Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録
< anond:20250219005852 |東京の大学生は小作人... >

2025-02-19

男性女性の知能と脳の性差について」のおかしいと思ったところ

https://note.com/beatangel/n/nf3cc050ac5ba

男性の脳の総容積は平均して体格差考慮しても男性の方が大きく、1般的に女性より大きいことは以前から

知られていた…が、これまでの研究はいずれもサンプル数がはるかに少なく「言うても性差より個人差じゃないの?」

言い逃れ出来るレベルだったのであるしかし5000人のサンプルサイズとなるとそうはいかない。

一般においてもwikipediaに脳の容積に性差がある記述があるぐらいには既知なので

学問世界否定する人はおらんのでは?タブーでもなんでもないと思う、高卒だしアカデミアの世界は知らんけど

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S014976341500250X?ref=quillette.com

因みに研究分析によれば脳の総容積の違いはIQ分散(違いを説明する為の因子としてどの重要か)の約16%を占めるそうである

ソースとしている論文ハイライトにはBrain sizeis not a necessary cause forhumanIQ differencesとあり

技術進歩により脳の大きさとIQの相関が今まで言われていたよりずっと小さいことが分かったと書いてある

また、この論文最後に「However, invoking the literatureoncross-species comparisons and primate cognitiveevolution to argue for brain sizeas anisomorphicproxy forhumanintelligence differencesis not warranted. Suchassumptions are」と釘を刺しているが

なぜ釘を刺さないといけないのかということを彼自身証明してしまっている…

2015年に504人の調査では子供において負の相関関係(皮質が薄いほど認知能力がある)が確認された。

https://academic.oup.com/cercor/article-abstract/25/6/1608/301081?redirectedFrom=fulltext&login=false

このような事実は何故物議を醸すのか?

女の脳は男よりも厚い、しかし、薄いほど認知能力がある、よって女は男より認知能力が劣ると言いたいようだが

これまた論文を見てみると印象が大分違って結論

These findings suggest thatintelligencemay bemore related to themagnitude and timing of changes in brainstructure during development than to brainstructureperse, and that thecortexis never completed but shows continuingintelligence-dependent development.

単純に薄いほどIQが高いという話ではなくどのタイミングで薄くなるかということが重要な様

In themore intelligent young adults, this relationship reverses so thatby theage of 42 a thickercortexisassociated with higherintelligence

ともあり厚い方がIQが高いという状況もあるようである

https://note.com/beatangel/n/nd0232cdd3c61

女性発達障害について2昔前は「発達障害男性的な特徴の過剰化が原因であり、従って女性にはあまり存在しない(極端な男性脳)」と言われてきた。

しかし、発達障害概念の広がりに伴って女性当事者が増え始め、また脳の状態スキャンするとそこまで男女比がないことなどが明らかになり、

1昔前は「女性当事者ソーシャルスキルに優れているので発達障害症状を誤魔化せてしまい、周囲から気付かれにくい」と言われてきた。

しか定量的比較した結果、ソーシャルスキル性差がないことが判明し、

今(2021年)では「女性ジェンダーバイアスによりコミュ障でも男性より好意的に見られやすく、また良いも悪いも女性社会の強烈な同調圧力により逸脱を抑え込まれてる」説が唱えられている。

彼は以前の記事でこのように書いている、ASDおよびADHDの男女比に大きな偏りがあるがそれは脳の性差ではないと

しかし、彼が一番最初に示した論文は違うことを言っている、脳の容積以外にも様々なデータをとり脳に性差があることを示し

それらが一部の精神疾患における男女の偏りの原因を解明する一歩になるのではないかと、論文中でも以下が言及されている

Why Are AutismSpectrum ConditionsMore Prevalent in Males?

https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.1001081

もちろん、認知症のように女が男より多い疾患もありそれらにも言及されているし

脳の性差がこれらと関連していると決定づけているわけではない

彼の良い所はソースを示してくれること、実際、興味深いものが多いが

記事の信ぴょう性は薄いというのが個人的な感想、どうもチェリーピッキングしてるっぽいか自分論文読めばいいと思う

アンチフェミニズムを拗らせた結果、憎んでいる相手と同じになっていないか

一番古い5年前のnoteを読んでみたがこの時の彼は好印象だった

偉そうにここまで書いたけど頭は良くないし論文の一本も書いたことないので間違っていたら教えて

Permalink |記事への反応(3) | 00:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

記事への反応 -
  • 俺も論文はコミュニティー論で卒論書いたくらいだけど チェリーピッキングも酷いしそもそも書いてないことを自分の思い込みで勝手に解釈してるし 卒論も通らないレベル ちなみにフ...

  • あー 有料に誘導なんだ わざとバカ煽って金稼いでるのか 金にめざといバカなのか

  • めちゃくちゃ同意。彼の引用してくる論文自体は興味深いんだけど、(一応博士号持ちの身からみて)論文の解釈自体が?と思うものが多い。彼の記事を読むのはいいんだけど、引用さ...

記事への反応(ブックマークコメント)

全てのコメントを見る

人気エントリ

注目エントリ

ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp