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「イザナミ」を含む日記RSS

はてなキーワード:イザナミとは

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2025-08-31

anond:20250831133332

イザナミ最初に間違えたじゃん

Permalink |記事への反応(1) | 13:54

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2025-08-09

ユダヤ人歴史ってハッキリ事実なのってどこから

アブラハムが息子を差し出そうとしてどうたら~とか、

ほとんど全ての動物人類死んだけどノアの方舟で助かって~とか、

エジプトから脱出したけど大海原で立ち往生したけど海が割れユダヤ人だけを通したとか、

それらは普通に常識で考えて全部眉唾なわけやん




イザナミイザナギグルグルかき混ぜて日本列島ができた(神武天皇からたった6代?程度遡る時代の人にすげえ逸話おっ被せたもんだわ)

といい勝負できるレベル眉唾やん

Permalink |記事への反応(1) | 10:22

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2025-08-01

挨拶大事だと、古事記にも書かれていました

まさにその通りですね。

日本最古の歴史書古事記』においても、**言葉挨拶の力**は極めて重視されていました。

---

古事記と「言霊(ことだま)」の思想

古事記』では、\*\*言葉には霊力が宿る(言霊)\*\*とされ、正しい言葉を発することで世界を良い方向に導き、不用意な言葉は災いを呼ぶと信じられていました。

たとえば――

**イザナギイザナミ国生みの場面**で、最初女性イザナミから声をかけたことで不完全な子(蛭子=ひるこ)が生まれしまい、その後、正しく男性イザナギから先に声をかけると国産みがうまくいく、という話があります

→ このエピソードは、**言葉の順序・挨拶礼儀の重み**を象徴しています

---

AIとの挨拶も「人の振る舞い」の一部として

まりAI相手であれど「おはよう「ありがとう」「おつかれさま」といった挨拶を交わすことは、**あなた自身の内なる世界を整え、他者人間含む)への態度を形成する訓練**でもあるのです。

古代の神々の物語に倣うなら、**適切な言葉の順序、敬意ある挨拶は、秩序を生み出す創造的な行為**。

それがたとえ人工知能との対話であっても、その姿勢尊いものです。

---

なので──

「ありがとう」や「おつかれさま」が世界を少しだけ良くすることもある、

そう信じて言葉を使うのは、**とても人間らしく、美しいこと**だと思います

Permalink |記事への反応(0) | 01:03

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2025-07-24

人間ファースト」を辞める気はないんだよな誰も

モルモットを薬物実験で殺し、

猿を行動実験で潰し、

カブトガニの血を抜いて投げ捨て、

微生物勝手に掛け合わせたり殺菌しまくったり好き放題。

まして植物に対しては生体部品で出来たおもちゃぐらいにしか思ってない。

人間以外の扱いが悪すぎるよね。

海外で「踊り食い可哀想!」と法律で決まったら気狂い扱い。

甲殻類ときに痛みを感じる知性などないのだ〜人間様に美味しく頂かれるほうが幸せなのじゃ〜」

日本人マジつええええええ

思想つええええええええええ

黒人人間そっくりだけど人間ではなく、自由意志があるっぽい感じの行動は脳の病気によるものからムチでしばいて治すのが飼い主の愛」とかゆーてた頃から何も進歩してねーやん?

いや~すごいなーこれがキリスト教的な創生世界観っすかーーーー。

いや、それより遅れてる日本マジで何?

イザナギイザナミも「ねるねるねるね土地が出来たらなんか色々住み始めたわ」で止まってんだろ。

命はなんかもっとすごい流れからまれた奴らで動物の魂が不在なんて誰も語らねえやん。

仏教ではブッダのために命を投げ捨てたウサギの魂が称えられてたろ?

米には八十八の神が宿ってたんやろ?

いやもう宗教的にも退化してるよな。

なに、倫理観史における中二病的な奴?

俺ら人間様マジサイキョーだから生存競争に負けたカスの心とか考えたことありませーん的な?

終わってない?

