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はてなキーワード:アンソロジーとは

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2025-10-03

コスプレモデルでの広告画像潔癖症たちが集英社動けと通報したりしてるけど

長年ジャンプキャラエロ同人アンソロジー出してても黙認を貫いてきた筋金入りの黙認企業だし

コロアキで動かなかったんだから今回もなんもしなさそう

Sora2で作品使うなって法手続きもしてくれなさそう

Permalink |記事への反応(0) | 10:49

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2025-09-18

海外ホラーアンソロジー読んでてさ

海外ホラーってあんまよくわからんからとりあえずアンソロジーちょこちょこ読んでるのね

で、C・ディケンズ信号手が今まで読んだ数少ないアンソロジーに2回出てきたんだよ

ということはきっと絶対に外せない名作なんだろうと思う

でもなんか全然何がそんなに怖い・・・・?と思ってしまって、あまり理解できてない

ホラーっていうか、怪奇小説と思って読むべきなのか

Permalink |記事への反応(0) | 15:27

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2025-09-16

漫画より小説の方がコスパがいいのか?

私は二次創作アンソロジーに参加したことがあるのだが

そのアンソロ漫画小説も収録されてて、私は小説寄稿したんだけど、

漫画描いてる人は他の人に気を使ってなのか2ページとか8ページとかで短い原稿を描く

参加者である自分のページが多かったら「浮く」とか配慮して少なめなんだろうなって思う

小説は5000字〜一万字もあればかなりの情報量ストーリーが書ける

漫画情報量を多くしようとすると当然、ページ数を増やすセリフをたくさん書いたり、モノローグ文章が長くなったり、たくさん背景等を書き込んだり

情報量を多くするという意味では漫画短編であればあるほど小説より不利だなぁと思った

本屋で売ってる漫画本、小説本もそうで、小説だと漫画よりも情報量が多い小説が1000円以下でたくさん売ってる

先日漫画って高くね?っていう内容の増田を見たけども

だったらコスパのいい小説読めば?って思ってしまった

文庫本がたとえば1冊900円だとして、100冊読んでも9万円だし

趣味としては小説漫画よりコスパ良くね?って思った。情報量が多いからね

社会人になってしまうと1年で100冊読むのも大変だしなぁ

Permalink |記事への反応(10) | 11:15

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2025-09-15

はまじあき先生を遠回しに攻撃する吉田恵里香の加害性

『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家吉田恵里香が語る、アニメ表現の“加害性”

https://kai-you.net/article/93374

アニメ表現からってなんでもありじゃない

今回のトークイベントで、吉田恵里香さんから特に強い抵抗感を示すものとして言及されたのは「キャラ性的に消費されること」だ。

ファンの皆さんにはキャラクターをどう捉えてもらっても構いませんし、個人で何を描いても、何を想像しても自由だと思います。ただ公式側が『さぁ搾取してください!』と言わんばかりにばら撒くのは抵抗があるんです」

ぼっち・ざ・ろっく!』が覇権を狙うために排除したノイズ

吉田恵里香さんの名前を一躍有名にしたアニメぼっち・ざ・ろっく!』も、同じく10代の女の子たちを描いた作品だが、こうした原作のある作品でも前述の姿勢は崩さない。

原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写ノイズになると思ったんです」

現実的に考えても、ギターを弾きながら胸が不自然に揺れ続けるみたいなことはないわけですし、そういう描写があったら私は幼い息子にその作品を見せるのを躊躇する。自分の子どもに見せられるかどうか、というのは大事にしている基準です」



ぼっち・ざ・ろっく!原作者のはまじあき先生は、ぼざろの連載直前まで「たわわなおっぱいは好きですか?巨乳少女アンソロジーコミック」「巨乳タイツ~黒タイツ美少女といちゃエロちゃうアンソロジーコミック」「JCの魅力を楽しむ健全アンソロジーコミック」という本にエロコメ漫画を描いてた作家で、あとがきにも「もっとエロく描けるようになりたいです」とまで書いていた人で

実はどちらかといえばエロ寄りの作家である事を吉田恵里香氏はご存知無いのでしょうか?

から原作ぼざろのエロ寄り表現ははまじ先生が描きたくて描いてる部分でもあるんだよ

それを脚本家の分際で後からやってきて原作のそういう描写を「ノイズ」と切り捨てるのは、はまじあき先生に対する加害的行為なのではないだろうか?

要するに脚本家吉田恵里香の言ってる事は「原作にある性的搾取不快ノイズで正しくない要素は、この私が正しくしてあげました。感謝しなさい」って言ってるも同然なんだが。

いったい何様のつもりなんだろうか?

というかぼざろアニメは「脚本が良かったからヒットした」作品では無いだろ、勘違いするなよ。

1期最終回江ノ島観光の話で終わるのどう考えても構成が失敗してるとしか思えなかったし、文化祭ライブで終わっとくべきだっただろ。

2期目も吉田恵里香が続投するようだけど、制作サイドに原作を大切にして原作尊重する気があるのなら、吉田は今すぐ切ったほうがいいよ。

ところでぼざろのアニメは着せ恋のアニメとほぼ同じチームで作ってるんだが、吉田恵里香の言い分に合わせれば着せ恋はものすごく加害性の強いアニメになるわけだが

そういう「加害性の強い性質スタッフ」でぼざろのアニメ作る事内心どう思ってるんだろう

Permalink |記事への反応(27) | 09:07

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2025-09-13

まりにもしょうもないんだが時々無茶苦茶オナりたくなって連続5回くらいイくまで止まらないんだけど、セックス全然したくならなくて、頑張っても全く気持ちよくない

やったところでエロ漫画読んでる時の「エロすぎる……」みたいな気分に全然ならず「なんか滑稽で草」と思って笑ってしまう。エロ漫画の読み過ぎなのか?エロ漫画だとうおお!エロい!と思うシチュエーションでも、自分がそうなると全く盛り上がらず「なんか草」の気持ちしかならないので常時半笑いになり、早く終わらないかなと思ってしまう。LOとか異形頭アンソロジーとかそういうのばっかり読んでるからダメなような気もしなくはないが、いつまで経っても最悪なシンデレラ状態から抜け出せないのではと賢者モードの時にふと恐ろしくなってしまう。今とか。

世の人々はどこかで折り合いつけているんだろうか。いつまでも性癖と折り合いがつく気がしない。

Permalink |記事への反応(1) | 11:01

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2025-09-11

創作やめた

創作やめた。

web一次創作を十年近く続けていたんだけど、周りが次々と商業化していく中で自分には何も起こらず熱が冷めた。

ただ思いを吐き出したいだけなのでこの話にオチはない。

私が書いているジャンルはもともと書籍化する作品ほとんどなかったけれど、ここ数年で状況は様変わりした。

最近では紙の本はもちろん、電子書籍コミカライズされる作品が増えて、出版社主催コンテストも開催されるようになった。

最初書籍化される作品が増え始めた頃、それが交流のない作家さんでも純粋に「すごい!」と思ったし、「いつか自分もそんな話がきたりして」と中学生のような妄想もした。

当然、なんの話もこなかった。

好き勝手に書いた作品が認められて本にしてもらえるなんてシンデレラストーリーが万人に起こるわけではないのだから当然である

今思えば、作家志望の方は、書籍化のために他人には見えないところで積極的にチャンスを掴み取りに行っていたのかもしれない。

ところが私はシンデレラストーリーを盲信し、作品を書くこと以外何もしていなかった。それでも創作は楽ではなく、私は努力をしているつもりでいた。

SNSでの書籍化報告を目にする機会は、次第に増えていった。

ついには交流のある作家さんも商業化が決まり最初の頃は純粋に「おめでとう!」と言葉を添えて投稿シェアした。

しかしほぼ毎日のように誰かの商業化報告を見かけて「おめでとう」を言い続けるうちに、自分にはおめでとうと言ってもらえる出来事が何も起きていないんだなと思い始めてしまった。嫉妬である

ついには商業化報告が目に入っても見なかったふりをしてスルーした。

その行為に罪悪感がわくのを止められず、いっそ本当に書籍化報告を見なくて済むように「書籍化」「コミカライズ」「受賞」「書影」「編集」などのありとあらゆる単語ミュート設定にぶち込む作業までして、自分自身に幻滅した。

もはや書籍化作業時の編集さんとのやりとり⭐︎みたいな話も「自慢か?」と思うようになり始めていた。

そんなわけないと頭ではわかっているのに、思うのをやめられないのである

書籍化には興味がない、ネット自分作品を好きと言ってくれる少数の人がいるだけで十分と思い込もうとしたけどだめだった。

時間をかけて書いた作品ランキング微妙順位しか載れないのを見ると普通に落ち込む。

過去同人誌アンソロジーを一緒にやったメンバーが、自分以外全員商業化した時は名前が並んでいることが恥ずかしくてのたうちまわりたくなった。

同人誌の道に走ってみたけど、他のサークルが上げている設営完了ツイートに映り込む本の数が自分とは桁違いに多くて、そこでもまたそんなことを気にしている自分が嫌になった。

加えてしょうもない稼ぎしかない自分には、同人活動における金銭負担が大きく、そこでもまた「他の人は年に数回本を出しているのに……」と他人との比較をやめられずに数冊出して断念した。

このような他者との比較嫉妬嫉妬する自分に幻滅のサイクルを2〜3年やり続けた後、こんな非生産的自分のためにならない思考はやめたいと本気で思うようになった。

気がつけば私は完全にスランプに陥っていた。何を書こうとしても「こういう展開にした方がランキング的にはウケるんじゃないか?」とか「社会の風潮的にこういう設定は商業化のノイズかも」などと考えてしまい、筆が止まってしまっていた。

どんなに強がっていても、私は自分が最強と思う形で他者に認められたい弱い人間だった。

でも以前はあんなに夢中になって書いていたのに、おもしろそうな展開を思いついても浮ついた気持ちにはならなかった。

あんなに好きだった物語を読むことさえしなくなっていた。

すごく長い時間をかけて、創作から距離を取った。

SNSの出現頻度を減らし、掲載サイトをチェックする回数を減らし、それに慣れてきたらログアウトをして、ブックマークからサイトを消した。

マイナス感情中毒性はすさまじく、見たくないものをあえて見てしま衝動を抑えるのにはかなり苦労した。

今のところ創作以上に好きなものには出会えていない。何かにハマりたいとは思うけれど、毎日が単調で、ものすごく楽しいわけじゃないけれど感情は凪いでいて平穏だ。

こんな記事をだらだら書いている時点で、今でも未練たらたらなんだとは思う。

でも完全に人としてぶっ壊れてモンスターになってしまう前にどうにか人の道に戻ろうとしている。

しかしたらすでにぶっ壊れたあとなのかもしれないけれど、これ以上壊れることはないと信じて供養の書き納めです。

Permalink |記事への反応(2) | 22:11

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2025-08-26

やっぱり女のコミュニティが正しさの話をするのは難しいのではない

未成年R-18本買うと罰せられるのはサークル側なので………やめましょうね…本当に…— 🍡美味しいィィィィお寿司ィィィィ (@osushi_yee)August 16, 2025

そもそもXなんかで正しさの話はできねえだろというのは一旦無視してくれ。

今Xでは『未成年者が年齢詐称して18禁アンソロジー複数名が寄稿して出す同人誌)に参加した。他にも年齢詐称で色々やった』というのが話題になっている。簡単に言うとめちゃバズっている。

長いし今回の主題ではないから元ポスト割愛する。

そして、冒頭のようなツイートが出てきて、同じようにバズった。

同人女の『いつものデマ』だ。

47都道府県全ての条例確認したわけではないが、少なくともコミケのある東京都罰則はない。つまり、『当たり前にどこでも罰せられることだ』と読めるように語っている点については少なくとも嘘だということだ。

調べればわかるが、売った側が罰せられるという話は『酒と煙草販売』とごっちゃになっているし、『親が怒鳴り込んできて面倒ごとになる可能性がある』のともごっちゃになっているし、『そもそも18禁シールすらまだなかった頃の沙織事件』もごっちゃになっている。

ごちゃまぜだ。

共通点は、『これだけやっておけば今活動している私たち安心できる方法としてのそれっぽさ』を満たしていること。『ソース二の次三の次』であること。

奴らの世界では更にこんなもんもバズる

未成年年齢詐称して色々やると、捕まるのは大人の方なんだよ」て言うとバカガキは「えー自分は何もお咎め無しなんだ〜ラッキーじゃん!やろ!!」としか思わんと思うので「未成年年齢詐称して色々やったのがバレたら親と学校に全部バレた上で親には賠償請求行くからな」て言ったほうがよくない?—カンムリ次郎 (@kanmuri26)August 25, 2025

未成年に言うことを聞かせるには何て言えばいいか』ということだけを考えた言葉だ。嘘か本当かじゃなく、自分たちにとって有用有用でないか発言を選ぼうという主張。

まり急になまはげの話をしている。

こいつらマジで正確性とかどうでもいいのだ。未成年自分たちの言うこと聞かせて自分たちの今の安寧が守れればマジでそれでいいっていう自分勝手な気持ちを隠そうともしないし、多分気づいてもいないんだろう。

女たちは同調し手を組んで自分たちの正義安全を声高に主張するのは得意でも、正確性のすり合わせをすることはできないんだ。

それは女に生まれて女のコミュニティで生きるしかない私が一番よく痛感している。

私もご覧の通り『ちゃんと書くことは苦手』な方だ。

からこれはただ感想。やっぱり女のコミュニティが正しさの話をするのは難しいのではないかな。

Permalink |記事への反応(3) | 18:27

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2025-08-24

未成年に成人向け同人誌頒布したら捕まる!」←これ本当?

崩壊スターレイルでどうやら未成年コスプレイヤーが、成人向けアンソロジーに参加したり成人向け同人誌を買ってたりしたらしい。

これはまあ良くないよねとは思うんだけど、同人界隈で「未成年に成人向け同人誌頒布したら、頒布した側の大人が捕まる!」って噂が一人歩きしててん?ってなる

実際未成年に成人向け同人誌頒布して捕まった例ってあるの?

ポケモン同人誌事件著作権侵害未成年に売ったとかそういう話ではないし、タバコや酒とはまた法律違うよね?

青少年健全育成条例は都が指定した不健全図書未成年に売っちゃいけないってもので、個人同人誌はまた話が別だと思うんだけど

実際に未成年に成人向け同人誌頒布して捕まったケースを知ってる人がいたら教えてほしい

Permalink |記事への反応(0) | 18:13

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2025-08-13

教えてくださってありがとうございます

🙌面白そうな本がたくさん集まりました

anond:20250721181856

追記

何個か読んだやつあるけど、面倒なんで全部まとめときました。

 

とりあえず、「怪談小説という名の小説怪談」の文庫版がちょうど売ってたんでこれにしました。サンキュー

後は「忌録」も。

読み終わったらアンソロジー加門七海か。

まあ、三津田信三あんまり合わないのでおいおいね

映画見る前に原作読むのは悪手だろうとスルーする。」がちょっとしたホラー。観てしまった後ならともかく、まずは原作やろ?

そうは言っても、原作より面白映像作品たことありますアナタ?あったとしても数例でしょう。

バーナード嬢でも無いのにわざわざ不愉快になる順番で見る必要ないでしょう。

出た順番に見ていくのが正解とか考えてるのはMCUオタクだけですよ。

原作ありの映像作品なら映像作品の方がとっつきやすく作ってるし、後から原作読んだ場合イメージがつきやすい。

クソ改変されてるのを見て不愉快になるくらいなら、初めっから原作読まずに映画見る方がいいですよ。

 

ところで、映画近畿地方のある場所について」はどうでした?

期待通りの映画でしたか

 

SCP依談を勧めようと思ったけど好みじゃないのか。

まあ、SCPはどれだけ難解な資料から恐怖を読み取るか?みたいなとこを是としてるところあるから、難しい報告書とか読むの嫌いな自分にはまず合わない。

 

右園死児はSCPに見せかけた超展開が面白いので読んだほうがよい。

SCPって割と超展開だらけじゃないっけ…?概念的な何か出てきたり、世界終末するタイプよく見るけど。

興味はあるので読んでみます

Permalink |記事への反応(1) | 23:40

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2025-08-12

[メモ]漫画感想、次に何を買うか考える。

水惑星年代記

このシリーズ外の著者の作品を何冊か買っていた。

自由で奔放なヒロインSFがいいなって思って、それで一冊だけ買ったのだけれど、どうしても続きが読みたくなるほどにはハマらなかった。

鶴田謙二作品もそうだが水と女性というモチーフは私は大好きで、ついでに人魚も好きなのだが、理由はよくわからない。

スターウォーク

初当時のときヒロインの姿がかっこよかったので買った(裸じゃなくてスポブラなのでかっこいい)。スポーティーな姿って刺さる。

アルファケンタウリからの帰還後、コールドスリープから目覚めたら地球が見当たらない。どうも地球重力無視して内惑星軌道を突っ切って太陽に接近するように移動していて、人類生存絶望視されていた。こういうハードな設定もいいし、健気なAIも好き。ただ、山海経モチーフモンスター退治に話がシフトしつつあり、今後の展開が自分の好みになるかどうかはわからない。

星旅少年

ゆっくりとした時間の中で、いろんなものアーカイブ化していく穏やかな世界に見えるんだけれど、霊魂の定着技術があったり、肉食文化が途絶えていたり(卵や鶏肉植物から採取され、常にTAMAGO、TORINIKUとローマ字表記される)、設定がきちんとハード。どうも死の概念が忘れ去れているようで、人がいなくなるのは感染性(?)の樹木に変じる病による。ただ穏やかなだけでもなく、暗鬱なだけでもなく、バランスがいい。一気読みしたのだが、後数巻でたらまた一気に買って読むかも。

夏が僕らの世界を見ていた

珍しく広告につられて買ってしまったのだが、夏のノスタルジーちょっと性的少年少女の話だった(感傷マゾ持ちにハマりやすそうな話である)。全体的に夏、水辺、裸体がモチーフで、野外や大自然で裸になるパターンが多く、ぐっさりと刺さってしまった。男性女性を問わず笑顔で裸になっている人間幸福に見えるし、だから男性の裸体彫刻や水浴図とかも結構好き。

星屑ニーナ

著者本人がアラレちゃんに影響を受けて書いたと言っている通り、SFなんだけれども宇宙に巨大な魚が浮かんでいるような何でもありの世界舞台にしたピノキオ

この人の漫画はどういうわけか好きで、昔「機動旅団八福神」を買ったのだが、今回のが良かったので「少年少女」を一気読みした。

福島聡の描くヌードって、理想化され過ぎていないというか、服を脱いだ時の人間身体間抜けっぽさが出ているから好き。

宙に参る

大森望あたりが編集した日本SF年間ベスト傑作選にこの中の作品があったので買った(八木ナガハルとか市川春子とかこのアンソロジーで知った。前者は以前地球温暖化に懐疑的発言をしていたので最近読んでいないけれども。粟岳高弘もここで知ったような気がするが別ルートだったかも。この人は商業でも同人でも自分欲望に素直なので好感が持てる)。

亡夫の遺骨を納めに地球にゆっくり向って行く話なのだけれど、主役の女性が実はスーパーハッカーで、そのあたりも話にからんでくる。ちょっと何でも出来過ぎやしないかと思わないでもない。

室外機室

滅茶苦茶印象に残ったわけじゃないんだけれども、何となく好き。ただし、同じ著者の本をまた買うかどうかはよくわからない。

国家心中

恋愛じゃないけれども男性同士の重い感情は好き。それを言ったら、フィクション架空人間の重い感情を楽しむ側面が結構あるので(他には架空世界の不可解さを楽しんだり、異常心理のぞき見るような面もあるとは言えるが)、表題作は印象に残った。

薔薇だって書けるよ:売野機子作品

ヴィレッジヴァンガードで昔売っているのを見た。

好きなんだけれども、初期作品からちょっとわかりやすすぎるなってプロット結構あった(表題作サヴァン症候群の扱いがちょっと雑じゃないかって思った)。

ウスズミの果

求めていた初期弐瓶勉フォロワーだ(弐瓶勉は初期の味わいが好きだけれどその色彩をすっかり失ってしまっている)。ただし説明ゼロではなく適度にある。建築物の絵も繊細でとても良い。

