アイスリボン1413 in SKIPシティ
2025年4月13日(日)
11時30分開場/12時00分開始
観衆:101人
【オープニング】
大会前、現在欠場中の松下楓歩がリングに上がり、復帰に関して以下の通り語った。 「本日は皆さまにお知らせを伝えに(リングに)上がってまいりました。1年前に膝を怪我してから、あっという間の1年間で、やっとこのリングに帰ってこられる日が決まりました。(客席からの歓声を受けて)ありがとうございます。嬉しい…。(涙ぐみ、言葉に詰まる)…ありがとうございます。私が復帰する日は、5月6日の横浜リボンです。2月に(2月24日、横浜リボン=清水ひかりラストリボンで)限定復帰をさせていただいて、こうして本格復帰の日を発表できたことがすごく嬉しいです。ちょっとここからは遠いですけど、ぜひ来ていただけたら嬉しいです。」
また、入場式では珍しく杏ちゃむ&YappyのBad Buttsが代表挨拶。
セミファイナルでのPure-Jのタッグ王者チームとの一戦に向けて「他団体のチャンピオンに勝って、私たちが挑戦権を掴みたい。」との野望を語り、SKIP大会のスタートを宣言した。
◎エキシビションマッチ 3分間勝負
星いぶき(1-0)リコ
前日の道場マッチできらりを相手に初めての公開エキシビションマッチを行ったリコ。SKIP大会では道場マッチのリングより一回り大きいリングを初体感。ロックアップでスタートし、いぶきがロープに詰めるも、反転したリコがエルボー連打。
さらにコーナーに詰めてエルボーを打ち込んだリコは対角にいぶきを振っての串刺しエルボー。続けてドロップキック3連発も払い落としたいぶきが正面ドロップキック。カバーもカウント2。
エルボーを打つリコ。いぶきのチョップを2度かわしエルボー連打も、リコの息遣いが荒くなるといぶきがリコの両手を取ってノーガードにしてのダブルチョップ。
いぶきがカバーしてカウント3を奪った。一瞬、気を抜いたいぶきをリコが丸め込む。カウントは2。リコがオクラホマロールもカウント2。
リコがドロップキック3連発でカバーもカウント2。コーナー2段目に上がったリコをいぶきが抱え上げるもリコが後方エビ固めで切り返す。
カウント2でいぶきが反転。カウントは2。さらにリコ→いぶき→リコと丸め込みの応酬が続き、いずれもカウント2。いぶきがボディスラムを決めたところで3分時間切れとなった。
エキシ終わりでリングに上がった海乃が次回のリコのエキシビションマッチは4月26日の道場マッチで行うことを発表し、リコにとってはもう1人のコーチである松下楓歩がその対戦相手に選ばれた。楓歩にとっても復帰戦を目前にしてのリング上での戦いとなる。
◆第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
若菜きらり&叶ミク&○星いぶき(13分46秒 グッドいぶニング)網倉理奈&神姫楽ミサ&しのせ愛梨紗×
4月27日の蒲田大会で行われるリボンタッグ戦に向けて、きらミクとちあぷりが6人タッグでの前哨戦に臨んだ。開始と同時にちあぷりがきらミクをボディスラムで投げ、さらにコーナーに振るが、きらミクが串刺し攻撃をかわし、逆に串刺しドロップキックを同時に決める。神姫楽を場外に落とすと愛梨紗を2人でロープに振ってのダブルフライングクロスチョップ。
ミクがカニばさみで愛梨紗を倒しきらりが低空ドロップキック、フットスタンプ。代わったいぶきが愛梨紗をコーナーに投げての踏みつけ。
さらに愛梨紗をロープに振るも愛梨紗がカウンターのタックルを決める。代わった網倉がワープレス2連発でカバーもカウント2。
いぶきが逆水平チョップ。網倉もチョップで応戦。打ち合いからいぶきがチョップ連打で網倉の動きを止めるが、網倉がカウンターの蹴りからダブルチョップ。カバーもカウント2。起き上がったいぶきがダブルチョップでカバーもカウント2。代わったミクがドロップキックからクロスボディも網倉がキャッチ。ちあぷりと3人でワープレス。
網倉がカバーもカウント2。ミクがエルボー連打からドロップキック。
ミクが回転式ボディアタックでカバーもカウント2。ミクがバックを取るが腕のグリップを外した網倉がエビ固めから雷電ドロップでカバーもカウント2。代わった神姫楽が愛梨紗を呼び入れ、ダブルドロップキック。
