彼氏に対してすぐ不安になってしまう性分なのだが、「彼氏に対して」というか、「自分に自信がないから対象が何であってもすぐ不安になる」が近いと思う。
今まであんまりいい恋愛をしてこなかったこともあり、基本的に異性から好かれている状況を未だに現実として受け入れられないでいる。
もともと私の家庭環境は最悪で、仲のいい両親を見たことがない。
母親は精神を病んでいるし、父親は完璧主義。怒鳴って罵り合う2人は私に対してだけはいつもニコニコ甘やかしてくれた。
その落差が怖かった。
完璧主義者の父からは時折「そんなんだからお前はダメなんだ」「根性なし」と言われて育ってきたので、
加えて、学生時代はいじめられていたのだが(と言っても小学生まで)、自分の特技を披露してからパタリといじめが止んだ経験から
「好かれるには何か対価がいるんだ。」という刷り込みができてしまった。
だから、「好きだ」と言われてもまず「なんで…?」という感情が先に来るし(これは相手にも失礼だから、反射で思ってしまうとはいえちゃんと自分の中で言葉通りに受け取る練習中)
「好きだ」と言われるたびに、確かに嬉しいんだけど
「私も何か返さなきゃ。何か対価を差し出さないと好かれるはずがない。好かれていいはずがない。」と不安になる。
そんなわけないだろ!好かれていいはずがないって勝手に私が私を縛ってるだけじゃん!
彼氏は(なんか知らんけど)私のことが好き、私も彼氏のことが大好き、だから一緒にいたくて付き合ってる!それだけ!
と事あるごとに自分に言い聞かせてきた。
でも、この前のデートで全部だめになった。
いくら自分に言い聞かせても、十数年かけて作り上げた私の価値観や歪んだ哲学はそう簡単には変わってくれなかったし
今まで「好き!」と言われたら「私も!」と返してニコニコしていたけど、本当は「対価」を渡したくてたまらなかった。
それは物をあげたり、ご飯を奢ったり、仕事できちんと成果を出してお金を稼いだりして、「そばに置いておいた方が自分も得をしそうだ」と思わせなければいけないと思っていた。
そんなわけないと冷静にしていても、どこかではそうしないと見放される気がしていた。
もちろんその謎の義務感や不安感だけで行動してきたわけじゃない。
彼氏宅に泊まる時はお世話になりますの気持ちや、日々の感謝の気持ちを込めて奢ったり物をあげたりした。
ただそういう行為の中に、自分の不安を解消する意図が少なからずあったことは認める。
デートに話を戻すと、その日は彼氏がちょっと体調を崩していて、でも今日のプランは全部遂行したがっていたし、私ももっと一緒にいたかったから1日歩き回った。
前半は彼氏の顔色がどんどん悪くなるので、本当に心配で「夕方になったら切り上げようか」と言ったけど拒否された。
食欲はあったので栄養のあるものを食べたら、後半は顔色も元に戻ったとはいえ、まだ本調子ではない感じだった。
案の定、当時の私の心の中は日々抱えている通常運転の不安に加えて彼氏の体調の心配もして、とにかく発狂していた。
「とりあえず「切り上げようか?」と声をかけたけど…断られた…てことは、私が本当は一緒にいたがってるの察して無理してくれてるのかな…。申し訳ないな…。
思えばいつも愛情表現も生活や仕事のモチベーションも与えてもらってばかりで、私が彼氏に何かしたことあったっけ?
