Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「アニメ化」を含む日記RSS

はてなキーワード:アニメ化とは

次の25件>

2025-12-17

百合百合好きだけにウケても商業的に難しい~百合資本主義

百合好きにウケても売れはしないという発言は残念ながら、これはかなり正しい。

そして、それを否定する限り百合は売れない。

であればどうすれば百合作品が売れるのか、作り手側・売り手側の視点から考えた。

ただ少なくとも百合自体否定したいわけではなく、私としては百合商業価値を信じたいと思っている。

 

まず百合作品を世に出すという行為が、商業行為であるという認識を持たないといけない。

少なくとも商業作品である以上、「百合から仕方ない」という言い訳が許されるフェーズはもう終わっている。

 

まず漫画小説出版アニメ化は全て商業行為であり、資本主義行為であると言える。

雑に言うと、出版も他の私企業と同じ、資本主義的な投資回収モデルで動いている。

その前提に立った時に、ファンタジーだろうが、アクションだろうが、百合だろうが、

作家としては売れる作品提供しなければ、その作品は連載継続が出来ない。

 

では、消費者が支払った対価以上の価値があると思える作品提供し続ければ売れるのかというと、決してそんなことはない。

 

市場にはパイ存在するからだ。

仮にパイを取り切り、それでもなおROIが0を下回るような場合、その市場単体には投資価値がない。

それだったら、その分のリソースを他ジャンルに回したほうが合理的だ。

 

そして個人的にはすでに百合好き、

特に熱狂的な「百合から」という理由だけで購入してくれる層はほぼ取り切り、

今後は微増傾向になるのではないかと思う。

 

もちろん昨今百合知名度は上昇した。

それにより潜在的顕在百合好きの母数も増えたと言え、

yuriという単語自体英単語としての意味を持つようになったという事実がある。

10年、20年前と比較して、ROIとしては一応プラスに転じるようになっただろう。

 

ただそれでもなお、事業として赤が出ないだけであり、

投資案件として見た場合とても百合からという理由だけでプッシュできるほどジャンルとして強くはない。

 

となると現状百合には二つの選択肢がある、

既存パイからさら利益という樹液を搾り取るのか、

もしくは何らかの方法パイを広げるのか。

 

個人的には後者現実的だと考える。

技術的には円盤商法・特典商法・多重購入文化等、

パイの規模を維持したまま一人当たりの平均使用金額一時的に上昇させることは可能だ。

ただし、個人可処分所得には限度があり、

外圧により継続的に分不相応可処分所得作成することが不可能である

従って、この策は結果的市場の縮小という結果を招くと言える。

 

となると後者の方が合理性がある。

まり百合市場を拡大するためには、「百合から買う層」に依存するのではなく、

百合でも買う層」「気づいたら百合だった層」を商業的に取り込む必要がある。

では、どうすれば「百合でも買う層」「気づいたら百合だった層」を取り込めるのか。

 

そのためには一旦百合を捨てよう。

 

わかる、百合作品を売るのに百合を捨てろとはどういうことだと。

文句を言いたくなるのは非常にわかるが、少し待ってほしい。あとで拾うから

 

何も非百合作品を売れと言っているわけではない。

その作品から百合という要素を抜いた時に、それでも面白く、

それでもって百合という要素がないと破綻するような作品を書けばいいわけだ。

この構造百合作品に限らず、多くのヒット作で確認できる。

 

例えば名探偵コナン、あれは推理漫画ではあるが、

同時に一部幼なじみによる恋愛的側面や、黒の組織との対決という純少年漫画的要素も持っている。

そこで仮に工藤新一毛利蘭がおらず、

引きこもり陰キャが一人で遊園地に行ったところ黒の組織に遭遇し、身体が縮んでしまったとしよう。

そんな彼が強く元の姿に戻ることを望むだろうか?

否、戻る理由存在しない。

 

蘭がいるかコナン工藤新一に戻る必要があり、戻る必要があるから黒の組織と対決する。

そして読者はそこに期待をし、読み始め、結果として推理パートも楽しんで読むのである

 

これからもわかる通り、百合作品において重要なのは百合を主軸に据えること」ではなく、

百合がなければ成立しない構造を、百合以外の魅力で包み込むこと」だ。

比較マイナーミステリで読まれる続けるために組織との対決があるように、

同じくマイナー百合を読み続けるためのインセンティブを売り手側が設計し、読者に提供しなければならない。

 

ではここで、どのような設計であれば売れるのかという問題が発生している。

先に言うと、一般化できるような解決策は存在しない。

というか出版社は物語を売るということに特化した企業なのだから、知っていたらすでに自社の利益のために使っている。

ただここまで話してきてそんなもの知りませんじゃ、ここまで読んでくれた方は納得しないだろう。

 

ここからは、百合作品設計するうえでの具体的なリスク要因について触れる。

つのアイデアとして言うのであれば、

少なくとも純粋恋愛を前面に出すのはリスクが大きいということだ。

もちろん百合とは狭義には女性同士の恋愛を含むはずだが、

果たして恋愛を出さな百合百合なのかという指摘があるのは理解している。

そして恋愛リスクと言うのであれば

わたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)」はどうなるのか?という反論もあるだろう。

 

まず一つずつ処理をしていこう。

 

恋愛を出さな百合百合なのか」:これに関しては百合定義が厳密すぎないか

個人的には恋愛に限らず広義の女性同士の関係百合として定義してしまっていいのではないかと思う。

それこそ友情であり、敵対であり、憎悪も含め、

女性女性に対して比較的強い感情を向けることを百合とすることで、

マーケット的にも百合パイが広がるという恩恵がある。

そして広がったことにより、ファンタジーが、王道ファンタジー、ダークファンタジー異世界ファンタジー、などのように

分化しているのに習って、百合自体も細分化させればいい。

 

さて、次にわたなれだが、これに関して私が考えるのはゲートウェイとして機能したのは恋愛面ではなくコメディ面ではないかという点だ。

コメディという点から見ると、「魔法少女にあこがれて」も言えるだろう、

もちろんこちらは若干のエロ売りも入ってるわけだが、それを加えても、どちらも百合要素はあるが、それだけに留まっていないのである

 

 

結局のところ百合作品を売るために必要なのは百合を強調することではない。

百合でなければ成立しない感情構造を、百合以外の魅力で読者の前に差し出す設計なのだ

そして、作者や出版社は百合以外の魅力を読者の前に差し出すことを恐れる必要はない。

なぜなら制作者は読者を楽しませ、その対価をいただくことで、出資者還元するという役目を果たさなければならないのだから

Permalink |記事への反応(0) | 00:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-16

鉄鍋のジャンアニメ化

PV見たけど、カーカッカッカ!が俺の秋山と違うので声優チェンジで。

俺のイメージクルル

Permalink |記事への反応(0) | 15:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

サイレンアニメ化原作漫画見たら頭身が時々狂ってるよね

デカ少女になってるの

どういう経緯でああなるんだ?

下手ならわかるの

めちゃくちゃになるの

漫画家うまいじゃない

比率合わせるの簡単そう

うまいならいけるし

その顔小さくするか

体大きく直すだけですむのに。

Permalink |記事への反応(0) | 11:46

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251216085003

伴天連怪談アニメ化待ってるわ

Permalink |記事への反応(0) | 10:32

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

前にFREEDOMってアニメあったじゃん

大友デザインやったやつ

あの質感でAKIRAコミックス版をアニメ化してほしいんだよなぁ・・・

FREEDOMOPコミックアニメパートって完全にAKIRA意識してたじゃん。

あの感じで作ってほしい。

今だったら生成AIとかでエフェクトかけてああいうの作れるんじゃない?

Permalink |記事への反応(2) | 09:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251216085003

チェンソーマンもそこまで当たってないし、怪獣海外バカ受けしてるから集金中だぞ。

個人的にはケントゥリア映像化してほしい。

後、WITCHRIVも現状はかなり面白いオタクのノリもなくて読みやすいし、アニメ化したら覇権取れると思うよ。

Permalink |記事への反応(0) | 09:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-15

anond:20251215185733

そっちも今だとフェミ系がうるさそうねぇ…

ジャンプマガジンサンデーのいわゆる黄金路線から外れてエログロヒャッハーガキなんか知らねえぜ!みたいなよく分からん道を爆走してた当時のチャンピオン漫画アニメ化とか感慨深い

Permalink |記事への反応(0) | 19:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

鉄鍋のジャンアニメ化

……正気か?!

料理対決に勝つためなら、調合すると麻薬成分が発生するキノコ食わせたりとか、肉にコクを出すためにウジ虫混ぜて食わせるような漫画だぞ?!

令和のコンプラ環境で通るのか、コレ?

Permalink |記事への反応(3) | 18:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251215121932

序盤がウケた作品しかアニメ化されないからな

Permalink |記事への反応(0) | 12:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251215121932

序盤の序盤だけアニメ化して、人気がでたら2期とかやるんじゃない?

Permalink |記事への反応(1) | 12:24

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251214101839

そもそも大失敗で有名になってる時点で大成功

空前の失敗とまで言われてても、もう5億以上は稼いでる。

セーラー服と機関銃という日本代表する大ヒット映画を1000年に1度の大女優橋本環奈が主演をつとめたセーラー服と機関銃-卒業-なんて凄いよ

橋本環奈セーラー服と機関銃だよ?

それで興行収入9200万だよ。

どっちのファンも誰も見に行かなかったレベル

やばい

アニメ映画だと、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?とかも、何期もアニメ化された人気作品なのに、映画興行収入は7000万と大爆死してるし。

Permalink |記事への反応(0) | 02:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-14

奇面組アニメ化で思ったけど、等身キャラがちびキャラになる元祖ってなに?

色々調べたけど、世代じゃないのでよく分からん

軽井沢シンドローム

ダッシュ勝平

マカロニほうれん草

・THE MOMOTAROH

がきデカ

パタリロ

手塚治虫作品の何か

Yahoo知恵袋だとマカロニほうれん草が有力だった

Permalink |記事への反応(0) | 20:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-13

純愛をしていた頃の思い出


はてなに書いてみたいと思った。

純愛というか、若い頃はそんな時期があった。今の私は不惑

の子とは長年連絡を取り合ってなかったが、実は先日、親戚付き合いの時に出会った。祖父方にあたる親戚の家のダイニングで。

その時に思う事があって、増田をしたためることにした。増田はたまに短文を書くくらいである。



の子と初めて会ったのは、私が21才の時だった。当時は茨城県にある大学電気工学を学んでいた。夏休み帰省である実家は、(秒速5センチメートル聖地)隣の栃木県にあった。

ある夏の帰省時に……その実家から、ほどなくの距離にある親戚の家に行ったのだが、玄関に入った時に、はとこに当たる子がいた。

当時は「はとこ」という単語は知らなかった。誰がどの親戚筋にあたるとか、そういうことにも興味なかった。ただ「女の子がいるな」としか思わなかった。

その、はとこに当たる子なのだが、『野乃花』ということにする。プリキュアの方ではない。野乃花(ののか)は玄関口で私と目が合って、「こんにちは」と言ったのかな。それは覚えている。

帰省時に親戚の家に行っても、一応成人である私は暇を持て余していた。子どもの頃から何度も行ってるが、その時みたいに居間でくつろぐことが多かった。周りは子どもばかりである

親戚の子どもたちは皆ゲームをしていた。スマブラというゲームだった。大乱闘スマッシュブラザーズ

私は任天堂キャラをほぼ知らなかった。ピンク色のあれがカービイって言うのはわかったけど、あとは知らないキャラだった。ピカチュウも辛うじてわかったくらい。

ゲームを一切しない子どもだった。家にスーファミPS2もなかった。家の近くにある里山に出かけて、危険であろう山奥まで踏み込んで、昆虫トカゲを捕まえて飼育するのが好きだった。日本にいるはずもないチンチラがいないか探そうとしていた。

親戚の子ども達は居間ゲームするだけじゃなくて、子どもらしい身体を動かす遊びもしていた。外での運動だった。まさにスマブラ

居間でも、廊下でも、玄関でも、これでもかというほど広い庭でもそうだった。私は成人男性だったけど、元気のいい彼ら小学生相手をすることもあった。

野乃花は、大人しい子……でもなかった。わーきゃー言って水鉄砲を打ったり、私に体当たりをしてゴロンとひっくり返っていた。溌剌な子だった。

野乃花はその時、7才だったはず。14才差なので。小学校に上がった年である。いい頃合いの年齢ということで、(私から見て)遠い親戚の人も、野乃花を本家筋の実家に連れてきたのだろうか。

それはそれとして、大学であるというのに私は、毎年夏や大晦日になると……その親戚(本家筋)の家に行っていた。小学校中学校の頃は、それこそ年に何度も。

うちの母親が私や兄弟を連れて行くと、祖母漏れなく一万円をくれるのだった。うちの母親は、ことあるごとに其処に行っていた。子どもを連れて。ある種の集金システムである

私は子どもながらに察して、祖父母にあざとくした。可愛い子だと見られようとした。今思えば浅ましい考えかもしれないが、毎回寄るだけで一万円をくれるのだから、それくらいは当然と思っていた。

中学生高校生になると、親戚の家に行くことはなくなっていた。

しか大学に進学すると、また急に行く頻度が増えた。私と祖父が同じ大学出身で、学群も同じ(祖父時代学部)だった。お気に入り度が上がったのだと思う。

20才になる年に入ると、祖父のとっておきの日本酒や焼酎を飲ませてもらった。あの頃はおいしい酒の味がわからなかった。モンテローザ系列の味に慣らされた舌には、明らかに上の味だったけど。

話が脱線している。あの日々が懐かしすぎるのが悪い。

え、野乃花?あの子は、、、私が22才、23才、24才になる年も、毎年ずっと会い続けた。親戚の家に行く度に必ずいた。ほかの子はいないこともあったし、来なくなる子もいたのだが。

今思えば、懐いていたと思う。よく会話をしたし、ごっこ遊びにも付き合った。

夏休み冬休み宿題を私が教えることもあった。「増田くん。あたまいー!」とよく言ってくれた。私は漢字に弱かった。今でも書き誤りをすることがよくある。

野乃花に、「こないだの発表会でね、その旨(うま)をまとめて発表します」と読み間違えた話をしたが、さすがに理解してくれなかった。

ある日、曇天で雷が鳴っている時に、雷を素早く動いて躱せるのかという話になった。私が「雷はね。上から落ちてくるんじゃなくて、下から上に昇ってるんだよ」と伝えると、「うそ。ほんとー。今度試してみる」と言った。「絶対に試したらダメだよ」と釘を刺した。

野乃花について、はっちゃけ雰囲気の子想像するかもしれないが、実際は年齢に見合わない利発な子だった。理屈っぽい私の話を、「へえ」と面白がってくれる唯一の人間だった。

夕食の時は席が大体隣だった。誕生日プレゼントをあげた時は抱き着いてきた。年齢差はあったけど、会話が弾んだ。

親戚の大人達が家にいない時だと、2人きりになることがあった。かくれんぼとか、鬼ごっことか、ノートPCヤフーポータル画面を開いて、いろんなことをググったりした。(ほかの親戚と一緒に)花火大会にも行った。水族館にも。遊園地にも。

彼女は明るくて溌剌としていて、私みたいな陰キャラとは違った。いわゆる"いい子"だった。はてなブックマークでいうと、女性ブクマカトップコメに入りがちな、快活な方々がおられると思う。あんな感じの、知性やユーモアを伴った明るさである



25才の頃は、新卒で入った茨城県にある電機メーカーに勤めていた。

親戚の家に行くのは、年に2回ほど。祖父は、私が社会人になっても毎年お小遣いをくれた。「早く技術士になれよ、期待してるぞ」って、行く度に祖父が言ってた。それから十年もかかったが、祖父と同じ電気分野で技術士試験を通った。

それくらいの年齢になっても親戚の家に行ってたのは、野乃花のことが頭にあった。私に懐いてくれる女性というのは、それまでの人生彼女しかいなかった。私はモテなかった。はてな語で言う弱者男性

ある年の夏だった。自家用車で一人でその家に行くと、玄関口の廊下に野乃花がいた。靴を脱いで、家の廊下に上がったところに古い掛け時計があった。ずっと昔からあって、玄関に上がる時は時刻を見るクセがあった。

廊下に立っていた野乃花に近づいていって、野乃花の両肩に手を置くと、野乃花が唇を突き出した。キスをした。口にする方だった。

私は別にロリータ同人誌アンソロジーを持ってたわけじゃない。そういうR18コンテンツに触れたこともない。当時の私は、社会人としての勤めや、理工学勉強の日々の傍らに、読書をしたり映画鑑賞をする男だった。年少への性癖はない。ただ、孤独への性癖があっただけだ。

野乃花とのキスというのは、その時が初めてじゃない。鮮明でない記憶だけど、初めての時は、私が22~23才くらいの時だった。野乃花が8~9才くらい。

親戚の家の中ほどにある居間で、2人だけになってる時に、身体が不意にくっついて……その流れで、人生で初めてキスをした。少し大人になれた気がした。

それからは、2人になる度に、親戚の目がない時にキスをしていた。唇を合わせるだけの簡単なやつを。一日に何度も。別に理由はなかった。私も野乃花も、ただしたかっただけだと思う。

野乃花が小学校卒業する年の2月だった。初めて2人だけで外に出かけた。それまでは、親戚付き合いの中で、花火大会とか水族館とか、飲食店などに一緒に行っていた。それが、野乃花が親に携帯電話を買ってもらい(青っぽいガラケー。私はスマホ)、LINEでやり取りするようになった。

デート場所茨木駅周辺だった。茨城ってぶっちゃけ鳥取島根クラスに何もないところだけど、大きい駅の周辺では、ショッピンググルメ自然文化体験など色々楽しめる。野乃花のいる栃木でもよかったけど、『秒速5センチメートルごっこになってしまうのでやめた。積雪電車が止まるかもしれない笑

その日は、夕方まで一緒に何時間も過ごした。最後美術館に行って解散した。帰りの電車賃は社会人だった私が出した。それ以外の、食事代とか入館料は割り勘だった。出そうとすると、野乃花が嫌だと言った。

電車が出る時間になってホームで別れる時、「楽しかったね」と私が言ったら、野乃花が「今日、一緒にいられない?」と聞いてきた。潤んだ瞳だった。吸い込まれる瞳ってどこかの小説地の文があったけど、あれは作者の実体験だったんだと感じた。

仕事あるからね。また今度ね」と言うと、野乃花は俯いて電車に乗った。最後に手で肩に触れて、「バイバイ」ってお互いに言った。野乃花は泣いていた。



ここからは閑話。読み飛ばしを推奨する。

あの頃は、年齢差のことを考えることがあった。私と野乃花の年齢差は、年度でいうと14年分。一番最初に会話した時は、小1と大3だった。

(以下閑話)※当時のメモを参考

---------------------------

年齢差についての関数

年数をxとして、お互いの年齢の比をf(x)とすると、f(x) = (a+x) /(b+x)となる。年数xを経る毎に0<f(x)<1で単調増加で1に近づく(極限操作)。

お互いの年齢比が0.5になるときの経過年数は、式変形によりx=2a-bで表現できる。この比率もっと一般的表現すると……。上記f(x) = (a+x) /(b+x)を微分すると、商の微分でf`(x) =(a-b) /(a+x) ^2

f`(x) =0になる極値は……?と考えると、残念ながら存在しない。

元の関数f(x) = (a+x) /(b+x)というのは、式変形すると、f(x)=1+((a−b)/(b+x))となる。これは、f(x)=a/(b+x)という直角双曲線をグラフ平面において平行移動させたのみである

直角双曲線は微分可能であるが、極値がない。正負の値を関数に入れると、グラフ上で左右に分かれて存在することから、右極限と左極限が一致しない。

方程式 f`(x) =(a-b)/(a+x) ^2において、a−b=0が成り立つのは、a=bの場合のみ。導関数ゼロ。定数関数であり、傾きはない(定数関数微分可能かどうかは流派による)。a≠bだと、導関数ゼロになるxの値が存在しない。

年齢算という算数を扱っている以上は、関数の形状はシンプルである。一番知りたい特定の値に向かって方程式に数値を入れるのみ。私は複雑な答えを求めたが、その行為自体が適切でなかった。つまり、二人の年齢差というギャップは、数学的には永遠にまらないという無慈悲証明けが残った。

---------------------------

(閑話終わり)



野乃花が中学生になった年だ。私は茨城県にあった電機メーカーを辞めて、他業界IT企業転職した。広島市営業所があるメガベンチャーだった。

仕事に忙しい日々だった。距離があるので関東に帰ることも無くなって、それで……野乃花とはそれっきりになった。LINEメッセージも、いつの間にか途絶えた。既読無視をしたのは私の方だ。

もう結構な年齢である

今は独立して、都内IT関係下請けをしている。フリーランスだ。ハイクラスエンジニアでは決してない。うだつが上がらない日々だけど、いつかは1人社員株式会社にしたいと思ってる。今の自営業屋号は、結構厨二が入っている。実年齢よりも幼い人間なのだと感じる。

なぜ、この日記を書こうと思ったか正月に野乃花と会ったのである。もちろんあの親戚の家で。あそこに行くのは久しぶりだった。

其処に行く途中の車内で、母に聞いた。あの家は祖父祖母も亡くなっていて、今は叔父夫婦が住んでいるだけ。跡継ぎはいない。子どもはいたが、みんな自立したらしい。大きい家なのに勿体ないって、そんなことを思いながら親戚の家に着いた。

玄関を上がって、あの時の古い掛け時計が別のに変わっているのを見て、それから台所(兼ダイニング)に行くと、親戚が何人か座っていた。その真ん中あたりに……野乃花がいた。

野乃花と会うのは約15年ぶりだった。

私と目が合うと笑顔になった。ダイニングの隣にある小さい居間では、親戚の子達が皆で一緒にタブレットアニメを観ていた(私はここ数年アニメを見てない)。少年の時、ボードゲームをしていたのが懐かしい。あの頃より人数が減っている。

話は変わるけど、もし『グノーシア』のボードゲームや、人狼ゲームがあったらやってみたい。一生叶うことはないだろうけど――もしアニメ化もされたら観てみたいと思う。

野乃花を見た後で考えた。

まだ夕方ですらなかった。これから何をしようか、どうやって暇を潰そうか。スマホ操作するだけでは勿体ないし、懐かしいその辺りを散歩しようと思った。

本当は野乃花と話したかったけど、連れていくわけにはいかないし、話せるだけの心の余裕もなかった。それに、野乃花は夕食の準備を手伝っていた。



近所の散歩が終わって、台所ダイニングで豪華な夕食を食べて、ビール瓶を何本も空けて、親戚連中の大人(あの頃の子ども達)とたくさん話をして、トイレに行ったり、親戚の子の遊びに付き合ったり、お年玉(※宿泊費)を払ったり、十数年ぶりの親戚の家は懐かしい。野乃花はずっと飲み会を手伝っていた。

飲み会の後、ダイニングでスマホをいじっていると、深夜が近づくにつれて親戚の数が減っていった。「そろそろ寝ようか」と思ったところ、廊下から野乃花が入ってきて、こちらに歩いてきた。私の隣の席に座った。結婚指輪はしてなかった。

「久しぶりだね」

と私が声をかけると、

増田くん元気そうだね」

と返ってきた。

面影がすごく残っていて、懐かしい感じがした。

子どもの頃の就寝時間は午後十時だった。今は大人から、あと一時間は起きていられる。野乃花と喋ってから寝ることにした。

思ったより多くの会話をした。卒業した学校とか、就職先とか、今の趣味とか、好きな本とか、最近観た映画とか。私はサブカルが好きだけど、野乃花もそうだった。アニメだと『ブルーロック』の話をした。エゴの塊みたいなキャラの話で盛り上がった。漫画小説の話もした。吾峠呼世晴の初期短編集は2人とも読んでいた。

でも、野乃花が不意に言ったのだ。

「私、増田くんと結婚するんだって思ってた」

心臓ドンって叩かれた。この時まで、悪いことしたという思いはなかった。

でも、この時になって、私があの頃、どういうことをしていたのかって、そういう思いが一瞬で頭の中を駆け巡って、後悔が襲ってきた。

「迎えにきてくれると思ってた。連絡がほしかった。私は増田くんに会いに行けないのに」

野乃花を見ると、涙を拭っていた。鼻もすすっていた。

それから沈黙が続いて、「ごめんね」と言った。そしたら確か、「増田君は結婚したの?」と聞いてきた。

結婚どころか、離婚まで経験していることを話すと、野乃花は爆笑していた。机に突っ伏して、本気で笑いを堪えている様子だった。話を続けると、野乃花も一度離婚経験していた。

なんだか変な雰囲気になって、それからまた、さらに笑える話を(お互いに)続けて、そうこうしてると午後11時になった。LINEの連絡先を交換して寝室に入った。



読者の方は察してるとは思うが、私はいわゆる発達障害である。診断済みだ。

メガベンチャー転職をして地方都市引っ越した後、仕事人間関係で苦労することがあった。明らかにおかしいと思い、精神科医に診てもらったところ、様々なテストの後に、そういう診断が出た。子どもの頃からの行動傾向を見てると明らかだった。

ある情報によると、発達障害精神年齢というのは……実年齢×0.60~0.70らしい。青春期の、精神が最も発達する年代に脳が発達をしてくれない(脳発達のピークが30代にくる)。

一方で、一般的女の子は、男の子よりも数才精神年齢が高い。ということは、最後に野乃花と会った時の精神年齢は……私だと26才×0.60~0.70≒15~18才ということ。野乃花が実年12才+2~3才とすると、14~15才ということだ。

あれ、なんだこれと思った。そういう視点で考えると、野乃花との年齢差があっても話が通じたことの合点がいった。

私と野乃花は、あの瞬間、確かに「同級生」だったのだ。

話は以上である

我ながら恥ずかしい執筆体験だった。私の言葉で思い出を表現できてよかった。理屈っぽくて読みにくかったとは思う。

でも、言葉にしたかった。あの時、親戚の家のダイニングで、20代後半になった野乃花と再会した時の衝撃とか、それよりずっと前の、野乃花との楽しい日々の思い出とか。ここで、こうして吐き出すことができてよかった。

明日からは、また一人のはてなユーザーである。みんなの面白日記を、また読ませてほしいです。ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

Permalink |記事への反応(2) | 11:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-11

サイレンアニメ化マジか!!

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/psyren-anime.com/

今年最大の嬉しいニュースだ!

一話からサスペンスで最高に神なんだよな

いまでもたまに読み返して参考にする

Permalink |記事への反応(1) | 18:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251211175339

オタク戦略的あいまい だと思ってる

セクハラとかセンシティブ感のある描写アニメ化カットされるのはノイズから

うん確かに正しい、誠実、大人は全員理解してる、だがしかし

Permalink |記事への反応(0) | 18:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

PSYRENアニメ化するのか…

あれってThisコミュニケーションと同じで大した人気はないのにノイジーマイノリティがやたらとうるさいイメージしかない。

Permalink |記事への反応(0) | 17:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-09

anond:20251209212233

絵としての完成度が高い漫画だとアニメ化しても伸びしろが小さいのでしょぼく感じる

鬼滅は絵としての完成度が低いかアニメでの伸びしろが大きかった

Permalink |記事への反応(1) | 21:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

メダリストアニメってやっぱショボくない?

原作の良さの1/5ぐらいまでしか出てないよね。

だって絵が止まってるんだもん。

原作のほうが絵がずっとずっと動いてるんだもん。

俺さあ、アニメ化が決まる前はあのウユニ塩湖の回が楽しみだったんだ。

でも俺が見たかった景色はきっと見れないんだろうな。

頬を撫でる風の感触を一緒に感じたかった。

でもこのクオリティでは無理だね。

悲しいよ。

鬼滅ぐらいのクオリティなら出来たかもしれないことが出来ない。

どうせロリコンアイドルオタク自己実現漫画に過ぎないって見下されてんだろうなきっと・・・

Permalink |記事への反応(2) | 21:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-08

さむわんへるつがおすすめ たぶんアニメ化する

https://anond.hatelabo.jp/20251208192935

少年ジャンプで連載中で一部で話題になってるさむわんへるつっていうラブコメ漫画おすすめっていうかたぶん今後賞とか受賞してぷちブームくるだろうってくらい面白い

可愛らしいイラストレーターみたいな絵柄でそのまま漫画になってる感じでオシャレ。久々に凄いジャンプ漫画来たって感じ。

Permalink |記事への反応(0) | 19:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-05

『わたなれ』アニメがヒットして『ささこい』アニメが失敗したの悔しすぎる。

こんなことXじゃ言えないから、ここに書くのですが…。

『わたなれ』の劇場版の注目度、すごい。元々上映期間が区切られていたにも関わらず、延長したりしている。これは大成功と言ってもまったく差し支えない大成功だ。

もちろん嬉しい。わたなれは好きだ。

知らん人に説明すると、わたなれアニメラノベ原作アニメ女の子同士が恋愛するいわゆる百合というジャンルで、雰囲気的にはラブコメかな? TVアニメ版の終了後、その続きの劇場版現在公開されている。正式タイトルは『わたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』。

一方、ささこいアニメ漫画原作。『竹嶋えく』という日本一上手な絵で百合漫画を描く漫画家の作品こちらも雰囲気的にはラブコメだけど、バンドモノという側面もある。正式タイトルは『ささやくように恋を唄う』。

まぁね、難しいと思ってたよ、ささこいのアニメ化なんて。期待してなかったし。ABEMA独占配信とか、わけわからんし。そもそも竹嶋えくの美麗な漫画イラスト作画アニメ化することそのものが超々高難易度だ。ムリムリ!

ムリじゃなかった……

後発のわたなれアニメがヒットした。

実は、わたなれの原作イラストも竹嶋えくが描いてる。わたなれは、竹嶋えくの作画アニメキャラクターデザインに上手に落とし込んでいる。

一方ささこいは、キービジュアルこそ竹嶋えくのエッセンスを上手に拾っている。しかし、アニメ本編の出来は…涙。

これはもう完全に私の妄想だし、何様だって話になるんだけど、もし私が竹嶋えくだったとしたら、

「何でわたなれヒットしたのに、ささこいがこんなことになってんねん!!」

激怒していると思う。

アニメにするのが難しい作品というのは、ある。バンドモノは流行ってはいるけど、アニメにするのは本来かなり難しいジャンルだと思う。それに加えて竹嶋えくという絵に定評のある作者の漫画アニメ化。失敗して当たり前だよ。でも、それにしたって。

うう涙

俺は悔しいんだ。

わたなれ関連の朗報があればあるほど、ささこいだって、ささこいだって! って…

原作同士の比較で言ったら、百合作品として私はささこいの方が好きなんだ。これは完全に好みの問題だし、そもそもわたなれと比較することそのものおかしいんだけど、おかしいんだけども、でも…

こんなことになるくらいなら、アニメ化なんてしなければよかったのに。

どこか、ちゃんと体力のある制作会社が作り直してくれ!!

Permalink |記事への反応(3) | 10:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-03

anond:20251203093540

自分が見てる範囲では

レッスン+企画監修+MVなど制作進行+配信サイン が重い気がする

よく話題に上がるのは企画監修、制作かなあ

今日まだ提出物やってない」とか言ったりする

揉めがちなのは制作だと思う、外部のクリエイターと調整したりとか

あと大型企画でもタレントが取り仕切ってたりして、社員なにしてんの??ってなる

レッスンは、覚える歌とダンスの量が尋常じゃない、どうやってんだあれ

 

漫画家漫画人気になってアニメ化して監修が多くなった状態に近そう

体力オバケ以外は普通に潰れる

Permalink |記事への反応(3) | 14:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-28

こんな大きなコンテンツになると思わなかったもの

いか

初めはナガノ氏が「こんな風になって生活してみたい」という願望を描いたマンガだったのに、今や国民コンテンツ

ラブブ

「ラブブなんてかわいくないよねー」と言いながらそれなりに国内でも人気なのは不思議

鬼滅の刃

連載当初はそこまでランキング上位ではなかったのに、徐々に人気を伸ばし、アニメ化ではねた。無限城編 第一章は世界で1000億円を超える興行収入

ミャクミャク様

もう万博は終わっちゃったけど、まだ根強い人気がある。キモ可愛いから国民キャラクター

マインクラフト

ごめん、俺の見る目がなかっただけだろうけど、一人で開発されたゲームがここまで巨大コンテンツになるとは思ってなかった

ポケモンカードポケカ

まさか投資対象になるまで成長するとは。ポケモン恐るべし

安倍晋三トラバ避け)

アンケート増田に「安倍晋三」と書くだけで嫌がらせになるなんて、安倍元首相も思わなかったであろう

しゃあ!(トラバ避け)

アンケート増田トラバをして嫌がらせをするなんて、猿渡先生も驚いているだろう

他にある?

Permalink |記事への反応(1) | 19:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-22

anond:20251122213100

とりあえず落ち着いてToLOVEるダークネスでも読めよ

アニメ化しても「そういうの読んでるとか、オタクなんだキモッ」って言われるから

Permalink |記事への反応(0) | 21:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

呪術廻戦を見たらミーハー扱いされるの納得いかない 

アニメ化からずっと呪術廻戦を追ってきた身として、最近ほんとモヤモヤすることがある。

だってさ、「こちとらアニメ化からファンだぞ」って話なんだよ。

アニメ化前、呪術廻戦なんて誰も読んでないマイナー漫画扱いだった。

しろ「そういうの読んでるとか、オタクなんだキモッ」みたいな扱いだった。

なんなら単行本買ってるだけで変な目で見られた時期もある。

それがさ、アニメ化した瞬間にわーっと群がってきた連中に、こっちは「流行もの好き」とか「ミーハー」扱いされるわけよ。

いやいやいや、失礼すぎるだろ。順番がおかしい。

こっちは作品が育っていくのをずっと見守ってきた側なんだ。

「私達が育ててきた」みたいな気持ちすらある。

もう、ほとんど子どもみたいなものなんだよ。

ファン歴長いから偉いとかじゃなくて、ミーハー扱いされる筋合いはないって話。

からの読者のこと、ちょっと尊重してくれよって思うんだよね。

Permalink |記事への反応(1) | 21:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

タツキの短編アニメ化すんならファイアパンチをですねえ…

Permalink |記事への反応(0) | 21:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp