
はてなキーワード:アニメ化とは
前からずっとモヤってた話。
※1「なろう系小説」は「小説家になろう」に掲載されてる作品の総称でなく、その中でも「チート」によって主人公が苦労せず異世界で栄誉や異性の恋人などを得る物語類型を指す。自分も書き手なので、そうでないものが色々あることは知っているので区別しておきい。その上で「なろう系」も好きなように消費してもいいとおもう。
※2おおまかに「男性」「女性」と区切ってるけど、もちろん反応しない男性も女性もいるとおもう。あくまでざっくりした傾向の話として。
「なろう系嫌悪」と「萌え絵嫌悪」って、たぶん根っこが同じ。前者は表向きは「質が落ちる」とか「文化が痩せる」とか「安易」とかもっともらしい理屈が並ぶ。萌え絵嫌悪には「性的搾取」「性的客体化」といった文句が並ぶ。しかし、どっちも別に誰かの利益を侵害してない。ならさっさと回れ右すればいいのに、どっちも苛立つのだろうかと。そこで、ふと思ったのだが、あの違和感の中心には、しばしば「嫉妬の誤作動」があるんじゃないかと思う。
嫉妬は、相対的剥奪感から生まれる。自分が何かを奪われたわけじゃないのに、他人の快楽や承認が数字で可視化されるせいで、自分の位置が一段下がったように“感じる”。なろう小説ならランキング、RT、いいね。あるいは漫画化やアニメ化までされる。女性なら萌え絵が一般的に認められて本棚でそれが見られること。それはたぶん、他人の幸福をこちらの網膜に直送してくる。人間は情熱の奴隷だから、しばしばそれを無意識に正当化するために「あれは低俗」「浅い」「社会に悪影響」みたいな言葉が、心のざわつきを包むラッピングをしやすい。
起爆条件も似てる。お手軽に消費できること。記号が強く、理解にコストがかからないこと。ファンコミュニティが楽しそうに盛り上がってること。これらは全部、「自分の美意識や努力が相対的に価値を失うかも」という予感を刺激する。で、その予感が痛いから、道徳っぽい語彙で殴ってしまう。
もちろん、作品や絵に対する妥当な批判はあるし、全部を持ち上げろって話ではない。ただ、「ジャンルごと一括りで嫌う」時のトーンって、多くの場合は美学の議論じゃなくて、心の防衛反応。言い換えれば、「自分が選ばれなかった痛み」の誤魔化し。なろう系嫌悪は「作品を読むのはOK」ラインが保たれてるだけましで、特に女性側の「萌え絵嫌悪」は公共の場でちょっと女性的なマスコットキャラが出てきた程度で、防衛反応をむき出しにしてるから性質が悪い。
うがった見方に聞こえるのは承知の上で、それでも一回だけ立ち止まってみるといいかも。「これは嫉妬の誤作動かもしれない」と仮置きしてから、作品や絵そのものの話に戻る。たぶんその方が、余計な敵を作らずに文化批評もできるんじゃないかなと。
付言すると、2010年代の萌え絵批判で、あれこれ「添削」して公共の場にふさわしいように修正する議論があったけど、ぶっちゃけていえば「女性キャラをできるだけ女性として魅力的に見えないように修正する」という作業。女性じゃないから、たぶんだけど、あれは「本来苦労の末に獲得する果実(女性との恋愛やそのさきの行為)を見る人が掠め取っている」ような感覚から来てるんだとおもう。男性はそもそも恋愛において(多くは)ジャッジする立場にいないけど、マチアプとかでもわかるように男性をジャッジできる立場なわけで、そこを迂回して「果実」を掠め取ってるのが不愉快なんだろうなあって(彼女たちがそれを自覚してるかはさておき)。
@takayuki0577
僕の「夢」は日本中の誰もが知っているマンガの作者になることだった。そうなれば当然、有名にもなるし金持ちにもなるだろう。アニメ化の際、声優と仲良くなることもあるに違いない。
平凡だがまっすぐな「夢」だった。
https://x.com/takayuki0577/status/1977792355190395154
でも僕は大怪我をしたたわけでも挫折したわけでもないのに「夢」を捨ててしまった。
https://x.com/takayuki0577/status/1977792678793515371
ウケる理由、「タイミングが良かった」ってけっこう大きいと思う。
https://anond.hatelabo.jp/20251014035005
面白いものを生み出したくせに、何が面白いか理解せずに作ってる作者というのは実は多い
これは作家に限らず、お笑いでも、アイドルでも、飲食店でも、企業でも
「何がウケているか」というのは実は難しい
ただ、この「何がウケているか」に対して世の中が全力を出して分析をしないのは、同時に「ウケたものを再度提供してまたウケるとは限らない」という事実があるからだと思う
だから「何がウケたか」よりも「何が面白いか」「何が良いか」を追求することになる
アニメ業界で起きたのはこれがあると思っていて、「既に一回漫画でウケたものをもう一度提供して良いのか?」と考えて改変したケースがあるんじゃないだろうか
原作者が関わった上で改変してコケてるものとか、たぶんソレじゃないかと思う
ただ、ここには大きな過ちがあって、アニメ化してる作品って「ウケたから」アニメ化してるんだよね
例えば多くの漫画から5%がアニメ化するとして、その5%が人気になった理由があるのに、改変したらむしろ面白さは95%側になるリスクのほうが高い
