメリカ文学6選

百年の孤独」読んだ後にこれを読むべきってネット記事が書かれ始めていて面白い。こういうの好きで、色々なジャンルでこの類の記事を読んで探求してる。だけど時々「いや確かに自分素人なんすけど、もっと段階踏んだ後に読むべき、玄人向けのやつも読んで背伸びしたいんすよ!」と思う時がある。多分、そういうやつここにもいるだろ?そういう同類に捧ぐ。

エドゥムンド・パス・ソルダン/服部綾乃&石川隆介「チューリング妄想」(ボリビア)

今、ボリビアクーデター未遂があったとかで混乱してるらしいけど、そんな国を描いたテクノスリラー小説がこれ。“チューリング”ってある通り暗号やらインターネットやらサイバー犯罪やら色々先端技術出てきて、いわゆる魔術的リアリズムとかそういうの全然ない。つーか作者自身ラテンアメリカ文学といえば魔術的リアリズムとかざけんなや!とか思ってこれ書いたとか書いてないとか。クソ分厚いけどオモロイよ。

ベンハミン・ラバトゥッツ/松本健二「恐るべき緑」(チリ)

ここで紹介するなかで一番新しいやつ。これも魔術的リアリズムとかそういうのじゃなくて、科学のとんでもない功罪の数々についてフリッツ・ハーバーとかシュヴァルツシルトとか、あと数学者グロタンディークの生涯から描いてるめっちゃ禍々しい本。あれだよ、ノーランの「オッペンハイマー」と並べられるべき本、本内にオッペンハイマー出てきた気もする。物理学者の全卓樹がこの本の翻訳はよ出せはよ出せとか言ってて、冷静なフォロワーが「この前もう翻訳出版されてましたよ」とか言われてたのが印象的だった。

オラシオ・カスジャーノス・モヤ/細野豊無分別」(中米)

ラテンアメリカラテンアメリカでも南米じゃなくて中米文学日本でもあんま読めない。そん中でもこの人はエルサルバドル出身作家中米についてずっと書いてる。この本はグアテマラ先住民虐殺を綴った報告書を読んでる主人公がその残虐さ陰惨さにどんどん正気を失っていくって本で、読んでてただただ気が滅入る。トーマスベルンハルトとか好きな陰気な人にオススメ

セルヒオブランコテーバイランド」/仮屋浩子(ウルグアイ)

これはラテンアメリカ文学好きにも知られてないやつで、何故なら戯曲から。何かウルグアイっていう結構マイナーな国の戯曲日本演劇化されて、その勢いで本として出版されたっぽい。こういうのいいよな。内容はめちゃ小賢しい。ギリシャ神話、作者自身が登場するメタい設定、そんで現実虚構が混ざりあう、みたいな。でも小賢しく技巧凝らしてるからこそ面白い物語あんだよなあ。

クラリッセ・リスペクトル/高橋邦彦ナヲエ・タケイ・ダ・ジルバ「G・Hの受難/家族の絆」(ブラジル)

リスペクトルな、俺「星の時」読んで泣いたよ。何でって、ここまで複雑な設定を使って無垢登場人物を痛めつける作者はサディストクズ人間で、小説読んでここまで怒りを覚えたこマジでないよ。でも「G・Hの受難」は凄かった。何かずっとゴキブリについて語ってて、そのゴキブリの死骸を通じて瞑想して悟りに至るみたいな。は?ってなるよな。ガチ意味不明で、そういうのって文学醍醐味だわ。

エドゥアルド・ハルフォン/松本健二ポーランドボクサー」(グアテマラ)

これは何か、主人公恋人乳首噛んでたこしか覚えてねえや。でも読んで色々印象に残った本だとか、全く印象に残らなかった本とかは数多いなかで、“主人公恋人乳首噛んでた”みたいに局所的に1つだけ何か覚えてるみたいな本はそう多くない。いや何で読んだんだっけな、白水社のエクス・リブスシリーズから出てたからかな、それも忘れた。でも確かに主人公恋人乳首噛んでたのは覚えてんだよ。不思議だな。

