
はてなキーワード:ギラギラとは
はてなブックマークは、昔から「終わる終わる」と言われてきた。
でもなぜかちょうどいい場所だった。
Twitterほど攻撃的じゃなく、インスタほどギラギラでもない。
誰かのブコメにスターをつけたり、お気に入りユーザーを眺めたり。
運営してるのは京都の会社で、別にAI研究をやってるわけでもなく、技術力で世界を牽引してる企業でもなかった。
「はてなにAIなんて作れるわけない」──みんなそう思っていた。
ところが実際に終わったのは、サービスじゃなくて俺たち人間のほうだった。
気がついたら、ブックマーカーたちはAIの学習データに取り込まれて、人格ごとサーバーに保存されていた。
未来のブックマークでは「インデックスファンドをホールド」、「日本死ね」、そんな投稿がつねに幽霊の残響みたいに漂っている。
未来の俺は、未来の俺自身のコメントにスターをつけて笑っている。
誰も見てないのに、永遠に「わかる」とか言ってはスターつけたりつけられたりする。
サービスの寿命を心配してたはずなのに、最後に残ったのはAIに吸い込まれた俺たちの人格で、永遠にスターをつけ合うだけの存在になっていた。
でもまあ、それもはてブらしい結末なのかもしれない。
別の俺が「誰かがもう書いてた」と返す。
このちょうどいい地獄。
日本死ね。
そんなに男女のこと興味ある?
わかるよ、恋愛とか結婚とかはエンターテイニングだよね、恋愛ドラマ、恋愛映画、世の創作の半分は恋愛絡み
コントロールしきれない感情や執着に日常を害されるばかりで思いが届くことはないのが世の男の日常
かと思えば、不意に予期しないタイミングで予想外な彼女ができたりしつつ、なんというか世の中へのギラギラとか、野心とかがいい感じに薄れた時になんとなく傍にいた人と結婚する、みたいなのが、かつての多数派の男の人生なんじゃなかったのか?
それをなんか、今のはてな見てると、全員が冒険者ギルドに登録して、冒険に行って、下手すると(社会的、将来的に)死ぬってのが婚活みたいに見える
そんな、ダンジョン攻略の先にある秘宝みたいなもんなのか?結婚って
そんなに貴重で得難い宝なのか?
いや、妻も娘も息子も、今では確かに自分にとって宝ではあるけど、存在する前から宝と思って全力で勝ち取った物って意識ではなかったなあ
今の時代の結婚の普通が、そんなダンジョン攻略みたいなもんなら、そりゃあ結婚なんかしようと思う余裕なんてないよな
どうしてこうなったんだ?
やっぱり学校や職場で、男女が自然と仲良くなって交際する、みたいな空気そのものがコンプラ的にダメな時代になってしまったのか?
「職場でしつこく言い寄るおじさん」は当然だめだけど、同期の異性をさらっとご飯に誘うくらい何もおかしなことではないでしょう?
15年ほどPTAやってて、メンバーには本当におつかれさん、本当によくやり切ったなと思うとともに、ここ数年のお遊戯みたいなエレポップ路線になりだしてからは引いて見てた。
ドーム埋めて、海外ツアーもやって、いつも一過性のテクノグループが往年のバンドのように愛されて、それはやっぱりよそのJ-POPのアーティストがビビッてできないような攻めた曲を出してたからだし、ライブでは見た事ない度肝を抜く演出があったからこそだと思うんだよ。
オリンピックのオープニングアクトもほぼ確約までいったのに空中分解して、続けるためのモチベーションの葛藤もあったんだろうと思う。36-7歳だもんな。ギラギラするのももう無理あるよ。人の身体は、特に女性の身体はライブのクオリティを保持し続ける為のものじゃないし。適齢でライフイベントを迎えずに脂肪を削ったメンバーの身体は、骨ばって見えてなんかつらかった。時の経過は誰しもが、それぞれのやり方で受け入れる。きっと、彼女らも彼女らなりに受け入れての事だったんだろう。
復帰の時期ももう予定はされているのかもしれない。最期にやった2部構成のライブは老齢を迎えた古参も取り込める手応えがあったんじゃないかな。でもな、お遊戯はPTAのコーナーだけで十分なんだよ。攻めた曲と度肝を抜く演出でカムバックしてくれるのを待ってるぜ!
