ネットでは概ねテレビ叩きの様相になっていて、ネットを規制したい勢力にとってはネットの誹謗中傷が問題だったということになっているが、自分はこのどちらも的外れなものだと思っている。
リアルタイムで視聴して友人とも話していたが、問題となった回がそこまで叩かれるような内容だったとは思えないのだ。
激しい感情の露出はあったし、それで人を強く非難したのを「10:0で相手だけが悪い話じゃないだろ・・・」と自分も思って見ていた。が、その程度だった。
後にネットで誹謗中傷が大量に送られていたと聞いて、「え?誰に?他メンバーの〇〇?」と思ったくらい。
今、自分の観測範囲ではリアリティーショーの危うさを論い、テラスハウスという番組がEvilであったに違いないとするのが大多数の「リテラシーのある意見」のように見える。
本当にその着地でいいんだろうか?本当にその回見た?※1
問題の回を見て誹謗中傷するような輩は、リアリティーショーがなくなったってやるよ。絶対にやる。
「誹謗中傷を防ぐため」という旗振りでネットの監視や規制を進めたいという動きがあるらしい。
敏感な人は「誹謗中傷と批判を誰が判別するのか※2。それは表現規制に他ならない」と発信している。
だがネットの人達は自分たちの表現規制には敏感なくせ、テレビのそれにはあまり意識を払わないように見える。
「リアリティーショーは良識に鑑みて廃止しろ」も根っこは表現規制派の言ってることと同じだと思うのだ。
根本解決はネットの規制を強めることではなく、リアリティーショーをなくすことでもなく、そういったエラー=出てきた誹謗中傷に厳然と対処することなんじゃないか。
ネットかテレビどちらが悪かったのかという争いの先にはどっちに転んでも表現規制しか待ってない。
あまり纏まらないまま書いたので散らかってしまった。読みづらくてごめん。おわり。
※1蛇足になるがテラスハウスの制作サイドに足りなかったのは編集や演出への配慮ではなく、出演者のメンタルケアやSNSの誹謗中傷に対する法的措置だったと思う。