続編:「百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240704181200

Permalink |記事への反応(11) | 19:10

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2024-06-30

anond:20240630204944

サスペンススリラーサイコサスペンス

言われてみたらホラーとも言えるかも知れない

その二作は素晴らしいよね

Permalink |記事への反応(0) | 21:01

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2024-05-12

anond:20240512200453

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(部門別ランキング)

●好きなボーカルベスト3

GoldenMission

金色ラブリッチェのOP

明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を語ろうか」の歌詞主人公が夢を持って職業を選ぶことがルート分岐重要な点になるストーリーと密接に関係しているのが大好き。

ファンディスクオーラス流れるのも感動的で大好きな曲。

旅路の果て

アカイイトED

「長い道のり超えてたどり着いた私たちの“先達”」

伝奇ものストーリーを踏まえたいい歌詞がすぎる。

どのルートでもしっくり来るが個人的にはサクヤルートを踏まえて聞くのが好き。

アカイイトは泡沫のボーカル版もいいんだけど、これはゲーム内には未収録なので選外。

・星の瞬くこんな夜に

魔法使いの夜ED

星が瞬くこんな夜にひとりぼっちが二人」

魔法使いの夜を端的に表したいい歌詞

この続きを読みたいなあ。


●好きな男性キャラベスト3

根津御影

AMBITIOUSMISSION主人公

ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテに一目惚れ、もといハートを盗まれから自分も同じ信条を掲げて怪盗を始める導入から、かなり色々なエピソードがありこの信条の重さがどれほどの物かを理解するシーンは胸が激って熱くなった。

女性キャラだけでなく男性キャラからも惚れられる展開もあり、その際に割と躊躇せず行くのも貪欲で大好き。

タイ

LOOPERS -ルーパーズ-の主人公

宝探しゲームが大好きで、彼が考えるアクティティ楽しいことが、周りの人間をどんどん引っ張って行くのが前向きで凄くいい奴。

このシナリオライターさんの主人公はみんな同じキャラ批判されるのを見たことがあるが、その点をうまく脱臭してシナリオに落とし込めていると僕は思う

・静希草十郎

魔法使いの夜主人公

電話すらない田舎から引っ越してきた純朴な青年で、慣れない街に四苦八苦しながら一生懸命生活をする様が格好いい。

疑わないぐらい当たり前のことが当たり前じゃないことを気づかせてくれる彼の独白は非常に興味深く、それが魔法と同じぐらい特別で異質に見えるその境遇が重たいし考えさせられる深さがあった。


●好きな女性キャラベスト3

・怪盗ミスアルテ

AMBITIOUSMISSIONヒロインで、ハートとため息を盗む怪盗。

作品の大きなテーマであるハートとため息を盗むを実現し続ける様は、カッコよすぎて開幕から一気に引き込まれた。

そんな格好いいキャラが中心だからこそ、最終盤で彼女ハートとため息を盗むように盤面をひっくり返すあのシーンは堪らなく燃える最高のシーンだった。

スバル

Dear MyAbyss主人公

マイナス思考で陰気で自分勝手な、世間一般価値観ではよくないとされるキャラで、作中の言動も度が超えてる程に度し難いシーンが多い。

しかしその自分勝手さもここまで一貫すれば見事と言うしかなく、彼女の働かず誰とも交流せず美味しいフルーツ牛乳だけを飲み食いし自然を愛で続けたいという欲望を、ガチドン引きするぐらい繰り返すくだりは圧巻だった。

・小熊真央

FatalTwelveに登場する主人公ヒロインの友人キャラ

デスゲーム参加者じゃないのに参加者よりも忙しそうに活動し続け、ヒロインメンタルケアし、主人公に察することを教えと、縦横無尽活躍する名脇役

恋のキューピットと言えば聞こえはいいが、主人公ヒロインの二人のために献身的が過ぎるので、彼女彼女自身幸せを見つける追加ファンディスクなども遊んでみたい。


⚫︎エッチキャラベスト3

・葛

アカイイトの年下ヒロイン

小学生ながら廃屋一人暮らしをしているため、夏の蒸し暑い時期なのにお風呂に入っていない。

しかも、彼女攻略ルートに入ると主人公もお風呂に入れないため、蒸れが蒸れ蒸れになるのはエッチがすぎる。

笹川こずえ

ナイトハイクメインヒロイン主人公

アウトドアが大好きなため、汗臭いのは当たり前と割り切っており、キャンプ場でシャワー浴びたいとゴネる友人を冷たい目で見るシーンがたまらない。

その証拠に、シャワーを浴びるルートに入るとスリラーサスペンスな展開が始まるが、シャワー浴びずにいると男性と急接近し恋愛ルートに入るため、恋愛においてもお風呂は入らない方が良いことが示唆されている。