猪ムーブからの連続串刺し攻撃、ダブルエルボードロップ。神姫楽とミクがエルボーの打ち合い。ミクが横入式エビ固めもカウント2。ミクがドロップキック。神姫楽がコーナーに振るもミクがコーナーに乗っての振り向きダイビングクロスボディでカバーもカウント2。代わったきらりがミクとのサンドイッチドロップキックを決め、さらにドロップキック4連発でカバーもカウント2。きらりがローリングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。きらりが旋回式スタナーを狙うが、こらえた神姫楽がワンハンドバックブリーカーで切り返し、さらにタックル。代わった愛梨紗がタックル4連発でカバーもカウント2。愛梨紗が逆エビ固め。脚力で逃れたきらりがドロップキックからエルボー連打。愛梨紗も打ち返す。
きらりが愛梨紗の髪を掴んで倒すも、すぐに起き上がった愛梨紗がきらりの髪を掴んで倒すと逆エビ固めから逆片エビ固め。
ロープに逃れたきらりに愛梨紗が飛び込みの低空クロスボディ。カバーもカウント2。きらりがスタナー、旋回式スタナー。
きらりがロープに飛んだところをいぶきがタッチ。気づかないきらりがドロップキックでカバーもいぶきがきらりをどけてカバー。カウントは2。いぶきが愛梨紗に串刺しボディアタック。コーナーでのチョップ連打。網倉が入り、いぶきを2人でロープに振るも、いぶきが2人まとめて正面ドロップキックで倒す。愛梨紗がタックルでカバーもカウント2。愛梨紗が逆エビ固め。神姫楽が入り、ミサロックで合体。
きらミクがカット。ちあぷりがいぶきをダブルブレーンバスター。網倉がサマーソルトドロップ。
愛梨紗がフットスタンプでカバーもカウント2。きらミクが入り、愛梨紗にダブルドロップキック、ダブル外掛け。
いぶきが愛梨紗にダブルチョップでカバーもカウント2。愛梨紗がフィッシャーマンズクラッシャーでカバーもカウント2。愛梨紗がファイヤーマンズキャリーも逃れたいぶきが丸め込みもカウント2。いぶきがグッドいぶニングでカウント3を奪取。
勝ったものの、いぶきが獲ったことに不満げな態度をみせたきらミクだが、最後はちあぷりにタッグベルトを掲げて挑発し、一歩踏み出すきらミクポーズで決めた。
◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
○トトロさつき(6分28秒 ギブアップ)緋彩ませ×
※ボストンバッグ
前日のYappyとのシングル戦に続き、Yappyよりもさらに巨大なトトロに挑んだませ。ウエイトだけでも68kg差。さらに身長、体の厚みなど、2人が向かい合うと、その大きさの違いに驚かされる。試合はロックアップでスタート。ロープにトトロが詰めてブレイク。再度、ロックアップもませがバックに回る。しかし、両手がトトロのウエストに回りきらない。ませは股くぐりからローキックを決め、ロープに飛んでのクロスボディもトトロがキャッチしてロープ際に寝かせる。物置攻撃を狙うトトロにセコンドのいぶきとhotシュシュのスーパーバイザーの田村様が猛抗議。
トトロが乗っかろうとした瞬間、田村様がませを手前に逃す。さらに田村様がトトロの足を持ち、ませがロープを使ってのアームブリーカーを仕掛ける。
リングに戻ったませはフットスタンプ3連発でカバーもカウント2。ませがクロスボディもキャッチしたトトロがボディスラムでカバーもカウント2。ませがロープに飛んで膝へのドロップキック、ヘデックでカバーもカウント2。
ませが大車輪でカバーもカウント2。コーナーに上がったませだが、トトロが捕まえファイヤーマンズキャリー。ませが後方回転エビ固めを狙うが仁王立ちのトトロがそのまま押しつぶしてカバーもカウント2。トトロがボディプレスでカバーもカウント2。
トトロがファイヤーマンズキャリー。逃れようとするませを背中越しにトトロが捕まえ、ボストンバックに決める。強烈に絞め上げ、ませからギブアップを奪った。
◆第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
勝愛実&×キク(14分7秒 エビ固め)柳川澄樺○&YuuRI
※ランニング・ダブルニーアタック
勝とhotシュシュのキクがママさんタッグを結成。前日の道場マッチで仲間割れした柳川と前日も対戦したYuuRIの勝に締めさせない同盟と対戦した。試合は勝vs柳川でスタート。いきなり掴み合いからアームホイップの掛け合い。さらにキクが入り、勝とのダブルフロントキック、ダブルフェイスクラッシャー。勝が柳川を吊り天井。前方に落として腰にダブルチョップ。代わったキクがボディスラムを狙うが、こらえた柳川がボディスラムからサーフボード、ダブルニードロップでカバーもカウント2。代わったYuuRIがボディスラムからストレッチプラム、キャメルクラッチ。柳川がロープを走っての低空ドロップキックを決める。YuuRIがカバーもカウント2。
YuuRIがサッカーキック、PKでカバーもカウント2。YuuRIがスリーパーホールド。コーナーに詰めて逃れたキクがローキック。入ってきた柳川とYuuRIに2人まとめてドロップキック。代わった勝がボディアタックでカバーもカウント2。バックの取り合いからYuuRIが胴締めスリーパーでテイクダウン。
さらに胴締めドラゴンスリーパーへ。ロープに逃れた勝にYuuRIがバズソーキック2連打からトラースキックでカバーもカウント2。
YuuRIがミサイルキックでカバーもカウント2。バックに回ったYuuRIを勝がスタナー、投げ捨てジャーマン。代わった柳川がスピンキック、ロープ際での顔面ウォッシュ連打でカバーもカウント2。2人がコーナーへの振り合いをしながらコーナーに詰まってしまう。YuuRIが入り、勝にランニングネックブリーカードロップ。柳川がレッグロールクラッチでホールドもカウント2。勝が膝蹴り連打からDDTでカバーもカウント2。勝がロープに柳川を打ちつけてのダブルアームフェイスバスター。
続けてダブルアームフェイスバスター、フットスタンプ、ボディへのダブルチョップでカバーもカウント2でYuuRIがカット。代わったキクがフロントキックからニーを決め丸め込むもカウントは2。キクがランニングニーアタックでカバーもカウント2。
柳川がバックスピンキック、サーフボードからの変形サーフボードも勝がカット。
柳川が勝にコルバタ。柳川とYuuRIがキクにダブルトーキック、YuuRIが延髄ハイキック、柳川がバッククラッカーでカバーもカウント2。キクがネックブリーカードロップ。勝がアシストに入ってのトラースキックを決め、キクがレッグドロップでカバーもカウント2。
キクが駆け上がり式の膝蹴りでカバーもカウント2。柳川がバックスピンキック、フィッシャーマンズ・スープレックス、バックスピンキックでカバーもカウント2。
柳川がランニングダブルニーアタックでカウント3を奪った。
◆第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
×杏ちゃむ&Yappy(13分47秒 ユニバーサルジャーマンスープレックスホールド)AKARI&久令愛○
3月29日の後楽園ホール大会以来のタッグ結成となった杏ちゃむ&YappyのBad ButtsがPure-Jのタッグ王者チームであるCREAKARIと対戦した。試合はYappyvs久令愛でスタート。
タックルの打ち合いはYappyが打ち勝つ。杏ちゃむとAKARIに交代。AKARIが首投げから丸め込みもカウント2。AKARIがドロップキック、杏ちゃむがコルバタ。アシストに入ったYappyがロープに飛ぶもAKARIが飛び込みニー。AKARIがロープに飛ぶが場外から杏ちゃむが足を引っ張り、場外に落とす。両チームが場外戦。CREAKARIが場外でBad Buttsを同士討ちにし、リングに。Bad ButtsがAKARIを捉えてエプロンでの交互ヒップアタックからサンドイッチヒップアタック。
杏ちゃむがカバーもカウント2。AKARIが串差しエルボー、串刺しニー、ミサイルキックでカバーもカウント2。AKARIがアルゼンチンバックブリーカー。
YappyがカットもCREAKARIが2人でYappyをロープに振る。Yappyが2人まとめてクロスボディ。まさかの杏ちゃむがYappyをおぶってのダブルプレス。
さらにYappyが杏ちゃむをCREAKARIにボディプレス。杏ちゃむがカバーもカウント2。代わったYappyが串刺しヒップアタック、串刺しラリアット、ドラゴンスリーパーからのファイナルカッターでカバーもカウント2。Yappyが串刺し攻撃を狙うが、かわしたAKARIがYappyをコーナートップに寝かせてのジャンピングキック。さらにAKARIがロープの間に寝転がってYappyの顔面を踏みつける。
AKARIの619をかわしたYappyがヒップアタックでカバーもカウント2。AKARIがカウンターのラリアット、ダブルアームサルトでカバーもカウント2。代わった久令愛がビックブーツでカバーもカウント2。CREAKARIがダブルフロントキック、AKARIがスライディングラリアット。
久令愛が飛び込みビックブーツでカバーもカウント2。Yappyが久令愛をロープに詰めての開脚ヒップアタック、旋回式ボディプレスでカバーもカウント2。代わった杏ちゃむがダイビングボディアタック。
コルバタで丸め込みもカウント2。杏ちゃむが低空ドロップキックでカバーもカウント2。Bad Buttsがダブルの串刺しヒップアタック、杏ちゃむが串刺しダブルニー、Yappyが串刺し開脚ヒップアタック。杏ちゃむがカバーもカウント2。AKARIが619でアシスト、CREAKARIが合体フェイスクラッシャー。
久令愛が杏ちゃむをカバーもカウント2。久令愛が足首固め。Yappyがカット。
杏ちゃむと久令愛がエルボーの打ち合い。久令愛がバックフリップ、杏ちゃむがフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。Yappyが久令愛をゴリースペシャルに決め杏ちゃむがフェイスクラッシャーの合体攻撃。杏ちゃむがカバーもカウント2。久令愛がビックブーツでカバーもカウント2。AKARIがエルボードロップ、久令愛が旋回式ダイビングボディプレスでカバーもカウント2。
Yappyがプレートを持ってアシストに入るも杏ちゃむに誤爆。ダメージの残る杏ちゃむを久令愛がユニバーサル・ジャーマン・スープレックスでホールドしカウント3を奪った。
◆第5試合 Fantast ICE選手権試合 30分1本勝負
[王者]○藤田あかね(16分39秒 片エビ固め)入江茂弘×[挑戦者]
※ビーストボンバーからのフォールを切り返して丸め込む
※第3代王者が2度目の防衛に成功
※開始から10分経過で2フォールカウントルールに。更に15分経過で1カウントフォールルールに変わり、20分で決着がつかなければ王座防衛となる特殊ルール3月16日の板橋大会でタッグを結成したあかねと入江だが、同士討ちが仇となりBad Buttsに敗退を喫した。試合後、あかねが入江にシングルマッチを要求。ベルトコレクターの入江はあかねの持つFantastICE王座を懸けることを条件にこのシングル戦を了承した。当日発表となったルールは開始10分までを通常ルールとし、10分経過で2カウントフォールマッチ、15分経過で1カウントフォールマッチ、そして20分経過時点で勝負がつかない場合はあかねの防衛になるというもの。試合はロックアップでスタート。入江がロープに詰めブレイク。再度、ロックアップからあかねがヘッドロックも入江が獲り返す。あかねがロープに振るも入江がカウンターのタックルで吹っ飛ばす。あかねがヘッドロック。入江がロープに振る。タックルの打ち合い。3度目で入江が倒しセントーンもあかねがかわす。あかねが串刺しタックルからエルボードロップ2連発でカバーもカウント2。あかねが上体を起こした入江の首にエルボー連打、さらに顔面へのストンピング。あかねがファイヤーマンズキャリーを狙うが、入江が逃れてファイヤーマンズキャリー。あかねがエプロンに逃れる。入江の飛び込みをあかねがロープを下に引っ張って場外に落とす。場外戦へ。あかねがパイプ椅子で背中を一撃。
リングに戻った入江がトペスイシーダを狙うもあかねが椅子を叩きつけて阻止。さらに場外にまた入江を落とし椅子を叩きつけたあかねは椅子の上へのボディスラムを狙う。こらえた入江があかねに椅子を投げつけ、さらに両者が椅子を持ってのぶつかり合い。
あかねが椅子を重ねた上にブレーンバスターを狙うが、こらえた入江があかねを椅子の上にボディスラム。リング上にあかねを戻した入江。あかねをロープ際にボディスラム。入江がロープの反動をつけてのキャリスプラッシュ。
カバーもカウント2。入江がタズミッションで絞め上げてカバーもカウント2。入江が垂直落下式ブレーンバスターでカバーもカウント2。
必死に起き上がったあかねがエルボー連打。あかねが水車落とし、ショルダーアタック。
カウンターで決めてカバーもカウント2。あかねが変形キャメルクラッチ、PONジュース。
入江が起き上がってコーナーに叩きつける。あかねがコーナー2段目からフライングショルダーアタックでカバーもカウント2。何度もカバーに入るあかね。いずれもカウントは2。ここで10分経過。あかねが十字固めもカウント1。入江がかんぬきからのヘッドバット。
振り子式サイドバスターでカバーもカウント1。入江がデスバレーボムでカバーもカウント1。あかねがバックフリップからカバーもカウント1。
入江がスピアーからカバーもカウント1。入江がキャノンボールでカバーもカウント1。
15分が経過。エルボーの打ち合いからあかねをコーナーに詰めた入江が垂直落下式パイルドライバー。カバーもノーカウント。
入江が雪崩式カミカゼでカバーもノーカウント。必死に起き上がったあかねが飛び込みタックルから両腕を取ってのヘッドバット。あかねがみかんでポン。カバーも入江が切り返してカバー。ノーカウント。入江の足に捕まって起き上がったあかねがエルボー連打。
入江が強烈なエルボーを叩き込む。入江がビーストボンバー。
あかねがフラッと起き上がったところにロープを走ってのビーストボンバー。入江がカバーもすぐにあかねが反転。カウント1を奪取し、あかねが逆転フォール勝ちでタイトル2度目の防衛を果たした。
試合後、マイクを手にしたあかねは「勝った?勝ったよね?ごめんなさい、正々堂々、自分に有利なルールにはしないって言ったけど、あまりに分が悪かったので、20分耐えきればっていうルールにしたけど、普通に、普通にじゃないな。でも勝っちゃいました。今、ここに藤田あかねがいるのは、アイスリボン、そしてプロミネンス、そして師匠である入江さん、あなたのおかげです。(※あかねの横でスクワットする入江)ありがとうございました。
でもまだまだ元気だと思いますよ。だから自分が引退するまでにちゃんとしたルールであなたから絶対に勝ってみせますので、それまでまたプロレスのこと、いろいろ教えてください。Fantastのベルトの価値があなたのおかげでものすごく上がったと思います。」と語り、マイクを渡された入江は「俺が来たぞ!勝負に勝った負けたは関係ない。入江茂弘が一番目立って、入江茂弘がベストなものをみせればいいんだ。ああ、でも7冠になれなかったのは悔しいな。でもあかねといっぱい試合して、ドイツとかいろんなところであかねの試合を見てきて、今日、プロレスで一番大事なあきらめない気持ち、その気持ちがみれて嬉しかったよ。ありがとう。」とあかねを評価。
握手回りの際もダメージからリング上で休んでいたあかねが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。
――無事、タイトル2度目の防衛を果たしました。
「無事…無事なのかどうかわからないですけど、なんとか防衛しました。疲れました。」
――かなり厳しい挑戦者でした。
「厳しいどころの話じゃないですよね。今まで何回かシングルやって、ハードコアでもやっているんですけど勝ったことがなくて、何なら勝てるかって思って、肉を切らせて骨を断つじゃないですけど、もうこっちももしかしたら獲られるかもしれない。けど、(フォールカウントが)1ならばなんとか獲れるかもしれないっていう気持ちで考えたルール。あとはさらに20分間粘ればどうにかなるって気持ちでやったんですけど、20分粘らずになんか勝っちゃいました。今まで、杏ちゃむ、そして入江茂弘、そんな急にハードルが上がったベルトになりましたけど、誰か挑戦してきてくれますかね。誰か来てくれると信じて。今日、みんなセコンドで見ていたじゃないですか。挑戦したいと思う人がいればいいなと思ってるんですが、名乗り出てくれないんで、こっちから指名するのもありなのかなって思ったり。」
――最後の切り返しは自然に体が動いた感じでしたか?
「ここしかないかなっていう。向こうも、何回もやって師匠って言っているだけあって、あの人のことは知り尽くしているので、あそこまで出しちゃったら、ちょっとは油断するんじゃないかなっていう気持ちもあったけど、勝手に体が動いたっていうのが。自分で最後、勝ったかどうかわかんなくて、ベルトがあったから、私、勝ったのかどっちなのかみたいだったんですけど、ここしかないかなってところだった気もします。最悪20分粘るつもりだったんですけど、粘らしてもくれない。あんだけ体がでかいと何やっても返されちゃうし。だから、良かったです(勝てて)。もうそれしか言えない。」
――師匠越えとまではいかない?
「いやあ、ないです。さすがにあれだけ試合後に元気に踊られたら、超えたっていう気はまったくないですね。ちゃんとハードコアなり普通のルールでしっかり3カウント獲らない限りは超えたことにはならないと思うので、これからも指導していただいて、自分のプロレスも高めていって、いつか師匠超えを果たしたいと思います。それまでの踏み台として、誰かこのベルトに挑戦してきてほしいです。」