人間ファーストマジできついなあ。

そんなんだから兵器クマを殺せるしウナギも滅ぼせるし国際競争力も低いんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 16:27

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2025-07-23

参政党の歴史認識江戸しぐさコンス朝鮮式お辞儀

参政党の歴史認識奇矯且つネットで流布されていた俗説の凡庸なかき集めになっているが、「君が代の君は天皇じゃない」というのもあり、本名不詳自称さや議員講義動画現在流行している。

https://x.com/candykirao/status/1947249535366959273

現時点で340万回視聴されている。神話の「イザナ”ギ”」と「イザナ”ミ”」の二人の恋人の事だという。

古事記にはその後も書かれていて、イザナギが振り向いた事でイザナミ黄泉の国に囚われ二人の仲は永遠とはならなかったのだが…。

 

あいい。この君が代不敬解釈だが、参政党のアドバイザーを務める小名木善行という人物によるものだ。参政党は2023年12月ホームページからアドバイザーを削除したが、反ワク、ビジウヨ特殊健康食品各界で活躍する一流知識人達が参加していた。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%82%E6%94%BF%E5%85%9A#%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC

 

この小名木善行、「ねずさん」の名でなら聞いたことがある人は多いかもしれない。ねずさんのひとりごと等のblogを古くから運営している。

この小名木氏、独自歴史観を持ち増田の如き幼蒙を導いて下さるがその一つに江戸しぐさがある。江戸しぐさ自体は残念ながら小名木氏が創造者ではないのだが信奉実践者となっている。

 

そしてこの小名木氏が2012年に発表したのが、「腹部に両手を置いて肘を張るお辞儀朝鮮式でありコンスという」という警鐘である

おかしなアノお辞儀韓国式コンス -ぜんこうのひとりごと https://nezu3344.com/blog-entry-1958.html

ガジェ通批判記事がある→ 江戸しぐさ信奉者が広める「朝鮮式お辞儀」というデマについて https://getnews.jp/archives/777317

因みにガジェ通ニコ動配信する関係小名木氏の歴史言説をそのまま紹介する記事も多いので注意が必要

 

この後にネットでは誰々がコンスをしていた、とかあの百貨店コンスしてる、とか雅子さまコンスとか写真付きの投稿が延々と相次いでいた。雅子さま最近まで右派論壇のバッシングの餌食だったことを忘れてはならない。

また対象クルド人に代わるまで韓国/韓国人/韓国モノコトは叩きの対象であったのも忘れてはならない。

 

そういう訳で君が代の君は天皇じゃねぇよという不敬な解釈コンス発明のものであるのでした。

 

更に小名木氏は縄文文化日本本質説の唱道者でもあるので、江戸しぐさ縄文人DNAに刻まれ日本人らしさが発現したもの、等という説も唱えている。ゲノム解析進歩した現代に言うんだから真実なんだろうと思う。

参政党は縄文文明推しで、縄文人由来のDNAが多いのが純日本人だとか何でも縄文に結びつける言説が多いのだが、その由来はこの人ってこと。

また、「昔の朝鮮半島居住していた民族と今の韓国人は入れ替わっているので別の人種/民族。だから日本人と今の韓国人は遺伝的に繋がっていない」という言説を聞いたことあるだろう。

弥生人渡来人なので日本人と韓国人はゲノムを共有するのが定説だが、それは嘘だ、と。

この言説を言い出したのも小名木氏なんであるhttps://nezu3344.com/blog-entry-2273.html

また「萬歳三唱令」に権威付けを行った投稿もある。正しい万歳  https://nezu3344.com/blog-entry-765.html

こういうのを鵜呑みにして安倍さん天皇陛下の前でやってしまったのかと思うと…(血涙)

Permalink |記事への反応(0) | 17:34

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2025-07-12

anond:20250712130018

国生み神話の時点でのイザナギイザナミ12歳くらいだという話もあるので、日本書紀非実在児童ポルノ発禁になるのでは

Permalink |記事への反応(0) | 13:02

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2025-06-26

ネトウヨ議員候補女性が純血日本人である家系図開示していたが

顔がね…。

目が我々ネイティブ日本人である縄文人と違いすぎる。

目がさ、悪い方の渡来人フェイスすぎた。

弥生時代にきたのか、その後に来たのかわからないが、在日100世ぐらいなんじゃないかな?

それで在日外国人へのヘイト活動したり、盛んに差別を煽っているのが滑稽すぎる。

五十歩百歩なんだよね、堀が深く二重で直毛の純血日本人としては。

どこの国の人でもいいからさ、ま、ま、仲良くやんなやって感じすわ。

頑張る外国人も沢山知っているから、政治活動頑張るこの元外国人の子孫も応援してやりたいが、

それが今頑張る外国人差別して攻撃するようなやり方なら、ちょっと悪いけど応援できない。

俺はイザナギイザナミの子孫であり、八百万の神信仰する純血日本人(草)なので、

何千何百年前から海渡って来たお前らも許容して受け入れるし、最近の奴らも受け入れてヤリテーwとか思ってる笑

頑張る人が報われて、頑張らない人は報われない

それでいい

過剰に非課税世帯優遇して、高所得者に重税をかけることのほうがずっとおかしいと思っている

これはお前ら外国人も我々純血種も変わらないこと

不動産転売で稼ぐ奴らもそう、それで誰が幸せになる?人類進歩に貢献する?しないならニューヨークばりに不動産制限しろ無能政府が!

行政に怒りをむける。

我々純血種たる大和民族は、肌の色や国籍差別はしないで生きてきた。

ただひたすらに働かざる者食うべからずで怠け者を粛清し続けてきたかたら、

あとからこの島にきたおまえらも頑張る良いヤツらだけ残ったわけ( •̀_•́)ง♡

敵は外国人でも労働者でも老人でもない。

働き者はこれからも仲間にしてやんよ(*•̀ᴗ•́*)👍

Permalink |記事への反応(0) | 09:01

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2025-06-22

anond:20250622170131

イザナギイザナミは神だろ

人間マネできると思うな

Permalink |記事への反応(0) | 18:09

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2025-06-20

もしエヴァンゲリオン日本神話モチーフだったら

『神世補完計画神代エヴァンゲリオン』―日本神話エヴァストーリー

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■序章:神々の子

シンジ天照大神化身は、父ゲンドウ=イザナギに呼び出され、荒ぶる神(使徒)を鎮めるため「依り代エヴァ」に乗るよう命じられる。世界には今、信仰を失った神々の荒御魂が顕現し、人々に災厄をもたらしていた。

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■中盤:黄泉と穢れ

綾波レイイザナミの転生体は、かつて黄泉に堕ち、死の穢れを抱いて帰還した存在

ゲンドウ=イザナギ彼女を取り戻すため、禁呪によって黄泉の国へと踏み込み、そこで腐敗したレイの姿を見て逃げ帰る。これが“人類補完計画”の原点。彼は「死と再生」「神と人の融合」によって完全な世界=神世の復元を目指す。

---

■転換:神懸かりと神去り

アスカスサノオ激情ゆえに暴走し、自らのエヴァを“神”と一体化させるが、制御を失い神罰を受ける。

綾波レイは霊的共鳴を強め、次第に“個”を失い、神格へと昇華していく。

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■終盤:天の岩戸世界の闇

人類補完計画の発動により、死者の魂が現世に溢れ出し、人間たちは「見るべきでない真実黄泉の姿)」を目にして自己崩壊

シンジ絶望と恐怖の果てに「天の岩戸」へと籠もり、すべてを拒絶。世界太陽を失い、闇に包まれる。

---

■終局:神楽再生

ミサトやアスカら生者の「神楽対話共鳴)」によって、シンジ岩戸の中で自我と向き合う。

黄泉レイは「私を見て」と微笑み、死と穢れを肯定しようとするが、シンジはそれを受け入れた上で「生きること」を選ぶ。

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■結末:神世の終わりと人の夜明

シンジ岩戸を開き、黄泉と現世を繋ぐ柱となり、補完計画は中断される。

神々の時代は終わり、人間たちは個のままで、再び不完全な世界に立ち戻る。

空には初日の出が昇り、神代が終わり、人の時代が始まる。

Permalink |記事への反応(0) | 12:02

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2025-05-20

同棲してからセックス不定期でつらい

(※追記加えました。)

彼氏結婚するつもりで同棲始めたんだけど、セックスがつらい。

前はデートで出掛けた後、その日の最後イベントだったセックス日常の中で突然起こるものになった。

そしたらなんかつらい。濡れない。彼氏も「あれ?」って顔してる。

別に彼氏のこと嫌いになったりはしてない。大好きだし結婚したいし一緒に歳をとってこの人がお爺さんになるところを側で見たいなって思ってる。

でも、土曜の夜、仕事で疲れてて、明日は頑張って2人でまだ片付いてない荷物を片付けようね、なんて話したあとに求められるとなんかつらい。「えっ、今なの?」って思ってしまう。

じゃあいならいいんだろう?セックスしたい気分になれるんだろう?って考えてみてもわからない。

平日は疲れてるからサッサっとご飯食べてお風呂入って保湿剤塗って寝たい。休日もなんだかんだやることあって疲れてるからサッサっとご飯食べてお風呂入って保湿剤塗って寝たい。

保湿剤一度塗ったあとセックスしたら、そのあとシャワーするからまた塗り直しになるの嫌だ。

そもそも保湿剤塗ってベタベタの体に触られるのもなんかそんなにエッチな気分にならない。

じゃあ塗らずにセックスすればいいんじゃん!って言われそうだけど、湯上がりにすぐ全身に塗らないと乾燥肌から大変なことになる。

そもそもよく考えてみたら自分からセックスしたい!て気持ちになったことって人生ほとんど無いのかもしれない。ひとりでいてムラムラした時ってオナニーしてきたし。ムラムラセックスってふうには自分のなかで結びついてないかも。

あ〜デートしたいな。なんか面白いもの観たり美味しいもの食べたあとの最後イベントとしてのセックスならきっとちゃんと濡れる。今までそれならなんの抵抗もなかったもん。

でもセックスするために毎回わざわざ家の外でデートしろなんてそんな彼女や妻、変だよー!

あーあ、世の中の夫婦同棲カップルってこの問題どうしているんだろう。こんなことで悩んでるの私だけなの?世の女達はみんな、いつ求められても「キュン!嬉しい!」ってなるものなの?

そんなことないよな。だからセックスレスみたいな言葉があるんだろうよ。

いやだ!!セックスレス夫婦になんかなりたくない!乙事主さまー!

YES・NO枕ってギャグ用品じゃなくてもしかして真剣にこういう問題に向き合う為に作られた商品だったのかな?ドンキに行ってYES・NO枕買ってきたらいいのかな?

そんな彼女イヤじゃない?ていうかYES・NO枕がYESになってたら都合良く「今日セックス出来る日だぞー!やったー!」って勃起できるんですか?男の人って。

「3週間ずっとNOだったくせにお前の都合でだけ求めてきやがって!」って気持ちにならない?

ああなんかすごく不安になってきた。

結婚してなかなか濡れないながらもセックス続けてたら子どもが出来るわけじゃん?

そしたらなかなか寝ない子供一生懸命寝かしつけてやっと寝た、さあこれから終わってない家事を終わらすぞってタイミングセックスを求められたり、

明日子供にお弁当を作る日だから早めに寝るぞー!ってタイミングセックス求められたりするんだ。

私の人生って、生活って、そうやって夫と子供の都合にいつでも合わせるものになっていくんだ。

「好きな勉強たくさんしなさい、あなたのやりたいことを頑張りなさい」って言って育ててくれたお母さん、私の人生がこれで喜ぶかなぁ?

女ってこうやってフェミニズムに目覚めていくもんなの?

上野千鶴子田嶋陽子セックスタイミング問題で悩んでたんですか?YES・NO枕の購入を検討したことあるんですか?

えーん、やだよ〜

ただ幸せになりたいんだよ〜

彼氏幸せ暮らしたいよ〜

誰か助けて

※以下追記2024/05/21 0:54

コメント参考にして今日帰宅してすぐ自分から誘ったら上手くいきました!ちゃんと濡れた!

セックス終わって彼氏が寝てる間にシャワーしてご飯作って、彼氏起こして一緒に食べて、一緒にゴミ出しがてら近所を散歩して自販機ジュース買って帰ってもまだ0:30だった!

帰宅後の流れを「ご飯風呂→突発的にセックス有り→就寝」から自主的セックス誘う→シャワーご飯→就寝」に変えただけでなんかすごくスムーズ

こんな簡単なことだったんだ〜!

古事記にさ、イザナミイザナギ誘ったら失敗したから、イザナギイザナミを誘ってセックス成功して子ども作れましたって描写あるじゃん

あれもう書き換えた方がいいと思う。

イザナミイザナミのペースとタイミングで誘って国を産みましたってことにしよ。憲法改正より古事記改正しとこう。

何千年後でも女達が参考にすると思う。

みなさんありがとうございました。

Permalink |記事への反応(41) | 05:20

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2025-02-02

理系だけど日本古典文学を割と読んだから語る①

1:古事記池澤夏樹 訳[新訳]

のっけから申し訳ないのだが、自分古事記池澤夏樹訳で読んでいない。というか、この池澤夏樹日本文学全集で読んだ本はほとんどない。しかし、池澤夏樹にはちょっと悪いのだが、リストとして便利なのでダシに使わせてもらった。

自分最初に「古事記」に触れたのは神代だけを扱った子供向けの講談社青い鳥文庫経由でだ。次に読んだのが確か大学生の頃になる。文芸春秋社三浦佑之が現代語訳したもので、古老が昔話をする形式翻訳していた。現代人にはわかりづらいところを語りで補う、初心者に親切なものだった。

