見てごらんなさい。
聖徳太子は始めて
日本に仏法が
渡来したとき、
命かけてそれを
守ろうという
決意に立った。
そして
十七ヶ条の憲法を
制定し、
国家統一の基本原理と
しているでしょう。
十七ヶ条の第二条には
「篤く三宝を敬え。
三宝とは
仏・法・僧なり」
とある。まさに
政治の根底に
仏法を置き、
鎮護国家の
経典として、
法華経・勝鬘経・
維摩経を
定めたのです。
このように
仏法を根底とした
ゆえに、聖徳太子は
後世に輝く飛鳥時代を
築くことが
できたのです。
いいですか。
「万世一系の天皇」の
使命とは何か。
実に、
日蓮大聖人の仏法を
永遠に守護し奉る
ところにあるのです。
聖徳太子は
その重大使命が
よくわかっていた。
しかるに明治政府は
「万世一系の天皇」の
深意を知らず、
またこの国に、
釈迦仏より勝れた
大事な本源の、
久遠元初の御本仏・
日蓮大聖人が
出現し給うたことをも
無視して、
神を本としたゆえに、
その後の日本は、
明治・大正・昭和の
わずか三代70数年で
敗戦の憂き目を
見たのです。
そしてこの敗戦国に
押し付けられたのが、
米国に依存しなければ
存立し得ぬことを
定めた「日本国憲法」
だったのです。
その実態は、さらに
第九条を見れば
明らかです。
第九条には
「戦争放棄」が
次のごとく
定められている。
「①日本国民は……
国権の発動たる
戦争と、
武力による威嚇又は
武力の行使は、
国際紛争を解決する
手段としては、
永久にこれを
放棄する。
②前項の目的を
達するため、陸・海・
空軍その他の戦力は、
これを保持しない。
国の交戦権は、
これを認めない」と。
この第九条は、前文の
「日本国民は……
平和を愛する諸国民の
公正と信義に
信頼して、われらの
安全と生存を保持
しようと決意した」
との文言を承けての
条文です。
だがこれでは、
国家の存立は
不可能ではないか。
そうでしょ。
日本が戦争を放棄する
のは勝手だが、
もし他国が日本を
侵略して来たら、
どのようにして
国を守るのか。
このとき侵略者に対し
「わが国は戦争を
永久に放棄した。
したがって一切の
戦力は保持しない。
国の交戦権は認めない
ことになっている」
などと言うつもり
なのか。これで
国が守れるか。
まさに
無責任きわまる
憲法なのです。
ここに、
アメリカに
依存しなければ
存立し得ぬ
日本の実態が如実に
現われているのです。
このような憲法を
77年間 一字一句も
修正せずに来た暢気な
国が日本なのです。
なぜそのような暢気が
通用したのか。
これアメリカの
庇護を頼みとしている
からです。ゆえに
自ら国を憂える心を
日本は完全に失って
しまった。
これを「属国」と
いうのです。
だが、いまや
世界の情勢は
大きく変化してきた。
第二次大戦後、
アメリカは経済・軍事
において文字どおり
「世界の一強」で
あったが、その力が
いまや衰えてきた。
一方、アメリカと
対抗している
軍事独裁国家の中国・
ロシア・北朝鮮は、
すでに
核の超大国であり、
その軍事力は月々日々
に増大しつつある。
この三国はアメリカ
中心の現在の
世界秩序を覆し、
世界の覇権を
奪わんとしている。
かくて
「前代未聞の大闘諍」
と日本への
「他国来難」が、
いよいよ迫りつつ
あるのであります。
その根本原因は、
まさしく
仏法違背にある。
御在世の日本を
見てごらんなさい。
一切衆生を仏に
成さんとする
大慈大悲の
日蓮大聖人に
対し奉り、
当時の日本は
流罪・死罪を以て
迫害した。
諸天はこれを許さず、
隣国をして
日本を責めしめた。
これが
大蒙古の責めで
あった。
それより七百年――。
日本の人々は未だに
日蓮大聖人に
背き続けている。
就中、正系門家が
天魔その身に入る
池田大作に
たぶらかされ、
唯一の御遺命たる
国立戒壇を否定して
偽戒壇・
正本堂を建て、
そのうえ池田大作は
戒壇の大御本尊をも
六百万学会員に
捨てさせ奉った。
諸天いかで怒りを
為さざらんや――。
ここに
「前代未聞の大闘諍」
「他国来難」が刻々と
日本に迫りつつ
あるのです。
この人類絶滅の
大戦乱から、
日本を、世界を、
お救い下さるのは、
大慈大悲と絶大威徳
まします日蓮大聖人
ただ御一人で
あられる。
これを知る我ら
門下の弟子一同は、
ただ
随力弘通に徹して、
日蓮大聖人の大恩徳を
早く全日本人に
教えなければ
いけない。
早く、日蓮大聖人様の
唯一の御遺命たる
国立戒壇建立を
実現しなければ
いけない。
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