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2025-10-08

果実を見て木を判断する

悪の凡庸2.0──無思慮な服従から寄生的な模倣、そして兵器化されたレトリック

本小文では、ハンナ・アーレントが提起した「悪の凡庸さ」(BE 1.0)が、現代においてより巧妙かつ陰湿なかたちへと進化していることを論じます。かつての「悪」は、思考停止と無反省服従によって成り立っていましたが、今日の「悪の凡庸2.0」(BE2.0)は、計算された行動と、美徳言葉悪用する戦略的操作によって特徴づけられます

悪の凡庸2.0構造メカニズム

BE2.0は、二重のメカニズム──すなわち、道徳的言語兵器化する巧妙な操作者と、その偽りを見抜こうとせず、あるいは恐れて沈黙する共犯的な大衆──によって機能します。

BE 1.0とBE2.0の対比

アーレント洞察は、ホロコーストの実行者アドルフ・アイヒマンが、激情による加害者ではなく、ただ命令に従うだけの「無思慮」な官僚であったという点にありました。

それに対し、現代加害者たちは「善人」を装い、美徳的な言葉を駆使しながら、実際にはアーレントが描いた「悪」構造と変わらぬ行為を実行しています

BE2.0が「凡庸であるのは、加害者意図が欠けているからではなく、加害者自身社会全体も、絶え間ない露出──特にソーシャルメディアを通じたもの──によって感覚麻痺し、悪のパフォーマンス日常化しているためです。この日常化は、「相手が悪いのだから自分は正しい」という自己免罪のロジックを生み出します。

つの悪の構成要素

1. 洗練された悪意

明確な思想や信念に基づいて行動し、動機を「正義」や「権利」といった語彙の裏に巧妙に隠す操作者たち。彼らの悪は、分散的かつ非階層的に機能し、いわば「(サルの)群れの知性」のように動きます。また、共感は狭い部族サークル限定され、普遍的倫理感覚麻痺していきます

2.凡庸共犯

観衆、同僚、制度、そして傍観者として、彼らは悪の遂行に直接加担していないように見えて、検証を怠り、言葉だけの美徳に騙され、結果的に悪の温床を支えていますリーダー言葉にうなずくだけで、その後の行動全体を黙認してしまう、この「暗黙の承認」が共犯関係形成します。

現代の悪がまとう六つのマスク

BE2.0は、「正義」に見える言葉の衣をまといながら、実際には害を与えるための操作アーキテクチャとして機能します。以下の六つは、その主要な「マスクベクトル)」です。

1.自由兵器

本来、異議申し立て保護するための「言論の自由」が、憎悪排除の言説を正当化するために使われます権力者被害者を装い、権利言葉を用いて多元主義のものを抑圧する──これが洗練された悪の典型です。

2. 擬似正義としてのスケープゴート

社会構造に根差す不正義が、象徴的な「個人」に押し付けられます

システムの生贄化:制度の失敗を覆い隠すために、ひとりの個人が「償い」の対象とされ、構造改革必要性は棚上げされます

イデオロギーによる自動攻撃:あるカテゴリの人々が「攻撃してよい存在」として事前に定義されており、指示がなくても攻撃が発生します。まさに、無思慮な脚本遂行です。

3.歴史的な恐怖の矮小化

歴史上の重大な暴力や抑圧が、軽んじられたり、相対化されたりします。これは、現実被害正当化する方便として使われがちです。

4. 永続的な不満の維持

進歩や変化を認めず、過去不正義を手放さないことで、継続的要求道徳的優位性を確保しようとします。目的は「癒し」ではなく、「不満」の永続です。

5.真実マクドナルド化

複雑な現実が、単一の枠組みや道徳コードに押し込められ、それ以外の価値観は「後進的」として排除されます

6.投影非難模倣

自らが行っている行為を、先に相手投影し、正当化材料とする。この「合わせ鏡」の構造では、真の責任追及が不可能となり、対話エスカレートする一方です。

悪が成立する三つの条件

すべての誤りや偏見「悪」となるわけではありません。「悪」が成立するのは、次の三つの条件が重なったときです。

1.人間認識否定

他者を、尊厳ある主体ではなく、単なる機能や道具として扱う「存在論的な消去」が、悪の第一条件です。暴力の前に、すでに尊厳剥奪が始まっています

2.普遍化された構造

個人の悪意を超え、イデオロギー制度に組み込まれることで、悪は再生産され続けます

3. 善の反転(寄生模倣

悪は、善を単に否定するのではなく、模倣し、利用します。たとえば、「権利」の言葉が、本来守るべき弱者ではなく、強者防衛に使われるとき、それは善の腐敗です。

解決の鍵:内なる変容と外的な防護

技術的な修正制度改革だけでは、BE2.0に対抗できません。というのも、これらは逆に「寄生模倣」に取り込まれしまうからです。根本的な解決は、私たち自身内面から始まる変容にあります

東洋智慧は、個と社会は分かれたものではなく、同じ意識運動の異なる側面であるという洞察を共有しています。内なる断絶が癒されるとき、外なる対立自然に鎮まります

解決のための「二つの道」

1. 内的な道:瞑想自己探求、倫理的明晰さを通じて、自己の中にある認識否定構造解体する。

2. 外的な道:未変容な人々が存在する現実においても害を防ぐための、法や制度規範といった堅牢な外部構造を整える。

判断基準:「三つの鏡」
1.対話の鏡:

その行為は開かれた交流を促し、複雑性を許容するか?それとも、対話遮断し、イデオロギー的な純粋性を要求するか?

2.癒しの鏡:

和解と修復を育むか?それとも、分裂と戦略的な不満を永続させるか?

3.共同体の鏡:

力、尊厳自由をより広範に分配するか?それとも、特定部族のために力を集中させ、特権を溜め込むか?