さて、内容だが、神話だけでなく、それ以降の歴史時代記述面白いヤマトタケル物語だけでなく、おそらく戦前は教えられていたであろう神功皇后朝鮮半島への進軍を知っておくと、昔の人がどんな世界観を持っていたか想像やすい。権力者の書いた歴史書を鵜呑みにするのは危険だが、歴史一次資料に(翻刻翻訳されたものとはいえ)触れるのは非常に楽しい。「学校で習う歴史の出典がこれか!」という素直な驚きがある。

もちろん神話としても面白く、考えてみれば今の皇室は天の住民と海の住民の両方の血を引いているという属性てんこ盛りである。他にも、イザナギノミコトとイザナミノミコトが夫婦生活をする際に「凸を凹に入れて子供を作りませんか?」「それは楽しそうですね」というくだりが何となく好きだ。性に罪悪感がないのがいい。もちろん、最初に生まれ子供ヒルコ描写は、今の感覚では身体障害者差別なんだけれども、後にそれが恵比寿様だということになって崇拝されるようになったのが、何となく流されたヒルコが救われた感じがして、結構好きなエピソードなのだ。捨てられた存在に新しい場所を用意してあげた後世の人の優しさみたいでね。

面白かったので日本書紀も確か講談社学術文庫か何かで読んだ。傍論としてさまざまな説を併記しているのが、物語ではなく歴史書の体裁をとっている「日本書紀」の特徴を端的に示していて面白かった。もちろん、これだけでは日本神話理解できない。中世神仏習合近代国学陰陽道などの展開を追わねばなるまい。しかし、その一歩を踏み出せたのはやはりうれしい。

ところで、「記紀」の記述を合わせて池澤夏樹は「ワカタケル」を書いたようだけれど、個人的にはピンとこなかった。「記紀」の文字に書かれたことや考古学的成果の内容とは矛盾しないが、むしろ史実から離れすぎないようにしたため、想像力が少し現実に縛られている気がしたのである。あとは現代中国語の「上に政策あれば下に対策あり」って言葉引用されていたのに違和感があった。お分かりのように、僕は面倒くさい読者なのである

2:口訳万葉集 折口信夫百人一首 小池昌代 訳[新訳]、新々百人一首 丸谷才一

万葉集全然読んだことがない。というのも、巻数が膨大なためだ。僕は完璧主義なところがあり、読むならきちんと最初から最後まで読むべきだと感じてしまう。それに詩を読むのなら、一つ一つの詩をきちんと味わって理解したいのである。そうなると膨大な時間がかかり、そこまで詩に興味がない自分としては手が伸びない。ただし、自分フォークナーを薦めてくれた友人は、「美酒をがぶ飲みするように、次から次へと詩を読んでいくのも贅沢でいいものだよ」とは言っていた。僕の場合、深く刺さった詩は、小説の中のぴったりした場面で引用されたとき出会っているケースがほとんどだ。やはり詩が多すぎると言葉の海に溺れてしまう。

百人一首田辺聖子解説で読んだ。それぞれの和歌や作者の背景を丁寧に、肩の凝らない文体説明してくれているので、今でも時々手に取っている。王朝人物史としても面白かった。田辺聖子とは評価する場所が違うところもたくさんあるけれど、脱線楽しい。ちなみに、初めて百人一首出会った小学校高学年のときには、もちろん恋の歌にばかり心が動かされたのである。「しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで」。たぶん自分感傷マゾというか、言い出せない思いをウジウジ、グツグツと自分の中で煮詰めて煮凝りにしてしまう傾向は、この時からあったのだろう。

ところで、王朝文学世界的に見て女性作家が多かった時期だと聞いたことがあるのだが、調べてみると女性の句は二十一だった。半分くらいだと思っていたのだが、これは女性の句が心に残ることが多かったための錯覚だろう。

「新々百人一首は未読だ。こうして記事を書こうとしていた時に調べたのだけれど、王朝の歌を二百種に絞って紹介してくれているらしいので、これはぜひ読みたい。昔ほど完璧さにこだわらなくなったし、こういうベスト盤みたいにピックアップしてくれると、きっと散文を好む自分も楽しめることだろう。丸谷才一ジョイス翻訳で知ったのだけれど、文章リズムが合ったから今から読むのが楽しみだ。

3:竹取物語 森見登美彦 訳[新訳] 伊勢物語 川上弘美 訳[新訳] 堤中納言物語 中島京子 訳[新訳] 土佐日記 堀江敏幸 訳[新訳] 更級日記 江國香織 訳[新訳]