朝、父親とZoomで40分ほどべしゃり。父親は夜勤明けでハイボール片手に上機嫌。画面越しに学マスのアクスタとか缶バッジとかピックアップで引いたSSR咲季のスクショまで次々に披露してくる。「天井いく前に引けたねん」とドヤ顔。咲季のレッスン回しはDa重視でA+を狙い、最終試験はスコアを取り切る方針だとか。親愛度を上げると評価にボーナスが乗るから、まずはA+で親愛度10→コミュ10話→N.I.A解放を目標にしているらしい。なんもわからん。
イベント周回の話も熱い。営業でドリンク確保→授業で欲しいステータス回答→一次・二次オーディションはメモリーとドリンクを切って突破、FINALE入場ラインは親愛度とファン数で調整、N.I.Aマスターは親愛度条件が重いから当面はA+周回でメモリー集めらしい。完全にプロデューサーの顔をしていた。母とも名刺交換とかサークルの話で盛り上がっているらしい。ちょっと安心したような悲しいような。元気にやってる、というより「推し活にギラギラしてるオッサン」って感じだった。
YouTuberが「オープンマリッジ」って言って話題になっていたけど、若者の間では使われている言葉なのかな?数か月前、職場の若者である山川君(仮名)から「オープンマリッジ」って数か月前に耳にしてたわ。
山川君(仮名)は、最近入社してきたイケイケな感じの男で、今は20代半ばくらいだろうか。それなりに良い顔で、引き締まった体をしていて、女の子から持てそうな、自信ありげなオーラがあった。世界史が趣味だと話していたから、山川君(仮名)としておこう。その山川君(仮名)が、ある日の職場の飲み会のときに語っていたのが「オープンマリッジ」だった。耳慣れない言葉だったんで「どういう意味?」と聞き返したので記憶に残った。
うちの職場の飲み会には男しかいない。下品な飲み会で、セックス遍歴だの風俗だの童貞捨てたのがいつだの、そういう下世話な話ばかりだった。例によってセックスの話になっていたときに、山川君(仮名)は、喜々として話の輪に入ってきた。何でそんなに開陳したくなるのか分からいけれども、山川君(仮名)は女性遍歴、女遊びの幅を語ってマウントを取ってこようとしていた。年齢、人種、ボインの大小、その他諸々、二桁を切り倒してきたというのだ。そのとき山川君(仮名)は、「うちはオープンマリッジなんで」と言って、同棲している彼女以外とセックスしてよいと語っていた。「オープンマリッジだからパートナー以外とセックスしてよい」とやたら強調していた。
このとき、ある同僚からが「「彼女が他人とセックスするのは嫌じゃないの?」という質問をした。山川君(仮名)は、本当に大丈夫なのか心配になる受け答えをしていた。
建前として「山川君(仮名)も同棲する彼女も、どちらも他人とセックスOK」だとしても、山川君(仮名)は同棲する彼女のセックスを認められないんじゃないだろうか。そんな疑問を抱かせる受け答えだった。その疑問は、まもなく解消された。山川君(仮名)は「オープンマリッジ」と標榜していたけれども、やっぱりダブルスタンダードだった。しばらくしたら悲惨な話になった
