不幸な結婚に終止符を打つべきではないかというときにも、子供が投射の目的に使われる。そのような状況の夫婦はよく、子供から一家団欒の幸せを奪ってはならないので離婚するわけにはいかない、と言う。
しかし、少し詳しく調べてみればすぐ分かるように、「一家団欒」のなかに漂う緊張と不幸の空気の方が、きっぱり離婚するより子供に悪影響を与える。
少なくとも親が離婚すれば、子供たちは、勇気をもって決断すれば耐えがたい状況にも「終止符」が打てる、ということを身をもって学ぶ。
エーリッヒフロム
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