はてなキーワード:アイスコーヒーとは
異性化が何かも知らないくせに!
なにか、性転換か何かだと思ってるだろ?女体化したからコーラだから瓶の形状が、ってか?バカが!!
異性化ってのは元素の組成を変えずに構造、つまり分子の並び方を変えることだ
マッチ棒3本を並べ替えて、△の形を4の形にしてください、みたいなパズルと同じようなもんだと思えばいい
あれが異性化だ
グルコースとフルクトースは、どちらもそういう名前の糖で、元素の組成は同じなんだけど、その並び方が違うから違う性質の、違う名前の糖なわけだ
なので、グルコースって糖をフルクトースって糖に変えるのが異性化ってわけだ
それに何の意味があるかって?
めちゃくちゃ意味があるんだよ
いわゆるお砂糖、これはスクロースって名前の糖なんだけど、これはサトウキビとかの汁から抽出するわけだ
じゃあそれ以外に糖をとってくる方法はあるかって?
あるんだよ、デンプンだ
みんなが日々食べるご飯とか、芋とか、小麦とか、トウモロコシとか、あれは全部主成分はデンプンなんだけど、デンプンってのはグルコースって糖がながーく繋がって鎖みたいになっている構造だ
これをひとつずつ、ぷちぷちちぎっていけばグルコースができるわけ
口の中のつばにもデンプンをちぎってグルコースに変える酵素があるから、ご飯をずっと噛んでたら甘くなるでしょう?あれだ
あの、ごはんを噛んでたら甘くなるのと同じ反応を工場のタンクで起こすと、デンプンから大量のグルコースが手に入るってわけ
お砂糖のスクロースと、デンプンを千切ったグルコース、何が違うんだよ、糖は糖じゃないか、って思うだろ?
実は全然違うんだよ
想像してごらん?沖縄のサトウキビ畑、、、ざわわ…ざわ…ざわ…
はい、サトウキビとアメリカのトウモロコシ、どっちが安いでしょうか?圧倒的にトウモロコシが安いんです!メリケンのクソデカ農場の大規模栽培より安い作物なんてありません!!!
じゃあ、サトウキビからとったお砂糖と、コーンのデンプンから作ったグルコース、どっちが安いかっていうと圧倒的にコーンから作ったグルコースが安いわけ
ん?
グルコースが安いのは分かったけど異性化は?関係なくない?って思うでしょう
ご飯をずっと口で噛んでたら確かに甘くはなるけど、飴玉のように甘くなりますか?ならないですよね?あれがグルコースの味です
飴玉がスクロースの味ね
お砂糖スクロースの甘さが1だとすると、グルコースの甘さは0.6だとかなんだとか言われてます
じゃあグルコースをもっと甘いものに変えられたらいいんだけどねえ
あるんです!!それが異性化!!!
グルコースを、元素の組成はそのままに、ちょっとだけ並び方を変える異性化をするんです、異性化酵素で
フルクトースは別名が果糖で、果物にたくさん入っている糖ですね
そしてフルクトースは甘い!砂糖より甘い!!!最大砂糖の1.8倍くらい甘い!
しかも、冷えたら甘みをより感じやすい構造に変化するので、冷やしたほうがより甘くなるんです!!!
舌は低温だと甘みを感じにくいので、お砂糖やグルコースは冷やすとあまり甘くないんです
でも、フルクトースは冷やすと余計に甘くなるので、低温で舌の機能が下がってもしっかり甘いままなのです
果糖ぶどう糖液糖、って成分に書かれてたらそれです!果糖がフルクトースのこと!!果糖多め、グルコース(ぶどう糖)少な目の異性化液糖が果糖ぶどう糖液糖!
果物にも、スイカにも入ってます!!冷やしたほうがおいしい果物はフルクトースがたっぷり入ってます!!
じゃあさ、フルクトース最強じゃん
デンプン加工でできるから激安、冷やしても甘いまま、雑味もなく滑らかな味わい… 夏の冷たいお菓子を支える最強のアイテム、フルクトース
なんか欠点ないんか?
でも、砂糖もグルコースも摂り過ぎたらよくないなんて当たり前です
フルクトースはそれよりもうちょっと肝臓によろしくないとは言われてます
でもま、常識の範囲で摂る分には問題ないです、それ気にする人はスイカもキウイも二度と食べないでよね!!!!
ま、そんなわけで、コスト、味、甘さ、冷たくても美味しい、そういう観点では異性化糖であるフルクトースより素晴らしい甘味料はないんですよ
なんとなく、人工甘味料とか健康に悪いとかのイメージで忌避する人が多いみたいですけど
スイカと同じ冷やすと甘い成分を、トウモロコシのデンプンから激安で作れるようにしました!ってだけなので、脂肪肝は嫌いでも、異性化糖のことは嫌いにならないでください!!!
手が空いてないからとお客さんにコーヒーを出してくれたりするのは一向に構わないんだけど、
コーヒーフレッシュが左のケース、ガムシロップが右のケースなのに同じケースに入れられてたり、
アイスコーヒーが冷蔵庫の普段と違う位置に片付けられてたりする。
来てた書類、ファイルしておいたよと言われてもスキャンデータも入ってないし、データも更新されてないし、古いデータ捨ててないし、ファイルする位置も違う。
実母には「もう子供も小さくないから手伝わなくていい」って言ってるのに家に来て勝手に家事をする。
洗濯物のたたみ方が違ったり、水切りかごに皿を並べる順番が違ったり、
既に入っている冷蔵庫の中身の順番変えないで野菜とか突っ込んだり、
ひとつひとつは小さいことなんだけど、それが積み重なると鬱陶しい。
最近、友人に「悩みがあるように見えない」と言われた。確かに、表面的には大きなトラブルもなく、それなりに順調に生きているように見えるのかもしれない。でも、本人からすると、うまく笑えない日が増えていて、何が不満なのか、自分でもよく分からなくなる。
朝は同じ時間に起きて、仕事に行って、無難にタスクをこなして、夜はジムに寄ってから帰る。週末には趣味の仲間と少し遠出したり、美術館に行ったり、良さげなカフェでゆっくり読書したりもする。人から見れば「ちゃんと充実してる」生活なんだと思う。でも、全部「ちゃんと」っていう枕詞が付くのが、自分でもなんだか苦しい。
仕事は忙しいけど、やりがいがある。関わる案件はそれなりに大きくて、表に名前が出ることはないけれど、社内では評価もされているらしい。とはいえ、それが自分の価値だとは思えなくなってきた。成果が出るたびに「また一段上がったな」みたいな反応をされるけれど、その分だけ自分の自由が削られていく気がする。評価が上がるのは、逆に「失敗できない」というプレッシャーでもある。
プライベートも、まあ人並み以上には恵まれてるんだろうと思う。何かを「頑張って手に入れた」というよりは、「いつの間にかそうなっていた」ものが多い。いい意味でも悪い意味でも、自分の努力では説明しきれない巡り合わせが多かった。自分の力ではない、と思うたびに、その立場に見合う人間でいなければという焦りが増す。
たまにSNSで流れてくる、苦労しながらも何かを勝ち取った人の話を見ると、素直に「すごいな」と思うと同時に、「自分は何かを賭けてまで欲しかったものってあっただろうか」と自問してしまう。気がつけば、レールの上をとにかく脱線せずに走ってきた。予定調和のような人生。でも、だからこそ、自分がどこへ向かっているのか分からなくなる瞬間がある。
そんな話をすると、「もっと気楽に考えればいいのに」と言われる。あるいは、「贅沢な悩みだね」とも。でも、悩みって、環境や条件とはあまり関係なく湧いてくるものだと思う。どれだけ外から見て整っていても、自分の内側で噛み合っていないと、どこかで軋む音がしてしまう。
最近は、夜ひとりで散歩することが増えた。コンビニで買ったアイスコーヒーを片手に、静かな住宅街を歩きながら、ふと立ち止まって空を見上げる。「何かを失ってもいいから、自分の言葉で人生を語れるようになりたい」と思う。でも、そんな大胆な選択ができるほど不自由でもなく、不満が爆発するわけでもないから、また翌日にはいつも通りの朝が来て、いつも通りの自分が目を覚ます。
周りから見たら、何の問題もない、むしろ羨ましがられるような生活なんだろう。でも、満たされていることと、幸せであることって、案外イコールじゃないんだなって思う。
はあ、辛い…
30代後半の会社員。
私の前職は地方公務員で、前妻は紹介で知り合った自治体の外郭団体の職員だった。
当時、父、兄、叔父が経営する会社の財政状況が悪化し不渡り直前のような状況で新婚生活を過ごしていた。弟は法科大学院を修了するも司法試験に合格することができずに精神的不調に陥り医療保護入院となっていた時期でもある。親の会社が好調だった頃に何不自由ない学生生活を過ごさせてもらった私は両親に代わり弟の学費を支払っていた。
自分自身の生活費と家賃、弟の司法試験予備校と大学院のローンの支払い、まだ高校生の妹もいた実家への仕送り。
支払いだけで給与が消え、そのうちに妻が妊娠し出費が増えると支払い予定は給与を上回り貯蓄がものすごいスピードで目減りした。
妻や義両親には経済的状況を打ち明けられず、足りないお金をキャッシングで賄う日々。
ある引き落とし日になんとか集めたお金で支払いを済ませた。
その翌日はゴールデンウィークの初日で妻と小旅行に行く予定だった。
いつも前妻と出かける時は近場のコンビニでアイスコーヒーを買って駐車場でナビをセットするのがルーティンだったが、もうガソリンを入れるお金も一杯のアイスコーヒー(今は120円だが当時は100円だった)を買うお金もない。
数日後に控えるカードの引き落としもできない。
「ちょっと買い物に行ってくる」と言って振り返った。
大好きだった前妻の姿を見て声を聞いたのはそれが最後だった。
財布もスマホも持たず、公園や公共施設の水だけを飲んで行く宛もなく知らない町や山道を歩き続けた。
数日間歩き続け、連休が終わり、膝が痛みを通り越して最早何も感じなくなった頃に地方都市にたどり着いた。
何か食べたい。布団で眠りたい。
標識を頼りに市の区役所に行き、生活保護業務を担当する部署の窓口でNPOが運営する無料低額宿泊所の連絡先と住所を求めた。
近くの交番で警察に道を教えてもらい、一番近い施設へ徒歩で向かった。すぐに入所を決め、施設の職員とともに先程の窓口へ行き生活保護を申請した。
その夜、寮の食堂で久々の食事をし、布団の中で眠った。食事は今思えばひどいもので、寮や寝具はかなり汚く不衛生だったが、その時の私にはようやくたどり着いた天国だった。
昼間はぼーっと天井を見つめ、食堂で他の入居者と食事をし、夜は眠る。
こんな生活が数ヶ月続いた。
酒や喧嘩、施設利用料の支払い(生活保護費の殆どが施設利用料として消え手元にはほとんど残らない)で揉めるなど問題を起こす入居者が多い中、大人しく金を払ってひたすらぼーっとしてる私は施設長から気に入られ事務仕事を手伝わされるようになった。
支給日や入居者の通院の際に送迎をして欲しいと言われ、免許の再発行をするために住民票などの手続きをした。
それがきっかけでケースワーカーが私の戸籍や附票を手に入れ、扶養義務調査を行った。
私の所在を知った両親が施設に迎えに来たことで生活保護は廃止となった。
私が行方をくらましている間に父の会社がなんとか危機を乗り越え持ち堪えたこと、弟が退院して就職したこと、妹が国立大学に合格したことを聞いた。前妻が流産してしまい今は実家にいること、一緒に住んでいた部屋がもう解約されていること、私が無断欠勤で懲戒免職になっていることも聞いた。
あの日に彼女との離別を覚悟したはずなのに、正式に離婚が成立した夜にはそれまでの思い出が蘇ってきて涙が止まらなかった。
父の取引先の会社に正社員として採用してもらい、第二の社会人生活が始まった。
弟は残業の少ない会社に転職し、仕事をしながら司法試験予備試験の勉強を続けている。
ガソリンとETCの支払いにしか使っていないが、クレジットカードも再び手に入れた。
今朝、妻とのゴールデンウイーク旅行の前日に借金の支払いに終われる悪夢を見て飛び起きた。
しっかりと向き合い振り返ることで少しは気が楽になるのではないかと思い、これを書いた。
30代後半の会社員。
私の前職は地方公務員で、前妻は紹介で知り合った自治体の外郭団体の職員だった。
当時、父、兄、叔父が経営する会社の財政状況が悪化し不渡り直前のような状況で新婚生活を過ごしていた。弟は法科大学院を修了するも司法試験に合格することができずに精神的不調に陥り医療保護入院となっていた時期でもある。親の会社が好調だった頃に何不自由ない学生生活を過ごさせてもらった私は両親に代わり弟の学費を支払っていた。
自分自身の生活費と家賃、弟の司法試験予備校と大学院のローンの支払い、まだ高校生の妹もいた実家への仕送り。
支払いだけで給与が消え、そのうちに妻が妊娠し出費が増えると支払い予定は給与を上回り貯蓄がものすごいスピードで目減りした。
妻や義両親には経済的状況を打ち明けられず、足りないお金をキャッシングで賄う日々。
ある引き落とし日になんとか集めたお金で支払いを済ませた。
その翌日はゴールデンウィークの初日で妻と小旅行に行く予定だった。
いつも前妻と出かける時は近場のコンビニでアイスコーヒーを買って駐車場でナビをセットするのがルーティンだったが、もうガソリンを入れるお金も一杯のアイスコーヒー(今は120円だが当時は100円だった)を買うお金もない。
数日後に控えるカードの引き落としもできない。
「ちょっと買い物に行ってくる」と言って振り返った。
大好きだった前妻の姿を見て声を聞いたのはそれが最後だった。
財布もスマホも持たず、公園や公共施設の水だけを飲んで行く宛もなく知らない町や山道を歩き続けた。
数日間歩き続け、連休が終わり、膝が痛みを通り越して最早何も感じなくなった頃に地方都市にたどり着いた。
何か食べたい。布団で眠りたい。
標識を頼りに市の区役所に行き、生活保護業務を担当する部署の窓口でNPOが運営する無料低額宿泊所の連絡先と住所を求めた。
近くの交番で警察に道を教えてもらい、一番近い施設へ徒歩で向かった。すぐに入所を決め、施設の職員とともに先程の窓口へ行き生活保護を申請した。
その夜、寮の食堂で久々の食事をし、布団の中で眠った。食事は今思えばひどいもので、寮や寝具はかなり汚く不衛生だったが、その時の私にはようやくたどり着いた天国だった。
昼間はぼーっと天井を見つめ、食堂で他の入居者と食事をし、夜は眠る。
こんな生活が数ヶ月続いた。
酒や喧嘩、施設利用料の支払い(生活保護費の殆どが施設利用料として消え手元にはほとんど残らない)で揉めるなど問題を起こす入居者が多い中、大人しく金を払ってひたすらぼーっとしてる私は施設長から気に入られ事務仕事を手伝わされるようになった。
支給日や入居者の通院の際に送迎をして欲しいと言われ、免許の再発行をするために住民票などの手続きをした。
それがきっかけでケースワーカーが私の戸籍や附票を手に入れ、扶養義務調査を行った。
私の所在を知った両親が施設に迎えに来たことで生活保護は廃止となった。
私が行方をくらましている間に父の会社がなんとか危機を乗り越え持ち堪えたこと、弟が退院して就職したこと、妹が国立大学に合格したことを聞いた。前妻が流産してしまい今は実家にいること、一緒に住んでいた部屋がもう解約されていること、私が無断欠勤で懲戒免職になっていることも聞いた。
あの日に彼女との離別を覚悟したはずなのに、正式に離婚が成立した夜にはそれまでの思い出が蘇ってきて涙が止まらなかった。
父の取引先の会社に正社員として採用してもらい、第二の社会人生活が始まった。
弟は残業の少ない会社に転職し、仕事をしながら司法試験予備試験の勉強を続けている。
ガソリンとETCの支払いにしか使っていないが、クレジットカードも再び手に入れた。
今朝、妻とのゴールデンウイーク旅行の前日に借金の支払いに終われる悪夢を見て飛び起きた。
しっかりと向き合い振り返ることで少しは気が楽になるのではないかと思い、これを書いた。
昼休み、カフェに並んでたら前にいた女の人が「アイスのソイラテで、甘さ控えめ、氷少なめ、で、カップはできたら紙のやつで、あとストローなしで」って注文してて、店員が一瞬フリーズしてた。
すごい。自分なんか「アイスコーヒー」って言ったあとに「Mでいいですか?」って聞かれて「はい」しか言えない。
選択肢が多いと緊張するタイプの人間には、ソイラテ女さんはもはや戦士。装備が細かい。
あの一杯に、たぶんすごい経験値が詰まってるんだと思う。
氷が多いと薄まる、普通のラテだとお腹壊す、甘さ普通だと後悔する、みたいな試行錯誤の歴史。
もはや人生。
それを、昼の13時に、会社帰りのOLルックで、無表情でやってる。
なんで男に関しては「まあ優しければいいかな」みたいなふんわりした条件で付き合ってるんだろうってちょっと思った。
いや、逆か。男に期待してない分、飲み物に全力出してんのかもしれん。
私は体質的にカフェインに弱い。すぐに眠れなくなるし、分解されるのも遅いらしい。
だからコーヒーは好きだけど1日1杯まで、かつランチの時間までにしている。午後はウーロン茶などのカフェイン入りのお茶系すら全然眠れなくなるので水か麦茶を飲む。
が、一昨日は何となく寝付けない+仕事の都合で1時間早く起きたせいで昨日は睡眠不足状態だったので、朝は1杯のアイスコーヒーを、昼時にはモンスターエナジーを飲んだ。その後は水だけ。
それでもういつも寝る時間+3時間経っても眠れなかった。ベッドで体を横たえて少しまどろみはしたけど、2時間程度で目が覚めてしまった。
今日が休みならもう一日寝まくってやるのだが、あいにくまだ木曜日・・・今日明日の仕事を乗り切るためにはまたカフェインが必要だけど、そのせいでまた眠れない夜が来る。早く土曜日になりませんか。。。
なろうは弱男が読むものという理解は古くて、今や普通以上の男もなろう読んでるんだよね
奥さんもいて子供もいて積み立てNISA枠全部突っこんでて何もかも人生うまくいってる成功男が昼にスマホで小説読んでて、それはなにかと尋ねたら「なろうです」と言う
年は三十半ば。
左手の薬指には細い結婚指輪が光り、テーブルには会計後のレシートとアイスコーヒー。
肩の力が抜けた笑みと、ひと息つくような空気感がある。
「ふー……やっぱこの展開、来たか」
小さく笑う彼に、店員が空いたグラスを片付けるタイミングで思わず話しかけた。
男はふと顔を上げて、ちょっと恥ずかしそうに笑った。
えっ、と意外そうな顔をしたこちらを見て、彼は続けた。
「子どもは今、幼稚園で。妻は午後から友達とランチで、俺はひと休み中。
最近は積み立てNISAの運用も順調で、ローンも無理なく返せてる。そういう日常を、
ひと区切りつけて読む『異世界転生チート冒険譚』がまた、沁みるんですよ」
今、魔王に立ち向かうために大事な人たちの記憶を全部失う覚悟決めてて……。
あ、やばい、今読んだら泣くかも。カフェで泣くのは恥ずかしいな」