Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「アフォリズム」を含む日記RSS

はてなキーワード:アフォリズムとは

2025-09-27

anond:20250927134552

では、一連のやり取りをAI様に分析していただきました。

増田文化AI矛盾を巡る哲学的対話分析

この文章は、はてな匿名ダイアリー通称増田」)での議論を通じて、現代知識獲得における根本的な問題を浮き彫りにした興味深い思想対話です。

ポール・グレアムの『ハッカー画家からまり道徳相対性プラグマティズムアフォリズム、そしてAIツールへの依存といった複数哲学的テーマ交錯しています

議論の発端:『ハッカー画家』と道徳流行

最初投稿者は、ポール・グレアムの『ハッカー画家』の「第3章 口にできないこと」から着想を得て、道徳には流行があるという洞察提示しています

この章は、時代ごとのタブー偏見について考察したもので、現在の「正義」も将来の人々から見れば時代錯誤に映る可能性があると指摘しています

投稿者はこれを芥川龍之介の『侏儒の言葉』の「道徳は便宜の異名である」「道徳は常に古着である」という表現と結びつけ、道徳相対性実用性を論じています

芥川アフォリズムは、道徳絶対的善悪ではなく、社会の便宜のための「左側通行」のようなルールに過ぎないことを示唆しています

プラグマティズムアフォリズム混同

ここで議論は複雑になります

ある参加者が「道徳は道具だからその仕組みと使い方に熟練しなければならない」というプラグマティズム解釈提示すると、

別の参加者AI相談し、「これはプラグマティズムよりもアフォリズムだ」という回答を得て反論を試みます

この混同哲学的に興味深い問題を提起しています

プラグマティズムは真理を実用性や実践効果で判定する19世紀アメリカ哲学思想であり、

一方でアフォリズムは短い言葉本質を突く表現形式を指します。

両者は全く異なる概念カテゴリーに属しており、
プラグマティズムよりアフォリズム」という比較自体が成立しません。

AIツールへの批判考察

この混同を契機に、議論AIツール使用方法問題点に焦点が移ります

批判者は、理解していない概念AIに丸投げして反論した気になる行為を厳しく糾弾しています

この批判は、現代情報社会における重要問題を指摘しています

批判者は、「検索エンジンだけ手にしても情報評価能力レファレンス能力がない人間は何もできない」と指摘し、AIツールについても同様の問題があると論じています

AIは「面倒な作業を愚直に高速でこなす秘書」であって、「自分の分からないことを考えてくれる魔法の道具」ではないという区別を強調しています

現代知識獲得における新しい道徳

興味深いことに、擁護側は「検索エンジンAIに頼ることが新しい道徳になっている」と反論し、

これによって議論の本題である道徳流行性」が現実的問題として浮き彫りになります

かに現代では知らないことをすぐに検索で調べることが当然視され、

それを「間違っている」とは考えない社会規範が成立しています

増田文化における知的言説の特殊性

この議論は、増田はてな匿名ダイアリー)という匿名掲示板文化コンテクストでも理解する必要があります

増田は「在りし日のインターネットの生き残りのような殺伐とした場所」として機能し、

建設的な議論よりも論破煽りが優先される傾向があります

そのような環境下で、一方では高度な哲学的概念を扱いながら、

他方では相手「バカ」「死んだほうがいい」と罵倒する言説が共存している状況は、

現代インターネット文化の複雑さを象徴しています

真理探求における姿勢問題

最終的に、この議論が浮き彫りにするのは知的探求における姿勢重要性です。

プラグマティズム観点からすれば、

概念の正確性よりも実践的な結果が重要ですが、

同時に、理解していない概念使用することの危険性も明らかになります

批判者が指摘する「情報評価できない、レファレンス能力がない人間」の問題は、AIツールの普及により一層深刻化する可能性があります

ツール利便性依存することで、批判的思考や概念理解能力が低下するリスクがあるからです。

道徳相対主義現代社会

この議論は、道徳相対主義現代的な問題も提起しています

AI検索エンジンへの依存が「新しい道徳」となる一方で、従来の知的労働や深い理解を重視する価値観との間に摩擦が生じています

どちらが「正しい」かを判定する絶対的基準存在せず、時代の変化とともに価値観も変化していくという、まさに最初問題提起が現実化している状況です。

結論として、この一連の議論は、現代社会における知識獲得、

AI技術の影響、道徳相対性

そして匿名インターネット文化の複雑な相互作用を浮き彫りにした、

極めて現代的な哲学的問題提起として読むことができます

Permalink |記事への反応(0) | 14:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

おもしろいやりとり

ハッカー画家という技術書向けの書籍を読んだ

ある章が特に技術的な内容じゃなかったんだけど、結構印象残ったかメモ

要約するとこんな感じの話。

服装流行があるみたいに、道徳にも流行がある。

その時代流行ってる道徳って、みんな絶対的な「善」だと勘違いしがち。

でも、昔の人が本気で信じてたこと、例えば天動説を今の自分らが見ると馬鹿馬鹿しいって思うみたいに、今の俺らが信じてる「正義」も、後世の人達から見たら「あの時代の人たち本気でこんなこと信じてたの?アホやん」って思われる可能性が高い。(後略)

https://anond.hatelabo.jp/20250923220146

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである

妄に道徳に反するもの経済の念に乏しいものである。妄に道徳に屈するものは臆病ものか怠けものである

道徳は常に古着である

芥川龍之介侏儒の言葉

真理は不朽のもので、それゆえにより簡潔で明快な形で既に語られているもの

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そこに書かれてるのは道徳は道具なのでその仕組みと使い方に熟練しなきゃねというプラグマティズムだ。それを「不朽の真理」とか言い出す時点でなんもわかってないw

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうなの?AIは、これはプラグマティズムというよりかはアフォリズムだよ、と言ってる。それが正解なら真理という言い方は全然間違ってないよね

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

何言われてるかもわからんのにAIに泣きついてなんか反論した気になるとか

バカの底が抜けてんだろw

プラグマティズムよりアフォリズム」って何だ?それらが二律背反の何かだと思ってるのか?

「何だ?」と質したところでAIたまたま吐き出したフレーズしかないという…

アフォリズムから真理だ〜」とかいうのはバカがじぶんでかんがえたのか?なんだそりゃ?バカすぎだろ。マジで死んだほうがいいわコイツ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いやそうではないだろう。

自分が知らないことでも、今の人達検索エンジンを頼りにして答えるし、それをことさらに間違っているとは考えない。

まり、それが新しい道徳というやつなのだ

君のように、話のテーマと実際の会話をシンクロさせることが出来ない人のほうが知性を感じないよ。

無理をしているのは君なのでは?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうなんよなあ。

質問サイトにはおまえみたいななーんも知らん寂しいオッサンが張り付いて

新着質問にググって出たことを片っ端から「回答」してしまうもんだから

サービス自体があっというまに腐ってしまったよ。

情報評価できない、レファレンス能力がない人間検索エンジンだけ手にしても何も出来ないのに、バカ過ぎて「調べればなんでも分かるんだ」という全能感を持ってしまった。

で、AIだ。

生成AIは面倒臭すぎる作業を言いつけるがままに愚直かつ超スピードでこなしてくれる秘書なんだけど、バカはじぶんのわからないことを考えてもらえる、正しい判断をしてもらえるまほうの道具だと思ってしまう。

バカに便利すぎる道具を与えても使いこなせないし、間違った万能感を持ってしまう。

ほんと死んだほうがいいよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんにしろ君みたいな論破バカには、あんまり時間を使わないことにしてる。

生産性が低くて時間無駄からだ。

それが僕のプラグマティズムだ。

アフォリズムとして正しいのかはわからないけど。

AI解説をもとにして書いてるだけだからプラグマティズムアフォリズム言葉の使い方が間違っていたら、ご容赦を。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「なんかAIさまがそんな感じのこと言ってただけなんで、オデはなんにもわからないんで」

存在自体無駄

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うん、それは、まあ、いわゆる、ブーメラン。 では。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