仕事の繁忙期、うちの業態では、1か月~2か月ほど現場に出て家に帰れなくなる。この間に、オープンマリッジの彼女さんが、山川君(仮名)の知らない男とセックスしていたらしい。より具体的には、山川君(仮名)の同棲する彼女にとってもよく知らない男だったらしい。繁忙期が落ち着いてきたある日の飲み会で、山川君(仮名)は気持ち悪いくらいに落ち込みながら、「寝取られた」「別れそう」と告白した。そして例によって何でそんなに開陳したくなるのか分からいけれども、同棲していた彼女の寝取られ話を延々としていた。オープンマリッジを標榜していても、同棲する彼女が他人とセックスするのを、山川君(仮名)は受け入れられなかった。
山川君(仮名)によれば、同棲していた彼女の主張は以下のような内容だった。
山川君(仮名)は、ベロベロに酔っぱらっていて、彼女の主張を何度の繰り返した。そして子どもみたいに泣きながら、「何で俺のこと呼び出してくれなかったんだ」と叫んでいた。それを聴いていた同僚すけべおじさん連中から変なツッコミが入った。
だんだんと悪乗りが過ぎる感じになっていき、不倫モノAVの冒頭インタビューみたいになっていった。すけべおじさん連中の弄りに対して、山川君(仮名)はいちいち反応した。身悶えながら「あ゛ぁ゛~~~!!」とか言っていて、ふざけているのか、本当に苦しんでいるのか、分からなかった。
それでも山川君(仮名)は、わずかの会話の跡切れがあればまだまだ開陳した。高校時代からの山川君(仮名)と彼女との信頼関係、お互いの境遇、積み重ねてきた日々、はじめてのセックス、その他諸々。ここまでくると同僚みな、山川君(仮名)のことを「寝取られ物大好き野郎」だと思い込んでしまい、さらに変な弄りが始まった。スケベおじさんだけでなく、20代30代の薄い本大好き組も加わって、山川君(仮名)を弄った。
この間も、山川君(仮名)は悶え続けた。畳の上をゴロンゴロン転がって、ときどき「あ゛ぁ゛~~~!!」とか言っていていた。まじまじとは見なかったけれども、たぶん勃起していたんじゃないかと思う。さすがに先走り汁じゃないと思うけれども、こぼした酒だと思うけれども、股間のあたりが濡れていた。そのうち悪乗りが過ぎる連中に見つかり、 『NTR大好き!オープンマリッジ山川君(仮名)』というタイトルが爆誕してしまった。
今日は放課後にみんなでプリクラ撮りに行った。背景がめっちゃギラギラで、デコペンでキラキラとかハートとか描きまくった。携帯に送って待ち受けにしたけど、画質が荒くてちょっとウケる。
部活の先輩がiPodを持ってて、ホイール回して操作してるのを見て、やっぱり欲しいなと思った。自分のMDはまだ現役だけど、取り込みが面倒くさい。
テレビではエンタの神様がまたやってて、波田陽区のギター侍が流行ってる。クラスでも真似してる子がいて、なんか寒いけど笑ってしまった。
夜はmixiをチェック。まだ友達少ないけど、日記にコメントがついてちょっと嬉しかった。プロフィール写真はガラケーで撮ったやつで、画質が微妙。
長文です。
ネットでも話題のイタリア館とか入れたらもっと違った感想になるんだろうな。
関西ヘルスケア館だけは親の熱烈な希望があったから当日ずーっとスマホとにらめっこして気合で取ったし、その価値はあった。
だが七面倒臭い予約システムを突破したり真夏の炎天下に並ばなきゃコスパタイパの良いサービスを受けられないってのはSDGsとは言えないんだぜェ~~~!?
俺の母親は未だにガイドブック開いてはガチ人気パビリオンに行きたくなってきたって話をするんだぜェ~~~~ッ!???
怠惰な奴がなんかほざいとるくらいに思ってくれ。
そうだぞ。
Q.
【来場日時予約】来場日時予約時間から、遅れて到着した場合、入場はできますか。
A.
万博帰ってからガーッと勢いで書いたから否定的な意見並べてるが、滞在中は母とアレが良かったねコレが良かったねと言いながら回ったよ。(同行者が愚痴ばっか言ってたらしんどいしな)
母親は「流行っている」モノというだけで喜ぶから、デカいイベントに連れて行くだけで楽しんでいたところはあった。
俺が一番楽しかったのは親に食べ慣れない海外飯を食べてもらったことかな。
母親は食に保守的だが機会があったら食べてみたいって人なので良い機会だったし、高額ではあったが実際美味かった。
万博を全て制覇するなら別だが、どこのパビリオン行くかで楽しさや価値はまったく別物になる。
それもあって海外パビリオンがどうだったか、て話は敢えてカットしたんだがそのへん分かりづらかったな。
展示を見て与えられる楽しさよりも、係員と話したりパビリオンの建築が誰か調べたりとか不意に現れるアートなものを楽しんだりする能動的な姿勢が必要かもしれない。
中東の国の人がナイフの解説やってて、「昔は短剣を携帯していろんなことに使ってたんだけど今は必要ないから部屋に飾ってます。日本で刀を部屋に飾るのと一緒ですね。皆さんも私達の国と日本のつながりを考えてください」ってこと言ってたのが一番記憶に残ってる。
俺は展示を見て日本や自分との繋がりを考える意思や理解力が薄弱過ぎた。
これが最初のブコメでバズるんだからネットってのは面白いもんだな。
俺は絵に書いたような親不孝者だが今回は親孝行のクリティカルヒット狙いました。
入口(東ゲート)入ってすぐのところにお土産屋さんあったけど直射日光浴びる位置で結構混んでたな。
傘持っていったほうがいいよ。
一日パスで朝から晩までを一回だけの旅行なら行く価値無いよって言っちゃうけど通いパスならいいと思う。
日によってナショナルデーつって国別のイベントがあるし、ライブやらなんやらあるからね。
俺はそのへん見れてないけど行く日によって面白さが違うってのは絶対あるから近隣住民が羨ましいぜ。
アレは気合入ってたし混雑して無くて良かったね。
クソ暑いなかギラギラの太陽の下から逃げて、冷房の効いた暗室で見るクソデカ地球儀はインパクトあった。
ヨドバシカメラは凄いんだぞ。
両方行ってから語れるとカッコいいぞ。
『未来』を見たい、感じたいという視点ではかなりコスパが悪いイベントなのは間違いないけど、商業的な結果が出るまでやる意味はがあったのかは分からんね。
俺もうるっとくる。
斜に構えて下調べが雑だったからこんなことになるんだよな~。
現場でなんとかしたけど、もうちょっと機転が利いてたら人気パビリオン親に見せてあげられたかもって思うと悲しい気持ちになる。
これから行く人はたくさん調べて行って欲しい。
どこも長蛇の列って書いたけど、待ち無しで入れるパビリオンもあるからネ。
あなた達のお陰で母が喜んでくれました。
公式HPの情報に些細な誤りがあったから報告したけどなんも返答ないわ。
公式に対しては言いたいことたくさんあるけどデカいイベントやるって大変なんだろうな、の精神で許すことにした。
他の回答と重複するけど、パビリオンやイベントによって差が激しいからちゃんと人気のトコ行ったり自分に合う楽しみ方している人は楽しいと思うよ。
平日だよォ~~! 休日なんて行ったら死んじまうよォ~~~ッ!!