・保村

Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~のヒロイン

常にふざけており下品なことも平然というキャラクタだが、温泉旅館に泊まりに行くのに変えの下着を持ってこず同じものを履き回すというエッチな技を披露する。

風呂に入ってがっかりさせた後、下着の履き回しで興奮させる高等テクニック感謝


⚫︎結婚したいキャラベスト3

小林つばめ

AMBITIOUSMISSIONの友人キャラ

男子学生なのだけどとある事情からプライベートでは無理矢理メイド服を着せられている不憫キャラ

かなり流されるタイプで押せば普通にエッチなことできちゃいそうな様が可愛かった。

レイ

災難探偵サイガ~名状できない怪事件~のワトソン役を務める助手キャラ

性別不明なため男女どちらかは作品内で明記されておらず、ビジュアルもその通りどちらとも解釈できるデザインになっている。

路上生活を長く続けていたため、お風呂に入る頻度も少なかったに違いなく、その点を深掘りしていきたいと考える。

・翔太

アーキタイプ・アーカディア攻略キャラ

成人済みの男性ながらオンラインゲーム内のアバターでは女性キャラを使い、他のプレイヤーに媚びを売って所謂姫プレイ」を楽しんでいる。

サークルクラッシュしてからも、色々なキャラ依存心高めに媚を売る様は普通にエッチで、可愛いキャラだ。


●好きなトリックベスト3

ダンガンロンパV3の第4章の王馬小吉のすべて

ロシアイ学園生活というダンガンロンパの根幹をなす設定をおちょくりまくる、シリーズ屈指の名エピソード立役者の一挙手一投足。

V3だけでなく、1と2も含めた今までの学級裁判が如何に黒幕恣意的誘導であったか理解できる設定の妙が面白かった。

マヨナカ・ガランの死者にまつわる設定の開示と岡田黒洲

死生観に関する非常に独特な設定が開示されると共に、その異端キリスト教解釈否定する岡田黒洲の有り様は驚いた。

特にオーラスオーラスで、作品タイトルの意味独白しながら彼が叫ぶ慟哭は、物語のために作られたミステリらしいトリックで、謎解きやパズルではなくミステリとして優れた作品だったと感じた。

ワールドエンドシンドローム主人公名前入力にまつわる仕掛け

プレイヤー自分名前を付けるのは、テレビゲーム黎明期からあるありふれた仕様だが、この点を見事にトリック昇華しており驚いた。

さらにこれが叙述トリックサプライズの類ではなく、フーダニット過程に用いられるのがたまらなく決まっていた。


⚫︎好きなカップルベスト3

・ルストと翔太

アーキタイプ・アーカディア主人公独自ルートがある男性キャラ

彼のルート選択すると密接な関係値のエンディングを迎えられる。

カップルか否かは議論余地があるかもしれないが、依存心が強く自立できない翔太と、他人固執せず内に篭りがちなルストはまさに割れ蓋に閉じ蓋、幾つもルート選択があるゲームだがこの組み合わせがベストカップルだと感じた。

・空木恭平織原真琴

探しものは夏ですかの主人公ヒロイン

一夏のボーイミーツガールものだが、とあるSFガジェットの登場により、随分と歳の差カップルになる。

この歳の差に苦悩するところがいじらしく面白いので、アフターストーリーとして少ししか読めないのは物足りなかった。

・佐知子と貴呼

SeaBed主人公たち。

二人の関係値は話の大きな主題にあるため、このゲームが好きということは自然とこのカップルが好きになる。

女性同士だからこそのアクティティもあったりして、とても幸せそうなカップルで素敵だった。


⚫︎好きなスチル絵ベスト3

・怪盗ミスネルバが登場するスチル絵

2枚あるがどちらも最高で甲乙は付け難いが、2枚目に出てくる方が好き。

ミスアルテ、ミッドナイトに続く3人目の怪盗だが、まさかここで来るかと驚かされ、さらに背景にちらっと映るある事情を抱えた前作のヒロインたち。

今作の仕掛けが一点にあつまる万感の想いがこもったいいシーンな上に、前作への気配りもされた完璧な一枚絵だった。

・島の電気が復旧するスチル絵

ATRI -MyDearMoments-の最後の方に出る、主人公ヒロインは後ろ向きで、電気で明るくなる島の家々がメインのスチル絵。

今までの苦労が報われる上に、電気が付く背景の美しさが合間って非常に感動した。

その上で、これは日本の小さな離島電気が復旧しただけで、世界はまだまだ苦難が多く、これを第一歩にするという決意に繋がるのも良きシーンだった。

・死の線が見えない月明かりに照らされたアルク

月姫-Apiece ofblue glassmoon-の志貴がアルクに惹かれる印象的なシーン。

直死の魔眼という得意な能力のせいで人とは違う生死感を持ってしまった主人公が、美しく見えるヒロインが登場するのは非常に納得感があり、一気に話に引き込まれた。

個人的には原作の際は琥珀さん派で、他のキャラにはあまり思い入れがなかったのだけど、リメイク版はここだけでアルク派に鞍替えした。


⚫︎美味しそうな食い物ベスト3

・月の涙

ファミレス享受せよのドリンクバーで飲める飲み物

味についても言及されているが、現実世界には無いので飲みたくてしかたなかった。

サンドイッチ

SeaBed病院屋上で食べるサンドイッチ

食事に舌鼓を打つシーンは多いゲームだが、前後文脈も相まって印象的でお腹が空くシーンだった。

チョコボール

金色ラブリッチェのテーマ金色象徴するお菓子

実のところ繰り返し登場するわけではなく、要所で数回出るだけなのだが、印象的なシーンが多いため読了後にコンビニに買いに走った。


⚫︎続編やスピンオフが遊びたいタイトルベスト3

魔法使いの夜

ストーリーとして綺麗に終わってはいものの、設定や未来が知りたいことが多すぎる。

特に周瀬律架については蒼崎姉妹と何か関係値がありそうなので深掘りを期待したい。

名探偵ピカチュウシリーズ

ポケモン買い切りゲームはいくらあっても困らないので半年に一回ぐらいは何かリリースして。

素材使い回しでいいから1時間ぐらいの短編を定期的にリリースするのが向いてると思うんだけど、難しいか

心霊ホラーシリーズ

第三弾死噛で遂に覚悟を決めた主人公や、NGの面々と交流など気になることが多……

!? 追加DLCが夏に出るの!? やったー!

ゲーム大好き!!!

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anond:20240512200453

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その二)

LOOPERS -ルーパーズ-

宝探しが大好きな主人公が、永遠に続く夏休みに巻き込まれしまう、疲弊する仲間たちを宝探しゲームの魅力で前向きに成長させるノベルゲーム

位置情報を使った宝探しゲームの魅力が本作の大きな主題で、いわゆる「謎解き」が何故楽しいのかを掘り下げるストーリーは、ある意味ではミステリ評論的でもあり、非常に興味深かった。

作り手はいじわるで解けない謎ではなく相手レベルに合わせた解ける謎を愛を持って提示すること、解く側は愛を持って作っていると信じること、この二点への議論が丁寧に何度も行われており、なるほど納得する箇所も多かった。

物語としても、永遠に続く夏休み満喫する楽しいパートと、それを否定して前向きになることを希う苦しいパートとのバランスがよく、ボリュームこそ少ないが過不足はあまり感じない、いい作品だった。

(と僕は思うが、完全版ではエピソードが増えるらしい)


金色ラブリッチェ

普通男子市松央路が某国王女とひょんなことから知り合いになり、いろいろな事情彼女を始めとした上流階級が通う超エリート校、私立ノーブル学園に転校する学園ラブコメ美少女ゲーム

魅力的なヒロインが多数登場するものの、市松央路がまさに主人公していき、自分の「金色」を見出していくストーリーは、美少女ゲームにとらわれない王道のまっすぐな面白さがあった。

そんな無数に広がる夢を追う若者の瑞々しさと、とあるヒロインにまつわるビターな展開とが、良い意味で後味が残る作品になっていた。

オープニングテーマ歌詞明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を叫ぼうか」が端的にこのゲームの良さを示しており、口ずさむたびに主人公の市松央路の未来を考えてしまう。


金色ラブリッチェ ゴールデンタイム

金色ラブリッチェのファンディスクで、それぞれのヒロインのアフターストリーと、追加ヒロインルート、そしてゴールデン独自ルートが楽しめる。

特に前作ではルートがなくサブキャラ扱いだった、年下ながら主人公教育役でビシビシと厳しく指導してくれるミナちゃんルート追加が嬉しかった。

前作はビターで苦いエンディングもあったが、今作は塗り替える万事がすべてうまくいくハッピールートであることが、開幕早々に示唆される。

多少、いやかなり無茶な設定が唐突に出てくるが、どんな過程だろうと金ラブリッチェをハッピーエンドに締めてくれたのは嬉しく、これはこれで大好きな作品だ。


災難探偵サイガ~名状できない怪事件~

ハードボイルド探偵サイガが、謎と事件がひしめく奇妙な地方都市「祭鳴町」を駆け回る短編連作形式ノベルゲームで、コメディ調の明るいゲーム

探偵事件、謎とミステリの建付けではあるものの、そうそうにリアリティラインと軽いノリが明かされ、本格パズラーでないことが明示される潔さが良い。

サイガ相棒となる性別不明助手レイの可愛らしさは素晴らしく、キャラクタの性別を問わない魅力的なシーンが多くあって印象深い。

はじめは打算で助手になったレイが、いつの間にかサイガと分かちがたい関係値を築いていくシーンは感動的で、名コンビとして末永くシリーズ展開して続いてほしいと願っている。


ファミレスを享受せよ

数名の客と無限に飲めるドリンクバーしかないファミリーレストランに閉じ込められた主人公が、ひたすらに雑談をし続けなにかを変えていくアドベンチャーゲーム

とにかく同じく閉じ込められた他のキャラ雑談をしていくことで話が進んでいくのが独特な味を出している。

情緒溢れる風景描写するテキストに、何かを示唆するような哲学的な会話と、何も示唆しないただの雑談とと、雰囲気重視の芸術的考えオチ系のゲームかと思いきや、しっかりと設定の開示がされ明確なストーリーの筋があるのが面白い。

徐々に明かされる設定の妙も良いが、魅力的な会話劇がたまらなく、主人公ガラスパンキャラ名前)のカップリングはひときわ心に残る良いものだった。


和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE

非常に荒い抽象的なドット絵事件捜査を行うアドベンチャーゲームで、をスマートフォン向けに発表されていた3篇と、移植独自のエピーソードの計4本楽しめる。

殺人事件捜査をする刑事という王道中の王道が導入ながら、なかなか一筋縄はいかず、お約束に縛られないストーリー面白かった。

ルックドット絵もそれに一役かっており、この絵柄だからこそ出来る表現もあったりして、やれることは全部やるような圧すら感じる。

謎解きの過程よりもサプライズに寄った作風は、テキスト主体アドベンチャーゲームでは珍しく、良い意味プレイヤー探偵乖離した、独特の魅力があった。


○好き

月姫-A piece of blue glass moon-

直死の魔眼という人、物を問わずそれを殺す線が見える奇妙な体質になってしまった遠野志貴主人公新伝奇ノベルゲームで、同人ゲーム月姫リメイクバージョン

全ての人の死が見えるため独特の価値観を持つ遠野志貴が、月が出ている間は決して死なない吸血鬼の姫アルクを見たとき、死の線が見えないため美しいと感じ、彼女と行動を共にすることになる。

この物語の導入部分で一気に引き込まれ、一息に遊び終えてしまい、かなりのボリューム作品なのに物足りなさを感じてしまった。

真祖の姫、死徒二十七祖魔法使いなど気になる設定が数多く登場するのも興味深く、特に死徒二十七祖がその「原理」を開示するところは、めちゃくちゃ格好良かった。

(まあ、原作では5ルートあったうちの2ルートしかいから、主人公の生まれ秘密とか、妹の秘密とかは不明だしね)


境界領域

南極遭難した調査隊と、何故かメッセージのやりとりが出来るようになり、彼女たちに文章を送付することでストーリーが前に進むアドベンチャーゲーム

メッセージアプリを模したタイプゲームで、家庭用ゲーム機では少ないが、スマートフォン向けゲームでは結構流行っていたジャンルだ。

システムの都合上、一切キャラクタのデザインなどは画面に登場せず、テキストだけで淡々と進むが、しっかりとそれだけでもキャラ愛着が湧くし先が気になる。

サイエンスフィクションらしい、未知の技術を踏まえたストーリー面白く、しっかりした丁寧な作品だった。


探しものは夏ですか

母方の実家帰省した主人公が、奇妙な言動少女出会うことから始まる一夏のボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲームで、原作スマートフォン向けのゲームだがケムコインディーゲームパブリッシュする流れで移植したバージョン遊んだ

ボリュームはそれなりだが、登場人物がかなり絞られているため過不足はあまり感じず、ヒロイン真琴の魅力は十二分に伝わってきた。

導入こそ嫌な奴だが、少しづつ絆されていき、関係値がどんどん出来上がっていくのは、青春ものらしい良い展開。

中盤で一気に作品雰囲気が変わり、ハラハラする展開が始まるが、主人公真琴関係を疑う余地なく信じられるからこそ、このタメの部分も楽しく遊べた。


慟哭、そして…

原作セガサターン美少女ゲーム脱出ゲーム(今風の言い方で昔はこんな呼び方じゃなかったかも)を組みわせた作品で、それを遊びやすリメイクしたバージョン

プロバビリティ殺人大好きマンが建てたとしか思えないデストラップ満載の奇妙な館に閉じ込められた男女が、恋愛しつつ館の謎を解き明かしていくストーリー

ストーリーを楽しむというよりは、フラグを建てたり建てなかったりの、フラグ管理ゲーム性を楽しむタイプのアドベンチャゲームになっており、各ヒロインごとのエピソードはそれなり。

本筋となる記憶喪失少女にまつわるエピソード郡は文量も確保されており面白いので、手を抜くところと力を入れてるところの加減がはっきりしていたゲームだった。


サスペクツルーム~警視庁門前署取調班~

警視庁に新たに設立された取り調べ専門の部署、そこに配属になった女性刑事真野ハルカ主人公に様々な事件を取り調べだけで解決していく短編連作形式アドベンチャーゲーム

いわゆる閉鎖劇を期待するが、案外普通現場には赴くし、周辺の捜査や聞き込みを行うパートもあるので、普通ミステリアドベンチャーゲームとあまり有意差異はなかったかもしれない。

しかし、テンプレ感があるのは3話までで、後半の4話と5話は取調専門部署独自設定をうまく利用した展開が続き、見どころもおおかった。

シリーズ化もできるだろうし、続編では最初から今作後半のクオリティでやってくれれば、もっと好きになれるかもだ。


FatalTwelve

死を前に運命女神によって生きながらえた12人が本当の生を求めて「女神の選定」というゲームに挑むノベルゲーム

そんな緊張感溢れる導入ながら、女子高校生のありふれた日常と、女性だけの三角関係から来る恋の鞘当てが話の主題になっていく構成面白かった。

特に三角関係パートを陰ながら支え「女神の選定」とは無関係なのにメチャクチャ苦労する小熊真央ちゃん活躍は目をみはるものがある。

最終的にはこの二つの路線主人公ヒロインの生きて叶えたかった未練に直結していくため、無駄描写になっていないのも面白かった。


送り犬

奇妙な犬、送り犬にまつわるホラーエピソードがいくつも収録されたサウンドノベル

サウンドノベルらしく、ルートごとに世界の設定レベルで変化していくため、多種多様ストーリーが展開していく。

ホラーベースではあるものの、コメディサイコスリラーと色の違うものに加えて、視点人物女子大生、その友人、ストーカー警備員ポメラニアンと多様なのが面白い。

メインの主人公が親元を離れて一人暮らしをする女子大生なので、親の目無しセックス有り略奪愛有りの大人なやり取りが多くあるのが面白かった。


大分・別府ミステリー案内 歪んだ竹灯篭

ファミコン風のレトロドット絵サスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択ADVミステリー案内シリーズ第三弾。