伽藍の姫

何となくポストアポカリプスもの連続して読んでしまった(我ながら安易趣味だと思う)。二人の女性物語だが、一方的に助ける関係ではないのがいい。

太腿の太くてかっこいいハイレグレオタードガーターベルト及び羽織もの付きで、ときどきレオタードのお尻がちらちらする)などに作者の趣味が出ているか

天国に生まれた僕らの話 石田ゆう短編

表紙のバニーガールにつられてしまった(ほかにバニー坂や森薫拾遺集バニーガールにつられて買ってしまった)。あちこち作品モテない人のメンタリティが良く出ている気がするし、そのほうが面白いモテる人の話を読んでもあまり面白くないのである。あと、夜のお店で働くヒロインバニーガール衣装の安っぽさがちょうどよかった。ちゃんとしたバニーガール衣装って採寸するからか、透明な肩紐がいらないんだよね。

リボンと棘 高江洲弥作品

温和な漫画を描いている人がダークファンタジーを書いているのが好き。基本的に芸風というは引き出しの多い人のほうが面白い。ただ、漫画電子化して以来、何気なく手に取って再読することが減っており、昔と比べて漫画コマ記憶する力が落ちている。

プリズムの咲く庭 海島千本短編

画風に惹かれ、絵を楽しんだ。ロングスカートメイドさん好き。

春と盆暗

こういうぼんやりしている、いい人だけれど別にモテそうではない、けれども好感を持つ人がいるかもしれない、嫌じゃないと言ってくれそうな人がいそう、くらいの人のほうがリアリティあると思うのだよね、私は。

もっけ

アマゾンポイントが余っていたので一巻だけ買った。冒頭だけ読んで、ヒロインの造形がかわいいんだけれど、これまたこういう子と青春たかったという感傷マゾ的な思いが浮かんできそうなので、読み進めていない。

雑感

連作を含めた短編を読むのが好きだ。

活字ならともかく、多分長編漫画を読む体力がないのだろう。単純に漫画を読む訓練不足かもしれず、そもそも長い漫画を一気読みしようとするのが間違っている可能性もある(連載されていた時のペースで読むべきか)

結局漫画を買うかどうかって性癖に刺さるかどうかなのだろうが、だからと言って性癖属性だけで選んでもピンとこないことは多々ある。漫画を探すのって難しいね。これが活字だとかなり直感が働くんだが、漫画だと読みこなしてきた冊数が少ないので直感が鈍い。

というか、刺さるのが欲しければ量を読まないといけないし、性癖で選ぶならエロ漫画を買えという声が聞こえてきそうである

逆に、何となく買ってしまった漫画で思いがけなく性癖に刺さってしまったときのほうがぐっさりと刺さる。サービスシーンのタイミングって難しい。あと、是非はともかく、ストーリーでダレてきたシーンで裸が出てくると意識が集中するのは確かだ。Save the catとかの脚本術の本で説明シーンにギャグを入れて集中力をそぐなとか言ってるあれ。

以前投稿したメモ書きにはラブコメ漫画をいくつかリストアップしたが、よくよく考えてみればラブコメはそこまで好きではなかった。読んでいるとさえなかった学生時代を思い出して辛くなるし、こういう青春が送りたかったと悶々とし、感傷マゾ時間無駄にしてしまう。そういう人生の過ごし方はしたくない。SNS投稿されがちなほんの数ページのいちゃつきくらいなら我慢できる。


ところで、それで思い出したのだが、漫画プロモーション面白そうなのをtwitterで見ても一章だけ読んで満足してしまうことが多々あり、買うことは稀。ウェブ連載でも、一話見れればそれでいいかと飽きてしまいがちだ。これだけフィクションが飽和しているからかもしれず、そもそもドラマとかも一話だけ見てみるみたいな楽しみ方をしている人が結構いるものなのかもわからない。

性的テーマを扱うな漫画が含まれていたのは、サブカルをこじらせてエロティクスfとか太田出版のとかばかり読んでいたからだ(あとは作家つながりでfellows!とかハルタとか楽園とか。少しでも早く大人になりたくて/大人世界のぞき見たくてそういう漫画ばかり読んでいたけれども、かえって拗らせが深まったばかりである(どうせ少年誌やラノベではではラッキースケベ程度だと決めつけて、本番がありそうな活字に行った側面もある)。


アクション漫画もそこまで好きではないのだが、ジョジョはなぜか読み続けている。

そんなこんなで次に何を読むのかを考える。

今のところまだ揃えていないウスズミの果や伽藍の姫の最新刊が欲しい。

ピッコリーナはバニーガールだけれどラブコメっぽいし長くなりそう。

ハイレグが見たいならウチのムスメに手を出すな! か。三巻くらいで完結してるし。

アクションだとニンジャスレイヤーとか女子攻兵とかか(後者は変な世界観ということで)。

SF別世界面白さでいえば堕天作戦ヘテロゲニアリンギティコか。ヨコハマ買い出し紀行とか少女終末旅行とかも気になっているが、人類がほぼ絶滅しているSFが続いたし、間を開けよう。あまり希望のない終わり方をする作品には飽きてきているし。

なぜかダンジョン飯にピンと来ていない。あの人の短編集は結構好きだったんだが(画風をわざとシンプルな画風の子育てエッセイ漫画のように変えてメタフィクションっぽくしたり、人狼存在する世界表現したりと、自分がどんな表現をしているか自覚的にできるところが優れている)。異種族レビューアズはちょっといろいろひどすぎる(褒め言葉)か。でも、イマジネーション凄いよね。

もやしもんみたいに雑学が増える漫画が好きだったので鬼灯の冷徹は気になっていたのだが、いかんせん長い(全部買う義理はないけれどね)。

進撃の巨人くらい読んでおくべきかと思いながらも、長いのになかなか手が伸びない。ちょっとかって気に行ったら書いてしていけばいいのにね、なぜか大人買いをしたがってしまう。漫画って完結する前に買うけれど、活字って(少なくとも古典文学は)全部揃っているってところがあって、そっちの習慣が抜けきらない。でもテルマエ・ロマエとかプリニウスとかは徐々に買い足していった。

プラネテスとか?(kindleセール対象外であるが!)

と、ここまで書いてきて段々整理できてきた気がする

Permalink |記事への反応(1) | 17:27

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2025-08-11

同人で知った神がおばさんになっていて本当にほっとした

15歳のころ神がいた。画面の向こうにいた。htmlタグでつくられたあわい色使いのサイトエンタボタンを押した先で、神は大人スポーツ漫画二次創作をやっていた。

漫画も絵も小説もかける人だった。なにも生み出したことのない私にとっては天上人だった。天才ってなんでもできるんだ、と中学生の私は思い込んだ。神の全てが正しかった。30000hitありがとう、と神が書いていれば30000hitってすごいんだなと思ったし、ヤニが切れたと神がブログにつづればヤニなんてかっこよすぎると思った。神は私の一つ上の16歳だった。今よりなにもかもがゆるい時代彼女二次創作では未成年キャラクターたちがとうぜんに飲酒喫煙していた。そのせいかもしれない。同じサイトの中にいるキャラクターたちと神を同じ階層で見るようになって、もう強烈に憧れた。

神がサイト内のブログにつづるファッションやほんのりにおわせる彼氏存在もこなれ感のある神の作品リンクしていて、この人だからこれを書けるんだと思った。

まだ可視化されたオタクが少なかった時代、私にとってのオタク自分のようにクラスの端っこでアンソロジーを読んでいる存在であり、そういう型にはまることがオタクとしてのアイデンティティ確立するんだと思いこんでいた。神はそれをひっくり返した。

そして私はあるとき偶然、神の姿を知ることになった。オタク世界は狭い。当時メル友を探すサイトで知り合ったオタクの友人が神と少しだけ交流があり、一緒にうつっている写真を送ってきたのだ。

「隣にいるの◯◯さん(神のハンドルネーム)だよ。知ってる?」

知っているなんてもんじゃない。でも激重の憧れをさらけだすのがはずかしく、サイトたことあるよ! くらいしかいえなかった。

写真の神は美人だった。神に美人であってほしいという私の願望によるフィルターをさしひいても完全に美人だった。当時の平成viviモデルのような派手な顔立ちで、すらっとしていてヒステリックグラマーとかディーゼルとかが似合いそうな雰囲気高校生になったばかりの私に突き刺さった。いま振り返ればいい作品を産む人がたまたま美人だったというだけだが、そのとき自分は幼すぎて、見た目も神だから作るものも神なんだと思いこんだ。

神に倣い私はコスメを服を買い漁った。絵も字も下手くそだったけれど買い物も美容も私にとってはオタク活動の一環だった。神がブログ彼氏と別れたことをほのめかせばいもしない彼氏と別れてみたいと思ったし、神が適当な誰かと遊んだことをほのめかせばいもしない適当な誰かと遊んでみたいと思った。異性そのものへの関心というより神がやったことを追いかけたい思いでいっぱいだった。たくさん真似した。それによって得たもの失ったものどちらもあるがハリボテでもわかりやす青春を送れたのは神のおかげだ。

それから数年を経て私は神に会うことになる。信者としてではなく「友人の友人」として、またしても広くて狭いオタク世界を泳ぐうちいつのまにかSNSでつながっていた。

名古屋なう」というなんてことない私のつぶやきに「うそ! ごはんいこ!」と名古屋にいた神が反応してくれて旅行先で会うことになった。

神は友人の友人であるだけの私のもとへ超多忙あいまを縫って駆けつけてくれた。服を褒めてくれた。メイクを褒めてくれた。神を真似た結果なのだから当たり前といえば当たり前だったけれどうれしかった。おしゃれなカフェでなにを話したか覚えていない。でもはげしい自己嫌悪におちいったり、緊張してうまく話せなかったりということはなかったからやっぱり神のコミュ力がすごかったのだと思う。あとはそれに憧れ続けた私のコミュ力もそこそこだったのかもしれない。

神は次の日の私の予定を確認して、「時間作れたらちょっとだけお茶しよう」といって翌日ほんとうにやってきた。忙しいようでいつもブログにのせるような格好とは違いパーカーミリタリーコートデニムリュックで髪もひとつにしばっていた。変な格好でごめんねと神はいったけれど変なところはひとつもなかった。めかし込んだ私の比じゃないくらい洗練されていた。私が背伸びしてもぜったい届かない領域にいる人なんだと見えてぼーっとしたまま帰った。

