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< 遺書書いた! |anond:20250330020649 >

2025-03-30

こしょうのケースにしょうゆを入れるな

プログラミングっていうのは料理に似ている。

みんな料理をするとき冷蔵庫野菜や肉をいれるし調味料調味料棚にしまう。そりゃもちろんときには出しっぱなしのこともあるだろう。自分ズボラであるから片付けるのがめんどくさくなるのはわかる。

だがコトがコード上になると抽象化されるために、肉が肉なのか野菜野菜なのかわからなくなるのかもしれない。

よくあるクソコードは、トイレ豚肉が置いてあって、しかパプリカという名前がついているようなことが起きている。

焼きそばを作りたいとしよう。普通に考えたらスーパーに行って野菜豚肉と麺とソースと塩こしょうを買ってきて作りたいわけだ。

それでまず食材そもそもあるのかなとキッチンを見に行こうとする。クソコードはまずキッチンが汚い。床にゴミが散らかっているわけだ。使い終わった缶やビンなどが置いてある。なんで誰も捨てないんだよとキレるところから始まる。缶やビンだけならまだしも、謎のドクロや絵画まで置いてあったり、倉庫としても使われている。とにかくめちゃくちゃなのだ

典型的言い訳は「忙しかたから」だ。忙しいとかじゃない。わかるよ。捨てるのめんどくさいの。でもキッチン汚いよね。ここでどうやって料理するん?と思うわけ。

それでよくよく確認してみると、実はキッチン料理していない。リビングに七輪があってそこでご飯を作ることになっていたりする。なんじゃそりゃ。大丈夫か?と思う。

それでリビングに行く。リビングに行くと食材棚みたいなのがある。よく使う食材はこっちで管理しているわけだ。キッチンはもうまともに使えないからここでご飯を作ろうと考えたグループがいたようだ。

ともかく俺は直近で始まるパーティのために急ぎで焼きそばを作らないといけないわけだから、まあいったんキッチンの片付けは諦めて俺もリビングの七輪で焼きそばを作ることにする。

で、食材を探す。野菜食材棚に普通にあった。常備菜と書かれている。話のわかるやつだ。俺は野菜を手にする。

食材棚には塩こしょうもあり、デカした!と思いながら中を開けると醤油が入っている。

どうも昔は醤油瓶で醤油管理していたらしいが、誰かが瓶という瓶があったらゴミの日に出すことにしたから、瓶が使えないという。

瓶はガラスから怪我をして危ないのだ。瓶が落ちているとそれで怪我をしてしまう人が多発したらしい。まあ納得はいかないが、俺は「塩こしょう」に「しょうゆが入っています」とシールを貼ることにした。

勝手シールを貼らないでください!」と怒られるが知ったことではない。それは塩こしょうではない。

こしょうを探し回っていると、ベランダに塩こしょうが置いてあった。以前ベランダ洗濯をするときに誰かが「服に塩こしょうをかけるとキレイになる」と考えたらしく、そこで塩こしょうを使ったようだ。

意味わからんと思いながら賞味期限確認する。一応大丈夫そうだ。俺はそれを食材棚にしまうことにする。

豚肉トイレにあった。これはトイレ掃除ときに見つけた。トイレの水タンクは冷えているからそこで豚肉管理することにしていたらしい。キッチン機能していなくて、冷蔵庫の中は何がどうなっているか誰もわかっていないからだ。今ではもう、昔から使われていた家事ロボットだけしか冷蔵庫を使わない。あんなに汚いキッチンだが、なぜかロボットが動く動線だけはしっかり確保されている。

ソースは無いのでスーパーに行って買ってきた。しまうところはないので、しょうがいから俺もトイレの水タンクジップロックなどで入れて管理しようとする。

開封済みのソース冷蔵管理から食材棚に置いておくわけにはいかないのだ。

すると「ジップロックなんてわけのわからないものを使わないで!むずかしい!」と言われる。いやジップロックに入れてないと蓋が開いたときに困るやろと俺は思う。俺は無視してジップロックを使う。

ジップロックというものがありますよ」と他の人々に宣伝をする。わかっている人たちは「ふうん。覚えとこ」という反応だが、わかっていない人たちはまず袋が何かわかっていないので無関心だ。

それより口紅一生懸命絵を描いている。その絵を描くとハンバーグが作れると思い込んでいるらしい。

俺が「口紅ハンバーグは作れませんよ」と伝えると、驚いた顔をされる。レシピサイトを教えて俺は立ち去る。今は俺の焼きそば作りの方が重要なのだ

麺だけはなぜか外注しており定期的に届けられるようになっていたことがわかった。リビングに貼ってあるカレンダーに麺が届く日が書かれていたわけだ。

俺はこのカレンダーを置いた人間を称賛すると、リビングの七輪のところに材料を持っていくことにした。

七輪の近くにはフライパンが置いてある。汚れがこびりついているが、キッチンシンクがめちゃくちゃなので洗うことは考えられない。

料理器具が定期的に外の川で水洗いすることになっていることだけを確認して、俺もそこで料理することにした。

完成した焼きそば普通焼きそばだ。フライパンのせいか多少焦げがついている。このままではパーティに出せないので焦げは一つ一つとる。

ともかく焼きそばができた。俺は次は掃除に取り掛かろうとする。しかし次のパーティがすぐに始まるらしい。部屋の掃除よりもパーティの方が重要だという。

なぜなら部屋の掃除は儲からず、パーティは儲かるのだ。部屋が汚いからまともに料理ができないんですよと言っても、パーティ主催者には伝わらない。

「家の中のことはわからいから。自分パーティ会場のことしかからない。掃除して意味あるの?今でも料理は届けられてるじゃん。お客さんも喜んでるんだから」という。

仕方ないので俺はパーティのための料理を準備しながら空いた時間掃除もする。ゴミゴミ箱に捨て、料理器具を川まで行って洗いに行く。

そしてキッチンシンクの片付けなどもする。誰も見向きもしない。ハンバーグ作りのグループ一生懸命紙粘土で何か工作していた。

どうにかこうにかレシピサイトからレシピ印刷して、その紙を手にしたはいいが、それの使い方がわからないので紙といえば紙粘土と思い、紙でハンバーグを作ろうとしたらしい。

俺は「そのレシピに書いてある材料を買ってきて、このフライパンで焼くんですよ」と教える。

レシピ材料については復唱しながら確認する。「ナツメグはわかりますか?ナツメグは知らないですか。むずかしいですもんね」などの会話をする。不毛だ。

なぜこんなことが現実に起きているのか?

全くわからない。

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