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2025-06-26

Switch2当たらないから、アニメ版シャインポスト感想書く(9,10

Switch2が当たらないから、当たったら買う予定のゲーム版シャインポストの予習として、ユーチューブ公式チャンネルhttps://www.youtube.com/@SHINEPOST)で期間限定公開をされているTVアニメシャインポスト感想を書いていく。

前 anond:20250624181123

9話

大きすぎる輝きはときに他の輝きをかき消してしまうという話。

前話である8話においてようやく明かされた青天国秘密とは、TINGS に入る前に(未デビュー)他のグループ所属していたというものだった。そこで天性の才能を発揮したのは良いが、まだ未熟な他のメンバーを圧倒してしまい、軋轢を産んでしまった。しかも傷つけたメンバーには黒金という幼馴染みの親友も居たのだった。そこで青天国が選んだのが周りをこれ以上傷つけないためにグループを脱退してアイドルを辞めるというものだった。その後、現在グループに直接スカウトされて入るが、今度こそ周りの心をへし折らないために、実力を抑圧することを選んだ。

一話と二話を見た段階だと、この作品アイドルの才能に満ち溢れてしまっている青天国が「才能」を取るか「仲間」を取るかというピンポン的展開になるかと思ったのだけど、今回の過去編を見るに翼の折れた天使を周囲が支えて再び羽ばたけるようになる作品だったのか。

(ギスギスパート大好き!筆者、五人練習をぶっちし続けてライブ本番になってやっとメンバーの前に姿を表した青天国辛辣言葉を浴びせ続けるシーン大好き。最終的に、来いよ、本気になってかかってこいよ!、と弱気だった青天国の激励に変わるところもメンバー間の信頼を感じていいね

グループ初結成時に練習していた楽曲で息の合ったダンス披露して、再出発の道を成功で進めた TINGS、目指すは中野サンプラザチケット2000枚だ。

新曲披露した後も一切息が乱れず汗も掻いていない青天国の体力がバケモノすぎる。ちなみに筆者まだ青天国が本気を出していないんじゃないかと疑っている。周囲のレベルに合わせるために無意識制限をかけているんじゃないかって)

今回の好きなシーンは、ギスギスシーンでゆきもじの二人が先輩アイドルに鍛えられたことで青天国よりも「遥かに強く上手く美しい」存在になったと言っていかにもな強者オーラを出しているのに、いざライブ本番になると超ガチガチあっぷあっぷしているところ。ライバルを辞めて TINGS に戻っても相変わらずちょろ過ぎる。

あと過去回+ライブということもあり、後半にマネージャーくんの存在感がほぼ0なのもなんかツボった。

10

お仕事回+真のライバルグループ登場。当初の五人グループ TINGS に戻って、さあ後は中野サンプラザライブ成功させるだけだと思ったら、チケット販売数が足りずにヤバい広報活動をがんばるしかないと言う話。

ラジオ出演とかファンとのオンラインお話し会とか、こういう泥臭い広報活動を描くのいいなあ。……というかオンラインお話し会ってなに……? そんなちょっとイリーガルっぽいリワード現実世界リアル)でも存在してんの? あと……祇園寺さんのその刺激的足つぼキャラ崩壊フェイス公共電波に流していいもんなんですか?

熱意を持って活動した結果、彼女たちだけじゃなくてファン積極的情報発信して販売目標を達成するの非常に真っ当な作りで善し。(後半のOP主題歌に乗って広報活動ラストスパートをするシーン、非常に感動的なんだけど、内容の一番手グループ揃ってのアイス食レポ動画撮影ってかなりギャグ入ってるよね?)

チケット販売目標を達成してやったーと思っていた TINGS に襲来してくる人気グループHY:RAINリーダー黒金蓮。彼女目的とは、かつての親友でありHY:RAINデビュー前にグループを去った青天国の再スカウトであった。またピンポンで例えてなんだけど、黒金が青天国を迎えに来たシーンが、スマイルスカウトしにきたドラゴンオーバーラップして見えてしまった。まあこっちのドラゴンスマイルの幼馴染みだしスマイルはペコと合体している最強個体だけど。

ところで黒金は幼馴染みのこと好きすぎやしませんかね。既に青天国は他のグループに入っているというのに、しか自分の目の前で次のライブチケット完売したー!ってメンバーたちと抱きあって喜んでいるのに、何のためらいもなく受け入れ準備が整ったから一緒にやろーって誘いに来るとかさ。そのトップスSpring (春を意味する英単語。なお彼女の幼馴染み親友の青天国の下の名前は春である)はなんなのさ。もしかして(かなり)天然入っていらっしゃる

さて、売り言葉に買い言葉で始まった青天国争奪戦スポ根物語が始まる。武道館一万人ライブ成功させたHY:RAIN をもってしてようやく並び立てるようになったと認識されている青天国明日はどっちだ。

完全余談。十話の中で伊藤(素で微妙に覚え間違った言葉をよく発言して周囲からツッコまれる)が順風パンパン発言する。これは当然順風満帆の誤りであるが……モニターの前の筆者は伊藤絵本「座右のキョロちゃん」の愛読者だったのか!とひとりでハイテンションになってしまった。この絵本はあの某お菓子マスコットキャラクターとして有名なキョロちゃん(の人形)に著名な言い回しをもじった様々なポージングをさせるという内容なのだ参考)。当時中学生だった筆者はこの本の「順風パンパン(ぱつんつんに膨らんでいるキョロちゃん)」と「四面そーか(前後左右の四面を草加せんべいで囲まれているキョロちゃん)」で大爆笑をしたのだった。久しぶりに懐かしいものを思い出せた。ありがとう伊藤紅葉