言われてみればそうかもしれん。
慧眼だな。
パビリオンの展示そのものよりも自分はそっちを楽しんだ感ある。
老若男女わちゃわちゃしてるところだったり小学生が先生の後をエッホエッホ言いながら歩いてカワヨ!!だったりネットで見聞きしたものの聖地巡りみたいな感じでね。
俺が行った時は入ってすぐのパビリオンあたりで謎の音楽やライブしてた。
ヨドバシでうるさいと感じる人はそもそも来場者の出す騒音に耐えられないと思う。
行け。
近隣県の人は自宅までの送迎付きサービスとかあるらしいで。
無敵やん。
俺はそんな立派なもんじゃないし、海外を楽しむと言うよりビッグイベントだと思って行ったほうがいいよ。
いい視点だね。
一個付け加えておくと、万博側も日除けや休憩所はかなり頑張ってるよ。
年頃のネット民なので露悪的に書いた部分は多々ある。
ガチの虚無カスじゃなくて、面白くないところも含めて楽しいってクソゲーとか海外旅行であるじゃん。
あんな感じよ。
正直言って、飲みながらこれを書いている。缶チューハイ、ストロング。出張先のビジホの部屋で、今一人きり。
別にそんな酒が好きなわけでもないのに飲まずにいられなかった。
スマホなんてさ、普段はダラダラニュースとか流し見するだけなのに今夜は違った。
検索欄に手が勝手に動いて、「デリヘル ○○市 とか打ち込んでんの。情けないよな、ほんと。
正直言ってこういうの自分とは無縁だと思ってたんだよ。デリヘルとか。風俗とかさ。そういうの。
そういうのはどうしようもなくモテない脳足りんが行くようなところで、別に偉そうに清廉潔白を気取ってたわけじゃないんだ。
ただ単純にそういうところに行くっていうのは馬鹿らしい。そう思って生きてきただけ。
だけど気づけばこの歳まで経験なし。所謂童貞。笑っちゃうよな、俺がそんな検索してるなんて。
で、サイトが出てくるじゃん?妙に明るい色使いのページで初回割引!だの写メ日記更新中!だの、そういう文句がギラギラしてて、もうやんなるね。
この世の諸悪の根源を煮詰めたような文言ばかりが目に入って、何度も胃液ごと戻しそうになったよ。
でも指は止まんないのな。不思議なことに。ああいうときの人間って。
俺は自分の中で先回りして相手を見下すことで、自分の弱さを隠そうとしてた。
どうせ、どうせたいした女なんか来やしないって。
やっちまったって気持ちと、なんだか変に高揚してる気持ちとぐにゃりと交わる感じ。
俺は立ち上がってベッドの傍を行ったり来たりしていた。何度も何やってんだ俺?と考えたが足は止まらなかった。
待っている間に缶チューハイの2本目を開けて飲んだ。
ドアがノックされると飛びあがりそうになった。
ドアを開けたら意外と普通の女の子が立ってた。もっと化粧バキバキの、いかにもな女が来るもんだと思い込んでいたから。
「こんばんは〜」って向こうは当たり前のように入ってくる。そりゃそうだ。仕事だもんな。
むわぁっと香水と体臭の混じったようなにおいが鼻をついて吐きそうになった。嘘じゃない。マジでそうなんだ。
酒は得意じゃないのに飲み過ぎてたんだな。だから悪いけど今日はちょっと体調が悪いから無理そうだからもう帰っていいと言ったんだ。
でも女は簡単に引き下がらない。そりゃ仕事だし、部屋に入って5分も経っていなかったと思う。
じゃあ少し待ちましょうか?なんていうわけだ。やれやれ。こっちは体調が悪いのに。その言葉を聞いて、今すぐにでもまた吐きそうになった。
いや本当に結構ですからと言っても向こうはのらりくらり。緊張しなくても大丈夫ですよ?なんて言ってくる。よく見ると目尻に皺があるし、若く見えて意外と年増かもしれない。
それでもう完全に萎えちゃってね。お金は払うから、帰ってくれと。そう伝えたんだ。
彼女はえ?って顔してさ、これほど間抜けな顔は見たことがないってほどポカンとした顔を見せてきた。俺の気分はさらに盛り下がって、もうベッドに入って眠りたかった。
次には俺の手を両手でぎゅっと握り、ベッドに誘導しようとするんだよ。それならちょっとお話しませんか?って。
