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< ■ |anond:20250910182229 >

2025-09-11

遠い宴

橋を量る者が村を訪れると、

人々は食を並べ、盃を満たした。

役人銅貨を置かずに座し、

村人の言葉に耳を傾けた。

それは長く続いた習わしで、

誰も異を唱えなかった。

ある時、声が響いた。

「その盃は友情か、

それとも天秤を傾ける石か」

町の長は言った。

「疑われる盃は捨てよ。

どうしても受けるなら、銅貨を置け」

だが、人々はなお思った。

――絆と疑念は、いつから同じ杯に注がれるのか。

Permalink |記事への反応(0) | 07:34

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