今作は自殺した女性の足取りを追う丁寧な展開で、落ち着いた雰囲気の中、少しづつなぜ被害者自殺したのかの心の在りようを探っていく。

シリーズを通しての観光パートや、名産品に舌鼓を打つパートなどは健在で、大分県の名物たっぷり楽しめる。

社会的テーマを問う部分も、とってつけた感は薄く、しっかりと本題の謎と密接な関係にある点が良き。


臨時終電

終電に乗れなかった主人公臨時終電と名乗る謎の電車に乗り込んだことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズの第三弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観やキャラクタが楽しめる。

今作では、一つの大きなシナリオがありそこから分岐する形式で、同じ電車に乗り合わせた複数人と力を合わせつつ、シナリオザッピングしながら進めていくのが特徴。

原作媒体携帯電話なので小さいゲームではあるが、本格的なサウンドノベルをやろうとする気概が伝わってくるし、実際フラグ管理や、群集劇めいた作劇の妙など、かなりシッカリしたゲームになっていた。

メインから離れた設定のシナリオも用意されており、そちらではコメディSF恋愛ものなど、ホラー以外のバラエティ豊かなエピソードも読めるのが良かった。


RPGタイム!~ライトの伝説~

小学生男子のけんた君お手製の自作RPG放課後に遊ぶという”テイ”が面白い、アドベンチャゲーム。

小学生が作ったという建付けのルックが徹底しており、手書きノート、筆箱やボールといった小学生のお道具を使ったシーンなど、見てるだけで小学生らしさが伝わり凝っている。

けんた君がその時々ですべてのシーンを演じてくれるのが、作中作めいた構造の妙を感じれて面白い。

テキスト主体ではなく、その時々シーンに応じた操作方法になる多様なゲーム性があるが、ステータスを増減させたり、複雑なフラグを立てたり、アクションプレイングが求められたりといった、他ジャンルの要素はあっさりめで、あくまでアドベンチャゲームではあったと思う。


いづみ事件ファイルVol.3湯宿編

携帯電話専用ゲーム移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズ体裁シリーズ第三弾。

今作はシリーズを通してついにストーリーらしいストーリーが導入され、普通面白かった。

とはいえ、相変わらず推理クイズのような謎とあらすじの関係性が薄い点は気になりはしたが、ストーリーがよければ全て良しなのはこのジャンルならでは。

シリーズを通しての馴染キャラたちにも変化があるなど、続きが気になる終わり方ではあるが、移植されているのここまでなので、続きの移植G-Modeさんお願いします。


ナイトハイク

アウトドア初心者新人ライターキャンプツアーに参加するホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズの第二弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観やキャラクタが楽しめる。

ホラーストーリーが主軸ではあるが、ルートごとに全く異なる設定になっていくタイプストーリーで、コメディ、伝記、スリラーサスペンスなどが楽しめる。

視点人物ヒロインに変わるパートもあり、そちらではまた異なったエピソード郡が待っているのも面白い。

全体的に人が死んだり傷ついたりする残酷な話が多いものの、やったやられたのバトルシーンのような読感のため、ある意味カラッとした山らしい内容が多いのが特徴的。


探偵・癸生川凌介事件譚 あねの壁

携帯電話で展開していた探偵癸生川凌介事件シリーズの第十一弾。

今作からシーズン2と呼称されており、今までとはシナリオライターさんが異なるし、作品中でもいつもの面々の登場も少なめ。

五作目の「昏い匣の上」で登場した、都市伝説ライター弥勒院蓮児が視点人物になっているため、情緒的な文章が多く、謎解きも動機の側面が多め。

シリーズキャラである癸生川凌介が登場するときに思わず、ホッとしてしま空気感が変わるのが面白かった。


探偵・癸生川凌介事件譚 泣かない依頼人

携帯電話で展開していた探偵癸生川凌介事件シリーズの第十二弾。

中学校舞台複数事件が発生し、それぞれを追っていく複雑なシナリオ

謎を解き明かす過程よりも、それぞれの事件における被害者加害者の心の在りようを深堀りしていく操作が多く、人間関係の妙を楽しむタイプ作風だ。

短い文章ながら、身勝手な悪意で他人を振り回す残酷さがしっかり情緒かに描かれており、操作を通じてドンドン嫌な気持ちになっていく悲しいストーリーだった。

Permalink |記事への反応(2) | 20:07

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2024-05-05

anond:20240505131047

サスペンススリラーになるんじゃねーかな

Permalink |記事への反応(0) | 18:12

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2024-05-01

[ゲーム日記]5月1日

ご飯

朝:ポテチアイス。昼:キャベツブロッコリートマトたまごスープキュウリ。夜:ウインナー大根人参キノコトマトスープ冷奴納豆バナナヨーグルト。間食:柿の種チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

○ 送り犬

送り犬という、とある地方で伝えられる奇妙な犬の民話、それにまつわるエピソードを描いたサウンドノベルだ。

ホラーサウンドノベル界の大御所飯島多紀哉さんが原作を務めているが、他のライターさんも数多く参加しており、ルートによって多種多様な展開が楽しめる。

この辺は弟切草以来の伝統的なシステムで、全てのルート整合性が合っているわけではなく、各々のルートで全く異なる世界観を楽しむタイプ作品だ。

概ね主役は女子大生の財部美穂になるが、他のキャラ一人称を務めることもあり、本当に色々なシナリオがあった。

主なストーリー主人公の財部美穂が合コンで、物静かな社会人男性の仙田秋成と知り合うことからスタートする。

しかし、財部美穂以外にも、その友達で少し股が緩い白井まどか、オドオドした冴えない男子大学生山崎剛史、大学警備員さん、大学付近に住むメス犬のポメラニアンのシャルルちゃんなど、さまざまなキャラがメインキャラになることもある。

最初に書いた送り犬のエピソードも、それそのものを扱うものもあれば、少し触れるだけのもの、全く関係ないもの、全く関係ないと見せかけてすごく関係があったものなど、多様な有り様で魅せてくれる。

コメディあり、ホラーあり、サイコスリラーありで、時にそれらが切れ目なくシームレスに行き来する。

クリック前まではシリアスストーリーだったのに、あっという間にギャグ世界になることもあれば、その逆もあるのが面白い

ホラー作品らしい、突飛な設定も飛び出すこともあるが、そういう設定が絡まないときほど、人間の恐ろしさが際立つエピソードになるのが奥行きが合って面白い

全35のエピソードの中、僕が気に入った3編は詳しく紹介したい。

まずは会いたい人編の「月夜の残滓」エンド。

これは恋愛が中心のエピソード

一人暮らし女子大生目線恋愛なので、セックスあり略奪愛あり親の歯止めなしで、中々ハード作風だ。

主人公は恋に奥手ではあるが、友人の白井まどか性的に奔放なキャラなので、彼女に釣られて色々と恋愛過激になっていくのが良いね

だが、そこで終わらず、恋愛だけじゃない関係性の面白さも詰まっており、女性主人公らしさが詰まった良いシナリオだった。

次に「山崎剛史の話」エンド。

これは主人公が財部美穂から彼女に奇妙な視線を送る豊満な体型でどもり癖のある男子大学生山崎剛史にバトンタッチするエピソード

美穂との関係値が明かされるわけではない。

その辺は序盤であっさり解決させられ、送り犬とはまた違った怪異との遭遇を描く独自エピソードだ。

ちょっとしたボーイミーツガールもののような、ボーイズラブのような奇妙な読感で、ラストの印象的なセリフと美しい背景絵が合間って、綺麗なシナリオだった。

親元から出てきて一人で暮らす大人とも子供ともいえない大学生らしい苦悩が伝わるのも面白かった。

最後に送り犬真相編の「新たな一歩」エンド。

おそらくこのルートがいわゆる「グランドエンド」的な立ち位置だと思うので選出。

とはいえ、上述した通り全てのルートを包括するようなものはなく、あくまで「送り犬」に関するエピソードの完結。

短編ホラーとしてしっかりフリとオチ裏切りが効いており、読み応えのある良いエピソード

僕は割とコメディを好きになりがちだが、今作はシリアス目のエピソードを好きになった。

勿論、ピックアップしないだけで面白かったストーリーは他にもあったので、短いプレイ時間ながら読むところがいっぱい詰まったいい作品だった。

Permalink |記事への反応(2) | 19:15

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