Permalink |記事への反応(2) | 17:56

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2025-05-28

anond:20250528120318

別のアニメキャラがちらつくことはよくあるけど、それはあまり支障ないかな。

呪術廻戦の映画では乙骨がシンジ君すぎて気になったけど…


他のジャンルで知ってる有名人俳優ミュージシャンなど)がやってるのがダメみたい。

上手い下手合ってる合ってないに関係なく、その人そのものオーバーラップしてしまう。マイクの前で喋ってる姿が浮かんだり。

声優でも声以外の活動をよく見てたら同じ印象になるのかもしれないな。

Permalink |記事への反応(0) | 13:07

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2025-05-15

そよ風程度だけど中居方面から風吹き始めたな

中居側の弁護士反論に始まって

橋下 under thebridge中居側の弁護士団のアドバイザーに入っていたことを明かして

中居は全部言いたかったのに第三者委員会に止められた、実際の報告書も当日の中居の話が抜けてる。

中居側は『やる』と言っているからもう一度、第三者委員会は話を聞くべき。

的なことを言い出してる。

50年前なら薄っすらとスローロリス映像オーバーラップし始めてUNICORNイントロが流れ出すシーン。

 

まぁ、ぶっちゃけ俺は中居が言うのは「これって普通に口説いてる範囲に入りますよね?ね?」程度の

令和にそれは無理筋じゃねぇかな……ってレベルの話だろうなと思ってんだけど。

最初から言えよ!って話に対して言いたかったけど第三者委員会が聞かなかったという論調に持っていくのは

戦略としては一定の正しさがあると思う。

弁護士も橋下UTBも急に勝手に話しはじめたわけないから、これは間違いなく戦略の一部であり

最終的に世論を見てにはなるだろうけど中居の反撃がある可能性は極めて高いと思う。

イギリスブックメーカーオッズ出してほしいな。

どうなったらどっちの勝ちかって認定するのが難しいか

Permalink |記事への反応(2) | 08:13

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2025-04-29

anond:20250429220148

ペットショップで働いている大学を出たてのミスヨウコ売れ残っていくブルドッグにいつしか自分オーバーラップなにか変だと気づいたミッドナイト

売り飛ばされるあいもあれば拾われてく愛もまたある愛着なんてわきやしない誰かのペットになる気もないこのままじゃあまりにも寂しい

おおお

ほえつづけて見たけれどだれも気づいてはくれやしない跳ね返るエコーしか聞こえない。

どんうおりーべいびー今日も。あしたも。タフに。ブルドックブルドッグ優しくほえろ。

Permalink |記事への反応(0) | 22:12

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2025-04-23

ジークアクス雑感

ガンダムシリーズ戦争兵器を描く都合上、何らかのシリアスメッセージ性を打ち出しやすいし、オリジナルに近いほどその傾向は強く、徐々に薄れていったという見方もできる

ジークアクスは「戦後(または次の戦前)」という舞台を選ぶことで、戦争空気感を薄め、主人公たちの心の問題フォーカスする感じになるか

シリアス世界観だが軽さをもちつつ心の問題に終始するなら、「トップを狙え2」と同じ方向性になる

もちろん不法滞在移民問題大国の都合で揺れる社会を描くとすると、現在日本オーバーラップするが、現在オタク思想を嫌うので深掘りはでしないだろう

 

「マヴ」という言葉をこれだけ使うからには、それがテーマ性に関わっていて、要は「シャアは独りだったから戻ってこれなかった、マチュは他人と心を通わせたから戻って来れた」という結末になるんでないか

心を通わせるのが一人か二人か分からないが、マヴというからには一人で、シュウシャアと同じように帰って来れないことになるだろう

キャラデザがもうそんな感じだし

テーマ性があるとすれば心の繋がりによる帰還、ニュータイプオカルト性(理想思想の彼方に行ってしま性質)を乗り越える軽やかな知性と生命を描く感じになるか

それはたぶん、逆襲のシャアΖガンダムラストへのアンチテーゼ……と見せかけてエンタメ性の重視だけかも

 

でも「コピーコピー」みたいな現在オタク性を受け入れること、それを良しとして次の何かを見つけようとする姿勢ととるならアリなのかもしれない

Permalink |記事への反応(1) | 08:04

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2025-04-19

anond:20250418110522

元増田自身人生経験オーバーラップする部分を見出すのが楽しかったってことでええんかいな?

俺は

話の本質は何も変わってなくて

絵的な化粧というか演出進化してきただけだって気づいて醒めてアニメは全く見なくなっちゃった

なんだろうな

どれもこれもアニメ文法に沿ったキャラが何もかも説明してくれてよ

抽象が減って具体ばかりになって

何も考えず見れる工業製品なっちまったよな

どれもこれもテンプレ化された悦びを再現しているだけで

面白みを見出す楽しみは消えたよ

Permalink |記事への反応(1) | 02:45

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2025-04-12

トランプが今やってることって安倍さんたちがやってたこととまんまオーバーラップしてるんだけど、同じ情報商材でも読んで実践してるのかなあ?

Permalink |記事への反応(0) | 16:21

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2025-04-07

anond:20250407211018

こないだ高齢童貞卒業した俺としては誰にでも優しすぎる、もしくは特定の人たちに優しすぎるが原因かなと思う。

格下感みたいな。

態度でかいやつってモテるじゃん。

 

見た目磨いて恋愛工学()バリバリ勉強してアプリで早期ホテルちゃんと付き合う。

そしたら周りへの態度も変わってくるように思う。

 

それかコミュニケーションの端々で無神経チックなこと言ってたり、相手の話にオーバーラップしてしまったり。

コミュ強は女性のほうが多いけど、コミュ障に優しいのは男性女性結構厳しいと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 21:38

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2025-03-29

発展途上のAIにやたらケチつけたりハードル上げたりで、パクリ以上のものは作れないとか言う人がいるけど、かつて中国韓国工業製品舐めプしていた層となんかオーバーラップするのよな

Permalink |記事への反応(0) | 13:35

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2025-02-27

anond:20250227154538

実際に性加害を行うのは中居松本ジャニーみたいな強者アルファオスであるにも関わらず、なぜかオタク弱者男性に牙を向ける自称フェミさん

オヂ族とヲタ族ってどっちもキモい男性ではあるけど基本的オーバーラップしないという事実をなぜかいつまでも理解せんのよな

Permalink |記事への反応(1) | 15:53

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2025-02-15

好きな配信者なのに苦手な理由がわかった話

とあるVの配信者の方、企画面白いし、プロデュース能力も高くて尊敬らするなのだが、

自分が本腰入れてファンになりたいと思えないのが不思議だった。

先ほどその方の配信アーカイブでみて、

その理由が分かった。

トークの流れなどで、相手視点からすればその方が加害者なのに被害者だと思い込んで加害の手を緩めないところが苦手なんだ。

他箱や個人Vとも多く絡みがあるので、バラエティ的な流れでプロレスチックな展開になることも多く、多くの場合は楽しませていただいているのだが、たまに上記の展開になることがあって苦笑いなっちゃうんだな。

その方に限らずバラエティってそういう場面がたまにある。

自分子供の頃いじめられる側だったので、マイノリティ被害者意識が抜けないところがあるから同族嫌悪なのかもしれない。

自分は同じような場面になる仕事立場についてないだけなのかも。

自分いじめてきた奴らが言っていた「お前がムカつくから」っていう理由被害者意識からくる加害行為だったし、それがいまはその方にオーバーラップしていまうだけ。

自分の抱く劣等感場合によっては凶器になりうるし、過去理不尽な辛い経験があったとて免罪符にはならない。

その方は現在とても人気で活躍されているし、別に変わらなくても良いと思うし、

こんな影響力の無い一ファンの苦言なんてクソリプ以外の何者でもないから、

自分への戒めと備忘録としてここに書いておく。

Permalink |記事への反応(1) | 03:17

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2025-02-13

好きな配信者なのに苦手な理由がわかった話

とあるVの配信者の方、企画面白いし、プロデュース能力も高くて尊敬らするなのだが、

自分が本腰入れてファンになりたいと思えないのが不思議だった。

先ほどその方の配信アーカイブでみて、

その理由が分かった。

トークの流れなどで、相手視点からすればその方が加害者なのに被害者だと思い込んで加害の手を緩めないところが苦手なんだ。

他箱や個人Vとも多く絡みがあるので、バラエティ的な流れでプロレスチックな展開になることも多く、多くの場合は楽しませていただいているのだが、たまに上記の展開になることがあって苦笑いなっちゃうんだな。

その方に限らずバラエティってそういう場面がたまにある。

自分子供の頃いじめられる側だったので、マイノリティ被害者意識が抜けないところがあるから同族嫌悪なのかもしれない。

自分は同じような場面になる仕事立場についてないだけなのかも。

自分いじめてきた奴らが言っていた「お前がムカつくから」っていう理由被害者意識からくる加害行為だったし、それがいまはその方にオーバーラップしていまうだけ。

自分の抱く劣等感場合によっては凶器になりうるし、過去理不尽な辛い経験があったとて免罪符にはならない。

その方は現在とても人気で活躍されているし、別に変わらなくても良いと思うし、

こんな影響力の無い一ファンの苦言なんてクソリプ以外の何者でもないから、

自分への戒めと備忘録としてここに書いておく。

Permalink |記事への反応(0) | 01:02

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2025-01-20

anond:20250119195416

月極駐車場相場が1.5万円を超える地域が都会と定義すれば結構明確に定義できそう

そうすれば自然と車不要派とオーバーラップするんじゃない

Permalink |記事への反応(0) | 13:51

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2025-01-08

anond:20250108211656

すみません、どの辺りがオーバーラップしているのかよく分からなくて考え込んだので答え合わせしていただけますと幸いです。

別姓を導入することで新たに困る人が出てくるのではないか

社会が変化することで困らずに済む

女性と金銭の交換を禁止することで現在それを仕事にしている人が困る

社会が変化することでそれを仕事にしようと思う人は居なくなる

という構造が似ているという読解で合っているでしょうか?

Permalink |記事への反応(0) | 22:58

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むむむ・・・

[B! 差別] 「AV女優の過激なラウンドガールもやめてください。親が見てます」格闘家・平本蓮氏のセクシー女優をリングにあげるなという投稿は職業差別なのか

過激衣装を着た女性たちを出すことは、客を釣れるので主催モデル側に経済的金銭メリットがある、ですか。

この話は、私に中で「夫婦別姓の家庭に生まれ子ども可哀想」論にオーバーラップする。

典型的な答えは、社会環境が変われば可哀想じゃなくなる、だった。

別姓な家庭が多くなれば、子どもたちは自分を不幸だと思わなくなる、というロジックだ。

男性的な劣情のために女性性を供することが平気な社会環境からこそ、win-win が成立してしま・・・

Permalink |記事への反応(3) | 21:16

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2025-01-07

anond:20250107194439

もっともなこと言うなぁ

だけど元増田はそのスピリチュアル原始的な罪の償いが刑務所現代司法社会ルールでは不可能だという、罪の不可逆性について問題意識してるんでしょ。

からまあ分かってると思いますが、「刑務所では罪の償いはできない」という解答は、

単に議論の前提を繰り返しているだけの、元増田が求めている本題へと発展し得る回答ではないわけ。

刑務所犯罪者を更生・復帰する為の施設」だという指摘(補足)の主旨は、元増田の「刑務所は罪を償う場所である」という反語的前提に向けられたものだと思うけれど、そうと理解しても「刑務所は罪の償いにはならない」という結論は同じだから、それだけで何かを語り得たかのように知ったかぶるのはやめてください。

元増田結論オーバーラップしてるだけなのにさも自分が何かを言い得たかのように、的違いな結論勝手議論を閉じないで頂きたい。そういうのを『自己満足』というんです。

そこで『罪を憎んで人を憎まず』、『覆水盆に返らず』とか人倫的なキーワード盛り付け、あたかも自説に説得力があるかのように見せかけなければならなくなるのです。それがこの増田の手の内です。

から、重複論理で苦しくなって神力でもないと無理とか(罪の償いはできないという元増田の主張を色相転換してるだけ)、語りたい内容に届かずじれったくなって挙げ句の果てにはそこに執着したって何も産まないなどと問題放棄することになる。(尚刑務所問題から突然飛躍している模様)

