Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「くじ引き」を含む日記RSS

はてなキーワード:くじ引きとは

次の25件>

2025-06-13

dorawii

AIでも解けなかった「中受」の問題

20人の生徒からなるクラスで、立候補した6人からクラス委員2名を選ぶ選挙を行う。なお、立候補者全員は投票用紙に自分名前を書くものとする。

また、最高得票数を得た人が3人以上の場合は、その得票数を得た人たちから2人をくじ引きによって決定する。

さらに、最高得票数を得た人は1人だけで、2番目の得票数を得た人が2人以上になった場合、最高得票数を得た人は当選とし、2番目の得票数を得た人たちから一人をくじ引きによって決定する。立候補者が必ず当選するためには、最低何票の得票数必要であるか。

正解を書いた後ですら「誰も6票には届かない」とか推論そのものおかしいことを示すことを言っているので数学(いや中受だから算数だけどね)としてはバツでよい。

お前らにはまだAIより人間様が賢いと示す希望があるぞ。

-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20250613163000 -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaEvTegAKCRBwMdsubs4+SHNYAQC6zjNto/i4GR3CmFy/dSzSs2yHav5kJcY9m8NRqhScUwEAsrNFfnznTryfCANnC6/hnGYx1P2Ef1zmlnuI2CBKvQM==WrDn-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(3) | 16:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-09

anond:20250608084041

tameruhakida 改姓がくじ引きで決まる、つまり男性も半々の確率で改姓する可能性がある社会だったらとっくに認められているはず。反対派は要は女に権利を渡したくないだけ

すごいな仮定しかしてないこの人

Permalink |記事への反応(0) | 09:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-03

生理まで数週間を心配して過ごすくらいならアフターピル

アフターピルを処方してもらった。

セックスしたのが排卵日の2日前だった。

制止する前に挿入していて

これ以上動くならゴムしてほしいと訴えてコンドームをつけてもらった。

から腟内射精ではない。

そもそも今回のセックス射精に至ってすらいなかった。

心配する必要はないのかもしれない。

だけど気になると、尿道球腺液に精子が含まれていることや

自分の年齢の妊娠率を調べてしまう。

数%にも満たない妊娠率に心がゆらぐ。

それは到底当たるはずのないくじ引き確率だけど

高齢妊娠中絶件数記事も目に入ってしまう。

睡眠時間はいもの半分になるし

時間のすべてを検索に溶かしてしまう。

セックスから18時間、これ以上の精神負担があるなら

アフターピルを飲まないと楽にならないと思った。

これから生理くるまでの2〜3週間、不毛検索をしてしまうだろう。

暇さえあれば心配になるだろう。

そんな過ごし方したくなかった。

飲むと決めたら気持ちが少し楽になった。

最近ネット診察で処方もされるけど安くはない。

婦人科検索した。アフターピル金額記載されているのが有り難い。

近所の婦人科で処方されるそれは15000円以上していた。

20000円を超えている病院もあった。

美容整形外科が少し安くて9900円。でも予約が必要

隣町まで検索していたら7700円の婦人科を見つけた。

シンプルWEBサイトデザインにも好感がもてた。ここにしよう。

目処がたったので少し眠れた。

午前中の診察時間に駆けつけた。

受付で何の診察か聞かれたのでアフターピルの処方をお願いします、と伝えた。

行為が72時間以内か聞かれたので、昨日のことだと伝えて待った。

診察室で待っていた医師はどうしてアフターピル必要なのか聞かなかった。

婦人科によっては非難されるような口調になる先生もいるけれど

淡々と薬の注意点と、アフターピル避妊率が95%で完全ではないこと

薬をのんでも生理がなかった時は再来院するように強く言われた。

先生の話し方に嫌な印象はなかった。

副作用があるので、前回飲んだ時はどうでした?と聞かれた。

なんで私が以前飲んだことのを知っているんだろう、と思いつつ

アフターピルを飲んだことがある振る舞いをしているんだと自覚した。

以前は具合が悪くなって寝込んだ旨を伝えた。

副作用に関しても注意事項をいくつか教えてもらった。

過去2回アフターピルを処方してもらったことがあるけれど

今まで一番丁寧な対応だった。

軒並み1万円前後するアフターピル金額を7700円で処方してくれる時点で

良心的だと思って来たけれど本当に良い医師だと感じた。


帰宅する前に消化の良い物を買ってきて、1粒7700円の薬を飲んだ。

副作用で少しだるくなったけど深刻ではなかった。

昨夜が寝れていなかったので深めに眠ってしまった。

起きてからはもう不毛検索はしなくなった。

心も軽くなった。

7700円の効果にもちろん避妊を求めているけれど

それよりも生理までの数週間を不安に過ごしたくなかった。

私には精神安定の意味が強い気がする。

自分生活根底から揺らぐ爆弾を数週間であろうと私は抱えたくない。

そのためのアフターピルだ。

Permalink |記事への反応(0) | 18:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-31

anond:20250531135351

現状は権力欲の塊だけが権力を握ってる状態だぞ

そいつらが権力に近いのはそいつらの数が多く、わかりやすい票田だから

しろくじ引き権力者に据えたほうが平均化説もあるぞ古代ギリシアって言うんだけど

Permalink |記事への反応(0) | 13:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-29

anond:20250529192059

そこは意見バラバラなままだったな

俺はシャッフルはしない派

その方が無駄くじ引き要素がないか

結局、どのデッキでもある程度基本土地って引き込みやすいので、そこにあえて運要素をいれるのは厳格すぎると思っている

もちろんシャッフルして引く人もいたかルールとして詰めるべきだよな

ちなみに土地ではなくサイドと手札をランダムに入れ替えるという、また別種のルールも考案されたね

Permalink |記事への反応(1) | 19:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-16

anond:20250516170620

問題意識は納得出来たが、だから女性枠を作ろうは解法としておかしくないか

くじ引きで入れる枠とか偏差値50以下の人たち枠とか作るならまだ分かるが。

Permalink |記事への反応(0) | 19:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-10

ソーシャルゲーム運営をしていた頃のこと


前の会社を辞めて、約十年少々。年度末ということで振り返ってみたい。私がまだ20代前半の若かりし日のことだ。

大学卒業して、新卒で入ったのがその会社(以下D社)だった。私が入社した頃がちょうど、D社が経済社会の中でノッてくる時期だった。

自分語りだけど、準MARCH的な目立たない女子大に通っていた。D社の入社試験を受けてみようと思ったのは、なんとなくだった。

リクルート仕事に全振りしてる人が多そう、旅行業界はインドア自分にはちょっとメーカーは父が苦労していたのを見ている、飲食業界が地獄なのは身に染みて知っている、という具合に就職マップの本を見て絞っていった。残ったのがゲームエンタメIT世界だった。

在学中にD社のサービス体験していて、悪くないなと思っていた。面接試験自然体が大事で、「自分の想いを素直に話して、それで落ちたのだとしたらwinwin」だと思っていた。本の受け売りだけど。

それで、淫キャラである自分が受かるかどうかは不安だったけど、D社とK社のふたつから内定をもらった。面接では、自分の魅力をアピールできたと思う。

私はD社の採用パンフに載っているキラキラした人ではなかったけど、嬉しかった。一週間ほど悩んで、D社のオファーを受けた。

その会社では、ソーシャルゲームを開発する部署に入った。開発といっても、実際のプログラミングといった手を動かす仕事委託先がやってくれる。企画開発がメインだった。

ソーシャルゲームという言葉はまだ一般的じゃなかった。世間でそう呼ばれ始めた頃だったかな。いろんな会社が、DeNA(怪盗ロワイヤル)に続けと雨後の筍のように湧いていた。

新入社員の頃は、どうだったかな。研修はあまりなかったと思う。今だったら半年はやりそう。ベンチャー企業らしく、良くも悪くも飾らないシンプル研修だった。

配属当初も、ゲーム開発をがっつりやるわけではない。座学だったり、現場職場や協力会社見学だった。会議や打合せの端っこに混ぜてもらって、「増田さん、とりあえず意見を笑」みたいに振られることもあった。できるだけ率直に思ったことを述べていた。

デバッグはよくやった。専用の画面でソーシャルゲームをするのだが、開発段階なので不具合が多数ある。そうなると、エンジニアの人がコードが入った画面をババッと開いて、適宜修正検討する。当時は何もわからなかった。今はコードを読むことならできる。

Q&Aの仕事もやった。今でいうCS部門(カスタマーサポート)である

文章を作る力は、わりと評価されていた。中学生高校生と思しき人が、よくわからない問い合わせメールを送ってくるけど、粘り強く取り組んで、一件一件解決していった。速度は遅かったけど、チームリーダーに褒めてもらえた。

意外な学びもあった。実際のCSのやり取りで中学生かな?と思っていたら、40代のおじさんだったりすることがよくあった。ゲームアカウント名は、子どもが名付けそうな名前(卍卍卍侍 侍候extreme卍卍卍 みたいな……「はべらいそうろう」が読めなかった笑)だったけど、自分世界が狭すぎただけ。こういう体験は今も大事にしている。

一年目の時は、下働きをして学びを深めていった。最後の方だと、担当ソーシャルゲームひとつ持たせてもらえた。運営チーム内の末端担当者だったけど嬉しかった。



二年目は……といっても、二年目で当日記は終わりだ。一言いっておきたい。

すごく、キツイ記憶を思い出そうとしている。二年目の終わり頃は、朝によく吐いていたし、会社に行きたくなかった。毎日とんでもない量の問い合わせの電話メールがあって辛かった。

電車通勤してたんだけど、深夜に電車ホームに入ってくるのを見ると、「飛び込みたいな」と思ってしまうことがあった。体が勝手に飛び込んでくれたらなぁ、と思ってた。

2011年の上半期。私の所属チームが運営していたのは極めて地味ゲーだった。ほかのソーシャルゲームでは、日の目が当たるようなキャラクター性のある主体をメインに据えてゲーム世界を形作っていた(海賊勇者魔法使いドラゴン)。

私が担当していたのは、ドリルで地面に穴を掘り続けるだけのゲームだった。それで宝を集める。圧倒的地味。しかし奥深いゲームで、かくいう自分もどハマリしていた(ド、ド、……♪)。

仕事ルーティンが多かった。ゲームシステム保守である道路でいうと、道路管理するための車両がウインウインウイン……と低速で走って、アスファルト舗装の亀裂を見つけたりしてると思う。あんな地味な仕事

みんなが楽しくゲームできるように、バグが生じてないか点検したり、ユーザーから質問に答えたり。

その穴掘りゲームだけど、突如終了がきまった。うちの会社がイケイケ(死語)になり始めた時期であり、収益性の低い穴掘りゲームは終了になった。老舗タイトルだったため、名前だけは残った。

私は、ガワだけを変えたそのソシャゲカードゲーム運営チームへと異動になった。

多忙な日々だった。アクティブユーザー数は前のゲーム10倍近かった。最終的には20倍ほどになる。穴掘りゲームと比べたら射幸性が高く、みんなよくガチャを回してくれたし、ダンジョンを進んでくれたし、協力プレイで敵モンスターを叩くのにも意欲的だった。ゲームを楽しんでいる感が伝わってきた。

業務量はすごかったけど、楽しかった。社会の役に立っている実感があった。

秋に入っても、幣タイトルの人気はうなぎのぼりだった。既存の人気ゲームを追い越して、世に知られるゲームになっていた。醍醐味は協力プレイだ。電車の中でできる気軽さもいい。

ただ、お金がかかるのが難点だった。そのゲームには、特定カードを【ガチャによって】○枚集めると強力なキャラクターカードが手に入る仕組みになっていた。しかし、○枚の中にはすぐに手に入るものもあれば、そうでないものもある。

ちょっとだけ確率の話をする。例えば、1回のガチャ10%の確率で手に入るコンプ対象カードが5枚あったとする(50%の確率コンプ対象以外のカードが手に入る)。最初の1枚目のカードの入手確率50%だけど、最後の1枚になってからを考えると10%になる。実際には、一番難しいカード群の排出率は2~3%に設定されてるので、プレイヤーは厳しい戦いを強いられる。

電子ガチャというのは、コンビニくじ引きと違って箱の中味が無限だ。この場合ちょっと前提が変わってくる。箱の中に100枚のくじ(当たり×1)があると、100回引くまでに必ず当たりが出る。でも、プログラム上の電子ガチャだと、1回以上当たりを引ける確率は約63%だ。

※でも、箱のくじと違って当たりを2つ以上引ける可能性がある。電子上のガチャハイリスクハイリターンということ。なお、コンプガチャだと当たりを2つ引いても意味はない。強力カードを手に入れるためのフラグしかない。

実際のコンプガチャだと、対象カードをすべて揃えるまでの期待値は約15~20万円ほどで推移していた。

これは、「影響力の武器」といった名著に書いてあるコミットメントという心理的手法になる。まず最初にやってもらうことが大事という。

このコンプガチャという仕組みを「自分が考えました」と主張する人間が、うちのリーダーを含めて他部署役員クラスの中に少なくとも3人いた。最初の考案者はわからない。

当時は、「うちの会社は儲かってる。やった。すごい!!」。それくらいしか思ってなかった。社会の役に立っていると。

あの頃、自分達がやってたのは、ビットコイン投資本質は一緒だった。純然たる賭博(ギャンブル)であるものを、別の何かで覆い隠している。ビットコイン場合は『未来技術』で、幣タイトル場合は『ソーシャルカードゲーム』。

会社飲み会は、いつも大騒ぎだった。自分達は振興ゲーム業界リーディングカンパニーで、このまま規模を拡大して、伝統的なゲームメーカーとも肩を並べて、いずれは任天堂を追い越して……という未来を、和風/洋風/エスニック港区にあるお店で深夜まで語り明かしてた。



いつからだろうか、カスタマーサポート情報提供が入りはじめた。「ガチャで出てくるカードが複製されています」という内容だった。

以前からあるにはあった。この時期になって急に増えてきた。これまでは「そのような事実は把握していません」という内容を返していたけど、本格的に調査しないといけない段階に入っていた。

調査結果を掻い摘んで述べてみる。

ネット掲示板オークションを見たところ、何らかの手段での複製が可能判断

・具体的な手法まではわからない

ハッキングの形跡はなく、プログラム仕様を利用したものと思われる

解決への道筋については、法的な問題が絡んでいる。まずは複製されたカード所有権について、前例のない中から弊社の見解を表明しないといけない。

ベンチャー企業である弊社にそんな知見がある人がいるわけもなく……みんな、時間が経つとともに問題がなかったみたいに振る舞いはじめた。半ば諦めてた。若き日の私に対処できることはなく、有事に備えてネット掲示板を読み漁るだけだった。

カードが複製できるというのは、ネット掲示板参加者には公然事実となっているようで、複製方法について真剣議論している様子があった。

翌年になっても複製問題は続いた。相変わらず問い合わせは来るし、ネットオークションでは不審レアカードが多数売られている。こちらでは、RMT(リアルマネートレード)をしているアカウント自体はわかる。SSRコモンカードを交換しているトレードを探せばいい。でも、違反者処分については話が別だ。そうしようと思えば、複製カードであることを証明する必要がある。RMT日本法律が禁じているわけではない。行き過ぎた処分訴訟リスクになる。

いや、それもやろうと思えばできたと思う。カードの元情報プロパティを見れば、本物=偽物となっているはずだから履歴が後のカードが偽物である。それでも対処ができなかったのは、対応方針が上の方でまとまっていなかったから……と、アラサーになった今ではわかる。

そんな折にも、次のコンプガチャが始まろうとしていた。社内では危険だという声が上がっていたけど、すでに完成していた。儲けのチャンスを失うことになる。それが上の判断だった。

みんな、心の底ではわかっていたと思う。大変な事態を招くことを。それでも、このままでもどうにかなる道はあるんじゃないかって。

あなたも、仕事がキツすぎて危険状態になると、そういう心持ちになることはないだろうか。組織的にそんな状態になってた。



ある日、複製方法がわかった。ネット掲示板に複製方法を上げてくれた人がいた。やり方が簡単すぎて信じてくれない人も出るだろう。それくらい簡単だった。小学生でも思い付く。

炎上した。ひどかった。見事な炎上だった。全国レベルでの。ネット掲示板では、1時間以内に1000レスがついて次のスレッドに移行していった。

こうなるとは思ってなかった。炎上はしないと思っていた。複製方法がわかったとしても、「あーそういう方法か。運営情報提供しとこう」くらいだと思っていた。現実逃避

この日から、私は電話当番になった。取引先や、名も知らぬ人間や、マスコミその他いろんな人達からの問い合わせに答えることになった。心ない言葉ボコボコにされた。上司に代わろうとすると「お前が答えろ」と言われる。

それだけじゃなくて、チームリーダー層が役員会に報告を上げるための資料作りを命じられた。毎日深夜帰りになって、ホーム電車がくると飛び込みたくなったり、自動車が走っているのを見るとハンドル操作を誤って私を轢いてくれないかな、そしたら会社に行かなくていいのに、と思うようになっていた。

全力で対応に走っていたけど、弊社にできることは限られていた。あまり経験が不足していた。できることといえば、コモン弁護士への相談と、収益を失わない程度に幣タイトル継続させることだった。トレード機能制限するなどして。

あとは、法律論をベースにしてどういう対応をしていくか……私が知っているのはここまでだ。当時のオフィスは狭かったけど、若手社員が手に入る情報はこの程度である

どんな議論があって、最終的にあの対応になったのかはわからない。掻い摘んで説明したい。

・複製ができないよう対策実施

・複製及びRMTに関わったアカウント永久凍結。複製されたカード自体は消さない。

監督官庁への顛末書と改善報告書の提出

コンプガチャ廃止して新しいガチャシステムに変更

カードを複製した人への損害賠償請求はなかった。電子データであるカード金銭価値があると認めたことになる。個人勝手富くじ(ガチャ)を作って売ったら捕まる。コンプガチャにその要素があったと認めることになってしまう。

これまでのソシャゲガチャは、「カード価値ゼロ円です」と言い張ることで成り立っていた。監督官庁も、苦しい言い訳を考えながらグレーゾーン放置していた責任があると思う。

今だから言うけど、カードの複製は反社組織がやっていたように思う。最初素人が偶然見つけて、それが広がっていったのかなって。

通常の300円ガチャを売るのが違法行為でないのは、ゲームを利用するための不随物だから利用者は、ソシャゲというサービスの利用権に対してお金を払っている。ガチャはおまけだ。でも、特定カード(景品)を手に入れるためにガチャを何度も回すとなると、グレーゾーンからクロに変わる。それが――弊社の顛末書を受けたうえでの、監督官庁の最終的な見解だった。

騒動後に発表されたアニメも、ひどい叩かれようだった。Youtubeでもニコニコ動画でも、「コンプガチャ推進クソアニメ」といったコメントが多数あった。本当はニコ動配信予定だったのに、時流に従ってやめざるを得なくなった。地上波放送されたのは救いだった。



その年の瀬会社を辞めた。

私はもっと、人をしあわせにするゲーム運営したいと思うようになっていた。今は、やっぱりゲーム業界にいる。ゲームプランナーの端くれとして家庭用ゲームタイトルを作ってる。

話は逸れるけど、今アップルグーグル配信しているソーシャルゲームの一部は、反社企業舎弟が作っている。内容は純然たるギャンブルで、ガワだけを美少女ゲームにしていることが多い。