何がどうブーメランなんだよ糞げエジw お前にはくやしがる資格すら無ぇんだよw

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

馬鹿いじりの記録は自分にとって情報価値はないのでレスバの類はほぼ無条件に日々の“整理”の対象である積極的に削除しないと自分エントリを見返すのが事実上不可能になり、考えたこメモとしての機能を失う)のだが、コレはAI馬鹿の不幸な関係サンプルとしてわかりやすいので、なるべくじゃまにならないようまとめておく

晒し上げ」とかの意図じゃないのであん過剰反応しないようにね

Permalink |記事への反応(1) | 13:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-24

anond:20250924054504

なんにしろ君みたいな論破バカには、あんまり時間を使わないことにしてる。

生産性が低くて時間無駄からだ。

それが僕のプラグマティズムだ。

アフォリズムとして正しいのかはわからないけど。

AI解説をもとにして書いてるだけだからプラグマティズムアフォリズム言葉の使い方が間違っていたら、ご容赦を。

Permalink |記事への反応(0) | 05:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250923231643

そうなの?AIは、これはプラグマティズムというよりかはアフォリズムだよ、と言ってる。それが正解なら真理という言い方は全然間違ってないよね。

Permalink |記事への反応(1) | 04:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-07-29

anond:20240609120115

もしかしてバカリズムって「アフォリズム」のもじりなのか

今気づいたわ

Permalink |記事への反応(0) | 12:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-06-09

アフォリズム」みたいに、真面目なのに響きが変な言葉

他にある?

(例)

デカダンス

デカメロン

エロマンガ島

Permalink |記事への反応(28) | 12:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-09-15

増田

「こんなんアフォリズムちゃうわ、アホのリズムや!」といってスベる。

Permalink |記事への反応(0) | 12:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-09-01

anond:20230901160454

アフォリズムアホリズムと思ってしま

Permalink |記事への反応(0) | 18:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-01-26

anond:20230126182300

アフォリズム

Permalink |記事への反応(0) | 18:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2019-10-07

anond:20191007180242

もしかしてアフォリズムもアホなリズムではなかったりするんですか!?

Permalink |記事への反応(1) | 18:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-12-04

アフォリズム

クリィミーマミ主題歌

男の子とちがう女の子って 好きと嫌いだけでふつうがないの」って歌ってたけど、

今、古代ギリシア警句集を読んでたら

「女は愛するか憎むかだ 第三のものがない」ってアフォリズムが載ってた

Permalink |記事への反応(1) | 13:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-01-15

anond:20180115222346

アフォリズム

Permalink |記事への反応(0) | 22:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2016-04-07

フリースタイル教皇庁名勝負数え歌:「ニーチェ vs 神」

◆ビーフに至るまでの経緯

神だけどお前らから著作権料を徴収しにきました。

rnaニーチェが神を殺したのが1883年頃だからとっくに著作権切れてるだろ。

mckassyi あれ、神様は死んだって昔、ニーチェさんが。

KariumNitrateニーチェが亡くなる1900年までに死亡が確認されてるので色々時効ですね。


ワックはてなーdisに神さんマジ激おこ「まだ死んでねえっつの!!」

ニーチェにバトルをふっかける



◆バトル前コメント

ニーチェ「いやー負ける気? がしないっスね。もう終わりでしょ正直神とか。前世紀が全盛期だったでしょ。今日調子いいですわ。全身が口になったみたいな、断崖の高みから落ちる渓流の轟みたいな感じ。はやく俺のフロウを谷へ向かって流し落としてえ気分でーす」

a.k.a. Shit するGod人類? 最近頑張ってじゃないんですか(笑)。でも、まだちょっとちょっとまだねえ。譲れないでしょ。チャンピオンの座は」


◆バトル(会場:バイロイト祝祭劇場

M.C.LeoPP. XIII「さあ、Big. G.G ことガリレオ・ガリレイマルティン・”シスマ”・ルター以来のビッグマッチアップがやってきたぜ! ニーチェ vs 神! 果たして神は死んだのか!? それとも死なないのか!? さっそくはじめるぜ、DJ Shit-ダールダ!  ギミアビーーーーッ!」


(チェケチェケチェケバウ♪)



ニーチェ

Yoツァラトゥストラならこう言うね

 Tellyou I’mda superstar,

 Tellyou I’mda Supermensch!

 Yes オレはスーパーマン

 どうみてもおまえ Wimp なバットマン

 勝てるわけねえじゃん おれはクリプトン

 負けるわけねえじゃん おれのスクプリト

 食らっちまいな オレ=アンチクライスト

 かつて神をdisった俺たち

 いまやdisる価値もないおまえだし

 死んでくれて良かったな思うし

 だったら 至高の軽蔑 ’n思考の聖別

 くれてやるぜよ 代わりにGi’mme 地上の権力

 全力つくして行くぜ善悪の彼岸!」


「そう僻むなよスーパー メーン!

 見下げたやつだぜ ルサンチ メーン!

 面妖ガイ(コンプラ) 永劫回帰

 複雑怪奇新刊なんかに

 殺されるわけない オレの神学

 見学 してみる? 瞬殺しちゃうかもだが

 哲学道徳煉獄アフォリズム

 反時代的なおまえの考察

 降伏するならいまのうちだぜ

 CuzYou're just ahuman!

 勝手に使うなヨソのザラシュトラ

 ゾロアスター に頼ったところで

 いまさら来ないぜその明日は AMEN!」


ニーチェ

エイメン唱えたところでこの世はB面

 救いなんかないサーセン だから俺たちB-Boy

 やってんだろ 忘れたか? 無邪気そのもの忘却

 返却なんかしないぜ今夜かぎりで負債

 シナイ山登ってもいらねえぜ十戒

 聴く耳もたねえキルミーベイベー

 そんな明日ならやすなかソーニャ

 あれかこれかで悩むならよしな

 身過ぎ世過ぎで死屍累々のこの世で

 いつか掴むぜ獅子の声を Mein に

 カインの末裔なら上等なんだ だったら

 おまえの御徴(サイン)に否(ナイン)!」


サインが見えねえ お前はシックスセンス

 欠けたブルース・ウィリスだな

 それに引き換えオレはダイ・ハード

 ぜったい死なねえマジハートフル

 祝うんだ毎年のクリスマス of my child

 withジーザスクライスト ye shall find

 俺たちいつでも Homie三位一体

 おまえはいつでも Zombie 惨殺死体

 だけど おまえ次第だ 忘れんな

 俺とおまえらで 結んだ契約

 俺はおまえらを いつまでも啓発

 してやってんだ Say SoStillGod’s not Dead!」



M.C.LeoPP. XIII「Hoooooo! 終了ー! それでは審査員の皆様、ジャッジをどうぞ!」

Permalink |記事への反応(0) | 17:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2015-09-05

http://anond.hatelabo.jp/20150905025127

具体例なくこのようなこと言っても詮無い。

アフォリズムの亜種でしかない。

あと「私的な文章を紡ごうとした」というのが自意識高くてかっこ悪い。

この文章にむっとしたら、一行目と二行目の文字数を数えてみるとよい。素数である

Permalink |記事への反応(0) | 18:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2015-08-08

作家はあらゆることを作品だけで語るべき」というアホで乱暴な主張について

 「アーティスト政治的主張を行うべきではない」、「作品で語れ」。

 なにもかも職人偏重文化のせいだとおもう。与えられた枠内で技術を研ぎ澄まし、寡黙にプロダクトを作り続ける「職人」への憧憬。それをアーティストにも適用してしまったことがそもそもの悲劇だ。

 日本アーティストは根っこの部分で表現者であることを求められてはいない。製造者たれ、ということだ。なんだってプロダクト扱いしてしまうのだ。美術品は金銭に還元できるものであり、究極的にはコンビニで売っているヤマザキクリームパンと等質であると信じて疑わない。

 なので、先日のオリンピックエンブレム問題を見てもわかるとおり、高度に訓練されたデザイナーデザインリスペクトされない。

 日本人の美意識は今後百年、楽天通販サイトから一歩も前へ出ないだろう。

 