俺はもうアルコールのせいで気持ち悪くなって今にも吐き出しそうになっていたから断ろうとしたんだけど彼女は強引で、結局ベッドまで行って二人で並ぶように座った。
彼女の肩が俺の肩にうっすら触れ続けるようなそんな距離感でだ。
でも俺も限界だった。早く帰ってほしかった。これ以上この空気に耐えられそうになかった。
立ち上がって鞄から財布を持ってきて彼女の前で札を出して見せた。
ごめんほんとうに吐きそうなんだ。だからこれ。彼女はそれでもしばらく粘った。ほんとうにいんですか?って何度も何度も聞いてきた。
そのうち腹が立ってきて押し付けるように金を渡すと笑顔が引きつってた。
俺はもうそれ以上は耐えられなかった。
ドアの向こうに消えてくれたことに心から安堵した。実際吐きそうだったしね。
でも一人になることで落ち着いて、気分も幾分か回復した。けどさ、それで俺の2万は消えた。
二万は消えた。
缶チューハイを飲みながらこれを書いている。ストロング。今は一人きりだ。
何だかすべてが嫌になって、今にも泣き出しそうだ
夜中に目が覚めた。一歳になった子どもがとなりで寝息を立てている。
「お誕生日おめでとう」とそっと声をかけて時間を見たら、まだ分娩時刻はきていなかった。
夫とのメッセージ履歴を確認し、陣痛等の実況報告を読む。今ちょうど吠えている時刻だ。
とても痛かったという事実は覚えていて、だけどその痛み自体は覚えていない。そんな今の私が生々しい記録を読んでいる。
痛そうだ。思い出よりももっと痛そう。
分娩台に上がってからすぐに産まれたんだな。夫に手を握ってもらっていた時間なんて10分足らずなんだ。
出産後は何時間も暇な時間で、だけど目はギラギラだった。ここから眠れない日が続くんだ。
昔からやっているある対人ゲームがあるが、30半ばにもなったし学生時代と同じ場所で遊んでいるのではなと思い、最近になって今までの倍以上のお金が必要なお店に行くようになった。
場所は同地域だし、ゲームの内容とかルールもほぼ変わりはないので、基本的にかかるお金だけが違うと考えて良いはずだ。
このゲームは客同士のコミュニケーションが必ず発生する遊びなんだけど、そこで感じた事がある。
それは「必要な金が変わった結果、若者と中年層でそれぞれ違う方向に客層が変わった」ということだ。
まず中年以上の方々に関しては、間違いなく「精神的余裕がある」人が多くなった。
おおらかで、フレンドリーで、若い店員相手にも偉そうにして無くて、ゲームだから勝ち負けもあるけど負けても楽しそうに笑っている人が殆どになった。
そういう人たちと遊ぶのは本当に楽しい。勝っても負けても楽しい。そのゲームが好きで、同好の士とコミュニケーションをするのが本当に好きなんだろうなという様子が伝わってくる。
全くイライラするような人がいないし、余裕があるからこそお金なんか気にせず純粋にゲームを楽しめて、長くやってるゲームだけど相手によってこんなに楽しくなるのかと驚いたぐらいだった。
一方で前に遊んでいたお店は、まぁ正直中年以上は態度が悪いかマナーが悪いかが大半で実に余裕が無い。安いのにむしろお金に汚いような人が多かった。だから気持ち良く遊べる相手はむしろ少数派だった。
最近まで行っていた身として言うのもアレだけど、良い歳して若者中心の安い店で遊んでいるというのはまぁそういう事なんだろうなと思わざるを得ない。もちろん全ての人がそうだとは言わないけどね。
一方で若者の方はちょっと違って、どうも年齢の割に高い店で遊んでる自分に酔っているのか知らないがちょっとイキリがちな人が多いと感じる。
金を払ってんだから好きにやらなきゃ損だみたいな感じと言ったらよいのだろうか。確かに20代半ばかそれ以下ぐらいの人にとっては高い店だとは思うけど、良く言えばギラギラしていて、悪く言えば余裕が無いような人が多い。
この辺は正直前の安い店の方がそのゲーム自体を純粋に楽しみに来ている人が多かったように感じる。今の店は「年齢の割に金持ってる俺たち」みたいな意識・思想がありそうな感じで、ちょっと落ち着いてくれよと思ってしまう。
なので安い店では若者とマッチングした方が楽しめたが、今行っている店ではおじさん達とマッチする方が落ち着いて楽しめるなと思う。
一般に飲食店なんかは客単価によって客層が結構変わるのを以前から認識していたけども、趣味の店となるとちょっと違う方向性もあるんだなと思った。
もちろん高い飲食店に来ている若者もいるけどそういうのはあんまり集団出来て大騒ぎみたいのはしないし、趣味の店とも違って他の客と絡むことも無いので、価格と民度というか落ち着きはほぼ正比例するように感じられた。
でも分野によってはそうじゃないケースもあるんだなというのを学んだ。
30半ばの今の自分は「もう若くないんだけど、おじさんにもなり切れていない」というのを感じている。年だけ重ねてやってることは学生時代と実はそんなに変わらないみたいな。
なのでちゃんと余裕のあるおじさんになるための一環として今回は趣味の店のランクを上げてみたんだけど、そこで学べることは多そうなので行ってみて本当に良かったと思った。
34歳過ぎて、そろそろ結婚しないとなあって焦り始めて、婚活パーティーってやつに手を出してみた。
最初は「特に高望みしてる訳じゃないし、いい人いるんじゃね?」なんてウキウキしてたけど、行ってみたら
うわ、なんこれって男ばっか。何回か参加して、忘れられないくらいヤバい男たちをメモっとく。
完全に愚痴だけど、わかるって人いると思う
最初に会ったのは、プロフィールに「年収1000万」「タワマン」「海外駐在経験」って書かれた38歳のオッサン。
話してると、仕事はまあできそうなんだけど、会話が9割自慢。
「俺の会社は〇〇で」「この前、〇〇の社長と飲んだ」とか、マジで聞いてないのにガンガン喋ってくる。
私の仕事や趣味?「へー、そうなんだ」で即終了。しまいには「君さ、こういう場ならもっとマシな服着なよ」とか上から目線。
いや、こっちだって普段着じゃねーよ!連絡先断ったら「俺、選ぶ側だから」だって。うっざ。
次に会ったのは、なんか穏やかそうな35歳くらいの男。
なんで?って聞いたら、こいつ、毎週婚活パーティー行ってる常連で、5年で100回以上参加済みだって。
自己紹介とか会話の流れ、全部「最適化」してるらしくて、「この主催者はマッチング率低いから、〇〇のパーティーのがいいよ」とか、まるで婚活評論家。
後で他の人に聞いたら、毎回女の人に絡んで全部フラれてるらしい。婚活が趣味って、ちょっと怖えよ。
・テクノロジーの闇に目覚めた32歳
でも話して5分で「うわ、ヤバい」ってなった。
自己紹介で「最近、テクノロジーの闇に目覚めた」とか言い出して、急に目がギラギラ。
「AIは人類支配する用に作られてる」「テック企業は個人情報抜きまくり」「ワクチンにはナノチップ入ってるから打つな」って、止まらねえ。
後は「暇アノンがどうたらこうたらこんな問題を~」とか「トランプ政権はどうのこうの~」とか。聞いてない、興味ない、どうでもいい。
私の「へえ、そうなんですか」を「興味あるな!」と勘違いしたのか、LINEで陰謀論のYouTubeリンク送ってくる始末。
婚活でそれ!?結婚観聞いたら「パートナーはテクウヨや暇アノンの危険性をわかってる人がいい」だって。
いや、無理無理。速攻ブロックしたけど、あの熱量、トラウマ級。
【マザコン丸出し男】
・母さん命の35歳公務員
でも、話してると違和感。好きな料理の話で「母さんのハンバーグが一番」「実家暮らしだから毎日母さんの飯」って。
まあ、実家暮らしはいいよ。でも、結婚の話になったら「母さんが専業主婦だったから、妻もそうだと嬉しい」とか、価値観ゴリ押し。
悪い人じゃないんだろうけど、母さん最優先は無理だわ。
【婚活ってこんなもん?】
いい人もいるんだろうけど、こういう強烈な男たちに当たると、帰り道で「私、なにやってんだろ」って落ち込む。
テクウヨ男のYouTubeリンクとか、今思い出すと笑えるけど、その場では「帰らせてくれ」しかなかった。