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2025-04-17

ループもの創作の始祖って何なんだろう ※ネタバレ注意

ふと気になった。いわゆる「ループもの」、同じ時間を繰り返す物語って、一番最初はどの作品なんだろう?

わたしが知ってる中で一番古いのは、フレデリックポールの『The Tunnel Underthe World』 (1955) 。短編だけど、後世に影響を与えてそうなSF要素が詰まってる。でも、もっと古いのがあるはずだ、と思って。

気になったので、ちょっと調べてみた。

まずWikipedia英語版を覗くと、1915 年発表のピョートル・ウスペンスキー著『Странная жизнь Ивана Осокина (英: StrangeLife of Ivan Osokin)』がtimeloop創作の古い例として紹介されていた。内容は最近放送された『ブラッシュアップライフ』みたいで、『The Tunnel…』よりうんと古い。

ちなみに同ページには「Japanese popular culture」という見出しもあって、『時かけからシュタゲ』までしっかりカバーされてる。日本ループもの結構知られてるんだな。

Time loop - Wikipedia

次に、創作パターンを集めた海外サイトTV Tropes を見てみると、英語圏だと 1993 年の映画『恋はデジャ・ブ』 (Groundhog Day) が「ループもの」の代名詞存在らしい。その証拠に、この trope (創作パターン) は「Groundhog DayLoop」と呼ばれている。日本ほどジャンルとして確立・浸透しているわけではないのかも?

"Groundhog Day" Loop - TV Tropes

そのTV Tropes で紹介されていたのが、1904 年初版という古さの『愚者の渡しの防御』(The Defence of Duffer's Drift)。なんと兵法書新米少尉が失敗から学んでループし、最終的に任務成功...って、これ完全にループものプロットじゃん。しか夢オチ。これは読んでみないと。

愚者の渡しの防御 - Wikipedia

一方、Wikipedia日本語版では、映画素晴らしき哉、人生!』が「人生過去に戻って別の世界を疑似体験する」アイデアの例として挙げられていた。厳密なループとは少し違うけど、これもルーツの一つと言えるのかも。『BTTF2』の「1985A」はこの作品元ネタだと思ってる。

ループもの - Wikipedia

色々な情報が出てきて、結局どれが「始祖」なんだ? と思い始めたところで、シンプルgoogle:time loop story earliest とググってみた。

すると、検索結果の一番上に表示された Literature StackExchange という Q&Aサイトに、あっさり (おそらくの) 答えが載っていた。

history of literature - What is the earliest work with the time-loop trope? - Literature Stack Exchange

なんだよ、最初からこうすれば良かったのか……。

延々と起源を探してネットサーフィンしてた小一時間が、ある意味ループ体験だったのかもしれない。答えが見つかった途端、急に現実に戻された感じ。

……さて、明日自分がこの調査結果を覚えているかは、また別の話。

覚えてなかったら、たぶんまた同じ検索ワードググるところから始めるんだろうな。それこそ無限ループだ。

おまけ:無料で読める作品

Permalink |記事への反応(0) | 13:44

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