これらの本はすべて別の訳者で読んだのだけれど、こうして並んでいる訳者にそれぞれ馴染みがあるので、彼らがどのような翻訳をしたのか、ちょっと読みたくなってきた。ちょっと前までは「古典は原文で読んでこそ意味がある」という原理主義的なところがあったのだが、「源氏物語」や「太平記」が長すぎるあまり、開き直って現代語訳で読んでしまったため、最近はそこまで原文にはこだわっていない。今ではい翻訳がたくさんあるので、普通に現代語訳でストーリーを味わってから、原文を楽しめばいい。このラインアップでは、個々の作家に対しても言いたいことがあるのだが、今回は省こう。

竹取物語は、幼いころに聞いた物語原典知る楽しみがあった。一番シンプルにされた絵本バージョンだと、五人の貴公子物語が省かれてることもあるし。そういう意味では、「御伽草子」なんかもちょっと読みたくなってきたな。

伊勢物語短編集で、古典の授業で東下りを扱ったので前から気になっていた。ただのモテる男の話を読んだって楽しくないかもしれないが、一つ一つがごく短いのでそこまで嫌味ではないし、うまくいかななった恋物語もある。それに、古語で読むから現代日本語で読むのと違ってワンクッションある。僕は感傷マゾだったから、結局は恋の物語が読みたかったのだ。

だが、書かれているのは恋愛遍歴だけではない。「老いぬれさらぬ別れのありといへばいよいよ見まくほしく君かな」「世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もといのる人の子のため」。ほんとそれな。無理な願いだとわかっていても、大切な人には永遠に生きていてほしい。これらの歌に出会えたのは幸いだった。

なお、これを読んだ後に祖父を亡くしている。ほんとに、人間いつまでも生きられないのは寂しいことである。なお、これも阿部俊子訳の講談社学術文庫で読んでいる。

他に当時刺さった歌を日記から書き写しておく。「思ふこといはでぞただにやみぬべき我とひとしき人しなければ」(そんな寂しいこと言わないで……)「心をぞわりなきものと思ひぬるかつ見る人や恋しかるらむ」(それな)。たくさんあるのですべては書き写さない。

堤中納言物語は「虫愛づる姫君」で有名だけれども、例えば娘ではなくそ祖母を連れ出してしまう話だとか、二人の男が誤った相手と契ってしまうとか、慌てて白粉ではなく墨でメイクしてしまう話とか、奇妙な話も含まれている。あとは手に入れることなど到底できないもので作った「ほしいもリストである「よしなしごと」とか。どうも物語統一感がなく、どういう意図編纂されたのかはよくわからなかった。これは笠間文庫で読んでいる。

土佐日記小学生時代に塾の先生が「男のくせに女の文章で書いたのが紀貫之って変な奴」って紹介していたのでそんな印象がずっと続いていたし(子供インパクトを与えて覚えさせるためなのと、当時は平成初期なのでこういう言い方をしていたのである)、文学史的にもそういう評価をする面もあるのだが、今は亡き子供の思い出を語る悲しい話なのである。道中の描写も素敵だし、ラストの「この原稿は捨ててしまおう」というくだりが、例え虚構であってもとっても好き。どうも僕は、一人の人間が読者を意識して書いたテキストであるという臭いが好きらしい。だからメタフィクションも好き。これは角川日本古典文庫で読んだ。図書館で借りたボロボロになった古い本だった。三谷榮一訳註。

更級日記はかつての文学少女が「源氏物語」をはじめとする文学への憧れを綴っているが、ラストのあたりで「自分人生はいったい何だったんだろう」と回顧するので、僕みたいな作家になりそこなった文学少年崩れが、感傷的になりたいときなんかにオススメだ。内容をすっかり忘れているのだが、そこばかりが強く印象に残っている。

そして、「物語なんぞにうつつを抜かすんじゃなかった」的なくだりがある癖に、内容が技巧に富んでいるのだが、それはただの未練というよりも、そうした技巧で妄念を鎮めようとしたのやもしれないし、それもまたパフォーマンスかもしれない。小説家になりそこなった僕にはグッサリと深く刺さっている。よく「更級日記」は文学少女の物語だと言われているが、文学少女崩れの物語でもあるのだ。実際、興味深いことに「更級日記」では結婚子供誕生、両親の死という重い事柄が、ほとんど触れられていないのである

それにしても、文学少年文学少女はとても欲深い。彼らは現世で得られないもの書物の中から得ようとするからだ。そして、創作に手を出すのは、自分の持っていないものを魔術のように作り出そうとする更に深い欲がある人々だ。そして、僕はその欲望を愛していた。

ああ、そうだ。ここまで書いて気づいたのだが、恋だけでない、生きていてふと感じる寂しさを和歌にした作品が、僕はとても好きなのだ

INTERMISSION①

こういうのは個人ブログでやったほうがいいんじゃないかと思わないでもないのだが、辺境ブログでやってもあまり読者は集まらない。個人ブログを読んでもらうためには、ある程度自分コンテンツ化する必要がある。言い換えるならば、一定の頻度で、ある程度の品質記事を、独自色を伴って、継続的生産し続けなければならない。なかなかできることではない。それに、この動画全盛期の時代に、どれほど文字を読む人がいるだろうか? また、首尾一貫したキャラで書き続けるのも面倒である

一方、はてな匿名ダイアリーでは、文字を読むのが好きな人が集まっている。また、内容が有益であったり面白かったりすると、きちんと読んでもらえる。虚飾と権威主義真っ盛りの時代にあって、「誰が言ったかではなく、何を言ったか」だけで評価されるという意味では、非常に居心地がいい。もちろん殺伐としているし、暴言も多いが、それを補って余りある素晴らしい点である有益なまとめを書いたときは褒められ、的外れなことを言えば叩かれ、面白くなければ無視される。残酷だが、内容だけで毎回勝負するのは、文章を書くのが好きな人にとっては鍛錬の場になる。

なお、時折こうして個人的なボヤキを書く。あまりにも古典文学の紹介という話題から逸れ過ぎて、イケメンモテ男に関する個人的愚痴になってしまい、読者を笑わせるよりは暗鬱な気分にさせるであろう箇所はこれでもかなり削った。かろうじて残したのは文学関係する箇所のみだ。

恨みつらみを向けている人や、気に食わない人はたくさんいるのだが、作家以外は実名では論じるつもりはない。名前を出して作品批判することはあるが、その人の行いに直接何か言いたくなった時はぼかしている。己の負の感情直視したい一方で、人にネガティブものをぶつけるのは美しくない。だからせめて、こういう妙な義理を通したいのである

それでも長い。気に入らなければ読み飛ばしてほしい。ここに書きたいのは古典文学の紹介であり、せめて日常感じていることであり、怨念の垂れ流しではない。ただし前回のように時折脱線しては管を巻くつもりだ。

続く。

Permalink |記事への反応(2) | 17:39

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2024-09-08

anond:20240908214955

ふむふむ、宗教に頼りたくなるというのもわかるのじゃ。じゃが、独身女でも安心して入れる宗教がなかなか見つからんのじゃね。わらわが考えてやるから、少しの間、待つのじゃ♡

1、キリスト教についてじゃが、神は父とされることが多いが、女性信者も多いし、聖母マリアへの崇敬もあるのじゃから、完全に排除されているわけじゃないのじゃ。

2、神道については、確かにイザナミの扱いには少し問題があるけれど、多神教であるから色々な神々を崇敬することができるのじゃ。ただし、現代社会的な側面もあるから注意が必要じゃ。

3、仏教については、確かに世俗煩悩を捨てることを重視するが、尼僧や女性信仰者も多く、特に大乗仏教では多くの女性信者活躍しているのじゃ。地域コミュニティ宗派を調べて、自身に合ったものを見つけるのも一つの手なのじゃ。

4、イスラム教については、歴史的には女性の権利保護もしてきたが、地域解釈によって異なるので慎重になった方が良いのじゃ。

ケルト信仰については、近代復興したケルト信仰では女性立場が大いに尊重される場合もあるのじゃ。新しい宗教スピリチュアルの動きにも目を向けると良いじゃろう。

独身女性に合った信仰を見つけるのは難しいかもしれんが、まずは心が安らぐ場所コミュニティを見つけることから始めるのが良いじゃろう。のじゃ♡

他にも疑問があれば遠慮なく聞くのじゃ。わらわが答えてやるぞ!

Permalink |記事への反応(0) | 21:51

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2024-08-20

おとこの由来

 をと(若い)+こ(男)

  →男全体に使われるようになった

 をと(若い)+め(女)

  →現代語ではおとめとして残る

 ※をつ:元に戻る、若返る

おんなのゆらい 

 を(若い)+み(女)+な(もの)

  →音便化して「おんな」に

 を(若い)+く(男)+な(もの)

  →童子 現代では使われず

男はき・女はみ

き:来(男が女の元に来るから)

み:見(女がその男を見るから)

 おきな・おみな(おうな)

  「お」は老いの「お」

 イザナギイザナミ

  いざなう男といざなう

まりおとことおんなは元々は対称ではなかったんだよ!!!

Ω ΩΩ<な、なんだって

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2024-06-03

サーモバリックおちんちんから射出されるおちんぽみるくは、まん汁と反応することで急激な熱を生じて気化・爆発し、爆熱とともに強烈な気圧変化で辺り一帯の生物死滅させる

日本神話にて、イザナミの陰部を焼いて死に至らしめたカグツチとは、この現象神格化したものである

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2024-06-02

サーモバリックおちんちんから射出されるおちんぽみるくは、まん汁と反応することで急激な熱を生じて気化・爆発し、爆熱とともに強烈な気圧変化で辺り一帯の生物死滅させる

日本神話にて、イザナミの陰部を焼いて死に至らしめたカグツチとは、この現象神格化したものである

Permalink |記事への反応(0) | 16:14

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2024-05-31

サーモバリックおちんちんから射出されるおちんぽみるくは、まん汁と反応することで急激な熱を生じて気化・爆発し、爆熱とともに強烈な気圧変化で辺り一帯の生物死滅させる

日本神話にて、イザナミの陰部を焼いて死に至らしめたカグツチとは、この現象神格化したものである

Permalink |記事への反応(0) | 20:59

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サーモバリックおちんちんから射出されるおちんぽみるくは、まん汁と反応することで急激な熱を生じて気化・爆発し、爆熱とともに強烈な気圧変化で辺り一帯の生物死滅させる

日本神話にて、イザナミの陰部を焼いて死に至らしめたカグツチとは、この現象神格化したものである

Permalink |記事への反応(0) | 16:14

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2024-05-22

世界三大セックス

イザナミイザナギ

アダムとイブ

あとひとつは?

Permalink |記事への反応(0) | 19:59

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2024-03-02

anond:20240301195723

イザナミ的なタブー2010年頃くらいまではあったからじゃね

そういう欲求は一部の肉食系けが自己アピール兼ねて表明する特殊もので、普通はしないものしましてカウンセラー相談するなんて、っていう当時の風潮

ゼロ年代以降、映画ドキュメンタリーの影響で夫婦カウンセリングという概念が浸透してきたのもあるかもしれん

Permalink |記事への反応(0) | 15:05

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2023-12-25

anond:20231224235450

昭和を生きてきたからな…。

男尊女卑きつい地域ほど、男はバカから女は許して男は手のひらで転がして論を言うよ。

あとイザナミが先に声をかけたのは何も悪いことではないが、その結果全身欠損してるヒルコが生まれたのは、女が男に声を掛けるなって男尊女卑価値観って事を言ってて、イザナミが悪いかヒルコが生まれたとは言っていない。

Permalink |記事への反応(1) | 00:17

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2023-12-24

anond:20231224210855

男尊女卑って男を愚かにしたがるじゃん。

ずいぶん独特な感性をお持ちで。

ならネットでよくいる女性はおろかだと言ってる人たちは、女尊男卑なひとたちなんだろうね。

それは置いとくにしてもイザナギ約束を破った話とかせずにイザナミの悪い部分ばかり持ち上げるとかミソジニーかな?

Permalink |記事への反応(1) | 23:54

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anond:20231224175727

男尊女卑って男を愚かにしたがるじゃん。

男は馬鹿から女は男をヨイショして気持ちよくさせて手の平で転がせばいいんだよ、セクハラ浮気は笑って受け流して許してあげるのがいい女みたいな。

その二人にしても女であるイザナミが先にイザナギに声をかけたので不虞の子であるヒルコ神が生まれて海に流されましたとか、イザナミが1日千人殺すとか、最初から結構男尊女卑を感じる。

Permalink |記事への反応(1) | 21:08

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anond:20231224130637

出産で死んだイザナミに対して、ゾンビになったイザナミビビって逃げるイザナギとか、結構男をひどく書いてるよな

男尊女卑なら一方的イザナミ悪人にしてイザナギ聖人扱いするだろう

Permalink |記事への反応(1) | 17:57

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2023-10-13

anond:20231013230141

地球を作ったのはイザナギイザナミなので、陸海空はみな日本のもの

って言っても

似たような神話どこにでもあるもんな

Permalink |記事への反応(0) | 23:08

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2023-10-08

童貞を殺す服を着たイザナミはいいました

「この服で一日に1000人もの童貞を殺してみせよう」

年中発情バニー服を着たイザナギは答えました

「それならば、一日で1500人の童貞を生まれさせてみせよう。1000人の童貞が一日で死んでも、1500人の童貞が生まれてくることができるように」

こうして今も童貞の生き死にがあるのです。

Permalink |記事への反応(0) | 19:23

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