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2026-02-04

「なんだか、これはおいしい感じがするぞ」っていうグルメ漫画あるじゃない?(無知グルメ

食べたもの批評する蘊蓄を持たない主人公が、「よくわからないけどおいしい気がする」という感想を抱くだけのギャグ漫画

あれ、わかるんだよ。

愛情がない家庭で育った、俺にはギャグじゃなくて悲しみとして刺さるんだよ。

俺はわりと特殊な家庭環境で育った。

一般的な家庭のように、親が作ってくれた料理を食べて育ったわけではない。

家庭料理ではなく、メニューの中から何かを選んで、それを一人で食べるという生活を送っていた。

お金には恵まれていたかもしれないが、愛情にはとても飢えていたのだ、と当時を振り返るとき考えざるを得ない。

そういう人間にとって、あのギャグ漫画ギャグではなく真実、悲しい真実なんだ。

普通子どもは親とのコミュニケーションの中で自分がいま食べているものが何か?ということを学習する。

例えば、生まれて初めて食べる食べ物コリコリとして甘く煮詰められた食感が楽しい食べ物

「これは何なの?」

という質問に対して親が

「それはタケノコだよ」

とか答える。

そうすることで初めて子どもはそれがタケノコだと覚えるのだ。

しかし、そういう体験のない子ども食べ物を食べて、おいしいと思ってもそれが何なのかわからないのだ。

そういう俺みたいな人間タケノコを食べた時、

「なんだかコリコリしてるおいしくて甘い食べ物だな。これはなんというか……、コリコリしてとてもおいしい」

みたいな語彙しか持てなくなるのだ。

普通の家庭で育った人間は親からタケノコ」という言葉を教えられるだけでなく、

親とのコミュニケーションのなかでタケノコがいつの季節の食べ物で、

とか、

値段はそれほど高くない食べ物で、

とかそういう自然と身につく知識が積み重なっていく。

でも、ただメニューの中から食べるものを選んで、それを一人で食事した人間にとってはいつまで経ってもその食べ物

「なんだかコリコリしておいしい食べ物

しかない物体のままなのだ

わかるだろうか?俺の悲しみが…?

そりゃ、メニューの中から選ぶから、メインの食べ物が何かくらいはわかるんだ。

からあげ、とはこういう食べ物

とか

ハンバーグとは、これだ

とか

そういうことはわかる。

でも付け合せの温野菜とかそういうもの

それが何なのか永遠によくわからないものなのだ

「なんだか野菜なのに冷たくなくて温かくておいしい感じがする不思議食べ物だ」

みたいな感想しか持てない。

そのバックボーンとしてある温野菜というものがどうやって料理されていて、

とか、そういう蘊蓄がまったく蓄積されることはない。

ただただ、なんだかよくわからないがこれはおいしい、とだけしか思えない。

そして、それがとても悲しい家庭環境だった、というのは自分大人になって結婚して、子どもが出来て、

人並みに家庭というものが築けたときに初めて知ることだった。

妻が、娘にいろいろな食物について、ひとつひとつ親と子としてのコミュニケーションとして自然レクチャーしていく様を見て、

ああ、俺にはこれが欠けていたのだ。父親は俺に金銭面ではよくしてくれたが、しかし、子どもにとって大事ものは与えてくれなかったな。

と決して恨みではないが、何か釈然としない気持ちも多分に持ち合わせているのは本当のことだ。

とはいえ、こうして俺はい普通の家庭の幸せというものを感じることが出来ている。

それが出来るのもの育ててくれた親のおかげなのだから文句ばかり言うわけにもいかない。

と話が脱線してしまったが、

とにかく俺にとってはあの漫画ギャグ漫画ではなく、少し悲しい思いがする、俺にとっては刺さる漫画なのだ

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