ああ何もない…こんな何もない女と一緒にいて彼の人生は楽しいのだろうか…やっぱり何かしないと…でも何かって何だろう…」
(↑の問題点
・『私が本当は一緒にいたがってるの察して無理してくれてるのかな』
・『こんな何もない女と一緒にいて彼の人生は楽しいのだろうか』
→私といて彼の人生が楽しいかは彼が決めることなので考えても意味なし。
・なぜか彼氏の方も本当に私と一緒にいたくて無理をしている可能性を考えていない。)
とりあえずさりげなく荷物を持つとか、迷惑にならない程度に体調を気遣いまくることにした。
でも心配そうな表情が顔に出てたみたいで、彼氏はそれを見て無理して元気にふるまっていた。
私もそれを察して「ああ、心配させまいと元気にふるまってる…また気を遣わせてしまった」と落ち込む。
そして落ち込んでいるのが顔に出てしまう私を見て、彼氏のテンションがもっと高くなる。
途中で寄ったトイレの全身鏡に自分がうつったとき、「なんだ?この女」と絶句した。
元々容姿に人一倍死ぬほど自信がないが、その日はそこそこ気合入れた割に一段と酷かった(ように私は感じていた。)
多分心配そうな表情をして、心の中もどんより落ち込んでいたからだと思う。
冷静になった今思い返してマジレスすると、単に骨格に合わない服を着ていたのと靴のチョイスを間違えてたからなんだけど。
その日の晩、彼氏に電話して「今日は1日変な感じでごめん」と泣いた。
ていうかそもそも体調よくないのに、デート終わった晩にこうして電話まで付き合ってもらって…ほんまスマン!!!の申し訳なさでまた泣いた。
そしたら「こんな落ち込んでる増田初めて見た。意外。いつも結構たくましいから」と言われた。
元々精神的に安定している時は比較的冷静でどっしり構えているタイプだけど、それは【プラス面での本性】だ。
こういう「思考の歪みが治ってない不安になりがちなメンヘラ予備軍」は私の【マイナス面での本性】でもある。
彼氏にも「思考の歪みがあるし、過去の恋愛もよろしくないからな~。メンヘラではないけど、素質はあるよねw」と言われていて、まあ察されてはいる。
察されてはいるけど、実際メンヘラ予備軍みたいな状態を晒したのはその日が初めてだ。
実際、彼氏から「恋人だからってなにかを与える必要ないんだよ。相手が元気で喜んでるならそれでいいんだよ。」と言われた。
確かに、私も彼氏から何か有意義な物事が欲しいと思ったことなんてないし、勝手に生活や仕事のモチベはある程度もらってるけど、それは私が勝手に感じてることだし。
そしてその生活や仕事のモチベっていうのもあくまできっかけだけで、結局は自分が選択して自分の意思で自分のために毎日生活して仕事をしている。
彼氏に求めることといえば、毎日腹を空かせることなくうまいメシを食い元気に生きてたらそれでいいって感じだ。
いつもまともな思考の最後には「※ただし私は例外」がついてしまう。
わかってるのにその日は爆発してしまった。
そのあと通話を切ってひとしきり泣いて、友人にも励まされ、寿司を食い、3日で落ち込んだ気持ちからは立ち直った。
メンヘラ予備軍なだけで完全なメンヘラではないのは、まだ理性的でまともな思考も隣にちゃんとあるからだと思う。
週末会うけど、彼氏が爆泣きした私に冷めてないか、引いてないかだけが不安で、
もし万が一「思ってたのと違った」と別れを告げられた時用の心構えをメモに書いた。(ま~た不安になってる!!)
でも晒せてよかったと今は思っている。大事なことに気づけた。
今回のこういう本音とか、あとは不満とかって言わないと伝わらないので。
それに対して相手がどう思うかは言ってみないとわからないが、ちゃんとした恋人なら例え意見が違っても落とし所は探してくれると思うし。
私も何か打ち明けられて、たとえそれが自分の意に反することだったとしても、ちゃんと落とし所を模索するつもりだ。
だから、「好きだ」と言われてもまず「なんで…?」という感情が先に来る これ俺の彼女も言ってた 初デートの時に これは彼氏が好きを上手く言語化出来てないのが悪い なぜ好きか...
それ聞いたことあるよ。 「自分の望むレベルでの話ができる」とか「自分の興味ある場所についてきてくれる」とか「価値観が似てる」とか「お世話してくれる」って言われた。 「でも...
その2つ言われたら「だから私が好きなのか!」と腑に落ちるかもな…。(?) 実際に彼女もそうやって腑に落ちてくれたよ 本当は俺から彼女に東京03見せて理解できるか確認する社会性...
あなたが好きの対価は私も好きでいいんだよ、それが恋人ってもんだ。 恋人以外には成立しないんだぞ、この対価は。 君は彼の好きに対して唯一といって差し支えのない対価を払ってい...
ありがとう 私も増田に吐いて整理できて冷静になったので 幾分かは安心して彼氏に会いに行けると思う