あの当時、どうやったら事態解決できるか、利用者お金の苦労をせずに楽しめるかを自分なりに考えていた。そして、導き出した。

有料ガチャをやめればいい。

当たり前のことだった。月額料金制にして、ガチャは極めて低額設定にして、ほしいカードがあれば参加者同士によるトレードでも、ゲーム通貨での入札でいいし、回復アイテムや便利アイテムだったら現金で売ってもいい。

かつて、そんなゲーム存在していた。私が最初担当した穴掘りゲームだ。岩を砕いて地面を掘り進める、ボタン一つでできる単純なゲームだったけど、奥が深かった。参加者同士で交流できる掲示板があって、宝を発掘して集めたポイントを貯めてアバターと交換できた。

みんな楽しくプレイしていたっけ。



ここまで付き合ってくれてありがとう

最後に、思い出深い利用者について話して終わりにする。

1人目

カードトレード掲示板管理人。10万人以上の登録がある掲示板だったけど、当時高校生女の子1人でスタートして、最後まで1人で管理していた。掲示板を作った目的参加者に共有して、利用規約を制定して、参加者からの苦情にも対応していた。今にして思うけど、経営力のある子だった。

2人目

全てのカード情報を集めることを目的とする団体だったんだけど、ある参加者がいた。その人は、数学理論を使ってゲーム攻略最適化や、コンプガチャ期待値研究していた。私も興味深く読ませてもらったし、騒動当時も上への報告の一部に使わせてもらった。確か、プロフには京都大学卒業して帝人に勤めているとあった(※今ではプロフ非公開)。ほかのスタッフの人も、幣タイトル情熱思い入れのある人ばかりだった。その人たちの研究結果を使わせてもらった。今でも感謝している。

3人目

カードの複製について最初情報提供してくれた利用者の人たち。「ネット掲示板を見ていれば、いつか犯人尻尾を出すから覗いてろ」というアドバイスをいただいた。幣タイトルが好きだからこそ、こういうメッセージをくれたんだと思う。本当にありがとうございました

Permalink |記事への反応(2) | 23:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-28

均等な施しをやめた

さな会社経営していて

簿外でものを貰うことはたくさんある

お歳暮お中元、なにかのタイミングでの物ギフトちょっとしたギフトカード

 

だいたい全部、慰労の意味社員に配っている

以前は分けられるものは均等に、分けられないもの年末年始くじ引き大会して配ったりしていた

でも最近権利意識おめざめ(WOKE)した社員を見ていると

わざわざ気を遣って給与以上のものを与える必要は無いなと思っている

 

なので裏でこっそりと、一般的業務を超えて粉骨砕身会社のために頑張ってくれる人に全部あげてる

金額にすれば些細なものだけど、気持ちが伝わってたらいいな

Permalink |記事への反応(1) | 12:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-11

ここ数年でPTAが劇的に軽くなった

高校生の息子と、小学生の娘がいるので、長い間小中学校のうちの地域でのPTAの変遷をみてきた

長子が小学生になるころは、暗黙の強制参加と四月の最初懇談会で誰かが役員になるまで地獄時間があった。

役員は2年任期で、前年の役員が先任として一つ上の権限があるという組織だった。

熱心な人は立候補をする。

ただ、会長副会長以外にも書記会計だけでなく、何とか委員とかが多く、1年ごとに10人くらいのメンバー必要されていた。

再選制限はないので、熱心な人は会長として何年も続けてやる。

6年間会長をやっていた人は、なぜかその後も2年くらい院政をしいていた。小学校近くに住む農家の人だ。

立候補がなければくじ引きになる

でも平日仕事がある家庭、シングルマザーシングルファザーの家庭、持病のある家庭、外国人日本語不自由な家庭、何かしらの事情があり辞退をせざるを得ない人もいたが

立候補をするような熱心な人や専任役員が強く、外国人ママが辞退をしたいと言ったとき日本語で全員の前で謝罪スピーチ強要したり、持病がある人に診断書の提出を強要したりと専横が続いていた。

ところが、こういった状況に置かれた一人の女性市議会議員になり、現状の改善を訴えて、完全任意参加になった。

また、PTA伝統的にやっていた仕事そもそも学校運用範囲であるとして、大規模なメスが入り事業仕分けされた。

基本的運動会やバザーのボランティアのみがPTA仕事とされた。

その後、院政を敷いていた前会長を知る人も減って権力もも小さくなった

最近は1人で会長やるの大変だからと、三人が会長立候補して三頭政治形態に移行。

役員数も大幅に減らして、バザーや運動会ボランティアPTAPTA以外にかかわらず都度ボランティア募集という形になり非常にコンパクトになった。

Permalink |記事への反応(1) | 13:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-08

PTAには入らない

日本実質賃金は下がり続け、共働きでなんとか生活している世帯が多くなってきている現代において、もはや時代にそぐわない組織と考えている。

任意組織であるのに、学生へのサービス提供するために入会をなかば強制していると感じる。

PTAがないと成り立たない学生へのサービスがあるなら、それは現状では、くじ引きに外れた不運な家族自己犠牲の上で成り立つものであり、廃止するべきだ

入らないことに対して少しでも子ども不利益があるのなら、まるで子ども人質に取られているようなもの

Permalink |記事への反応(1) | 01:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-16

ぼくのかんがえた最強の修正案

他にもこんなのがあるよね

くじ引き民主主義

裁判員制度のように、全国民からランダムくじ引き議員を選出し、6年間議員をさせる。再任はなし。

この議会法案提出はできず、国民的な議論がある重要法案のみ審議する一方で、拒否権を有する。衆議院が可決しても拒否できる。

これで、特定の層が権力を独占することを防止し、一般人感覚議会に取り込む。

欠点としては、ドシロウト議員になってなにかできるのか、結局官僚の言いなりになるだけだろ、ランダムだと偶然の神に任せる事になって、機会平等にはなるが、公平では分布になるのか疑問だ、少数者の代弁ができない、などがある。

完全クオーター制議会

性別と年齢、住んでいる地域でそれぞれ枠を設けて、その枠に合致する立候補者を集めて、その枠の中で選挙を行って議員を選出する。また、障害者であるとか、民族であるとか、特別配慮すべき人々の代表者と言う特殊な枠も設ける。

これによって、人口動態と同じ代表者選挙にあたることになるため、特定年代に有利な議会運営がされないという提案

上記くじ引き民主主義に対して欠点解決することができる手法。一方で、権力固定化になんら手当が無いため新陳代謝が行われない可能性がより高くなること、特定権力代表する人ばかりになってしまう(ほとんどが組織候補みたいになる)

クオーター制議会+くじ引き

上記を組み合わせた上で、選挙ではなくてくじ引きで選出しようとするもの

それぞれの利点をある程度持つが、欠点も併せ持つ仕組み。

決選投票を導入した選挙制度

小選挙区は、単純な多数決になるが、死に票が大量に出ると言う欠点がある。一方で単純な多数決なので、素早く改革を進めなければならない時などに強い力を与える。

一方で、ポピュリズムが台頭し、政治不安定化しやすい。

そこで、参議院は決選投票制を導入する案。つまり、一回目の投票過半数を得る候補者がいなかった場合は、上位2名で決選投票を行って、議員を選出する仕組みである

こうすると保守的議員が選ばれやすくなると言う特徴があり、衆議院バランスを取る。

欠点としては、保守的総論だけを言う様な議員ばかりになってしまう、タレント議員知名度が高い議員がより有利になる、マイノリティ意見が反映されにくいなどがある。

完全比例代表制議会にする

議員を選ぶのではなく、政党を選ぶ選挙にする。基本的には全国区のように全国全体で巨大な選挙区を形成する。すると、死に票が無くなる。

つの選挙区では拾われないようなマイノリティの声が、全国で一定の票数に達すれば議員代表を出すことができると言うメリットがある一方で、ワンイシュー政党が増加や、カルト宗教過激思想のような、社会的に望ましくない・社会不安定にする存在政党として出てこれるということになる。

また、タレント候補のような知名度勝負候補選挙全体を左右するようになり、よりポピュリズム支配されるようになるとも言わ、地域代表という性質は完全に無くなってしまう。

他の細かいやつ

まとめ

まぁ、一長一短だよねえ。でも今の衆院参院ほとんどかわりなくね?って言われるよりはなんとかした方がいいと思うな。

ワイとしては、理想的にはクオーター制くじ引き民主主義ができたらいいなーって思うけど、現実的改革案としては決選投票制かなあ。

Permalink |記事への反応(1) | 20:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-15

anond:20250212171408

「道具としても未完成な品」が「完成して用途も定まった道具」にあこがれて、だれかが俺を・私を、完成品にひきあげてくれないかな、とおもうのは思春期(未熟期間、モラトリアム)として当然の情動なんだとおもう

元増田はだから未完成である学生のうちから使えばよかった」という反省もしている

しか自分自身で(教育機関公的機関の助けをかりても)努力して完成品を目指している人間にとって「大当たりがあると謳うくじ引きで完成品が手に入らなかった」という嘆きほどウザイものはない

無知の知やら後悔やらをいまさら何十回もきかされるんだよ

あう男あう男そんな感じなわけ

なんならおじさんも女子高生にあまえたがるし

なんなんやねん、毎日自分自分をみがけやと。

増田セルフネグレクトのなれ果て村だよ

Permalink |記事への反応(0) | 04:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-06

anond:20250206231840

1回ヒットがあるだけですごい。当たりが入ってるくじ引きから。もういっかい引くやつもいる

Permalink |記事への反応(0) | 23:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-29

女性理系に進みやすくなるいい方法思いついた

建築業枠を文系学科に作ろうぜ。文系女の卒業者の2割は建築業への就職必須対象くじ引きで決定。

建築じゃなくてもいいや鉱山とか工場とか女性比率が低い業種への就職枠で。

理系なら当然対象

給料のいい現場職で給料も上がるし男女比も改善するしいいことしかない

Permalink |記事への反応(0) | 13:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-25

anond:20250124204128

労働では年に一回一ヶ月、会社業界の枠組みを超えた「大人職場体験」として、くじ引きで引いた職場で働くこととする

 

キドキワクワクするだろう?しないか

Permalink |記事への反応(1) | 15:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-20

アヘ顔ダブルピースしてしまった話

 正直、このタイトルを見たら多くの人は「どういう状況でそんなことを?」と首をかしげるだろう。私自身、まさか自分が「アヘ顔ダブルピース」をする日が来るなんて、思ってもみなかった。いわゆる成人向け作品などで見られる、あの衝撃的な表情とポーズ。目がとろんとして口元は半開き、両手でピースサインをする姿を指すわけだけれど、普通に生きていれば、まず現実でやる機会なんてないはずだ。それがどんな形であれ、一度やってしまうとものすごいインパクトがある。今回はそんな私が、なぜかあのアヘ顔ダブルピースをしてしまった――という、ちょっと(いや、かなり)恥ずかしくて笑える話を綴りたい。

 私は都内OLをしている、ごくごく普通女性だ。華やかなパリピでもなければ、引きこもりオタクというわけでもなく、休日にはカフェ巡りをしつつ、アニメドラマを楽しむ程度の「そこそこサブカル好き」なタイプ学生時代アニメ研究会に顔を出していた時期もあるけれど、本格的にコスプレをするわけでもなく、ただアニメ感想を共有できる友人が欲しくて参加していただけだった。

 そんな私が「アヘ顔ダブルピース」をする羽目になったのは、大学サークル仲間でもある友人・A子の結婚式二次会きっかけだった。A子とは大学時代からの大の仲良しで、講義が終わると一緒にアニメショップを冷やかしたり、たまに同人イベントに遊びに行ったりする間柄。だけど卒業後は就職先もバラバラになって、年に数回しか会わなくなっていた。そんなA子から結婚することになった!」と連絡を受けたときは、思わずスマホを持つ手が震えるほど嬉しかった。共にオタク青春を送った彼女花嫁姿が見られるなんて、想像するだけで胸がいっぱいになる。

 そして迎えた結婚式当日。披露宴はとても素敵で、A子と新郎さんの仲睦まじい姿にこちらまで幸せ気持ちになる。私は高校大学の旧友たちと同じテーブルになり、懐かしい話に花を咲かせていた。「あのとき一緒に観たアニメ、もう10年前だね」なんて盛り上がっているうちに、あっという間に披露宴が終わった。

 その後、会場を移動して開かれた二次会は、思ったより規模が大きかった。貸し切りのパーティスペースには、A子や新郎さんの仕事関係の友人、大学同級生たち、さらには新婦側の親戚筋まで含めて、ざっと50人近くが集まっている。入り口にはウェルカムボードならぬウェルカムイラスト(A子のオタク友達が描いたらしい)が飾られ、どうやら彼女らしい独特の演出が随所に散りばめられていた。

 そんな雰囲気の中、司会を務める新郎友人の男性マイクを握り、テンション高く二次会ゲーム企画を発表し始めた。私も二次会ではちょっとしたクイズ大会ビンゴくらいだろうと思っていたのだが、どうやらもう少し変わった内容になるらしい。

「さあ、今から皆さんをいくつかのチームに分けて、ゲーム大会を行いまーす! 本日新郎新婦は、ご存じのとおり“大学アニメ研究会出身。そしてなんと、大学時代はコスプレイベントにも一緒に参加していたそうなんです! そこで今回は、“アニメ漫画の有名ポーズ再現選手権”を開催したいと思います!」

 予想を超えたアナウンスに、会場のあちこちから笑い声とどよめきが起こった。確かにコスプレイベントにA子と出かけたことはあるが、実際に私がコスプレをしたかというと、せいぜいウィッグを付けてみた程度。どちらかというと、A子がガチレイヤーで、私はカメラ係というポジションだった。そんな私でも、ステージで何かやらされる可能性があるという事実に、早くも冷や汗をかきはじめる。

 案の定、司会は続ける。

ルール簡単! まず皆さんを5~6人ずつのチームに分けます。各チーム代表が“ポーズカード”をランダムに引いて、そのポーズ再現していただきます! そのポーズが何なのかを他のチームが当てたらポイントゲット! 一番ポイントを稼いだチームが優勝でーす!」

 こういう企画結婚式二次会ではそこそこあると聞いたことはあるが、まさかアニメ漫画の有名ポーズ”縛りだとは。私もある程度アニメ漫画には詳しいつもりだけれど、大勢の知らない人の前で再現するのは正直きつい。「ジョ○ョ立ち」とか「かめはめ波」くらいなら、恥ずかしいながらも笑いを取れるかもしれない。でも問題は、もっとディープなやつが来たときだ。これはもう運に任せるしかない。

 そして私は、くじ引きで同じチームになった仲間と一緒に、横並びになってポーズカードを引く順番を待っていた。チームメイト大学サークル仲間が2人と、新郎さんの職場関係らしい男性2人、それに私、計5名。ある意味で、オタク度合いがまったく異なる人たちがごちゃ混ぜになっている。これはこれでカオスだ。私は「どうか無難ポーズを引きますように!」と心の中で祈りながら、手汗でベタついた手をこっそりスカートの裾で拭っていた。

 しかし――。

 人生にはどうしても避けたい瞬間というものがある。私がカードを引いて封を切ると、そこにはこう書いてあった。

アヘ顔ダブルピース

 絶句脳内が真っ白になるとはまさにこのことだ。一瞬、文字意味理解できないほど頭が追いつかなかったが、そのあと猛烈な速度で血が頭に上っていくのが分かった。まさかよりによって、私が一番引きたくなかったカードを引いてしまうなんて……。薄々「アニメ漫画系の有名な“アレ”」としてリストには入っているかも、とは思っていたが、実際に自分が引くと分かった瞬間、理性が吹っ飛びそうになる。

 とはいえ、周囲にはほかのチームメイトもいるし、見守る観客もたくさんいる。ここで「すみません、やっぱり無理です」なんて逃げるわけにはいかない。私がそんな行動をすれば、他のチームメイト迷惑がかかるし、二次会の進行にも支障をきたす。これはもう腹をくくってやるしかない。そう思いながらも、心臓バクバクと音を立てているし、額には冷や汗がにじんでいる。かといって、一回やると決めた以上は中途半端再現で終わらせたくないという妙なプライドが湧いてくるのが、オタクのサガでもある。

 司会者が「それではチーム○番の皆さん、どうぞステージへ!」と声をかける。私のチームの番が来たようだ。ステージといっても、会場の端に設営された簡易的な台の上だが、そこに上がるだけで視線が一気に集中する。とくに今回のゲーム再現度を競うという趣旨もあるから自然と注目度は高い。もう逃げられない。私は頭の中で静かに数を数え、なんとか気持ちを整えた。

 最初披露するのはチームメイト男性陣。彼らが引いたカードはまだマシだったようで、「北○の拳の有名な“あべし!”的なポーズ」とか「ウ○シマンがポーズを決める場面」など、観客にも即座に伝わるレベルのものだった。彼らは多少照れながらも一生懸命ポーズをとり、会場からは笑いや拍手が起こる。おかげで雰囲気が和んだのはよいが、その分、私が最後に残した「アヘ顔ダブルピース」のハードルの高さが際立ってきている気がしてならない。

 そして、ついに私の番だ。司会者が「最後はこの方! さてどんなポーズが来るんでしょうか!」と煽る。私は震える手でマイクを受け取り、死ぬ思いで宣言した。

「私が引いたカードは……『アヘ顔ダブルピース』……です。」

 この瞬間、オタクたちが理解し、悲鳴にも似た歓声を上げるのが分かった。逆にオタク文化に縁のない人たちは「何それ?」とぽかんとしている。両者の温度差が激しくてカオス雰囲気になったが、私はもうやるしかない。心の中で「勝負だ!」と気合を入れ、息を大きく吸ってから、顔を崩す。

 目をとろんとさせ、口元を緩ませ、舌をちょっと出してみる。肩の力を抜いて膝を少し曲げる。そして両手を顔の横に上げてピースサイン……いわゆる“アヘ顔ダブルピース”の定番ポーズだ。マンガアニメで見慣れたあの姿を、自分が全力でやることになるとは夢にも思わなかった。しか100人近くの参加者が見ている。この羞恥は一生分では収まらないレベルだ。

 でも、意外だったのは、その瞬間に会場が爆笑の渦に包まれたこと。男性陣だけでなく、女性からも「なんかすごい再現度!」「そこまでやるかー!」と口々に称賛(?)の声が上がった。特にA子は、ステージから目を丸くしつつ大笑いしている。彼女からすれば、大学時代はそこまでコスプレにも熱心ではなかった私が、ここまで振り切った姿を見せるのが相当ツボらしかったようだ。

 やる前はめちゃくちゃ恥ずかしかったが、こうしてみんなが大ウケしてくれたことで、吹っ切れたような気持ちになった。まるでコスプレイベントで全力パフォーマンスを決める人のように、自分の中の「どうせならやりきってやる!」というスイッチが完全に入ったのだ。そこから先は、むしろ楽しもうというモードに切り替わり、舌を出す角度を微調整してみたり、目をもう少しとろんとさせてみたりと、さらバリエーションを試し始めてしまった。

 すると観客側からも、「もっと目をやばくして!」「もうちょい頭傾ける感じで!」といった悪ノリの声援が飛んでくる。まさか結婚式二次会でこんな盛り上がり方をするとは。もちろん、オタクではない人たちは「何が起こっているの?」と戸惑っていたかもしれないが、会場の全体的な空気としては「よく分からないけど面白い!」くらいの勢いで、みんな笑顔だった。

 結局、私の渾身のアヘ顔ダブルピースは相当なインパクトを残したらしく、他のチームが再現したポーズを押しのけてダントツ得票数を獲得。優勝チーム私たちのチームとなった。「“アヘ顔ダブルピース”を全力再現した勇気拍手!」というコメントとともに、司会から特別賞として小さなトロフィーまでいただいてしまった。人生アヘ顔ダブルピーストロフィーなんてものを受け取るとは、思いもよらない展開だ。

 その後も二次会和気あいあいと進み、最終的にめでたくお開き。私は出口付近でA子に捕まえられ、「あんた最高だよ! まさかそこまでガチでやってくれるなんて!」と爆笑されながら感謝された。新郎さんも「僕もオタク寄りだけど、あそこまでの完成度は初めて見ました」と感心してくれた。さらに、先ほどステージで一緒だった新郎友人の男性からも「本当にありがとうございました! おかげで大盛り上がりでした」と声をかけられ、すっかり顔から火が出そうなくらい照れてしまった。

 私はその場では笑って誤魔化したものの、帰りの電車に乗るころになると、「私、あんポーズをこんな大勢の前でやってしまったんだ……」という事実がどんどん重くのしかかってきた。スマホを開くと、さっそくSNSに「A子の二次会めっちゃ盛り上がった!」「すごい芸人魂を感じた!」なんてツイートが上がっていて、どうやら私の恥ずかしい姿が写真動画になって拡散されつつあるらしい。A子は「顔は隠しておくから安心して」と気を遣ってくれていたが、現地にいた人にはモロバレである。しばらくその恥ずかしさに悶える日々が続いた。

 とはいえ、結局のところ、たくさんの人が喜んでくれたのは確かだし、A子からも「本当にありがとう。最高の思い出になったよ」と言われたら、やってよかったのかもと思えてくる。私自身、意外にも「開き直ると案外楽しい」という経験を積むことができたし、人生ネタになるエピソードが一つ増えたわけだ。いま思い出すと、顔から火が出るように恥ずかしいけれど、「あの日ちょっとだけ自分の殻を破れたのかもしれない」と思うと、悪い気はしない。

 ――こうして私は、人生で初めての、そして(たぶん)最後になるであろう「アヘ顔ダブルピース」を披露してしまった。よくよく考えれば、あのポーズ現実人間がやるにはかなりハードルの高い代物だ。でも、結婚式というめでたい場を盛り上げられたのなら、まぁこれもアリだろう。もしこの先、誰かが「結婚式二次会で恥ずかしいポーズをやらされた」という話をしたら、私は間違いなくこう言う。

「私はアヘ顔ダブルピースをやったことがある。もう何も怖くない

 人生、意外なところで度胸がつくものだ。こうして文章にしてみると、ますます自分でも信じられない出来事だけれど、これが私の「アヘ顔ダブルピースしてしまった話」だ。どうか皆さんも、運悪く(?)くじで“ヤバいポーズを引いてしまった時には、ぜひ思い切って振り切ってみてほしい。中途半端に恥じらうよりも、全力でやって笑ってもらったほうが、ずっと気持ちがいいと私は思うのだ。そしていつか、私のように「ネタとして笑い話にできるエピソード」に昇華できたら、それはそれで、人生の思い出としては最高に面白いのではないだろうか。

Permalink |記事への反応(3) | 18:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250120115751

一回で引かない旦那側が悪い

っていうか機嫌くじ引きが避けられないなら自分から洗濯とかの行動起こせばいいだけやん

ほんと無能

Permalink |記事への反応(1) | 12:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-09

anond:20250109123926

教授になるのは確かに狭き門ではあるが、くじ引きで決まるわけじゃない。

まり努力と才能と、払う犠牲によっては十分狙えるわけだ。

例えば東京大学学位とった場合は、結婚は諦めて、どこに住むかは選べないことを受け入れれば、十分期待が持てる。50才になる前には助教になれるんじゃないか

から、まあ、やめた方がいいw

現実を見て、おっかさんに楽させてやれるような仕事を選びなさいって感じだな。

まり工学部です。

Permalink |記事への反応(1) | 12:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-12-26

キャンセルカルチャー何が悪い

犯罪なんかやらかさずに真面目にやってきても自分作品が日の目を浴びず"キャンセル"されるのは当然の世界

なのに性加害によって被害者自殺に追い込んだ映画監督作品タイトル紅白の大舞台に登るのなんか許されるわけないだろ

キャンセルが悪だというなら映画の公開も紅白選曲も全部くじ引きしろ

Permalink |記事への反応(1) | 14:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-12-24

anond:20241224192038

もしかしてリバースエンジニアリングを当たるまで引くくじ引きかなにかだと思ってる?

設計図がなくリソースが限られてるからリバースエンジニアリングという技術ができたんだよ?

Permalink |記事への反応(0) | 19:35

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-12-23

くじ引きでiPhone16 proが当たったから嫁にプレゼトしようとしたら

今使ってるのアンドロイドからいらないと言われて突き返されたんだが

しかXPERIA 8lite つかってるからアンドロイドなんだけど

それじゃしょぼいしそもそももう古いよね?

機種変したらどうなん?

って意味だったんだけど

Permalink |記事への反応(1) | 16:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-12-11

ともだちが全アになった

まず、タイトルの内容について訂正がある。

「ともだち」ではなく「悪しからず思っていたが友人を名乗るにはいまいち交流が足りない他人」、「全ア」ではなく「初めての彼氏に浮かれてTPOをわきまえず痛いイチャつき方をしてしまう女オタクである。あの子は私に何か思うところがあるわけでもないし、エッセイ漫画を描いているわけでもない。「ともだち」の痛々しさを記している増田ではなく、自身の見苦しさを書いた日記であることを事前にばらしておく。

スペックうpという心づもりで、私とあの子とあの子彼氏について。

まず、私と彼らは勉学真っ盛りといった様子の冬の高校3年生だ。私についての説明は以下に書くことで伝わると思ったので省略する。

の子美術部の同期だ。とても可愛い子だと思っていたが、彼氏ができてからは私の見る目が変わってしまい、魚のような口もエラの張った輪郭も垢抜けない制服アレンジもどうにも受け付けない。ただ、絵が年齢に見合わないほど上手で、声が愛くるしいことだけは認めるしかなかった。

の子彼氏は、この先一生磨かれないであろう原石とでもいうような顔つきで、清潔感は感じないが不細工と切り捨てるにも難しい容姿だった。それよりも中身が気色悪い男で、学タブで前のめりになりながらアイド◯マスターの曲を聞き、鼻息荒く女の肋骨大根をすりおろすゲームに勤しむ、常識の欠落したポルノ中毒(こいつの上着ポケットからは際どいBL文庫本が出てくる)のオタク男だった。そんなオタク女とオタク男が付き合った。まぁ納得である

もちろん私に友人らしい友人はいない。私は女版チー牛というか、ほんの少し言葉を交わした全ての人に恋lv.1みたいな感情を抱いてしまうので、あの子彼氏ができたと気づいた時はショックだった。唯一の友達候補を嫌いな男に取られたことも、当たり前だが私になんの報告もなかったということも私の心に影を落とした。ただ、これはBSS一言で片付くような苦悩ではなかった。

一ヶ月前、あの子彼氏距離感が急に縮まった。一線を超えでもしたんだろう。あの子廊下で男と話しているだけでも頭を掻きむしって逃げたくなるというのに、同じ教室休み時間のたびにバックハグだとか見つめ合って指を絡ませるだとかのハレンチ行為をされてはたまったものではない。あまりに恥ずかしげもなく毎日のように学校デートをするさまは、もちろんのことクラスで浮き、大っぴらに悪口を言うものはいないが誰しも彼らから目を逸らすようになった。元から誰と付き合っているわけでもないのに、1年間半保健室登校をやっていたというだけで誰しもから目を逸らされている私はいっそう苦しくなった。クラスメイトにカテゴライズさせると、私は彼らと同じ枠なのである。たまったものではない。

彼らのイチャつきが激化してしばらくした頃、くじ引き式の席替えがあった。ご想像のとおり彼らは隣同士の席を手に入れ、私はそのすぐ後ろに配置された。今日も男があの子の腹を揉んだ手からプリントを受け取っている。男があの子を膝に乗せているのを目に入れたくなくてうつ伏せで寝たふりを決め込んだところで、摂取しなくては摂取しなくてはと宣いあの子頭皮匂いを嗅ぐ男と、きゃあと笑うあの子の声は耳に入ってくる。ああっあっあっと絶頂するかのような声をあげて男が彼女ストールを嗅いでいる。同じひざ掛けにくるまって左右に揺れている。あの子の前歯が飛び出た口に手荒れした指で触れている。私が一体何をしたというのか。あまりグロテスクだ。

絵に真摯に向き合いコンクールにも優勝する、誰より尊敬していて友達になりたかったあの子が、品性下劣な男に巻き込まれて鼻つまみ物にされるのが耐えられないといえば一見まともらしい。しかしそれ以上に嫌悪嫉妬が勝り、行動に結びつかない物騒な単語脳裏によぎることが増えた。保健室登校時代もこんな精神状態をしていた。確かに私の精神は参っていたが、前の席のバカップルが痛くて見苦しいので学校を休ませてくださいなどと言えるはずもなく、帰りのSHが終わったら真っ先にカバンを引っ掴んで早歩きで家に帰ることしかできない。

帰宅して空気の籠もった子供部屋に転がり込んだあとは、ハード同人音声を求めて浪費を続けた。18歳になったばかりだが、私もポルノ中毒に違いなかった。

Permalink |記事への反応(1) | 16:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-27

日本ってアンフェミすら後追いなんだね

インセルは、セックス性的魅力をめぐる競争は生まれときから公正ではなく、それを認識しているのは自分たちだけだという、「レッドピル(赤い錠剤)」または「ブラックピル(黒い錠剤[注 1])」と呼ばれる理論を崇拝している。 多くのインセルは、自分たち遺伝子くじ引き負け組で、為す術がないと考えている。また自分たちポリティカル・コレクトネスによって不当な中傷を受けている少数派だと考えている。

インセルコミュニティでは、性的魅力がある男性たちのことをチャド (chad)、チャドばかりを選ぶ性的魅力がある女性たちのことをステイシー (stacy) と呼び、敵視している。この2つのはいずれも4chan発祥である

自分たちのこと弱者マイノリティ)っていいたがるのも一緒

今は「女」を目の敵にしてるけど、そのうち名前つけたらいよいよ笑える

Permalink |記事への反応(3) | 23:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-25

anond:20241125204001

じゃあ選挙やめよう

くじ引きにしよう

Permalink |記事への反応(1) | 20:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-31

anond:20241029220006

一問一答する人少ないよねきっと。

・同姓にしたい人に迷惑かけないって本当?→私は誰も攻撃したくない。他の人は知らない。

子供の姓どうするの?→自分の子供については、自分と同じでなきゃヤダとか無い。現状、夫の姓だし。選択夫婦別姓になって自分旧姓に戻したとしても、子供の姓はどうでもいい。子供が好きにすればいい。子供を産む前だったと仮定したら、じゃんけんでもくじ引きでも相手希望通りでもいい。世間では現状追認で男親と同一にする家庭が多そうと予想。家制度尻尾みたいで感情的にはヤダけど、人んちのことなので知らない。家制度尻尾直ちに消えるとも、直ちに消えるべきとも思わない。歴史の中でなるようにしかならないと思う。揉める人たちは揉めるしかない。

選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるの?→選択夫婦別姓男尊女卑解消の道具とは思ってないし、道具になるほどの力はないと思う。女が男の姓になるのが大半、という現状維持になるのではと予想。

パートナー制度とか作って保証できるようにした方がよくない?→はい。様々な形態世帯を包括する制度が好み。生計を一にし、相互扶助をし、相続等の権利を有し、一定優遇のある制度兄弟姉妹での助け合い同居とか、友人世帯もあり。子供扶養には優遇あり。貞操義務オプションとか。制度が複雑になるデメリットはあるだろう。

手続きめんどくさいとかはマイナカードに言えば?→言ってる人は言ってると思うけど、私個人手続きめんどくさいもマイナカードしっかりしろも言ったことはない。今、変更する事由が発生してないので。SNSで言ってる投稿いいねしたりはする。どっちも進めりゃいいんじゃない

・むしろ姓にこだわってアインデンティティをそこに求めてる人たちなの?→いいえ。伝統は知らない。幼少期から自分呼称に慣れてて好きだから山田花子でワンセットな感じ。山田花子山田雪子にするのは嫌だし、それの多少薄い版で山田花子田中花子にしたくない感じ。その意味では新姓創設も私個人にはフィットしない。でも、個人特定には番号にして呼称は昔の武将みたいに気軽にどんどん変えてもいい案を見て、それもありかもな、と少し思う。改姓して長い年月がたち、不本意ながら幼少期からの姓ではなくても慣れてしまったのもあるだろうし、素人創作活動ペンネームハンドルネーム愛着を持てるのを知ったので、自分好みの名前ならいい気もしてきている。

ブコメには書ききれないので増田にいっぱい書きました。

Permalink |記事への反応(0) | 23:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp