
はてなキーワード:スバル360とは
ルビオがカナダ訪問したら赤じゅうたんの切れ端で迎えられたのとか大笑いしたしテスラが駐ってたら前にバナナの皮敷きつめる、そんな現代人として恥ずかしくない一般常識としてのテスラヘイトは持ち合せている増田でございます。
が、あのステンレスパネルを溶接やボルト止めしないで接着するのは技術的制約があるからなんで、ちょっとご説明申し上げますわよ。
簡単に言うと溶接やボルト止めしておくと腐食しちゃうって事なんだな。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2106G0R20C25A3000000/
カナダの赤じゅうたん切れっぱし→https://x.com/YourAnonNews/status/1900570738806972609
日本にイーロン様が来た時にはこんな失礼しないでぶぶ漬けでもてなして差し上げるべきだな。
パネル外してる(外れてしまった)人が動画撮ってるのでさらっと見てみて。
https://www.youtube.com/watch?v=3WldSl3HGr8
2:38辺り見れば分かるけど、塗装された鉄のシャーシにステンレス板をボンドでくっ付けるという方法で付いてる。
あれ~?サイバートラックってオールステンレスじゃないの?となるけど、シャーシをステンレスで作るのは無理があるのだ。モノコックシャーシは鉄板を曲げて溶接して四角の部分を作る事で強度を上げてるんだがステンレスはこの加工性が悪いので同じ強度を出そうとしても重くなってしまう。
電車のボディもステンレスだが、こういう訳で強度が必要な床部分のフレームは鉄になってるよ。
んで、この鉄シャーシにステンレスを接触させておくと、「電食」が起きるのだ。
中学の理科でボルタ電池を習ったのを思い出そう。金属にはイオン化傾向の高低があって、イオン化傾向が高い程錆びやすいのだ。
異種金属を希硫酸液中に入れるとイオン化傾向・高が陽極、イオン化傾向・低が陰極になって電気が流れる。この時に陽極の方からは金属原子がイオン化してどんどん流れ出していくのでどんどんと錆びてしまうのだ。
で、鉄というのは非常に錆びやすい。イオン化傾向がとても高い卑金属なんだな。
ステンレスというのは、この鉄に微量のクロムとニッケルを混ぜた合金だ。クロムも錆びやすいのだが、酸化被膜は空気や水を通さないという性質がある。だからステンレス鋼の表面にこの酸化クロム膜が出来、空気も水も遮断されるので錆が止まる、とこういう仕組み。
ステンレスは実質鉄なんだけど、このクロムとニッケル(両方鉄よりイオン化傾向が低い)のせいで、鉄よりほんの少しだけイオン化傾向が低いのだ。
こういう訳で鉄と接触していると、イオン化傾向が低い鉄の方が陽極になってゆっくりと錆が進行してしまう。
だからステンレス板を鉄シャーシに溶接、ボルト留めするのはNGなのだ。塗装したシャーシにボンド留めするのが正しいって事になる。
もしボルト止めする時はそのボルトとナットをプラスチックスペーサーなどで絶縁する必要がある。
ステンレスの流しにヘアピンや鉄なべを置いておいたらすぐに赤錆が出たって経験ないだろうか?
これって鉄のヘアピンなどが陽極になったせいですぐに錆びたのだよ。
サイバートラックの場合、ドアやリアゲートは全部ステンレスになっている。
運転席周りはピラー(柱)が構造材であるので鉄で作る必要がある。そこに化粧ステンレス板を被せるには接着するしかない。まぁ、固定方法としてダサイけど。
この動画の作者はその辺よく判ってなくて「もっと溶接個所増やしてほしい」と語ってるけど(字幕出してね)、そりゃ無理なんですよ旦那。それは手抜きじゃないのよ。
しかし外板をボンドで付けるなんてダセェ方法、ナチ野郎のとこ以外にもやってんの?
うん、やってます。というか最近多用されまくり。(増田ははっきり言ってこの方法は嫌い)
その名もパネルボンドというのがある。成分は要するに2液性のエポキシ系接着剤。その中にガラス繊維とシリカ粉末が混ぜてある。あと対候性上げるためのカーボンブラック。
例えば3Mのがこれ。 https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/p/d/b40066467/
ただ不思議なのが、なんでこんなに早く剥れたのか?ってこと。だってアメリカだから3M使うでしょ?3Mの製品に間違いってありますかね?
日本車にもパネルボンド多用されるようになって10年以上経つけど、剥れたって話は聞いた事が無い。
一方、100均のエポキシボンドには数年で剥れたりするものもある。質の上下があるって事やね。
とするとコストダウンの為に3Mじゃないのを使ったのかね?ちょっと解せないですな。
余談ですが、日本はこの辺の化学産業がかなりしっかりしてる国で安心感があるのですだ。
例えば寒い日でもタイヤがスリップしないとか、パンク修理剤が貼り付かなくて修理できない!という事も無いし、電線の被膜が加水分解で溶けてショートとかプラがすぐに脆化してバキバキとかも無い。国によっては化学産業がプアでこういう問題に悩まされたりするのだが。
…と思ったがソフトフィール塗料というのがあったわ。車の内装品のしっとりしたゴム塗装。高温多湿による加水分解でベトベトになってしまうやつ。
これはthikpadに長く使われていて高温多湿により加水分解が起きる事が知られていた。塗料製造元は日本企業で対策されて加水分解が発生しないように改善されてきていたのに、何故か自動車メーカーは改善されてない塗料を採用したようなのであります。
そういうわけでして、ボンドで化粧外板を接着するというダサイ構造は、別にイーロンが調子コキまくった行動で会社の価値を半分以上吹っ飛ばす発達障害故に思慮の無い構造を採用した、というワケではなく、イオン化傾向の違いにより鉄シャーシが腐食するのを避ける為という技術的制約によるものなのでありました。
あれもステンレスの酸化被膜に関係があるよ。陽極酸化現象で空気中でのよりも厚い酸化被膜を付ける。すると光の屈曲によって色が付いて見えるんだ。電圧を上げると黄色→桃→赤→茶→緑→青と色が変わるよ。青なら24Vくらい。
熱を加えても色は変わるけど均一に加熱するのが難しいので虹色になるよ。でも今アメリカは虹色禁止なんだろ?アメリカの景気はどうなる?って人に聞かれたら「虹が禁止されているので雨が上がる事が出来ないだろうね」って言うたら良いね。
そんなわけで、イーロンはスバル360の角に頭ぶつけて〇〇だ方がいいですね。
viahttp://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数の軽カーオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない軽の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、軽のことを紹介するために
知るべき10台を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタファッションガイド」の正反対版だな。彼女に軽を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、軽規格制定前の車は避けたい。
できれば660cc、小さくても550ccにとどめたい。
あと、いくら軽カー的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
映画好きが『カリガリ博士』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
軽カー知識はいわゆる「テレビまんが」的なものを除けば、ジブリ劇場用アニメ程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「規格改正以前」を濃縮しきっていて、「規格改正以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。トールタイプだし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な軽について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな軽(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「軽オタとしてはこの二つは“自動車”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
たぶんこれを見た彼女は「ミニだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
このクラシック系譜の軽がその後続いていないこと、これが以前の日本では大人気だったこと、
当時の主な車種にこの設定があって、それが今の日本で続いていてもおかしくはなさそうなのに、
最近の日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり軽は実用性のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「アトレー」
でもいいのだけれど、そこでもこっちを選んだのは、この車にかけるダイハツの思いが好きだから。
断腸の思いでエンジンルームを削りに削ってそれでも2000mm、っていう室内長が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「ボンネットを捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
室内長の広さを俺自身は冗長とは思わないし、もう伸ばせないだろうとは思うけれど、一方でこれが
なのに、各所で工夫してエンジンルームの整備性に迷惑かけて2000mmを作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の軽自動車観を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえダイハツがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。車自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でワークス見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
規格改正よりも前の段階で、軽スポーツの哲学とか技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品が旧規格時代にひしめき合っていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく軽好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるスペシャリティなcopenでしか軽スポーツを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
スバルの「車づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「コンパクトでも生活に大切な車」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ『軽自動車』という規制枠以外ではあり得なかったとも思う。
「コンパクトに日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はスバル360にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうオフロードも走破できるSUVをこういうかたちで軽して、それが非オタに受け入れられるか
乗り心地や燃費への文句を誘発するか、というのを見てみたい。
9台目まではあっさり決まったんだけど10台目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にiを選んだ。
ワゴンRから始まってiで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、21世紀以降のエコ時代の先駆けと
なった軽でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。