“ならば、はじめから自説の論点を明確にし、「あくまでも補足を入れておくと、刑務所犯罪者を更生・復帰させる為の施設であって、贖罪の為の場所ではないよ」といった主旨でもってリプライすべきだった。”

そうすれば論理/文脈破綻する事もなく、自身文章作成能力の足りなさを見破られる事もなく済んだであろうに。それではまるで間抜けのようだと、思いはしませんでしょうか。

そこに執着したって何も生まないのは、こういった重複論理にかこつけた自己満足自体なのです。

しかし、ある意味ナイスアシストです。私はこの増田の主張に関連して私自身の罪の不可逆性についての理論を展開する事ができるのですから

私が思うに、罪を償うことは不可能だと思います刑務所に入ろうが入るまいが罪の事実は消えません。罰が与えられても罪が消えることはないし、また、罪がない罰も存在すると考えます。その場合、罰を与えている方が罪を被ることになるでしょう。

まり、罰とは法規(恣意的妥当性)に基づくものであって、罪に対する社会的な手続きと考えます。そして法規は、罪を対象として定められたものです。

ここから即ち、罪とは、罰に対して単独存在しているものと考えられます。つまり、罰というような一定社会合意を生む可能性のある、人間倫理観ともいうべきものが先に、現実独立して存在していると言えるということです。

罪と罰は=で結ばれるものではありません。したがって、罰の意見を借りて、罪の問題に執着しても無意味だという類の結論を出すこと自体が、無意味であり、また罪にも該当するのです。

本当に、何に執着しているのでしょうか──?

そう思うと、罰も罪の償いの一種であるような気はしてくるのですが、罪の撤回ができない以上、必要となるのが社会的な手続きなのでしょう。

やはり罪は消えません。が、罰を受けたという事実は成立します。その点で社会受刑者を受け入れなければならないのだと考えます

しかし罪は一生消えません。一生の後も消えません。これこそまさしく永遠に消えません。

これは確かに真理であり、また元増田が辿り着いた答えの一部でしょう。

罪を犯した者にとっては、(それが正当な要求である限り)、罰を超えても罪と向き合い続ける事が必要でしょう。許される事はありません。

罪のないものにとっては、罪は不可逆的である為に、そのような罪が起きない為の世の中づくりが必要とされるのではないでしょうか。

これで議論は多少展開したかと思います。以上が私の見解です。単なる反論提訴(したいだけ)ではなく、誰かが何かを加えてくださると嬉しい限りです。

Permalink |記事への反応(0) | 23:31

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2024-11-09

溶接工やめた

安全に。本日溶接あるあるは「公園遊具溶接欠陥を見つけたことを子供に自慢して白けさせがち」です。

退職してきた。

元はと言えば工業高校から大手の本工から紆余曲折もあって中堅企業電気屋として働くことになって10年以上たつ。しまいには班を抱えるに至ってた。何がMTGだ何が会議だ何がメンタルケアKYやれKY。そんなんだからいつまで経っても・・・・・・・てな感じで、特に中間管理職としての不満があったわけではない。妻の実家の都合なので。次も溶接仕事をするのかは全くの未定だからバイトを始めるかもしれない。特にUTMT日常的に通さなければいけないタイプ電気屋は、つまるところ検査屋というイタコが啓示してくれる瞑想をやっているようなものから精神依存性がある。だからなのか電気屋やめた途端にメンブレする人は結構いる。これは、そもそも病的な傾向があったところに、今までは溶接治療的に作用して持久していたのではないかという仮説をたてている。だからキレる老人にも溶接やらせてみれば多分治るのではないか。ピンピンコロリはいうが、高齢者医療費削減がサァ!安楽死がサァ!とコロリの話ばかりしていて、それよりもピンピンの方について真剣に考えた方がいいんではないか。そんなことを増田は考えている。

そして、この10年で人材が大変多様になった。退職後が暇すぎて働いている70歳超えてる増田師匠みたいな人や、特定技能ベトナム人はもちろんのこと、ついには女性までという奇妙な職場環境だった。いわゆるマイノリティの方が数が多い。都会の人にいうと待遇が悪いんじゃないかと言われる。だけど、この地方だと人的資源のものが枯れてるので、ジキュ上げたところで大きな意味があるのかよくわからない。既に10年前から単価を倍に上げたけれど人員を増やすことは難しいと鉄工所アルバイトも言っていた。ゼロに何を掛け算してもゼロ。引き合いを断って同業者を当たり尽くしたのか金額けが上がってまた引き合いが来て、それをまた断ること4度繰り返して納期がどんどん後ろにズレていく案件であるという。当たり前だが人を増やせばいくらでも利益は出てくるのだが、それでも出来ない。高圧経済とは言うんだけど、少子化という圧力が高すぎて風船が破裂してしまって逆に生産性が落ちている状態なのでは?

まあ、経済の難しいこととか分からんから特に外国人女性ってのは難しいなと日々感じながら仕事してたので、2つのケースについて自分経験や考えを長々と書かせてもらおうと思う。

ベトナム人

元は技能実習生として日本に来ていて、こちらでの生活一定の期間していたから、言葉はまあまあできた。

外国人は怒ってはいけないと何かで読んだから怒らないように気を付けていたが、安全面でこのルールはかなり破った。教える/叱る/怒るはスペクトルなのだろうか。自分の命の値段が安いと思ってるのか何なのか、クレーン吊り荷の下をくぐることが多すぎて弱った。とにかくフラフラっと近寄るし、動いているクレーンから視線を切ってしまう。日曜に出てきてペンキで床を塗って避難場所を作り、誰かがクレーンを動かすブザーを鳴ったらここに行けという少し極端なことを始めたりもした。でも、それはそれでクレーンを操縦する側の日本人にとっても安全を強く意識する契機にはなったかもしれないとポジティブに考えてる。師匠は「昔は職人ってあんなもんだった」とか呆れて言ってた。そういえば防塵マスク最初ちゃんと付けなかった。前社ではどういう指導を受けてたんだろう。外国人からって溶接ちゃんと教えてないどころか安全教育すら放棄するのは企業として最低限のこともできてないのだし、名前だけは有名だけど社員の質が総じて低い会社なんだろうな。そういう会社に限って職人だ匠だマイスターだとアピールに余念がないのだから世の中というのは不思議増田が平均的な溶接工よりも安全にうるさいのも確かだが、それにしても。

そんなんだから当初の溶接の実力はかなりひどく低かった。特定技能なのに特定技能を持ってないのでは。「どうやってJIS試験とおったの?」って聞いてしまった程度にひどい。欠陥を手直ししていたらしいけど、具体的な欠陥とは何かを教えてもらえないから、突っ立ってたまに溶接して仕事してるふりだけしてたらしい。だから何がどう欠陥なのか、その原因と対処方法みたいなところから教えなくてはいけなかった。信じられないほど低いレベルの話。そんなことも教えない技能実習。何の技能を実習させてた?全く関係ないけど、みんなの家の鉄骨は本当に大丈夫かな?

