現役男子校生の俺は、あるとき思った。周りの何人かは高校一年生にして童貞を卒業してる中、俺は結局、地位や周囲からの評価のためにしか生きられないんじゃないかって。
高校一年生の俺は、埼玉県内のそこそこ偏差値の高い男子校に通っている。
そんな中、童貞卒業したって奴が昼休みの教室で幅を利かせてて、俺は思ったんだ。
でも、よくよく考えると俺は今まで彼女がいたこともないし、その予定もない。それどころか、去年Amazonで買った据え置きオナホで十分満足してる(しかも胸付きやぞ?)。
まず孤独の解消について。彼女は俺の存在を消そうとしたり、貶したりしない。高校受験という受験戦争を乗り越え(ちなみに第一希望の公立高校は落ちた)、今は第二次受験戦争に向けて勉強漬け。
学校からは毎週アホみたいな課題を渡され、親には勉強しろと言われ、予備校の講師には偏差値上げろとどやされる。しかも週6で学校+補講。
それでいて、親の管理下だから海物語も打てなきゃ府中にも行けない。正直、弱者男性より辛い生活をしてるんじゃないか?
だから例えばVtuberだったりアイドルだったり、2次元だったりっていう推しに癒しを求めている。
そして俺にとっての「推し」は、たまたま彼女だったってだけの話。
推しがいれば癒される。あわよくば推しのおっぱいにうずくまりたい。おっぱいは世界を救うのだ。
次に羨望。これは説明するまでもないとは思うが、彼女持ちがマウント取ってくるのを聞かされてる男ほど惨めな奴はいないだろう。
で、ここからが本題だ。
俺が「彼女が欲しい」と思う理由は、実はマーケティング戦略にも通じる。例えば推し活。
パラソーシャル関係を利用した疑似恋愛的な側面、自己実現、あるいは羨望。
言い換えればガチ恋してるやつや芸能人に憧れるやつといったところだろうか。
つまり、俺にとって「彼女」という存在は、推し活の対象であり、依存先だった。
これは近年、X上で幅聞かせてる自称男女専門家の「奥さんに色々任せすぎ」理論にも通じる話。
性処理、出産、家事、育児、そして夫の精神的支えに至るまで、全部を奥さんに押し付ける構造。おれは温泉娘を潰したコイツらを許すつもりはないが、
もしかすると俺が求めてる「彼女」という存在も、結局はそういう存在なのかもしれない。
要するに、俺は彼女に性処理を求めてるわけじゃない。ただ、癒してほしいだけなんだ。
というより性処理はオナホの方が気持ちいい。ただおっぱいにうずくまりたいだけなんだ!
【後日談】
後日、「童貞卒業した」って奴の家に遊びに行くことになった。アイスティーを出してくれるというから、俺は言われた通り部屋で待っていた。
ずいぶん綺麗な部屋だと辺りを見回していると、可愛いイラストがかかれた哺乳瓶のようなものが見えた。
彼女持ちのアイツもアニメとか結構みてるんだな、なんて思ってパッケージをよく見ると、「おなつゆ」の文字が。
俺は一瞬、まさかと思った。
彼が部屋に戻ってきたとき、少しだけ俺は誇らしく思った。
長過ぎて絶望しました オチは悪くなかったが
AI定期っておもったけど、 AIだったらこんな読みにくい文構造にしないわな
ちなみに長文なのはすまん。こっちも鬱憤が溜まってるんや。 MANKO