いつかとんでもない現実に気が付いて自分の体験していたことが全部自分の誇大妄想だったと気付く時が来るのかもしれないなぁと思いながら生きている。
統合失調症がそういう症状であるかどうかはさておき、自分の人生にやることが多い割に何か大きなものを見逃しているような気がしてならないよなぁっていつも思っている。
例えば自分の家族のこととか、成人してからもしかしたら自分には家庭があってその家族のことを無視しながら生きてるのかもしれない、と思うことはある。
勿論、そんなのはいない。成人してからしばらくは童貞だったし、セックスも妄想で考えている程良いものではなかったから。
ただ、何かを罷り間違って「ふーん、子持ち?いいよ、一緒に暮らそう」とか言って一緒に暮らしている可能性だってある。
勿論、そんなことはない。俺の家から擦り減る何かはない。今日見た散らかった部屋も、俺が昨日散らかしたままの部屋だから。
もしかしたら自分の両親は早い段階で死んでいて、今親だと勘違いしてる人は単に優しいだけの人だったかも、なんてのもある。
口癖は「お前は俺の子だからな」の親父がいるけれども、そんな親に振り回されながら生きているのだからそういう勘違いを起こしてしまうところはある。
そうだったらむしろ早めに醒めて欲しい夢ではある。もう付き合ってらんないので。
それでも自分がとんでもない借金を背負った時に「しかたねえな」と言ってくれた人だから全然ついていけてるのだろう。だから親だという視点よりもクソのようでも道筋を作ってくれた人だと思えば許せ…ないねェー(The KaratekidのBGM)
それでも人間は迷うもの、それでも人間は傲慢になるもの、そして人間は無茶苦茶しぶといもの。
今夜も「あーまだ続いてんのかこのフェーズは」と思いながら、この緩やかな地獄のような日常をなんとか人並みにすべく、頑張って生きているのでしょう。
そしていつかこれらの全てが僕の誇大妄想だったとしたら、判明したその日には僕はその場で拍手したいね。
一人ニューシネマパラダイスって感じだしな。
一人でしなくてもいい苦労を背負い込んで、一人で狂っちゃった奴が、やっと本当の意味で一人になれる日を楽しみにしたい。