ぶり大根を作ったけど味が染みにくかった原因はいくつか考えられますし、解決法もあります。順を追って説明します。
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1️⃣ 味が染みにくい原因
1. ぶりの表面に膜がある
• ぶりには脂と薄い膜(ぬめり)があり、これが味の浸透を阻害することがあります。
2.大根の下茹で不足
3. 煮込み時間が短い
•大根もぶりも、味が染みるには時間が必要です。特にぶりは骨周りに味が入りにくいです。
4.煮汁が濃すぎる/薄すぎる
• 濃すぎると表面だけ濃く、中まで染みにくい
• 薄すぎると味が感じにくい
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A. 下処理で味を染みやすくする
• ぶり
1. ぶりの表面のぬめりを軽く洗う
2.片栗粉を軽くまぶして湯通し(霜降り)すると、臭みが取れて味が染みやすくなる
•大根
1. 厚めに切って面取り
2. 下茹で・下煮して柔らかくする(竹串が通るくらい)
B. 煮込み方
•大根を先に煮る
•大根だけ先に出汁で煮て柔らかくしてから、ぶりを入れると味が染みやすい
• 落し蓋を使う
•煮汁が全体に回り、均等に味が入る
• 煮る時間
• 弱火で10〜20分程度、煮汁がぶりと大根に染みるまで煮る
• 冷ますと味が染みる
• 火を止めて冷ますと味が染み込みます。翌日になるとさらに美味しくなります。
C. 味付けの工夫
•砂糖や酒で下味をつける
•煮汁は少し濃いめに作って、煮詰めながら味をしみこませる
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💡簡単まとめ
1.大根は下茹でして柔らかく
2. ぶりは霜降りしてぬめりを取る
3. 弱火で落し蓋をしてゆっくり煮る