というわけで基本から教え始めたのだが、とにかく覚えが早い。最終的にはカラーチェック程度の検査なら手直しも含めた具体的な手技は自分で考えてくださいみたいな方向になってた。どうせベトナム人は教えたやり方を勝手に変えてしまうから詰めても意味がないということに早々と気付いたのもある。それを良いことと捉えるかどうかが問題だと思っていて、逆に日本人の若手は自分で考えて動くということをしないから何事もバランスだろうか。増田勝手なことをして成長していたタイプなので、安全上の問題がなければ過干渉は避けるようにしていたつもりだけど、どうしても余計なことに口を挟んでしまいそうになる。この前も、増田がやるなら左手に持ち替えるところを、フレキシブルトーチつないで右手でかなり無理な姿勢溶接していた。悪い工夫ではないと思うが、左手右手と同じように出来るまで練習しなよとか余計なことを言ってしまった。大物やってる隣へ手伝いに行かせたらUTエコーが跳ね返りまくって、検査屋の音波おぢに文句言われながら増田と2人でガウジングの煤で真っ黒になりながら3日かけて掘り返して埋めたこともあった。それも経験。失敗は他人に手直しさせた方が効く奴と、自分で手直しせんと覚えん奴がいるので、両方を兼ねれば効果倍増。

最初はアンダーカットオーバーラップも分からないレベルから、1年で競技会出ても恥ずかしくないレベルに上手くなってるのは増田金正恩レベルに高い指導力の賜物だと思う。向上心の高さとかも含めてベトナム人ポテンシャルはとても高くて、増田だって数年したら抜かれるんじゃないかと思ったくらい。でも技能実習や特定技能は期限があるので上手くなった頃には帰るから、どこの会社教育に身が入らず「低度人材のまま、おかえりくださーい」ってわけだ。この国はもうすぐ滅ぶ。本人たちは金持って帰れるからそれでいいやと割り切っているのかもしれないが、能力が高い溶接工を追い払いながら自称ものづくりの国、馬鹿な連中と思ってるかもしれない。

女性

ついに女まで溶接工として採用しちゃったと聞いたもんだから世も末。しかもTIGではなくMAGCO2で厚物もやらせようっていうんだから暑いだけじゃなくてCO2なんかスパッタ飛ぶ量が半端じゃないし服とか燃えるけど大丈夫ハツリやったら全身真っ黒になるけど?と面接でも聞かれたらしいけど別にいいとのこと。以前は医療関係でお務めの御嬢様が人間関係に疲れ果ててやってきたそうなのだが、弊社も入ってみたらセクハラ地獄……と、ならんように考えるのが大変だった。トイレや着替えその他は女性設計がいるのでほとんど問題なかったのでは?と思っている。こっちが思っているだけで、あっちがどう思っているかは分からないわけですが。

身長が150あれば溶接工として大抵のことは出来ると思うけど女性としても小さすぎる。140ちょっとしかない。革ジャンはブカブカ、見た目は完全に子供。苦労したのは道具からで、トーチは定番ブルーレッドも上手く取り回せないか私物のビンツェルを貸したら上手く握れるようになった。男だったら文句わずに黙ってそれでやれって言ってる気もするから、こういうのもオタサーの姫扱いで良くないのか?一つ一つ手探りで考えながらやってた。最終的には会社に頼んでわざわざビンツェルを入れてもらったんだけど、意外と他班の男性陣にも好評だったのか普通に借りパクされる。ブルートーチの小さいやつも悪くないと思うんだけど、薄板を相手に振り回すならビンツェルは最強だと思う。ただしチップがすぐ死ぬのがドイツっぽい。身長に合わせた定盤とは言えない程度の作業台もわざわざ作った。これもジジイに乗っ取られてたから結局は複数作った。グラインダーも大苦戦だったけど、7インチだと2kg切る機種はないので気合でなんとかしてもらった。チッパやニードルスケーラも気合なのでエアツールは何から何まで気合増田はNPK派だけど女はFUJIの方が使いやすいとかあるのかな?もっとメーカーでいいものあれば、もし女性溶接工がいたら参考までに教えて下さい。

これもベトナム人と同じで怒ったら面倒だから怒らないでおこうと思ってたけど、そうはいかなかった。フェミに怒られる言い方をすれば、女のくせに仕事が恐ろしいほど雑だったからだ。昼休憩に止端仕上げを明らかにサボっているのを設計おっさんに見つかって怒られたまではいいが、設計おっさんと仲悪い別のおっさんが「うるせえ」とか謎にキレて介入し始める謎喧嘩(定期)が始まった。仕方ないか増田が横から割って入って「指導不足で申し訳ないです」とその場を収めた。それで「これ俺にもやらせんの?お姫様だなあ」と言ったら生意気にも「女性差別です」とか口答えするから所詮は女のやることだから俺が頭下げただけで済んでるんだから二度と舐めた仕事してんじゃねえブス」と言ったら半泣きになって自分で手直し始めて、二度と手抜きはしなくなった。はてな基準やZ世代基準ではセクハラパワハラに該当するだろう。増田もブスは良くなかったと思う。だけど、人間心理への侵襲は最小限であるべきという前提は置いても、一定程度の圧力はかけないと人は動かじ。何もしなくても出来るのは天才だけだし。