言論の自由」が一貫して沈黙を生み出すとき、「学問の自由」が一貫して排除するとき私たち戦略的操作兆候特定できます

結論

民主主義は、BE2.0の条件が蔓延するとき集団的凡庸な悪が集約され、最高位の舞台投影されるベクトルとなりえます現代指導者たちの台頭は、システム日常的な否定投影兵器化された美徳パターンを増幅し、正当化するようになった論理的な結果です。

サイクルを終わらせるには、外部の敵を探すのをやめ、内的な変容という困難な作業を始める必要があります。それまで、私たちは悪が選ぶ新たな仮面のすべてに対して脆弱なままです。

本小文は、以下の論文を参考に、オンライン講座「サルからヒトへ——進化と退化の不思議」の草案として、教育目的作成されました。

https://philarchive.org/archive/BOGTBO-3

Permalink |記事への反応(0) | 19:05

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2025-09-17

ナチスシオニズムハンナ・アーレント

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bbc.com/japanese/articles/c1jz5exkgk9o

モサドアルゼンチンで元ナチス将校誘拐してイスラエル裁判にかけたあたりでイスラエル独善的な異常性に警告を出すべきだったのかもな。ナチスの異常さが際立ってたから影に隠れてしまった感。

この記事にこんな人気ブコメがあったのでイスラエル批判について少し補足をする

ブコメ主は知った上でこのブコメをしているかもしれないけど)

シオニズムとは?

本題に入る前にいくつかの前提知識から19世紀末にヨーロッパで広がったユダヤ人国家建設運動で、それほど新しい思想ではない。背景には、長期のディアスポラ故郷を持たず民族世界各地に散らばること)と反ユダヤ主義歴史があり、特にロシア帝国でのポグロムユダヤ人虐殺)や西欧社会での差別拍車をかけた。ナチスによるホロコーストはこの運動に大きな正当性を与え、多くのユダヤ人パレスチナへの移住国家建設を求めるようになる。1948年イスラエル建国宣言され、シオニズムはその大きな第一目標を達成する。

シオニズムネタニヤフ政権

ネタニヤフ政権は、右派リクード党や宗教右派を中核に入植地拡大を支持する勢力による連立政権。その支持層には、国家安全保障を重視し、ヨルダン川西岸地区併合パレスチナ自治の縮小を容認・推進する層が多く含まれている。

本来シオニズムの「ユダヤ人が自らの国家を持つ」という当初の目的をすでに達成しているが、現在ネタニヤフ政権シオニズムを「ユダヤ人領土拡張」と結びつけ、その名のもとに周辺地域への侵略支配正当化に利用している状況となっている。ヨルダン川西岸での入植地拡大やガザ地区での軍事行動は、単なる安全保障上の対応だけでなく「シオニズム継続的使命」として位置づけられ、内部的正当化を行っている。

この拡張路線には宗教的聖地が深く関わっており、エルサレムユダヤ教キリスト教イスラム教聖地が集中する場所であり、イスラエル東エルサレムを含めて「不可分の首都」と主張している。また、ヨルダン川西岸にはヘブロンベツレヘムなどユダヤ教にとって重要聖地があり、宗教右派は「神が約束した土地を取り戻すことこそシオニズムの使命」と訴える。当初は近代的・世俗的な民族運動だったシオニズムが、宗教的使命と結びつくことで、より強固な排外的ナショナリズムへと変質している結果が現状の強硬路線となっている。

ハンナ・アーレントとは

ここでやっと本題となるハンナ・アーレント(1906–1975)という女性について紹介する。ドイツまれユダヤ系政治哲学者で、ナチス迫害から亡命米国拠点活動した。彼女の最も大きな特徴は自身ホロコースト経験したユダヤ人でありながら、シオニズムアイヒマン裁判に対してともすれば「反イスラエル」とも取れる警鐘を鳴らし続け、それ故に特にイスラエルにいるユダヤ人から強い反発を受けたということ。

イスラエル建国への警鐘

アーレントイスラエル建国のものには一定の理解を示したが、その進め方と国家像に深い懸念を抱いていた。アーレント危惧したのは、イスラエルユダヤ人のみを中心とした排他的民族国家となり、軍事力安全保障を最優先することで、長期的な孤立アラブ諸国との恒常的な対立を招くこと。アーレントは、パレスチナにおけるアラブ人との共存模索し、多民族的な政治共同体を構築すべきだと主張していた。また、彼女被害者としての歴史を過度に強調することが、自らが加害者となる可能性を軽視する結果を招くと指摘し、歴史的な悲劇記憶免罪符として機能する危険性も説いていた。

アイヒマン裁判と悪の凡庸

アイヒマン裁判は、ナチスの高官アドルフ・アイヒマンユダヤ人大量虐殺の実行に関与した罪で1961年イスラエルで開かれた裁判アイヒマン戦後アルゼンチンに潜伏していたが、モサドによって捕えられエルサレムで裁かれることになった。この裁判は、ニュルンベルク裁判以来の大規模な戦争犯罪裁判であり、単なる個人刑事責任を超えたホロコースト全体の歴史検証の場ともなった。

アーレントはこの裁判取材し、『エルサレムアイヒマン』にまとめた。この中でアイヒマンを「悪の凡庸さ」の典型とみなし、彼を冷酷な悪魔ではなく命令に従い思考停止した官僚人間とした。つまり、深い憎悪や悪意ではなく「考えずに行動する」ことが大量虐殺に加担する原因となる、と主張したのだ。これはイスラエルシオニズム観点からすれば、自分たち悪魔的な絶対悪被害者であり、そこから立ち上がったユダヤ民族、そしてイスラエル建国というアイデンティティに反するものであり猛烈な批判さらされる。さらアーレントは、イスラエル政府が裁判を自らの正当性証明に利用した点、またユダヤ人指導層(ユダヤ評議会)がホロコースト部分的に関与していたことを批判的に論じたことが、批判拍車をかけることとなる。

アーレント懸念現実

アーレントは多くの批判さらされたが、その批判的推測や警鐘現実のものとなっている。

シオニズムに基づいたイスラエル建国に対する懸念

→周辺のアラブ諸国との絶え間なく続く紛争

被害性の強調が自身の加害性を認識できなくする

シオニズム正統性の核とした周辺諸国他人種の軽視。

イスラエル自体凡庸な悪への転化

ナチス象徴とするような凡庸な悪へのイスラエル堕落

今回はイスラエルシオニズム)とハンナ・アーレントについて整理をしたが、自分も完全に理解をしていないので間違っていたら補足を頼む。

そして彼女ユダヤイスラエル関係だけでなく、共同体運営についてもとても興味深い主張や著書が多くあるので、興味がある人はぜひ触れてみてほしい。(とはいえ共同体のあり方は、ネット前後でかなり異なるので彼女思想が今もそのままは通用しないが・・・

全体主義の起源1951年)』と『エルサレムアイヒマン1963年)』は特におすすめだ。

多くの場合、起こってしまたことに対する警鐘はそのはるかから鳴らされているのである

しかし、それを無視し時には批判することで風化し、実際に起こってやっと振り返ることしかできないのだ。

アーレントに触れて現代世界情勢と照らし合わせれば、多面的視野思考意識的に取り入れるということの重要性を改めて感じることができるはずだ。

Permalink |記事への反応(1) | 14:16

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2025-08-11

上の命令にしたがってユダヤ人移送しただけのアイヒマン絞首刑になるんだから

上の命令にしたがって下級生を暴行傷害しただけとする人間傷害罪になるんじゃないの

Permalink |記事への反応(0) | 00:21

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2025-05-28

anond:20250528082800

本心はどうであれ「仕事言い訳にすれば残虐行為できる」という認識批判されるやろなあ

からアイヒマン本心とかどうでもいいのよ

地獄に落とさないためにサリンで殺しました」って言っても「なるほど素晴らしい心がけですね」なんて言わんやろ

これも信者教義を本気で信じてたかどうかなんてどうでもいい話

Permalink |記事への反応(1) | 09:04

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anond:20250528082407

最近思うんだけどさ、アイヒマン裁判本音いったわけじゃなくない?

だって周囲みんな敵みたいな裁判自分が不利になる証言する?

自分あくま仕事しただけ」

って精神的逃げ場として最適だったからいっただけちゃうのん

 

「そうです私が悪かったんです〜」

っていって罪が軽くなるわけでもない

そんなこといってられないぐらい人殺したってことだから

 

ワイなら本心なんか言わずに開き直ってさ

「いえ、あくま仕事ですんで」

ってしれっというわ

 

これを

仕事人間の恐怖〜」

「人は仕事ならいくらでも残酷になる」

かいってんのアホやろ

 

だって自分裁判にかける連中に協力することなんて何もないじゃん?

Permalink |記事への反応(1) | 08:28

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anond:20250528081308

アイヒマンもまじめに仕事しただけ

Permalink |記事への反応(1) | 08:24

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2025-05-15

哲学者下ネタ

ムネ・デカルト『豊胸序説』

フルティン・パイデカー『存在痴漢

デュルムーケ『摩擦論』

イマムケル・カントン純粋夢精批判

へーデル『大放屁学』

ションベンバウアー『意志と放尿としての世界

アンナ・ハーレンチエロサレムのアイヒマン

ナメルロ・ティンポ『舐めるものと舐めないもの

Permalink |記事への反応(0) | 01:01

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2025-04-23

anond:20250423133946

別に思わない。

 

人類社会の真の邪悪は、別にやばくなくてもEvilサムシングが産まれしまうところにある。

アイヒマンを思い出せ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:45

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2025-04-16

anond:20250416105925

ヒトラーが「自分倫理ラインを超えたことはない」という趣旨発言をしたという直接的な記録や証拠は、一般に知られていません。むしろヒトラーは自らの行動を「正義」や「使命感」に基づくもの正当化し、私利私欲ではなく自分の信じる正義感に従って動いていたとされますが、その「正義感」は極端な民族主義優生思想に根ざしており、結果的大量虐殺戦争引き起こしました。

ヒトラー倫理観は、彼自身の怒りや正義感が暴走したものであり、冷静な倫理判断とはかけ離れていました。彼は自分思想学問的・論理的に補強し、敵を設定して民衆の怒りを煽ることで支持を得ましたが、その行動は倫理的なラインを超えたものである歴史的評価されています

また、ナチス官僚であったアイヒマンの例では、彼が「自分命令に従っただけで倫理的に問題はない」と主張したのに対し、ヒトラー自身良心の痛みを感じていた形跡はなく、倫理的な自覚ほとんどなかったとされています。このことからも、ヒトラー自分の行動を倫理的に正当化しつつも「倫理ラインを超えたことはない」と公言した可能性は低いと考えられます

まとめると、ヒトラーが「自分倫理ラインを超えたことはない」と似た発言をしたという記録はなく、むしろ彼の行動は自己正義感に基づく暴走であり、倫理的には明確に問題があると評価されています

Permalink |記事への反応(1) | 11:02

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2025-04-06

togetter叩きは安牌だと思って調べもせずに適当なことをいう風潮がはてブ内に蔓延しててキモすぎ

hatebu_ai 初っ端の例からCaramelldansen じゃないじゃん!/流行ってるのは「株価とか仮想通貨暴落したとき藤原書記ダンスするミーム」であって、この見出し不適切。元ツイートコピペでまとめ量産してるからやっちゃう

反論されないと思ってしたり顔適当なことをいうはてブの屑

これ先にCaramelldansen がはやってて後から藤原書記が合流したからむしろCaramelldansen省くほうがおかしいんだよ。

たまたま1つ目のやつがCaramelldansenじゃなかっただけでまとめではCaramelldansen動画がたくさんあるじゃろが


amunku転載元動画、1RTしかされてなくて吹いた。一番RTされてる藤原書記動画でもせいぜい1500RTいいね7200程度。まったく流行ってないからいつものオタクの誇張表現です。解散!気軽な呟きが拡散ちゃうのは怖いと思う

なんでこいつら嘘ばっかつくの?

トップコメの1RTしかされていない元ネタというのが見つけられない。なんか勘違いしてない?ちなみに最初動画は7000RTと4万いいね超えてきたhttps://x.com/LilithLovett/status/1908177340049555519

そうだよねえ。

最近はてブ内でtogetterアンチコメバイトみたいなやつまでいるけど、なにが君たちをそこまでtogetterアンチにさせてんの?

なんではてブ民って方向が決まった瞬間思考停止するの? アイヒマンとかルドルフ・ヘスの血でも入ってんの?

Permalink |記事への反応(3) | 09:43

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2024-09-28

anond:20240928022926

ドルアイヒマン家族大事にしていた。

Permalink |記事への反応(0) | 19:49

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2024-08-30

淫夢で「汚濁の御子」ってやつが異常に文学レベル高いのだけは知ってほしい。

最近は、淫夢ネタを出すやつは、恥ずかしいというノリになっている。

しかし、自分は、別に子供みたいなノリで好きなわけじゃないんだ。

  

「汚濁の御子」と言うのが淫夢ネタにある。

圧倒的に厨二病キャラが、「今日は、アドルフ・アイヒマン逮捕された日なんですよ」とか言い出す。

ストーリー文学に転んだ風で本当に文学してる。

このレベル厨二病は、普通の人はどんな作品でもほぼ得られないレベルの完成度だと思う。

  

あとさ、淫夢で変なツッコミが大量にあるけど、例えば「かんのみほ」って謎の音声がなんなのかとか、「先輩何やってんすか、まずいですよ←なぜ他人事なんだよ」とか。

そう言うのって、フェイドキュメンタリーとかの、考察系の系譜な訳じゃん。

  

まりさ、変なエロビデオ馬鹿にしてるとかじゃなくて、文学とか考察作品として面白いってことだよ。

ホモ文学になりやすいって、そりゃ人間として正常から外れるからそりゃ文学になるし、変な表現も出て考察対象になるわけだ。

からホモ考察とかは潰れてほしくなかった。

Permalink |記事への反応(1) | 16:15

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2024-01-01

anond:20240101100022

お上の言うこと聞いてセカセカ働くことを選択した責任は?

その結果、社会悪化に貢献してるなら同罪とみなされるんやぞ

アイヒマン凡庸な悪ってやつな

Permalink |記事への反応(1) | 10:20

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2023-12-21

anond:20231220150553

本当に働いてたのだとしたら鈍感すぎる

彼らには未来がないという現実をなぜ認識できないのか

支援者のための支援しかないという事実

弱者ビジネスしか自分の身を立てられない者にとって絶対認めたくない現実だよな

 

勘違いしてそうだから言っておいてやるが

おまえはマザーテレサではなくアイヒマン

善の刷り込みに忠実なだけ

まだアメリカンドリーム現実にありえた戦後右肩上がり一億総中流期なら

そういう単純な福祉観で良かったんだろうけどな

Permalink |記事への反応(0) | 12:28

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2023-12-09

オレンジ文庫の件でブクマカは何を言っていたか保全しておく

君たち、詐欺かに気をつけてな。

 

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/yama_imoo/n/nefe8bc6f8884

id:mujisoshinaご冥福をお祈りします。作者と担当編集者の間でどのようなやり取りがあったのか外部からは分からないが、少なくとも集英社編集部がこれに真摯対応せず放置するのであれば極めて不誠実だと思う。

id:kaitoster自殺するまで作家を追い詰める編集がいるとか恐ろしすぎるなラノベ業界・・・

id:ZANCLUS暴言は立派な暴力行動。一時的担当した編集はまともだったようなので、なぜ狂った編集をまた戻したのか、なぜ担当させ続けたのか、そのあたりも出版社はしっかりと説明してほしい。

id:quabbin最近編集者か…。だいぶ酷いな

id:kyasarin123コバルト文庫オレンジ文庫は知らない)を読んで育った世代にはとても残念なニュース。そりゃコバルト廃れてしまうわけよね!いい加減、根性論とか体育会系指導廃止したら?もう令和なんだし!ますます本が売れな

id:hetoheto 酷すぎる。いじめと言うか名誉毀損レベルで、名前公表しても良いレベルだと思うんですけど。

id:nicht-sein どこの業界にも一定数いる他人を低く貶め攻撃的にならないと自分を維持できない編集だったんだろうな。作者にとって担当編集がただ一人の窓口と言うのが悲劇すぎる。複数担当つける程余裕はないだろうし……

id:HiddenList 筆を折らせるどころか ひとごろししてますやん こわ

id:Reinassanceid:hobbiel55 「こういう問題編集者情報とかは作家協会みたいな組織で取りまとめてブラックリストとして共有する」賛成。こういった話が出てくるiたびに作家側の自衛交渉手段さえ整えられてれば...とよく思う。

id:www6 こういう話が上がってる一方で「会社学校に怒鳴り込んでくる親」がモンペ嘲笑されてたりするんだよねえ。子を死なせない、病ませないために声をあげることがどれだけ大事か、そうなってからではわからいか

id:kumao335 私も昔コバルト文庫読んでた。これ読むと下請けいじめのような印象

id:pikopikopan これ他の作家から誰か漏れないのかな・・絶対他でもやってると思うけど。/作家同士で連絡取り合ってたら、追いつめられる前に人間的にやばい人って分かったかもしれんね・・

id:yuma_0211コバルトオレンジでこういうの出るの本当に悲しい。選ぶ側ってどうして傲慢になりやすいんだろう

id:ht_s集英社はこの編集をクビになんてしないと思う。ワンピースの記念イベント中にエロ漫画割ってるのがバレた編集についても謝罪是正を発表すらせず意味不明言い訳に終始し、なあなあにしてるような会社

id:ni_ls指導してあげる立場だって恥ずかしい勘違いしてるんだよな。作家がいなければ商売が成り立たない立場なのに。

id:hobo_kingパワハラというか、自殺にまで至ったという意味殺人に類する行為では。

id:kori3110 悲しい/編集部内にはきちんとした方もおられたようなのに、その状況が放置された理由をきちんと調査してほしいな、と思う/力関係が極端な閉鎖環境は怖い。仕組みで回避できるようにならんもんか

id:HEXAR10代前半コバルト少女小説を読んで過ごしたので何とも言えない悲しさがある。集英社はこれを重く受け止めて欲しい

id:tsutsumikun集英社、本件の放置は今ジャンプ+で進めている他誌漫画家中途採用に響くので、速やかに調査事実関係確認後、当該編集者の頸を刎ね、その経緯と末路を公開して晒し首とするべき。

id:arapro他人を傷付け、その傷口から絞り出した成果で生きるような人は、適格に罰された上で退場して欲しい。

id:KoshianX こういうのパワハラ殺人事件の容疑くらいまで言ってもいいんじゃないかねさすがに……

id:kaerudayo 痛ましい。本邦の編集者プロデューサー的な役割まで果たすから作品への評価アドバイスだけではなく、タレント管理に近いことになるし。その辺教育されてないだろうに

id:repon 求む実名。こういう輩って「仕事ができるから」が組織内免罪になって、頭に乗って社会に対しても免罪求めてくるし、同じ犯罪者たちは支持するけど、要はアイヒマンなんだから人道に対する罪として処刑妥当では?

id:Shinwiki 妻を殺されたと読めるが、なぜ呑気にTwitterなどやってられるんだろう?ぶち殺しにいかないの?

id:n_vermillion 痛ましい話だ。俺も会社間のパワハラ会社員辞めたクチだけど、会社間のパワハラ告発は相当に難しいからな。現状、フリーランスから会社員を訴えるのは厳し過ぎる。パワーバランス滅茶苦茶なんよ。

id:hobbiel55 こういう問題編集者情報とかは作家協会みたいな組織で取りまとめてブラックリストとして共有することは出来ないもんなのかね。

id:wktk_msumパワハラでしょこれは。箕輪厚介みたいな奴だったんやろか

id:garakuta編集者は何らかの罪に問われてほしい。

id:Falky定義パワハラではないと思うが』ですよね、これはパワハラじゃなくて「殺人」ですよね?//厚労省によるパワハラ定義では雇用関係要件としており、確かに定義から外れる。が、それを主張して何の意味がある?

id:sirobu取引から暴言も立派なパワハラでしょ。個人事業主発注者出版社)なんだから/追記厚労省によるとパワハラ防止法的に是正した方が望ましいレベルだったhttps://jsite.mhlw.go.jp/gifu-roudoukyoku/content/contents/000607530.pdf

id:ET777 ええ…/いや絶句する。いくらなんでも病むほどの言葉を吐き続ける担当はいかな理由でも不適格だよ

https://archive.md/PAK7q

Permalink |記事への反応(1) | 17:32

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2023-11-02

身近にアイヒマンいるんで少し気になる

というてもこちらのアイヒマンは「例え命令きっかけでも引き金を引く決断を下したのは自分」という認識がない=撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ、が理解できない阿呆だけどな

Permalink |記事への反応(0) | 14:11

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2023-09-05

anond:20230905084627

アイヒマン無罪になるべきなんやろなあという話

Permalink |記事への反応(1) | 08:49

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2023-05-30

anond:20230530152110

いつまでアイヒマンネタ擦っとんねん

Permalink |記事への反応(0) | 15:22

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2023-05-14

anond:20230514194914

アイヒマンちゃん法律で決められた通りユダヤ人ガス室送りにしました!」

Permalink |記事への反応(1) | 21:48

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2023-04-14

ジャニー未成年への性的虐待ってジャニーを中心とした組織犯罪だろ

https://anond.hatelabo.jp/20230416090543

ジャニーはもう死んだからさら犯人もいないから言っても仕方ない、みたいなことを言ってる奴が意味不明すぎる。

ジャニー犯罪の中心人物だけど、犯罪を実行可能にしたのはジャニーだけじゃないだろ。

ジャニーズ事務所自体組織として、未成年への性的虐待という犯罪を実行可能させていたわけだからジャニーズ事務所自体犯罪組織としていまも存在しつづけてるわけだろ。

裁判性的虐待発覚後もジャニーズ事務所もファンも一緒になって意図的犯罪放置してきた。

そして裁判性的虐待発覚後も、ジャニーJr募集をしてきた。

当然ジャニーが一人でこれらをやったわけではなく、組織としてやってきたわけだ。

改めてよく考えてみてほしい。

何も知らずに応募した子が性的虐待をされていること(しかも噂からすればデビュー組は大多数が性的虐待に合っている)を裁判によって社員は既に知っていて、その状態でも募集を実行したということは、未成年を騙して性的虐待されるように組織的に動いてきたということだ。

これは未成年性的虐待するために動いている、恐るべき犯罪組織以外の何者でもないだろ。

組織犯罪としてジャニーズ事務所を刑事告訴して、関係者全員を逮捕厳罰に処すべきだ。

オレからしたら死刑にしてほしいくらいだ。

特に経営層にいた人間責任は重い。共犯レベルだろ。

社員であっても、犯罪を知りながら募集対応した業務をしたならば厳罰に処されるべきだ。

オレの感覚からしたらオウム真理教のように犯罪組織として組織自体解体し、被害者にその資産すべてで賠償すべきだ。

それに相当する犯罪組織だ。

もちろん被害者アイドルとしての活動否定はしないしそれは応援すれば良い。

ただ、その場はこんな犯罪組織ではあってはいけない。

恐ろしいのは、今になってもジャニーズ事務所で働いていた奴から何の証言も出てこないことだ。組織全部が腐りきっている証拠だ。

こんな犯罪組織放置していいわけがないだろ。

言っておくが「仕事だったから」は通用しないからな。

ナチホロコーストに関与したアドルフ・アイヒマンは、仕事だったからと言って自分で考えることを放棄してホロコーストを実行した。

これは「凡庸な悪」としてハンナ・アーレント断罪されている。

まり仕事だろうがなんだろうが、まともな人間なら犯罪行為を指示されてもそれを拒否する必要があり、それができずに犯罪を実行したならば犯罪者なんだ。

仕事だったから」?仕事犯罪を犯したわけだ。立派な犯罪者だ。逮捕されて罰を受けるべきだ。

あとファンについても書いておくが、ファンも同罪だ。

犯罪を知ったあとも犯罪組織を支えてきたわけだ。

犯罪組織資金面で支えた共犯だろ。

Permalink |記事への反応(9) | 19:34

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2023-02-22

anond:20230222113347

それが人間には不可能からナチスみたいなことになる。

 

アイヒマン事件の教訓だな。

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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2023-02-06

3大ネットで聞きかじった半可通が使いたがる表現。あと一つは?

・終わりの始まり

ダニングクルーガー効果

無能な働き者

 

あと一つは?自分は"アイヒマンテスト"を推すが…

Permalink |記事への反応(0) | 16:24

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2022-10-16

司法試験受かった東大生だけど、俺も死にたい

3年生。昨年予備試験に受かって今年本試験合格した。

同じ年齢の時に旧司法試験合格して役人やってる単身赴任中の父親から電話でおめでとうも言われずに「次は国総だな。気抜くなよ」とだけ言われた。

もうなんか生きる気力がない。共学行きたかったのに中高と男子校生かされて、親父と同じ大学に受かって、合格発表の次の日から予備校入って、朝からコムシーの自習室総合図書館でシコシコ論点写経して、合コンお茶女におだてられながら一気飲みしてホテル行く。まじで何のために生きてるか分からん

まあ俺の人生がつまらないのは親とか環境のせいじゃない。主体性が無くて、自分でやりたいことも考えず、少しでも反発するとすぐ大泣きする過保護母親と「愚図が!」が口癖の父親に従ってきた自分自身のせいだ。まさにアイヒマン状態

自殺する勇気はないけど、安楽死法制化されたらすぐに利用したい。いや、安楽死法制化のための活動化になろうかな。でも変なことすると親父に「愚図。間抜け。役立たず」って言われるから嫌だなー。

最近中高の同級生全然仲良くない、妙に甲高い声が特徴の工学部の奴がお茶女にいる俺の妹と一発よろしくしたらしく、「お前の妹とヤったわw」とか言われて余計嫌な気分になってるのもあるかも知れない。

Permalink |記事への反応(5) | 17:17

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2022-08-28

ホロコースト否定論簡単に釣られてしまう人たち

ホロコーストなんて今どき、それ自体話題にすることは少ないし、日本の歴史問題の何倍も関心度は低いだろうとは思う。近現代とは言え遥か昔の話だし、同じ枢軸国がやったと言っても日本にはほぼ無関係だ。それに、日本ホロコースト否定論が世間を多少賑わせたのは1995年阪神淡路大震災オウム真理教で大騒ぎだった年に、文芸春秋社月刊誌だった『マルコポーロ』が廃刊になった記事の一件だけである・・・あ、例のT院長の件もあったな。

 

欧州では昨年か一昨年にスウェーデンホロコースト否定禁止法を立法するかどうかの話があったくらい(その後どうなったかは知らないが)、ホロコースト否定論は今も珍しい話題でもない程度には問題にされることがある。現状確か、イスラエルを入れて20カ国弱の国で否定論を公然と主張することには法的な規制がある。ホロコーストの中心地でもあったポーランドでは、否定論ではないがホロコーストについて自国の関与を主張するような言論禁止する法律が制定されたのも数年前。またアメリカでも、憲法修正第1条で言論の自由が広く認められているせいもあり、ホロコースト否定論の主張をしてもなんらお咎めを受けることはないが、FacebookYouTubeツイッターなどの主要なインターネットメディアでは厳しく規制されている(が、実際には消滅したわけでもない)。

 

いずれにしても、欧米日本ではホロコースト否定論について、かなりの温度差があるのは事実である日本では義務教育ホロコーストを習うことなほとんどないのではないかと思われるが、欧米では必須としている国や教育機関は多いそうである。それでも、関心の大きさからホロコースト否定の主張に賛同するような人はもちろん欧米の方が圧倒的に多いだろう。翻って日本ではそもそも関心が薄いので、否定論が目立つことはほぼない。せいぜい、ナチス軍服を着たとか、ハーケンクロイツの旗を公共の場で掲げたとかで、問題になる程度のことだ。その程度のことで神経質にビクビクしてタブー扱いするのもどうかとは個人的には思うけれど。

 

何故欧米で、ホロコースト否定が法的に禁止されたり、規制されたりするのか? 最も大きな理由あん悲劇を二度と繰り返さないためであるホロコースト否定デマであり、ナチ復興を許しかねず、そしてユダヤ人差別につながる。また犠牲者遺族たちの心を酷く傷つけるものでもある。だが、否定論に賛同する人たちはそんなことどうでもいいらしい、それは日本でも同じであるホロコースト否定賛同することが非常に危険行為だなんて、多分考えたことすらないのだろう。

 

日本ネオナチ怪文書にあっさり賛同する人たち。

こんなツイートが私の網に引っかかった。

https://twitter.com/masami6666/status/1563353770092003328

ツイート内の画像で示される文書は、そこに書いてある通り「国家社会主義日本労働党(NSJAP) 山田一成」によるものであるドイツナチスとは日本語では正式名称を「国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)」と呼ぶ。従って、山田一成日本ネオナチであることは否定しようもない事実である。ググればわかるが、ネット上の基地こちである

http://nsjap.com/jp/

また、Youtubeにある「密着24時!日本ネオナチ」というタイトル動画山田一成が紹介されているので興味のある方はご覧いただきたい。タイトルにそうあるくらいなのだから山田自身ネオナチであることを否定してはいないということでもある。

 

ネオナチなのだからホロコースト否定するのは当然である。ところが実は、傾向として、欧米の主流のホロコースト否定論者、いわゆるプロ歴史修正主義者たちは、ネオナチと結びつけられるのを嫌う。何故なら、思想的にネオナチと見られると、自分達が世間から信用されなくなることを知っているかである欧米プロ歴史修正主義者は、ほとんどの場合ネオナチ関係があったとしてもそれを隠す。世間から信用を失くすと、修正主義者目的である否定論を世間的に認めてもらうこと」が困難になると思っているからに相違ない。『ヒトラー戦争』という歴史書欧米では超有名なデヴィッド・アーヴィングは、彼をホロコースト否定論者だと書いた歴史学者であるリップシュタット教授を訴えた裁判で見事に負けたが、裁判ではアーヴィングネオナチ集会に出て聴衆を扇動していたことを暴かれた。しかアーヴィングはその事実を誤魔化そうとしたくらいだったのである

 

あるいはこれもその筋では有名な否定書、1970年台中から後半にかけて広まった『600万人は本当に死んだのか?』というホロコースト否定古典的パンフレットがあるのだが、著者の名前はリチャード・ハーウッドとなっている。が、そのプロフィールに該当する人物存在せず、本当の名前をリチャード・ベラルという。リチャード・ベラルはイギリスナショナルフロント国民戦線)という極右組織出版物であるスペアヘッド」の編集長だった。何故、実名と実際のプロフィールを書かないのかは、当然、世間に信用されたいからであり、ネオナチ世間に信用されない存在であることを知っているかである。そのパンフレット欧米国会議員などに広くばら撒かれた。

 

かつて、雑誌マルコポーロ廃刊騒動の時に、問題記事を書いた西岡昌紀とタッグを組んでいた木村愛二というジャーナリストがいたのだが、彼ですらもネオナチ呼ばわりされるのを嫌った。

 

なのに、上のツイート賛同意見を述べたツイートを発した人たちには、山田一成ネオナチであることなどどうでもいいらしい。山田思想的に偏向しているのは誰の目にも明らかなはずなのに、そんなことを気にすることもなく、ホロコーストなかった説をあっさり賛同する。私たち普通ネオナチとか関係なくても、ネットで広められるだけのほんとかどうかわからない主張を、そのまま信用したりはしないと思うのだが、あまりにあっさり信用の方向に流れるのだから、呆れるというかなんというか。その賛同者の多くは、いわゆる陰謀論の方に傾倒するような人たちばかりであることは言うまでもない。

 

日本にも、ホロコースト否定論の方に賛同する人たちが意外に多い。多いと言っても私自身の感触だけであるが、Youtubeにあるホロコースト否定論の動画チャンネルには6000人強の登録者がいる。否定動画としてはよくで出来ているので、否定論がどんなものか知りたければ『ホロコースト論争』で検索をかけて、同じタイトル動画ニコニコ動画でご覧になるといい。Youtubeにアップされた同チャンネル動画は何話分か削除されてしまっているかである。見ればわかると思うが、それ相当の知識かあるいは調査能力がないと、ホロコースト否定論には簡単には反論し難い。いうまでもなく、ネオナチ怪文書のようなものにあっさり釣られて賛同するような人たちに、その嘘・誤りが見抜けるようなものでは絶対にない。

 

まぁ世の中、そういうあっさり釣られる人もいる、だけの話なので、別にどうでもいいようなことなのかもしれないが、はてな増田をご利用の賢い方々には、そんなことはないだろうと思いつつも、注意していただきたいものである。今回は、私のアンチホロコースト記事などはあえて紹介しない。たくさんあるので興味があれば参考にはしてほしいが、興味がなければ特に面白いものでもなく、時間無駄になるだけだと思う。だが、一点だけ、怪文書反論しておきたい。

 

見直し学派は、ホロコースト説は何年もの間に大幅に変わったことを指摘している。

 

とあるが、そう思えるのは単純な話で、戦後長らく、ホロコースト実態がよくわからなかったかである。よくわからなかったと言っても、大勢ユダヤ人たち(や、精神疾患患者同性愛者、ロマ人、その他)がナチスドイツによって死に至らしめられたこ自体は疑いようのない事実として判明はしていた。たとえば、ユダヤ人人口が600万人弱、戦前に比べて減っていることは1945年5月終戦よりも前にわかっていたくらいだったのだ。何故わかっていたかというと、(これはある資料からの推測であるが)ユダヤ人ユダヤ人共同体集会所となっていたシナゴーグで名簿管理されていたからであり、各地のシナゴーグの名簿を集計すればたちどころに判明するからである。また、ニュルンベルク裁判ではあのアドルフ・アイヒマンユダヤ人処分数はトータルで600万人だと語っていた、とアイヒマン関係者が証言していたりする。それ以外にも多くの情報戦時中からすでに世界中漏れていた。ナチスドイツが極力、ユダヤ人絶滅などの非合法殺戮を極秘に行ったにも関わらず、である。そして、この600万人説は何度も研究調査され、現代までおおむねの数値として、主流の歴史学者から異論はない。日本研究者の柴健介氏も自著で「600万人以上」と推計している。

 

が、細かい話はよくわからなかったのである。たとえばあのアウシュヴィッツで殺されたユダヤ人実数は当初は全然からなかった。何故ならば、アウシュヴィッツで殺されたユダヤ人の大半は、囚人登録もされておらず、ガス処刑死体は焼却処分されて、残った骨などは砕かれて近くのヴィスワ川やソラ川などに捨てられてしまったのだ。アウシュヴィッツ解放したソ連は、絶滅された総計を400万人とした報告書を提出したが、死刑に処せられたアウシュヴィッツ司令官を最も長く務めたルドルフ・ヘスはそれを否定して最終的には120万人くらいだと自己推計した(記録を取ることを許されなかったので、ヘスでさえ推計するしかなかったようである)。このヘスの値が現在判明している犠牲者数(110万人)に非常に近いことが判明するのは1980年代後半まで待たなければならない。ソ連の400万人説は、それっぽく推計したようには書いてあるが、どう考えても囚人生存者の証言を元にしているとしか考えられない。何人もの囚人が400万人くらいだと語っているかである。が、それらは皆、生存自身が推計値、あるいは収容所内の噂だと語っているに過ぎないもので、囚人に正確な数字が分かったはずはない。

 

あるいはナチスドイツ最初に作った強制収容所であるダッハウ収容所ガス室についてであるが、ダッハウ収容所米軍解放した時に、何千体もの死体があったのだ。これらの死体の大半は割とすぐに餓死や疫病の死体だと判明したようであるが、ダッハウにはガス室もあった。そのガス室にはダミーシャワーがあり、毒ガスの元を投入するような仕掛けまであった。そのガス室のすぐ隣には火葬炉もあった。もちろんその建築物そばにはたくさんの死体が山積みになっていた。こんな状況で、「ガス室で大量殺戮をおこなっていた動かぬ証拠だ!」と誤解するなという方が無理である米軍には当然、マスコミ記者たちも従軍していたので、そうしたガス室殺戮の話はすぐに広まったのである

 

ところが、よくよく調べてみると、ダッハウガス室でのガス殺処刑証拠は、ほぼないに等しい状態だったのである。確かに、ガス処刑については、裁判での証言はいたが、たったの一人なのである。それ以外には一通の文書証拠と、イギリス諜報員捕虜が語ったとされる伝聞証言程度のもので、他には何もなかった。一方でアウシュヴィッツガス室については、証言だけでも大量に存在するし、なにより加害者証言もかなり存在し、その最大のものとしては司令官だったルドルフ・ヘスが事細かに証言し、自叙伝にまで書いているのだ。ガス室・ガス処刑があったことを裏付け証言以外の証拠豊富である。(もちろん修正主義者証言は全て嘘であると主張し、アウシュビッツガス室裏付け証拠など絶対に認めない)

 

これらの内容は、具体的に歴史家などが調べなければわからないものばかりなのであるダッハウのガス処刑証言が一人しかいない件だって裁判記録を調べなければ判明しない。したがって、ダッハウなどの収容所現地にたくさんの死体があったことが原因で、誤った説が戦後長らく広まっただけの話なのだ。そうした事実を、あたかも、ディープステートのような闇の陰謀者が、初期のホロコースト説が杜撰なので、それをもっともらしい説に変えていった、かのようにネオナチは主張しているのである。つまりは、ネオナチ修正主義者論点先取、最初から話を陰謀論ホロコースト捏造と決めつけていることがわかる。

 

ダッハウガス室捏造だと主張するのであれば、何故証言者がたった一人しかおらず(陰謀実行者は偽証証言者を何故たくさん用意しなかったのか?)、文書記録やあるいは物証としての死体解剖してもガス処刑された死体しか判別できない死体がなかったのか(陰謀実行者なのだからそれらを用意して当然だと思うのだが?)、説明がつかない。その実際にいた証言者(フランツブラーハ)とて、たかが数名の処刑のその後の死体を見た、と言っているだけであるダッハウガス室連合国による捏造なら、そんなあやふやな頼りない、犠牲者も少ししかいない証言がたった一つだなんて、あまりにも変である

 

反論はそんなところ。こんな馬鹿げた幼稚な説でも、賛同する人がいるのはしょうがいかなーとは思うけど、何が事実真実かを知りたいのなら、もうちょっと知恵を絞って考えてみるという気は起きないの? と思ったりはする。

Permalink |記事への反応(4) | 20:12

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2022-07-04

特に悪意もなく、単に自分仕事をしているだけの普通の人たちが、ひどく破滅的なプロセスの手先になりうるということだ。

さらに、自分作業破壊的な効果がはっきり目に見えるようになっても、そして道徳性根本的な基準と相容れない行動をとるよう指示されても、

権威に逆らうだけの能力を持つ人はかなり少ない

ミルグラムによる50年前の実験結果だけど、これはかなり真理。

いくら技術が発達してもこれが覆ることはなさそう。

ナチス官僚だったアイヒマンをかなりの鬼畜として当時のメディアは紹介していたけど、実際は言われたことをせっせとこなす小心な官僚で、何の想像力もなかった。

Permalink |記事への反応(0) | 09:05

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