それを知ってか知らずか、その5%の作品の面白さを越えられるという慢心でやっちゃうんだと思う
と考えれば、その時の改変者(原作者含む)は、センスがどうこうじゃなく慢心している
例えばだけど、若い時に勢いで書いたほうがウケが良い作品とかたくさんあると思うんだよね
それを後になって原作者が続き書こうと思ったらなんか面白くないみたいなこと、ままあるんだ
センスだけじゃなく、偶然性や勢いや色んなものが噛み合って名作って生まれるんじゃないかなあ
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一応断っておくと、アニメ化で原作改変して原作超えを狙う権利は原作者にあるし、めちゃくちゃにする権利も原作者にはある(例:進撃の巨人)
あと、アニメ化ではアニメ組も大勢居ることも忘れちゃいけない、「原作派としては面白くないけどアニメ勢には好評」もある
あの場合は拒否反応は連載の最初から存在したので、劇場版で多少追加されたところで「気にしない」だったのではないだろうか
原作者インタビューでよく聞く(いや、平成で「聞いた」かな)ほうのいい反応では
「アニメのほうがうまくて(構図がいいとかアクションとか)(声優の演技が異性のキャラを把握してるとか)こうなっていたのかと作者である自分も驚いたので、
相乗効果で結末がちょっと変わった(いい演技をした声優のキャラがもうすこし長く活躍するとか)」。
これがコナンの声優やら翼の声優やらと結婚する作家が出る結果にも繋がるんじゃないだろうか。
しかし一方で、最近は最初から映画原作のような形で漫画をくみたてる漫画家も増えてきたとおもうので、
それだと「指示書」通りだなと監督のようなことをおもうのではないだろうか。
チェンソーマンとか呪術はすごく映画を意識してるからようやくオレも劇場版にたどり着いたなくらいの感じじゃない?
さらに、残酷なシーンを含んでR15公開する漫画の場合は、非常に繊細な狙いをつけたショックを与えるようにストーリーがくみたてられているので、
劇場版で少しでも手心を加えたりするとR指定と与える感動からズレが発生してしまう。
黎明卿とか猗窩座とかよく動かしたよな。
なので諫山せんせ(巨人モグモグ前提で「自由にやってください」だと?本当に「自由の翼」をやるやつがあるか)は本当に外れ値だとおもう。
あとアーシュラルグインは二度とアニメ化を許可しなかったけどそれはそうだろとおもう。
原作と違いすぎるし、宮崎駿は原作レ○プの連続だからさ……きみたちはどう生きるかっていうタイトルに出版社が商標権とってなくてよかったね
ただし地上波放送してくれ
まあ本命はコミックス復刊(文庫版とかコンビニ版でも可)と小説版電子化なんだけど
https://www.gemtracks.com/mustafakemalfilmiizle/
https://www.gemtracks.com/mustafakemalturkceizle/
https://www.gemtracks.com/tronaresfilmizle/
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https://www.gemtracks.com/gabbysdollhousefilmizle/
原作者は劇場アニメの出来に満足してて、読者は出来に不満足だったとする
読者が考えている「印象的なパートといえばアレ」や「漫画を象徴するセリフはこれ」、「この漫画といえばこの見せ方でしょ」が原作者的には「いや別にそれはそこまで大事じゃないよ」ですれ違いが起きていたら、これは原作者の方にセンスがないのか、作品は原則作者のものであるわけだから勝手に重要だと思い込んだ読者にセンスがないのか
Permalink |記事への反応(14) | 03:50
みんな口にはしないけどクソ性格悪いんだろうなぁ
普段はしっかりものの女刑事で実は大金持ちのご令嬢という設定の主人公が名探偵でもある執事からだけはアホな小娘扱いされるのが面白いのであって、最初からアホな小娘のキャラにされると台無しなんだよ
あれはアニメ化完全失敗してるよ
「ぼくの頭をお食べ」という、○○マンを名乗る者にあるまじき献身とシュールさがたまらなく好きで、本屋で見つけるとつい読んじゃうんだ
それがアニメ化されたら、アンパンチという、ダジャレでジョークを装った暴力行為でトラブルを解決する一介の○○マンになっちゃったんで、「あん人はこんな奴じゃなか」という気持ちで胸がいっぱいになった
マイナスな出来事でしかその人のことを覚えられない奴っているよね
テレビもアニメも漫画も見ないけどYahoo!ニュースやX、芸スポでくだらないゴシップやテレビ番組の書き起こし記事はしっかり見てる&コタツ記者はアクセス稼ぎのために炎上狙いのことしか記事にしないから
人のポジティブな功績、面白かったこと、幸せな出来事がまったくインプットされていかない
洲崎綾さんも「デレマスの新田」 「艦これのやどかり艦をいくつか担当している人」 「再アニメ化したぬ~べ~で新しく郷子の声優になった人」ではなく「夫婦喧嘩をXで公開したヒス声優」として覚えられたから
あの手の奴らはこれから洲崎さんが何かの大役をもらったり声優アワードを受賞したりしても「指輪がどうこうの人でしょ?w」と言い続けることになるだろう