神に会ったのはその一度きりだった。ネットでの交流は続いたがいつのまにか神はオタクをやめ、つながっているSNSmixiからTwitterの身内アカウントに変わった。ずっと楽しそうでおおらかだった神のアカウントは途中からからだんだんおかしくなっていった。

鍵の中で、神は混沌とした異性関係をつづるようになった。たくさん男の名前が出てきて誰が誰だか、何人いるのかもわからなかったし、昔と違ってぜんぜん楽しそうではなかった。気に食わない同性に対して毒を吐くようになった。バカは嫌いだとかもろな学歴主義さらしたり別人のようになった。

激務が引き金のようだった。激務が原因で変わったのか、激務によりもともと眠っていたものが出てきてしまったのかどっちかなのかはわからない。

サイト時代絶妙な見切れ具合でぎりぎり全貌がわからないようにアップされていた顔面も、身内アカウントではドアップで全公開するようになった。

どんなに病んでいても造形の綺麗さは変わりようがなく20後半になっても30すぎてもずっと綺麗で、眼福で、だけどそれを見るたび落ち着かない気分になった。

どうしてだろう。歳をとっても綺麗なその人を見ていまだおとなげなく焦っているのだろうか。しか大人になった私はもうどれだけ真似ても自分彼女になれないことを知っていたし、あとは日々に追われて真似たい気持ちを保つだけの持久力を失っていた。

そうこうしているうちにいつのまにかTwitterはブロ解されていた。あいかわらず私がオタクすぎてキモかったのかもしれないし、不要人間関係を整理したかったのかもしれない。共通の友人とも疎遠になって二度とつながりようがなくなり、人生の半分以上追っていた神を三十路にして追えなくなった。落ち込むほどではなかったが、ふと気になってつながったままの化石としたfacebookをのぞいてみたりした。いっさい更新されていないのが常だった。そのまま日々に追われて忘れ、また思い出してのぞいてみる。変化なし。忙殺。また思い出してのぞいてみる。変化なし。忙殺

それを繰り返しながら7年くらい経った今。いきなりfacebookアイコンが変わった。

久しぶりに見る、新しい写真

初めて見る40歳の神。だれかが向けたカメラに向かって楽しそうに笑っている。真っ白だった肌にはそばかすのようなしみがたくさん飛んで、とがっていた顎には丸く肉がついている。かりかりだった腕はたくましくなって、長くてつるつるだった髪は短く少しぱさついている。

神もちゃんとおばさんになっていた。

なんだかすごくほっとした。もう憧れなくて済むからか。たぶんそうじゃなかった。

高校時代プリクラでてきた。人生最高って書いてあった。これになりたい」

まだTwitterがつながっていたころ、病んでいる神はそんなことをつぶやいて自撮りをあげまくっていた。サイトのとけないパスワードに何度も挑むようなもどかしさを神のその姿から感じていた。いつまでも綺麗で老けない自分の姿を何度も何度も打ち込んで、すり減る前の自分必死アクセスしようとしているように見えた。赤の他人である私がずっと大事にしている16歳の神を神自身はもう失ってしまったんだと思うと私までもが神を失ってしまったようで悲しかったんだろう。

40歳の神は取り戻したのかもしれない。あるいは失うことに腹をくくったのかもしれない。でもそのままをうつして笑っている姿はあの美しい自撮りよりよっぽどあのころの神とつながって見える。リュックデニムで駆けつけてくれた彼女40歳の神の中にはちゃんといるような気がする。

本当のことなんてわからない。

ももともとhtmlタグから始まった偶像崇拝から一枚の写真勝手解釈して終わる。あなたがおばさんになって本当にほっとした。幸せでいてほしい。おばさんになった私の中で16歳のあなたはずっと神様だ。

ジャンルの神とかカップリングの神とかい言い回しはしばしば攻撃される。「原作者が神で借り物でシコってるやつは神じゃない」それは本当にそうなんだけど、それはそれとして思春期に強烈に憧れた人はやっぱり一生神だと思う。

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同人で知った神がおばさんになっていて本当にほっとした

15歳のころ神がいた。画面の向こうにいた。htmlタグでつくられたあわい色使いのサイトエンタボタンを押した先で、神は大人スポーツ漫画二次創作をやっていた。

漫画も絵も小説もかける人だった。なにも生み出したことのない私にとっては天上人だった。天才ってなんでもできるんだ、と中学生の私は思い込んだ。神の全てが正しかった。30000hitありがとう、と神が書いていれば30000hitってすごいんだなと思ったし、ヤニが切れたと神がブログにつづればヤニなんてかっこよすぎると思った。神は私の一つ上の16歳だった。今よりなにもかもがゆるい時代彼女二次創作では未成年キャラクターたちがとうぜんに飲酒喫煙していた。そのせいかもしれない。同じサイトの中にいるキャラクターたちと神を同じ階層で見るようになって、もう強烈に憧れた。

神がサイト内のブログにつづるファッションやほんのりにおわせる彼氏存在もこなれ感のある神の作品リンクしていて、この人だからこれを書けるんだと思った。

まだ可視化されたオタクが少なかった時代、私にとってのオタク自分のようにクラスの端っこでアンソロジーを読んでいる存在であり、そういう型にはまることがオタクとしてのアイデンティティ確立するんだと思いこんでいた。神はそれをひっくり返した。

そして私はあるとき偶然、神の姿を知ることになった。オタク世界は狭い。当時メル友を探すサイトで知り合ったオタクの友人が神と少しだけ交流があり、一緒にうつっている写真を送ってきたのだ。

「隣にいるの◯◯さん(神のハンドルネーム)だよ。知ってる?」

知っているなんてもんじゃない。でも激重の憧れをさらけだすのがはずかしく、サイトたことあるよ! くらいしかいえなかった。

写真の神は美人だった。神に美人であってほしいという私の願望によるフィルターをさしひいても完全に美人だった。当時の平成viviモデルのような派手な顔立ちで、すらっとしていてヒステリックグラマーとかディーゼルとかが似合いそうな雰囲気高校生になったばかりの私に突き刺さった。いま振り返ればいい作品を産む人がたまたま美人だったというだけだが、そのとき自分は幼すぎて、見た目も神だから作るものも神なんだと思いこんだ。

神に倣い私はコスメを服を買い漁った。絵も字も下手くそだったけれど買い物も美容も私にとってはオタク活動の一環だった。神がブログ彼氏と別れたことをほのめかせばいもしない彼氏と別れてみたいと思ったし、神が適当な誰かと遊んだことをほのめかせばいもしない適当な誰かと遊んでみたいと思った。異性そのものへの関心というより神がやったことを追いかけたい思いでいっぱいだった。たくさん真似した。それによって得たもの失ったものどちらもあるがハリボテでもわかりやす青春を送れたのは神のおかげだ。

それから数年を経て私は神に会うことになる。信者としてではなく「友人の友人」として、またしても広くて狭いオタク世界を泳ぐうちいつのまにかSNSでつながっていた。

名古屋なう」というなんてことない私のつぶやきに「うそ! ごはんいこ!」と名古屋にいた神が反応してくれて旅行先で会うことになった。

神は友人の友人であるだけの私のもとへ超多忙あいまを縫って駆けつけてくれた。服を褒めてくれた。メイクを褒めてくれた。神を真似た結果なのだから当たり前といえば当たり前だったけれどうれしかった。おしゃれなカフェでなにを話したか覚えていない。でもはげしい自己嫌悪におちいったり、緊張してうまく話せなかったりということはなかったからやっぱり神のコミュ力がすごかったのだと思う。あとはそれに憧れ続けた私のコミュ力もそこそこだったのかもしれない。

神は次の日の私の予定を確認して、「時間作れたらちょっとだけお茶しよう」といって翌日ほんとうにやってきた。忙しいようでいつもブログにのせるような格好とは違いパーカーミリタリーコートデニムリュックで髪もひとつにしばっていた。変な格好でごめんねと神はいったけれど変なところはひとつもなかった。めかし込んだ私の比じゃないくらい洗練されていた。私が背伸びしてもぜったい届かない領域にいる人なんだと見えてぼーっとしたまま帰った。

神に会ったのはその一度きりだった。ネットでの交流は続いたがいつのまにか神はオタクをやめ、つながっているSNSmixiからTwitterの身内アカウントに変わった。ずっと楽しそうでおおらかだった神のアカウントは途中からからだんだんおかしくなっていった。

鍵の中で、神は混沌とした異性関係をつづるようになった。たくさん男の名前が出てきて誰が誰だか、何人いるのかもわからなかったし、昔と違ってぜんぜん楽しそうではなかった。気に食わない同性に対して毒を吐くようになった。バカは嫌いだとかもろな学歴主義さらしたり別人のようになった。

激務が引き金のようだった。激務が原因で変わったのか、激務によりもともと眠っていたものが出てきてしまったのかどっちかなのかはわからない。

サイト時代絶妙な見切れ具合でぎりぎり全貌がわからないようにアップされていた顔面も、身内アカウントではドアップで全公開するようになった。

どんなに病んでいても造形の綺麗さは変わりようがなく20後半になっても30すぎてもずっと綺麗で、眼福で、だけどそれを見るたび落ち着かない気分になった。

どうしてだろう。歳をとっても綺麗なその人を見ていまだおとなげなく焦っているのだろうか。しか大人になった私はもうどれだけ真似ても自分彼女になれないことを知っていたし、あとは日々に追われて真似たい気持ちを保つだけの持久力を失っていた。

そうこうしているうちにいつのまにかTwitterはブロ解されていた。あいかわらず私がオタクすぎてキモかったのかもしれないし、不要人間関係を整理したかったのかもしれない。共通の友人とも疎遠になって二度とつながりようがなくなり、人生の半分以上追っていた神を三十路にして追えなくなった。落ち込むほどではなかったが、ふと気になってつながったままの化石としたfacebookをのぞいてみたりした。いっさい更新されていないのが常だった。そのまま日々に追われて忘れ、また思い出してのぞいてみる。変化なし。忙殺。また思い出してのぞいてみる。変化なし。忙殺

それを繰り返しながら7年くらい経った今。いきなりfacebookアイコンが変わった。

久しぶりに見る、新しい写真

初めて見る40歳の神。だれかが向けたカメラに向かって楽しそうに笑っている。真っ白だった肌にはそばかすのようなしみがたくさん飛んで、とがっていた顎には丸く肉がついている。かりかりだった腕はたくましくなって、長くてつるつるだった髪は短く少しぱさついている。

神もちゃんとおばさんになっていた。

なんだかすごくほっとした。もう憧れなくて済むからか。たぶんそうじゃなかった。

高校時代プリクラでてきた。人生最高って書いてあった。これになりたい」

まだTwitterがつながっていたころ、病んでいる神はそんなことをつぶやいて自撮りをあげまくっていた。サイトのとけないパスワードに何度も挑むようなもどかしさ神のその姿から感じていた。いつまでも綺麗な老けない自分の姿をパスワードにして、すり減る前の自分必死アクセスしようとしているように見えた。赤の他人である私がずっと大事にしている16歳の神を神自身はもう失ってしまったんだと思うと私までもが神を失ってしまったようで悲しかっただろ。

40歳の神は取り戻したのかもしれない。あるいは失うことに腹をくくったのかもしれない。でもそのままをうつして笑っている姿はあの美しい自撮りよりよっぽどあのころの神とつながって見える。リュックデニムで駆けつけてくれた彼女40歳の神の中にはちゃんといるような気がする。

ほんとうのことなんてわからない。

ももともとhtmlタグから始まった偶像崇拝から一枚の写真勝手解釈して終わる。あなたがおばさんになって本当にほっとした。幸せでいてほしい。おばさんになった私の中で16歳のあなたはずっと神様だ。

ジャンルの神とかカップリングの神とかい単語ときどき攻撃対象になる。「原作者が神で借り物でシコってるやつは神じゃない」それは本当にそうなんだけど、それはそれとして思春期に強烈に憧れた人はやっぱり一生神だと思う。

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anond:20250809062248

超人ロックの巻数を数えてみる。数え方にもよってしまうが、全部で121巻。以下、詳細

初期作品

超人ロック最初期の作品群。1作目は肉筆回覧誌に書かれたニンバスと負の世界(当時はサブタイトルなし)

初期作品群は現在SG企画単行本5巻、あるいはYKコミックス超人ロックClassic上下巻と、新書館新世界戦隊に収録されている。特にコズミックゲーム新世界戦隊現在の流れに繋がる源流の話なので重要度が高い

少年キング

超人ロック屋台骨を支える作品群。扱ってる年代も長く連続していて、歴史ダイナミズムを感じられる。通常の単行本からワイド版、文庫版、完全版とコミックリバイバルブームが来るたび新装丁で発売された。装丁により微妙に収録作品や収録順が異なるため、全エピソードを読みたい場合は注意が必要現在は完全版が手に入れやすいが、ソリティアが含まれていない。ワイド版発行時に一部エピソードは終わり方などに修正が入っている

流浪

色々な雑誌渡り歩いては潰し(?)、雑誌形態コミックとなり、ついには電子配信が始まった途端に出版社ごと潰れた時期。月刊OUTコミックバーガーOUTと同時期)→MagazineMEGUマガジンZERO→雑誌形態コミック超人ロック電子配信。初期三作のリメイクも行われている他、雑誌形態コミックには他作者のシェアード・ワールド作品掲載された

ヤングキングアワーズ

超人ロック少年画報社に帰ってきた。最初作品である冬の虹は超人ロックの中でも年代的に最初エピソードで読者の度肝を抜いた。外伝と異聞が1巻ずつ出ており、異聞はアンソロジーと再録のため、ここの巻数からは除いている。またライザについては、流浪期でカウントしている。カオスブリンガーは未完

コミックフラッパー

二誌並行連載でまたもや度肝を抜かれる。これまでも掲載時期が少し被ることはあったが、これだけ長期に渡り、並行連載を続けたことは驚き。憧憬聖悠紀氏の逝去後にアシスタントの佐々倉咲良氏が最終話を仕上げている

他にもOVA特典や単行本未収録作品などがあるが、巻数カウントが難しいので省略。全エピソード読もうとすると、集めるのが結構大変なので頑張ってください。特に大変なのはエネセス仮面(旧作)と月刊OUT最終号のソード・オブ・ネメシス楽屋落ちバージョンあたり

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2025-08-10

anond:20250810122741

永井豪デビルマンアンソロジーで同じ事描いてたな

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2025-07-31

過去腐女子嫌悪していた女オタの視点

最近BL作家燃えましたね。

正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。

もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。

こちらも可能範囲言葉を尽くすので、「腐女子功罪」について共に今後も考えて欲しい。

もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。

0.著者は何者だ?

自分世紀末平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマ描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。

世紀末アニメ漫画キッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。

続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。

このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。

ライブ感優位の物語摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。

1.そもそも腐女子って何だ?

時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式非公式わずカップリングさせ、恋愛エッチなことをさせたいと思う女性」とする。

確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。

自分テニプリ個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉黎明期だったのではないか?と見ている。

ボーイズラブBL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。

2.なんで腐女子嫌悪したんだ?

公式コミックだと思って購入したマンガ18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?

しかも当時は中学生

人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式恋愛関係結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。

とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。

彼女のくれたカラー便箋クラピカは未だに覚えている。

3.腐女子って変化してんの?

平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。

また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼聖闘士星矢などが晴海同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。

で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。

4.腐女子が生まれて良かったことってあんの?

個人的に腐女子は苦手だ。

腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。

だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしかまれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばししまう。

なんだよ「結腸ウェディングキッス」って。

そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。

男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。

思想の、嗜好の自由なのだ

自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。

教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。

彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクだって場所はあるのだと。

5.でも腐女子ってダメだよね?

腐女子、と一括りに否定すると混乱の元になる。

前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。

同じような言葉に「夢女子」がある。

どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。

5.1.夢女子腐女子って関係あんの?

ある。

というか、「腐女子」という言葉が生まれから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。

少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトジャンル変容を添えて教えて欲しい)

6.そもそも「腐」女子って名称はどうなわけ?

わかる、めっちゃわかる。

自分もその名称どうなんと当時からずっと思ってはいた。

だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。

当然である

それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタク!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ

言葉の、名前の力は強い。

暴走族珍走団になって弱体化させられたように。

引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。

腐女子』という言葉発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。

腐女子を名乗れば、女オタクという自分存在証明になる。

腐女子を名乗れば、汚いヤリモク目当ての男から距離を置ける。

腐女子を名乗れば、強くなれる!

自分腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。

平成初期、まだ昭和価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然蔓延っていたのがオタク世界インターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。

そもそもPCという高額商品インターネットに月額課金」という特殊環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。

人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?

そんな時代オフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。

(参加した事ないけど一緒にtalk時代ガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)

ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性しかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。

上澄はとことん品位があったものの、底辺マジで救いようがなかった。

中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代インターネッツだ。

こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。

下ネタで絡まれマウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。

ポイピクなどで見られる「パスワード機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタクから身を守るために必要とした防衛機能の名残である

誰かと繋がりたい。

でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。

当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラ人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。

ただイラストを描いただけなのに。

ただ感想を書いただけなのに。

女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタ嫌がらせコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。

ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。

腐女子気持ち悪ぃw」

「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?

わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw

あ、文字読めねぇのかwwww」

こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉アイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。

7.しか腐女子の敵は男だけではなかった

はい、筆者のような女オタクです。

というか、この『腐女子』という言葉インパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。

それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。

そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。

同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれしまったのも痛かった。

ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラル勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。

そう、BLが好きじゃない女オタクだっていたのである

腐女子サーガ第二幕、女オタク同士の殴り合いである。

8.男の子女の子幸せにするためのパートナーなんです!

女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。

多少は本命女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…

これが平成初期女児向けコンテンツスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。

筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。

ディズニー黄金期のリトル・マーメイド美女と野獣アラジンの3コンボ派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラかめっちゃ捏造して遊んでた。

そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代存在否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクター女性読者との関係否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子原作の敵」に見えてしまうのである

そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。

当時は個人サイトで「ドリーム小説」というジャンルがあった。

それが省略されて夢。

男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットホームページ制作ツール進化によって可能になった。

それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクじわじわケータイサイトを中心に姿を現し始めた。

同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。

しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。

筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様女子は間違いなく存在した。

そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である

かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。

ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。

9.女子腐女子って敵なわけ?

これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。

しかも夢女子腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである

夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。

ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。

推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである

で、その視点から見ていて夢女子腐女子も「推しキャラ」という存在めっちゃ入れ込むタイプオタクという点では似てるよなぁと感じている。

たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。

10.結局どっちもキモくね?

キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味いかなとは思う。

思うのは仕方ないし、内心の自由だし。

ただ個人的には、BLだろうと18禁要素や肌色多めのコンテンツ年齢制限なしに買えてしま状態はどうかなと思っている。

もしもあの書店の中で立ち止まらず歩いていたら、BLへの嫌悪感など知らずに生きていけただろうと思ってるし。

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過去腐女子嫌悪していた女オタの視点

 最近BL作家燃えましたね。

 正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。

 もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。

 こちらも可能範囲言葉を尽くすので、「腐女子功罪」について共に今後も考えて欲しい。

 もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。

0.著者は何者だ?

 自分世紀末平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマ描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。

 世紀末アニメ漫画キッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。

 続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。

 このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。

 ライブ感優位の物語摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。

1.そもそも腐女子って何だ?

 時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式非公式わずカップリングさせ、恋愛エッチなことをさせたいと思う女性」とする。

 確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。

 自分テニプリ個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉黎明期だったのではないか?と見ている。

 ボーイズラブBL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。

2.なんで腐女子嫌悪したんだ?

 公式コミックだと思って購入したマンガ18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?

 しかも当時は中学生

 人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式恋愛関係結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。

 とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。

 彼女のくれたカラー便箋クラピカは未だに覚えている。

3.腐女子って変化してんの?

 平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。

 また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼聖闘士星矢などが晴海同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。

 で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。

4.腐女子が生まれて良かったことってあんの?

 個人的に腐女子は苦手だ。

 腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。

 だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしかまれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばししまう。

 なんだよ「結腸ウェディングキッス」って。

 そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。

 男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。

 思想の、嗜好の自由なのだ

 自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。

 教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。

 彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクだって場所はあるのだと。

5.でも腐女子ってダメだよね?

 腐女子、と一括りに否定すると混乱の元になる。

 前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。

 同じような言葉に「夢女子」がある。

 どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。

5.1.夢女子腐女子って関係あんの?

 ある。

 というか、「腐女子」という言葉が生まれから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。

 少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトジャンル変容を添えて教えて欲しい)

6.そもそも「腐」女子って名称はどうなわけ?

 わかる、めっちゃわかる。

 自分もその名称どうなんと当時からずっと思ってはいた。

 だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。

 当然である

 それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタク!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ

 言葉の、名前の力は強い。

 暴走族珍走団になって弱体化させられたように。

 引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。

 『腐女子』という言葉発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。

 腐女子を名乗れば、女オタクという自分存在証明になる。

 腐女子を名乗れば、汚いヤリモク目当ての男から距離を置ける。

 腐女子を名乗れば、強くなれる!

 自分腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。

 平成初期、まだ昭和価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然蔓延っていたのがオタク世界インターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。

 そもそもPCという高額商品インターネットに月額課金」という特殊環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。

 人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?

 そんな時代オフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。

(参加した事ないけど一緒にtalk時代ガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)

 ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性しかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。

 上澄はとことん品位があったものの、底辺マジで救いようがなかった。

 中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代インターネッツだ。

 こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。

 下ネタで絡まれマウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。

 ポイピクなどで見られる「パスワード機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタクから身を守るために必要とした防衛機能の名残である

 誰かと繋がりたい。

 でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。

 当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラ人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。

 ただイラストを描いただけなのに。

 ただ感想を書いただけなのに。

 女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタ嫌がらせコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。

 ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。

腐女子気持ち悪ぃw」

「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?

 わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw

 あ、文字読めねぇのかwwww」

 こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉アイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。

7.しか腐女子の敵は男だけではなかった

 はい、筆者のような女オタクです。

 というか、この『腐女子』という言葉インパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。

 それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。

 そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。

 同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれしまったのも痛かった。

 ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラル勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。

 そう、BLが好きじゃない女オタクだっていたのである

 腐女子サーガ第二幕、女オタク同士の殴り合いである。

8.男の子女の子幸せにするためのパートナーなんです!

 女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。

 多少は本命女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…

 これが平成初期女児向けコンテンツスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。

 筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。

 ディズニー黄金期のリトル・マーメイド美女と野獣アラジンの3コンボ派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラかめっちゃ捏造して遊んでた。

 そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代存在否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクター女性読者との関係否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子原作の敵」に見えてしまうのである

 そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。

 当時は個人サイトで「ドリーム小説」というジャンルがあった。

 それが省略されて夢。

 男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットホームページ制作ツール進化によって可能になった。

 それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクじわじわケータイサイトを中心に姿を現し始めた。

 同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。

 しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。

 筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様女子は間違いなく存在した。

 そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である

 かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。

 ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。

9.女子腐女子って敵なわけ?

 これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。

 

 しかも夢女子腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである

 夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。

 ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。

 「推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである

 で、その視点から見ていて夢女子腐女子も「推しキャラ」という存在めっちゃ入れ込むタイプオタクという点では似てるよなぁと感じている。

 たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。

10.結局どっちもキモくね?

 キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味いかなとは思う。

 思うのは仕方ないし、内心の自由だし。

 ただ個人的には、BLだろうと18禁要素や肌色多めのコンテンツ年齢制限なしに買えてしま状態はどうかなと思っている。

 もしもあの書店の中で立ち止まらず歩いていたら、BLへの嫌悪感など知らずに生きて

Permalink |記事への反応(2) | 19:26

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統計的差別OKなら腐女子差別をされる側

すべての男性痴漢をするわけではないのは誰もが認識しているうえで、男性女性に対して痴漢をするケースが統計的に多いか女性専用車両という差別容認されている。

カードショップオタク撮り鉄なども、害悪行動が多い・発達障害者の率が高いと言われ、実質的被差別階級にある。撮り鉄犯罪者を多く輩出しており、鉄道会社乗客にとって害である

ロリコン漫画関係者全員が性犯罪者ではないが、「がおう」が現実少女に対する違法性的行為を基にしてロリエロ漫画を描いていたことであったり、

クジラックス」のロリエロ漫画にあった少女暴行方法をパクって本当に少女暴行した読者が発生したことによって、ロリコン漫画全体が規制されるのであれば。

腐女子って、悪行を繰り返してきた害悪ですよ。

あなたが何をしてきたかは別として、グループとしては気持ち悪がられて嫌われている自覚を持ってください。

すべてのロリコン漫画読者が少女性犯罪をしたわけではないし、すべての撮り鉄犯罪者でもないです。

似たようなもので、グループとしては統計的きちがいが多いと思われているし嫌われています腐女子は、同じところにいます女性専用車両の理屈排除される側です。さすがに自覚してください。

ティーンズラブ、レディコミ、僧侶枠みたいな女性向けの猥褻コンテンツ消費者層って、ただ電子書籍を購入するだけで、ほかの表現を叩いたり政治主張したりで暴れてないですからね。

オタクとしては空気扱いされているでしょう、こうした「女性向けの男女のエロ」の消費者層。暴れないか外野から存在認識されていないんです。認識しているのは電子書籍販売プラットフォームの内部の人たちくらいですね。

黙ってりゃいいのに、と思う。知らなければ「気持ち悪い」なんて感想も持ちようがなかったのにと。

リョナは星島のようなやつが殺人事件を起こし、ニュースが出るから強制的に目立つ。

ロリコンも、リョナより多い頻度で現実少女に対する性犯罪が発生する。

しか腐女子は「おばさんが少年に性暴行犯人ジャンプ腐女子ショタコンだった!」だの、「商業BLリョナっぽいの愛好してた腐女子が本当に男性殺害!」だのの凶悪報道は出ない。

から犯罪者出てないんだから、黙ってりゃ目立つことも袋叩きにされることもないよ。目立てばそりゃ袋叩きにされるよ、内容が気持ち悪いんだから。他を叩けば叩き返されるよ、倫理的瑕疵まみれなんだから

黙れって、マジで。非エロ少女漫画ティーンズラブ、レディコミ、僧侶枠の消費者層の空気っぷりを見習えって。「私はLGBTQ+アライの正義立場!悪しき異性愛をぶっ潰す!」で走ろうとするなって。

せめてアカウント分ければ?BL目的フォローしたら政治ネタばかり流れてきて不快という声も上がってるけど、本当に住み分けをしないよな。お気持ち垂れ流し、論理ゼロ、だらしないのなんの。

商業活動しているアカウント政治発言しまくりって、出版社にも大迷惑かかるだろ。社会ゼロか?きちがいだよな?働く人間として水準を下回ってる、シンプルに「劣っている」に属するよな?

本当にね、害です。ロリコンや、撮り鉄と同じです。有害気持ち悪くて嫌われてます統計的差別OKだったり、気持ちいかダメで通るなら、あなたたちは気持ち悪くて有害から排除される側です。

ラオス女児買春を叩きながら、途上国男性買春していた人にそっくりなんだよ。外野からしたら両方気持ち悪いし両方排除される側なわけ。

なんで腐女子自分有害さと気持ち悪さを客観視できず、ロリコン一方的に叩ける立場だと思ってるのか?この世には、ロリコン腐女子しかいないわけじゃないよ?

胸をはって「どっちも死ね」って堂々と言える人間大勢いるんだよ。実際、私は本当にあんたたちに消えてほしい。腐女子ロリコンが全員死亡したとして、私は笑うよ。両方気持ちいから大嫌いなんだよ。

Permalink |記事への反応(1) | 16:03

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2025-07-28

BL二次創作加害者女性搾取表現です。

少年漫画に登場する未成年キャラクター対象とした成人女性によるBL二次創作は、児童保護マイノリティ表象著作権倫理観点から重大な問題はら文化的・法的搾取行為です。

児童ポルノと仮想児童性的表象

実在しなくとも「性的搾取文化の温床」になるという国際基準

国連子どもの売買・児童ポルノ・児童買春に関する特別報告者」や欧州評議会ガイドラインでは、次のように指摘されています

仮想であっても、18歳未満と認識される登場人物に対する性的描写は、児童性的搾取助長する表現であり、社会的許容を生み出すリスクを伴う」

国連CRC総会一般的意見No.13、EU child protectionframework

特に日本のように児童モデルにしたアニメマンガ性的表象が多用される国については、文化的児童ポルノの存在現実児童虐待の温床になるとの国際的懸念が表明されています

18歳未満キャラクター性的行為をさせる構図の倫理責任

少年誌に登場するキャラクターの多くは未成年であり、これらが性的被虐関係(いわゆる「受け」)で描かれる場合、その性的イメージ児童性的イメージ再生産に他なりません。

これは児童福祉法の精神に反し、「性的同意能力のない者の性行為描写」を娯楽として消費する構造です。

少年読者が誤ってアクセスする危険

タイトルキャラクター名が一致しているため、検索すれば原作読者である少年層が成人向けBL二次創作に容易にアクセス可能です。

現実としてSNSゾーニング機能せず、少年読者が自分と同年齢のキャラの性描写出会危険性は高く、実際にそのような被害は発生しています

少年ブックオフで知っているキャラクターの本を手に取ったら性的描写のどぎつい二次創作BLアンソロジーコミックで、置かれているコーナーはR18ではない一般書コーナーだった、等のゾーニング失敗事例が現実でもネットでも起こっています

マイノリティ搾取文化的盗用

ゲイ表象性的ファンタジーに貶められている

原作において異性愛関係性で描かれていた少年キャラが、「攻め・受け」のセックス記号として加工され、ゲイという性的マイノリティが「架空性癖」として消費されている。

これは、実在するゲイ男性人格関係性・歴史的背景を剥奪し、快楽のための性的ステレオタイプとして記号化している。

成人の異性愛女性マジョリティによる文化的支配

少年BLにおいて描かれる「少年らしさ」や「ゲイ性」は、成人の異性愛女性にとって“性的に都合のよいもの”として設計されている。

これは、男性による女性性的客体化(ポルノグラフィ)と構造的に同一であり、女性が「表現者」であってもその加害性は無効化されない。

原作者の明確な拒否著作権侵害

創作者の人格権・著作権への侵害

原作著作権者の中には、二次創作、とりわけ性的二次創作に対して明確に拒否違和感を表明している作家複数ます

作品意図キャラ性を歪める改変は、「同一性保持権」の侵害にあたる場合があり、著作権法上も違法性が高い行為です。

二次創作は“黙認”であって合法ではない

日本著作権法において、二次創作著作権者の許諾なしでは原則として違法

市場慣行上、暗黙の了解存在する分野もありますが、性的表現未成年キャラ対象とする場合は、「公序良俗違反」として権利者が訴えた場合法的責任を問われる可能性が極めて高いです。

結論:この文化は持続可能か?

少年キャラBL二次創作は、

をすべて内包しており、倫理的・法的・社会的に持続可能表現活動とはいえない。

創作自由性的ファンタジー権利は、他者尊厳権利現実に損害を与えない限度内で初めて正当化される。

現状のBL二次創作文化、とりわけ少年キャラ対象とする領域は、この一線を越えている。

Permalink |記事への反応(1) | 06:52

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2025-07-26

anond:20250725200205

こりゃ典型的な「腐女子嫌いのイキリ腐女子」でんなあ。

ちょこーっと口が回る文芸部かぶれのイキリ腐女子ホラー小説流行に乗ってうっかり商業デビューして万バズポストもだせるようになったら天狗になって勘違いしちゃった系かな?

ATM発言ミソジニー召喚しようとして失敗したり、存在しないファンネルへの注意喚起相手の見た目を貶めようとしたり、そこはしっかり女子社会陰湿さを発揮してる(不発だけど)のもご愛敬精神が幼稚すぎてびっくりしてる人もいるけど、ろくな社会経験もなく勘違いクリエイター気取りでアラサーになった腐女子なんてこんなもんよ。発売したばっかの祠破壊アンソロジーの他の執筆者たちとか「余計なことすんなよ」って頭抱えてそう。ご愁傷さまです。

Permalink |記事への反応(1) | 15:31

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2025-06-24

「もうどうなってもいいや」の歌い手滑舌がわるくて歌詞勘違いしていた

ガンダムジークアクスのED『もうどうなってもいいや』の本当に最初歌詞について。

堂々巡りファンタジー

アンソロジーナゾル謎謎

堂々巡りファンタジー」は、まだいい。

アンソロジーナゾル謎謎」のところは、完全に聴き間違えていて

雨曝し(ざらし)零(ゼロ)の有象無象

だと思っていた

特に意味はない耳コピである

歌詞を見て初めて、あ違うんだ、と思ったが、しかし私の間違っていた歌詞のほうがなんかカッコよくないか?と思う

カッコいいだけで歌詞は決まらいかもしれない

でも本家歌詞だって別に深い意味はないだろうと思う

アンソロジーナゾル謎謎」ってなんだよ

ただ韻が踏めたらいいでしょってレベルに感じる

からなんでもいいのである

いいちこんな聞き間違えが生じてしまうのは、主にはこの曲の歌い手技術不足だと思う

シンプル滑舌がわるい

冷たいことを言えば下手

なのにVTuberという物珍しさで仕事が舞い込んでくるだけなのだと思う

宇多田ヒカルだったらこうはなるまい

クールぶっている歌唱をするキャラ付けなのかもしれないが歌詞ははっきり発音してほしいところ

Permalink |記事への反応(0) | 21:21

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2025-06-05

同人活動をやめる

二次創作も、同人活動にも向いていないと再確認出来た数年間だった

同人誌を作り始めて10年になる。

そのうち5年は自分しか活動していないマイナーCPで、理由も「推しCPの本が欲しいか自分で作る」だった。

作中では相棒関係で、所謂ブロマンス派が多い中で恋愛として見ていたのは私ぐらいだったかも。

マイナーから手に取ってくれる人もあまり居なくて、1年か2年ぐらいかけて30冊刷った本の在庫を消化していく形だった。

感想は貰えなくて当然だし、そもそもイベントでも「見たことない!」と冷やかし反応されるのが関の山で。

それでも、この2人が好き!な人間がココにいるんだぞ!と声高らかに言えるのは気持ちよかった。

10冊程度作り終えて、熱も落ち着いた頃に新しいCPにハマった。

今年で10年を迎えるソシャゲでそこそこ人気のあるCPで、原作で濃厚な絡みは勿論。pixivやXで検索したら全て見切れないぐらい溢れていて、私の知らない世界だった。

ジャンル検索しても自分のしか出て来ないし、呟きも自分ばかりだ。

ジャンルは凄い。更新ボタンを押したらどんどん流れていくし、公式供給も止まらない。それに反応するファンを1人残らず見ようとしても追いつけない。

上質な二次創作も溢れていて、私はすぐそちらに夢中になった。

見るだけじゃ飽き足らず、自分でも描いてみたらすぐに反応を貰えて、コメントメッセージも貰えた。

とても嬉しかった。前ジャンルではあり得ないことだ。

その浮かれようから同人誌を作り始めるのも早かった。

ジャンルの力は凄くて、30冊刷った本はすぐ無くなり謝罪をして発注をかけるなんて生まれて初めてのことだった。

会場で完売するのも、店舗の予約が埋まるのも。

本の感想を貰えるのも。

初めての刺激に溢れるドーパミンが止まらなくて、その後も私は夢中で本を作って、前ジャンルの発行数を悠々に越してしまった。

とても楽しかった。

だけれど、それは旬ジャンルで人気CPの力であることを私は早々に気づけば良かったと思う。

ジャンルも5年目にかかり、私も15冊目の本を今描いてるところだけれど、しんどい

まりにもしんどいのだ。

作品コンスタントに上げているのに伸びないインプレ数。

誰も押してくれないリポストいいね

同人誌サンプルもブクマされない。

アンソロジーに呼ばれたのも、自分が古株で界隈に居座っているから、情けなのだろう。それがなければ、界隈内の仲良し空気に馴染めないのだから呼ばれることなんて無いと思う。

増えていくフォロワーに何の意味があるのだろう。

仲良しこよし目的で買われる本なんて読まれてないのだろうし、頑張る意味がわからない。

CPが好きで描いてる筈なのに、賞賛目的としてしまうのが苦しい。

自分の為に書くのなら、本にしなくてもいいよね。

アンソロジー参加出来たのが記念として、同人活動はやめる。

他の界隈にハマりたい

Permalink |記事への反応(0) | 03:20

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2025-05-21

anond:20250521081614

ゲーム好きならそのゲームを題材にしたアンソロジーとかの漫画とか

昔でいうポケモン火の玉4コマみたいな

Permalink |記事への反応(0) | 17:57

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2025-05-16

『刺さる人』3人くらいに刺さってから同人創作がすごく楽しい

二次創作の話。筆者は小説書き。

ぶっちゃけ運よく手に入れられたものを自慢してるだけ。

 

「刺さる人に刺さればいい」という創作者の言葉をよく目にする。

誰か刺さってからの話はあまり聞かないような気がする。

大変幸運なことに、私の場合、書いたものを全く見知らぬ人にとても気に入っていただけて、それから単位での交流を持つに至ったので、増田に書き残しておこうと思う。

 

とある作品ものすごく好きになった。

一般的知名度はまあまああるかもしれないけれど、いわゆる同人向けの人気はあまりない作品である

その中のとあるカップリングに真っ逆さまに落ちた、これは天啓かと勘違いをするほどだった。

私は好きになったらとにかく書くタイプで、なんぼか作品を仕上げてアップしたが、

・同性CP絡みではない(男女CPだった)

小説

地の文が多い

こういう形式作品は正直閲覧数が伸びない、あまりまれない。

世の中そういうものから仕方ないと納得しているし、話を書くことが楽しくてそれだけで大体満足できている。

でも、表に出しているからには誰かに読んでほしい女々しい心ももちろんある。

そうなればSNSなどを活用して宣伝ということになるけれど、昔それで妙なことに巻き込まれ経験があるので、積極的にやろうとは思わなかった。

Webイベントなど、誰でも参加可能企画が時々あったから、それには有り難く参加させていただいていた。

元々書くことが大好きな性分だけど(こうやって増田投稿する文章を考えていることも物凄く楽しい!)、

描写を重ねていくほどに好きなCPへの深度が増していくような感覚はとても病みつきになる、それがたとえ自分妄想でただの勘違いだと分かっていても。

作品ができたら都度pixiv投稿し、日々自作品のページを確認しては、今日はこれくらいカウンタが回った、見てもらえたー、うれしー!というのをしばらく続けていた。

 

作品を作っては投稿ということを始めてから1,2年ほど経ったある日、投稿している作品すべてのブクマ評価が増えていることに気付いた

(それまで閲覧数以外の数字ほとんど増えなかったからすぐに分かった)。

その日以来、約3ヶ月間、投稿した作品すべての評価が1ずつ増えていった。

(※pixiv作品評価は1作品につき1日1回押せる)

「ああ、これは私の書いたものが『刺さった』のだな」

という実感がこのときかにあった。

少しだけ怖ろしさがあったが、それ以上に物凄く嬉しかった。

毎日増えていく作品評価を目にしながら、ああ名前の分からないあの方は今日も見に来てくださっているのだなと、胸がじんわりと暖かくなった。

 

それから少し経ち、とあるWebアンソロジー企画に参加した後、企画ページに掲載していたメールアドレス宛にメールが3通届いた。いずれも感想メールだった。

1人はpixiv毎日評価を押してくださっていた方で、もう2人は界隈で活動している絵描きの方だった。

アンソロジーに提出した作品は、せっかく晴れの舞台に出すのだから! といつも以上に気合いを入れて書いたものだ、手前味噌ではあるが、会心の出来だったように思う。なので、3人ものから感想をいただけるのは小躍りするほど嬉しかった。

3人の方とそれぞれにメールでやり取りをしていたが、やはり小さな世間なのでそれぞれがうっすらにそれぞれを知っている状態だった。なので、いっそ4人でDiscodeで話をしませんかと提案してみたら、みんな乗ってくれた。

(※Discord誘導したのは、交流していることをあんまり表に出したくなったかである。面倒なことに巻き込まれからなるべくリスクを避けるようにしている)

それからはだいたいずっとDiscodeで、ずっと4人で話をしている。3年くらい、ずっと。

同人誌を発行するなどの本格的?な同人活動は私だけが経験があって、他の3人はWeb上にアップすることしかしていなかったようだったが、一人数ページずつ描いて(書いて)もらって合同誌のようなもの作ってみたりした、めっちゃ楽しい

 

やってることをこう書いていくとただの駄サイクルなんだけど……、別にいいやん駄サイクルでも!生活の上での楽しみなんだし! と開き直ってもいる。

この仲間内誕生日不思議と秋に集中していて、前に誕生日プレゼント~と茶化して作った同人誌を送ったら、意外なほどに喜んでもらえたので、それからは毎年同人誌を作ることにした。自分の好きなものを書いて感激してもらえるのはこちらとしても嬉しい。

今でもその原稿を書いている。

これまでと同様にWebイベントに参加したり、昨年からオフイベントにも出るようにしたのでこの同人誌は他の人にも頒布してるけれど、そっちの方が「ついで」のことのようになりつつある。

 

今のジャンルで書き続けるようになってもう6年近くだ。

先にも書いたが、元々同人的な規模は大きくない界隈であるので、私がこのCPが大好きな人間だというのは界隈の人間はそれとなく知れ渡っているのだろう。

もうここが私の限界なのだと思う。

きっと私の作品は、これ以上の誰かに見てもらえることはないし、これ以上の誰かに刺さることはない。

それでも、『刺さる人に刺さって』、これから創作を続けられる私は大変な幸せ者だ。

この関係がどうか呪いにならないことを祈りつつ、続けられるだけ続けていきたいなあと思っている。

Permalink |記事への反応(8) | 07:56

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2025-04-12

腐女子vs夢女子に別の角度から殴られるオタク

まず始めに一次創作BL商業BLとは無関係の話であり、BL自体批判する意図はない。

公式腐女子と夢女子への方針を示されたらなんかダメージを受けた話


とある女性向けソシャゲを遊んでいる。

いつものようにXを覗くと、ソシャゲ公式からこんな投稿がされていた。

二次創作活動についてのガイドライン

(なんで改めてポスト最初からあったのに?)と思った。

(ファンがグッズに公式ロゴ無断使用でもしたんだろうか)

そう思ったが、あとから調べてみれば個人間でいざこざが起きたようだ。

その当人が一応の正当な理由ソシャゲ運営通報し、それが今回の公式声明に至ったのだろう。

公開アカウントでの腐女子vs夢女子

公式ガイドライン言及するポストは、二次創作容認することを改めて示していた。

その創作問題があった場合は、公式が直々に動いて対応するとのこと。

(※公式ガイドラインにはカードストーリーなど一部のゲーム画面の全体的なスクショ配信禁止項目が記載されているため、Xを楽しんでいるユーザーは是非とも一読願いたい。)


ここで筆者は別のショックを受けた。

そうか。
鍵パカ腐女子こちら側が許さないといけないのか。

今までガイドラインは「抑止力」だと思っていた。

それに意味が一つ加わったような、今になって頭を殴られた気持ちだ。

そのソシャゲ公式異性愛同性愛を同列に扱っているか配慮しなくていいのか?

それでも。

現代のXではまだ配慮があってもいいんじゃないだろうかと筆者は配慮を訴えたい。

何もPixivに対して言っているわけじゃない。

ソシャゲ公式Pixivはいない。

公式と同じSNSを利用しているユーザーに対して言っている


Xのアルゴリズムが憎い。

キャラ名で調べるとトップの「おすすめユーザー」に腐女子アカウントが出てくる。
公式ポストの「関連(もっと見つける)」に非公式カップリングイラストが出てくる。
いいねフォロワーの多いアカウントが上げる文なし画像だけの非公式BL絵が「おすすめ」に上がる。
声優から言及される。

キャラAの声優発言

「いろんな検索をするので皆さんがどういうふうにAとBを見ているというのはなんとなく知ってますけど〜」

キャラBの声優発言

「これ困るのが一回調べると勝手タイムラインに出てくる」


オタク関係ない単語で気になったユーザーホームに飛ぶ→非公式BLを固定にしている。

オタク無関係単語検索すると非公式BLとセットで呟かれたポストが表示される。

女子妄想スクショおすすめに上がる。

キャラ名をいくら伏せ字をしようと絵文字にしようと
Xのアルゴリズムあなた二次創作おすすめに上がる。

別の作品になってしまうが記憶からこびりついて離れないのが、キャラ誕生日にそのキャラBLカップリング名がトレンドに上がっていたこと。

腐女子は非公開アカウントにして鍵アカだけで盛り上がるのはつまらない?

健全作品を上げる表アカから非公式カップリングを含む鍵アカ誘導してくれたっていい。Pixivからアカ誘導してくれたっていい。

公開アカウントで発信している限り、伏せ字や検索避けの意味なんてなかった。

こちら側への配慮なんてその時点でないと思う。

個人感情申し訳ないが、数多くの公開アカウント腐女子を目にしたこと特に苦手意識を抱いている。
偏った意見になっていればご指摘いただけると助かる。


キャラクターの非公式カップリング創作

何かあれば公式が動くから自由に行っていい。
公式以外は口を出してはいけない。

今回の公式ガイドラインポストに、鍵パカ腐妄想を完全に肯定された気分だった。

筆者の被害妄想であってもそう思うと……。

腐女子も夢女子ターゲット層だから非公式カップリング容認する。
女性向けゲームとは乙女ゲームではなく、言葉の通り女性に向けたゲームから

今回の一件を受けて、今の時代ユーザー側がスルーするしかないのだと強く認識させられた。

余談だが、筆者が初めてBLを目にしたのは小学生の時。
書店で(原作?)と間違えて手に取った王道少年漫画BLアンソロジーらしきものだ。

原作に似た絵柄なのに何が起きているかからずショックで、男性器の棒がとても怖かった。

一般人が見れる場所に置くことの意味を本当に分かっているだろうか。

「ゴキ腐リ」「汚男子(おだんご)」と叩かれていた腐女子腐男子時代もあった。

一般人の目に届かない場所でお楽しみください」という少しは配慮していたインターネットはもう無くなっている。

他に目にした事例

鍵パカ夢女子

キャラ名で検索したら濃厚なキス妄想を長文で見せられて気持ちが悪くなった。エロポスト一般ユーザーから見えないように鍵アカでお願いしたい。

無断転載
公式公式イラストレーターは、ソシャゲユーザー創作のための素材集ではない。

ガイドライン許可されていない物を

バズりたくて自分のために切り貼りなんてしないでほしい。

公式への敬意をいつも忘れないでほしい。

最後

公式肯定寄りの容認をするというのなら、これからも筆者は非公式BLが苦手という思いをより隠さなくてはいけない。

意図せずカップリング絵が流れてきても、自分ブロックするしかないと公式から改めて示されたから。

Xと同じくらいこまめにインスタとTikTok更新してくれないか?というのが今の本音だ。

追記

InstagramTikTokにも公式SNSがあったのですね。大変失礼しました。

また、お返事をありがとうございました。

このまま同じソシャゲを知る方に誰にも見てもらえないことが悲しかったのです。

Permalink |記事への反応(4) | 14:50

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2025-04-03

悪役令嬢概念無限拡大しまくってて本当に楽しい

SNSだと定義歴史から大上段に振りかぶって「悪役令嬢とは」談義したがるけど

現場はそんなもん気にせずのやりたい放題で見てて楽しい

 

シリウスKCレーベルから出てる

『悪役令嬢みたいに断罪されそうだったけど、全力で愛されてます! 不幸な運命に「ざまぁしまわ!アンソロジーコミック

というシリーズが、もう既に7巻ぐらいまで出てるんだけど、

最初からタイトル詐欺で悪役令嬢も断罪も「ざまぁ」もない話ばかり収録され続けていて、

ほとんど単なる恋愛ストーリーで、いちおう令嬢やナーロッパ近世ぽい舞台なのが多めだけども

場合により現代劇だったり貴族出てこなかったり、恋愛じゃなくほのぼのハートフルストーリーだったりと、もう本当に悪役令嬢要素皆無でも平気で載っている

そもそも、なんでこんな意味不明タイトルなのかというと、悪役令嬢をタイトルにしたアンソロジーはどのレーベルも出しまくってて、

差別化でひねって考えたすえに出たタイトルがコレという

 

往年の雑誌文化を知ってる人はわかると思うけど、これ「ホラーコミック」と称してホラー看板だけど載ってる人気マンガは言うほどホラーじゃなかったりする雑誌スタイルムック的な手法で、「悪役令嬢コミック」という人気ジャンル専門雑誌体裁で中身は自由にやってる感じなんだよね

こういうのでもタイトル詐欺にならないというか、シリーズ7巻まで続けられてるのが「悪役令嬢」という看板の強さと、それを選択して買ってる層の厚みを感じられてホント好きなんだけども、

 

これさ、現代WEBコミックが主戦場から既存雑誌じゃなくて人気ジャンルとそのアンソロジーという形を経て、

結果的に、「悪役令嬢コミック」という枠を得ることで、少女マンガ作家少女マンガジャンルが再集結してるカタチになってるのね

 

少女マンガはもうだめだーとか、今は24年組みたいな作家少女マンガでは出てこないんだーとか言うわけだけど、

いや、それ言ったら、今のジャンプに「ハレンチ学園」も「はだしのゲン」も載らないし

男性向けだろうと殆ど雑誌死に体ですからね。青年マンガあたりはとっくに滅んでると言って差し支えない

 

ほっといて、元から少女マンガの半分以上、都合のいいハーレムマンガ看板から

花ゆめは違う? LaLa看板なんて、長く清水玲子の「輝夜姫」だったりしたじゃん?

あれなんか世界中セレブ集めたハーレムマンガの極地みたいな話すよ。そういうのが大事なんすよ少女マンガ

なので、悪役令嬢で少女マンガは復活した宣言すべきなのです

実際そうなので

Permalink |記事への反応(0) | 10:04

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