 ところで「アーティストなら作品ですべてを語れ」という言説は一見かっこ良く、筋が通っているように思われる。

 しかし、この主張にはある重要な前提が二点抜け落ちている。

 ひとつは、表現活動ストレート言語化できない領域を扱っている場合が多い、ということ。

 明確なテーマ社会的政治的メッセージイデオロギー作品内で直截的に説明されている作品作家も世の中にはある。

 しかエンターテイメントの分野においてはリーダビリティの都合上、そうした主張は糊塗されていることが多いし、アート作品ならばそもそも既存の言説言語では語りえない(表現者自体言語能力はさておき)ことを表現したがったりする。

 ありきたりな言葉でいえば、数行のセンテンスで説明できる内容ならそもそも小説や絵や漫画映画写真音楽などにせず、論文なりtwitterなりで発表するはずだ。そして、現にそうしている作家も少なくない。政治的アーティストたちは、単に媒体ごとで最適かつ合理的な伝達形態を選択しているにすぎない。

 だというのに、バカは不合理を強いるのが好きだ。

 

 

 もうひとつは、作者にはテーマが選ぶ自由がある、ということだ。

 あなた政治的レベルピーマン嫌いだとして、戦国時代を扱った作品ピーマン栄養学的劣位を述べる必要はまずない。

 表現者義務自分のすべてを伝えることではけしてない。むしろ自分の要素のうち何を削ぎ落とすかが重要になってくる。これも伝達における最適化問題だ。さきほども言ったように、簡単に言語化できる政治的言説を人びとに伝えたいのであれば、それはそのまま作品を通さずに主張するのが合理的なのだ

 ぎりぎりまで絞った作数を重ねるうちに、全体を通じてひとつ芯の通ったテーマが浮かび上がってくることもある。その芯は作家性とも呼ばれる。だが、残念なことに作家性はたいがい作家個人のコンプレックストラウマに直結している。社会性などない。

 選ぶのは自由なので、もちろん、社会的メッセージ政治的メッセージ作品を通じて生に近い状態であれオブラートにうまく包んであれ発信する作家も多い。それは彼らがそうした方が受け手に伝わりやすいと判断たからだ。やはりそれも作家個人における選択の問題であって、乱暴なアフォリズム普遍化されるべきものではないんですよね。

Permalink |記事への反応(0) | 22:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2012-09-20

アフォリズム2

 貴方がもし一つでも幸福と呼べるものを知っているのなら、それを次の世代の相応しい人に伝えなさい

Permalink |記事への反応(0) | 09:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2012-09-07

アフォリズム

 それが破られたとき、不幸になるような自論を持つのではなく、それが破られたとき幸福になるような自論を持ちなさい

Permalink |記事への反応(0) | 13:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2007-01-17

カフカ引用(特権者について、禁欲主義者について)

 特権をもった人間が、自分の抑圧した人間に対して心に抱くやましさという重荷、そうした気づかいは、まさしく特権を維持するための気づかいなのである。

(『夢・アフォリズム・詩』ASIN:4582761496、p110)

 禁欲主義者の多くは、もっとも貪欲な人たちである。彼らは人生のあらゆる局面でハンガーストライキをやりながら、それによって同時に次のことを達成しようとする――

一、ひとつの声に言わせる――十分だ、お前は十分に断食をした。いまやお前は、ほかの人々とおなじように食事をしてもいい。それにこれは食事とはみなされないであろう。

二、おなじ声に同時に言わせる――いまやお前はずいぶん長い間、強制されて断食してきた。いまからお前はよろこびをもって断食するがいい。それは食事よりも甘美であるだろう(しかし同時にお前は実際にも食事をするがいい)。

三、おなじ声に同時に言わせる――お前は世界に打ち勝った。わたしはお前を、世界と、食事と、断食から放免する(しかし同時にお前は、断食も食事もするがいい)。

 そこへさらにひとつ、以前から彼らに絶え間なく語りかけていた声が加わる――お前の断食完璧ではなかったかもしれない、けれどもお前にはよき意思がある。それで十分だ。

(同上、p239)

あんまり詳しく書くと野暮だからやらないけど、これって恋愛を語る人の身振りとか、非モテ主義者とかの行動にも当てはまるような……。

Permalink |記事への反応(0) | 00:28

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

 
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp