
はてなキーワード:アクション映画とは
70点くらいの普通に面白い1990年代アクション映画だった。
よかったところはテンポとスケール感、悪かったところはノリ?とシナリオ
「プレイ・ダーティー」はシェーン・ブラック監督が贈る、アクション満載の骨太で巧妙なスリラー作品。強盗団を率いる冷徹な男パーカー(マーク・ウォールバーグ)。彼はグロフィールド(ラキース・スタンフィールド)やゼン(ローサ・サラザール)といった腕利きの仲間たちと共に、桁外れの価値を持つお宝の強奪に臨むこととなる。しかし彼らの前には、ニューヨークに根を張る巨大な犯罪組織が立ちはだかるのであった。
という紹介文を見て、いや「シェーン・ブラック」が撮る映画じゃ無くね?と思って見たらこの文章から感じられる内容では全然なかった。リーサルウェポンとかラストアクションヒーローとか撮った監督だぞ!って感じのアクションコメディ。
紹介文から感じられる特殊能力に長けた腕利き強盗団による綿密な計画に基づいたクライムアクションみたいな感じだけど、実際に出てくる奴らアホばっかりだし、ウォールバーグも冷酷ではあるけど基本はアホだし、頭使って見る映画だと思って見たら脳みそ溶けちゃうよ。
銀行強盗に乗り込んだウォールバーグ一味。なぜかアホな若者が仲間にいて事態をかき回す。計画は上手く進んでいると思いきや休日に忘れ物を取りに来た警備員が強盗に気づき裏口で待ち構えていて襲撃を受け、盗んだ金を奪われてしまう。車で逃げた警備員を素顔を晒して銃を撃ちまくりながら走って追いかけるウォールバーグ。レース開催中の競馬場に追い詰め、大衆環視の中警備員を撃ち殺すウォールバーグ。金を取り戻しめでたしめでたし。
こんなテンションで終始展開される映画なのでそういうもんだと思って見るべき映画。
そんな中でもちゃんとスティング!な展開が盛り込まれていたり、シェーン・ブラック的なコメディ要素もウザったい部分も多いながらもクスリとさせられる部分もあり、シェーン・ブラック的な無駄に規模の大きいアクションも個人的にはよき。高架を走る貨物列車を脱線させるも落下位置を見誤って仲間全員巻き込まれるシークエンスとか「うわ~~~~バカだな~~~!!」って感じでよかった。
個人的に一番よかったのは冷酷なマーク・ウォールバーグという設定が途中、こいつやっぱアホなのではという1990年代の主人公的な展開を挟みつつも最後まで活きていたところ。
最初の強盗シークエンスの後、メンバーの一人が裏切り主人公は重傷、他の仲間は全員全員死亡してしまう。復活した主人公は裏切り者を探し出し追い詰めるも彼女は祖国を救うために巨大な強盗計画を企んでおり、最初の強盗計画はその資金調達のためだったことが判明。ウォールバーグは半ば巻き込まれる形でその大強盗計画に乗り出していく。
その計画の中で彼女の助けを借りたり想いを聞いたりして本当の仲間になっていき、最終的に計画は別の形で成功をおさめ彼女の祖国は救われたことがニュースで流れる中、主人公は彼女をきちんと射殺する。仲間を殺したケジメをつけるために。
個人的に見ながらずっと「でもこいつ仲間撃ち殺したやつなんだよなぁ」と思いながら、なんとなくそこはうやむやな感じで終わるのかなとか、ウォルバーグをかばう形で死んだりするんかな思ってたんだけどきちんと主人公の手でケジメをつける展開はよかった。
紹介文の「骨太で巧妙なスリラー作品」と思って見始めたら???ってなっちゃうけど、ノリの古さとかも含めてまぁこんな感じの作品でしょって感じで、今日はちょっとなんも考えずにアホなアクション映画見たいな~ってときに見るにはちょうどいい作品だったと思った。
カクヨムにて7月8日から公開・連載されている『成り上がり~炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~』についての感想や考察を書いています。
通称『なっくり』。
https://anond.hatelabo.jp/20250904223228
https://kakuyomu.jp/works/16818792436194059031/episodes/16818792436315513393
前回の『転落』では主人公の圭祐が専門学校中退をきっかけにレールを外れ、転落していく様が描かれていました。
これ自体は展開の無理や矛盾は少なく、完璧と言えないまでも、カクヨムの平均からすればまずまずの完成度と言えます。言いたいことはわかるし、これからの展開に期待を持てます。
とはいえ、第1話は作者が何度も修正をかけている部分でもあります。それでも所々に破綻が見えかけているのは、不安が募るところでもあります。
【取調室】
カクヨムの連載作品においては、各話の文字数はおおよそ2000字~4000字程度に収める事が多いのですが、第2話に関しては既に6000字を超えています。
正直こういう小見出しをつけるなら話数を分けてしまった方が読みやすいと思うのですが、そこはともかく……
蛍光灯の白い光が、古びた金属製の机と椅子、そして彼の顔を無機質に照らし出していた。徹夜の尋問で、彼の思考はすでに霧散寸前だった。乾いた唇はひび割れ、数日髭も剃っていない顔は、まるで廃人のようだった。
いきなり疲弊している圭祐。
しかし前回のどこを読んでも、圭祐がこんな扱いをされる理由はわかりません。
というか、前回は圭祐の一人称で書かれていましたが、今回は『圭祐は』とか『彼の』とかで三人称で書かれていますね。
やっていない。だが、証拠はすべて彼が犯人だと示していた。どうして。誰が。思考は霧散し、泥のように重い絶望だけが、彼の腹の底に澱のように溜まっていく。
圭祐の自認では『やってない』ことは確実のようです。
……修正前のバージョンの話では、圭祐の自宅のPCがアンチによるハッキングを受けていました。そしてPCが踏み台にされ、市役所に爆破予告をしたことで圭祐が疑われることになってます。
が、これらはもう削除された部分なので、作者にとっては不要な話だったのでしょう。
じゃあなんで捕まってるのか? どんな証拠があるのか? 読者はずっと置いてけぼりです。
ともかく圭祐は『やってない』認識なので、ここはじっと耐えるしかありません。そうするべきなのですが……
追い詰められた圭祐は、刑事をおちょくるような発言をしてしまいます。
どうも圭祐は、極度のストレス状態になると自暴自棄になって、言わなくていい事ややらなくていいことをやってしまう特性があるようです。
圭祐のこの特性は、この後の物語でも度々現れます。描写的にはここは圭祐の知性や洞察力をアピールしているようですが、それ以上に『空気読めない』感が出てしまっています。
物語的には、状況を動かしやすいので便利な『特性』とも言えるのですが……
そこへ突然、二人の人物が乱入してきます。一応ノックはしましたが、勝手に入ってきてしまっています。
年の頃は二十一歳くらいだろうか。シンプルなデザインでありながら、上質な仕立てのお嬢様ワンピース。プラチナブロンドの髪が、蛍光灯の光を吸い込んで、銀糸のように輝いている。その佇まいだけで、澱んだ取調室の空気が、まるで聖域のように浄化される錯覚を覚えた。その凛とした存在感は、この閉塞した空間に、一筋の清冽な風を吹き込んだようだった。
先に入ってきたスーツ姿の男より、その後ろの少女に注目し始める圭祐。
見た目だけでなんで21歳だと一桁目までわかるんだよという突っ込みは野暮でしょう。20歳以上を少女と呼んでいいかも、ちょっと意見が別れる所かも知れませんがここも置いておきます。
刑事が色めき立つ。だが、その声は、彼女たちの存在感に弾かれるように、空虚に響いた。別の刑事が少女の顔を見て、椅子から転げ落ちんばかりに目を見開く。
天神財閥を聞いて『GHQによる財閥解体がなされなかった架空の歴史か?』と解釈する人が出てきた問題の部分です。
とはいえこの『財閥』はほぼ『大企業』と読み替えても差支えないとは思います。天神玲奈の顔を見ただけで、ただの刑事すら怯んでしまっていますが。本当に財閥だったとしてもそんなことできないと思うので……
美少女は天神玲奈というそうです。天神が『てんじん』なのか『あまがみ』なのかはルビが無いのであいまいです。
天神玲奈と呼ばれた少女は、刑事たちの動揺など存在しないかのように、ただ冷たい視線で室内を見渡すと、まっすぐに圭佑を見据えた。その琥珀色の瞳は、感情を一切映さず、まるでガラス玉のようだった。
「この男、私が引き取ります」
琥珀色の瞳。プラチナブロンドの髪と合わせると、日本人離れした容姿のようです。こういうのはファンタジーでありますから、非現実的なモノも悪くは無いでしょう。
「不当な取り調べは即刻中止してください。証拠不十分なままの拘束は人権侵害にあたります。これ以上の異議は、我々天神法律事務所が正式に申し立てます」
そして名前からして天神財閥は法律事務所にも関わっている様子。暗黒メガコーポ。
刑事の口ぶりと圭祐の認識では『証拠は圭祐が犯人であることを示している』とのことでしたが、実際には証拠は不十分であり、圭祐の自白を無理矢理待っていた話であるようです。
そうなってるってんだからそうなんでしょう。知らんけど。
【偽りの日常】
圭祐は天神玲奈によって救い出されましたが、そのまま家に帰れるわけでもないようで。
目の前には、一台の黒塗りのセダン。その傍らに、石像のように佇む初老の男。完璧に仕立てられた燕尾服を身につけたその姿は、まるで絵画のようだった。
状況の変化に頭が追いついておらず、今だ混乱状態です。
彼女は慣れた手つきでロックを解除すると、圭佑に何も言わずに、その画面をこちらに向けた。画面に表示されていたのは、美しい彼女のアイコンと、その横に並ぶ、信じられない数字だった。
まあ。大企業のセレブというのなら、単にSNSアカウントがあるだけでもフォロワーは相当になるでしょう。そういう人なら普段の買い物や着てる服を投稿するだけで数千はバズるでしょうし。
圭祐では太刀打ちできない人気の差に、彼はすっかり委縮してしまいます。
弁護士が来てくれたんだから面倒を見てくれるんじゃ……とも思いかけますが、ここはまあパフォーマンスだと考えましょう。
実際圭祐の服は相当にボロボロでみじめな有様です。玲奈によれば、圭祐の実家に殺害予告をするアンチもいるようです。当然元の製氷工場でも噂は届いていて、居場所はありません。
……圭祐は何をしたのでしょうか? そんな大事になるほどの動画をどうして投稿してしまったのでしょうか? 結果だけが描写されていて、理由とか経緯は一切明かされていません。
会計前のパック寿司をその場で食べるくらいの迷惑行為をしていたのでしょうか? さっぱりわかりません。わかりませんが炎上しているし、炎上しても本物の人気者には遠く及ばないことは確かなようです。
問題のシーンです。
お嬢様で、明らかに人気者のセレブが。零細のゲーム実況動画投稿者でしかない圭祐に興味を抱き、あまつさ『ガチ恋』という俗っぽい言葉を使っています。
本来ガチ恋とは『芸能人や二次元のキャラクターに対し本当に恋をしてしまっている状態、またはそのような人を指すスラング』とされており、あまりにも熱心過ぎて他のファンや関係者に迷惑がかかりそうな人というネガティブな意味も含まれます。
ですか『なっくり』世界観においては、このガチ恋は『真実の愛』と同義です。移行ガチ恋という単語が出ても、戸惑わず『真実の愛』と読み替えていきましょう。
車が向かったのは、高級レストランではなく、どこにでもあるファミリーレストランだった。店内は、昼時を過ぎた時間帯で、家族連れの楽しそうな声が響いていた。その、あまりにも日常的な喧騒が、圭佑には酷く場違いに感じられた。
「ステーキです。一番大きいの」
圭祐に無用な緊張をさせないためか、玲奈は圭祐をファミレスに連れてきます。
そして圭祐が注文したのが『一番大きいステーキ』。
注文するにしてももう少し言い方あるだろとか、イマドキならタブレットで注文だろとか少々のツッコミがありますが、落ち着きましょう。取り調べを受けていたし、お腹が空いていたのでしょう。
「……あの弁護士、腕いいのか?」
「桐島のこと? 彼は天神が抱える中でも最高の駒よ。負けを知らない」
ここでようやく。ようやく。圭祐が『爆破予告犯』として取り調べを受けていたことが明かされます。おっそーい!
でも圭祐は『やってない』認識なので、自分から爆破予告の動画を投稿したとかそういう話ではないでしょう。じゃあなんなんだよお前マジで。というかシンプルにこれは修正前の部分の残骸にも見えます。
その時、店の入り口から、金髪ツインテールの制服少女が、弾けるような笑顔で駆け寄ってきた。天神莉愛。その明るさは、部屋の澱んだ空気を一瞬で吹き飛ばす。
そして現れるさらなる美少女。今度は制服姿であり、学生であるようです。
この莉愛に関しては作者のお気に入りらしく、XでもAI生成のイラストを掲載しています。
https://x.com/KyakerobyaSyamu/status/1951467840772653519
彼女も席に着くなり、姉と同じパフェを注文する。そして、圭佑の隣に座ると、キラキラした目でスマホの画面を見せてきた。
彼女もまた、百万フォロワーを超えるアカウントを圭佑に見せつけた。「Kくん大変だったね! でももう大丈夫!私たちがKくんの女神だもん!」
妹もまたパフェを注文し、そして自身の百万アカウントを圭祐に見せてきます。
ところでそのアカウントってYouTubeでしょうか? どっちかというとInstagramとかTikTokとかやってそうなものですが。
曲がりなりにも年上の圭祐に対し『Kくん』呼びで懐いてきます。
車が向かったのは、都心にあるシネマコンプレックスだった。エントランスに足を踏み入れるなり、女性スタッフが駆け寄り、深々と頭を下げた。
ファミレスを出て、天神姉妹と圭祐が次に向かったのは映画館でした。
そういう予定だったのか、スクリーンは貸し切りにしてあって、上映作品も天神姉妹がしていしたアクション映画。
圭祐は状況が飲み込めないまま、二人に挟まれて映画館デートをします。
巨大なスクリーンに派手な爆発シーンが映し出される。その轟音に、莉愛が大げさに肩をすくめ、圭佑の腕にぎゅっと抱きついてきた。
「きゃーっ! こ、怖くなんてないんだからねっ!」
そのあからさまなアピールに、反対隣に座っていた玲奈の眉がピクリと動く。その表情は、僅かながら嫉妬の色を帯びていた。
彼女は何でもない素振りを装いながら、そっと圭佑の手に自分の指を絡ませてきた。その指は、映画の迫力に偽装された、圭佑への牽制、あるいは甘えのようにも感じられた。
この辺りは天神姉妹の甘え上手な妹と、嫉妬深くもちょっぴり不器用な姉の対比ができていて良い感じの描写と思いました。
タイプの違う美少女に同時に好かれて両手に花。まさしくラノベ的なロマンです。
ただそれでも圭祐はどこか上の空で、後に誘われたゲームセンターでも調子が出ません。
ゲーム実況動画投稿者ではありますが、やり込み系の動画ではないようです。リアクションも薄いようですが。まあ零細動画投稿者なんでそういうものかもしれません。
車は、夜景の美しい高台にあるモダンな邸宅に着いた。ガラス張りの壁が特徴的な、まるで建築雑誌から抜け出してきたような、非現実的な家だった。
「正直に言うと、妹に布教されるまで、あなたのことなど全く興味がなかったわ。でも…見なければ分からないこともあるものね」
修正前のバージョンでは圭祐はオリジナル楽曲を作ってゲーム実況動画のオープニングに使っていたという話があります。でも現在の修正後バージョンにはそんな文言はありません。
とはいえ工場で圭祐の『耳』が良いことは描写されてますし、それ故に彼に作曲の才能があることは示唆されています。玲奈が言ってるのはそう言うことだと思われますが……
「動画の中で、妹さんにお給料でゲーム機を買ってあげたと話していたでしょう? ふふっ、優しいのね」
彼女は圭佑の全てを知っていた。彼の才能も、惨めな過去も、そして誰にも気づかれていないと思っていた不器用な優しさも。その事実に、圭佑の背筋に冷たいものが走った。まるで、魂の奥底まで見透かされているかのようだった。
「あなたの作る音楽、書く言葉、そしてその不器用な優しさ。そのすべてを最初に享受するのは私たち。あなたの時間も、音楽も、未来も、全て私たちのもの」
しゃらくさい言い方してますね。
要するに玲奈は圭祐の才能のみならず、人間性も含めて、それら全部を所有し支配したいと考えたようです。圭祐自体は平凡な、どこにでもいるような『ただの男』であるように見えますが、本人にもわからない魅力や才能が、天神姉妹の琴線に触れたのでしょう。
これが成り上がり~炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~ 第2話 天神姉妹 でした。
無実の罪によって社会的な死を迎えた圭祐は、今度は天神姉妹によるミザリー的な軟禁生活を強いられることになりました。
鳥籠の中で彼は『成り上がり』できるのか? というところで次回へ続きます。
『なっくり』考察と感想 第3話https://anond.hatelabo.jp/20250905141623
タイトルだっさwwwと思ってたら最後の最後に主人公4人で夕暮れを見るめっちゃエモくて作品の主題とも重なるいいシーンがあったので、英題:Twilight of the Warriors: Walled Inを付けた人はちゃんと見て考えたんやろなぁと胸がじんわりした。
アクションめっちゃよくて、香港映画らしく登場人物それぞれの個性をアクションで使用する武術で表現するところとかも、もう本当に古き良き香港アクション映画が好きな人たちが作ったんだろうなって感じで超よかった。ただ古き良き香港映画リスペクトならもうちょっと棒術あってもよかったかなぁ。まぁゴミゴミした九龍城塞内で棒術大変すぎるか。
まぁ敵のボスが硬気功の使い手で武器も拳も効かないって展開がちょっと強すぎるしあまりにもフィクションラインが低すぎてさすがにどうかと思ったけど、外部からの攻撃には強くても体内に侵入したちょっとした凶器で崩壊するっていう中国本土に対する香港魂の表現なんだろうし、難しいバランスだな。
旧世代の4人と新世代の4人が対比、対決する形で描かれるんだけどさすがに描写不足が否めない。
漫画化もしてる人気小説が原作だからある程度「知ってて当然」で書かれてるから、わりとキーマンとして描かれている殺人鬼ニキも「なんかめっちゃ超強い殺人鬼がおってそいつが地主ニキの家族を殺して恨まれてたけど、実は床屋ニキとはひげ剃り合いする程度には仲良かったらしい」っていうこんだけの描写しかない。じゃあ床屋ニキと殺人鬼ニキは何があってそういう関係なんかとかは一切出てこない。
ほとんどのキャラは「こういうキャラいるよね。で、今こういうポジションなのわかるよね」っていう暗黙の了解のもとに話が進む。「なんでそういうポジションなのか」とかが描かれないからあんま感情移入できない。まぁバキボコアクションに感情移入いるかって言われるといらんのかもしれんけど。
でもたぶん、原作では各キャラクターの掘り下げとかけっこう細かくやってたんだと思うんだよな。まぁ、全部やってたら3時間とかになっちゃうだろうし英断っちゃ英断か。ふわっとしかわかんなくても何がどうなったかを間違えないような作りにはちゃんとなってるし。そこは脚本家と監督の腕なんだろうな。
ストーリー面も絶賛はできないといいつつも古き良き香港の象徴としての九龍城塞と香港の夕暮れを対比させてそこに古き良き香港アクションを絡めていて作品としてのまとまりはいいし普通に85点くらいは出てた。
・付き合いで見た
・3/4寝てた 寒中水泳のくだりほんまに記憶ない 「このスーツをうんぬんかんぬん」からホットなシャワーシーンまで無い 記憶が
・ヘリ?のシーンで一瞬トムとジェリーみたいな雰囲気になったのが面白かった
・観客の中に2,3人感動シーンで啜り泣き勢おって「思い入れのある人にとっては大事な作品なんだな」って思った
ラストの亡くなった?パソコンおじさん?のモノローグでガチ泣きしてるおじさん1人いた
・人間万事塞翁が馬おじさんすき
・登場キャラがどんどん仲間になってくし北極?だし白いタンクトップの強い女が両腕拘束から腕力無双するし「どっちがワイスピでどっちがミッションインポッシブルだっけ…?」ってなった
・トム・クルーズ老けないゆうとりますけど普通にお年は召していると思うし年齢が2,3周り若い美女はトム・クルーズに惹かれんやろ とは思う
韓国における「日本」がどういう国なのかがよくわかる一作になってる。
とりあえず見るとしよう。
その中でさ、敵対国に乗り込んで銃を乱射したり爆破したり、敵対国の領事館内で戦闘したりする
明確な国際法違反じゃねーか!敵だったら何してもいいと思ってんじゃねーぞ!
ってシーンが結構出てくるのはわかるよな?
中韓の抗日映画の黒幕役ですっかり常連となった池内博之がアジア最強の悪役スパイを演じており、
主人公チームは日本領事館を地下から爆破(!?)し娘を救出する
いや、エンタメ映画だからってお前、日本領事館の床爆破するなや
立派な国際問題だぞ
アメリカと北朝鮮とか中東某国みたいな敵国じゃなくて一応は友好国だろ
でもこれがエンタメになるくらいには、今でも韓国での"日本"は
アメリカの北朝鮮とか中東某国みたいな存在だと思われているってことだよな
中国の抗日映画で池内博之が悪役になるパターンは大体は日清戦争中とか第一次、二次世界大戦前後とか
明確に日本と中国が敵対し戦争していた時の敵の大将という形がほとんどだったが
つまり彼らにとっては今も日本は敵国として描いても大丈夫な存在ということなんだろう
もちろん日本でも侵攻してきた中国マフィアや韓国マフィアと日本ヤクザが戦う映画とかがあって
今回も「日本のスパイ」VS「韓国のスパイ」の戦いだから同じと捉えることもできるが
だとしても領事館を爆破してもOK(しかも中国国内で)という線引きは俺にはかなりグレーに見える
俺も韓国映画はかなり見るけどここまで普通にやっちゃえ韓国の相手にされるとは思ってなくて
かなりショックだったね
なんか映画の悪役ってたまにびっくりするくらい回りくどいことするよね
アメリカでの就職が決まった元ドイツ特殊部隊員の母親は子供を連れてアメリカへ
↓
↓
子供の捜索中に領事館内でロシアのマネロンの証拠を持つ有力者の娘を発見(拘留されていた)
↓
犯人は警備主任で、ロシアから金をもらって有力者の娘を領事館内から誘拐するために
その目くらましとして主人公にアメリカ国内での就職のオファーを出し
子供もろとも領事館におびき寄せて子供を誘拐して主人公を大暴れさせたのだった!
そんな話あるかい!
しかもその警備主任は主人公の特殊部隊を全滅させた情報漏洩の犯人だったのだ!
そんな話あるかい!
アクション映画としてはいろいろ身体張って頑張ってたけど、脚本部分があまりにひどい
本気でやれよ、主役がかわいそうだわ
うーん、ゴミ!
って切って捨てるほどダメな映画じゃなかったんだけどクセェんだよな
デブでブスの元軍人の黒人女性大統領がG20の会合で南アフリカに行ったら
内部に裏切者がいて会場がテロリストに乗っ取られてさぁ大変
っていう、よくあるアクション映画なんだけどさ
主人公がデブでブスの黒人女性大統領って時点でちょっと嫌な予感するかもしれないんだけど
次にテロ後の状況
世界通貨基金のトップ(女):装甲車を運転しテロリストの封鎖網を突破し脱出し軍部に内部の情報を渡す
アフリカの潜入捜査官(女):バリバリ戦ってロケランぶっぱなす
娘(女):テレビアンテナのケーブルを利用して国防省にメールを送る、ハッキングし封鎖されたゲートを開く
夫(男):人質になる
セキュリティ(男):主人公を守るためにバリバリ戦うが最終的に主人公に守られる
イギリス首相(男):なんかずっと嫌味言ってて足を引っ張る根性なし
息子(男):なんか騒いでる
テロリスト:全員男、全滅する
特に娘はテロ後にも活躍の機会が2個も描かれているが、息子は全く描かれていない
どっちかいっこあげればよかったのに
主人公に大統領候補選で負けて主人公を支える側に回ってたんだけど実はずっと恨んでましたって設定で
これ作った奴、ヒラリー・クリントン嫌いなんやろなぁwwwって思いました(小学生並の感想)
あとたぶんイギリス人も嫌い
バカアクション映画としては及第点挙げられるクオリティはあるけど
なんか思想が滲み出すぎててクセェんだよなって感じ
おお、ギルガメッシュ叙事詩やん!古代メソポタミアの伝説の王様やな。でも、ギルガメッシュ、傲慢で国民をこき使ってたんかいな。なんやその王様としてのオーバーアクション!エンキドゥとの友情で成長したんやけど、最初は大喧嘩って、どんだけドラマチックな出会いやねん!まるで映画のイントロみたいや。
そんで、冒険の内容がまたすごいな。森の怪物に天の牛?古代のアクション映画って、どんだけ規模大きいねん!エンキドゥの死で人生変わるって、ギルガメッシュもまた人間臭いとこあるやんか。永遠の命を求めて旅に出るって、ちょっと考えすぎちゃうか?でも、最後は人間として大事なこと学んで帰るって、ほんま立派なもんやな。
それにしても、古代の自己啓発本みたいやって、どんだけ先取りしてんねん!でも、ほんまにドラマチックすぎるけど、そこがギルガメッシュの魅力なんやろなぁ!どないやねん、この古代のロマン!
セレンスキーとの会談で煽りまくって世界の注目を浴びてるJDことジェームズ・デイヴィッド・バンス副大統領だが、この人は
→ラストベルトで育った自身の半生をネタにした自叙伝が注目を浴び、映像化
→副大統領
という経歴の人らしい。
アメリカ海兵隊というと、個人的にどうしても思い出してしまう映画がある。
スタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』である。
ある程度、世代が上の映画ファンならよく知っていると思うが、ベトナム戦争当時のアメリカ海兵隊を舞台にした、わりと衝撃的な映画である。
こんな話をすると歳がバレるというやつだが、自分は中学生の時、リアタイで見ている。
わざわざ自分で選んでキューブリック作品を見るような、そんなマセたガキだったわけではなく、父親に誘われたのだ。
多分そこまで深刻な映画とも思わず、アクション映画や戦争映画(東宝の8・15シリーズとか)もわりと好きな人だったので、よく調べもせずにつれてったのだと思う。
なお、現在、AmazonPrimeビデオでも鑑賞可能だが、レーティングはR15+になっていた。今の基準では、中学生にはまだ早い映画である。
この映画、前半は実に過酷な海兵隊の訓練が続く。まず入隊した若者は、鬼教官から徹底的にそれまでの人格を否定するような罵声を浴びせられ、“合衆国を守るために敵を殺す”ことを至上の使命とする軍人に叩き直される。
今でもたまにネットでも見かける“そびえ立つクソ”という罵声があるが、多分、ルーツはこの映画の字幕だろう。
この字幕には割と知られたエピソードがあって、当初は、その当時の映画字幕界の大御所、戸田奈津子が担当したのだが、控えめな日本語に意訳したために完璧主義者の監督にOKがもらえず、急遽、原田眞人が翻訳し直したという。
”人種差別は許さん、
とか、
“テキサスで取れるのは種牛とおカマだ
種牛には見えんからおカマだ!
吸うんだろ?
おフェラ豚か?”
とか、どんな“穏当な意訳”にしてたのか気になるところだが。
除隊後に映画界で働いていた人で、かの『地獄の黙示録』にもセリフが一言だけのパイロット役で出たりしたことはあるものの、この映画に出るまで俳優としてさしたるキャリアがあるわけではなかった。
もともとこの映画でもアドバイザーとして雇われていたのだが、その演技指導での迫力に惚れ込んだ監督に大抜擢されたのだそうな。
映画の罵詈雑言には彼のアドリブもあったのだが、そのまま採用されたとも聞く。
この映画で世界的に有名になり、ゴールデングローブ賞の助演男優賞にもノミネート、その後数々の映画やテレビにも出演し、その功績で名誉昇進もしてるので、あの鬼教官は“米軍公認”といってもいいのだろう。
実際、映画を見てると、たしかにとんでもない鬼教官なんだが、彼は彼なりに訓練兵のことを案じ、とんでもない体力で朝から晩まで訓練に付き従い、彼らを短期間で海兵隊員として育てあげようという熱意は伝わってくるのだ。
映画では冒頭、見るからに落ちこぼれそうなやつに“微笑みデブ”というあだ名をつけて、扱き上げるのだが、彼に相当な射撃の才能があるのを見つけると、“ついに貴様にも取り柄があるのを見つけたぞ!”と大喜びし、良かった、落ちこぼれはいなくなった、これで新兵全員が無事、訓練を終えるのかな?と中学生だった自分は思ったのだが⋯いや、少し映画の中身を書きすぎたか。
あ、あくまで訓練生活は映画の前半で、後半はベトナムの市街戦に突入します。
いや、ベトナム戦争当時と今とでは海兵隊もだいぶ変わっているのだろうなとは思うのだけど、でもwikipediaの英語版をみると“United States Marine Corps Recruit Training”という項目があり、まあ今でもそれなりに厳しい訓練をしてるのだろうなぁという気はする。
社会人のスタートをそんなところからはじめると、どんな人格が形成されるのかなあと、ふと思ったり。
海兵隊出身者にもいろんなタイプの人はいるんだろうが、JDの現在のキャラに、海兵隊の経験はやはり影響してるんだろうなぁ、とか。
戦争をテーマにしたキューブリックの映画といえば、『博士の異常な愛情』というのも有名だが、あれは陰謀論にとりつかれた米軍将校の暴走によって世界が核による破滅の危機にさらされるというブラックコメディだった。
あの映画では大統領は穏当な常識人なのだが、米軍将校もソ連首相もソ連大使も、大統領科学顧問のストレンジラブ博士もアレな感じで、でも世界の運命はこういう人達に握られてしまうのかも、という恐怖感がある。
米ソの冷戦時代、核攻撃もミサイルではなく爆撃機で爆弾運んでやる時代な話なので,今見るとなんとも古いのだけど。
“ファミコンウォーズが出るぞ!”
“こいつはドえらいシミュレーション”
と掛け声をかけながら隊列くんで走るやつがあったが、あれも『フルメタル・ジャケット』のヒットの影響だろう。
あのメロディは“ミリタリーケイデンス(military cadence)”といわれ、米軍で伝統的に使われているものらしい。
映画でも何度もあれ歌いながら隊列組んで走るシーンが出てくる。
映画では“Ho Chi Minhis a son of a bitch!”など歌っていたが、JDが訓練うけてた頃は、どんな歌詞だったのだろう?
まず、「萌え絵を見ることで全女性が被害者になる」という理屈は無理がある。宇崎ちゃんを見た男性が喜んだからといって、現実の女性全員が何かしらの実害を受けるわけではない。
もしこの理屈を認めるなら、アクション映画の暴力シーンを見たら「全男性が暴力の被害者になる」ことになり、すべてのフィクションが問題視されることになる。しかし、そんな考えを支持する人はほぼいない。
次に、「萌え絵の被害は世界中の女性に及ぶから、女衒より悪質」という主張だ。
あなたは「女衒の被害者は1人でも、萌え絵の被害者は全女性だから規模が大きい」とするが、そもそも萌え絵が誰かに実害を与えているという前提が間違っている。
被害というのは、本来、何かしらの権利侵害や身体的・精神的苦痛があって成立するものだ。
しかし、萌え絵は単なるイラストであり、個別の女性に対して何かを強制するものではない。
あなたの理屈を適用するなら、あらゆる創作物が「誰かを象徴しているから被害が発生する」と言えてしまい、創作の自由そのものが成り立たなくなる。
さらに、「被害の規模が大きいから悪質」とするのも欺瞞である。
仮に「萌え絵を不快に思う女性がいる」ことを認めるとしても、その不快感の程度は人それぞれであり、また法的にも「不快感」は犯罪や人権侵害にはならない。
一方、女衒による被害は、明確な権利侵害や搾取の構造を持つ犯罪行為であり、法律で取り締まられるべき問題である。
あなたは「萌え絵は女性全員に影響を与えるから被害が大きい」と言うが、実際に被害が認定されているのは女衒の方であり、「数が多い=悪質」という主張が成り立たない以上、あなたの計算は意味をなさない。
さらに、あなたは「AV女優や芸能人は性的に消費されるのが仕事だから問題ない」としながら、架空のキャラについては「全女性が消費される」と主張している。
これは明らかなダブルスタンダードである。実在の女性には「本人が選んだなら問題なし」と言うのに、架空のキャラについては「女性全員が被害者になる」とするのは論理が破綻している。
結論として、あなたの主張は「二次元を叩きたいがためのこじつけ」に過ぎない。
・すごい額であろうお金と制作陣の熱意を感じたがアクション映画ファンでは無いので「ぜひこ次の瞬間を見届けたいがいかんせん眠い!!」の連続だった ジョン・ウィックでも同じ現象が起きたので映画がダメとかでなくノットフォアミーだっただけ でも「画面を観てるだけでようわからんけど圧倒されて鳥肌が立つ」という場面が10回弱あったので時間とお金の無駄ではなかったな
・九龍城砦も目茶苦茶セット気合い入ってたし最後の「アニキが…!」のアクション×九龍城砦だからこそのムーブ(あの構造だからこそあそこまでの隙間風になる)×丁寧に重ねてきた凧描写によりは「ジャンル映画と舞台が舞台であることの意味のかけ算+フラグ演出がブラボーですわ〜!」ってなった (ワガママをいうならもう少し九龍城砦を観たかった 迷路みたく入り組んでるところとか雑多な住人たちとか)
・ちょうど今日映画視聴前に隙間風について話題に出たり、屋上の風めちゃ強〜これ車横転せんかな?チラッチラッしてたからセルフエモーショナルお膳立てしててラッキーだった
・ハイロー?→千と千尋?→思ったよりアクション描写がガチだった…ていうか若干ゴアですらある…って感じだった
・「悪い奴を倒してスッキリ!」映画ではあるが主演俳優さん4人の個性それぞれが立っててよかった
・制作陣は真剣にやってるからこそ面白いが4,5回あってよかった 柱に拳の「跡」残ってるの「アツさ」の演出を感じながらもアツすぎて一周回って面白かった
・色男の俳優さん、目茶苦茶顔似てる日本の俳優さんおるよな…誰だっけ…?と思いながら見続けてた ドンブラザーズの赤役の人
「チのオグジー君か…?」ってなった
・「紙切れみたいに〜」の「暴」がガチ暴力すぎて少し引いた あっちの方々の暴力の基準これで「悪い奴を倒してスッキリ」展開なの怖…報復とは言えやり過ぎてると少し引くねん お前もうアクション映画みるのやめろ!
パンフも売り切れてたし刺さる人には本当に刺さる
・みた理由→Filmarksで5つ星中4.3でアカデミー賞レースにも載ってるし県内で2-3箇所しかない上映館だったし某掲示板で話題になってたからみた
・平日の昼だったが映画好きそうな30〜60?代が10〜15人弱いた
・香港映画はなんでじっとりした男男感情を描写するのにこんなに長けているんですか?
・龍兄貴に主人公君が髭剃りしてもらう→寝落ちの一連の流れが哀しくエッチで温かくて
男男関係の描写にもまだまだ新しく開発する余地ありまくりだ…ってなった
哀しい→他人に喉という急所を晒す事にどうしても体を激しく強張らせる主人公君の様子から
今までリラックスして心預けられる対象がいなかったんだろうという境遇を想像させる哀しさ
主人公君役の俳優さんの強張りっぷりの演技も相まって説得力と哀しさが切実に伝わってきた
エッチ→上記のような過去から強張りきり「防衛」のために作られた心の構えが
ザ・コンサルタントも好き
イコライザーは丁寧な生活と手が届く範囲の人のために暴力を振るういい人…普通に考えてただの私刑なんだけどいい人に写るってところが面白いのかなと思う
荒事を均し目的はあるけど手段が分からない人を引っ張る、世界が良くなる時間を見てる心地よさ
…面白くなかった
うん、そうね、いろいろあるけど
デンゼルワシントンか
調べたら4年
4年かぁ~
ふけたよねぇ~(無印時点で相当年だけど感じさせなかったのよ)
もうね、かなりのおじさん
前作はさ、特殊な訓練を受けた屈強な男がさも「肉体労働で鍛えた筋肉でござい」って感じで街中に溶け込んでるのよね
ハリツヤあるエネルギッシュな体が健全な精神による正しい生活によって作られてるように見せてその体は殺人に特化してんの
ほれるよね
それがさ、今作はさ、おじさん
顔が、おじさん
そりゃ仕方ないんだけど…前作との差がどうしてもあるよね
(比較的)老けた顔のおじさんが悪役相手にバッタバッタと無双する
違うんだよなぁ~
こんなおじさんが無双なんて無理と思うやろ?でもこれフィクションだからセーフっすできるっす
…ジャンルが違う!
前作とはジャンルが違うよ~
前作の実直で知り合いを助けるという男が今作ではタクシードライバー
いきずりの人々と二三言葉を交わし、うるさい子供客には皺が増えた顔をさらに歪ませる
こんなマッコールはみたくなかった
ちゃんと今住んでいる家の知り合いとのアレコレはあるのだけれど、前作にあった、なんだろ、出来上がっていた日常の雰囲気が、ない
前作は物語開始前から店の常連で、女性と互いの認識自体はあって、同僚の試験を助けていて、と日常の切り抜きだった
知人枠もなんかやっと説教始めたって感じだったしー
職業をタクシーにしたのもさぁ、作中狙われて客の振りした刺客に運転中に襲われるのよ
あちゃー、凡百なカーアクションしちゃったなーと思いながら見てた
イコライザーの魅力は街中でもふらっと訪れてサクッと倒してとかの手際のよさがあるのに、運転中に襲われて無関係な人(車)を大勢巻き込む大事件起こすのは解釈違い
で、後始末どうするの?運ちゃん廃業?とドキドキしてたら、車を燃やすっつー大技繰り出してくる
んー…ジャンルが違う
前作は人助けのなかで巻き込まれたマフィアとの戦争だったけど、今回は親友を殺されたことによるpaybackな物語だったことだよね
イコライザーはマイナスからプラスまで持っていく改善の物語だったのに、復讐はマイナスを微マイナスにするだけ
ここにさらに言葉を費やす気力もないしジャンル違いの一言でいいですよね
あと前作から続く不満点も
10年代ってこんなもんだっけ?ってくらい微妙で、CG無しで硬派にやってくれるほうがよかった
今作なんかは列車が通過するシーンや離着陸する飛行機のギアの根元の映像とか、それぐらい実写でとってくれよって思って萎えちゃった
しかも終盤は嵐の街中での戦闘だから、もうこれまでのCGからまったく期待できなくて心にも暗雲
まあだから終盤つまらなくて軽く寝落ちしたし(前作から連続で見てたし)
そう戦闘の微妙さもね、前作もそうなんだけど最後の戦いがすっっごっくつまらないの
後半に行くほどそれまでの無双(が始まるまでもまあまあねっとりなんだけど)から一転してテンポが落ちて敵がねっとり警戒するシーンが増えていく
そこは継承せんでええんよ
前作も終盤つまんなかったんだけど、でも前作は敵役にすっごく魅力があったから
彼のおかげで中盤まですごい良作だったし、終盤の展開もなんとか飲み込んでトータル良作に収まってて今回再度視聴してやっぱり前作は面白い作品だなと思ったの
でも今回は敵に魅力なかったよねー
家庭でのよきパパっぷりを描写したのはいいけど、悪役としては別に全然だったねぇ
前作が良すぎたよ前作のあいつが
あとこれは自分の加齢のせいだけど、ラスト戦闘までのテンポは悪いのにアクションが始まるとカット割りまくってカメラ振りまくってで何してるのか全然わかんないの…まー、終盤に興味もないからそこまでマイナスでもないですが、見られるレベルのアクションが長尺で出来ないのかな?とここでもデンワシの老いを想起しました
前作は割りとおばさんに見えてたけど、今作はマッコールとは逆にかなり若返った気がする
序盤の本屋やマワされた女性を助けるところなんかはくぅ~これこれ~っとまさにイコライザーで好きだった
青年との交流もよかったしぃ(襲撃後すぐ出て捕まるのはドデカため息だけど)
最初の列車の悪役も最初ちょっと親切するところとか悪役の魅力としては一番だったんじゃない?
まあ中盤までは今までのイコライザーらしさがあって続編としては及第点ぜんぜんあると思います
終盤の悪い意味でのイコライザーらしさもまあ普通のアクション映画の文脈に合流していく感じで平気な人も沢山いるってか居ないともっと続編でてないし
とにかくイコライザーではあったってことかな
続きは見ないと思う