Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録
< anond:20250908143427 |anond:20250907180559 >

2025-09-08

同棲を始めたばかりの寝室に

先週から彼氏同棲している。

家具家電がまだまだ不揃いで、レンジ炊飯器は床に直置きという「らんぼうな暮らし」ではあるが、何とか生活できている。

昨夜、8畳間の右端にベッド、左端に化粧机というアメーバピグの初期設定みたいな寝室で、彼氏はベッドに寝転んでスマホを触り、私は化粧机で髪を乾かしていた。

ドライヤーを置くと彼氏が声をかけてきて、私は鏡を覗いたままで少し会話した。明日の夕飯とか買い物の話題だったと思う。

ふと会話が途切れて、私はベッドの方に顔を向けた。彼氏うつ伏せになってこちらを見ていて、二人とも何となくふふふと笑った。

その瞬間、視界の端から何か黒いものがさっと進み出た。

ぎょっとする間もなく、それはピョン!と大きく跳ねてベッドに飛び乗った。

コオロギだった。

「コ、コオロギだ」

私が唖然として呟くと、彼氏はぱっと上半身を起こし、掛け布団の上で逃げも隠れもしないコオロギを両手でそっと捕まえた。

ここはマンションの6階で、窓はすべて閉めきっている。

入居時、私は排水ホースキャップを付け、害虫が入ってきそうな配管の隙間はパテで埋め、窓やドアには忌避スプレーを撒いた。

難攻不落の新居が完成したと思っていたのに、いったいどこから……

彼氏はそのまま玄関に出て、コオロギ解放しに行った。

気がつかずに電気を消していたら、寝室で独唱された可能性がある。危なかった。

しかしあのコオロギ、ふと会話が途切れたときに我々の目線のド真ん中に現れ、わざわざベッドに飛び乗って「ジャーン!」みたいに登場したのはちょっと可愛かった。

ベッドに来たあとは小さくピ!と跳ねたきりじっとしていた。

ずっと部屋の陰で、出てくるタイミングを窺っていたのかな。満を持しての登場だったんだろうか。

とはいえもう何人、いや何虫たりとも侵入を許したくないので、より強固な対策を探している。

排気口フィルタ―とか貼ってみようかな。

「可愛かった」などと抜かせるのはコオロギからで、ゴキなら何の感慨もなく滅殺、うわーベッド乗られちゃったよーひえー、に違いないのだ。

見た目はほとんど変わらないのにね。やっぱり虫も一芸(美声)あると違うのだろうか。

Permalink |記事への反応(1) | 14:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

全てのコメントを見る

人気エントリ

注目エントリ

ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp