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< ブス専っぽい |anond:20251014215758 >

2025-10-15

大卒採用の是非について


愚痴りたい。あまり長くは書かない。

いわゆるJTCで管理職になったばかりだ。広告会社代理店)で働いている。一応は業界大手

大阪北区というのがあって、繁華街なので当然飲み屋がある。たまに仕事帰りに居酒屋レストラン)に寄ったり、会社仲間と飲んだりする。

その中で、大卒採用というものについて考えさせられることがあった。

私がよく行く夜の飲食店だが、居酒屋である。いわゆる高卒とか、専門学校卒とか、そういう店員が多くいる。

例えば、パリピな感じはしつつも傾聴力がしっかりしてる男の子とか、過去介護仕事をしてた子で、どんなお客さんともニコニコ笑顔で接する女性とか、まだ若くて高校生なのだが、未完成ながらもハキハキとした接客でソツがない動きをするとか、面白い子が世の中にはたくさんいる。

彼ら彼女らを見ていると、うちの会社に入ってくる新卒の子と比べてしまう。

大体みんないい子である。一流大卒だし、人と仲良くしようという気があるし、恋人がいるようだし、ほうれんそうちゃんとできる。しかし。

面白さというか、自分だけの尖がった感じがないのである岡本太郎書籍でいうと「自分の中に毒がない」若者たちである

一度、うちの会社上司数人とその居酒屋さんに行って、そこまで大きいカウンターではないのだが、座って歓談をしていた。歓談をしてるうちに、上に挙げたような若い子たちとトークになった。

みんな、すごく話が面白いし、こちらの話もしっかり聞いてくれる。頭の回転が早いし、打てば響くというコミュニケーションである。同じ北区にあるクラブ嬢と同等の接客力だった。

上司達も、「飲んで飲んで!」と彼ら店員ドリンクを奢っていた(※店員さんに500円などの飲み物を出せるサービススパチャみたいなもの)。

これでまだ20代とか、未成年だと言うのだから世の中は広い。私が彼ら彼女らほどの年齢だと、全然そういう力はなかった。いわゆる盆暗学生で、それなりの大学には入学できたけれども、基本は遊んでばかりの毎日だ。年を経るごとに頭が悪くなっていく自分を恨めしく思っていた。

その日、楽しく話をしている最中だった。背後の方で、テーブル席で団体客の人らが大きい声を出していた。何か注文のトラブルがあったようだ。

カウンター席に座ったまま後ろを振り返ると、男性3~4人客に、女性店員1人だった。話の感じからすると、飲み放題適用時間齟齬があった様子だ。(お客は90分のメニューだと思っていた?)

記憶の限りでは、こういう会話だった。

飲み放題ラストオーダーってなんなん?60分で終わりって聞いてないで」

「すいません。こちらの○品のメニューですと、一時間です」

「このメニューのどこ?」※タブレットを取り上げながら

「これは、ここですね……」

「え、これなん?」

こちらのメニューです。終了時間は表側に出ておりませんが」

「こんなんわからんやん!」

「大変失礼いたしました」

「なあ、当てがはずれたやんけ!!」

 ※テーブルを叩き気味。足もガンガンする

「わかりにくい表示でした。店長と話して追加料金で変更ができるかを……」

「わかりにくいやんけ!」

 ※さっきの客。北区にはこういう輩がいる

「失礼しました。ごめんなさい。店長相談してきます

「なー、お前。失礼やろ。もう黙れ」

 ※隣の連れがさっきの客を制して

相談をしてきます

「ねえねえ。ところでおねーさん。年いくつ?」

「15才です」

「えー、そうなんや!15才か。それは……若い方やん。なあ?」

「うん。世間一般労働者の中じゃ……お姉さん、比較的に若い方やで。間違いない」

比較的!お姉さん。比較的に、若い方やんなぁ~(^^)」

 ※ここで全員が笑い出した

その後、差額分の負担飲み放題を30分延長できたという会話があって、15才の子男性客らにオレンジジュースを奢ってもらっていた。最初とは打って変わって、和やかな雰囲気になっていた。

はてな民の方々も思うところがあったと思うが、一般的な会社がほしい人材というのは、上のような子である。人当たりが悪くなくて、不潔さがない外見で、言葉遣い常識的で、態度や行動も常識的である社会的に正しい答えを導き出して動ける。

うちの会社もそうである。そういう子がほしい。別に高卒でも専門卒でも何でもいいから、さっきのような子だったら是非採用したい。一緒に働きたいと思った。彼女だけじゃなく、ほかの若いスタッフだってそうだ。

の子達は……全員が非大卒である高校中退とか専門学校卒。しかしながら、うちの広告代理店新卒で入った子達の平均を(コミュニケーション能力において)凌駕しているのは間違いない事実だ。

さっきの15才の子も、あの年で居酒屋アルバイトというからして、何か家庭に事情があるのかもしれない。

ただ、個人的にこういう経験をしてしまうと、世の中学歴ではない、そんなものは単なる一目安でしかない。そんな上っ面で人を判断してはならないのだと思い知らされる。

とりとめのない経験談ですまない。けど、もう40を過ぎた一増田ユーザーとしては、確かにこんなことを感じている。

はてなの皆さまも、こういう体験したことがあるのなら、ぜひ教えていただきたいです。

Permalink |記事への反応(3) | 21:29

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