もちろん良いところもあるというか、短期的に別の班に貸したら大活躍だった。ロボットの扱いがとても上手いのだ。えらい人が営業の口車に乗って導入したはいものの社内で誰もまともに使えないから量産小物の仕様変更からほぼ稼働させられなかった曰く付きロボットを、面白半分で使わせてみたら特別教育受けただけなのに自在に動かす。単にティーチングだけではなくジグを作るのも上手くて、図面もなしに勝手スクラップ集めてやっつけで作ってるのに使えるから、荒っぽいけど勘や発想が良いんだろう。点検に来たメーカーも「これで大丈夫なんですか?」と明らかに悪い意味で驚くくらいのやっつけだが。少量でもジグ作って全部ロボット溶接やらせるようになったから、当然ながら仮付けしか仕事がなくなる。だから一向に溶接が上達しない。量産かつロボットがやれるサイズなら爆速で上げるから周りもどんどん仕事を投げるのだが、本人はあんまり納得いってないみたいだった。そもそも頭の作りが電気屋じゃなくて鍛冶屋的なものに向いていたのかもしれん。ロボットなんか分からんから増田がなにか言えることもない。ただ、本人が電気屋として厚物がやりたいんだと話して、少しだけ騒動を起こしてた。気持ちとしては分からなくもないが、ガウジングで全身真っ黒にするわけにもいかんよなあと思っていた。他所女性チビでも音波物をガンガン溶接する上手いのがいるらしいと聞いたから、差別的な失敗だったかなとも感じていた。その後は一応の解決をみたものの、まだ正解は分かっていない。そうやって正解を探せること自体、恵まれていたのかもしれないのだし。分業かつ柔軟性がある程度に小さい企業という規模感はかなり限られてくるのだから

もののついでだから最後に書いておく。この前も「水汲みという重労働女性は担ってきた」というフェミツイートに「そんなものは軽作業だ」というアンフェが引用が少しバズっていたが、普通に考えれば危険作業だろう。一人KYでもやってみればいい。経験能力もない奴ほど自らの仕事危険性を強調してアイデンティティを誇示する傾向がある。ノーヘル原チャリで遊んでるガキか、ヤンキー漫画の読みすぎてイキってる奇妙な人物か。外からイメージを悪くしようとする連中をどうにかしないと、いつまで経っても女性だけではなく男性も劇的に増えることはない。女がやりたくない仕事を男がやりたいと思うことは基本的にない。別に溶接に限らないのだが、業界の人はそういう面をもっと感じ取ったほうがいいと思う。

なんか暇だ。なんかない?

Permalink |記事への反応(23) | 13:43

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2024-10-29

anond:20241029111821

Webエンジニアだと、午前中の本業0.5人日*5, 午後の本業0.5人日*5 にするのがpros cons 考えて一番いいんじゃないかなあ

結局できれば毎日業務時間オーバーラップしている、でないと扱いづらい

仕事を食べやすく切り出すのしんどいね

Permalink |記事への反応(0) | 20:07

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2024-10-15

文庫」を「うんこ」にして一番つよそうなうんこ

・岩なみうんこ(岩なみに固そう)

オーバーラップうんこ(💩こんなかたちしてそう)

オレンジうんこ色違いの強さがありそう)

一二三うんこ(勢いだけっぽそう)

2次元ドリームうんこワンチャンうんこ小説ありそう)

王様うんこ(箱にしてそう)

知的生きかたうんこ(そこにたどり着くのか)

・だいわうんこ(そりゃそうだ)




追記

おもいのほかトラバブクマうんこあつまったな。みんなサンキュー

スーパーダッシュうんこ漏れそうなんだな)

スーパーダッシュうんこが最強やな。やっぱスニーカーうんこスーパーダッシュうんこするのが青春うんこだよな

Permalink |記事への反応(13) | 14:40

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2024-09-25

Ver1.2面白すぎるわ

炎の神とか決闘とか英雄とか言っててそこはかとなくナタとオーバーラップ感がある

アニメも相変わらずすごい出来だしめちゃくちゃ動く

リンちゃん即死する勢いで飛んでったけど

Permalink |記事への反応(0) | 21:43

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2024-09-08

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その2

https://anond.hatelabo.jp/20240906234755から続く

おしん物語でもうひとつ誤解していたことがある。おしんは田倉を救ったという誤解(ここは超重要ネタばらしなので注意)

この出来事は、1983年から1984年にかけての現代編に関連している。。おしん83歳の頃、たのくらスーパーの拡大事業は、大手スーパー進出によって経営難に陥り、倒産寸前まで追い込まれていた。過去おしん初恋した相手並木浩太の息子が経営する並木商店が、大手スーパー土地買収における重要場所にあり、その売却次第でたのくらは助かる状況であった。私は以前、おしんが浩太を説得し、並木がその情に応じて救済が成功したと思い込んでいたが、実際にはそうではなかった。

なぜそのように思い込んでいたのか。もしかすると、失踪から戻ったおしんに、並木を説得してくれと仁が土下座して頼み込んだシーンがあったからかもしれない。

おしん」は全297話もあるドラマだが、その第1話は、たのくらスーパーの新店舗開店祝いにおしんが出席せず、家出する場面から始まる。おしん失踪理由が明らかになるのは、終盤の第290話。ドラマ伏線回収が時代を経て行われることが多く、おしん家出理由も最終週で回収される最大級伏線ひとつであった。この巧みな構成は、橋田壽賀子演出家のすごさを感じさせるもので、まさに名作と呼ぶにふさわしいものである

特に佐賀編では、あまり過酷さに倍速で視聴したこともあったが、終盤に近づくにつれ、ポーズしてでもじっくりと次の展開を予想しながら見入っていた。

1話から第3話にかけては、おしん並木商店の大旦那に恩義を感じていたため、新規スーパーの出店に反対していたことが示唆されていた。そのため、多くの視聴者おしんが息子の恩知らずな商売拡大に恥じて家出したと理解していたはずである。ぢかし終盤になってその真の理由が明かされるという展開が待っていたのは正直、超絶長い伏線回収である

実際には、おしん失踪直前に浩太を訪れ、仁の事業拡大による不義理を詫びていた。その際、聞かされたのが大手スーパー進出についての話である並木商店大手への売却は、並木商店の生き残り策であり、たのくらへの防衛策でもあった。おしんはすべてを理解したうえで、浩太に対して大手スーパーへの土地売却を進めるように頼んでいたのである

その後、おしんが戻ってきた際も、並木はまだ売却を逡巡していた。仁はおしん土下座して、まだ間に合う、並木を説得してくれと頼んだが、おしんは改めて浩太に売却を進めるよう頼むのであるおしん厳しすぎるだろ。

おしん大手進出によってたのくらの事業が立ち行かなくなることはわかっていたが、ひととしての恩義を忘れ、家族を顧みず金儲けに走ってきた田倉家の再生のために、そして恩人の浩太の一家のためにも並木土地大手売却への契約を進めてくれと願い出る。相変わらずおしんさんは厳しいお人だと微笑む浩太は、ついに売却を決意する。

仁は、母のおしん交渉に失敗したと思い込み失望して母を責める。妻の道子も、夫に失望し、ついには離婚宣言する始末。家族崩壊が進む中で、おしんはその様子を静かに見守ってゆく。

これが朝ドラ最終週の出来事というのがスゴイ。

おしんは仁に、離婚再考するよう促し、仁はようやく家族の大切さを思い出す。この姿は、かつて佐賀で竜三を立ち直らせるために試みたおしんの姿と重なる。仁と竜三は、いずれも実家の甘えを捨てきれずにいた共通点があった。おしんは仁の田倉商店倒産させてでもその甘さを排除しようとしていたのである

事業整理のため自宅売却を進め、引っ越しの準備のさなか、家族は徐々に絆を取り戻してゆく姿は橋田壽賀子の夢の世界なのかもしれない(正直、ここはちょっとうーんと思うところはあるが)。しかしこれが橋田ドラマ流の大団円なのだろう。

前述したように、田倉商店は浩太によって救済される。というより人の縁によって救われる。それはまさにおしん商売において大切にしてきた価値観なのであるしかしそれは、全297話、一年近く放送してきたおしんドラマの終盤最終話、終了わず10分前の出来事である。すごい。

橋田壽賀子がこの物語を書き始めた理由は、バブル経済前夜にあった80年代の人々が、お金儲けに走り、大切なものを見失っているのではないか、という思いからであった。物語ラストにはそのメッセージが強く反映されている。

田倉竜三についてのメモ

竜三と息子の仁は、おしんから見て「甘い」性格であり、竜三は何かと佐賀実家に頼るところがあった。しかし、竜三が「俺についてこい、命を懸けて大きな仕事をするんだ」と前に進もうとする時の屈託のない笑顔を、おしんはたまらなく愛していたのだろう。

竜三が敗戦時に自決した際、おしんはその死を「立派だ」と称した。今回全篇通してみる前は、残された家族を顧みない自殺自分勝手で情けないものだと思っていたものの、物語全体を通じて竜三の死に対するおしんの思いが腑に落ちる瞬間があった。

自殺直前の竜三のつぶやきがその鍵となる。

私は後悔しているんじゃないよ。私は私なりに信じて戦争にも協力してきた。軍のおかげで初めて仕事らしい仕事もさせてもらった。男として存分のことしてきたんだ。むしろ精一杯生きられたことをありがたいと感謝しているよ。ただ、ひとは私の生き方を間違っていたというだろう。私は軍と手を結んで仕事をしてきた。隣組の組長として戦争への協力も押し付けてきた。私の勧めで志願兵として少年航空隊に入った少年もいる。その中にはもう帰ってこない少年もいた。国債だって随分買わせてしまった。それも今となっては反故だ。私が無視する事だってできたんだ。だが私はそれをしなかった。もちろん私には私の信念があってやった事だ。それを悔いる気持ちは全くない。しか戦争に協力して罪もない人たちを不幸に陥れてしまった責任は消えやしないんだ!

これが自殺直前の竜三のつぶやきである。竜三の言葉なかに隣組という言葉が出てくる。

明治から終戦にかけての日本は、天皇を頂点とした「家制度」を仮構し、その枠組みの中で国民国家が成り立っていた。この「家」の概念は、戦時中には配給制隣組といった組織を通じて等しく苦労するフィクションを生み出し、社会の不平等を覆い隠していた。田倉家もその影響を受け、軍部から委託工場経営していたが、周囲からは「軍と結びついて甘い汁を吸っている」と陰口を叩かれていた。仁がある日突然、少年航空隊に志願した背景には、そうした噂への嫌悪感があったのかもしれない。

その後、仁は終戦の日も戻っては来なかった。田倉家では仁は戦死したもの想像していたのである

日本が「ひとつの家」として観念された時代において、家族を守ることと国を守ることは同義であった。竜三にとって、隣組の子供たちの死や戦争責任を負うことは、家制度の枠組みの中で重要役割であっただろう。彼が自決した理由も、家制度に基づく責任から来ていたのであるおしんが竜三の死を「立派だ」と称したのは、竜三が自らの信念に従い、天皇を頂点とした「家」への責任を全うしたと理解たからかもしれない。

語弊を承知でいえば、竜三の自決は、個人としての責任を取る行為であり、家制度における「切腹」にも通じる感覚だったと言える。

おしんが育った山形貧困農家では、口減らし普通だったし、姉のはるが死んでも母が死んでもまともに葬式もできない窮状だった。女性犠牲にして平気な顔してきた作造も長男庄司があまりにもひどかったことを思い出すと、隣組責任を感じて自殺するなんて、むしろ立派なことに思えてくる。

しかし、どうだろうか。

竜三のこれまでの数々の挫折経験のように、ふるさとの太い実家に戻るというような、逃げ道はなかったのだろうか。しかし思えば伊勢にきて魚屋になった頃から20年間、竜三は佐賀実家依存する思いがほとんど消え去っていたように思う。竜三の佐賀依存が消えていったことはおしんにとってはうれしいことでもあった。

禎の疎開ときですら、佐賀疎開という選択肢排除された。疎開先で虐待され逃げ帰ってきた禎をみたときには、さすがに佐賀という選択肢はあってもよかったと思うが。竜三はそれもしかなった。

太い実家をあてにしない、それはおしんが望んでいた竜三の自立の証でもあったはず。竜三は魚屋からの次のステップとして伊勢で軍の納入業者になることに挑戦した。そしてようやく家族を養う自信が付き始めた頃のこと、おしんは竜三が佐賀実家を頼らず、雄、仁、禎、希望、初子の5人の子供のために大きな仕事に夢を託していると思うとたまらなくいとおしくなった、とナレーション述懐している。

しかし、竜三が太い実家という表象代替として知らず知らずのうちに依存していたのは、天皇を頂点とする日本国という「巨大な家」だったのである

おしん自身は、国家という家のフィクションを完全には信じてはいなかったが、なんとなく空気には流されていた。しかし竜三は深く信じていた。信じていた以上、潔くその家の責任を取ったということだ、おしんはそう理解したのだろう。そうであれば、軽々しく天皇制などというフィクションを捨て戦前の考え方などなかったかのように、これから自由社会だ、などとふるまうことはズルいことだと思ったかもしれない。しかし、国が家族であるという考え方を捨てさえできれば、なんだったら太い実家に戻ってもいいのだ。しかし竜三はそれを逃げ場にはしなかった。だから立派だといったのではないだろうか。

敗戦直後の225話では、父と兄を失った仁の感慨として、潔く死を選ぶか女々しく図太くたくましく生き残るかの二者択一として人生観が総括されてゆく。その後の長い戦後物語では、昭和58年物語の終盤に至るまで、たびたび竜三と雄の仏壇に手を合わせるシーンが出てくる。これも地味だけど見逃せない。おしんが田倉竜三への思いを忘れずにいるという、竜三への愛と敬意がここに見て取れる。かつて伊勢海岸で、逃げようとする竜三をタックルをしてでも捕まえたおしんの心情がオーバーラップしてくる。

ちなみに、この竜三の自決は、80年代90年代翻訳放送された海外ではどう受け止められたのだろうか。それはとても気になっている。

おしんドラマ橋田寿賀子の反戦思想が色濃く反映しているといえるが、そのなかに侵略植民地支配反省という視点希薄である。それは竜三の自決動機のなかでも軍部に寄り添い、同胞を死に追いやった責任は感じても、侵略に手を貸した自画像みえてこない。しかし、植民地支配への反省についてはそれ自体動機にはなっていないものの、それにつながりうるイエ観念を読み取れるように感じた。隣組他人ごととしてとらえていたのであれば、竜三の自決はなかったはずである。そうであれば拡大されたイエ観念により実効支配された地域に考えが及んでもおかしくはない。実際にはそこまで思いは至らずに死んでしまうのだが。

同じ昭和時代作品である五木寛之の「青春の門」では、筑豊炭田差別的な扱いを受ける朝鮮人労働者が大きなテーマとして描かれている。石炭鉱業会社経営者が、朝鮮人労働者たちから待遇改善を求められた際、「他の山は知らんが、生きるも死ぬも一緒に炭を掘ってきた家族同然だ。私が親でお前たちは子供だ」と言い返すシーンがある。

この台詞は、日本を親、植民地を子と見立てる当時の日本人の感覚象徴している。家族になることで遠慮がなくなり、苦労を強いても平気になるという現象は、まさに家族観の持つ影の部分を示している。(ちなみに映画青春の門筑豊1980年経営者と交渉した朝鮮人労働者リーダー役を演じた渡瀬恒彦は、おしんでは浩太役を演じている。)


この真理を見事に表現しているのが、初子の存在である八紘一宇における植民地と田倉家における養子初子は入れ子構造なのである。初子の境遇は、創氏改名を強いられ皇民化の果てに敗戦を迎えた朝鮮民族運命二重写しに見える。植民地いかにわが子供のように見立てようともいざ状況が変わればあっさりと切り捨てられてしまう。

初子の抱えていた不安というのはまさにそういうものだった。おしん長男・雄の戦死を契機に山形帰郷するよう初子に伝えたおしんの行動は田倉家以外に居場所のなかった初子にとって残酷ものであったといえよう。自殺を思いとどまり米軍相手娼婦となった初子は誰にも消息を知らせないまま、3年もの間、田倉家に送金を続けていた。おしん言動は初子を養女とみていたとはいえない一方、初子は養女としての行動をとっていたのがいじらしく泣ける場面である

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911へ続く

Permalink |記事への反応(2) | 08:28

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2024-08-30

anond:20240830160254

エンジェル投資家=「昭和スタイルの金主」ではないのだが、オーバーラップするところがあるのも事実

不動産貸金業風俗業で財をなした昭和スタイルの金主が、スタートアップ投資にも手を出すとセクハラ案件になりやすいのでは?

Permalink |記事への反応(0) | 17:34

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2024-08-09

anond:20240809050841

この界隈って、挨拶できなかったり、アップル製品を異様にヘイトしてる層とオーバーラップしてるな

Permalink |記事への反応(0) | 06:54

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2024-08-06

FGOの例の騒動バングラデシュデモオーバーラップしてつらい

あれ暴徒化してたよね

Permalink |記事への反応(0) | 06:01

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2024-08-05

anond:20240804235241

仕方ない、綺良々でググって一件目のページがgif画像つきで見事に解説しているから貼っておいてさしあげよう。

https://gamewith.jp/genshin/article/show/394856

もしこれをもってしても箱入り娘の概念オーバーラップできないと考えるのであれば、次の候補を教えてさしあげることもやぶさかでない

箱入り娘という概念に関して、特化した創作をしている人を私は一人知っている。

作家名は咲良ゆきで、梱包少女というシリーズ漫画を描いている。

緊縛され段ボール箱につめられた少女というフェティッシュ領域を攻める人物のなかでは筆頭格だと個人的には思っている。

Permalink |記事への反応(0) | 01:10

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